JPH0536051A - 磁気ヘツドの製造方法 - Google Patents

磁気ヘツドの製造方法

Info

Publication number
JPH0536051A
JPH0536051A JP21433691A JP21433691A JPH0536051A JP H0536051 A JPH0536051 A JP H0536051A JP 21433691 A JP21433691 A JP 21433691A JP 21433691 A JP21433691 A JP 21433691A JP H0536051 A JPH0536051 A JP H0536051A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic head
magnetic
photoresist
gap
base material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21433691A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Takenouchi
一憲 竹之内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP21433691A priority Critical patent/JPH0536051A/ja
Publication of JPH0536051A publication Critical patent/JPH0536051A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 狭トラックの磁気ヘッドが容易にかつ安価に
製造できる磁気ヘッドの製造方法を提供する。 【構成】 スライダー基板20と、それと対向する対向
基板21と、両基板20,21の間に配置されかつ両基
板20,21を一体化するためのギャップ部7とを備え
た磁気ヘッド母材25を用意する。そして、この磁気ヘ
ッド母材25を所定の磁気ヘッド形状に加工する。次
に、磁気ヘッド母材25のギャップ部7表面にフォトレ
ジスト26を均一に塗布し、さらにそのフォトレジスト
26をスリット27aを有するマスキング材27により
被覆する。この状態でフォトレジスト26を感光させる
と、フォトレジスト26はスリット27aから露出する
部分のみが硬化する。硬化しなかったフォトレジストを
除去してギャップ部7をエッチングし、フォトレジスト
の被膜を除去すると、ギャップ部7にトラック帯が形成
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハードディスク装置に
用いる磁気ヘッドの製造方法、特に、ギャップ部を備え
た磁気ヘッドの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】ハードディスク等の磁気ディ
スク用の一般的な磁気ヘッドとして、モノリシック型ヘ
ッドやコンポジット型ヘッドが知られている。モノリシ
ック型ヘッドは、スライダー本体と電磁変換素子である
コア部とが一体化したものである。一方、コンポジット
型ヘッドは、チタン酸カルシウム等の高硬度セラミック
ス製のスライダーにスリットを設け、そのスリットに磁
性材料からなるヘッドコアをガラスモールドしたもので
ある。
【0003】前記磁気ヘッドは、製造が比較的容易であ
るが、小型化が困難である。特に、電磁変換素子である
フェライトコアを小型化して狭トラック化を図るのが困
難である。
【0004】そこで、小型でありかつ狭トラック化を実
現した磁気ヘッドとして薄膜ヘッドが提供されている。
薄膜ヘッドは、たとえばAl2 3 とTiCとの混合材
からなるスライダー本体に薄膜製造技術やリソグラフィ
ーによりパーマロイ材料からなるコア部を配置したもの
である。ところが、薄膜ヘッドは、電磁変換素子である
コア部の形成工程が複雑であり、また大規模な設備を必
要とするため高価である。
【0005】本発明の目的は、狭トラックの磁気ヘッド
が容易かつ安価に製造できる磁気ヘッドの製造方法を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る磁気ヘッド
の製造方法は、次の工程を含んでいる。 ◎第1の部材と第2の部材とをその間にギャップ部材を
介して接合した磁気ヘッド母材を用意する工程。 ◎磁気ヘッド母材を磁気ヘッド形状に加工する工程。 ◎リソグラフィーによりギャップ部材からなるギャップ
部にトラック帯を形成する工程。
【0007】
【作用】本発明に係る磁気ヘッドの製造方法では、ギャ
ップ部のトラック帯を微細加工技術であるリソグラフィ
ーにより形成しているため、狭トラックでありかつ小型
な磁気ヘッドが容易に製造できる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の一実施例により製造された
浮動型の磁気ヘッド1の斜視図である。図において、磁
気ヘッド1は、スライダー部材2と、1対の電磁変換素
子部3a,3bとから主に構成されている。
【0009】スライダー部材2は、直方体状の部材であ
り、たとえばチタン酸カルシウム(CaTiO3 )等の
非磁性体から構成されている。スライダー部材2の図上
面には、幅方向の両端部近傍に、それぞれ長手方向に延
びる浮上レール4a,4bが形成されている。浮上レー
ル4a,4bは、スライダー部材2と一体に形成されて
おり、図の上面が鏡面加工されている。また、スライダ
ー部材2の図上面には、浮上レール4a,4b間に空気
流通溝5が形成されている。この空気流通溝5では、図
の上側端部が空気流入端5aであり、図の下側端部が空
気流出端5bである。
【0010】1対の電磁変換素子部3a,3bは、浮上
レール4a,4bの空気流出端5b側端部にそれぞれ配
置されている。電磁変換素子部3aは、図2に示すよう
に、浮上レール4aと対向する対向部材6と、浮上レー
ル4aの先端部と対向部材6とを接合するためのギャッ
プ部7とから主に構成されている。対向部材6は、縦断
面形状がC字状の磁性部材であり、たとえばフェライト
製である。対向部材6は、ギャップ部7側に開口6aを
有しており、その開口6aの図上部には切欠き部6bが
掲載されている(図3参照)。
【0011】ギャップ部7は、図3に示すように、浮上
レール4aが形成されたスライダー部材2の端面全体に
配置された磁性薄膜層8と、対向部材6の開口6a側端
面に配置された磁性薄膜層9と、両磁性薄膜層8,9を
結合するための主ギャップ部材10とから主に構成され
ている。磁性薄膜層8,9は、高飽和磁束密度磁性膜で
あり、たとえばセンダスト製である。主ギャップ部材1
0は、たとえば二酸化ケイ素と低融点ガラス層(たとえ
ば鉛ガラス層)との積層体である。なお、ギャップ部7
は、図の上部が磁気媒体と対向するフロントギャップ7
aであり、図の下部がバックギャップ7bである。フロ
ントギャップ7aにおいて、対向部材6の切欠き部6b
には、鉛ガラス11が充填されている。この鉛ガラス1
1により対向部材6とスライダー部材2側との結合強度
が高められている。
【0012】フロントギャップ7aは、図2及び図3に
示すように、外周側面が浮上レール4a及び対向部材6
の表面から凹んでおり、外周側端面の中央にトラック帯
12を有している。トラック帯12の上端面は、浮上レ
ール4a及び対向部材6の上面と略一致している。な
お、トラック帯12の幅W(図2)は、磁気媒体のトラ
ック幅と略同じに設定されている。
【0013】他方の電磁変換素子部3bは、上述の電磁
変換素子部3aと同様に構成されている。ただし、電磁
変換素子部3bの形状は、電磁変換素子部3aと対称に
形成されている。
【0014】なお、図1に示す磁気ヘッド1の各部の寸
法は、たとえば次の通りである。 a:2.2mm b:0.5mm c:2.8mm d:0.4mm この場合、ギャップ部7では、磁性薄膜層8,9の厚み
を2.5μmに、また主ギャップ部材10の厚みを0.
4μm(二酸化ケイ素層が0.3μm、鉛ガラス層が
0.1μm)に、さらにトラック帯12の幅Wを10μ
mにそれぞれ設定したものである。
【0015】次に、図4から図10を参照して、前記磁
気ヘッド1の製造方法(本発明の一実施例)について説
明する。まず、図4及び図5にそれぞれ示すように、ス
ライダー部材2用のスライダー基板20(第1の部材の
一例)及び対向部材6用の対向基板21(第2の部材の
一例)を用意する。スライダー基板20は、CaTiO
3 製の直方体状の基板である。一方、対向基板21は、
フェライト製の基板であり、スライダー基板20と厚み
が同じに設定されている。また、対向基板21は、図の
手前側の側面に溝22を有している。溝22の開口部に
は、対向部材6の切欠き部6bに相当する切欠き部22
aが形成されている。
【0016】次に、図6に示すように、スライダー基板
20の一側面に、センダスト製の磁性薄膜層と二酸化ケ
イ素層と鉛ガラス層とからなる積層体23を配置する。
また、図7に示すように、対向基板21の溝22を有す
る側面に磁性薄膜層と二酸化ケイ素層と鉛ガラス層とか
らなる積層体24を配置する。磁性薄膜層、鉛ガラス層
及び二酸化ケイ素層は、たとえばスパッタリング法によ
り形成できる。なお、理解の便のため、図では積層体2
3,24の厚みを強調している。
【0017】次に、図8に示すように、スライダー基板
20の積層体23面と対向基板21の積層体24側面と
を対向させ、両基板20,21を一体化する。ここで
は、両基板20,21を合わせて鉛ガラスの溶融温度以
上に加熱する。この加熱により溶融した鉛ガラス層によ
り、積層体23が対向基板21側の積層体24に接着
し、ギャップ部7が形成される。これにより、スライダ
ー基板20と対向基板21とが一体化した磁気ヘッド母
材25が得られる。
【0018】次に、得られた磁気ヘッド母材25を図1
に示す磁気ヘッド1の形状に加工する。ここでは、磁気
ヘッド母材25は、機械加工により所望の形状に加工で
きる。
【0019】次に、加工された磁気ヘッド母材25にお
いて、電磁変換素子部3a,3bに相当する部位のギャ
ップ部7にトラック帯12を形成する。ここでは、図9
に斜線で示すように、ギャップ部7のフロントギャップ
7aの表面全体にフォトレジスト26を塗布する。な
お、フォトレジスト26としては、耐エッチング性の良
好な材料、たとえば、Si02 、SiO2 とホウ素、S
iO2 とヒ素等を主成分としたものが用いられる。ただ
し、前記例示は本発明を限定するものではない。次に、
図に一点鎖線で示すようにフロントギャップ7aの中央
部を帯状に露出させるスリット27aを有するマスキン
グ材27によりフォトレジスト26の全体を被覆してか
らフォトレジスト26を感光させる。そして、マスキン
グ材27によりマスクされて感光しなかったフォトレジ
スト26を除去すると、図10に示すように、フロント
ギャップ7aに帯状のフォトレジスト被膜28が配置さ
れる。
【0020】次に、フォトレジスト被膜28が配置され
たフロントギャップ7aをエッチングする。これによ
り、フロントギャップ7aは、図10の斜線で示す領域
が均等にエッチングされ、磁気ヘッド母材25表面から
窪む。なお、エッチング方法としては、沸酸や塩酸によ
るウエットエッチング、電子ビームによるドライエッチ
ングが例示できる。
【0021】次に、フォトレジスト被膜28を除去す
る。これにより、所望の幅Wのトラック帯12(図2)
が形成された磁気ヘッド1が得られる。
【0022】前記実施例では、マスキング材27に設け
たスリット部27aの幅w(図9)を種々に設定する
と、所望の幅wのトラック帯12が容易に形成できる。
【0023】本実施例により製造された磁気ヘッド1
は、浮上レール4a,4bが磁気媒体と対向するよう、
図1の裏面側にディスクドライブから延びる支持アーム
(図示せず)の先端が装着され、さらに対向部材6にコ
イルが巻着される。この磁気ヘッド1は、磁気媒体が回
転すると、空気流通溝5の空気流入端5a側から空気流
出端5b側に向けて空気が流れ、その動圧により磁気媒
体上に浮上する。ここで、磁気ヘッド1は、1対の電磁
変換素子部3a,3bを有しているため、磁気ディスク
の最外周から中心にかけて効率良く情報の書き込み及び
読み出し動作を行える。
【0024】また、磁気ヘッド1は、スライダー部材2
と対向部材6とから構成されているので、全体を容易に
小型化できる。この場合、磁気ヘッド1の特性低下が考
えられるが、ギャップ部7に主ギャップ部材10を挟む
ように高飽和磁束密度磁性膜層8,9が形成されている
ので、磁路長が短くでき、インダクタンスの小さな高周
波動作に充分対応可能な磁気ヘッドとなる。
【0025】さらに、磁気ヘッド1は、小型化によって
質量が小さくなるので、ヘッド全体の共振周波数が大き
くなって高速アクセス可能となる。
【0026】〔他の実施例〕 (a) 前記磁気ヘッド1では、スライダー部材2に非
磁性体のCaTiO3 を用いたが、スライダー部材2は
フェライト等の磁性材料製でもよい。この場合は、スラ
イダー部材2を構成するためのスライダー基板20とし
て、磁性基板を用いる。
【0027】(b) 前記磁気ヘッド1では、対向部材
6に磁性材料を用いたが、対向部材6はセラミック等の
非磁性材料製でもよい。ただし、この場合は、対向部材
6の開口6aの内周面全体に磁性薄膜層を配置する必要
がある。なお、対向部材6が非磁性材料製である場合、
スライダー部材2は、磁性体材料または非磁性体材料の
いずれにより構成されていてもよい。
【0028】(c) 前記実施例では、磁気ヘッド母材
25を磁気ヘッド1形状に加工してからトラック帯12
を形成したが、本発明はこれに限られない。磁気ヘッド
母材25にトラック帯12を形成してから磁気ヘッド母
材25を磁気ヘッド1形状に加工した場合も本発明を同
様に実施できる。
【0029】(d) 本発明は、一般的なコンポジット
型磁気ヘッド用のリング型磁気ヘッド素子等についても
同様に実施できる。
【0030】
【発明の効果】本発明では、ギャップ部のトラック帯を
リソグラフィーにより形成しているため、狭トラックの
磁気ヘッドが容易にかつ安価に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例により製造された磁気ヘッド
の斜視図。
【図2】図1の拡大部分図。
【図3】図2のIII −III 断面図。
【図4】前記実施例の一工程の斜視図。
【図5】前記実施例の他の一工程の斜視図。
【図6】前記実施例のさらに他の一工程の斜視図。
【図7】前記実施例のさらに他の一工程の斜視図。
【図8】前記実施例のさらに他の一工程の斜視図。
【図9】前記実施例のさらに他の一工程の平面部分図。
【図10】前記実施例のさらに他の一工程の平面部分
図。
【符号の説明】
1 磁気ヘッド 7 ギャップ部 12 トラック帯 20 スライダー基板 21 対向基板 25 磁気ヘッド母材 26 フォトレジスト 27 マスキング材

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】第1の部材と第2の部材とをその間にギャ
    ップ部を介して接合した磁気ヘッド母材を用意する工程
    と、 前記磁気ヘッド母材を磁気ヘッド形状に加工する工程
    と、 リソグラフィーにより前記ギャップ部材からなるギャッ
    プ部にトラック帯を形成する工程と、 を含む磁気ヘッドの製造方法。
JP21433691A 1991-07-30 1991-07-30 磁気ヘツドの製造方法 Pending JPH0536051A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21433691A JPH0536051A (ja) 1991-07-30 1991-07-30 磁気ヘツドの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21433691A JPH0536051A (ja) 1991-07-30 1991-07-30 磁気ヘツドの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0536051A true JPH0536051A (ja) 1993-02-12

Family

ID=16654077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21433691A Pending JPH0536051A (ja) 1991-07-30 1991-07-30 磁気ヘツドの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0536051A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5986976A (en) Magnetooptical recording head for a recording apparatus including a laminated core having a plurality of magnetic thin films sandwiching insulating films therebetween
JPH0536051A (ja) 磁気ヘツドの製造方法
JP3057861B2 (ja) 磁気ヘッドの製造方法
JP2906004B2 (ja) 磁気ヘッド
JP2542627Y2 (ja) 薄膜磁気ヘッド
JPH02236812A (ja) 薄膜磁気ヘッド
JPH0110731Y2 (ja)
JPH0386905A (ja) 磁気ヘッドおよび磁気ヘッドの製造方法
JPH034965Y2 (ja)
JPS6218617A (ja) 磁気ヘツド
JPH046607A (ja) 垂直薄膜磁気ヘッドの製造方法
JPH09190607A (ja) 浮上型磁気ヘッド及びその製造方法
JPS61104411A (ja) 磁気ヘツド
JPH10149511A (ja) 薄膜コイルを用いたハイブリッド型磁気ヘッドスライダーの製造方法
JPH06274826A (ja) 複合型磁気ヘッドおよびその製造方法
JPS5835715A (ja) 垂直磁化記録用磁気ヘツド
JPH087217A (ja) 磁気ヘッド及びその製造方法
JPH0668106U (ja) 磁気ヘッド
JPH0877508A (ja) 積層型磁気ヘッド
JPH0817157A (ja) 積層型磁気ヘッドと磁気ディスク装置
JPH10188216A (ja) 磁気ヘッド及びその製造方法
JP2000260005A (ja) 磁気ヘッド及びその製造方法
JPH0710806U (ja) 浮動型磁気ヘッド
JPH06301954A (ja) 電算機用浮上型磁気ヘッド
JPS6316405A (ja) 磁気ヘツド