JPH0535539U - 運搬車の走行装置 - Google Patents

運搬車の走行装置

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JPH0535539U
JPH0535539U JP8548691U JP8548691U JPH0535539U JP H0535539 U JPH0535539 U JP H0535539U JP 8548691 U JP8548691 U JP 8548691U JP 8548691 U JP8548691 U JP 8548691U JP H0535539 U JPH0535539 U JP H0535539U
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JP
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engine
transport vehicle
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power
carrier
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Withdrawn
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JP8548691U
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Inventor
健史 山越
満男 大野
正彦 森本
努 勝野
重光 鮎沢
優市 百瀬
Original Assignee
石川島芝浦機械株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手押し走行と動力走行とが可能な運搬車にお
いて、手押し走行時の労力を軽減し、手押し走行させな
がら行なう作業の能率を向上させる。 【構成】 エンジン26とこのエンジン26により駆動
される駆動輪28とをユニット化した動力装置23を設
け、この動力装置23を着脱自在に取付ける取付部24
を手押し走行が可能である運搬車17に設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、手押し走行が可能であるとともに必要に応じて動力走行を行なえる ようにした運搬車の走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、手押し走行が可能な運搬車としては、一輪車のように常時手押し走行す るものと、動力装置を有するとともに必要に応じて手押し走行状態と動力走行状 態とに切換えることができるものとがある。
【0003】 ここで、図7は必要に応じて手押し走行状態と動力走行状態とに切換えること ができる運搬車1を示したものである。まず、遠心クラッチ付きのエンジン2と このエンジン2に連結された減速装置3とが荷台4の下側に取付けられており、 減速装置3から左右方向へ延出した駆動軸5の両端部に車輪6が連結されている 。そして、これらのエンジン2や減速装置3等によって走行動力を得るための動 力装置7が構成されている。なお、前記駆動軸5は前記荷台4の下側に固定され た支持板8に保持された左右一対の軸受9によって回転自在に軸支されている。
【0004】 つぎに、前記運搬車1の後部には左右一対のハンドル10,11が設けられて おり、左側のハンドル10にはクラッチレバー12が取付られ、右側のハンドル 11にはスロットルレバー13が取付けられている。そして、前記減速装置3に は前記エンジン2から伝達される動力を断続するクラッチアーム14が取付けら れており、このクラッチアーム14と前記クラッチレバー12とがクラッチケー ブル15を介して連結されている。また、前記エンジン2にはシリンダ内へ吸入 される混合気量を調節するためのスロットル弁(図示せず)が設けられており、 このスロットル弁と前記スロットルレバー13とがスロットルケーブル16を介 して連結されている。
【0005】 このような構成において、まず、運搬車1を動力装置7からの動力によって動 力走行させる場合について説明する。エンジン2を始動させた後にスロットルレ バー13を握ると、その握り量の増大に伴ってエンジン回転数が上昇し、エンジ ン回転数が設定回転数に達すると遠心クラッチが“オン”の状態となり、エンジ ン2から減速装置3への動力伝達が行なわれるとともに車輪6が駆動され、運搬 車1は動力走行状態となる。この動力走行状態において、スロットルレバー13 から手を離すと、エンジン回転数が低下するとともに遠心クラッチが“オフ”の 状態となり、運搬車1の走行が停止される。また、遠心クラッチが“オン”の状 態であっても、クラッチレバー12を握ると、エンジン2から減速装置3への動 力伝達が遮断されるために運搬車1の動力走行が停止される。
【0006】 つぎに、運搬車1を手押し走行させる場合について説明する。クラッチレバー 12を握ることによって駆動軸5は自由に回転できるようになり、従って、エン ジン2を停止させた状態でクラッチレバー12を握り、運搬車1に対して走行さ せる方向へ力を加えることにより運搬車1は手押し走行状態となる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
運搬車1を平坦地において短距離走行させる場合には、走行させる都度エンジ ン2の始動及び停止を繰り返すことは煩雑であるため、手押し走行させることが 一般的である。また、運搬車1の機動性は手押し走行させる場合のほうが優れて いるため、運搬車1を狭い場所で走行させる場合にも手押し走行させることが一 般的である。しかし、運搬車1には動力装置7が取付けられているために運搬車 1の重量が大きくなり、運搬車1を手押し走行させる際には大きな労力が必要に なるとともに運搬車1を手押し走行させながら行なう作業の能率が低下している 。
【0008】
【課題を解決するための手段】
エンジンとこのエンジンにより駆動される駆動輪とをユニット化した動力装置 を設け、この動力装置を着脱自在に取付ける取付部を手押し走行が可能である運 搬車に設けた。
【0009】
【作用】
運搬車を長距離走行させたり登坂走行させる場合等には動力装置を取付け、動 力装置からの走行動力によって運搬車を動力走行させる。一方、運搬車を動力走 行させる必要がない場合には動力装置を運搬車から取外すことにより、運搬車が 軽量になるとともに手押しする際の労力が軽減され、運搬車を手押し走行させな がら行なう作業の能率が向上する。
【0010】
【実施例】
本考案の一実施例を図1乃至図6に基づいて説明する。まず、運搬車17の荷 台18のほぼ中央部下側には左右一対の支持板19が固定されており、これらの 支持板19にはそれぞれ軸受20を介して車輪21が回転自在に保持されている 。また、前記運搬車17の後部側には、後方へ向けて延出した左右一対のハンド ル22と、後述する動力装置23が着脱自在に取付けられる取付部である取付凹 部24とが設けられている。なお、前記動力装置23は、遠心クラッチ25を備 えたエンジン26と、エンジン26からの動力により回転駆動される駆動軸27 と、駆動軸27に取付けられた駆動輪28と、この駆動輪28を操向自在に保持 する操向軸29等をユニット化して構成されている。
【0011】 ここで、前記動力装置23について詳細に説明する。前記操向軸29の上端部 には軸受30を介して軸受ホルダ31が取付けられており、この軸受ホルダ31 には前記取付凹部24に嵌合される凸状の突起32が形成されている。そして、 この突起32を前記取付凹部24に嵌合させ、これらの取付凹部24と突起32 とを貫通して固定ピン33を差し込むとともに固定ピン33の下端部へ抜止めピ ン34を差し込むことにより、前記運搬車17への前記動力装置23の取付けが 行なわれている。前記操向軸29の下端部には支持板35が固定されており、こ の支持板35の一側には複数個のボルト36によってケース37が固定され、さ らに、このケース37には複数個のボルト38によって前記エンジン26が固定 されている。
【0012】 つぎに、前記ケース37内には前後方向へ延出したウォーム軸39が軸受40 ,41により回転自在に軸支されており、このウォーム軸39の後端部には前記 遠心クラッチ25の外周部に位置するクラッチドラム42が固定され、ウォーム 軸39の略中央部にはウォームギヤ43が圧入固定されている。また、前記ケー ス37内には左右方向へ延出するとともに一端をケース37外へ突出させた前記 駆動軸27が配設されており、この駆動軸27は、前記ケース37に保持された 軸受44,45と前記支持板35に保持された軸受46とによって回転自在に保 持されている。そして、前記駆動軸27の前記ケース37内に位置する部分には 前記ウォームギヤ43と噛み合うギヤ47が圧入固定され、さらに、駆動軸27 の前記ケース37外へ突出した部分にはワンウェイクラッチ48を介して前記駆 動輪28が取付けられている。なお、前記ワンウェイクラッチ48は、前記駆動 輪28を前進方向へ回転させる際に前記駆動軸27に対してフリーとするもので ある。また、図1及び図6に示すように、前記操向軸29の軸心は前記駆動輪2 8の中心に対して前進方向へ向けて所定量“E”偏心させてある。
【0013】 前記ハンドル22にはスロットルレバー49が取付けられており、このスロッ トルレバー49と前記エンジン26内に設けられたスロットル弁(図示せず)と がスロットルケーブル50を介して連結されている。
【0014】 このような構成において、まず、運搬車17を動力装置23を用いて動力走行 させる場合において説明する。エンジン26を始動させた後にスロットルレバー 49を握ってエンジン回転数を上昇させると、エンジン回転数が設定回転数に達 した際に遠心クラッチ25がクラッチドラム42に接合して“オン”となり、ウ ォーム軸39が回転駆動されるとともにその回転が駆動輪28へ伝達され、運搬 車17が動力走行状態となる。
【0015】 動力走行状態において運搬車17を旋回させる場合には、図6に示すように旋 回させようとする方向(右方向)と逆方向(左方向)へハンドル22を移動させ る。すると、操向軸29の軸心と駆動輪28の中心との偏心“E”によって駆動 輪28の進行方向前方側が操向軸29を中心として左方向へ回転し、これによっ て運搬車17の右方向への旋回が可能となる。
【0016】 また、エンジン26を停止させた状態であっても、駆動輪28と駆動軸27と の間には駆動輪28の前進方向への回転をフリーとするワンウェイクラッチ48 が設けられているため、手押しにより運搬車17を前進させることができる。
【0017】 つぎに、運搬車17を動力走行させる必要がない場合には、固定ピン33を抜 き取ることによって動力装置23を運搬車17から取外す。従って、動力装置2 3を運搬車17から取外すことによって運搬車17が軽量となり、運搬車17を 手押しする際の労力が大幅に軽減される。このため、運搬車17を手押しするこ とにより行なう作業の能率が向上する。また、動力装置23の取外し及び取付け は、固定ピン33を着脱することにより簡単に行なえる。
【0018】
【考案の効果】
本考案は、上述のようにエンジンとこのエンジンにより駆動される駆動輪とを ユニット化した動力装置を設け、この動力装置を着脱自在に取付ける取付部を手 押し走行が可能な運搬車に設けたことにより、運搬車を動力装置を用いた動力走 行をさせる必要がない場合には、動力装置を取外して運搬車を軽量にすることが でき、運搬車を軽量にすることによって手押し走行させる際の労力を軽減するこ とができるとともに運搬車を手押し走行させながら行なう作業の能率を向上させ ることができ、また、運搬車を複数台保有する場合には、動力装置の個数を運搬 車の台数より少なくして動力装置を何台かの運搬車によって共有使用することに より、運搬車一台当りのコストを低減させることができる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における動力装置を取付けた
状態の運搬車の全体を示した側面図である。
【図2】動力装置を取付けた状態の運搬車の全体を示し
た正面図である。
【図3】図1におけるA−A線断面図である。
【図4】図3におけるB−B線断面図である。
【図5】動力装置の運搬車への取付状態を拡大して示し
た縦断側面図である。
【図6】動力装置を取付けた運搬車の旋回操作について
説明する平面図である。
【図7】従来例の運搬車を示した斜視図である。
【符号の説明】
17 運搬車 23 動力装置 24 取付部 26 エンジン 28 駆動輪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 勝野 努 長野県松本市石芝1丁目1番1号 石川島 芝浦機械株式会社松本工場内 (72)考案者 鮎沢 重光 長野県松本市石芝1丁目1番1号 石川島 芝浦機械株式会社松本工場内 (72)考案者 百瀬 優市 長野県松本市石芝1丁目1番1号 石川島 芝浦機械株式会社松本工場内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンとこのエンジンにより駆動され
    る駆動輪とをユニット化した動力装置を設け、この動力
    装置を着脱自在に取付ける取付部を手押し走行が可能で
    ある運搬車に設けたことを特徴とする運搬車の走行装
    置。
JP8548691U 1991-10-21 1991-10-21 運搬車の走行装置 Withdrawn JPH0535539U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8548691U JPH0535539U (ja) 1991-10-21 1991-10-21 運搬車の走行装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8548691U JPH0535539U (ja) 1991-10-21 1991-10-21 運搬車の走行装置

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JPH0535539U true JPH0535539U (ja) 1993-05-14

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ID=13860253

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8548691U Withdrawn JPH0535539U (ja) 1991-10-21 1991-10-21 運搬車の走行装置

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JP (1) JPH0535539U (ja)

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960208