JPH0535536U - 運搬作業車 - Google Patents
運搬作業車Info
- Publication number
- JPH0535536U JPH0535536U JP9312291U JP9312291U JPH0535536U JP H0535536 U JPH0535536 U JP H0535536U JP 9312291 U JP9312291 U JP 9312291U JP 9312291 U JP9312291 U JP 9312291U JP H0535536 U JPH0535536 U JP H0535536U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 勾配や外力の作用による逸走を防止し、安全
性を向上させることができる運搬作業車を提供する。 【構成】 レール上を走行させることにより運搬作業を
行なう運搬作業車において、車輪33に対して制動力を
与えて静止させるブレーキ装置1を設け、ブレーキ装置
1は、車輪33に接触して制動力を付与する制動部2
と、制動部2を常時車輪側に付勢して接触させる付勢手
段3と、付勢手段3による制動部2の車輪への接触を解
除する解除手段4とで構成される。
性を向上させることができる運搬作業車を提供する。 【構成】 レール上を走行させることにより運搬作業を
行なう運搬作業車において、車輪33に対して制動力を
与えて静止させるブレーキ装置1を設け、ブレーキ装置
1は、車輪33に接触して制動力を付与する制動部2
と、制動部2を常時車輪側に付勢して接触させる付勢手
段3と、付勢手段3による制動部2の車輪への接触を解
除する解除手段4とで構成される。
Description
【0001】
本考案は、トンネル等の作業現場において運搬を行なう運搬作業車に関するも のである。
【0002】
従来、トンネル等の作業現場においては、掘削した岩石あるいは各種道具の運 搬を行なうために、トンネル内に敷設したレール上を走行する運搬作業車が利用 されている。 このような運搬作業車は、一般的にバッテリー駆動の機関車に連結してレール 上を走行して掘削した岩石等の運搬物を運搬する。走行に際しては、作業員が機 関車を操縦することによってトンネル内を移動する。 通常の作業現場では、1台の機関車に対して複数台の運搬作業車を用意してお き、ある運搬作業車が積載作業のために停止している間は、機関車を切り離して 別の場所で他の運搬作業車に連結して走行を行うといった方法が取られている。
【0003】
上述したように従来にあっては、運搬作業車が積載作業のために停止している 間は、機関車を切り離して他の運搬作業車の走行を行っているが、例えば勾配の ある場所では、停車してある運搬作業車が勝手に動き出して逸走する恐れがあっ た。特に狭いトンネル空間では、運搬作業車の逸走は極めて危険である。また、 このような運搬作業車の逸走は、風の力や偶発的な衝撃等の外力の作用によって も起る恐れがあった。 本考案は、このような問題点を解決すべくなされたものであり、勾配や外力の 作用による逸走を防止し、安全性を向上させることができる運搬作業車を提供す ることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために本考案は、レール上を走行させることにより運搬作 業を行なう運搬作業車において、車輪に対して制動力を与えて静止させるブレー キ装置を設けたことを特徴とする。 好ましい態様によれば、ブレーキ装置は、車輪に接触して制動力を付与する制 動部と、該制動部を常時前記車輪側に付勢して接触させる付勢手段と、該付勢手 段による制動部の車輪への接触を解除する解除手段とで構成されることを特徴と する。 また、さらに他の態様によれば、前記ブレーキ装置を2以上の車輪に設けたこ とを特徴とする。また、前記制動部は、前記車輪のフランジ部に接触して制動力 を付与する構造、前記車輪の外周面に接触して制動力を付与する構造、あるいは 前記車輪の外周面とフランジ部に接触して制動力を付与する構造とする。
【0005】
本考案では、運搬作業車を停止して機関車を切り離した状態とした場合に、ブ レーキ装置を操作して車輪にブレーキをかけておく。これによって、勾配のある 場所で運搬作業車が逸走するのを確実に防止する。
【0006】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。まず、本考案を適用 した運搬作業車である全体構造を図6及び図7に示す。
【0007】 本運搬作業車20は、前後に連結器31,32を有し、かつ車輪33,33を 有する台車21と、台車21上に積み下ろし可能に載せられた収容体22とで構 成されている。トンネルの掘削作業等においては、掘削した岩石等を積んだ収容 体22を台車21に載せ、その台車21の連結器31,32を介してバッテリー 機関車(図示せず)に連結してレール35上を走行する。
【0008】 上記運搬作業車20の台車21には、逸走を防止するためのブレーキ装置1が 設けられている。このブレーキ装置1の詳細を図1〜図3に示す。 本ブレーキ装置1は、車輪33に接触して制動力を付与する制動部2と、制動 部2を常時車輪33側に付勢して接触させる付勢手段であるバネ3と、バネ3に よる制動部2の車輪33への接触を解除する解除手段4とで構成されている。
【0009】 制動部2は、ゴム等の摩擦係数の大きい部材で形成されている。また、制動部 2には、ロッド5が設けられ、このロッド5が台車21の側部21aに固着され たロッド受け部6に移動可能に挿通されている。ここで、一般的に車輪33には 、図3に示すようにレール35から外れるのを防止するためにフランジ部33a が形成されているが、上記制動部2は車輪33のフランジ部33aに接触する構 造となっている。すなわち、制動部2には、車輪33のフランジ部33aに嵌ま って接触する凹部2aが形成してある。 ロッド5の一部には、係止片5aが設けられており、この係止片5aとロッド 受け部6との間にバネ3が装着されている。バネ3は圧縮状態で装着されており 、制動部2を常時車輪33側に付勢している。このバネ3の付勢により制動部2 が車輪33に接触することにより車輪33に制動力が付与されている。
【0010】 上記解除手段4は、ブレーキの解除を操作する操作レバー8と、制動部2のロ ッド5に嵌められた可動片9と、操作レバー8の案内部材10からなる。操作レ バー8は、台車21の側部21aに回動可能に軸支されており、かつその一端が 可動片9に固着されている。可動片9は、ロッド5に緩く嵌まっており、操作レ バー8の動きに従って図中矢印方向に動くようになってる。また、ロッド5の後 端には可動片9が抜けないように係止片5bが設けられている。案内部材10は 、台車21の側部22に取り付けられており、操作レバー8の動きを案内する案 内溝11が設けてある。この案内溝11には、一端側に直角に曲った係止部11 aが形成してあり、この係止部11aに操作レバー8を保持することによって、 ブレーキの解除状態を維持するようになっている。
【0011】 次に、上記の如く構成されるブレーキ装置1の動作を説明する。 操作レバー8を案内溝11の係止部11aから外した状態では、バネ3の力に よって制動部2が車輪33に圧接するため、車輪33に制動力が付与されブレー キがかかった状態となる。従って、勾配のある場所でバッテリー機関車との連結 を解いても、運搬作業車20が勝手に動き出して逸走することはない。また、風 の力や偶発的な衝撃等の外力の作用を受けても逸走することはない。 運搬作業車20を走行させる場合には、操作レバー8を矢印a方向に操作して 案内溝11の係止部11aに係止する。操作レバー8が矢印a方向に操作される と、可動片9が矢印b方向に動きロッド5がバネ3の力に抗して引っ張られる。 これによって、制動部2が車輪33から離れてブレーキが解除され、自由に走行 できるようになる。 作業現場で停止させておく場合は、操作レバー8を操作して案内溝11の係止 部11aから外しておけば、上記の如くブレーキがかけられる。
【0012】 以上、好ましい実施例をあげて本考案を説明したが、本考案は上記実施例に限 定されることはない。 例えば、制動部2を車輪33のフランジ部33aに接触する構造としたが、図 4に示すように車輪33の外周面33bに接触する接触面2bを有する構造とし てもよいし、図5に示すようにフランジ部33a及び外周面33bの両方に接触 する凹部2aと接触面2bを有する構造とすることもできる。 また、上記ブレーキ手段1は、1つの車輪33だけに設けてもよいし、確実な ブレーキ状態を得るために複数の車輪33にそれぞれ設けることもできる。 本考案は、トンネル内での作業に用いる運搬作業車のみならず屋外で用いる運 搬作業車にも適用できることは言うまでもない。
【0013】
以上説明したように本考案の運搬作業車によれば、ブレーキ装置を設けたこと により、停止状態ではブレーキをかけておくようにすれば、勾配あるいは風等の 外力による逸走を確実に防止することができ、作業の安全性が向上する。
【図1】本考案の一実施例による運搬作業車のブレーキ
装置の側面図である。
装置の側面図である。
【図2】本考案の一実施例による運搬作業車のブレーキ
装置の斜視図である。
装置の斜視図である。
【図3】ブレーキ装置の制動部と車輪の接触状態を示す
図である。
図である。
【図4】ブレーキ装置の制動部の第2の例を示す図であ
る。
る。
【図5】ブレーキ装置の制動部の第3の例を示す図であ
る。
る。
【図6】本考案の一実施例による運搬作業車の全体側面
図である。
図である。
【図7】本考案の一実施例による運搬作業車の全体正面
図である。
図である。
1 ブレーキ装置 2 制動部 3 バネ 4 解除手段 5 ロッド 8 操作レバー 10 案内部材 20 運搬作業車 21 台車 22 収容体 33 車輪 33a フランジ部 33b 外周面 35 レール
Claims (6)
- 【請求項1】 レール上を走行させることにより運搬作
業を行なう運搬作業車において、 車輪に対して制動力を与えて静止させるブレーキ装置を
設けたことを特徴とする運搬作業車。 - 【請求項2】 前記ブレーキ装置は、車輪に接触して制
動力を付与する制動部と、該制動部を常時前記車輪側に
付勢して接触させる付勢手段と、該付勢手段による制動
部の車輪への接触を解除する解除手段とで構成されるこ
とを特徴とする請求項1の運搬作業車。 - 【請求項3】 前記ブレーキ装置を2以上の車輪に設け
たことを特徴とする請求項1の運搬作業車。 - 【請求項4】 前記制動部は、前記車輪のフランジ部に
接触して制動力を付与する構造としたことを特徴とする
請求項2の運搬作業車。 - 【請求項5】 前記制動部は、前記車輪の外周面に接触
して制動力を付与する構造としたことを特徴とする請求
項2の運搬作業車。 - 【請求項6】 前記制動部は、前記車輪の外周面とフラ
ンジ部に接触して制動力を付与する構造としたことを特
徴とする請求項2の運搬作業車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9312291U JPH0535536U (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 運搬作業車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9312291U JPH0535536U (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 運搬作業車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0535536U true JPH0535536U (ja) | 1993-05-14 |
Family
ID=14073721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9312291U Pending JPH0535536U (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 運搬作業車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0535536U (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012035766A (ja) * | 2010-08-06 | 2012-02-23 | Tokio:Kk | 保守用トロッコ |
JP2015006828A (ja) * | 2013-06-25 | 2015-01-15 | 株式会社トキオ | 保守用トロッコ |
JP2015006827A (ja) * | 2013-06-25 | 2015-01-15 | 株式会社トキオ | 保守用トロッコ |
CN105799725A (zh) * | 2016-04-14 | 2016-07-27 | 开滦(集团)有限责任公司林南仓矿业分公司 | 弹簧式矿车静态制动装置 |
CN109532927A (zh) * | 2019-01-04 | 2019-03-29 | 西南交通大学 | 一种新型轨道平板车刹车装置 |
-
1991
- 1991-10-18 JP JP9312291U patent/JPH0535536U/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012035766A (ja) * | 2010-08-06 | 2012-02-23 | Tokio:Kk | 保守用トロッコ |
JP2015006828A (ja) * | 2013-06-25 | 2015-01-15 | 株式会社トキオ | 保守用トロッコ |
JP2015006827A (ja) * | 2013-06-25 | 2015-01-15 | 株式会社トキオ | 保守用トロッコ |
CN105799725A (zh) * | 2016-04-14 | 2016-07-27 | 开滦(集团)有限责任公司林南仓矿业分公司 | 弹簧式矿车静态制动装置 |
CN109532927A (zh) * | 2019-01-04 | 2019-03-29 | 西南交通大学 | 一种新型轨道平板车刹车装置 |
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