JP6276948B2 - 軌道用の台車 - Google Patents

軌道用の台車 Download PDF

Info

Publication number
JP6276948B2
JP6276948B2 JP2013181690A JP2013181690A JP6276948B2 JP 6276948 B2 JP6276948 B2 JP 6276948B2 JP 2013181690 A JP2013181690 A JP 2013181690A JP 2013181690 A JP2013181690 A JP 2013181690A JP 6276948 B2 JP6276948 B2 JP 6276948B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
handle
stop
axle
carriage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013181690A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015047988A (ja
Inventor
入江 敏夫
敏夫 入江
Original Assignee
入江工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 入江工業株式会社 filed Critical 入江工業株式会社
Priority to JP2013181690A priority Critical patent/JP6276948B2/ja
Publication of JP2015047988A publication Critical patent/JP2015047988A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6276948B2 publication Critical patent/JP6276948B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、電車のレール上で作業するために用いられる軌道用台車に関するものである。
従来から、坑道や電車のレール上においてそのレールの修理や、レールの調整、作業資材の運搬には、敷かれたレールサイズに合わされた軌道用の運搬台車が用いられている。
そしてこの軌道用の台車にブレーキ装置を取り付けたものはすでに知られており、例えば、実公昭54−15372号公報(特許文献1)、実公平7−32315号公報(特許文献2)がある。
前記従来の実公昭54−15372号公報(特許文献1)に示された軌道用の手押し台車の制動装置は、図4に示すようにそのハンドル方向の車輪2の片側に、制動止41をスプリング43により車輪2と押圧することにより制動するブレーキ機構を設けた軌道用の手押し台車1で、台車1が停止中は常にスプリング43の付勢力が車輪2に与えられ、台車1が制動される構成で、台車1を移動する場合には、ハンドル48を進行方向にスプリング43の付勢力に抗して押すことによりブレーキが解除されて可動する。
ここで前記台車のブレーキ機構は車輪2の外側に設置されているため、作業中に誤って衝突する危険があるばかりか、移動中にレール上の落下物と衝突した場合には、外側のブレーキ機構が故障してブレーキが利かなくなるおそれがあった。また、前記台車1には、ブレーキ機構が前方の車輪2の片側にのみ備えられているため、軌道方向を変更する場合においては、台車を一度持ち上げて反転する必要あり非常に面倒であった。
さらに、前記実公昭54−15372号公報(特許文献1)の課題を解決するため、実公平7−32315号公報(特許文献2)に記載された軌道用の運搬台車においては、往路においても、復路においても台車を持ち上げて軌道方向を変更する必要をなくすため、図5に示すように制動止41を作動片44を介して連結杆及びブレーキ軸と接続し、台車1の前後のどちらか一方のハンドル48を差込みブレーキ操作をするための前記連結杆と連結された接続筒を設けることにより、ブレーキを車両の前後で使用可能とした軌道用の台車が示されている(図5)。
また、図5に示した前記軌道用の台車においては、制動止41を車輪の内側に配置させることにより、作業中または、走行中に資材や、レール上の落下物と制動止が衝突してブレーキ機構が故障することないような設計としている。
しかしながら、前記公報の軌道用の台車においても、資材等を運搬時において、走行するレールの勾配が約3%以上の急な下り坂の場合、従来のような軌道用の台車においては、ブレーキ機構の制動止が1個であるため、非常に長い制動距離を必要とするだけでなく、頻繁に速度を制動する必要があった。
そのため、このような傾斜を有する路線に使用される軌道用の台車においては、制動止が摩耗によりすり減っていることも多く、その場合にはより長い制動距離が必要となるだけでなく、安全面からも問題があった。
さらにまた、ブレーキの操作においても、ハンドルを進行方向に押すことにより、ブレ
ーキを解除し、ハンドルを離すとスプリングの付勢力によりブレーキがかかるように設計されているため、荷揚げや荷降ろしの作業中に誤って、ハンドルレバーを押してしまい、台車の上の作業者を危険にさらすことがあった。
実公昭54−15372号公報 実公平7−32315号公報
本発明は、簡単な構造で故障が起きにくく確実に制動するとともに、誤ったブレーキ操作がされることを防止するため、全ての車輪にブレーキを備えた軌道用台車を提供することを課題とする。
前記課題を解決するためになされた本発明は、略平行のレールと略直行する少なくとも2本の車軸の両端に車輪を備え、前記レール上を走行可能な台車と、前記台車の全ての車輪に回転を制動するブレーキ機構と前記ブレーキ機構を操作する抜脱自在のハンドルを設置するハンドル固定部に備えられたハンドル操作部を前記台車の前後に備え、前記ブレーキ機構は、車輪と圧接される制動止と前記前後の制動止を連動させる連結杆と前記制動止を車軸と直交する方向へ付勢し圧接制動を与えるスプリングと前記ハンドル操作に連動し前記スプリングの付勢力に抗して前記制動止を車輪から離すブレーキ軸と一方側の制動止の運動を対向する位置に配置された他方側のブレーキ機構へ伝達する車軸と略平行に配置された連結軸から構成される軌道用の台車において、前記ハンドル固定部に備えられた前記ハンドル操作部に挿入した前記ハンドルを前記車軸方向に押した際に車軸方向の動きを車軸と直交する方向の動きへ変換して前記各制動止へ伝達することによりブレーキの制動を調節する構成としたことで全ての前記制動止を一つのハンドル操作により調節可能とするばかりか進行方向に誤ってハンドルが押されて台車本体が移動するようなことを防ぐことができる

本発明によれば、軌道用の台車の前輪及び後輪の各車輪に、一つのハンドル操作で制動可能な複数のブレーキ機構を備え、前記ブレーキの制動及び解除操作は前記軌道用台車の前方又は後方に着脱可能に取付けられるハンドルを車軸方向へ揺動することにより操作するものとしたことにより、短い制動距離で確実に台車を制動させる。
本発明の実施の形態に係る軌道用の台車の底面図。 本発明の実施の形態に係る軌道用の台車の側面図。 本発明の実施の形態に係る軌道用の台車の平面図。 従来の軌道用の台車の側面図。 他の従来の軌道用の台車の側面図。
以下において、本発明の好ましい実施の形態を図1〜3に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る軌道用の台車の底面図であって、台車本体1は、走行方向に所定の幅を有して平行に位置する縦フレーム材31a及び31bと前記縦フレーム材を繋ぐ横フレーム材32a、32b、32c、32d、および前記台車本体1の所定の位置に横フレームと並行に位置する車軸21と前記車軸21の両端に車輪2を取付け、レール上を走行可能とした軌道用の台車である。
また、本実施の形態においては、横フレーム32a及び32dにおいて、牽引用フック33と、ブレーキ操作のためのハンドル係止させるハンドル固定部47が溶接されている
。これにより、台車本体1をレール上でどちらの方向からも牽引することが可能であるとともに、進行方向に応じてハンドル位置を前後に交換可能としている。
続いて、本実施の形態に用いられる制動止について図2に示すように、制動止41は、台車本体1の前後車輪2の全ての車輪2の内側に配置されている。なお、本発明においては車輪4つ全てに配置されている図を示しているが、軌道用の台車の車輪の数及び制動止41の数はこれに限られない。さらに、制動止41は、車輪2に密着可能に略三日月形状で車輪2との接触部分としてゴム、木材、プラスチック等の摩擦材料を配置している。
そして、ブレーキ機構としては、制動止41が作動片44に軸支されるとともに、台車本体1の縦フレーム材31aの所定の位置にスプリング43の一端を係止するとともに、スプリング43の他端を前記作動片44に係止することにより、スプリング43の付勢力が制動止41を車輪2と密着する方向へ押圧することで車輪2が制動されブレーキがかかる。これに対して、前記スプリング43の付勢力に抗するように、ブレーキ軸45を車軸21方向へ引っ張ることにより車輪2と制動止41の係止が外れてブレーキが解除される(図1、図2)。
本発明の実施の形態においては、図1および図2に示すように、前後車輪2に設けられた各制動止41は連結杆42を用いて連結し、前記スプリング43の付勢力およびブレーキを解除する時の力をブレーキ軸45及び連結杆42を介して両制動止41へ伝達可能な構成とする。
そして、本発明における実施の形態においては、縦フレーム31a側におけるブレーキ機構の動作を縦フレーム31b側の前後の車輪2に備えられた制動止41へ直接伝達するため、車軸21と平行に制動止41の動作を連結させる連結軸49を前後各対向する作動片44と連結することにより、両側の全ての車輪2に備えられた制動止41を一つのハンドル48で一度に操作することができる配置となっている。
ここで、本実施の形態においては、前後車輪2の制動止41を連結杆42により連結させることで、スプリング43の付勢力等を無駄なく伝達することが可能になるとともに、ワイヤー等を用いて力を伝達する場合と比較して、構造が簡単であるため、故障等が起こりにくく、主に外での作業で雨滴や温度変化にさらされる軌道用の台車に用いるブレーキ機構として有用である。
また、図3に示すようにブレーキの操作においては、ハンドル48をハンドル固定部47に備えられたハンドル操作部46に挿入し、車軸方向にハンドルを摺動させると、ブレーキ軸45が連動して作動し、横フレーム32b方向の動きを縦フレーム31a方向の動きへ変換するとともに、作動片44へ伝えられる。そして、作動片44は、スプリング43の付勢力に抗して制動止41を車輪2から離すことによりブレーキを解除させる。
ブレーキ解除後、下り坂等において速度の調整が必要になった場合には、操作者はハンドル48より手を放すと、スプリング43の付勢力が働き制動止41は、再度車輪2への押圧を開始することによりブレーキが働く。なお、制動止41は全ての車輪同時に働くため、力を分散させて安全に速度低下を行うことができる。
本発明の実施の形態においては、台車本体1の前後の4つの車輪2に制動止を設け、これらを連結杆42そして、連結軸49により接続してハンドル48の操作により同時に制動可能に配置したことにより、勾配が4%程度の長い下り坂においても十分な制動性能を発揮するとともに、複数の制動止でブレーキすることで、摩擦による制動止の摩耗を分散させることが可能となり、制動止の交換間隔を延ばすことが可能となる。本願発明におけ
る実施の形態においては、スプリング43を片側のみに設置していたが、スプリングの強度等を考慮して、両側に設置してもよい。
さらに、ハンドル48は、本実施の形態においては、車軸方向に摺動することで、ブレーキの制動を調節する構成としたことにより、進行方向に誤ってハンドルが押されて台車本体1が移動するようなことを防ぐことができる。もちろん、さらに安全性を高めるため、左右に摺動後に前後に可動する2段階の操作でブレーキが解除されるようにしてもよい。
1 台車本体、2 車輪、21 車軸、3 上板、31 縦フレーム材、32 横フレーム材、33 牽引用フック、41 制動止、42 連結杆、43 スプリング、 44
作動片、45 ブレーキ軸、46 ハンドル操作部、47 ハンドル固定部、48 ハンドル、49 連結軸

Claims (1)

  1. 略平行のレールと略直行する少なくとも2本の車軸の両端に車輪を備え、前記レール上を走行可能な台車と、前記台車の全ての車輪に回転を制動するブレーキ機構と前記ブレーキ機構を操作する抜脱自在のハンドルを設置するハンドル固定部に備えられたハンドル操作部を前記台車の前後に備え、前記ブレーキ機構は、車輪と圧接される制動止と前記前後の制動止を連動させる連結杆と前記制動止を車軸と直交する方向へ付勢し圧接制動を与えるスプリングと前記ハンドル操作に連動し前記スプリングの付勢力に抗して前記制動止を車輪から離すブレーキ軸と一方側の制動止の運動を対向する位置に配置された他方側のブレーキ機構へ伝達する車軸と略平行に配置された連結軸から構成される軌道用の台車において、前記ハンドル固定部に備えられた前記ハンドル操作部に挿入した前記ハンドルを前記車軸方向に押した際に車軸方向の動きを車軸と直交する方向の動きへ変換して前記各制動止へ伝達することによりブレーキの制動を調節する構成としたことを特徴とする軌道用の台車。
JP2013181690A 2013-09-02 2013-09-02 軌道用の台車 Active JP6276948B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013181690A JP6276948B2 (ja) 2013-09-02 2013-09-02 軌道用の台車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013181690A JP6276948B2 (ja) 2013-09-02 2013-09-02 軌道用の台車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015047988A JP2015047988A (ja) 2015-03-16
JP6276948B2 true JP6276948B2 (ja) 2018-02-07

Family

ID=52698358

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013181690A Active JP6276948B2 (ja) 2013-09-02 2013-09-02 軌道用の台車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6276948B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106891921A (zh) * 2017-03-20 2017-06-27 无锡职业技术学院 一种减震式运输车
IT201700091285A1 (it) * 2017-08-07 2019-02-07 Cembre Spa Carrello portautensile ferroviario
KR102081946B1 (ko) 2019-05-23 2020-02-26 주식회사 더미동 롤러 썰매 제동장치
CN110422200A (zh) * 2019-07-31 2019-11-08 江西日月明测控科技股份有限公司 一种机架及轨道检测设备
KR102163682B1 (ko) * 2019-12-31 2020-10-08 김정익 수동식 제동장치를 가지는 선로용 트롤리
GB2614322A (en) * 2021-03-19 2023-07-05 The First Eng Bure Crec Intelligent braking rail trolley and advancing method therefor
CN113044069B (zh) * 2021-03-19 2022-07-05 中铁一局集团有限公司 一种智能制动轨道小平车及其行进方法
CN113276902A (zh) * 2021-06-25 2021-08-20 中铁五局集团第六工程有限责任公司 一种轨道线路小平车使用的刹车装置
CN115320650B (zh) * 2022-09-02 2023-07-07 中铁四局集团有限公司 一种自动刹车装置及自动刹车的台车
KR102569671B1 (ko) * 2023-03-15 2023-08-24 배재원 도로주행용 루지의 브레이크장치

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003002195A (ja) * 2001-06-21 2003-01-08 Sadao Abe 軌道用運搬車の制動機構
JP2003182571A (ja) * 2001-12-20 2003-07-03 Suzuki Shoji:Kk 軽量トロッコ
JP3088154U (ja) * 2002-02-22 2002-08-30 株式会社鈴機商事 バルーン投光装置用軽量トロッコ
GB2456526B (en) * 2008-01-16 2012-11-28 Wolfe Designs Ltd Rail trolley

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015047988A (ja) 2015-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6276948B2 (ja) 軌道用の台車
JP2011168078A (ja) 鉄道車両の制動装置
JP6238638B2 (ja) 軌道用台車のブレーキ装置
JP2010254070A (ja) 被牽引台車
CN207274751U (zh) 一种折叠式刹车手推车
KR101853452B1 (ko) 수동식 유압 브레이크를 갖는 레일용 운송수단
JP2012206607A (ja) 台車の制動構造
JP6786043B2 (ja) 作業台車
JP2006199258A (ja) 有軌道台車搬送装置
CN210454828U (zh) 鱼雷罐车的制动系统
CN115320650B (zh) 一种自动刹车装置及自动刹车的台车
JPH0535536U (ja) 運搬作業車
US586204A (en) Car-brake
US409683A (en) Car-brake
US188056A (en) Improvement in car-brakes
US595496A (en) Railway-brake
US289534A (en) Cae beake
US595013A (en) Railroad-brake
JP2001122113A (ja) 車両連結具
US256720A (en) John meissnbe
US597772A (en) Brake for street or railway cars
US735246A (en) Car-brake.
US426974A (en) Wagon-brake
JP3078047U (ja) 車輪ロック機構を備えた手押し式台車
US780666A (en) Mining-car brake.

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160901

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170413

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170420

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20170608

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170731

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6276948

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250