JP6238638B2 - 軌道用台車のブレーキ装置 - Google Patents

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本発明は、電車のレール上で作業するために用いられる軌道用台車に取り付けられるブレーキ装置に関するものである。
従来から、坑道や電車のレール上においてそのレールの修理や、レールの調整、作業資材の運搬には、敷かれたレールサイズに適した軌道用台車が用いられている。
そしてこの軌道用台車にブレーキ装置を取り付けたものはすでに知られており、例えば、実公昭54−15372号公報、実公平7−32315号公報がある。
前記従来の実公昭54−15372号公報に示された軌道用台車の制動装置は、図4に示すようにその前部車輪2の片側に、制動止41をスプリング43により車輪2と圧接することにより制動するブレーキ機構を設けた軌道用台車で、前記軌道用台車が停止中は常にスプリング43の付勢力が車輪2に与えられ、前記軌道用台車が制動される構成で、前記軌道用台車を移動する場合には、ハンドル48を進行方向にスプリング43の付勢力に抗して押すことにより前記制動が解除されて可動する。
ここで前記軌道用台車のブレーキ機構は車輪2の外側に設置されており、作業中に誤って衝突する危険があるばかりか、移動中にレール上の落下物と衝突した場合には、外側のブレーキ機構が故障してブレーキが利かなくなるおそれがあった。
また、前記軌道用台車には、ブレーキ機構が前方の車輪の片側にのみ備えられている構成であるため、軌道方向を変更する場合においては、前記軌道用台車を一度軌道上から持ち上げて反転する必要あり非常に面倒であった。
そこで、前記実公昭54−15372号公報の課題を解決するため、実公平7−32315号公報に記載された軌道用台車においては、往路においても、復路においても軌道用台車1を持ち上げて軌道方向を変更する必要をなくすため、図5に示すように制動止41を作動片44を介して連結杆及びブレーキ杆と接続し、軌道用台車1の前後にハンドル48を差込みブレーキ操作をするための前記連結杆と連結されたハンドル操作部(接続筒)46を設けることにより、ハンドル48を走行方向に応じて差し替えることでブレーキを車両の前後で使用可能とした軌道用台車が示されている(図5)。
また、図5に示した前記軌道用台車においては、制動止41を車輪の内側に配置させることにより、作業中または、走行中に資材や、レール上の落下物と制動止が衝突してブレーキ機構が故障することを防止するような設計としている。
しかしながら、前記公報の軌道用台車においても、資材等を運搬時において、走行する軌道の坂の勾配が約3%以上の下り坂の場合、従来の軌道用台車においては、ブレーキ機構の制動止が1個であるため、非常に長い制動距離を必要とするだけでなく、頻繁に速度を調節する必要があった。
そのため、このような傾斜を有する路線に使用される軌道用台車においては、制動止が摩耗により擦り減っていることも多く、その場合にはさらに長い制動距離が必要となるだけでなく、安全面からも問題があった。
また、ブレーキの操作においても、ハンドルを進行方向に押すことにより、ブレーキを
解除し、ハンドルを離すとスプリングの付勢力によりブレーキがかかるように設計されているため、荷揚げや荷降ろしの作業中に誤って、ハンドルレバーを押し、突然台車が移動することにより台車の上の作業者を危険にさらすことがあった。
実公昭54−15372号公報 実公平7−32315号公報
本発明は、簡単な構造で故障が起きにくく確実に制動する軌道用台車のブレーキ装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するためになされた本発明は、軌道用台車の前後に、両端に車輪を備えた車軸を配置した軌道上を走行可能な軌道用台車の車輪の回転を制動する軌道用台車のブレーキ機構において、前記ブレーキ機構は、前記軌道用台車の片側の各車輪の外周面にスプリングの付勢力により圧接される制動止と前記制動止を前記スプリングの付勢力に抗して前記車輪の外周面から離脱させるため、前記軌道用台車の前後の横フレームの所定の位置に備えられたハンドル固定部に軸支されたハンドル操作部より延設され、ハンドルの横フレーム方向の動きを縦フレーム方向の動きへと変化させる前記車軸方向に揺動するブレーキ杆と、前記車輪の着脱動作を同側の他の車輪に備えられた制動止へ伝達するための連結杆とからなり、記軌道用台車の前後横フレームのハンドル固定部のどちらか一方に挿入したハンドルを車軸方向に揺動させることにより、前記制動止をほぼ同時に操作可能とすること特徴とする。
本発明によれば、軌道用台車の前輪及び後輪の少なくとも片側に、一つのハンドル操作で制動可能な複数のブレーキ機構を備えたことにより、軌道用台車の制動性能を高めるだけでなく、メンテナンス面においてもブレーキ材の擦り減りを抑えることができる軌道用台車のブレーキ装置を提供する。
本発明の実施の形態に係る軌道用台車の平面図及び底面図。 本発明の実施の形態に係る軌道用台車の側面図。 本発明の実施の形態に係る軌道用台車の正面図。 従来の軌道用台車の側面図。 他の従来の軌道用台車の側面図。
以下において、本発明の好ましい実施の形態を図1〜3に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る軌道用台車の(a)平面図及び(b)底面図であって、軌道用台車1は、走行方向に所定の幅を有して平行に位置する縦フレーム材31a及び31bと前記縦フレーム材を繋ぐ横フレーム材32a、32b、32c、32d、および軌道用台車1の所定の位置に横フレームと並行に位置する車軸21と前記車軸の両端に車輪2を取付け、軌道上を走行可能とした軌道用台車を示している。
また、本実施の形態においては、横フレーム32a及び32dにおいて、牽引用フック33と、ブレーキ操作のためのハンドル係止させるハンドル固定部47が溶接されている
。これにより、軌道用台車1をレール上でどちらの方向からも牽引することが可能であるとともに、進行方向に応じてハンドル位置を前後に付け替え可能としている。
本実施の形態におけるハンドルとしては、携帯性に優れ、邪魔にならず、使用しない場合には台車の底面等に取付けておけるように、図3に示すように所定の径と長さを有す略円柱形状のものを使用したが、ハンドルの形状や長さについてはその台車の使用状態に合わせて適宜調整可能である。
続いて、本実施の形態に用いられるブレーキ機構4について説明する。前記ブレーキ機構4は、制動止41、連結杆42、スプリング43、作動片44、ブレーキ杆45から構成される。
図2は本実施の形態における軌道用台車1の側面図であり、(a)はブレーキ機構4が配置された側の側面図であり、(b)も同側の側面図であるがブレーキ機構を透過して表した側面図である。ここで、制動止41は、軌道用台車1の前後車輪2の片側の車輪2の内側に配置され、制動止41は、車輪2の外周の一部に密着可能に三日月形状で車輪2との接触部分としてゴム、木材、プラスチック等のブレーキ材として周知の材料により構成される。
そして、ブレーキ杆45は、軌道用台車1の前後の横フレームの所定の位置に備えられたハンドル固定部47に軸支されたハンドル操作部46より所定の距離を延設され、ハンドル48の横フレーム方向の動きを縦フレーム方向の動きへと伝達させるため、略L字型の形状でその他端を作動片44と連結することで、ハンドル48の動きを制動止41に伝達できるようにしている。
続いて、ブレーキ機構4の制動装置は、制動止41が作動片44に軸支するとともに、軌道用台車1の一端に係止したスプリング43の他端を前記作動片44に係止することにより、スプリング43の付勢力により制動止41を車輪2に圧接することにより制動しブレーキが作動する一方、前記スプリング43の付勢力に抗するように、ブレーキ杆をスプリング43を延伸する方向へ動かすことにより車輪2と制動止41の密着が外れてブレーキが解除される(図示せず)。
本発明の実施の形態においては、図1および図2に示すように、前後車輪2に設けられた各制動止41を連結杆42を用いて連結し、前記スプリング43の付勢力とブレーキを解除する時のハンドル48から伝達される力をブレーキ杆から前後両制動止へ伝達可能な構成とした。
このように、本実施の形態においては、前後車輪2の制動止41を連結杆42により連結させることで、スプリング43の付勢力等を無駄なく伝達することが可能になるとともに、ワイヤー等を用いて力を伝達する場合と比較して、構造が簡単であり、故障等が起こりにくく、また、コスト面においても既存のブレーキ機構をそのまま使用できるため改造費を抑えることが可能であり、主に外での作業で雨滴や温度変化にさらされる軌道用の台車に用いるブレーキ機構として有用である。
また、図3は、本実施の形態に用いられる軌道用台車1を正面からみた使用状態を表した図である。ここで、本実施の形態に用いられる軌道用台車1のブレーキ操作においては、ハンドル48をハンドル固定部47に備えられたハンドル操作部46に挿入し、車軸方向の縦フレーム材31b方向に傾斜させるように動かすことにより、ブレーキ杆45が作動片44を介して、スプリング43の付勢力に抗して制動止41を車輪2から離すことによりブレーキを解除させることで、本実施の形態に用いられる軌道用台車1が移動可能と
なる。
その後、操作者がハンドル48より手を放すと、ハンドル48が力から開放されスプリング43の付勢力が再び働き制動止41は、再度車輪2の圧接を開始し、その摩擦によりブレーキが働き軌道用台車1を制動する。
そして、本発明の実施の形態においては、軌道用台車1の前後の車輪2の片側の2つの車輪に制動止41を設け、これらを連結杆42により接続してハンドル48の操作により同時に制動可能に配置したことにより、勾配が強い最大傾斜勾配が4%に達するような長い下り坂においても2つの制動止41の連動したブレーキにより十分な制動性能を発揮するとともに、複数の制動止41でブレーキすることで、摩擦による制動止41の摩耗を分散させることが可能となり、制動止41の交換間隔を延ばすことが可能な軌道用台車のブレーキ装置である。
さらに、ハンドル48は、本実施の形態においては、車軸方向に摺動することで、ブレーキの制動を調節するようにすることにより、進行方向に誤ってハンドルが押されて軌道用台車1が移動するようなことを防ぐことができる。もちろん、さらに安全性を高めるため、左右に摺動後に前後に可動する2段階の操作でブレーキが解除されるようにしてもよい。
1 軌道用台車、2 車輪、21 車軸、3 上板、31a,31b 縦フレーム材、32a,32b,32c,32d 横フレーム材、33 牽引用フック、4 ブレーキ機構、41 制動止、42 連結杆、43 スプリング、 44 作動片、45 ブレーキ杆、46 ハンドル操作部(接続筒)、47 ハンドル固定部、48 ハンドル

Claims (1)

  1. 軌道用台車の前後に両端に車輪を備えた車軸を配置した軌道上を走行可能な軌道用台車の車輪の回転を制動する軌道用台車のブレーキ機構において、
    前記ブレーキ機構は、前記軌道用台車の片側の各車輪の外周面にスプリングの付勢力により圧接される制動止と
    前記制動止を前記スプリングの付勢力に抗して前記車輪の外周面から離脱させるため、前記軌道用台車の前後の横フレームの所定の位置に備えられたハンドル固定部に軸支されたハンドル操作部より延設され、ハンドルの横フレーム方向の動きを縦フレーム方向の動きへと変化させる前記車軸方向に揺動するブレーキ杆と、
    前記車輪の着脱動作を同側の他の車輪に備えられた制動止へ伝達するための連結杆とからなり、
    記軌道用台車の前後横フレームのハンドル固定部のどちらか一方に挿入したハンドルを車軸方向に揺動させることにより、前記制動止をほぼ同時に操作可能とすること特徴とする軌道用台車のブレーキ装置。
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