JPH0535506Y2 - - Google Patents

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JPH0535506Y2
JPH0535506Y2 JP5469287U JP5469287U JPH0535506Y2 JP H0535506 Y2 JPH0535506 Y2 JP H0535506Y2 JP 5469287 U JP5469287 U JP 5469287U JP 5469287 U JP5469287 U JP 5469287U JP H0535506 Y2 JPH0535506 Y2 JP H0535506Y2
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lid
drive lever
flat plate
tip
engages
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Description

【考案の詳細な説明】 「考案の目的」 (産業上の利用分野) 本考案はカセツト装填口等のリツド機構に係
り、プランジヤ等による小さい動作ストロークで
リツドを完全に開くことができるようにしたリツ
ド機構に関するものである。
(従来の技術) カセツト装填口等に配置されたリツドをイジエ
クト等に際して動力で開く機構としては、従来
は、第5図及び第6図に示すように構成されてい
た。
支持軸12で開閉自在に支持されたリツド11
の側面には係合ピン13が設けられており、これ
に係合する駆動レバー14が配置されている。こ
の駆動レバー14は中間部に設けた支点15を中
心に回転するように配置され、プランジヤ(図示
しない)で後端側16を矢示16F方向(上方
向)に牽引することにより駆動レバー14を矢示
14F方向に回転させてその先端側で上記係合ピ
ン13を押し上げてリツドを開けるようになつて
いる。
(考案が解決しようとする問題点) ところが従来のリツド開け機構にあつては、第
6図に示すように、リツド11の側面の係合ピン
13が単なる丸ピンであり、また、駆動レバー1
4の先端側には係合突部17が形成されているた
め、リツド11が反開き状態から更に水平状態に
押し上げられようとするときに、第6図の仮想線
で示すように、上記係合突部17が係合ピン13
に当接してそれ以上開くことができず、リツドを
90度まで完全に開くことができなかつた。
また、上記したような構成では仮に係合突部1
7を取り去つても直線部にしたとしても、駆動レ
バー側縁が係合ピン13を単に横方向に押圧する
ように作用するだけでリツドを押し上げるように
は作動しない。このため駆動レバーの先端側を長
くしてカム状に形成し、しかもストロークの長い
プランジヤを使用しなければならないから小型化
に適さない等の不都合があり、また、これによつ
てもリツドを完全に開くことができる保証はない
し、駆動上のトラブルの原因ともなる。
リツド11を水平位置まで押し上げるために、
第7図Aに示すように、駆動レバー14を略
「コ」字状に形成すると共に回転支点を18の位
置に移動させることも考えられるが、この場合に
は逆に閉じられた状態のリツド11を開けるよう
とするときに第7図Bに示すように駆動レバー1
4が係合ピン13を単に上方向(矢示14f方
向)に押し上げるように作用するだけで係合ピン
13に対しては逆の力13Fがかかり、適確に開
くことができない、という欠点がある。
また、従来の係合ピン13にあつてはリツド側
面に差し込む形式では抜けてしまうおそれがあつ
て不良の原因となり、また、リツド枠を合成樹脂
等によつて成型して係合ピン13を一体成型する
と、係合ピンが細いために折れてしまう欠点があ
つた。
本考案の目的は上記した従来の欠点を解消し、
構成が簡単であると共に小さいストロークの駆動
源でリツドを適確に開けることができるようにし
たカセツト装填口等のリツド機構を提供すること
にある。
「考案の構成」 (問題点を解決するための手段) 本考案に係るカセツト装填口等のリツド機構
は、リツド側面に突設した係合ピンと該係合ピン
に係合するように配置された駆動レバーとからな
り、動力によつて回転する駆動レバーでリツドを
開くように構成したカセツト装填口等のリツド機
構において、上記係合ピンを円柱部と該円柱部の
側面に連設された平板部とによつて断面略逆鍵穴
状に形成し、リツド開け動作において駆動レバー
側縁の上記円柱部への係合が終了した状態で該駆
動レバーの先端部が平板部に係合するように構成
したものである。
この場合、駆動レバーの先端側には係合部の円
柱部に係合する垂直部と平板部に係合する弧状先
端部とを設けておくと、リツドを段差なくスムー
ズに開けることができる。
(作用) プランジヤ等によつて牽引することにより駆動
レバーが回転すると該駆動レバーの先端側の側縁
が先ず係合ピンの円柱部に係合してリツドを押し
開き、やがて駆動レバーの先端部が平板部に係合
して該先端部が平板部を滑る形態で移動できるた
めリツドは完全に開かれる。上記平板部は駆動レ
バーの先端部で支持されているから上記のように
して開かれたリツドはその状態を保持する。
駆動レバーが逆回転すると、該駆動レバーの先
端部が平板部を滑りながら移動し、やがて円柱部
が駆動レバーの先端部側縁に係合して更に駆動レ
バーが回転することによりリツドは閉じられる。
(実施例) 本考案に係るカセツト装填口等のリツド機構の
実施例を第1図乃至第4図に基づいて説明する
が、第1図は係合ピンと駆動レバーの先端側との
関係を示す斜視図、第2図は要部の側面図、第3
図A乃至Cは動作状態を示す側面図、第4図A、
Bは他の構成例を示す側面図である。
図において、1はカセツト装填口等に配置され
るリツドであつて、支持軸2により開閉自在に支
持されているが、該リツド1の側面には係合ピン
3が突設されている。4は係合ピン3に係合する
ように配置された駆動レバーであつて、後端側に
回転支点5を有し、該回転支点5のやや先端側寄
りの牽引部6をプランジヤ7によつて矢示6F方
向に牽引することにより矢示4F方向に回転す
る。
本考案においては上記係合ピン3は円柱部3a
と該円柱部3aの側面に連設された平板部3bと
によつて断面略逆鍵穴状に、即ち、鍵穴を逆向き
にしたような断面形状に形成されている。そして
リツド開け動作において駆動レバー4の先端側が
上記円柱部3aに係合してリツドを徐々に開いて
いつた後その係合が終了した状態で該駆動レバー
4の先端部が平板部3bに係合するようになつて
いる。
この場合、駆動レバー4の先端側の側縁、即
ち、上記円柱部3aに係合すべき側縁を垂直部4
aに形成し、また、上記平板部3bに係合すべき
先端部を弧状先端部4bに形成してある。これに
よつてリツド1が段差なくスムーズに開かれるよ
うになつている。
上記した構成の作動状態は第3図A〜Cに示さ
れており、リツド1が閉じられているAの状態で
駆動レバー4が矢示4F方向に回転するとその先
端側の垂直部4aが円柱部3aに係合してリツド
1が徐々に開かれ、Bに示すようにその係合が終
了した状態で該駆動レバー4の弧状先端部4bが
平板部3bに係合するようになつている。駆動レ
バー4が更に回転すると、Cに示すようにリツド
1の回転に伴なつて係合ピン3が水平状態になろ
うとするが、弧状先端部4bが平板部3b面を滑
る形態で移動できるからリツドを完全に開くこと
ができる。上記平板部3bは駆動レバー4の弧状
先端部4bで支持されているから上記のようにし
て開かれたリツド1はその状態を保持する。
リツド1はその自重により、或いは閉じる方向
に付勢されているバネ力により常時閉じる方向に
回転しようとしているが、リツドを閉じる場合に
は駆動レバー4を逆転させると該駆動レバー4の
弧状先端部4bが平板部3bを滑りながら移動
し、やがて円柱部3aが駆動レバー4の垂直部4
aに係合し、更に駆動レバー4が回転することに
よりリツド1が閉じられる。
第4図は他の構成例であり、係合ピン3として
の円柱部3a及び平板部3b、駆動レバー4の先
端側の形状などは上記した構成と同様でるが、駆
動レバー4の回転支点5に長穴5aを形成したも
のであり、これによつてプランジヤ7で駆動レバ
ー4が牽引されたとき駆動レバー4が斜め上方に
移動してリツド1を全開にする構成となつてい
る。
「考案の効果」 本考案に係るカセツト装填口等のリツド機構に
よれば、プランジヤ等によつて牽引することによ
り駆動レバーが回転すると該駆動レバーの先端部
の側縁が先ず係合ピンの円柱部に係合してリツド
が押し開かれ、やがて駆動レバーの先端部が平板
部に係合して該先端部が平板部を滑る形態で移動
できるからリツドを完全に開くことができる。
上記平板部は駆動レバーの先端部で支持されて
いるから上記のようにして開かれたリツドはその
状態を保持するが、駆動レバーを逆転させると該
駆動レバーの先端部が平板部を滑りながら移動
し、やがて円柱部が駆動レバーの先端部側縁に係
合して更に駆動レバーが回転することによりリツ
ドを閉じることができる。
このように簡単な構成でリツドを完全に開くこ
とができ、また、係合ピンは円柱部が平板部によ
つて補強されるから強度的には充分なものを得る
ことができて、合成樹脂によつてリツドと一体成
形することができるからコストダウンとなり、し
かもプランジヤ等の駆動ストロークは短いもので
よいから小型化に適し、車載用テーププレーヤ等
のリツド機構として最適である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案に係るカセツト装填
口等のリツド機構の実施例を示し、第1図は係合
ピンと駆動レバーの先端側との関係を示す斜視
図、第2図は要部の側面図、第3図A乃至Cは動
作状態を示す側面図、第4図A,Bは他の構成例
を示す側面図である。第5図乃至第7図は従来の
リツド開け機構を示し、第5図は斜視図、第6図
は不具合を説明するための要部の側面図、第7図
A,Bは駆動レバーの回転支点を上方に設定した
場合の不都合を説明するための側面図である。 1……リツド、2……支持軸、3……係合ピ
ン、3a……円柱部、3b……平板部、4……駆
動レバー、4a……垂直部、4b……弧状先端
部、5……回転支点、6……牽引部、7……プラ
ンジヤ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 リツド側面に突設した係合ピンと該係合ピン
    に係合するように配置された駆動レバーとから
    なり、動力によつて回転する駆動レバーでリツ
    ドを開くように構成したカセツト装填口等のリ
    ツド機構において、 上記係合ピンは円柱部と該円柱部の側面に連
    設された平板部とによつて断面略逆鍵穴状に形
    成されており、リツド開け動作において駆動レ
    バー側縁の上記円柱部への係合が終了した状態
    で該駆動レバーの先端部が平板部に係合するよ
    うに構成されていることを特徴とするリツド機
    構。 2 駆動レバーの先端側には円柱部に係合する垂
    直部と平板部に係合する弧状先端部とが形成さ
    れていることを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項記載のリツド機構。
JP5469287U 1987-04-13 1987-04-13 Expired - Lifetime JPH0535506Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5469287U JPH0535506Y2 (ja) 1987-04-13 1987-04-13

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JP5469287U JPH0535506Y2 (ja) 1987-04-13 1987-04-13

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Publication Number Publication Date
JPS63161490U JPS63161490U (ja) 1988-10-21
JPH0535506Y2 true JPH0535506Y2 (ja) 1993-09-08

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