JPH0534976U - 枕 - Google Patents
枕Info
- Publication number
- JPH0534976U JPH0534976U JP7278391U JP7278391U JPH0534976U JP H0534976 U JPH0534976 U JP H0534976U JP 7278391 U JP7278391 U JP 7278391U JP 7278391 U JP7278391 U JP 7278391U JP H0534976 U JPH0534976 U JP H0534976U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pillow
- batting
- deformation rate
- head
- natural
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Bedding Items (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 使用者の頸椎を理想的な状態で支え、疲労に
対する自然回復力を高めることのできる枕を提供する。 【構成】 比較的硬質の中綿であるそばがら31が充填
された凸部30に頸椎部(すなわち首の後側)を載せ、
枕本体20に後頭部を載せた状態で使用する。これによ
り、頸椎部を、上方に緩い凸をなすアーチ状(この状態
が、自然でかつ最も疲労を除去しやすい姿勢である。)
に支持しつつ、頭部を、フェザー22の充填された枕本
体20により、柔らかく、しかも、頸椎よりもやや下方
の位置で支持することができ、自然で質の高い眠りを提
供することができる。
対する自然回復力を高めることのできる枕を提供する。 【構成】 比較的硬質の中綿であるそばがら31が充填
された凸部30に頸椎部(すなわち首の後側)を載せ、
枕本体20に後頭部を載せた状態で使用する。これによ
り、頸椎部を、上方に緩い凸をなすアーチ状(この状態
が、自然でかつ最も疲労を除去しやすい姿勢である。)
に支持しつつ、頭部を、フェザー22の充填された枕本
体20により、柔らかく、しかも、頸椎よりもやや下方
の位置で支持することができ、自然で質の高い眠りを提
供することができる。
Description
【0001】
本考案は、睡眠に使用する枕に関するものである。
【0002】
図3は、従来の枕を示すものである。この枕1は、袋状に形成された側地の内 部に中綿が充填されて、断面楕円状の略円柱状に形成されたものである。この枕 1を使用した場合には、使用者の後頭部から頭頂部にかけた部分が上方に位置し 、顎が比較的下方に位置した状態(いわゆる顎が引けた状態)となり、頸椎に引 張り力が加わってこの頸椎を圧迫し、また、顎の下の顎舌骨筋を緊張させること になるため、肩こりや疲労が解消しにくいという不都合があった。
【0003】 そこで、出願人は、実開昭64ー41371号公報に示された枕を既に提案し ている。この枕1は、図4や図5に示したように、枕本体2を略U字状に屈曲さ せ、これによって生じた凹陥部3の内部に、図6に示したように、後頭部を収納 した状態で使用するもので、この枕1によれば、頸椎を枕本体2によって支持す ることができると共に、後頭部の位置を比較的に下降させることができるので、 顎舌骨筋の緊張を解き、疲労を解消させることができるという利点がある。
【0004】
しかしながら、この枕においては、枕本体を略U字状に屈曲させているために 、使用者が寝返りをうとうとすると、頭部の回転が、その両側に配置された枕本 体によって阻害されてしまい、寝返りがうちにくく、このため、仰臥姿勢が固定 され、疲労の解消を妨げることがあるという問題が、新たに本考案者により見出 された。
【0005】 本考案は、上記の事情に鑑みてなされたもので、頸椎を理想的な状態で支え、 疲労に対する自然回復力を高めることのできる枕を提供することを目的としてい る。
【0006】
請求項1に係る枕は、袋状に形成した側地の内部に変形率の高い中綿が充填さ れた枕本体と、この枕本体の上面から突設されるとともに一方向に沿って延長さ れ、かつ、内部に変形率の低い中綿が充填された凸部とを備えた構成とされてい る。
【0007】 請求項2に係る枕は、請求項1記載の枕において、変形率の高い中綿として羽 毛を用い、変形率の低い中綿としてそばがらを用いた構成とされている。
【0008】 請求項3に係る枕は、請求項1記載の枕において、変形率の高い中綿として羽 毛を用い、変形率の低い中綿としてパイマーを用いた構成とされている。ここで 、パイマーとは、硬質プラスチック(例えばポリプロピレンやポリエステルなど )製の管を切断して得られた、短い円筒状の部材をいい、これをそばがらと同様 に多数用いることにより、そばがらと同様の感触を得ることができるものである 。
【0009】 請求項4に係る枕は、請求項2または3記載の枕において、羽毛としてフェザ ーを用いた構成とされている。
【0010】
本考案の枕においては、変形率の低い、すなわち比較的硬質の中綿が充填され た凸部に頸椎部(すなわち首の後側)を載せ、枕本体に後頭部を載せた状態で使 用する。これにより、頸椎部を、上方に緩い凸をなすアーチ状(この状態が、自 然でかつ最も疲労を除去しやすい姿勢である。)に支持しつつ、頭部を、変形率 の高い、柔軟な中綿の充填された枕本体により、柔らかく、しかも、頸椎よりも やや下方の位置で支持することができ、自然で質の高い眠りを提供することがで きる。
【0011】
本考案の実施例に係る枕の実施例を図1および図2に基づいて説明する。
【0012】 本実施例の枕10は、平面視して長方形状をなす袋状に形成した側地21の内 部に、比較的に全長の長い羽毛であるフェザー(変形率の高い中綿)22(図2 )が充填されて構成された枕本体20と、この枕本体20の上面から突設され、 その長手方向に沿う一辺に沿って一方向に延長され、かつ、内部にそばがら(変 形率の低い中綿)31が充填された凸部30とを備えた構成とされている。
【0013】 前記凸部30は、枕本体20の上面に、長尺長方形状の布地32の側縁を縫い 付けることによって形成されているもので、その上面形状が、人体の頸椎の自然 な曲率に概略沿う緩い凸曲面をなすよう、そばがら31の充填量が調整されてい る。
【0014】 また、前記枕10における実際上好適な寸法について、図1に基づいて説明す ると、その長さLが63cm、枕本体20の一辺から凸部30までの幅W1が2 3cm、凸部30の幅W2が12cm、凸部30から枕本体20の他辺までの幅 W3が8cmである。
【0015】 ついで、本実施例に係る枕10の作用について説明する。
【0016】 この枕10は、枕本体20の他辺側に肩を配置し、一辺側に頭部を配置し、凸 部30に頸椎部(首の後側)を載せ、枕本体20に後頭部を載せた状態で使用す る。これにより、頸椎部を、そばがらによって比較的堅く形成された凸部30に よって、上方に緩い凸をなすアーチ状に確実に支持しつつ、頭部を、枕本体20 により、柔らかく、しかも、頸椎よりもやや下方の位置で支持することができる 。さらには、凸部30を、枕本体20の一辺に沿って一方向に形成したので、こ の凸部30が頭の回転を阻害することがなく、寝返りを自然に行うことができ、 仰臥姿勢が固定されることを防止することができる。
【0017】 したがって、本実施例の枕10によれば、頸椎や顎舌骨筋等に対する無理な圧 迫や緊張がないばかりか、仰臥姿勢の固定が全くなく、きわめて自然な状態の寝 姿勢を提供することができ、人間の持っている自然回復力を高め、首筋等におけ る疲労を除去することができ、質の高い眠りを提供することができるという利点 がある。
【0018】 さらに、本実施例の枕では、枕本体20の中綿としてフェザー22を使用して いるので、枕本体20に、柔軟性を与えつつしかも通気性を付与することができ 、頭部の神経圧迫を防止しつつ放熱性を向上させることができて、頭部を快適に 支持することができるため、一層質の高い眠りを提供することができるという利 点もある。
【0019】 なお、本例の枕においては、凸部30の中綿としてそばがらを用いたが、この 中綿としては、硬質プラスチックの管を短く切断して得られたパイマーであって もよい。このパイマーを用いた場合には、そばがらと同様の感触を得ることがで きるだけでなく、そばがらのような消毒作業が不要となり、しかも、虫の発生や 臭いの発生を防止することができるという利点がある。
【0020】
請求項1に係る枕は、袋状に形成した側地の内部に変形率の高い中綿が充填さ れた枕本体と、この枕本体の上面から突設されるとともに一方向に沿って延長さ れ、かつ、内部に変形率の低い中綿が充填された凸部とを備えた構成とされてい るので、凸部に頸椎部を載せ、枕本体に後頭部を載せた状態で使用することによ り、頸椎部を、上方に緩い凸をなすアーチ状に確実に支持しつつ、頭部を、枕本 体により、柔らかく、しかも、頸椎よりもやや下方の位置で支持することができ 、頸椎等に無理な圧迫や緊張がないばかりか、仰臥姿勢の固定が全くなく、きわ めて自然な状態の寝姿勢を提供することができ、人間の持っている自然回復力を 高め、首筋等における疲労を除去することができ、質の高い眠りを提供すること ができるという効果がある。
【0021】 請求項2に係る枕は、請求項1記載の枕において、変形率の高い中綿として羽 毛を用い、変形率の低い中綿としてそばがらを用いた構成とされているので、羽 毛の柔軟性のため、頭部の神経を圧迫することなく快適に支持でき、また、そば がらにより、頸椎を確実に支持することができる。
【0022】 請求項3に係る枕は、請求項1記載の枕において、変形率の高い中綿として羽 毛を用い、変形率の低い中綿としてパイマーを用いた構成とされているので、そ ばがらと同様の感触を得ることができるだけでなく、そばがらのような消毒作業 が不要となり、しかも、虫や臭いの発生を防止することができる。
【0023】 請求項4に係る枕は、請求項2または3記載の枕において、羽毛としてフェザ ーを用いた構成とされているので、枕本体に、柔軟性を与えつつしかも通気性を 付与することができ、頭部をさらに快適に支持することができる。
【図1】本考案の実施例に係る枕の平面図である。
【図2】図一のA−A線に沿う断面図である。
【図3】従来の枕を示す側面図である。
【図4】従来の枕を示す斜視図である。
【図5】従来の枕を示す斜視図である。
【図6】従来の枕の使用方法を示す側面図である。
10 枕 20 枕本体 21 側地 22 フェザー(変形率の高い中綿) 30 凸部 31 そばがら(変形率の低い中綿)
Claims (4)
- 【請求項1】 袋状に形成した側地の内部に変形率の高
い中綿が充填された枕本体と、この枕本体の上面から突
設されるとともに一方向に沿って延長され、かつ、内部
に変形率の低い中綿が充填された凸部とを備えたことを
特徴とする枕。 - 【請求項2】 前記変形率の高い中綿として羽毛を用
い、前記変形率の低い中綿としてそばがらを用いたこと
を特徴とする請求項1記載の枕。 - 【請求項3】 前記変形率の高い中綿として羽毛を用
い、前記変形率の低い中綿としてパイマーを用いたこと
を特徴とする請求項1記載の枕。 - 【請求項4】 前記羽毛としてフェザーを用いたことを
特徴とする請求項2または3記載の枕。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7278391U JPH0534976U (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | 枕 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7278391U JPH0534976U (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | 枕 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0534976U true JPH0534976U (ja) | 1993-05-14 |
Family
ID=13499336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7278391U Pending JPH0534976U (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | 枕 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0534976U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1156562A (ja) * | 1997-08-12 | 1999-03-02 | Morishita Kk | 枕 |
JP5365966B1 (ja) * | 2013-03-14 | 2013-12-11 | 株式会社T&Kコーポレーション | 枕 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5913695A (ja) * | 1982-07-09 | 1984-01-24 | インタ−ナショナル ビジネス マシ−ンズ コ−ポレ−ション | シリコン結晶成長方法 |
JPS59183223A (ja) * | 1983-04-01 | 1984-10-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 高周波加熱装置 |
JPS604861A (ja) * | 1983-06-22 | 1985-01-11 | Nippon Tectron Co Ltd | 自動分析装置 |
JPS6066429A (ja) * | 1983-09-21 | 1985-04-16 | Fujitsu Ltd | 光電子像縮小投影式電子ビ−ム露光方法 |
-
1991
- 1991-09-10 JP JP7278391U patent/JPH0534976U/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5913695A (ja) * | 1982-07-09 | 1984-01-24 | インタ−ナショナル ビジネス マシ−ンズ コ−ポレ−ション | シリコン結晶成長方法 |
JPS59183223A (ja) * | 1983-04-01 | 1984-10-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 高周波加熱装置 |
JPS604861A (ja) * | 1983-06-22 | 1985-01-11 | Nippon Tectron Co Ltd | 自動分析装置 |
JPS6066429A (ja) * | 1983-09-21 | 1985-04-16 | Fujitsu Ltd | 光電子像縮小投影式電子ビ−ム露光方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1156562A (ja) * | 1997-08-12 | 1999-03-02 | Morishita Kk | 枕 |
JP5365966B1 (ja) * | 2013-03-14 | 2013-12-11 | 株式会社T&Kコーポレーション | 枕 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR200487972Y1 (ko) | 거북목 및 라운드 솔더 교정용 흉추 베개 | |
CN202375701U (zh) | 一种保健枕 | |
CN211933538U (zh) | 颈椎纠正枕 | |
JP2005046553A (ja) | 健康枕 | |
KR102165906B1 (ko) | 경추 지압 베개 | |
JPH0534976U (ja) | 枕 | |
JPH10137095A (ja) | 首まくら | |
JPH0723840A (ja) | 枕 | |
JP2007044389A (ja) | 運動補助具 | |
JPH0636789Y2 (ja) | 枕 | |
JPH063310U (ja) | 乳児の頭蓋変形矯正用背当て枕 | |
JP2015205015A (ja) | 枕 | |
CN214341480U (zh) | 一种四仓力学护颈枕 | |
JP3085524U (ja) | 首 枕 | |
JPS6311955Y2 (ja) | ||
KR102597742B1 (ko) | 베개 | |
KR200471522Y1 (ko) | 경추 및 흉추 지지용 베개 | |
JP4289944B2 (ja) | 快眠のための変形まくら | |
KR102674884B1 (ko) | 목 어깨 자세 교정기 | |
JPS6038978Y2 (ja) | 脊椎湾曲症矯正用座布団 | |
KR101346804B1 (ko) | 베개 | |
CN202198259U (zh) | 仰卧侧卧皆达头部位平衡和颈椎放松的枕头 | |
JPH0433863Y2 (ja) | ||
JP3112519U (ja) | 枕 | |
JP3041464U (ja) | 枕 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19941206 |