JPH10137095A - 首まくら - Google Patents

首まくら

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JPH10137095A
JPH10137095A JP26485997A JP26485997A JPH10137095A JP H10137095 A JPH10137095 A JP H10137095A JP 26485997 A JP26485997 A JP 26485997A JP 26485997 A JP26485997 A JP 26485997A JP H10137095 A JPH10137095 A JP H10137095A
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JP
Japan
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pillow
neck
cylindrical
peripheral surface
shoulder
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JP26485997A
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English (en)
Inventor
Takeo Serizawa
芹沢建夫
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Original Assignee
Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 わずかな時間を利用して自宅で手軽に、鞭打
ち症、頭痛、肩こり、手足のしびれ、寝違い等の一因と
なる頸椎部の歪みやズレを矯正することができるととも
に、これにより生じる痛み等を解消する首まくらを提供
する。 【解決手段】 断面が楔形状で所定の大きさを有するま
くら本体の両面に、それぞれ頸部に宛てがう小隆起部と
大隆起部とが、頭部を載置するように湾曲形成された頭
部載置面を介して連接し、両面に対向して形成された大
隆起部が後方に垂下した後頭部を床面から離間した状態
で保持し得る所定の高さを有するとともに、通気性及び
肌触りが良く適度の弾力性及び硬さを有するクッション
体により形成する。また、まくら本体内に装入された中
空の芯体に、通気口を設け、もしくはバイブレータによ
り振動する振動板を装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、頸部を載置し後方
に垂下した後頭部を床面から離間した状態で保持するこ
とにより、頸椎部に付随する後頭筋の緊張状態を解放す
るとともに、頸椎の歪みを矯正して、正しく寝姿勢を保
つ首まくらに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、寝姿勢を安定させるために使用す
るまくらとしては、種々の形状及び機能をもったまくら
が開発されているが、鞭打ち症,寝違い,頸関節症等の
一因となる頸椎部のズレを矯正するための頸部に宛がう
まくらは未だ開発されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】私達現代人は、以前か
ら姿勢の悪さが指摘されると同時に、同一姿勢で同一作
業を反復継続する毎日を送っている。このため、頸,
肩,背中のコリ、頭痛、手足のしびれ,痛みなどに悩ま
されている人が多い。
【0004】これらの日常的に生じる頸,肩,背中のコ
リ、頭痛、手足のしびれ,痛み等は正しい姿勢が崩れる
ことにより、頸椎及び脊椎が歪み、体の重心線が狂って
しまい、頸部や肩部に異常な力がかかることに起因する
ものと考えられている。
【0005】すなわち、5kg以上もあるといわれる頭
部を支える頸椎,頭部に加えて体重の約8分の1もある
といわれる腕,その他上半身を支える脊椎には、それぞ
れ骨格筋が付随しており、これら骨格筋は正しい姿勢を
保持するために常に緊張状態にある。また、悪い姿勢を
続けることにより、頭部,腕などの重量が頸椎や脊椎に
異常に作用し、これらに歪みを生じさせることもある。
日常的に生じるコリ,痛み,しびれ等は、骨格筋が緊張
して硬くなり血行が悪化してうっ血状態になってしまっ
たり、頸椎及び脊椎の歪みにより脊椎孔を通る中枢神経
である脊髄が圧迫されたりすることに起因するのであ
る。
【0006】したがって、単に寝姿勢を安定させるため
に使用されるまくら以外に、わずかな時間を利用して自
宅で手軽に、骨格筋の緊張状態を解放するとともに、鞭
打ち症,寝違い,頸関節症等の一因となる頸椎の歪みを
矯正して正しい姿勢を回復させるまくらが必要とされる
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、以下の技術的手段を講じた。頸椎部のズ
レを矯正するため頸部に宛がうまくらで、円筒形まくら
本体の外周面にクッション体を被包し、当該外周面を変
形した頸椎部を載置する頸部載置面とし、左右方向に肩
幅間隔で延在するとともに、円筒形まくら本体の高さを
11cm前後に形成し、後方に垂下した後頭部を床面か
ら離間した状態で保持するように形成されたことを特徴
とする首まくらを構成した。
【0008】また、頸椎部のズレを矯正するための頸部
に宛がうまくらで、円筒形まくら本体の外周面にクッシ
ョン体を被包し、当該外周面を変形した頸椎部を載置す
る頸部載置面とし、左右方向に肩幅間隔で延在するとと
もに、円筒形まくら本体の高さを11cm前後に形成
し、後方に垂下した後頭部を床面から離間した状態で保
持するように形成されるとともに、当該円筒形まくら本
体の周面に連接して、断面が楔形状で、肩部及び背中上
部を載置する肩・背中載置面が、一面もしくは両面に、
当該周面から緩やかに湾曲するように形成された舌状の
クッション体を設けたことを特徴とする首まくらを構成
した。
【0009】また、前記円筒形まくら本体の外周面に複
数の通気口が形成されたことを特徴とする首まくらを構
成した。
【0010】また、前記クッション体表面に多数の突起
が散在形成されたことを特徴とする首まくらを構成し
た。
【0011】また、前記円筒形まくら本体内周面にバイ
ブレータにより振動する振動板が周着されたことを特徴
とする首まくらを構成した。
【0012】また、前記円筒形まくら本体内周面にカイ
ロホルダーが形成されたことを特徴とする首まくらを構
成した。
【0013】また、円筒形まくら本体と舌状クッション
体とが、通気性及び肌触りが良く適度の弾力性及び硬さ
を有する合成発泡樹脂により一体に形成されたことを特
徴とする首まくらを構成した。
【0014】また、断面が楔形状で所定の大きさを有す
るまくら本体の一面に、それぞれ頸部に宛がう小隆起部
と大隆起部とが、頭部を載置するように湾曲形成された
頭部載置面を介して連接するとともに、他面に、肩部及
び背中上部を載置する肩・背中載置面が緩やかに湾曲し
て相対向して形成された大隆起部に連接しており、両面
それぞれに形成された大隆起部が後方に垂下した後頭部
を床面から離間した状態で保持し得る高さを有するとと
もに、通気性及び肌触りが良く適度の弾力性及び硬さを
有するクッション体により形成されたことを特徴とする
首まくらを構成した。
【0015】さらに、断面が楔形状で所定の大きさを有
するまくら本体の両面に、それぞれ頸部に宛がう小隆起
部と大隆起部とが、頭部を載置するように湾曲形成され
た頭部載置面を介して連接し、両面に対向した形成され
た大隆起部が後方に垂下した後頭部を床面から離間した
状態で保持し得る所定の高さを有するとともに、通気性
及び肌触りが良く適度の弾力性及び硬さを有するクッシ
ョン体により形成されたことを特徴とする首まくらを構
成した。また、まくら本体内所定位置に、断面が円形も
しくは楔形状で、所定の大きさを有する中空の円筒形も
しくは楔形の芯体が装入されたことを特徴とする首まく
らを構成した。また、前記芯体の外周面に複数の通気口
が形成されたことを特徴とする首まくらを構成した。さ
らに、前記芯体の内周面所定位置にバイブレータにより
振動する振動板が装着されたことを特徴とする首まくら
を構成した。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施の形態
について図面に基づいて詳細に説明する。図1におい
て、首まくら1は、弾力性を有する中空の円筒形まくら
本体3の外周面に、合成発泡樹脂を基材とするクッショ
ン体5が被包されたものを横臥状態としたものである。
円筒形まくら本体3の両端部内周面にはめねじが切ら
れ、当該めねじに螺合するおねじ部が裏面に形成された
蓋体7が取り外し可能に取着されている。
【0017】円筒形まくら本体3は、適度な弾力性及び
強度を有する合成樹脂等からなり、クッション体5は通
気性及び肌触りが良く適度の弾力性を有する合成発泡樹
脂、例えばウレタンフォーム等からなるものである。
【0018】円筒形まくら本体3の外周面は、変形した
頸椎部に適合して頸部を載置する頸部載置面9となって
おり、肩幅間隔で延在している。また、円筒形まくら本
体3の直径(高さ)は、後方に垂下した後頭部を床面か
ら離間した状態で保持する高さを有しており、11cm
前後に形成することが望ましい。円筒形まくら本体3及
びクッション体5が適度の弾力性を有していることによ
り、前湾する頸椎部に具合よく適合するとともに、頸部
載置面9が肩幅間隔で延在することにより、頸部を支点
として後湾する脊椎胸部を引き伸すように作用する。ま
た、後方に垂下した頭部の重量により、頸部が牽引され
る。さらに、首まくら1が円筒形であることにより、前
後方向に容易に転動することができ、体勢を変えること
なく首まくら1が最もフィットした状態で頸部にあてが
われる。
【0018】また、図2に示すように、円筒形まくら本
体3の外周面に複数の通気口11を形成したものであっ
てもよい。通気口11により、通気性良好な材質よりな
るクッション体5を介して、首まくら1内と外界とが通
気状態となり熱がこもることもない。
【0019】また、図3に示すように、クッション体5
の表面に多数の突起21が散在形成されたものであって
もよい。突起21は幾分硬質のものであることが望まし
い。突起21は、頸部とくにうなじ部分に集中するとい
われる多数の反応ポイント(いわゆるツボ)を刺激する
ことにより、これに対応する各器官の異常を回復させ
る。
【0020】さらに、図4に示すように、円筒形まくら
本体3の内周面に周着された振動板15,バイブレータ
17及び充電式のバッテリ19を首まくら1に内設し、
タイマー付スイッチ(図示せず)により円筒形まくら本
体3を振動させるようにすることもできる。バイブレー
タ17の振動マッサージにより、筋肉の緊張状態が解放
され、血行が促進されるとともにうっ血状態が改善され
る。
【0021】さらに、図5に示すように、円筒形まくら
本体3の内周面にカイロホルダー23を形成したもので
あってもよい。カイロホルダー23は、使い捨てカイロ
25等を挾持するかぎの手状の挾持片が対向して設けら
れたものであり、当該カイロの温熱により血行を促進
し、筋肉の緊張状態を解放し、コリや痛み等を緩和する
ためのものである。
【0022】使用者は、図6に示すように、首まくら1
を頸部にあてがい仰臥する。この時、後頭部は床面から
離間した状態となっており、若干の間隙27が生じてい
る。首まくら1の頸部載置面9には頸部及び肩上部が載
置され、変形した頸椎が牽引されるとともに、頸椎に付
随する後頭筋の緊張状態が解放され、同時に後方に垂下
した頭部の重量により頸椎が牽引されて、頸椎の歪みが
矯正される。首まくら1は円筒形をしているため、無理
に体勢を変えることなく前後方向に容易に転動すること
ができ、最もフィットした状態で頸部にあれがわれる。
【0023】さらに、通気性良好な材質よりなるクッシ
ョン体5が被包され、円筒形まくら本体3の外周面に通
気口11が形成されているため、内部に熱がこもること
もない。
【0024】また、バイブレータ17の振動マッサージ
及びクッション体5の表面に形成された多数の突起21
により、筋肉の緊張状態が解放され、血行が促進され
て、うっ血状態が改善されるとともに、頸部とくにうな
じ部分に集中する多数の反応ポイントが刺激され、これ
に対する各器官の異常も回復される。
【0025】さらに、カイロホルダー23に装着された
カイロの温熱により血行が促進され、筋肉の緊張状態が
解放され、コリや痛み等が緩和される。
【0026】また、図7に示すように、クッション体5
で被包された円筒形まくら本体3の周面に連接して、肩
部及び背中上部を載置する肩・背中載置面29が形成さ
れた、断面が楔形状の舌状クッション体31が設けられ
た首まくら1aとすることもできる。
【0027】舌状クッション体31の肩・背中載置面2
9は、円筒形まくら本体3と同じ横幅を有し、肩部及び
後湾する背中上部にほどよく適合するように、円筒形ま
くら本体3の周面から緩やかに湾曲するように形成され
るとともに、肩部及び背中上部を載置するのに十分な広
さを有するものである。
【0028】また、図8に示すように、舌状クッション
体31の上下両面に肩・背中載置面29が形成された首
まくら1bとすることもできる。これにより、首まくら
1bの表裏を気にかけることなく、また汚損した場合に
おいても反対側を使用することが可能となる。
【0029】舌状クッション体31は、円筒形まくら本
体3を被包するクッション体5と同様、通気性及び肌触
りが良く適度の弾力性を有する合成発泡樹脂、例えばウ
レタンフォーム等からなり、円筒形まくら本体3を被包
するクッション体5に付設するものであってもよいし、
これと一体に形成するものであってもよい。
【0030】図9に示す首まくら1cは、円筒形まくら
本体3aと舌状クッション体31aとが、通気性及び肌
触りが良く適度の弾力性を有する合成発泡樹脂により一
体に形成されたものである。円筒形まくら本体3aに形
成された頸部載置面9は、頸部を載置するとともに、後
頭部を床面から離間した状態で保持し得る必要があるた
め、当該合成発泡樹脂は、適度な硬さを有するものでな
ければならない。また、肩・背中載置面29は、上下い
ずれか一面に形成されたものであってもよい。
【0031】クッション体5により被包された円筒形ま
くら本体3の周面に連接して、もしくは、円筒形まくら
本体3aと一体に、断面が楔形状で肩部及び背中上部を
載置する肩・背中載置面29が、一面もしくは両面に、
当該周面から緩やかに湾曲するように形成された舌状ク
ッション体31が設けられたことにより、転動すること
なく安定した状態で使用することができるとともに、背
中上部,肩部及び頸部が首まくら1a,1b,1cに具
合よくフィットして違和感なく宛がわれ、くつろいだ気
分で所期の効果を得ることができる。
【0032】なお、クッション体5及び舌状クッション
体31を適宜カバーで被包するものであってもよい。
【0033】使用者は、図10に示すように、首まくら
1a,1b,1cを頸部にあてがい仰臥する。この時、
後頭部は床面から離間した状態となっており、若干の間
隙27が生じている。首まくら1a,1b,1cの頸部
載置面9には頸部及び肩上部が載置されるとともに、舌
状クッション体31の肩・背中載置面29には肩部及び
背中上部が載置され、安定した状態でかつ違和感なく、
くつろいだ気分で仰臥することができ、変形した頸椎が
牽引されるとともに、頸椎に付随する後頭筋の緊張状態
が解放され、同時に後方に垂下した頭部の重量により頸
椎が牽引されて、頸椎の歪みが矯正される。
【0034】また、図11に示すように、断面が楔形状
で、所定箇所を載置するのに十分な広さを有するまくら
本体33の上面に、使用状態に応じてそれぞれ頸部に宛
がわれる小隆起部35と大隆起部37とが、頭部を載置
するように湾曲形成された頭部載置面39を介して連接
するように形成するとともに、下面に、肩部及び背中上
部を載置する肩・背中載置面29が緩やかに湾曲して上
面の大隆起部37に対向して形成された大隆起部37a
に連接するように形成した首まくら1dとすることもで
きる。なお、小隆起部35には、これに連接して肩・背
中載置面36,36aが緩やかに湾曲して形成されてい
る。
【0035】上下面それぞれに形成された大隆起部3
7,37a間は、頸部を載置するとともに、後方に垂下
した後頭部を床面から離間した状態で保持し得るように
高さが11cm前後に形成される。
【0036】まくら本体33は、通気性及び肌触りが良
く適度の弾力性及び硬さを有するように、合成発泡樹
脂、例えばウレタンフォーム等からなるクッション体4
1により形成されている。
【0037】さらに図12に示すように、まくら本体3
3の上面及び下面に、使用状態に応じてそれぞれ頸部に
宛がわれる小隆起部35,35aと大隆起部37.37
aとが、頭部を載置するように湾曲形成された頭部載置
面39,39aを介して連接するように形成され、上述
したように大隆起部37,37a間は、高さが11cm
前後に形成され、クッション体41により形成された首
まくら1eであってもよい。
【0038】また、図13及び図14に示すように、前
記首まくら1d及び1eのまくら本体33内に、断面が
円形もしくは楔形状で、所定の大きさを有する中空の円
筒形もしくは、楔形の芯体45を装入するものであって
もよい。 円筒形の芯体45は、図1に示す円筒形まく
ら本体3と同一形状で、左右方向に肩幅間隔で延在する
とともに、後方に垂下した後頭部を床面から離間した状
態で保持し得る高さを有するものであり、大隆起部3
7,37a間に装入される。また、楔形状の芯体45
は、図13に示すように、断面が楔形で、左右方向に肩
幅間隔で延在するとともに、前後方向に頸部及び肩・背
中上部を支持する傾斜面47が所定角度で形成され、前
端49は後方に垂下した後頭部を床面から離間した状態
で保持する高さを有するものであり、図14に示すよう
に、前端49が大隆起部37,37a間に位置するよう
に装入される。芯体45の両側部には、蓋体7,51が
取外し可能に取着されている。
【0039】まくら本体33内に、中空の芯体45が装
入されることにより、まくら本体33が適度の弾力性を
維持するとともに、蓋体7,51を取外して使用するこ
とにより、内部に熱がこもることもない。
【0040】また、前記芯体45の外周面に複数の通気
口を形成することにより放熱性がより高められる。すな
わち、円筒形の芯体45にあっては、図2に示す円筒形
まくら本体3と同一に形成されたものであり、楔形状の
芯体45にあっては、図15に示すように、傾斜面47
に通気口53が複数形成されたものである。通気口1
1,53により、通気性良好な材質よりなるクッション
体41を介して、首まくら1d,1e内と外界とが通気
状態となり熱がこもることもない。
【0041】さらに、前記芯体45の内周面所定位置
に、バイブレータにより振動する振動板を装着すること
もできる。すなわち、円筒形の芯体45にあっては、図
4に示す円筒形まくら本体3と同一に形成されたもので
あり、楔形状の芯体45にあっては、図16に示すよう
に、振動板55,バイブレータ57及び充電式のバッテ
リ59を芯体45内に内設し、タイマー付スイッチ(図
示せず)により芯体45を振動させる。バイブレータ1
7,57の振動マッサージにより、筋肉の緊張状態が解
放され、血行が促進され、効果的に頸椎の歪を矯正す
る。
【0042】使用者は、通常のまくらとして使用する場
合には、図17に示すように頭部を頭部載置面39に載
置することにより、前湾する頸部が小隆起部35に宛が
われ、肩及び背中上部が肩・背中載置面36及び舌状先
端部43を押圧するため、まくら本体1eが安定した状
態で具合よく身体に適合する。また、首まくらとして使
用する場合には、図18に示すように、前湾する頸部を
大隆起部37に載置することにより、後湾する胸椎部が
頭部載置面39に宛がわれるため、まくら本体1eが安
定した状態で具合よく身体に適合するとともに、変形し
た頸椎が牽引され、頸椎に付随する後頭筋の緊張状態が
解放され、歪んだ頸椎が矯正される。
【0043】
【発明の効果】本発明は、上述したように構成されてい
るので、わずかな時間を利用して手軽に、骨格筋の緊張
状態を解放するとともに、変形した頸椎の歪みを矯正し
た正しい姿勢を回復させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、首まくらを示す斜視図。(b)は、
同A−A断面図。
【図2】通気口が形成された円筒形まくら本体を示す斜
視図。
【図3】クッション体に突起が形成された円筒形まくら
本体の切断端面図。
【図4】バイブレータにより振動する振動板が周着され
た円筒形まくら本体の切断端面図。
【図5】カイロホルダーが形成された円筒形まくら本体
の切断端面図。
【図6】首まくらの使用状態を示す概略図。
【図7】一面に肩・背中載置面を形成した舌状クッショ
ン体が設けられた首まくらの切断端面図。
【図8】両面に肩・背中載置面を形成した舌状クッショ
ン体が設けられた首まくらの切断端面図。
【図9】円筒形まくら本体と舌状クッション体とが合成
発泡樹脂により一体に形成された首まくらの切断端面
図。
【図10】他の実施の形態に係る首まくらの使用状態を
示す概略図。
【図11】他の実施の形態に係る首まくらの切断端面
図。
【図12】他の実施の形態に係る首まくらの切断端面
図。
【図13】まくら本体内に装入する芯体を示す側面図。
【図14】芯体が装入された首まくらの切断端面図。
【図15】通気口が形成された芯体を示す概略図。
【図16】バイブレータにより振動する振動板が装着さ
れた芯体の切断端面図。
【図17】通常のまくらとして使用した状態を示す概略
図。
【図18】首まくらとして使用した状態を示す概略図。
【符号の説明】
1,1a,1b,1c,1d,1e 首まくら 3,3a 円筒形まくら本体 5 クッション体 9 頸部載置面 11,53 通気口 15,55 振動板 17,57 バイブレータ 21 突起 23 カイロホルダー 25 使い捨てカイロ 27 間隙 29 肩・背中載置面 31,31a 舌状クッション体 33 まくら本体 35,35a 小隆起部 37,37a 大隆起部 39,39a 頭部載置面 41 クッション体 43 舌状先端部 45 芯体

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頸椎部のズレを矯正するため頸部に宛て
    がうまくらで、円筒形まくら本体の外周面にクッション
    体を被包し、当該外周面を変形した頸椎部を載置する頸
    部載置面とし、左右方向に肩幅間隔で延在するととも
    に、円筒形まくら本体の高さを11cm前後に形成し、
    後方に垂下した後頭部を床面から離間した状態で保持す
    るように形成されたことを特徴とする首まくら。
  2. 【請求項2】 頸椎部のズレを矯正するため頸部に宛て
    がうまくらで、円筒形まくら本体の外周面にクッション
    体を被包し、当該外周面を変形した頸椎部を載置する頸
    部載置面とし、左右方向に肩幅間隔で延在するととも
    に、円筒形まくら本体の高さを11cm前後に形成し、
    後方に垂下した後頭部を床面から離間した状態で保持す
    るように形成されるとともに、当該円筒形まくら本体の
    周面に連接して、断面が楔形状で、肩部及び背中上部を
    載置する肩・背中載置面が、一面もしくは両面に、当該
    周面から緩やかに湾曲するように形成された舌状のクッ
    ション体を設けたことを特徴とする首まくら。
  3. 【請求項3】 前記円筒形まくら本体の外周面に複数の
    通気口が形成されたことを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の首まくら。
  4. 【請求項4】 前記クッション体表面に多数の突起が散
    在形成されたことを特徴とする請求項1,請求項2また
    は請求項3記載の首まくら。
  5. 【請求項5】 前記円筒形まくら本体内周面にバイブレ
    ータにより振動する振動板が周着されたことを特徴とす
    る請求項1,請求項2,請求項3または請求項4記載の
    首まくら。
  6. 【請求項6】 前記円筒形まくら本体内周面にカイロホ
    ルダーが形成されたことを特徴とする請求項1,請求項
    2,請求項3または請求項4記載の首まくら。
  7. 【請求項7】 円筒形まくら本体と舌状クッション体と
    が、通気性及び肌触りが良く適度の弾力性及び硬さを有
    する合成発泡樹脂により一体に形成されたことを特徴と
    する首まくら。
  8. 【請求項8】 断面が楔形状で所定の大きさを有するま
    くら本体の一面に、それぞれ頸部に宛てがう小隆起部と
    大隆起部とが、頭部を載置するように湾曲形成された頭
    部載置面を介して連接するとともに、他面に、肩部及び
    背中上部を載置する肩・背中載置面が緩やかに湾曲して
    相対向して形成された大隆起部に連接しており、両面そ
    れぞれに形成された大隆起部が、後方に垂下した後頭部
    を床面から離間した状態で保持し得る高さを有するとと
    もに、通気性及び肌触りが良く適度の弾力性及び硬さを
    有するクッション体により形成されたことを特徴とする
    首まくら。
  9. 【請求項9】 断面が楔形状で所定の大きさを有するま
    くら本体の両面に、それぞれ頸部に宛てがう小隆起部と
    大隆起部とが、頭部を載置するように湾曲形成された頭
    部載置面を介して連接し、両面に対向して形成された大
    隆起部が後方に垂下した後頭部を床面から離間した状態
    で保持し得る所定の高さを有するとともに、通気性及び
    肌触りが良く適度の弾力性及び硬さを有するクッション
    体により形成されたことを特徴とする首まくら。
  10. 【請求項10】 前記まくら本体内所定位置に、断面が
    円形もしくは楔形状で、所定の大きさを有する中空の円
    筒形もしくは楔形の芯体が装入されたことを特徴とする
    請求項8または請求項9記載の首まくら。
  11. 【請求項11】 前記芯体の外周面に複数の通気口が形
    成されたことを特徴とする請求項10記載の首まくら。
  12. 【請求項12】 前記芯体の内周面所定位置にバイブレ
    ータにより振動する振動板が装着されたことを特徴とす
    る請求項10または請求項11記載の首まくら。
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