JPH0534936U - キヤビネツトの連結構造 - Google Patents

キヤビネツトの連結構造

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JPH0534936U
JPH0534936U JP9452891U JP9452891U JPH0534936U JP H0534936 U JPH0534936 U JP H0534936U JP 9452891 U JP9452891 U JP 9452891U JP 9452891 U JP9452891 U JP 9452891U JP H0534936 U JPH0534936 U JP H0534936U
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Japan
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connecting member
cabinet
cabinets
hooking
side plate
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Application number
JP9452891U
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Inventor
良成 坂井
Original Assignee
河村電器産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のキャビネットを、工具を使用すること
なく、簡単な操作で短時間に、見栄えよくかつ堅固に連
結する。 【構成】 一対のキャビネットの相接合する側板2の端
面に切り欠き段部3が形成され、この切り欠き段部3に
対応する位置の側板2の内面には、掛止溝4が夫々刻設
されている。また、基板5aと側板5b,5bとから成
る断面コ字状の連結部材5は、両側板5bの端側に掛止
突起5cを夫々設けている。そして、切り欠き段部3に
連結部材5の基板5aが前方から嵌入すると共に、掛止
溝4に掛止突起5cが掛止されて構成される。この連結
部材5によって、一対のキャビネットが、ワンタッチで
かつ堅固に連結される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は複数のキャビネットを一体に連結するための構造に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
一般に、比較的重いキャビネットを据付ける場合、容易に搬送できるようにキ ャビネットを複数個に分割して現場に搬入し、そこで一体に連結して組立ててい る。 この種のキャビネットの連結構造として、従来、例えば、図8および図9に示 す技術が知られている。即ち、図8は第一従来例のキャビネットの連結構造を示 す斜視図、図9は第二従来例のキャビネットの連結構造を示す斜視図である。 第一従来例の連結構造においては、一対のキャビネット21の相接合する側板 22に連結孔23を形成し、その連結孔23にボルト24を挿通してナット25 を締付けることにより、各キャビネット21が相互に連結されている。 また、第二従来例においては、天板26、連結板27、アングル28を使用し 、これらをネジ29でキャビネット21の各部に固定することにより、一対のキ ャビネット21が相互に連結されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、第一従来例の連結構造によると、連結孔23の位置合わせのみなら ず、ボルト24およびナット25の締付けに相当の時間を要するという問題点が あった。また、第二従来例の連結構造によると、キャビネット21の数が増えた 場合に、それぞれ大きな天板26、連結板27、アングル28を使用しなければ ならず、ネジ29の締付け箇所が増え、施工時間が長くかかるという不都合があ った。しかも、いずれの場合も、ネジ締めによってキャビネット21を連結する ため、スパナ、ドライバー等の工具を使用する必要もあった。
【0004】 そこで、この考案の課題は、工具を使用することなく、簡単な操作で短時間に 、見栄えよくかつ堅固に連結できるキャビネットの連結構造を提供することにあ る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この考案のキャビネットの連結構造は、基板と 側板とから成る断面コ字状の連結部材に、その側板の端側を内側へ折り曲げて掛 止突起を形成すると共に、複数のキャビネットの相接合する側板の端面に切り欠 き段部を形成し、その切り欠き段部と対応する位置の側板の内面に前記連結部材 を掛止する掛止部を設け、前記切り欠き段部に連結部材の基板を嵌入すると共に 、前記掛止部に連結部材の掛止突起を掛止して構成される。 さらに、前記連結部材の基板および一方の側板の中央部を欠切し、その基板と 他方の側板との境界縁に、基板と挟持板とから成る断面コ字状の挟持部材の基板 端面を固着し、その挟持板が前記キャビネットの相接合する側板を挟持して構成 される。
【0006】
【作用】
この考案のキャビネットの連結構造によれば、キャビネットの切り欠き段部に 連結部材を嵌入すると共に、掛止部に連結部材の掛止突起を掛止するだけで、あ るいは、それと同時に、キャビネットの相接合する側板に挟持部材の挟持板を挟 持させることにより、工具を使用することなく、複数のキャビネットをワンタッ チで至短時間に連結出来る。 そして、この連結状態では、連結部材および挟持部材によって各キャビネット の上下方向、横方向および前後方向のずれが防止されるため、各キャビネットが 隙間のない状態で見栄えよく、かつ堅固に連結される。
【0007】
【実施例】
以下、この考案を具体化した実施例を図面に基づいて説明する。 図1は本考案のキャビネットの連結構造の一実施例を示す斜視図、図2は図1 の連結部位を示すキャビネットの全体斜視図、図3は図1の一部を分解した横断 面図ある。
【0008】 この実施例では、図2に示すように、一対のキャビネット1がそれらの側板2 を相接合した状態で連結され、その連結部Aの構造が図1に示されている。 各側板2の前端面には切り欠き段部3が左右に連続するように形成され、これ らの切り欠き段部3に対応する位置の側板2の内面には、後述する連結部材5を 掛止する掛止部としての掛止溝4がそれぞれ刻設されている。 また、基板5aと側板5b,5bとから成る断面コ字状の連結部材5には、そ の両側板の5b端側を内側へ折り曲げて対向させた掛止突起5cがそれぞれ設け られている。この連結部材5は弾性を有する金属または合成樹脂で成形されてい る。 そして、切り欠き段部3には、連結部材5の基板5aが前方から嵌入すると共 に、掛止溝4には掛止突起5cが掛止され、それによって、一対のキャビネット 1が相互に連結している。
【0009】 上記のように構成した連結構造においてキャビネット1を連結する場合には、 、まず、一対のキャビネット1を接合状態で設置し、次いで、掛止突起5cを左 右に開きながら連結部材5の基板5aを切り欠き段部3に前方から嵌入し、同時 に左右の掛止突起5cを掛止溝4,4に掛止する。 こうすれば、一対のキャビネット1を、工具を使用することなく、ワンタッチ で短時間に連結できる。
【0010】 この連結状態では、連結部材5の基板5aによって各キャビネット1の上下方 向のずれが防止されると共に、側板5bによって各キャビネット1の横方向のず れが防止され、さらに、掛止突起5cによって各キャビネット1の前後方向のず れが防止される。 このため、各キャビネット1を隙間のない状態で見栄えよく連結でき、かつ、 ボルトと同等の組付け強度が得られる。また、各キャビネット1の切り欠き段部 3と掛止溝4とによって、連結部材5は上下,左右および前後方向への移動が規 制され、キャビネット1からの脱落が防止され、もって、一対のキャビネット1 は堅固かつ分離不能に連結される。
【0011】 図4,図5および図6は、本考案の別実施例を示す斜視図、また、図7(a) ,(b),および(c)は、その実施例の連結手順をそれぞれ示す説明図である 。 すなわち、図4のように、各側板2の前端面には奥深い切り欠き段部3が左右 に連続するように形成され、これらの切り欠き段部3に対応する位置の側板2の 内面には、掛止部としての縦断面台形状の当て木6が固着されている。 また、図5のように、連結部材5の基板5aおよび一方の側板5bの中央が、 キャビネットの相接合する側板の厚さに等しい幅だけ欠切されて欠切部5dが形 成され、基板5aと他方の側板5bとの境界縁5eには、断面コ字状の挟持部材 7の基板7a端面が、挟持板7b,7bを上方へ向けて固着されている。
【0012】 そして、図6のように、切り欠き段部3の奥底に、欠切部5dから嵌入した連 結部材5の一方の側板5bが当接すると共に、挟持部材7の挟持板7b,7bが キャビネット1の側板2を下方から挟持し、さらに、他方の側板5bを内側へ折 り曲げて形成した掛止突起5cが当て木6に掛止され、それによって、一対のキ ャビネット1が相互に連結している。
【0013】 上記のように構成した連結構造においてキャビネット1を連結する場合には、 、まず、一対のキャビネット1を接合状態で設置し、次いで、図7(a),(b ),および(c)に示すように、側板5b,5bを水平にして連結部材5を左( 図6において左を指し、以下同様の意である)方から切り欠き段部3へ嵌入し、 、当て木6に沿って時計の針廻りに回転させると、挟持部材7もそれと共に回転 して、図5および図6(c)のように、挟持板7b,7bがキャビネット1の側 板2を挟持し、同時に、掛止突起5cが当て木6に掛止される。 こうすれば、一対のキャビネット1を、工具を使用することなく、ワンタッチ で短時間に連結できる。
【0014】 この連結状態では、連結部材5の側板5bによって各キャビネット1の上下, 左右および前後方向のずれが防止されると共に、挟持部材7によって各キャビネ ット1の左右方向のずれが防止される。 このため、各キャビネット1を隙間のない状態で見栄えよく連結でき、かつ、 ボルトと同等の組付け強度が得られる。また、各キャビネット1の切り欠き段部 3と当て木6とによって、連結部材5は上下,左右および前後方向への移動が規 制され、キャビネット1からの脱落が防止され、もって、一対のキャビネット1 は堅固かつ分離不能に連結される。 また、切り欠き段部3によって出来た空間を利用して、両キャビネット間の通 信線や電源線の接続が可能となる。
【0015】 この考案は上記実施例に限定されるものではなく、例えば、掛止突起5cの端 面に丸味をもたせたり、掛止突起5cの向きを若干基板5a側へ向けたり、ある いは、当て木6の縦断面形状も円弧状にするなど、本考案の目的および趣旨を逸 脱しない範囲で、各部の形状並びに構成を適宜に変更して具体化することも可能 である。
【0016】
【考案の効果】
以上詳述したように、この考案に係るキャビネットの連結構造は、連結部材を 組付けるだけで、工具を使用することなく、複数のキャビネットをワンタッチで 至短時間に、見栄えよく、かつ、堅固に連結できるという優れた効果を奏するも のである。 なお、挟持部材を固着した連結部材を使用する場合は、切り欠き段部の空間を 利用して両キャビネット間の通信線や電源線の接続が出来るメリットをも有する ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のキャビネットの連結構造の一実施例を
示す斜視図である。
【図2】図1の連結部位を示すキャビネットの全体斜視
図である。
【図3】図1の一部を分解した横断面図である。
【図4】本考案の別実施例におけるキャビネットの端面
の構成を示す斜視図である。
【図5】本考案の別実施例の連結部材および挟持部材を
示す斜視図である。
【図6】本考案の別実施例を示す斜視図である。
【図7】本考案の別実施例の連結手順を示す説明図であ
る。
【図8】第一従来例の連結構造を示す斜視図である。
【図9】第二従来例の連結構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1・・キャビネット、2・・側板、3・・切り欠き段
部、4・・掛止溝、5・・連結部材、5a・・基板、5
b・・側板、5c・・掛止突起、5d・・欠切部、5e
・・境界縁、6・・当て木、7・・挟持部材、7a・・
基板、7b・・挟持板。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と側板とから成る断面コ字状の連結
    部材に、その側板の端側を内側へ折り曲げて掛止突起を
    形成すると共に、複数のキャビネットの相接合する側板
    の端面に切り欠き段部を形成し、その切り欠き段部と対
    応する位置の側板の内面に前記連結部材を掛止する掛止
    部を設け、前記切り欠き段部に連結部材を嵌入すると共
    に、前記掛止部に連結部材の掛止突起を掛止して成るこ
    とを特徴とするキャビネットの連結構造。
  2. 【請求項2】 前記連結部材の基板および一方の側板の
    中央部を欠切し、その基板と他方の側板との境界縁に、
    基板と挟持板とから成る断面コ字状の挟持部材の基板端
    面を固着し、その挟持板が前記キャビネットの相接合す
    る側板を挟持して成るところの請求項1に記載のキャビ
    ネットの連結構造。
JP9452891U 1991-10-21 1991-10-21 キヤビネツトの連結構造 Pending JPH0534936U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08173266A (ja) * 1994-12-26 1996-07-09 Kokuyo Co Ltd 椅子の連結装置
JP2015145263A (ja) * 2014-02-03 2015-08-13 村角工業株式会社 収納ケース
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EP4023107A3 (de) * 2020-12-11 2022-09-14 Rodger Hinrichs Modulare möbel zur ausbildung von reihenmöbeln, reihenmöbel sowie reihenmöbel-verbinder

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