JPH0534723U - ラダー型フイルタ - Google Patents

ラダー型フイルタ

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JPH0534723U
JPH0534723U JP4428192U JP4428192U JPH0534723U JP H0534723 U JPH0534723 U JP H0534723U JP 4428192 U JP4428192 U JP 4428192U JP 4428192 U JP4428192 U JP 4428192U JP H0534723 U JPH0534723 U JP H0534723U
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JP
Japan
Prior art keywords
sealing material
opening
terminal
case
lead
Prior art date
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Pending
Application number
JP4428192U
Other languages
English (en)
Inventor
慶明 岩河
昌人 村橋
勉 阿川
Original Assignee
京セラ株式会社
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Publication date
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シール材を原因とする表面実装不良が起こり
にくいラダー型フィルタを提供する。 【構成】 ケース2の内部には、共振子と端子板とが積
み重ねられてなるフィルタ部材群が収納されており、ケ
ース2の開口4はシール材23により封止されている。
フィルタ部材群の端子板からは、リード端子25,2
6,27が延びている。リード端子25,26,27
は、シール材23から突出する突出部28,29,30
と、その先端に形成された固定部28a,29a,30
aとを有している。突出部28,29,30は、それぞ
れ孔部28b,29b,30bを有している。このラダ
ー型フィルタ1は、孔部28b,29b,30bがリー
ド端子25,26,27を伝わって滲み出るシール材2
3の流れを妨げるので、固定部28a,29a,30a
がシール材23による実装不良を起こしにくい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ラダー型フィルタ、特に、表面実装用のラダー型フィルタに関する 。
【0002】
【従来の技術】
表面実装用のラダー型フィルタとして、圧電共振子と端子板とが積み重ねられ た積層体と、開口を有しかつ積層体を収納するためのケースと、ケースの開口を 封止するためのシール材と、端子板から延びかつシール材から突出するリード端 子とを備えたものが知られている。このラダー型フィルタは、リード端子が封止 部の外部で表面実装に適した形状にフォーミングされ、このリード端子によりプ リント配線基板上に表面実装される。リード端子は、一般に、シール材から直角 に突出しており、ケースから1.0〜1.5mm程度外方で直角に屈曲して基板 に固定される固定部を形成している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来のラダー型フィルタでは、リード端子を伝わって滲み出る、ケースの 開口を封止しているシール材が、リード端子とプリント配線基板との安定な接触 を妨げる場合がある。この場合、ラダー型フィルタは、プリント配線基板に安定 に固定され得ない。また、リード端子とプリント配線基板とが接続不良を起こす おそれもある。
【0004】 また、フィルタ全体の搭載面積を大きくしないために、リード端子のケース外 方の屈曲部分はケース開口に接近しているほうが良い。しかし、前記構成でシー ル材とリード端子が接近すると、両者間に狭い隙間が生じる。そのため、シール 材を開口に滴下する際に、シール材が表面張力によりリード端子に這い上がって しまう。その結果、開口全体にシール材が行き渡らなくなったり、前述したよう にシール材がリード端子の固定部にまで流れて不具合を起こすことがある。
【0005】 第1の考案の目的は、シール材を原因とする表面実装不良が起こりにくいラダ ー型フィルタを提供することにある。 第2の考案の目的は、シール材の偏りを少なくし、ラダー型フィルタの信頼性 を向上することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の考案のラダー型フィルタは、圧電共振子と端子板とが積み重ねられた積 層体と、開口を有しかつ積層体を収納するためのケースと、開口を封止するため のシール材と、端子板から延びるリード端子とを備えたものである。リード端子 は、シール材から突出する突出部と、突出部の先端に設けられた固定部とを有し ており、突出部が孔部を有している。
【0007】 第2の考案のラダー型フィルタは、圧電共振子と端子板とが積み重ねられた積 層体と、開口を有しかつ前記積層体を収納するためのケースと、前記開口を封止 するためのシール材と、前記端子板から延びるリード端子とを備えたものである 。リード端子は、ケース開口部付近で折り曲げられ、前記開口部から傾斜して突 出している。
【0008】
【作用】
第1の考案のラダー型フィルタは、リード端子の固定部により表面実装され得 る。ここで、リード端子を伝って滲み出るシール材は、突出部に設けられた孔部 により流れが妨げられ、固定部に到達しにくい。よって、固定部では、シール材 による表面実装不良が起こりにくい。
【0009】 第2の考案のラダー型フィルタでは、リード端子はシール材から傾斜して突出 している。したがって、リード端子を開口に接近させてもリード端子と開口との 間に隙間が形成されにくくなり、リード端子近傍にシール材が供給されても、シ ール材の表面張力はリード端子とシール材とが接触するリード端子のつけ根の周 囲のみに働き、そのためシール材はリード端子に這い上がりにくくシール材の偏 りは生じにくい。
【0010】
【実施例】
図1から図3に本考案の一実施例に係るラダー型フィルタを示す。図において 、ラダー型フィルタ1は、ケース2と、ケース2内に収納されたフィルタ部材群 3とを主として有している。 ケース2は、耐熱性樹脂からなる中空で概ね直方体形状の部材である。ケース 2の一端には開口4が設けられており、開口4には図2及び図3に示すように僅 かな段部4aが形成されている。
【0011】 ケース2内に収納されたフィルタ部材群3は、図2の下から順に、コ字状の端 子9と、端子9内に配置された第2直列共振子10と、第2端子板11と、第1 並列共振子12と、第3端子板13と、第2並列共振子14と、さらに端子9上 に第1直列共振子6と、第1端子板7と、バネ部材8とが積み重ねられて構成さ れている。なお、端子9は、平行に配置された1対の端子板15,16と、両端 子板15,16を連結する連結部17とから構成されている。
【0012】 端子板15は、正方形の板状部材であり、図2の上面中央に突起5aを有して いる。この突起5aは、たとえば絞り加工により形成されており、第2直列共振 子10に当接している。端子板16は、正方形の板状部材を2枚重ねて構成され ており、両側の主面にそれぞれ突起16a,16bを有している。各突起16a ,16bは、第1直列共振子6及び第2並列共振子14にそれぞれ当接している 。連結部17は、端子板15と端子板16とを連結するための部材であり、ケー ス2の内壁面と平行に延びている。
【0013】 第2直列共振子10,第1並列共振子12及び第2並列共振子14は、両主面 に電極(図示せず)が配置された圧電セラミック製の板状部材であり、概ね正方 形状である。第2直列共振子10は、並列共振子12,14よりも厚みが大きく 設定されている。 第2端子板11及び第3端子板13は、正方形の板状部材であり(図3参照) 、両主面にそれぞれ突起11a,11b、13a,13bを有している。各突起 11a,11b、13a,13bは、対向する共振子10,12,14にそれぞ れ当接している。第2端子板11及び第3端子板13は、ケース2の開口4方向 に延びるリード部18,19をそれぞれ有している。両リード部18,19は、 互いに重なり合わないように位置をずらして設けられており、第2端子板11の 端部及び第3端子板13の中央部からそれぞれ延びている(図3)。
【0014】 第1直列共振子6は、第2直列共振子10と同様に構成された圧電セラミック 製の板状部材である。第1端子板7は、正方形の板状部材であり、図2の下面中 央に突起7aを有している。この突起7aは、第1直列共振子6に当接している 。また、第1端子板7は、開口4方向に延びるリード部20を有している。この リード部20は、リード部18,19と重なり合わないよう、図2の手前側の端 部に設けられている。バネ部材8は、ケース2の図2上面と第1端子板7との間 に介在しており、フィルタ部材群3をケース2内で押圧して固定するための部材 である。
【0015】 フィルタ部材群3が収納されたケース2の開口4は、紙ベース21と、蓋体2 2と、シール材23とからなる封止部により封止されている。紙ベース21は、 リード部18,19,20に対応する位置にスリットを有しており、段部4aに 当接している。リード部18,19,20は、それぞれ対応する紙ベース21の スリットから突出している。
【0016】 蓋体22は、図4に示すように、樹脂製の本体24を有している。本体24は 、紙ベース21の外側に配置されている。本体24には、第1リード端子25、 第2リード端子26及び第3リード端子27が一体にモールドされている。各リ ード端子25,26,27は、リード部20,19,18に対応するスリット2 5a,26a,27aを備えた固定部25b,26b,27bをそれぞれ有して いる。各固定部25b,26b,27bは、本体24内に埋め込まれている。各 リード端子25,26,27は、本体24から直角に屈曲する基部41,42, 43と、基部41,42,43から下方に傾斜してケース2の外方に突出する突 出部28,29,30を有している。各突出部28,29,30は、本体24の 同じ高さ位置から突出し先端に固定部28a,29a,30aを有している。
【0017】 突出部28,29,30の基部41,42,43に対する傾斜角度θ、すなわ ち開口4から傾斜して引き出されるリード端子25,26,27の傾斜角度は、 約140度である。この角度θは、120〜150度の範囲にあることが好まし い。傾斜角度θが120度未満になると、シール材23充填時にリード端子25 とシール材23との間に隙間が生じやすくなって、付着したシール材23がリー ド端子25に表面張力によって這い上がってしまう。傾斜角度θが150度を越 えると、リード端子25のケース2からの外方への突出度が高くなり、ラダー型 フィルタ1の搭載面積が大きくなってしまう。
【0018】 突出部25,26,27の先端に形成された固定部28a,29a,30aが 同角度θ傾斜して、基部41,42,43及びケース2の底面と同一面あるいは 若干突出する高さになっている。 また、各突出部28,29,30には、固定部28a,29a,30aの近傍 に孔部28b,29b,30bが設けられている。
【0019】 前記蓋体22は、突出部28,29,30がケース2から突出するよう開口4 内に挿入されている。ここでは、各端子板からのリード部20,19,18の先 端が対応するリード端子25,26,27のスリット25a,26a,27aを 貫通し、固定部25b,26b,27bにはんだ付けまたは導電性接着剤にて固 定されている(図2)。
【0020】 シール材23は、たとえばエポキシ樹脂であり、開口4の全体に充填されてい る。これにより、開口4は気密に封止されている。 前記ラダー型フィルタ1の等価回路を図6に示す。図において、対応する部分 には同一の符号が付されている。図6から明らかなように、第1リード端子25 の固定部28a及び第3リード端子27の固定部30aが入出力端子であり、第 2リード端子26の固定部29aが接地端子である。
【0021】 蓋体23をケース2の開口4に挿入した後、シール材23となるエポキシ樹脂 を開口4に滴下して充填する。このとき、前記ラダー型フィルタでは、シール材 23が各リード端子25,26,27を伝って滲み出る場合がある。しかし、た とえばリード端子25では、図5に示すように、滲み出たシール材23は突出部 28の孔部28bにより流れが規制されるので、固定部28aには到達しにくい 。他のリード端子26,27についても同様である。なお、孔部28bを固定部 28aの先端まで伸ばして、二股形状にしてもよい。
【0022】 このシール材充填時に、シール材は比較的均一に充填され、開口4全体に広が る。なぜなら、たとえリード端子25の固定部28aを開口4に接近させてフィ ルタの搭載面積を減らしたとしても、リード端子25とシール材23との間に隙 間はできにくく、シール材23がその表面張力によりリード端子25に這い上が る現象は生じにくくなっているからである。
【0023】 前記ラダー型フィルタ1は、表面実装に供される。ここでは、図7に示すよう に、プリント配線基板31上の所定部位にはんだ32を配置しておき、そのはん だ32に当接するよう固定部28a,29a,30aを配置する。この際、各固 定部28a,29a,30aは、上述のようにシール材23が付着していないの で、はんだ32と安定に当接する。したがって、固定部28a,29a,30a は、はんだ32によりプリント配線基板31に充分な強度で安定に固定される。
【0024】 なお、上述の実施例ではリード端子25,26,27の突出部28,29,3 0に孔部28b,29b,30b形成したが、この孔部28b,29b,30b は固定部28a,29a,30aにわたって形成してもよいし、また固定部28 a,29a,30aの先端にまで開口が達するようにしても構わない。このよう にすればプリント配線基板上にはんだを用いて表面実装したときに、はんだのメ ニスカスが形成される長さが増大して、強固な接合が可能となる。さらに、第2 の考案については、リード端子25,26,27に孔部28b,29b,30b を形成しないリード端子にも広く適用できる。
【0025】
【考案の効果】
第1の考案に係るラダー型フィルタでは、リード端子の突出部に孔部を設けた ため、シール材を原因とする表面実装不良が起こりにくい。 第2の考案に係るラダー型フィルタでは、リード端子はシール材から傾斜して 突出しているために、シール材はリード端子に這い上がりにくくなり、そのため シール材の偏りは生じにくいのでラダー型フィルタの信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の斜視図。
【図2】図1のII−II断面図。
【図3】図2のIII −III 断面図。
【図4】前記実施例に採用された部材の斜視図。
【図5】前記実施例の拡大部分縦断面図。
【図6】前記実施例の等価回路図。
【図7】前記実施例の表面実装状態を示す正面図。
【符号の説明】
1 ラダー型フィルタ 2 ケース 3 フィルタ部材群 4 開口 6,10,12,14 共振子 7,11,13,15,16 端子板 23 シール材 25,26,27 リード端子 28,29,30 突出部 28a,29a,30a 固定部 28b,29b,30b 孔部 41,42,43 基部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧電共振子と端子板とが積み重ねられた積
    層体と、開口を有しかつ前記積層体を収納するためのケ
    ースと、前記開口を封止するためのシール材と、前記端
    子板から延びるリード端子とを備えたラダー型フィルタ
    において、 前記リード端子は、前記シール材から突出する突出部
    と、前記突出部の先端に設けられた固定部とを有し、前
    記突出部が孔部を有していることを特徴とするラダー型
    フィルタ。
  2. 【請求項2】圧電共振子と端子板とが積み重ねられた積
    層体と、開口を有しかつ前記積層体を収納するためのケ
    ースと、前記開口を封止するためのシール材と、前記端
    子板から延びるリード端子とを備えたラダー型フィルタ
    において、 前記リード端子は、前記ケース開口付近で折り曲げら
    れ、該開口から傾斜して突出していることを特徴とする
    ラダー型フィルタ。
JP4428192U 1991-08-29 1992-06-25 ラダー型フイルタ Pending JPH0534723U (ja)

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JP4428192U JPH0534723U (ja) 1991-08-29 1992-06-25 ラダー型フイルタ

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JP6908791 1991-08-29
JP3-69087 1991-08-29
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