JPH05346191A - 管継手 - Google Patents
管継手Info
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- JPH05346191A JPH05346191A JP15529692A JP15529692A JPH05346191A JP H05346191 A JPH05346191 A JP H05346191A JP 15529692 A JP15529692 A JP 15529692A JP 15529692 A JP15529692 A JP 15529692A JP H05346191 A JPH05346191 A JP H05346191A
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- Japan
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- pipe
- ring
- tube
- diameter portion
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 管端を差込むだけで抜止めされた接続状態と
することができるワンタッチタイプの管継手の提供。 【構成】 継手本体10は、端部から係止リング11が
内装される大径部12、その大径部より小径で管13の
端部が可及的密に挿入される管端挿入部14、これによ
り小径で管13の端部が当接し挿入深さを規定するスト
ッパ部15を形成する小径部16がパイプ材の加工によ
って形成され、管端挿入部14の一部が外方に膨出され
て内周に環状の凹溝からなるシール材収納部17が形成
され、これに管13の外周に密着するシール材18が内
嵌されている。そして大径部12の外端は絞られて係止
リング11の抜止め部19とされる。大径部12には内
方に突出する突部20が形成され、これより内方の大径
部12内に係止リング11が内嵌されている。係止リン
グ11は管13の外周に外嵌し得る内径を有し、かつ管
13にくい込むエッジ部21を有する硬質材からなるく
い込みリング22と、弾性リング24とで構成される。
することができるワンタッチタイプの管継手の提供。 【構成】 継手本体10は、端部から係止リング11が
内装される大径部12、その大径部より小径で管13の
端部が可及的密に挿入される管端挿入部14、これによ
り小径で管13の端部が当接し挿入深さを規定するスト
ッパ部15を形成する小径部16がパイプ材の加工によ
って形成され、管端挿入部14の一部が外方に膨出され
て内周に環状の凹溝からなるシール材収納部17が形成
され、これに管13の外周に密着するシール材18が内
嵌されている。そして大径部12の外端は絞られて係止
リング11の抜止め部19とされる。大径部12には内
方に突出する突部20が形成され、これより内方の大径
部12内に係止リング11が内嵌されている。係止リン
グ11は管13の外周に外嵌し得る内径を有し、かつ管
13にくい込むエッジ部21を有する硬質材からなるく
い込みリング22と、弾性リング24とで構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は管継手にかかり、特に管
端を差込むだけで抜止めされた接続状態とすることがで
きるワンタッチタイプの管継手に関する。
端を差込むだけで抜止めされた接続状態とすることがで
きるワンタッチタイプの管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】ホース等の接続時に管端を差込むだけで
抜止めされるようにした継手として特公昭56−163
17号公報に記載のものがある。
抜止めされるようにした継手として特公昭56−163
17号公報に記載のものがある。
【0003】このものは図9に断面を示すように継手本
体1の軸方向に貫通して穿設された流体通路の出口付近
の内面に、ホース2の外周面と流体通路の内面との気
密、水密を保つOリング3と、ホース2の外周面を逆止
的に係止する係止リング4と、このリングを付勢するバ
ネ5とが内装されており、ホース2端を継手本体1内に
挿入するときはホース2が係止リング4の内周にそって
挿入され、引戻し時には係止リング4が傾いてその内周
縁のエッジ部がホース2に係合して抜止めされるように
なされたものである。
体1の軸方向に貫通して穿設された流体通路の出口付近
の内面に、ホース2の外周面と流体通路の内面との気
密、水密を保つOリング3と、ホース2の外周面を逆止
的に係止する係止リング4と、このリングを付勢するバ
ネ5とが内装されており、ホース2端を継手本体1内に
挿入するときはホース2が係止リング4の内周にそって
挿入され、引戻し時には係止リング4が傾いてその内周
縁のエッジ部がホース2に係合して抜止めされるように
なされたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のホース継手においては、その継手本体1が配管側に接
続される小径部分1aと、ホース2が挿入され係止リン
グ4を内蔵するための大径部分1bとを一体に有する関
係上、従来では真鍮、銅等の丸棒材から削り出して継手
本体1を形成するほかはなく、そのため切削量が多くな
って材料の無駄が著しいばかりでなく加工に多くの時間
を要し、勢い高価になり、便利ではあってもコストの面
で普及が妨げられていた。
のホース継手においては、その継手本体1が配管側に接
続される小径部分1aと、ホース2が挿入され係止リン
グ4を内蔵するための大径部分1bとを一体に有する関
係上、従来では真鍮、銅等の丸棒材から削り出して継手
本体1を形成するほかはなく、そのため切削量が多くな
って材料の無駄が著しいばかりでなく加工に多くの時間
を要し、勢い高価になり、便利ではあってもコストの面
で普及が妨げられていた。
【0005】本発明はこれに鑑み、継手本体を均一肉厚
を有するパイプ材で形成し、コストおよび重量の低減を
図ることができる管継手を提供することを目的としてな
されたものである。
を有するパイプ材で形成し、コストおよび重量の低減を
図ることができる管継手を提供することを目的としてな
されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記従来の技術が有する
問題点を解決することを課題として本発明は、端部に形
成され鋼管等の管端を抜止めする係止リングが内装され
る大径部と、この大径部の奥側に形成され管端挿入部の
領域内で外周に膨出してその内部にシール材を収納する
シール材収納部と、前記管端挿入部の奥側に形成され管
端が当接するストッパ部を形成するように縮径された小
径部とを有する継手本体をパイプ材により形成し、前記
係止リングは、管の外周に可及的密に外嵌する内径を有
しその内周部に管にくい込むエッジ部を有する硬質材か
らなるくい込みリングと、このくい込みリングの奥側に
添設され内周に管の挿入によって拡開変形可能な複数の
弾性爪を有する弾性リングとで構成し、前記継手本体の
大径部には所要角度範囲にわたり内方に突出する突部を
形成してなり、この突部の内側に前記係止リングを内嵌
したことを請求項1とし、請求項2は上記係止リングの
構成を変更した点にある。
問題点を解決することを課題として本発明は、端部に形
成され鋼管等の管端を抜止めする係止リングが内装され
る大径部と、この大径部の奥側に形成され管端挿入部の
領域内で外周に膨出してその内部にシール材を収納する
シール材収納部と、前記管端挿入部の奥側に形成され管
端が当接するストッパ部を形成するように縮径された小
径部とを有する継手本体をパイプ材により形成し、前記
係止リングは、管の外周に可及的密に外嵌する内径を有
しその内周部に管にくい込むエッジ部を有する硬質材か
らなるくい込みリングと、このくい込みリングの奥側に
添設され内周に管の挿入によって拡開変形可能な複数の
弾性爪を有する弾性リングとで構成し、前記継手本体の
大径部には所要角度範囲にわたり内方に突出する突部を
形成してなり、この突部の内側に前記係止リングを内嵌
したことを請求項1とし、請求項2は上記係止リングの
構成を変更した点にある。
【0007】
【作用】管継手の継手本体は、パイプ材の加工によって
係止リングが内装される大径部、管端挿入部、シール材
収納部、ストッパ部、小径部が略均等肉厚をもって形成
されているので、材料に無駄がないうえ、ストッパ部が
小径部の形成によって得られるとともにシール材収納部
の膨出による肉の引けが小径部の形成によって補なわ
れ、これらにより加工による損傷を受けることなく所定
形状の十分な強度を持った軽量な管継手となる。そして
継手本体の大径部から管端を挿入すると、管端は係止リ
ングのくい込みリングまたは押えリングを通り抜け、弾
性リングの弾性爪を押しのけて通り、その挿入端は管端
がストッパ部に当って止まる。ついて管を引くと、係止
リングは管とと共に引戻されるが、請求項1ではその引
戻し途中で係止リングのくい込みリングの一端が大径部
内に突出する突部に当って移動が阻止され、くい込みリ
ングの他端側のみが管と一緒に引出されるのでくい込み
リングが大径部内で傾き、これによりくい込みリングの
エッジ部が管にくい込んでそれ以上管を抜ことができな
くなる。請求項2では押えリングが戻れないので弾性リ
ングの弾性爪が管の周面にくい込み、抜くことができな
くなる。管を抜かなければならないときは、外部から係
止リングの軸線と管の軸線とを一致させた状態に保持し
て管を引けば管だけ抜取ることができる。
係止リングが内装される大径部、管端挿入部、シール材
収納部、ストッパ部、小径部が略均等肉厚をもって形成
されているので、材料に無駄がないうえ、ストッパ部が
小径部の形成によって得られるとともにシール材収納部
の膨出による肉の引けが小径部の形成によって補なわ
れ、これらにより加工による損傷を受けることなく所定
形状の十分な強度を持った軽量な管継手となる。そして
継手本体の大径部から管端を挿入すると、管端は係止リ
ングのくい込みリングまたは押えリングを通り抜け、弾
性リングの弾性爪を押しのけて通り、その挿入端は管端
がストッパ部に当って止まる。ついて管を引くと、係止
リングは管とと共に引戻されるが、請求項1ではその引
戻し途中で係止リングのくい込みリングの一端が大径部
内に突出する突部に当って移動が阻止され、くい込みリ
ングの他端側のみが管と一緒に引出されるのでくい込み
リングが大径部内で傾き、これによりくい込みリングの
エッジ部が管にくい込んでそれ以上管を抜ことができな
くなる。請求項2では押えリングが戻れないので弾性リ
ングの弾性爪が管の周面にくい込み、抜くことができな
くなる。管を抜かなければならないときは、外部から係
止リングの軸線と管の軸線とを一致させた状態に保持し
て管を引けば管だけ抜取ることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例を参照して
説明する。
説明する。
【0009】図1は2方継手とした場合の請求項1に対
応する実施例の縦断側面を示すもので、軸線方向中央に
対し対称をなす部分には同一符号を付して説明すると、
継手本体10は、端部から係止リング11が内装される
大径部12、その大径部12より小径で管13(主とし
て鋼管)の端部が可及的密に挿入される管端挿入部1
4、この管端挿入部14より小径で管13の端部が当接
し挿入深さを規定するストッパ部15を形成する小径部
16がパイプ材の加工によって形成され、前記管端挿入
部14の一部が外方に膨出されて内周に環状の凹溝から
なるシール材収納部17が形成され、これに管13の外
周に密着するシール材18が内嵌されている。そして前
記大径部12の外端は絞られて係止リング11の抜止め
部19とされる。
応する実施例の縦断側面を示すもので、軸線方向中央に
対し対称をなす部分には同一符号を付して説明すると、
継手本体10は、端部から係止リング11が内装される
大径部12、その大径部12より小径で管13(主とし
て鋼管)の端部が可及的密に挿入される管端挿入部1
4、この管端挿入部14より小径で管13の端部が当接
し挿入深さを規定するストッパ部15を形成する小径部
16がパイプ材の加工によって形成され、前記管端挿入
部14の一部が外方に膨出されて内周に環状の凹溝から
なるシール材収納部17が形成され、これに管13の外
周に密着するシール材18が内嵌されている。そして前
記大径部12の外端は絞られて係止リング11の抜止め
部19とされる。
【0010】前記継手本体10の大径部12には、図1
および図4に示すように所要角度範囲にわたり内方に突
出する突部20が形成されており、この突部20より内
方の大径部12内に係止リング11が内嵌されている。
および図4に示すように所要角度範囲にわたり内方に突
出する突部20が形成されており、この突部20より内
方の大径部12内に係止リング11が内嵌されている。
【0011】この係止リング11は、図1に断面として
示すように管13の外周に可及的密に外嵌し得る内径を
有しかつその内周両端部に管13にくい込むエッジ部2
1を有する硬質材(例えば焼入れ鋼等)からなるくい込
みリング22と、このくい込みリング22の奥側に添設
され内周に管13の挿入によって拡開変形可能な複数の
弾性爪23、23…が切起して形成された弾性リング2
4とで構成されており、これらによる係止リング11は
前記大径部12内の突部20側にくい込みリング22が
位置するようにして大径部12に内嵌されている。
示すように管13の外周に可及的密に外嵌し得る内径を
有しかつその内周両端部に管13にくい込むエッジ部2
1を有する硬質材(例えば焼入れ鋼等)からなるくい込
みリング22と、このくい込みリング22の奥側に添設
され内周に管13の挿入によって拡開変形可能な複数の
弾性爪23、23…が切起して形成された弾性リング2
4とで構成されており、これらによる係止リング11は
前記大径部12内の突部20側にくい込みリング22が
位置するようにして大径部12に内嵌されている。
【0012】前記突部20とは反対側の位置の抜止め部
19には、係止リング11の係止状態を解くための孔2
5(切欠でもよい)が形成されている。
19には、係止リング11の係止状態を解くための孔2
5(切欠でもよい)が形成されている。
【0013】上記実施例は、継手本体10の両端に管1
3、13を接続する2方継手とした場合であるが、一方
は金属配管にネジ込みにより接続する管継手とする場合
には、図5に示すように前記小径部16を若干長く形成
しておいてその軸方向中央で切断して2分割し、小径部
16の外周にネジ26を刻設して配管27側のネジにネ
ジ込むことにより接続するようにされる。
3、13を接続する2方継手とした場合であるが、一方
は金属配管にネジ込みにより接続する管継手とする場合
には、図5に示すように前記小径部16を若干長く形成
しておいてその軸方向中央で切断して2分割し、小径部
16の外周にネジ26を刻設して配管27側のネジにネ
ジ込むことにより接続するようにされる。
【0014】つぎに作用を説明する。
【0015】図1の右半部に示すように継手本体10の
大径部12から管13の端部を挿入すると、管13は係
止リング11のくい込みリング22を貫通したのち弾性
リング24の弾性爪23、23…を押しのけて通過し、
管13端がストッパ部15に当って止まる。
大径部12から管13の端部を挿入すると、管13は係
止リング11のくい込みリング22を貫通したのち弾性
リング24の弾性爪23、23…を押しのけて通過し、
管13端がストッパ部15に当って止まる。
【0016】ついで管13を引くと、図1の左半部に示
しているように弾性リング24の弾性爪23、23…が
管13の外周面にその引抜き方向に対し逆らうように係
止されるためくい込みリング22と共に引戻され、その
引戻し途中でくい込みリング22の一端が突部20に当
って移動が阻止されるので他端側のみが引戻され、これ
によりくい込みリング22が傾いて図1左半部に示すよ
うにくい込みリング22のエッジ部21、21がそれぞ
れ管13の外周面にくい込み、それ以上管13を引戻す
ことができない状態となる。
しているように弾性リング24の弾性爪23、23…が
管13の外周面にその引抜き方向に対し逆らうように係
止されるためくい込みリング22と共に引戻され、その
引戻し途中でくい込みリング22の一端が突部20に当
って移動が阻止されるので他端側のみが引戻され、これ
によりくい込みリング22が傾いて図1左半部に示すよ
うにくい込みリング22のエッジ部21、21がそれぞ
れ管13の外周面にくい込み、それ以上管13を引戻す
ことができない状態となる。
【0017】管13を抜とる必要があるときは、孔25
から棒状物を挿入してくい込みリング22を直立状態に
戻せば、エッジ部21、21のくい込みが解かれ、その
状態を維持して管13を抜けばよい。
から棒状物を挿入してくい込みリング22を直立状態に
戻せば、エッジ部21、21のくい込みが解かれ、その
状態を維持して管13を抜けばよい。
【0018】図5に示す実施例においても上記と全く同
様な作用によって管13を接続することができる。
様な作用によって管13を接続することができる。
【0019】図6、図7は本発明の他の実施例を示すも
ので、図6は2方継手の場合の実施例の縦断側面を示し
ている。継手本体30は、端部から係止リング31が内
装される大径部32、その大径部32より小径で管13
の端部が可及的密に挿入される管端挿入部34、この管
端挿入部34より小径で管13の端部が当接し挿入深さ
を規定するストッパ部35を形成する小径部36がパイ
プ材の加工によって形成され、前記管端挿入部34の一
部が外方に膨出されて内周に環状の凹溝からなるシール
材収納部37が形成され、これに管13の外周に密着す
るシール材38が内嵌されている。そして前記大径部3
2の外端は直角に内方へ折曲されて係止リング31の抜
止め部39とされる。
ので、図6は2方継手の場合の実施例の縦断側面を示し
ている。継手本体30は、端部から係止リング31が内
装される大径部32、その大径部32より小径で管13
の端部が可及的密に挿入される管端挿入部34、この管
端挿入部34より小径で管13の端部が当接し挿入深さ
を規定するストッパ部35を形成する小径部36がパイ
プ材の加工によって形成され、前記管端挿入部34の一
部が外方に膨出されて内周に環状の凹溝からなるシール
材収納部37が形成され、これに管13の外周に密着す
るシール材38が内嵌されている。そして前記大径部3
2の外端は直角に内方へ折曲されて係止リング31の抜
止め部39とされる。
【0020】前記継手本体30の大径部32に内嵌され
る係止リング31は、管13の外周に可及的密に外嵌し
得る内径を有する硬質材からなる押えリング40と、こ
の押えリング40の奥側に添設され内周に管13の挿入
によって拡開変形可能な複数の弾性爪41、41…が切
起して形成された弾性リング42(前記実施例における
弾性リング24と同じ構成)とで構成されている。
る係止リング31は、管13の外周に可及的密に外嵌し
得る内径を有する硬質材からなる押えリング40と、こ
の押えリング40の奥側に添設され内周に管13の挿入
によって拡開変形可能な複数の弾性爪41、41…が切
起して形成された弾性リング42(前記実施例における
弾性リング24と同じ構成)とで構成されている。
【0021】上記実施例は、継手本体30の両端に管1
3、13を接続する2方継手とした場合であるが、一方
は金属配管にネジ込みにより接続する管継手とする場合
には、図7に示すように前記小径部36を若干長く形成
しておいてその軸方向中央で切断して2分割し、小径部
36の外周にネジ43を刻設して配管44側のネジにネ
ジ込むことにより接続するようにされる。
3、13を接続する2方継手とした場合であるが、一方
は金属配管にネジ込みにより接続する管継手とする場合
には、図7に示すように前記小径部36を若干長く形成
しておいてその軸方向中央で切断して2分割し、小径部
36の外周にネジ43を刻設して配管44側のネジにネ
ジ込むことにより接続するようにされる。
【0022】つぎにこの実施例の作用を説明する。
【0023】継手本体30の大径部32から管13の端
部を挿入すると、管13は押えリング40を貫通したの
ち弾性リング42の弾性爪41、41…を押しのけて通
過し、管13端がストッパ部35に当って止まる。
部を挿入すると、管13は押えリング40を貫通したの
ち弾性リング42の弾性爪41、41…を押しのけて通
過し、管13端がストッパ部35に当って止まる。
【0024】ついで管13を引くと、弾性リング42の
弾性爪41、41…が管13の外周面にその引抜き方向
に対し逆らうようにくい込んで係止されるためそれ以上
管13を引戻すことができない状態となる。
弾性爪41、41…が管13の外周面にその引抜き方向
に対し逆らうようにくい込んで係止されるためそれ以上
管13を引戻すことができない状態となる。
【0025】管13を抜とる必要があるときは、外方か
ら押えリング40を押圧すれば、弾性リング42の弾性
爪41、41…のくい込みが解かれ、その状態を維持し
て管13を抜けばよい。
ら押えリング40を押圧すれば、弾性リング42の弾性
爪41、41…のくい込みが解かれ、その状態を維持し
て管13を抜けばよい。
【0026】この押えリング40の押圧手段としては、
その一例を図8に半部断面を示すように、2つ割りのス
リーブ45によることができる。このスリーブ45は、
管13の外周に可及的密に嵌合する形状を有し、軸方向
中間位置の外周にネジ46を刻設するとともにこのネジ
46より先端45a側が前記押えリング40の内周面と
管13の外周面との隙間に挿入され得るよう薄肉とさ
れ、前記押えリング40の内周に前記ネジ46に螺合す
るネジ47が形成されている。
その一例を図8に半部断面を示すように、2つ割りのス
リーブ45によることができる。このスリーブ45は、
管13の外周に可及的密に嵌合する形状を有し、軸方向
中間位置の外周にネジ46を刻設するとともにこのネジ
46より先端45a側が前記押えリング40の内周面と
管13の外周面との隙間に挿入され得るよう薄肉とさ
れ、前記押えリング40の内周に前記ネジ46に螺合す
るネジ47が形成されている。
【0027】したがってこのスリーブ45を管13に嵌
め、そのネジ46を押えリング40のネジ47に螺合さ
せれば、スリーブ45の先端45aが弾性リング42の
弾性爪41、41…の先端を図8において左方へ押すこ
とにより弾性爪41、41…のくい込みが解かれ、管1
3を図8において右方へ引抜くことができる。図7に示
す実施例においても上記と全く同様な作用によって管1
3を接続することができる。
め、そのネジ46を押えリング40のネジ47に螺合さ
せれば、スリーブ45の先端45aが弾性リング42の
弾性爪41、41…の先端を図8において左方へ押すこ
とにより弾性爪41、41…のくい込みが解かれ、管1
3を図8において右方へ引抜くことができる。図7に示
す実施例においても上記と全く同様な作用によって管1
3を接続することができる。
【0028】なお、押えリング40は、抜止め部39を
管13の外周に可及的接近する位置まで折曲することに
よりこれに代替させるようにしてもよい。
管13の外周に可及的接近する位置まで折曲することに
よりこれに代替させるようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、継
手本体をパイプ材の加工によって形成したので、従来の
ように丸棒材からの削り出し加工の必要がなく、材料に
無駄が生じないとともに製造が容易にでき、かつ軽量に
構成することができる。また管の抜止め係止は、管の挿
入動作と引戻し動作との複合によって確実な抜止めがで
き、継手本体にバネを内蔵する必要がなく、構造が頗る
シンプルとなって作動不良や係止不良を起こすこともな
く、確実な管の接続を行うことができる。
手本体をパイプ材の加工によって形成したので、従来の
ように丸棒材からの削り出し加工の必要がなく、材料に
無駄が生じないとともに製造が容易にでき、かつ軽量に
構成することができる。また管の抜止め係止は、管の挿
入動作と引戻し動作との複合によって確実な抜止めがで
き、継手本体にバネを内蔵する必要がなく、構造が頗る
シンプルとなって作動不良や係止不良を起こすこともな
く、確実な管の接続を行うことができる。
【図1】本発明による管継手を2方継手とした場合の実
施例を示す縦断側面図。
施例を示す縦断側面図。
【図2】図1における係止リングの弾性リングを示す正
面図。
面図。
【図3】図2の縦断面図。
【図4】継手本体の正面図。
【図5】本発明を一方継手とした場合の縦断側面図。
【図6】本発明の他の実施例を示す図1相当図。
【図7】同、一方継手とした場合の図5相当図。
【図8】図6、図7の実施例における管抜取り手段の一
例を示す部分断面図。
例を示す部分断面図。
【図9】従来のホース継手を示す縦断側面図。
10、30 継手本体 11、31 係止リング 12、32 大径部 13 管 14、34 管端挿入部 15、35 ストッパ部 16、36 小径部 17、37 シール材収納部 18、38 シール材 19、39 抜止め部 20 突部 21 エッジ部 22 くい込みリング 23、41 弾性爪 24、42 弾性リング 25 孔 26、43 ネジ 27、44 配管 40 押えリング 45 スリーブ
Claims (4)
- 【請求項1】端部に形成され鋼管等の管端を抜止めする
係止リングが内装される大径部と、この大径部の奥側に
形成されホースの外周が可及的密に装入される管端挿入
部と、この管端挿入部の領域内で外周に膨出してその内
部にシール材を収納するシール材を収納するシール材収
納部と、前記管端挿入部の奥側に形成され管端が当接す
るストッパ部を形成するように縮径された小径部とを有
する継手本体をパイプ材により形成し、前記係止リング
は、管の外周に可及的密に外嵌する内径を有しその内周
部に管の外周面にくい込むエッジ部を有する硬質材から
なるくい込みリングと、このくい込みリングの奥側に添
設され内周に管の挿入によって拡開変形可能な複数の弾
性爪を有する弾性リングとで構成し、前記継手本体の大
径部には所要角度範囲にわたり内方に突出する突部を形
成してなり、この突部の内側に前記係止リングを内嵌し
たことを特徴とする管継手。 - 【請求項2】端部に形成され鋼管等の管端を抜止めする
係止リングが内装される大径部と、この大径部の奥側に
形成されホースの外周が可及的密に装入される管端挿入
部と、この管端挿入部の領域内で外周に膨出してその内
部にシール材を収納するシール材を収納するシール材収
納部と、前記管端挿入部の奥側に形成され管端が当接す
るストッパ部を形成するように縮径された小径部とを有
する継手本体をパイプ材により形成し、前記係止リング
は、管の外周に可及的密に外嵌する内径を有する押えリ
ングと、この押えリングの奥側に添設され内周に管の挿
入によって拡開変形可能な複数の弾性爪を有する弾性リ
ングとで構成し、前記押えリングは継手本体と一体若し
くは抜止め部により抜止めとしたことを特徴とする管継
手。 - 【請求項3】前記小径部の軸方向中央部に対し対称にス
トッパ部、シール材収納部、管端挿入部、大径部を有す
る2方継手とした請求項1または2記載の管継手。 - 【請求項4】前記小径部の軸方向中央部で2分し、その
小径部の外周に配管接続用のネジを刻設した請求項1ま
たは2記載の管継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15529692A JPH05346191A (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15529692A JPH05346191A (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 管継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05346191A true JPH05346191A (ja) | 1993-12-27 |
Family
ID=15602797
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15529692A Pending JPH05346191A (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 管継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05346191A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001241580A (ja) * | 1999-12-20 | 2001-09-07 | Nippon Kokan Pipe Fittings Mfg Co Ltd | 差込み式管継手 |
US8424179B2 (en) | 2007-02-01 | 2013-04-23 | Conex Universal Limited | Insertion and release tool for pipe fitting arrangement and method using such tool |
JP2018013150A (ja) * | 2016-07-20 | 2018-01-25 | 日本鋳鉄管株式会社 | 管継手構造 |
KR102263217B1 (ko) * | 2020-08-13 | 2021-06-09 | 한상현 | 스마트 니플 |
-
1992
- 1992-06-15 JP JP15529692A patent/JPH05346191A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001241580A (ja) * | 1999-12-20 | 2001-09-07 | Nippon Kokan Pipe Fittings Mfg Co Ltd | 差込み式管継手 |
US8424179B2 (en) | 2007-02-01 | 2013-04-23 | Conex Universal Limited | Insertion and release tool for pipe fitting arrangement and method using such tool |
JP2018013150A (ja) * | 2016-07-20 | 2018-01-25 | 日本鋳鉄管株式会社 | 管継手構造 |
KR102263217B1 (ko) * | 2020-08-13 | 2021-06-09 | 한상현 | 스마트 니플 |
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