JPH05344377A - タイミング発生装置 - Google Patents

タイミング発生装置

Info

Publication number
JPH05344377A
JPH05344377A JP4145296A JP14529692A JPH05344377A JP H05344377 A JPH05344377 A JP H05344377A JP 4145296 A JP4145296 A JP 4145296A JP 14529692 A JP14529692 A JP 14529692A JP H05344377 A JPH05344377 A JP H05344377A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
pulse
signal
line
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4145296A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Seki
喜夫 関
Atsushi Ishizu
厚 石津
Masaki Tokoi
雅樹 床井
Yoichiro Miki
陽一郎 三木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4145296A priority Critical patent/JPH05344377A/ja
Publication of JPH05344377A publication Critical patent/JPH05344377A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Systems (AREA)
  • Synchronizing For Television (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 位相ロックをかけずに時間軸変換を行う映像
信号処理装置における垂直同期信号発生に好適なタイミ
ング発生装置に関するもので、安定した垂直同期信号を
発生できるタイミング発生装置を実現することを目的と
する。 【構成】 フレームパルス入力端子1に供給される映像
信号に同期したフレームパルス(外部FP)とフレーム
カウンタ4のキャリー出力(内部FP)およびラインカ
ウンタ3のアドレス出力にしたがって少なくとも1/2
水平期間同期信号および1水平期間同期信号を発生する
水平基準信号発生回路10を設け、外部FPによるリセ
ット動作前に内部FPによるリセット動作が行われた場
合に、外部FPによるリセット以前に不要なパルスが発
生しないように内部FPによるタイミング発生を制御す
ることにより、安定した垂直同期信号が発生できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号のフレーム周
波数はそのままで異なるライン周波数に変換する時間軸
変換(例えばハイビジョン信号からNTSC信号への変
換)を位相ロックをかけずに行う映像信号処理装置にお
ける垂直同期信号発生に好適なタイミング発生装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】時間軸変換は、変換に必要な容量の非同
期書き込み/読みだし可能のメモリを用いて行うことが
できる。
【0003】厳密に時間軸変換を行うためには、位相ロ
ックループ(以下PLLと略す)を構成し、時間軸変換
前のシステムクロックに対して変換後のシステムクロッ
クを位相ロックさせて行うことが必要である。
【0004】しかしながら、PLLを構成するには位相
比較器や電圧制御型の発振子などが必要となりコストア
ップになるとともに、変換前と変換後のシステムクロッ
ク周波数の比が簡単な整数比にならない場合には回路規
模が増大し実用的ではなくなる。
【0005】PLLを構成せず、フレーム周波数を変え
ないで時間軸変換を行う場合のタイミング発生装置の基
本的な回路構成のブロック図を図8に示す。
【0006】図8において、1は時間軸変換前の映像信
号に同期したフレームパルス(以下外部FPと呼ぶ)を
供給するフレームパルス入力端子、2、11はAND回
路、3は1水平期間を計測するラインカウンタ、4は1
垂直期間を計測するフレームカウンタ、5はラインカウ
ンタ3のアドレス出力にしたがって1/2水平期間同期
信号(以下1/2Hパルスと略す)を出力するラインタ
イミング生成回路、6はラインタイミング生成回路5の
出力を2分周し、1水平期間同期信号(以下1Hパルス
と略す)を出力する分周回路、7はフレームカウンタ4
のアドレス出力にしたがって垂直同期原信号(1フレー
ム内のフィールド分割が不均等。NTSC方式では1フ
レームが525水平期間であるのに対して各フィールド
への割当を例えば263/262水平期間とする。)お
よびフィールド交番信号を出力するフレームタイミング
生成回路、8は1/2Hパルス、1Hパルスおよびフィ
ールド交番信号を用いて垂直同期原信号から、フィール
ド間隔が均等の垂直同期信号を発生する垂直同期信号発
生回路、9は垂直同期信号出力端子である。
【0007】以上のように構成された従来のタイミング
発生装置について、以下その動作を説明する。
【0008】ラインカウンタ3は、AND回路11を介
して供給される外部FPおよびラインカウンタ3自身の
キャリー出力がLOWレベルの期間に同期式リセット動
作を行い、外部FPによるリセット動作が終了してから
1水平期間ごとにキャリー出力をフレームカウンタ4へ
供給する。また、計測途中経過をアドレス出力としてラ
インタイミング生成回路5に供給する。
【0009】ラインタイミング生成回路5は、ラインカ
ウンタ3のアドレス出力にしたがって外部FPを基準に
した1/2Hパルスを発生し、信号線53を介して分周
回路6および垂直同期信号発生回路8に供給する。
【0010】分周回路6は、例えば非同期式リセット入
力を持つD−FFで構成し、AND回路2を介して供給
される外部FPおよびフレームカウンタ4のキャリー出
力がLOWレベルの期間に非同期式リセット動作を行
い、D−FFの反転出力をデータ入力とすることによ
り、クロック入力である1/2Hパルスと立ち上がり位
相が揃った1Hパルスを発生し、垂直同期信号発生回路
8に供給する。
【0011】フレームカウンタ4は、AND回路2を介
して供給される外部FPおよびフレームカウンタ4自身
のキャリー出力(以下内部FPと呼ぶ)がLOWレベル
の期間に同期リセット動作を行い、外部FPによるリセ
ット動作が終了してから1垂直期間ごとに内部FPをA
ND回路2へ供給する。また、計測途中経過をアドレス
出力としてフレームタイミング生成回路7に供給する。
【0012】フレームタイミング生成回路7は、フレー
ムカウンタ4のアドレス出力にしたがって外部FPを基
準にした垂直同期原信号およびフィールド交番信号を発
生し、それぞれ信号線55および信号線56を介して垂
直同期信号発生回路8に供給する。
【0013】垂直同期信号発生回路8は、例えば図9に
示すように、垂直同期原信号入力端子803に供給され
る垂直同期原信号の変化点を1Hパルス入力端子801
に供給される1Hパルスの立ち上がりに揃えるD−FF
805と、D−FF805の出力を所定の水平期間だけ
遅延する垂直同期位相補償回路806と、1/2Hパル
ス入力端子802に供給される1/2Hパルスを用いて
垂直同期位相補償回路806の出力を1/2水平期間だ
け遅延する遅延回路807と、フィールド交番信号入力
端子804に供給されるフィールド交番信号にしたがっ
て垂直同期位相補償回路806の出力か遅延回路807
の出力のどちらかを選択する切り換え回路808とによ
り構成する。
【0014】このように構成した垂直同期信号発生回路
8において以下その動作を説明する。D−FF805
は、信号線55を介して垂直同期原信号入力端子803
に供給される垂直同期原信号を信号線54を介して1H
パルス入力端子801に供給される1Hパルスの立ち上
がりでラッチし、垂直同期位相補償回路806に供給す
る。
【0015】垂直同期位相補償回路806は、1Hパル
スにしたがって所定の期間D−FF805の出力を遅延
し、遅延回路807および切り換え回路808の一方の
入力端子に供給する。
【0016】遅延回路807は信号線53を介して1/
2Hパルス入力端子802に供給される1/2Hパルス
を用いて垂直同期位相補償回路806の出力を1/2水
平期間遅延し、切り換え回路808のもう一方の入力端
子に供給する。
【0017】切り換え回路808は、信号線56を介し
てフィールド交番信号入力端子804に供給されるフィ
ールド交番信号がLOWレベルの時には垂直同期位相補
償回路806の出力を選択し、HIGHレベルの時には
遅延回路807を選択し、垂直同期信号出力端子809
に供給する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記のよ
うな従来の構成では、位相ロックをかけていないため
に、外部FPによるフレームリセットのタイミングと内
部FPによるフレームリセットのタイミングが一致しな
いために、フレームリセットが行われる近傍では表示映
像が水平方向に数ラインゆがんで表示される。しかしフ
レームリセットのタイミングを垂直のブランキング期間
内で行えば画面上には出ず、実用上は影響ない。そのた
めには、垂直同期信号の発生をフレームリセット近傍で
行う必要がある。このとき、外部FPによるリセット動
作の前に内部FPによるリセット動作が行われる場合に
は正規の垂直同期信号が発生できず最終映像が垂直方向
にダンシングするという課題を有していた。
【0019】図10、図11を用いて、外部FPによる
リセット動作の前に内部FPによるリセット動作が行わ
れる場合の動作について説明する。ただし、図中の数字
は、従来例を示した図8および図9の図中の端子あるい
は信号線に対応している。
【0020】図10は従来のタイミング発生装置におけ
る1/2Hパルスと1Hパルスの発生を説明するための
波形図である。
【0021】フレームパルス入力端子1に外部FPが供
給されるより早くフレームカウンタ4に結合している信
号線51に内部FPが出力される場合には、AND回路
2の出力から信号線52に外部FPと内部FPの両方が
連続して出力される。したがって、ラインカウンタ3、
フレームカウンタ4および分周回路6は両方のFPによ
り1フレーム内に2度リセット動作を行う。
【0022】すなわち、信号線54に出力される1Hパ
ルスは、内部FPによりリセットされLOWレベルにな
ったのち、タイミング生成回路5から信号線53に出力
される内部FPを基準に発生した1/2Hパルスの立ち
上がりで1度HIGHレベルになる(図10中のA
点)。その後外部FPにより再びリセットされ、外部F
Pを基準に発生した1/2Hの立ち上がりで再度HIG
Hレベルになる(図10中のB点)。
【0023】つまり1/2Hパルスと1Hパルスに外部
FPによるリセット動作前に内部FPを基準とした不要
なパルスがそれぞれ発生する。
【0024】この時、図9に示す垂直同期信号発生回路
8において、垂直同期原信号が信号線851に図11に
示すような関係で垂直同期位相補償回路806より出力
される位相関係−1について、まず説明する。この場
合、切り換え回路808は、入力端子804に供給され
るフィールド交番信号がHIGHレベルの期間は信号線
852を介して供給する遅延回路807の出力を、LO
Wレベルの期間は信号線851を介して供給する垂直同
期位相補償回路806の出力をそれぞれ選択する。そし
てフィールドを規定する立ち下がりの間隔が262.5
H/262.5Hの均等な垂直同期信号を垂直同期信号
出力端子809に供給する。この場合には、時間軸変換
した映像信号と垂直同期信号の関係が一致しており、モ
ニターに時間軸変換後の映像が正常に表示できる。
【0025】次に、さらに位相補償のために垂直同期位
相補償回路806において3水平期間遅延した位相関係
−2の場合について説明する。この時、信号線851に
出力される垂直同期原信号は、一方のフィールド用のパ
ルスは3水平期間遅延されるのに対して、フレームリセ
ットされる方のフィールド用パルスは内部FPを基準に
発生した不要なパルスで一度たたかれるため、実質的に
2水平期間しか遅延しなくなる。その結果、垂直同期信
号出力端子809にはフィールドを規定する立ち下がり
の間隔が263.5H/261.5Hの不均等な垂直同
期信号が出力される。この場合には、時間軸変換した映
像信号と垂直同期信号の関係が整合しないために、モニ
ターに表示した映像が垂直方向にダンシングすることに
なる。
【0026】本発明はかかる点に鑑み、内部FPによる
タイミング発生を制御することにより、時間軸変換を位
相ロックをかけずに行う映像信号処理装置においても安
定に動作するタイミング発生装置を提供することを目的
とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記目的を達するため、
第1の発明は、時間軸変換前の映像信号に同期したフレ
ーム周期パルスと内部発生のライン周期パルスを基準に
1水平期間を計測するラインカウント手段と、前記フレ
ーム周期パルスと内部発生のフレーム周期パルスを基準
に1垂直期間を計測するフレームカウント手段と、ライ
ンカウント手段の出力にしたがって水平タイミング発生
を行う水平基準信号発生手段と、フレームカウント手段
の出力にしたがって垂直タイミング発生を行うフレーム
タイミング生成手段と、水平基準信号発生手段およびフ
レームタイミング生成手段の出力にしたがって垂直同期
信号を発生する垂直同期信号発生手段とを備えることを
特徴とするタイミング発生装置である。
【0028】第2の発明は、時間軸変換前の映像信号に
同期したフレーム周期パルスと内部発生の1/2ライン
周期パルスを基準に1/2水平期間を計測するハーフラ
インカウント手段と、前記フレーム周期パルスと内部発
生のフレーム周期パルスを基準に1垂直期間を計測する
フレームカウント手段と、ハーフラインカウント手段の
出力にしたがって水平タイミング発生を行うハーフライ
ンタイミング発生手段と、フレームカウント手段の出力
にしたがって垂直タイミング発生を行うフレームタイミ
ング生成手段と、ハーフラインタイミング発生手段およ
びフレームタイミング発生手段の出力にしたがって垂直
同期信号を発生する垂直同期信号発生手段とを備えるこ
とを特徴とするタイミング発生装置である。
【0029】
【作用】第1の発明は前記した構成により、内部FPに
よるリセット動作から外部FPによるリセット動作を行
うまでの期間に不要なパルスが生じないように水平基準
信号発生手段を制御することにより、安定した垂直同期
信号発生を行う。。
【0030】第2の発明は前記した構成により、ハーフ
ラインカウント手段により1/2水平期間に1回カウン
ト動作を行い、ハーフラインカウント手段のキャリー出
力を1水平期間の後半の1/2水平期間のみフレームカ
ウント手段へ供給するように制御することにより、回路
規模を削減するとともに、第1の発明と同様の安定した
垂直同期信号発生を行う。
【0031】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。ここで、従来例を示した図8および図
9とその目的および動作が同じものについては同一番号
を付して詳細な説明は省略する。
【0032】図1は本発明の第1の実施例におけるタイ
ミング発生装置のブロック図を示すものである。
【0033】図1において、1は外部FPが供給される
フレームパルス入力端子、2、11はAND回路、3は
1水平期間を計測するラインカウンタ、10はラインカ
ウンタ3のアドレス出力と外部FPおよびフレームカウ
ンタ4のキャリー出力である内部FPにしたがって、1
/2Hパルスおよび1Hパルスを発生する水平基準信号
発生回路、4は1垂直期間を計測するフレームカウン
タ、7はフレームカウンタ4のアドレス出力にしたがっ
て垂直同期原信号およびフィールド交番信号を出力する
フレームタイミング生成回路、8は1/2Hパルス、1
Hパルスおよびフィールド交番信号を用いて垂直同期原
信号からフィールド間隔が均等の一定の垂直同期信号を
発生する垂直同期信号発生回路、9は垂直同期信号出力
端子である。
【0034】以上のように構成した第1の実施例のタイ
ミング発生装置において、水平基準信号発生回路10を
図2に示すように、AND回路104と、ラインタイミ
ング生成回路105と、分周回路106と、遅延回路1
07と、EX−OR回路108とにより構成した場合に
ついて、以下その動作を図3に示す波形図を用いて説明
する。
【0035】AND回路104は、外部FP入力端子1
01に供給される外部FPおよび内部FP入力端子に供
給される内部FPの論理積をとり、信号線151を介し
て分周回路106に供給する。
【0036】ラインタイミング生成回路105は、ライ
ンアドレス入力端子103に供給されるラインカウンタ
3のアドレス出力にしたがって外部FPを基準にし、信
号の立ち上がりが外部FPおよび内部FPのLOWレベ
ル期間内で立ち上がるような位相関係で1/2Hパルス
発生し、信号線152を介してD−FF106に供給す
る。
【0037】分周回路106は、例えば非同期式セット
入力を持つD−FFで構成し、信号線151を介して供
給される外部FPおよび内部FPに対して次のように動
作する。まず内部FPのLOWレベルの期間に非同期セ
ット動作を行う。このセット動作中に信号線152を介
して供給される1/2Hパルスの立ち上がりが生じる
が、セット動作を優先するため、信号状態は変化しな
い。
【0038】続いて供給される外部FPのLOWレベル
期間も、同様に1/2Hパルスの立ち上がりでは信号状
態は変化せず、次の1/2Hパルスの立ち上がりではじ
めてLOWレベルに変化する。以降は、クロック入力で
ある1/2Hパルスと立ち上がり位相が揃った1Hパル
スを発生し、1Hパルス出力端子109、EX−OR回
路108の一方の入力端子および遅延回路107に供給
する。
【0039】遅延回路107は、例えばD−FFで構成
し、分周回路106の出力を所定の期間遅延し、EX−
OR回路108の他方の入力端子に信号線153を介し
て供給する。
【0040】EX−OR回路108は、分周回路106
から1Hパルス出力端子109に供給される1Hパルス
と信号線153を介して供給される遅延回路107の出
力の信号レベルを比較し、信号レベルが不一致の期間、
HIGHレベルを出力する。すなわち、1Hパルスの立
ち上がりおよび立ち下がりエッジ微分を行い、1Hパル
スと立ち上がりの位相が揃った1/2Hパルスを1/2
Hパルス出力端子110に供給する。
【0041】こうして、内部FPによるリセット動作か
ら外部FPによるリセット動作までの期間内は、1Hパ
ルスおよび1/2Hパルスとも立ち上がりを1回にする
ことができ、不要パルスは発生しない。したがって位相
補償のために外部FPを越えて垂直同期信号を遅延した
場合でも、フィールドを規定する立ち下がりの間隔が常
に均等な垂直同期信号が発生できる。
【0042】次に、第1の実施例の水平基準信号発生回
路10の他の構成例を図4に示す。図4に示すように、
AND回路104と、ラインタイミング生成回路5と、
遅延回路112と、フレームパルス位相差検出回路11
1と、ラインタイミング生成回路5の出力とデータ保持
回路112の出力をフレームパルス位相差検出回路11
1の出力にしたがって選択し、1/2Hパルスとして出
力する切り換え回路113と、切り換え回路113の出
力をAND回路104の出力を基準に2分周し、1Hパ
ルスとして出力する分周回路114とより構成した場合
について、以下その動作を図5に示す波形図を用いて説
明する。
【0043】ラインタイミング生成回路5は、ラインア
ドレス入力端子103に供給されるラインカウンタ3の
アドレス出力にしたがって外部FPを基準にして、信号
の立ち上がりが外部FPおよび内部FPのLOWレベル
期間が終了した後で立ち上がるような位相関係で1/2
Hパルス発生し、信号線155を介してデータ保持回路
112および切り換え回路113の一方の端子に供給す
る。
【0044】データ保持回路112は、内部FPの立ち
下がりで信号線155に供給されるラインタイミング生
成回路5の出力をラッチし、切り換え回路113の他方
の入力端子に供給する。
【0045】フレームパルス位相差検出回路111は、
非同期式セット−リセットフリップフロップで構成し、
セット入力である内部FPがLOWレベルの期間はセッ
ト動作を行い、リセット入力である外部FPがLOWレ
ベルの期間はリセット動作を行う。そうして、内部FP
によるリセット動作と外部FPによるリセット動作の時
間的間隔を検出し、切り換え回路113へ制御信号を供
給する。すなわち、フレームパルス位相差検出回路11
1は、内部FPの立ち下がりで信号がLOWレベルから
HIGHレベルに変化し、外部FPの立ち下がりで信号
がHIGHレベルからLOWレベルに変化する信号を信
号線154に供給する。
【0046】切り換え回路113は、信号線154を介
して供給される制御信号がHIGHレベルの時は、信号
線156を介して供給されるデータ保持回路112の出
力を選択し、LOWレベルの時は信号線155を介して
供給されるラインタイミング生成回路5の出力を選択
し、1/2Hパルスとして1/2Hパルス出力端子11
0および分周回路114に供給する。
【0047】分周回路114は、例えば非同期式リセッ
ト入力を持つD−FFで構成し、AND回路104を介
して供給される外部FPおよび内部FPに対して次のよ
うに動作する。まず、内部FPのLOWレベルの期間に
非同期リセット動作を行う。このリセット動作終了後に
は、1/2Hパルスの立ち上がりがないため、信号状態
は変化しない。続いて供給される外部FPのLOWレベ
ル期間で再びリセット動作を行うが、この時も信号状態
は変化しない。外部FPによるリセット動作終了後、外
部FPを基準に発生した1/2Hパルス入力端子110
に供給される1/2Hパルスの立ち上がりでHIGHレ
ベルに変化する。以降は、クロック入力である1/2H
パルスと立ち上がり位相が揃った1Hパルスを発生し、
1Hパルス出力端子109に供給する。
【0048】こうして、内部FPによるリセット動作か
ら外部FPによるリセット動作までの期間内は、内部F
Pによるリセット動作の直前のラインタイミング生成回
路5の出力を保持し、外部FPによるリセット動作後に
はじめて1Hパルスおよび1/2Hパルスの変化する
(立ち上がる)ようにすることができる。
【0049】以上のようにこの実施例によれば、AND
回路104、ラインタイミング生成回路105、分周回
路106、遅延回路107およびEX−OR回路108
を設けることにより、内部FPによるリセット動作から
外部FPによるリセット動作までの期間内では、1Hパ
ルスおよび1/2Hパルスとも立ち上がりを1回にする
ことができ、安定した垂直同期信号の発生ができる。
【0050】また、AND回路104、遅延回路11
2、フレームパルス位相差検出回路111、切り換え回
路113および分周回路114を設けることにより、内
部FPによるリセット動作から外部FPによるリセット
動作までの期間内では、1Hパルスおよび1/2Hパル
スの信号状態の変化がなく、外部FPによるリセット動
作後に信号状態が変化するようにでき、安定した垂直同
期信号の発生ができるとともに、すべてのラインで先頭
が揃った形で水平期間を規定できるため、時間軸変換用
メモリの読みだし制御を簡単にすることができる。
【0051】次に、本発明の第2の実施例のタイミング
発生装置について、図面を参照しながら説明する。図6
は本発明の第2の実施例におけるタイミング発生装置の
ブロック図を示すものである。
【0052】図6において、1は外部FPが供給される
フレームパルス入力端子、2、11はAND回路、12
は1/2水平期間を計測するハーフラインカウンタ、1
3はハーフラインカウンタ12のキャリー出力と信号線
57を介して供給される1Hパルスとの論理和をとるO
R回路、14はハーフラインカウンタ12のアドレス出
力と外部FPおよびフレームカウンタ4のキャリー出力
である内部FPにしたがって、1/2Hパルスおよび1
Hパルスを発生するハーフラインタイミング信号発生回
路、4は1垂直期間を計測するフレームカウンタ、7は
フレームカウンタ4のアドレス出力にしたがって垂直同
期原信号およびフィールド交番信号を出力するフレーム
タイミング生成回路、8は1/2Hパルス、1Hパルス
およびフィールド交番信号を用いて垂直同期原信号から
フィールド間隔が均等の一定の垂直同期信号を発生する
垂直同期信号発生回路、9は垂直同期信号出力端子であ
る。
【0053】以上のように構成した第2の実施例のタイ
ミング発生装置について以下その動作を図7に示す波形
図を用いて説明する。
【0054】ハーフラインカウンタ12は、信号線62
を介して供給される外部FPおよびハーフラインカウン
タ12自身のキャリー出力がLOWレベルの期間に同期
式リセット動作を行い、外部FPによるリセット動作が
終了してから1/2水平期間ごとにキャリー出力を信号
線60を介してOR回路13の一方の入力端子に供給す
る。また、計測途中経過をアドレス出力として、信号線
59を介してハーフラインタイミング信号発生回路14
に供給する。
【0055】ハーフラインタイミング信号発生回路14
は、信号線59を介して供給されるハーフラインカウン
タ12のアドレス出力にしたがって外部FPを基準にし
た1/2Hパルスおよびデューティ比が50%の1Hパ
ルスを発生し、信号線58および信号線57を介してそ
れぞれ垂直同期信号発生回路8に供給する。それととも
に、1Hパルスは信号線57を介してOR回路13の他
方の入力端子にも供給する。
【0056】OR回路13は、信号線57を介して供給
する1HパルスがHIGHレベルの期間は常にHIGH
レベルを出力し、1HパルスがLOW期間の時に信号線
60を介して供給されるハーフラインカウンタ12のキ
ャリー出力をフレームカウンタ4に供給する。
【0057】フレームカウンタ4はOR回路13の出力
61がLOWレベルになるときのみ、すなわち、ハーフ
ラインカウンタ12より1水平期間に出る2回のキャリ
ー出力のうち後半の1/2水平期間に出力したキャリー
出力がLOWレベルの期間に同期式カウントアップ動作
を行う。
【0058】こうして、水平基準信号を発生するための
カウンタに付いては1ビット少ない回路規模で、水平基
準信号発生のためのラインタイミング生成をROMテー
ブルを用いて行う場合には、半分のROM容量で第1の
実施例と同様の安定した垂直同期信号発生が実現でき
る。
【0059】なお、第1の実施例においては、内部FP
によるリセット動作から外部FPによるリセット動作ま
での期間は分周回路106の分周動作を停止する構成、
あるいは内部FPによるリセット動作直前のタイミング
生成回路5の出力を保持し、内部FPによるリセット動
作から外部FPによるリセット動作の期間はタイミング
生成回路5の出力を保持データに置き換える構成であれ
ば、同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0060】また、第2の実施例において、ハーフライ
ンタイミング信号発生回路14において1/2Hパルス
および1Hパルスの発生するに当たって、第1の実施例
と同様の構成を用いて内部FPによるリセット動作から
外部FPによるリセット動作までの期間は信号状態を変
化しないようにすることは言うまでもない。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明によれ
ば、内部FPによるリセット動作から外部FPによるリ
セット動作を行うまでの期間に不要なパルスが生じない
ように制御する水平基準信号発生手段を設けることによ
り、安定した垂直同期信号を発生できる。
【0062】また、第2の発明によれば、1/2水平期
間に1回カウント動作を行うハーフラインカウント手段
と、ハーフラインカウント手段のキャリー出力を1水平
期間の後半の1/2水平期間のみフレームカウント手段
へ供給するように制御する論理手段を設けることによ
り、第1の発明と同様の安定した垂直同期信号発生を行
うとともに、回路規模を削減することができ、実用的効
果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるタイミング発生
装置のブロック図
【図2】同実施例の水平基準信号発生回路の構成例のブ
ロック図
【図3】同実施例の水平基準信号発生回路の動作を説明
するための波形図
【図4】同実施例の水平基準信号発生回路の他の構成例
のブロック図
【図5】同実施例の水平基準信号発生回路の他の構成例
の動作を説明するための波形図
【図6】本発明の第2の実施例におけるタイミング発生
装置のブロック図
【図7】同実施例のタイミング発生装置の動作を説明す
るための波形図
【図8】従来のタイミング発生装置のブロック図
【図9】同従来例の垂直同期信号発生回路の構成例のブ
ロック図
【図10】同従来例のラインタイミング生成回路および
分周回路の動作を示す波形図
【図11】同従来例の垂直同期信号発生回路の動作を説
明するための波形図
【符号の説明】
2 AND回路 3 ラインカウンタ 4 フレームカウンタ 5 ラインタイミング生成回路 7 フレームタイミング生成回路 8 垂直同期信号発生回路 10 水平基準信号発生回路 11 AND回路 12 ハーフラインカウンタ 13 OR回路 14 ハーフラインタイミング信号発生回路 104 AND回路 105 ラインタイミング生成回路 106 分周回路 107 遅延回路 108 EX−OR回路 111 フレームパルス位相差検出回路 112 遅延回路 113 切り換え回路 114 分周回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三木 陽一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】時間軸変換前の映像信号に同期したフレー
    ム周期パルスと内部発生のライン周期パルスを基準に1
    水平期間を計測するラインカウント手段と、前記フレー
    ム周期パルスと内部発生のフレーム周期パルスを基準に
    1垂直期間を計測するフレームカウント手段と、前記ラ
    インカウント手段の出力にしたがって水平タイミング発
    生を行う水平基準信号発生手段と、前記フレームカウン
    ト手段の出力にしたがって垂直タイミング発生を行うフ
    レームタイミング生成手段と、前記水平基準信号発生手
    段および前記フレームタイミング生成手段の出力にした
    がって垂直同期信号を発生する垂直同期信号発生手段と
    を備えたことを特徴とするタイミング発生装置。
  2. 【請求項2】フレームタイミング生成手段が、少なくと
    も各フィールドの割当ライン数が整数であるフレームタ
    イミング信号を発生し、水平基準信号発生手段が、前記
    ラインカウント手段の出力にしたがって少なくとも1/
    2ライン周期パルスを発生するラインタイミング生成手
    段と、時間軸変換前の映像信号に同期したフレーム周期
    パルスおよび内部発生のフレーム周期パルスにより信号
    極性を規定し前記1/2ライン周期パルスを分周して1
    水平期間同期信号とする分周手段と、前記分周手段の出
    力から1/2水平期間同期信号を発生する1/2水平期
    間同期信号発生手段とを備え、前記分周手段が内部発生
    のフレーム周期パルスが発生してから時間軸変換前の映
    像信号に同期したフレーム周期パルスが入力されるまで
    の期間は1/2ライン周期パルスによる分周動作を停止
    することを特徴とする請求項1記載のタイミング発生装
    置。
  3. 【請求項3】フレームタイミング生成手段が、少なくと
    も各フィールドの割当ライン数が整数であるフレームタ
    イミング信号を発生し、水平基準信号発生手段が、前記
    ラインカウント手段の出力にしたがって少なくとも1/
    2ライン周期パルスを発生するラインタイミング生成手
    段と、内部発生のフレーム周期パルスが発生する直前の
    ラインタイミング生成手段の出力を保持するデータ保持
    手段と、ラインタイミング生成手段の出力かデータ保持
    手段の出力のいずれか一方を選択し1/2水平期間同期
    信号とする選択手段と、時間軸変換前の映像信号に同期
    したフレーム周期パルスと内部発生のフレーム周期パル
    スにより信号極性を規定し前記1/2水平期間同期信号
    を分周して1水平期間同期信号とする分周手段とを備
    え、前記選択手段を内部発生のフレーム周期パルスが発
    生してから時間軸変換前の映像信号に同期したフレーム
    周期パルスが入力されるまでの期間はデータ保持手段の
    出力を選択するように制御することを特徴とする請求項
    1記載のタイミング発生装置。
  4. 【請求項4】時間軸変換前の映像信号に同期したフレー
    ム周期パルスと内部発生の1/2ライン周期パルスを基
    準に1/2水平期間を計測するハーフラインカウント手
    段と、前記フレーム周期パルスと内部発生のフレーム周
    期パルスを基準に1垂直期間を計測するフレームカウン
    ト手段と、ハーフラインカウント手段の出力にしたがっ
    て水平タイミング発生を行うハーフラインタイミング発
    生手段と、フレームカウント手段の出力にしたがって垂
    直タイミング発生を行うフレームタイミング生成手段
    と、前記ハーフラインタイミング発生手段および前記フ
    レームタイミング発生手段の出力にしたがって垂直同期
    信号を発生する垂直同期信号発生手段とを備えることを
    特徴とするタイミング発生装置。
JP4145296A 1992-06-05 1992-06-05 タイミング発生装置 Pending JPH05344377A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4145296A JPH05344377A (ja) 1992-06-05 1992-06-05 タイミング発生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4145296A JPH05344377A (ja) 1992-06-05 1992-06-05 タイミング発生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05344377A true JPH05344377A (ja) 1993-12-24

Family

ID=15381869

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4145296A Pending JPH05344377A (ja) 1992-06-05 1992-06-05 タイミング発生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05344377A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4713621A (en) Phase synchronization circuit
US4769704A (en) Synchronization signal generator
KR100214770B1 (ko) 비디오 처리용 디스플레이 동기 타이밍 신호 발생 시스템
JPS581785B2 (ja) 陰極線管の表示装置
JP3555372B2 (ja) 同期処理回路
US6404833B1 (en) Digital phase synchronizing apparatus
US4617594A (en) Signal generator circuit
JPH05344377A (ja) タイミング発生装置
JP2790282B2 (ja) 画像表示装置
JP2748746B2 (ja) 位相同期発振器
JP2713063B2 (ja) デジタル画像生成装置
KR970005112Y1 (ko) 위상동기장치
JP2645039B2 (ja) 位相同期ループ回路
JP2003348063A (ja) クロック同期回路
JPH0628382B2 (ja) 垂直同期信号作成回路
JP3276797B2 (ja) 水平出力パルス発生回路
JPH10285427A (ja) 垂直同期回路
JP2514184B2 (ja) デイジタルコンバ−ゼンス補正装置
JPH11298754A (ja) 水平画面位置調整回路
JPH1188156A (ja) クロック生成用pll回路
KR940009585B1 (ko) 시간축 오차 보정장치의 제어신호 발생회로
JPH0758633A (ja) Pll回路
JPS6161755B2 (ja)
JPS63173467A (ja) 水平同期信号ブランキングパルス発生器
JPH03119881A (ja) クロック発生回路

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040224

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040629