JPH05343687A - 薄膜トランジスタ - Google Patents

薄膜トランジスタ

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Publication number
JPH05343687A
JPH05343687A JP17372292A JP17372292A JPH05343687A JP H05343687 A JPH05343687 A JP H05343687A JP 17372292 A JP17372292 A JP 17372292A JP 17372292 A JP17372292 A JP 17372292A JP H05343687 A JPH05343687 A JP H05343687A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate
film transistor
thin film
electric field
thickness
Prior art date
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Pending
Application number
JP17372292A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Yasukawa
雅啓 安川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 デュアルゲ−ト薄膜トランジスタを提供する
こと。 【構成】 アモルファスシリコンを用いた半導体膜の層
厚さが1μm以上からなるダブルゲ−ト構造の薄膜トラ
ンジスタ。例えば1.2μm程度の十分厚いa−Si104を
有するアイランドを形成し、その上部及び下部にSiN
103及びSiN105を介してゲ−ト102、バックゲ−ト111
を形成する(図2工程E参照)。ゲ−ト102、バックゲ
−ト111の電界の干渉は十分厚いa−Si104のために低
減でき、反転層に多くのキャリアを誘起させることがで
きる。 【効果】 a−Si膜厚を従来の300nm程度から1μ
m以上とすることにより、ゲ−トとバックゲ−トの電界
の干渉を低減でき、キャリア移動度を0.20cm2/v・
secから0.31cm2/v・secに改善することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄膜トランジスタに関
し、特にデュアルゲ−ト薄膜トランジスタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の薄膜トランジスタを図5に基づい
て説明する。図5は、従来のデュアルゲ−ト薄膜トラン
ジスタの断面図である。
【0003】従来の薄膜トランジスタは、図5に示すよ
うに、ガラス基板301上にゲ−ト302を形成し、CVDに
より300nm程度の膜厚のa−Si膜を有した連続3層
膜(SiN303、a−Si304、SiN305)を形成した
後、ドライエッチングによりSiN305、a−Si304を
パタ−ン化してアイランドを形成し、更に、コンタクト
ホ−ル形成のため、ドライエッチングによりアイランド
部のSiN305の両側をエッチングする。
【0004】このようにすることによって、アイランド
両側にa−Si304を露出させておき、次いでSiN305
をマスクとしてPイオン注入を行い、a−Si304の両
側をn+a−Si306とする。更に、その上ゲ−ト302と
同一の金属膜を成膜し、パタ−ン化することによってS
iN305上にバックゲ−ト307を、また、アイランド両側
のn+a−Si306を介してソ−ス308、ドレイン309を形
成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の上記薄膜トラン
ジスタは、a−Si304の膜厚が300nm程度であったの
で、ゲ−ト302とバックゲ−ト307のそれぞれの電界の干
渉効果によって反転層に誘起されるキャリアが少ないと
いう問題があった。
【0006】そこで、本発明は、上記問題点を解消する
薄膜トランジスタを提供することを目的とし、詳細に
は、ゲ−トとバックゲ−トの電界の干渉を低減させるこ
とができ、キャリア移動度を改善することができる薄膜
トランジスタを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そして、本発明は、アモ
ルファスシリコンを用いた半導体層の厚さを1μm以上
(例えば500〜1000nm)とすることを特徴とし、これ
によって上記目的を達成したものである 。
【0008】即ち、本発明は、「ガラス基板上にゲ−ト
電極、ゲ−ト絶縁膜、アモルファスシリコンを用いた半
導体膜、オ−ミックコンタクト膜、上部ゲ−ト絶縁膜、
バックゲ−ト電極、ソ−ス電極、ドレイン電極を順次積
層してなるダブルゲ−ト構造の薄膜トランジスタにおい
て、前記アモルファスシリコンを用いた半導体膜の層厚
さが1μm以上からなることを特徴とする薄膜トランジ
スタ。」を要旨とするものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例1、2を挙げ、本発明
をより詳細に説明する。
【0010】(実施例1)図1及び図2は、本発明の一
実施例を示すデュアルゲ−ト薄膜トランジスタの製造工
程順断面図であって、このうち図1は、工程A〜Cより
なる工程順断面図であり、図2は、図1工程Cに続く工
程D、Eの工程順断面図である。
【0011】図1工程Aでは、ガラス基板101上にゲ−
ト102を形成した後、CVDによりSiN103、a−Si
104、SiN105の各膜を連続して成膜したものである。
ここで、a−Si104は1.2μmの膜厚である。次に、連
続3層膜(SiN103、a−Si104、SiN105)の上
にホトレジスト106をパタ−ニング化し、ドライエッチ
ングによってSiN105、a−Si104、SiN103の順
にエッチングしていく。このとき、アイランドを形成す
ると同時に下層のSiN103もエッチングすることによ
って、コンタクトホ−ルも形成することができる。
【0012】図1工程Bでは、CVDによってガラス基
板101及びアイランド上に表面から均一の膜厚のn+a−
Si107の膜を成膜する。図1工程Cでは、異方性エッ
チングによって高さ方向に膜厚の厚いアイランド両側面
のn+a−Si107の膜を残して、その他の部分のn+
−Si107の膜を完全にエッチング除去する。
【0013】更に、その上に金属膜108をアイランド両
側面のn+a−Si107と十分オ−ミック接触する厚さま
でスパッタ成膜した後(図1工程D)、等方性エッチン
グによってアイランド段差部分での薄くなっている金属
膜108を切断することによってソ−ス109、ドレイン110
、バックゲ−ト111を形成する(図1工程E)。このと
き、ソ−ス109、ドレイン110とn+a−Si107とのオ−
ミックコンタクトは十分得られている 。
【0014】以上の工程A〜Eにより、十分厚みのある
a−Si膜を有するデュアルゲ−ト薄膜トランジスタを
形成することができ、これによってゲ−ト102、バック
ゲ−ト111のそれぞれの電界の干渉効果を低減でき、反
転層に多くのキャリアを誘起することができる。
【0015】(実施例2)図3及び図4は、本発明の他
の実施例を示すデュアルゲ−ト薄膜トランジスタの製造
工程順断面図であって、このうち図3は、工程A〜Cよ
りなる工程順断面図であり、図4は、図3の工程Cに続
く工程D、Eの工程順断面図である。
【0016】図3工程Aでは、ガラス基板201上にゲ−
ト202を形成した後、CVDによりSiN203、a−Si
204、SiN205の各膜を連続して成膜し、その上層にホ
トレジスト(図示せず)をパタ−ン化してドライエッチ
ングによってSiN205、a−Si204、SiN203の順
にエッチングを行ってアイランドを形成する。このと
き、アイランドを形成すると同時に下層のSiN203も
連続エッチングすることによってコンタクトホ−ルも形
成することができる。また、a−Si204は1.2μmの膜
厚である。
【0017】図3工程Bでは、SiN205の上層にホト
レジスト206をパタ−ン化し、HFウエットエッチング
によってホトレジストパタ−ン206の外側のSiN205を
除去する。続いて、図3工程Cに示すように、そのホト
レジストパタ−ン206をマスクとしてPイオン207をa−
Si204にド−プし、ホトレジストパタ−ン206の外側の
a−Si204部分にn+a−Si208を形成する。
【0018】ホトレジストパタ−ン206を除去した後、
金属膜209をアイランド両側面のn+a−Si208と十分
オ−ミック接触する厚さまでスパッタ成膜した後(図4
工程D)、等方性エッチングによりアイランド段差部分
での薄くなっている金属膜209を切断することによって
ソ−ス210、ドレイン211、バックゲ−ト212を形成する
(図4工程E)。このとき、ソ−ス210、ドレイン211、
バックゲ−ト212とn+a−Si208とのオ−ミックコン
タクトは十分得られている。
【0019】以上の工程A〜Eにより、十分厚みのある
a−Si膜を有するデュアルゲ−ト薄膜トランジスタを
形成することができ、前記実施例1と同様、ゲ−ト20
2、バックゲ−ト212のそれぞれの電界の干渉効果を低減
でき、反転層に多くのキャリアを誘起することができ
る。
【0020】図6は、本発明の実施例と従来例における
「TFT電流−電圧特性」を示す図である。図6から明
らかなように、a−Si膜厚を従来の300nm程度から
1μm以上とすることにより、ゲ−トとバックゲ−トの
電界の干渉を低減することができ、キャリア移動度を0.
20cm2/v・secから0.31cm2/v・secに改善
することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上詳記したとおり、アモル
ファスシリコンを用いた半導体層の厚さを1μm以上と
することを特徴とするものであり、これによってゲ−ト
とバックゲ−トの電界の干渉を低減することができ、キ
ャリア移動度を改善することができる効果が生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すデュアルゲ−ト薄膜ト
ランジスタの製造工程A〜Cよりなる工程順断面図。
【図2】図1工程Cに続く工程D、Eからなる工程順断
面図。
【図3】本発明の他の実施例を示すデュアルゲ−ト薄膜
トランジスタの製造工程A〜Cよりなる工程順断面図。
【図4】図3工程Cに続く工程D、Eからなる工程順断
面図。
【図5】従来のデュアルゲ−ト薄膜トランジスタの断面
図。
【図6】本発明の実施例と従来例の「TFT電流−電圧
特性」を示す図。
【符号の説明】
101 ガラス基板 102 ゲ−ト 103 SiN 104 a−Si 105 SiN 106 ホトレジスト 107 n+a−Si 108 金属膜 109 ソ−ス 110 ドレイン 111 バックゲ−ト 201 ガラス基板 202 ゲ−ト 203 SiN 204 a−Si 205 SiN 206 ホトレジスト 207 Pイオン 208 n+a−Si 209 金属膜 210 ソ−ス 211 ドレイン 212 バックゲ−ト 301 ガラス基板 302 ゲ−ト 303 SiN 304 a−Si 305 SiN 306 n+a−Si 307 バックゲ−ト 308 ソ−ス 309 ドレイン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス基板上にゲ−ト電極、ゲ−ト絶縁
    膜、アモルファスシリコンを用いた半導体膜、オ−ミッ
    クコンタクト膜、上部ゲ−ト絶縁膜、バックゲ−ト電
    極、ソ−ス電極、ドレイン電極を順次積層してなるダブ
    ルゲ−ト構造の薄膜トランジスタにおいて、前記アモル
    ファスシリコンを用いた半導体膜の層厚さが1μm以上
    からなることを特徴とする薄膜トランジスタ。
JP17372292A 1992-06-09 1992-06-09 薄膜トランジスタ Pending JPH05343687A (ja)

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JP17372292A JPH05343687A (ja) 1992-06-09 1992-06-09 薄膜トランジスタ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6794720B2 (en) * 1999-06-30 2004-09-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Dynamic threshold voltage metal insulator field effect transistor
US7242064B2 (en) 1999-06-30 2007-07-10 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device and method of manufacturing the same

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6794720B2 (en) * 1999-06-30 2004-09-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Dynamic threshold voltage metal insulator field effect transistor
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