JPH0534306Y2 - - Google Patents

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JPH0534306Y2
JPH0534306Y2 JP1986044088U JP4408886U JPH0534306Y2 JP H0534306 Y2 JPH0534306 Y2 JP H0534306Y2 JP 1986044088 U JP1986044088 U JP 1986044088U JP 4408886 U JP4408886 U JP 4408886U JP H0534306 Y2 JPH0534306 Y2 JP H0534306Y2
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clutches
brake
brakes
reverse
clutch
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  • Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、果実収穫用の高所作業車等、作業車
の走行装置で、詳しくは、左右の車輪に対してそ
れぞれ、制動側に作動付勢されたブレーキと、前
進用の伝動装置、後進用の伝動装置、前記前進用
の伝動装置による伝動を断続する前進用のクラツ
チ、前記後進用の伝動装置による伝動を断続する
後進用のクラツチ、これら両種のクラツチのいず
れの入り作動によつても、前記ブレーキを付勢に
抗して制動解除作動させ、かつ、両種のクラツチ
がともに切り作動したときにのみ、前記ブレーキ
を前記の付勢により制動作動させるブレーキ操作
手段とを設けてある作業車の走行装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のかかる作業車の走行装置においては、第
7図に示すように、前記のブレーキ装作手段21
L,21Rが、前進用のクラツチ13L,13R
とブレーキ16L,16Rとの間および、後進用
のクラツチ15L,15Rとブレーキ16L,1
6Rとの間にそれぞれ、クラツチ13L,15
L,13R,15Rの入り作動によつてブレーキ
16L,16Rを付勢に抗して制動解除作動させ
る連動ワイヤ32L,33L,32R,33Rを
設け、もつて、連動ワイヤ32L,33L,32
R,33Rの弛みにより、一方のクラツチ13
L,13Rまたは15L,15Rの追従入り作動
を回避した状態でクラツチ13L,15L,13
R,15Rのいずれの入り作動によつてもブレー
キ16L,16Rを制動解除作動させるように構
成されていた。要約すると、ブレーキ操作手段
が、前進用のクラツチとブレーキとを連動させる
連係手段と、後進用のクラツチとブレーキとを連
動させる連係手段との2系統の連係手段から構成
されていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記従来の作業車の走行装置に
よるときは、クラツチとブレーキとの間に亘る長
いワイヤが左右片側で2本、合計で4本、必要で
あるため、特に、高価なステンレスワイヤーを用
いて信頼性を高める場合、コストが非常に高く付
くといつた欠点があつた。
本考案の目的は、コストダウンを図らんとする
点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案による作業車の走行装置の特徴構成は、
左右の車輪に対してそれぞれ、制動側に付勢され
たブレーキと、前進用の伝動装置、後進用の伝動
装置、前記前進用の伝動装置による伝動を断続す
る前進用のクラツチ、前記後進用の伝動装置によ
る伝動を断続する後進用のクラツチ、これら両種
のクラツチのいずれの入り作動によつても、前記
ブレーキを付勢力に抗して制動解除作動させ、か
つ、両種のクラツチがともに切り作動したときに
のみ、前記ブレーキを前記の付勢力により制動作
動させるブレーキ操作手段とを設けてあり、 さらに、前記ブレーキ操作手段を形成するに、
前記両種のクラツチのいずれが入り作動しても、
入り作動しなかつた側のクラツチをその切り位置
に保持した状態で第1位置から第2位置に移動す
る受動部材を設け、 この受動部材の第1位置から第2位置への移動
によつて前記ブレーキが可逆的に制動解除作動す
るように受動部材にブレーキを連動させる連係手
段を設けた点にある。
〔作用〕
前進用のクラツチと後進用のクラツチとのいず
れが入り作動しても、入り作動しなかつた側のク
ラツチを不当に入り作動させることなく切り位置
に保持した状態で受動部材が第1位置から第2位
置に移動するため、この受動部材にブレーキを連
動させておくことにより、いずれのクラツチが入
り作動しても、ブレーキを制動解除作動させるこ
とができる。その結果、従来のような2系統の連
係手段が不要で、受動部材とブレーキとを連動さ
せる1系統、つまり、1つの連係手段で済む。
〔考案の効果〕
したがつて、本考案は、連係手段を構成するワ
イヤやロツド等の長い連動具が左右片側で1つ、
合計で2つで済、コストダウンを達成できるに至
つた。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を示す。
作業車の一例である果実収穫用の高所作業車
は、第6図に示すように、車体1に、平行四連リ
ンク式のブーム2を介して操縦装置付きの搭乗バ
ケツト3を昇降自在に取付けて、構成されてい
る。
前記車体1は、第5図にも示すように、左右一
対の駆動用の車輪4L,4Rと1つのキヤスター
式車輪5とを有する。
前記車輪4L,4Rへの伝動系は、第5図に示
すように、エンジン6に連動するカウンタ軸7を
設け、前記車輪4L,4Rに対してそれぞれ前進
用入力軸8L,8Rと後進用入力軸9L,9Rと
車輪4L,4Rへの出力軸10L,10Rを備え
た伝動消す11L,11Rを設け、前記カウンタ
軸7を各前進用入力軸8L,8Rとの間に前進用
の伝動装置12L,12Rとこれによる伝動を断
続するクラツチ13L,13Rとを、カウンタ軸
7と各後進用入力軸9L,9Rとの間に後進用の
伝動装置14L,14Rとこれによる伝動を断続
するクラツチ15L,15Rとをそれぞれ設け
て、構成されている。
前記伝動ケース11L,11Rには、出力軸1
0L,10Rに作用して走行制動を行なうブレー
キ16L,16Rが付勢されており、各ブレーキ
16L,16Rは、第1図にも示すように、スプ
リング17L,17Rによつて制動側に作動付勢
されている。
前記前進用の伝動装置12L,12Rと前進用
のクラツチ13L,13Rとは第1図にも示すよ
うに、ベルトテンシヨンクラツチ18L,18R
をもつて兼用構成されており、前記後進用の伝動
装置14L,14Rと後進用のクラツチ15L,
15Rとも、同様に、ベルトテンシヨンクラツチ
19L,19Rをもつて兼用構成されている。
そして、前記両種のベルトテンシヨンクラツチ
18L,19L,18R,19Rは、そのテンシ
ョンアーム18aL,19aL,18aR,19aR
を同芯上に位置させており、前記テンシヨンアー
ム18aL,19aL,18aR,19aRを油圧シ
リンダ18bL,19bL,18bR,19bRで押
圧操作されることにより入り作動するものであ
る。前記前進用の油圧シリンダ18bL,18bR
のマスタシリンダ18cL,18cRと後進用の油
圧シリンダ19bL,19bRマスタシリンダ19
cL,19cRとは、中立位置Nを中心として前進
位置Fと後進位置Rとに亘つて揺動操作される前
後進共通の操作レバー20L,20Rで選択的に
操作される。
前記各ブレーキ16L,16Rに対するブレー
キ操作手段211L,21Rは、第1図ないし第
4図に示すように、前記前進用のテンシヨンアー
ム18aL,18aRおよび後進用のテンシヨンア
ーム19aL,19aRのいずれが入り作動すると
きにも、その入り作動する側のテンシヨンアーム
18aL,19aLまたは18aR,19aRで押圧
されて前記前進用と後進用のテンシヨンアーム1
8aL,19aL,18aR,19aRの共通支軸2
2L,22Rの軸芯周りで第1位置P1から第2
位置P2に揺動する受動部材23L,23Rを前
記共通支軸22L,22Rに支承させ、この受動
部材23L,23Rの第1位置から第2位置への
揺動によつて前記ブレーキ16L,16Rが可逆
的に制動解除作動するように受動部材23L,2
3Rにブレーキ16L,16Rの作動アーム16
aL,16aRを連動させる連係手段24L,24
Rを設けて、構成されている。
前記受動部材23L,23Rについて更に説明
すると、第4図イ,ロ,ハに示すように、受動部
材23L,23Rは、前記前進用と後進用とのい
ずれか一方のテンシヨンアーム18aL,18aR
または19aL,19aRが入り作動位置にあると
き、その入り作動位置にあるテンシヨンアーム1
8aL,18aRまたは19aL,19aRとの当接
によりブレーキ16L,16Rの付勢に抗して第
2位置P2に保持され、両種のテンシヨンアーム
18aL,18aR,19aL,19aRがともに切
り作動位置にあるとき、第1位置P1に位置する
ものである。そして、入り作動する側のテンシヨ
ンアーム18aL,18aRまたは19aL,19
aRの押圧によつて第1位置P1から第2位置P2
揺動するため、その揺動によつて、入り作動しな
かつた側のテンシヨンアーム19aL,19aRま
たは18aL,18aRを入り作動させることがな
い。
前記連係手段24L,24Rは、第1押引ロツ
ド25L,25Rを介して前記受動部材23L,
23Rに連動する中継リンク26L,26Rを設
け、この中継リンク26L,26Rに前記ブレー
キ16L,16Rの作動アーム16aL,16aR
を連動させる連係調節用ターンバツクル27L,
27R付きの第2ロツド28L,28Rを設け
て、構成されている。
29は前記ブーム2を揺動昇降させるための油
圧シリンダであり、30はこの油圧シリンダ29
に対する油圧ユニツトであり、31はこの油圧ユ
ニツト29に対する、つまり、ブーム昇降用の操
作ペダルであり、この操作ペダル31は、前記操
作レバー20L,20Rとともに搭乗バケツト3
に操縦装置として設けられている。
上記の如く構成された高所作業車は、左右の前
進用のベルトテンシヨンクラツチ18L,18R
をともに入り作動させることにより直進前進し、
左右の後進用のベルトテンシヨンクラツチ19
L,19Rをともに入り作動させることにより直
進後進し、全ベルトテンシヨンクラツチ18L,
18R,19L,19Rを切り作動させることに
より両ブレーキ16L,16Rを制動作動させて
停止保持するものである。また、左右一方の前進
用のベルトテンシヨンクラツチ18Lまたは18
Rを入り作動させ、かつ、他方の前進用および後
進用のベルトテンシヨンクラツチ18R,19
R,18L,19Lを切り作動させることによ
り、一方の車輪4Lまたは4Rを前進回転し、他
方の車輪4Rまたは4Lを制動停止して、切り作
動側に前進ピボツトターンを行ない、左右一方の
後進用のベルトテンシヨンクラツチ19Lまたは
19Rを入り作動させ、かつ、他方の前進用およ
び後進用のベルトテンシヨンクラツチ18R,1
9Rまたは18L,19Lを切り作動させること
により、一方の車輪4Lまたは4Rを後進回転
し、他方の車輪4Rまたは4Lを制動停止して、
切り作動側に後進ピボツトターンを行ない左右一
方の前進用のベルトテンシヨンクラツチ18Lま
たは18Rを入り作動させ、かつ、他方の後進用
のベルトテンシヨンクラツチ19Rまたは19L
を入り作動させることにより、一方の車輪4Lま
たは4Rを前進回転、他方の車輪4Rまたは4L
を後進回転させて、スピンターンを行なうもので
ある。
〔別実施例〕 以下、本考案の別実施例を示す。
前記受動部材23L,23Rを、テンシヨンア
ーム18aL,19aL,18aR,19aRによる
押圧ではなく、ワイヤを介する引つ張りにより第
1位置から第2位置に移動するものとし、ワイヤ
の弛みによつて、入り作動した側のテンシヨンア
ーム18aL,18aRまたは19aL,19aRの
引つ張りによる受動部材23L,23Rの移動に
かかわらず、入り作動しなかつた側のテンシヨン
アーム19aL,19aRまたは18aL,19aL
を切り作動位置に保持するように構成する。
前記第2押引ロツド28L,28Rをワイヤに
代える。
前記クラツチ13L,13R,15L,15R
を、噛合いクラツチや摩擦クラツチから構成す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本考案に係る作業車の走
行装置の実施例を示し、第1図は要部の側面図、
第2図は要部の斜視図、第3図は要部の拡大側面
図、第4図イ,ロ,ハは動作説明図、第5図は伝
動系統図、第6図は作業車の側面図である。第7
図は従来例を示す概略構成の斜視図である。 4L,4R……車輪、16L,16R……ブレ
ーキ、12L,12R,14L,14R……伝動
装置、13L,13R,15L,15R……クラ
ツチ、21L,21R……ブレーキ操作手段、2
3L,23R……受動部材、24L,24R……
連係手段、18L,18R,19L,19R……
ベルトテンシヨンクラツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 左右の車輪4L,4Rに対してそれぞれ、制
    動側に付勢されたブレーキ16L,16Rと、
    前進用の伝動装置12L,12R、後進用の伝
    動装置14L,14R、前記前進用の伝動装置
    12L,12Rによる伝動を断続する前進用の
    クラツチ13L,13R、前記後進用の伝動装
    置14L,14Rによる伝動を断続する後進用
    のクラツチ15L,15R、これら両種のクラ
    ツチ13L,13R,15L,15Rのいずれ
    の入り作動によつても、前記ブレーキ16L,
    16Rを付勢力に抗して制動解除作動させ、か
    つ、両種のクラツチ13L,13R,15L,
    15Rがともに切り作動したときにのみ、前記
    ブレーキ16L,16Rを前記の付勢力により
    制動作動させるブレーキ操作手段21L,21
    Rとを設けてあり、 さらに、前記ブレーキ操作手段21L,21
    Rを形成するに、前記両種のクラツチ13L,
    13R,15L,15Rのいずれが入り作動し
    ても、入り作動しなかつた側のクラツチ13
    L,13R、または15L,15Rをその切り
    位置に保持した状態で第1位置から第2位置に
    移動する受動部材23L,23Rを設け、 この受動部材23L,23Rの第1位置から
    第2位置への移動によつて前記ブレーキ16
    L,16Rが可逆的に制動解除作動するように
    受動部材23L,23Rにブレーキ16L,1
    6Rを連動させる連係手段24L,24Rを設
    けてある作業車の走行装置。 2 前記各伝動装置12L,12R,14L,1
    4Rとそれらに対応するクラツチ13L,13
    R,15L,15Rとが、ベルトテンシヨンク
    ラツチ18L,18R,19L,19Rをもつ
    て兼用構成されている実用新案登録請求の範囲
    第1項に記載の作業車の走行装置。
JP1986044088U 1986-03-25 1986-03-25 Expired - Lifetime JPH0534306Y2 (ja)

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JP1986044088U JPH0534306Y2 (ja) 1986-03-25 1986-03-25

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Publication Number Publication Date
JPS62155072U JPS62155072U (ja) 1987-10-01
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ID=30861563

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59180929U (ja) * 1983-05-21 1984-12-03 株式会社 四国製作所 移動農機の走行操作装置におけるクラツチ・ブレ−キ連動機構

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JPS62155072U (ja) 1987-10-01

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