JPS63145126A - 作業車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、各別に駆動停止操作自在な左右一対の推進車
輪、及び、それらに対して車体前後方向に離れた箇所に
配置されるキャスターを備えた作業車に関する。

〔従来の技術〕

かかる作業車は、左右一対の推進車輪のうちの片側のみ
を駆動させる状態で急旋回を行なえるものであるが、従
来では、左右の推進車輪を直進に対応する位置に固定し
ていたため、車体を斜め前方へ平行状態で移動させるた
めには、旋回によって車体の移動方向を変えたのち、直
進させ、その後、再び旋回によって車体の向きを変える
ようにすることになり、操作が煩複になるものであった
。

本発明は、上記実状に鑑みて為されたものであって、そ
の目的は、急旋回を行なえる利点を活かしながらも、斜
め方向へ平行状態で移動させることを、簡単な操作で良
好に行なえるようにする点にある。

本発明による作業車の特徴構成は、各別に駆動停止操作
自在な左右一対の推進車輪を向き変更操作するステアリ
ング手段を備えさせてある点にあり、その作用及び効果
は次の通りである。

〔作　用〕

すなわち、車体を斜め前方等へ平行状態で移動させるに
は、左右の推進車輪を車体を移動させる方向に向うよう
に予め向き変更させておき、その状態で、左右の推進車
輪を駆動させればよいものとなり、車体を斜め方向に向
って平行状態で移動させることを、簡単な操作で良好に
行なうことができる。

〔発明の効果〕

従って、急旋回を行なえると共に、斜め方向に向って平
行状態で移動させることを良好に行なわせることができ
るのであり、もって、作業状況に合わせて車体を移動さ
せ名ことを、全体として能率良く行なわせることができ
るようになった。

〔実施例〕

以下本発明の実施例を、高所作業車に適用した場合につ
いて、図面に基づいて説明する。

第２回に示すように、高所作業車は、パイプ材を枠組み
してなる車体フレーム（Ｆ）、車体前方の左右一対の推
進車輪（１Ｌ）、（１Ｒ）　、車体後方側のキャスタ（
２）、油圧シリンダ（３）にて昇降される平行回連リン
ク式ブーム（４）、及び、そのブーム（４）の先端部に
取付けられる搭乗パケット（５）の夫々を備えている。

次に、左右の推進車輪（１Ｌ）　、　（１Ｒ）への伝動
構造について説明する。

第３図に示すように、車体後端部に搭載したエンジン（
Ｅ）　とそれの前方側に配置した中継伝動軸（６）とが
、伝動ベルト（７）を介して連動連結され、中継伝動軸
（６）の前方側箇所に、左側推進（１Ｌ）に対する前後
進切換用ギヤ伝動装置を収納する左側伝動ケース（８Ｌ
）、及び、右側推進車輪（１Ｒ）に対する前後進切換用
ギヤ伝動装置を収納する右側伝動ケース（８Ｒ）の夫々
が設けられ、それら伝動ケース（８Ｌ）　、　（８Ｒ）
と前記中継伝動軸（６）とが、左側の伝動クラッチ（Ｌ
ｃ）及び右側の伝動クラッチ（Ｒｃ）を介して各別に連
動連結され、前記両伝動ケース（８Ｌ）　、　（８Ｒ）
夫々の出力軸（１３Ｌ）　。

（１３Ｒ）が、左右の推進車輪（１Ｌ）　、　（１Ｒ）
に対して伝動チェーン（１４１）　、　（１４Ｒ）にて
各別に連動連結されている。

前記両伝動クラッチ（Ｌｃ）　、　（Ｒｃ）の夫々は、
両伝動ケース（８Ｌ）　、　（８Ｒ）の夫々に支承した
前進用入力軸（９Ｌ）　、　（９Ｒ）と中継伝動軸（６
）との間に介装されるベルトテンション式の前進用クラ
ッチ部分（Ｉ１Ｌ）　、　（Ｉ１Ｒ）、及び、両伝動ケ
ース（８Ｌ）　、　（８Ｒ）の夫々に支承した後進用入
力軸（ＩＯＬ）　、　（ＩＯＲ）と中継伝動軸（６）と
の間に介装されるベルテンション式の後進用クラッチ部
分（１２Ｌ）　、　（１２Ｒ）を備えている。

前記前後進切換用ギヤ伝動装置について説明する。尚、
左右の前後進切換用ギヤ伝動装置は同様に構成されるも
のであって、以下左側の前後進切換用ギヤ伝動装置につ
いて説明する。

すなわち、前進用入力軸（９Ｌ）に固着した第１ギヤ（
１６）と後進用入力軸（ＩＯＬ）に固着した第２ギヤ（
１７）とを咬合連動させると共に、後進用入力軸（ＩＯ
Ｌ）に固着した第３ギヤ（１８）と出力軸（１３Ｌ）に
固着した第４ギヤ（１９）とを咬合連動させて、前進用
クラッチ部分（Ｉ１Ｌ）の入り時には後進用クラッチ部
分（１２Ｌ）が切り状態になることを利用して、前進用
入力軸（９Ｌ）の動力を後進用入力軸（ＩＯＬ）に一旦
伝動させてから出力軸（１３Ｌ）に伝動させることによ
り、正逆転を切換えるように構成しである。

但し、図中（Ｕ）は、前記ブーム昇降用油圧シリンダ（
４）に対する油圧ユニットであり、前記中継伝動軸（６
）に伝動ベル）　（１５）を用いて連動連結されている
。

又、図中（２ＯＬ）　、　（２ＯＲ）は、前記出力軸（
１３Ｌ）　。

（１３Ｒ）に作用する制動作用状態側に付勢された走行
ブレーキである。

次に、操縦構成を説明する。

第２図に示すように、前記搭乗パケット（５）に、ブー
ム昇降用ペダル（２３）、及び、左右一対の走行操作レ
バー（２４Ｌ）　、　（２４Ｒ）が、設けられている。

前記ペダル（２３）は、例示しないが、前記油圧ユニッ
）　（Ｕ）に備えさせた制御弁とプッシュプルワイヤを
用いて接続されている。

前記左右の走行操作レバー（２４Ｌ）　、　（２４Ｒ）
のうちの左側のレバー（２４Ｌ）は、左側の伝動クラッ
チ（Ｌｃ）及び左側の走行ブレーキ（２ＯＬ）を操作し
、且つ、右側のレバー（２４Ｒ）は右側のクラ・７チ（
Ｒｅ）及び右側の走行ブレーキ（２ＯＲ）を操作するよ
うに設けられるものであって、以下その具体構造につい
て説明する。但し、左右のレバー（２４Ｌ）。

（２４Ｒ）による操作構造は同様であって、以下の説明
においては、右側のレバー（２４Ｒ）による操作構造を
代表にして説明する。

すなわち、第４図及び第５図に示すように、伝動クラッ
チ（Ｒｃ）の各クラッチ部分（Ｉ１Ｒ）　、　（１２Ｒ
）夫々のテンションアーム（２５）　、　（２６）をク
ラッチ入り側に操作する油圧シリンダ（２５Ａ）　、　
（２６Ａ）が設けられると共に、走行操作レバー（２４
Ｒ）の前方側への揺動によって操作される前進用マスク
シリンダ（２５Ｂ）及び後方側の揺動によって操作され
る後進用のマスクシリンダ（２６Ｂ）が設けられ、それ
らマスクシリンダ（２５Ｂ）　、　（２６Ｂ）が各クラ
ッチ操作用の油圧シリンダ（２５Ｂ）　、　（２６Ｂ）
に配管接続されている。

前記走行ブレーキ（２０Ｒ）に対する解除操作用の連係
アーム（２７）が、前記両テンションアーム（２５）　
、　（２６）のいずれか一方でもクラッチ入り側の操作
されるとブレーキ解除側に押圧揺動される状態で、両テ
ンションアーム（２５）　、　（２６）の枢支軸（２８
）に枢支され、スプリング（２２）によって制動作用状
態側に付勢されたブレーキ操作アーム（２１）が、中継
ロッド（２９）、中継揺動アーム（３０）、及び、押引
きリンク（３１）を用いて、前記連係アーム（２７）に
連動連結され、もって、走行操作レバー（２４Ｒ）を中
立位置から前方側に操作するに伴って、前進用のクラッ
チ部分（Ｉ１Ｒ）を入り操作すると共に、走行ブレーキ
（２ＯＲ）を制動解除状態に操作し、又、走行操作レバ
ー（２４１？）を中立位置から後方側に操作するに伴っ
て、後進用のクラッチ部分（１２Ｒ）を入り操作すると
共に走行ブレーキ（２ＯＲ）を制動解除状態に操作する
ように構成されている。

但し、前記走行ブレーキ（２０Ｒ）に対するスプリング
（２２）は、第６図及び第７図に示すように、取付用ボ
ルト（３２）に対してワンタッチ操作式の伸縮具（Ｋ）
を介して接続されており、トラック等にて牽引走行させ
る際に、ワンタッチ操作で走行ブレーキ（２０Ｒ）を解
除状態に操作できるようになっている。尚、伸縮具（Ｋ
）は、二叉状で、且つ、側面視形状り字状の金具（３３
）を、前記取付用ボルト（３２）に枢着して構成される
ものであって、スプリング（２２）が、金具（３３）の
横倒部に取付けられている。

前記左右の推進車輪（１Ｌ）　、　（１Ｒ）が、向き変
更自在に取付けられると共に、それら推進車輪（１Ｌ）
　、　（１Ｒ）を向き変更操作するステアリング手段（
Ｍ）が設けられている。

すなわち、第１図に示すように、車輪支持ケース（３４
）　、　（３４）の夫々に付設したナックルアーム（３
５）　、　（３５）と、揺動レバー（３６）とが、タイ
ロロソド（３５ａ）にて連動連結され、揺動レバー（３
０）の固定ピン（３７）が、レバー（３６）に付設のブ
ラケソ）　（３Ｂ）と固定枠（３９）とに亘って貫通装
着自在に設けられ、固定枠（３９）には、３個のピン貫
通孔（４０）が形成されており、もって、レバー（３６
）の揺動により、直進状態、左向き状態、右向き状態の
３段階に固定できるようになっている。

ちなみに、ステアリング操作する際には、ジヤツキアッ
プして、操作力の軽減を図るようにするとよい。

従って、第８図に示すように、列状に植立された果樹（
Ｊ）に対する収穫等の作業を行なう際には、左右の推進
車輪（１Ｌ）　、　（１Ｒ）を予め向き変更させておけ
ば、１つの果樹Ｕ）に対する作業の終了後において次の
果樹（Ｊ）に移動することを、単に前進させるだけで行
なえるものとなる。

〔別実施例〕

本発明を実施するに、ステアリング操作用のアクチュエ
ータを設けて、それに対する作動制御用の操作具を搭乗
部に設けるようにしておけば、適時向き変更操作できる
ものとなって一層便利である。そして、その場合、無段
階に向き変更できるようにする方が良いことは勿論であ
る。

又、第９図に示すように、左右一対のキャスター（２）
を備えさせるようにしてもよい。

本発明は、高所作業車の他、各種の作業に適用できる。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る作業車の実施例を示し、第１図はス
テアリング手段の平面図、第２図は高所作業車の側面図
、第３図は伝動構造の概略図、第４図は操作構造の概略
図、第５図は同斜視図、第６図は走行ブレーキの付勢構
造の側面図、第７図は伸縮具の斜視図、第８図は使用状
態の概略平面図、第９図は別実施例の概略平面図である
。 （１Ｌ）　、　（１Ｒ）・・・・・・推進車輪、（２）
・・・・・・キャスター、（Ｍ）・・・・・・ステアリ
ング手段。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 各別に駆動停止操作自在な左右一対の推進車輪（１Ｌ）
   、（１Ｒ）、及び、それらに対して車体前後方向に離れ
   た箇所に配置されるキャスター（２）を備えた作業車で
   あって、前記左右の推進車輪（１Ｌ）、（１Ｒ）を向き
   変更操作するステアリング手段（Ｍ）を備えさせてある
   作業車。