JPH041025Y2 - - Google Patents

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JPH041025Y2
JPH041025Y2 JP3440186U JP3440186U JPH041025Y2 JP H041025 Y2 JPH041025 Y2 JP H041025Y2 JP 3440186 U JP3440186 U JP 3440186U JP 3440186 U JP3440186 U JP 3440186U JP H041025 Y2 JPH041025 Y2 JP H041025Y2
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operating
relief valve
wire
variable relief
swing
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JP3440186U
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  • Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Guiding Agricultural Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 コンバイン等の農機及びバツクフオー等の作業
機に使用される操向操作構造であつて、詳しくは
左右走行装置に夫々備えられた左右のサイドクラ
ツチ・ブレーキのシフターに対して駆動用の操作
シリンダを連係するとともに、この操作シリンダ
のピストンストロークにおけるサイドクラツチ切
位置に相当する途中から分岐するバイパス油路を
設け、このバイパス油路にサイドブレーキ作動力
調整用の可変リリーフバルブを介装するととも
に、この可変リリーフバルブの設定圧力を可変す
る操作具を設けてある作業機の操向操作構造に関
する。
〔従来の技術〕
この種の作業機の操向操作構造において、従来
は、前記操作具として左右に揺動可能な手元操作
レバーを設けるとともに、前記単一の可変リリー
フバルブの設定圧調整用ピストンを押圧操作可能
な揺動操作アームを設け、前記操作レバーと揺動
操作アームとを二本の連結ロツドで連動連結し
て、もつて、前記操作レバーを左右何の方向に揺
動操作しても、揺動操作アームを常に同一方向に
揺動させて、必ずピストンを押し操作するように
構成されていた(例えば特開昭60−261783号公
報)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、単一の可変リリーフバルブを左右のサ
イドクラツチ・ブレーキに対して兼用構成しよう
とすると、上記構成のように揺動操作アームと操
作レバーとを二本の連結ロツドで連結しなければ
ならず、構造が大型化するとともに設置スペース
も大きくなつていた。特に、前記可変リリーフバ
ルブはサイドクラツチ・ブレーキに近接して配置
された操作シリンダに近づけて配置されることが
油圧配管上望ましく、その為に却つて、前記連結
ロツド等の連係機構が長くなつて、連結ロツドが
二本必要なことが余計に配置スペース上の問題を
引起していた。
本考案の目的は連係機構として合理的な機構を
採用することによつて、設置スペースを小さくで
きるものを提供する点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案による特徴構成は前記操作具を、設定量
以下に近接することを規制された状態で互いに近
接する方向に付勢されている第1、第2揺動アー
ムと、これら揺動アームを前記付勢力に抗して互
いに遠ざかる方向に揺動させる手元操作レバー2
2とで構成するとともに、前記可変リリーフバル
ブに連係されたリリーズワイヤのアウタワイヤと
インナワイヤとを、夫々、前記第1揺動アームと
第2揺動アームとに連動連結してある点にあり、
その作用効果は次の通りである。
〔作用〕
前記操作具による操作を説明する。第3図及び
第4図に示すように、インナワイヤ36aに連係
された揺動アーム25又26を手元操作レバー2
2の揺動操作によつて揺動作動させインナワイヤ
36aを引操作して、このインナワイヤ36aに
連係された可変リリーフバルブ30の設定圧力を
可変できる。又、前記手元操作レバー22を反対
方向に揺動させると、アウタワイヤ36bに連係
された揺動アーム25又26を操作することがで
き、アウタワイヤ36bを前記インナワイヤ36
a作動方向とは反対方向に作動させることができ
る。この場合には、アウタワイヤ36bの作動に
よつて相対的にインナワイヤ36aが引操作され
たことになり、同様に、可変リリーフバルブ30
の設定圧力を可変できる。したがつて、互いに遠
ざかる方向にのみ揺動可能な第1、第2揺動アー
ム25,26を、夫々、アウタワイヤ36bとイ
ンナワイヤ36aとに夫々連動連結することによ
つて、左右のサイドクラツチ・ブレーキ6A,6
Bに兼用構成された単一の可変リリーフバルブと
揺動式手元操作レバー22とを連係する連係機構
としてリリーズワイヤ36を採用できる。
〔考案の効果〕
その結果、リリーズワイヤであるから、従来の
ように配置スペースの大きなものが必要な連結ロ
ツド方式を採用しなくてもよく、かつ、可変リリ
ーフバルブを左右のサイドクラツチ・ブレーキに
対して夫々設けるといつた部品点数が多くなる構
成をとる必要がない。又、揺動アームでリリーズ
ワイヤを押引き操作する構成であるから、略直線
的に押引操作するストロークが限定されるが、操
作レバーと第1、第2揺動アームを分割構成する
形態をとつているので、第1、第2揺動アームの
揺動支点からインナワイヤ取付点までの長さ(腕
長さ)を任意に変更設定することによつて、可変
リリーフバルブへの可変ストロークに対応させる
ことができる。
〔実施例〕
第6図に示すように、コンバインは、分草具支
持杆1、この分草具支持杆1によつて形成される
穀稈導入経路に設けられた引起し装置2,2、引
起し後の穀稈を刈取る刈取装置3、刈取後の穀稈
を脱穀装置4に向けて搬送する縦搬送装置5を備
えた作業装置27の一つである刈取前処理装置を
機体28に対して油圧シリンダ29によつて駆動
昇降自在に取付け、この機体28を左右一対のク
ローラ走行装置9A,9Bで支持して刈取走行可
能に構成されている。
次に、左右のサイドクラツチ・ブレーキ6A,
6B構造について説明する。第5図に示すよう
に、ミツシヨンケース7から左右横側方に走行軸
8A,8Bを延出するとともに、この走行軸8
A,8Bの延出端に左右のクローラ走行装置9
A,9Bを連結してある。前記ミツシヨンケース
7内には左右のサイドクラツチ・ブレーキ6A,
6Bが介装され、このサイドクラツチ・ブレーキ
6A,6Bに対する操作アーム10A,10Bが
挿作シリンダ11A,11Bに連係されている。
第1図に示すように、左右の走行軸8A,8Bを
突合せ対向面で相対回動可能に配設するととも
に、両走行軸8A,8Bに跨る入力用ギヤ12を
遊嵌してある。この入力用ギヤ12の両脇には、
この入力用ギヤ12と咬合離脱自在な左右操作ス
リーブ13A,13Bを、左右走行軸8A,8B
に揺動可能にスプライン外嵌して配設してある。
この左右操作スリーブ13A,13Bはバネ14
A,14Bによつて入力用ギヤ12との咬合方向
に付勢されるとともに、ブレーキケース15A,
15Bとの間に設けられる摩擦多板式ブレーキ1
6A,16Bを構成するところの摩擦多板16
a,16bを取付けている。又、前記左右操作ス
リーブ13A,13Bは前記操作アーム10A,
10Bに連動連結された左右のシフター17A,
17Bを係合し、前記入力用ギヤ12との間に左
右のサイド・クラツチ6a,6bを形成してい
る。
前記サイドクラツチ・ブレーキ6A,6Bに対
する油圧回路構造を説明する。油圧ポンプ18か
らの圧油は3位置切換電磁弁19を介して前記左
右の操作シリンダ11A,11Bに供給されると
ともに、操作シリンダ11A,11Bのストロー
ク途中からバイパス回路37を分岐し、このバイ
パス回路37に介装された可変リリーフバルブ3
0を介して排油される。この可変リリーフバルブ
30の左右操作シリンダ11A,11Bへの連結
点は、前記操作スリーブ13A,13Bがクラツ
チ入状態から切状態に至るまでのストロークしか
作動しないような位置である。
従つて、前記電磁弁19を切換設定すると、何
か一方のサイドクラツチ6a又6bだけが切状態
に維持され、対応する操作スリーブ13A又13
Bのこれ以上の摺動は可変リリーフバルブ30の
排油作用によつて阻止され、この状態から、人為
的操作によつて可変リリーフバルブ30を絞り込
んでいくと、設定圧を任意に高めることができ
て、サイドブレーキ16A又16Bの作動力を変
更でき、任意の半径で緩旋回ができる。
前記油圧ポンプ18から回路を分岐して、刈取
前処理装置27用昇降油圧シリンダ29への圧油
を電磁バルブ21を介して供給するようにしてあ
る。
次に、サイドクラツチ・ブレーキ6A,6Bと
刈取前処理装置27昇降機構への操作具20を説
明する。機体フレーム(図示せず)に左右軸心X
周りで前後揺動可能に操作具20用の箱形ホルダ
ー23を枢支するとともに、この箱形ホルダー2
3を前後方向軸心Yで貫通するピン24を設け、
この貫通ピン24に前記軸心Y周りで左右揺動可
能な手元操作レバー22を、箱形ホルダー23内
に位置する状態で枢支している。前記貫通ピン2
4の箱形ホルダー23より突出した突出部に第
1、第2揺動アーム25,26を、前記軸心Y周
りで左右揺動可能に吊下げ支持するとともに、箱
形ホルダー23より延出された固定ピン31を第
1揺動アーム25と第2揺動アーム26との間に
位置させて、両者25,26の設定量以下の近接
を規制し、かつ、スプリング32によつて両者2
5,26を近接する方向に付勢している。前記手
元操作レバー22の下端には、前記第1揺動アー
ム25と第2揺動アーム26とを互いに遠ざかる
方向に揺動させるべく、両者25,26に接当作
用する突設ピン33が設けられている。前記箱形
ホルダー23の上端面には、前記3位置切換電磁
弁19と電気接続されたリミツトスイツチ34が
設けられ、このリミツトスイツチ34の一方向に
付勢された接触子34Aに対して接当作用する作
用ピン35が操作レバー22から延出してある。
更に、前記第1揺動アーム25に、前記可変リリ
ーフバルブ30のスプールと連動連結されたリリ
ーズワイヤ36のインナワイヤ36aを連結する
とともに、第2揺動アーム26にアウタワイヤ3
6b端を連結してある。
以上の構成から、手元操作レバー22が、第3
図に示すように、左に揺動されてある一定角度を
越えると前記リミツトスイツチ34が作動して、
前記3位置切換電磁弁19を切替作動させ、左の
サイドクラツチ6aが切作動される。更に、引続
いて手元操作レバー22を深く揺動させると、前
記可変リリーフバルブ30を絞り込んで設定圧を
高くすることができ、任意の左サイドブレーキ1
6A作動力を得ることができる。したがつて、こ
の場合には、任意の緩旋回が行なえる。又、第4
図に示すように、前記手元操作レバー22を右方
向に揺動させると右方向に任意の緩旋回が可能で
ある。
ただし、前記手元操作レバー22は箱形ホルダ
ー23とともに前記軸心X周りに揺動操作される
ことによつて、刈取前処理装置27を昇降制御可
能であり、前方に揺動されると下降、後方に揺動
されると上昇させる。
〔別実施例〕
上記実施例のものは農機以外の建機等に適用し
てもよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る作業機の操向操作構造の実
施例を示し、第1図はサイドクラツチ・ブレーキ
の作業装置への油圧回路操作系を示す構成図、第
2図は操作具の中立状態を示す正面図、第3図は
左側サイドクラツチ・ブレーキを操作する状態を
示す正面図、第4図は右側サイドクラツチ・ブレ
ーキを操作する状態を示す正面図、第5図はミツ
シヨンケースとクローラ走行装置との連結状態を
示す平面図、第6図はコンバインの刈取前処理装
置を示す側面図である。 6A,6B……サイドクラツチ・ブレーキ、6
a,6b……サイドクラツチ、9A,9B……走
行装置、11A,11B……操作シリンダ、17
A,17B……シフター、20……操作具、22
……手元操作レバー、25……第1揺動アーム、
26……第2揺動アーム、30……可変リリーフ
バルブ、36……リリーズワイヤ、36a……イ
ンナワイヤ、36b……アウタワイヤ、37……
バイパス油路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 左右の走行装置9A,9Bに夫々備えられた左
    右のサイドクラツチ・ブレーキ6A,6Bのシフ
    ター17A,17Bに対して駆動用の操作シリン
    ダ11A,11Bを連係するとともに、この操作
    シリンダ11A,11Bのピストンストロークに
    おけるサイドクラツチ6a,6b切位置に相当す
    る途中から分岐するバイパス油路37を設け、こ
    のバイパス油路37にサイドブレーキ16A又1
    6B作動力調整用の可変リリーフバルブ30を介
    装するとともに、この可変リリーフバルブ30の
    設定圧力を可変する操作具20を設けてある作業
    機の操向操作構造において、前記操作具20を、
    設定量以下に近接することを規制された状態で互
    いに近接する方向に付勢されている第1、第2揺
    動アーム25,26と、これら揺動アーム25,
    26を前記付勢力に抗して互いに遠ざかる方向に
    揺動させる手元操作レバー22とで構成するとと
    もに、前記可変リリーフバルブ30に連係された
    リリーズワイヤ36のアウタワイヤ36bとイン
    ナワイヤ36aとを、夫々前記第1揺動アーム2
    5と第2揺動アーム26とに連動連結してある作
    業機の操向操作構造。
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