JPH0534289U - 障子の縦部材の端部キヤツプ取着構造 - Google Patents
障子の縦部材の端部キヤツプ取着構造Info
- Publication number
- JPH0534289U JPH0534289U JP9146091U JP9146091U JPH0534289U JP H0534289 U JPH0534289 U JP H0534289U JP 9146091 U JP9146091 U JP 9146091U JP 9146091 U JP9146091 U JP 9146091U JP H0534289 U JPH0534289 U JP H0534289U
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- Japan
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- vertical
- piece
- cap
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 引戸や折畳み扉等の縦部材端部に取着するキ
ャップの垂直片が縦部材表面から剥離して反ることを防
止するキャップ取着構造の提供。 【構成】 縦部材1は正面側に中空部3を持つ膨出部4
を有し、該膨出部の端部を削除して膨出部の端面から縦
部材本体の表面にかけての領域を被覆するために概略L
字型又は逆L字型で底片と垂直片から成るキャップ2を
取着する。そして、このキャップ垂直片7の両側に側片
10を設け、該側片には係止片11を形成し、一方縦部
材には係止部6を設け、上記側片の係止片を係止部に係
止して垂直片の剥離を防止する。
ャップの垂直片が縦部材表面から剥離して反ることを防
止するキャップ取着構造の提供。 【構成】 縦部材1は正面側に中空部3を持つ膨出部4
を有し、該膨出部の端部を削除して膨出部の端面から縦
部材本体の表面にかけての領域を被覆するために概略L
字型又は逆L字型で底片と垂直片から成るキャップ2を
取着する。そして、このキャップ垂直片7の両側に側片
10を設け、該側片には係止片11を形成し、一方縦部
材には係止部6を設け、上記側片の係止片を係止部に係
止して垂直片の剥離を防止する。
Description
【0001】
本考案は折畳み扉や障子の縦部材の端部に設けられるキャップ取着構造に関す るものである。
【0002】
折畳み扉の引手框又は継手部に手掛けを設ける場合、上・下レールの構造上、 該手掛けの上・下端一部を削除するケースが多い。手掛けと一体化して押出し成 形される引手框等に形成した手掛けを削除する場合、削除面は露出してカラー着 色されている他の領域と異なり、外観が損なわれてしまう。勿論、上記露出面を 再度着色すれば問題はないが、部分的な着色は決して容易でなく、コスト高にな ってしまうとともに、一方では削除した手掛けの下端角に足等が接触すれば危険 であることから、従来ではこの部分に樹脂製のキャップを嵌着している。
【0003】 上記キャップは手掛けの上・下端面を被覆するとともに、上記削除面を覆うも のでなければならず、図5に示すようなキャップを用いている。該キャップは概 略逆L字型を成して垂直片(イ) と底片(ロ) を有し、底片(ロ) からは嵌入部(ハ) が 突出した形状を成し、垂直片(イ) を引手框の表面に、底片(ロ) を手掛け(ニ) の下 端に当接し、嵌入部(ハ) を貫通孔(ホ) に嵌着する。図6は上記キャップを嵌着し た状態の縦断面を示しており、上・下レールに沿設した気密材(ヘ) は垂直片(イ) に接している。垂直片(イ) の表面は引手框の表面、並びにパネル面と同一面を成 していて、上記気密材(ヘ) は折畳み扉面との間に隙間を無くして風や雨水の侵入 を防止することが出来る。
【0004】 しかし、上記キャップは圧入されて取着されるが、垂直片(イ) が反りにより引 手框面から離れて隙間を生じ、気密性が失われる場合が発生する。上記反りの原 因には強風による圧力の作用や開閉時における障害物との接触等があるが、上記 キャップの垂直片が長くなれば、垂直片自体の反り現象が加わって著しくなる。 この種のキャップを嵌着する場合としては、上記折畳み扉の引手框や継手部のみ ならず、引戸の縦桟等にも必要となり、キャップ垂直片の反り現象は気密性の喪 失のみならず、折畳み扉や引戸の外観を損なってしまう。
【0005】
このように、折畳み扉や引戸等の縦部材上・下端に嵌着されるキャップには上 記のごとき問題がある。本考案が解決しようとする課題はこれら問題点であって 、垂直片が反ることのないキャップの取着構造を提供する。
【0006】
本考案のキャップは概略L字型又は概略逆L字型を成して基本形態は同じであ るが、垂直片の横断面は概略コ字型を有す。そしてコ字型垂直片の左右側片の先 端には係止片を形成し、縦部材を抱くように取着され、そのため上記係止片が係 止するための係止部を縦部材は有している。以下、本考案に係る実施例を図面に 基づいて詳細に説明する。
【0007】
図1は本考案のキャップ取着構造を示す実施例であって、1は縦部材、2はキ ャップを示す。ここで縦部材1は、折畳み扉であればパネルを連結する継手部材 、又は引手框や吊元框が対象となり、引戸であれば縦桟に相当する。上記縦部材 1はアルミ等の軽合金を用いた押出し材であって、同図はその下端部を示してい る。ここで縦部材1の断面形状は特に限定しないが、縦部材本体の前面には中空 部3を持つ膨出部4を有し、該膨出部4の下端部は削除され表面5が露出する。 そして該表面5には上記膨出部4を削除した際の切削面が残され、その両側には 係止部6、6を突出している。
【0008】 一方、キャップ2は垂直片7と底片8から成り、底片8には嵌入部9を突出し た樹脂の成形品である。嵌入部9は縦部材1の中空部3に嵌入可能な大きさを有 し、底片8は膨出部4の下端をはみ出すことなく被覆する大きさとなっている。 又、垂直片7は縦部材1の表面5を被覆するとともに、上記係止部6を抱くよう に取着されるため、垂直片7の両側には側片10、10を形成し、該側片10の 先端からは内側へ屈曲した係止片11、11を有す。
【0009】 図2は上記キャップ2を嵌着した状態の断面を示しているが、嵌入部9が中空 部3へ圧入し、表面5及び膨出部4下端は垂直片7と底片8にて被覆され、係止 片11は係止部6に係止する。したがって、垂直片7が表面5に当接して該表面 5を被覆することになるが、上記係止片11が係止部6へ係止して止着されるた め、該垂直片7は表面5から離れることはない。又同図の12はレールに沿設し た第1気密材であって、該第1気密材12は垂直片7表面に当接し、さらに該表 面と同一面に配置されるパネル面にも当接する。
【0010】 図3は本考案のキャップ取着構造を示す他の実施例である。この取着構造では 係止部13の形態を異にしており、縦部材1の側面14にスリット溝を形成して いる。このスリット溝は膨出部4の下端まで達しておらず、そのためキャップ2 に設けた係止片11は下端から所定長さ分だけ形成し、底片8まで届いていない 。したがって、このような構造であっても、該係止片11は係止部13であるス リット溝に嵌入し、垂直片7が表面5から反って離れることなく取着される。勿 論、これら実施例の他にも上記係止片及び係止部の構造は色々と存在する。
【0011】 ところで、図4に示す実施例は折畳み扉の継手部材に取着した場合の具体例で ある。同図に示すごとく、継手部材15には膨出部4が形成され、該膨出部4の 両側には軸受け16、16を有している。そして、該軸受け16にはパネル17 の竪框18から伸びた腕19の先端に設けた軸20が嵌合し、パネル17は該軸 20を中心として屈曲することが出来る。そこで、このような継手部材15は上 ・下レールの第1気密材沿設のために設けた突出部に抵触しないように、上・下 端の膨出部4の一部は削除され、該削除部に上記キャップ2が取着されている。 継手部材15の表面はパネル竪框面よりくぼんでいて、該キャップ2を取着した 状態での垂直片7の表面が同一面となってレールに沿設した第1気密材12に当 接している。
【0012】 同図は閉塞状態であって、キャップ2の側片10は竪框18の側端面に圧接し 、又該竪框18に取着した第2気密材21は継手部材15の側端面に当接すると ともに上記キャップ2の側片10に接していて、気密性の向上を図る。以上述べ たように、本考案のキャップ取着構造は、縦部材に形成した膨出部の端部を削除 し、この削除した端部にキャップを取着するもので、キャップの垂直片両側に側 片を形成し、該側片に設けた係止片を縦部材の係止部に係止する構造としたもの で、次のような効果を得ることが出来る。
【0013】
本考案のキャップはその垂直片を概略コ字型断面とし、両側片の先端に形成し た係止片を縦部材の係止部に係止して取着されるため、上記垂直片が反って縦部 材表面から剥離することはない。すなわち、縦部材との密着は完全であって縦部 材の外観を損なうことがないことは勿論のこと、縦部材とキャップ間に隙間を生 じないために気密性は確保される。それにレールに第1気密材を沿設して上記キ ャップ面に当接した場合には、キャップの反りによって障子面との間に一部隙間 が発生することもなく、さらに断面コ字型のキャップ垂直片は侵入しようとする 風雨を遮断するとともに、外へ排出する作用を成す。
【図1】本考案のキャップ取着構造を示す実施例であっ
て、縦部材とキャップを分離した状態
て、縦部材とキャップを分離した状態
【図2】本考案のキャップを取着した横断面図
【図3】本考案のキャップ取着構造を示す他の実施例
【図4】折畳み扉の継手部材に適用した場合の具体例
【図5】従来のキャップ取着構造
【図6】従来のキャップ取着構造
1 縦部材 2 キャップ 3 中空部 4 膨出部 5 表面 6 係止部 7 垂直片 8 底片 9 嵌入部 10 側片 11 係止片 12 第1気密材 13 係止部 14 側面 15 継手部材 16 軸受け 17 パネル 18 竪框 19 腕 20 軸 21 第2気密材
Claims (1)
- 【請求項1】 引戸の縦桟や折畳み扉の継手部材又は引
手框等の縦部材であって、縦部材は正面に突出して中空
部を持つ膨出部を有し、該膨出部の端部を削除して膨出
部の端面から縦部材本体の表面にかけての領域を被覆す
るために概略L字型又は逆L字型で底片と垂直片から成
るキャップを取着する構造において、上記キャップの垂
直片の両側に側片を設け、該側片には係止片を形成し、
一方縦部材には係止部を設けて上記側片の係止片を係止
部に係止したことを特徴とする障子の縦部材の端部キャ
ップ取着構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991091460U JP2572344Y2 (ja) | 1991-10-12 | 1991-10-12 | 障子の縦部材の端部キャップ取着構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991091460U JP2572344Y2 (ja) | 1991-10-12 | 1991-10-12 | 障子の縦部材の端部キャップ取着構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0534289U true JPH0534289U (ja) | 1993-05-07 |
JP2572344Y2 JP2572344Y2 (ja) | 1998-05-20 |
Family
ID=14026985
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991091460U Expired - Lifetime JP2572344Y2 (ja) | 1991-10-12 | 1991-10-12 | 障子の縦部材の端部キャップ取着構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2572344Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS601185U (ja) * | 1983-06-16 | 1985-01-07 | 株式会社 日立メデイコ | 陰極線管形映像表示装置 |
-
1991
- 1991-10-12 JP JP1991091460U patent/JP2572344Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS601185U (ja) * | 1983-06-16 | 1985-01-07 | 株式会社 日立メデイコ | 陰極線管形映像表示装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2572344Y2 (ja) | 1998-05-20 |
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