JPH05342816A - 円盤状記録媒体用の駆動ユニット及び円盤状記録媒体用の記録及び/又は再生装置 - Google Patents

円盤状記録媒体用の駆動ユニット及び円盤状記録媒体用の記録及び/又は再生装置

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JPH05342816A
JPH05342816A JP17505792A JP17505792A JPH05342816A JP H05342816 A JPH05342816 A JP H05342816A JP 17505792 A JP17505792 A JP 17505792A JP 17505792 A JP17505792 A JP 17505792A JP H05342816 A JPH05342816 A JP H05342816A
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Takanori Mukai
孝徳 向井
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尚生 大谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種ローディング方式に合わせて駆動部の新
規設計を行うことがなく、簡単な設計変更のみで各種ロ
ーディング方式に対応させることができるようにすると
共に、光学ピックアップ等へのダストの侵入を防ぐ。 【構成】 ターンテーブル23に装着された光ディスク
(図示せず)を一方向に回転させるスピンドルモータ7
と、光ディスクの径方向に移動可能で、かつ光ディスク
に対して情報信号の再生を行う光学ピックアップ6とを
同一フレーム5に組み込んで構成された駆動機構部2
を、上カバー3及び下カバー4とで構成される収納体内
に収容して光ディスク用の駆動ユニット1を構成する。
この場合、フレーム5及び上カバー3に光学ピックアッ
プ6からのレーザ光を透過させるための開口22及び7
1をそれぞれ設け、上カバー3の開口71の幅をフレー
ム5の開口22の幅よりも小に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば読出し専用の光
記録媒体(一般にCD−ROMと称されている)や書換
え型光記録媒体、その他、光変調あるいは磁界変調によ
って書換えが可能な光磁気記録媒体などの円盤状記録媒
体に対して記録及び/又は再生を行う記録及び/又は再
生装置のローディング機構に取り付けられる駆動ユニッ
トと上記記録及び/又は再生装置自体に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、円盤状の記録媒体として、読出し
専用の光記録媒体(一般にCD−ROMと称されてい
る)や書換え型光記録媒体、その他、光変調あるいは磁
界変調によって書換えが可能な光磁気記録媒体などが提
案され、現在、CD−ROMと光磁気記録媒体が実用化
に至っている。
【0003】ここでは、一つの例としてCD−ROM
(以下、光ディスクと記す)に言及する。そして、この
光ディスクに対して光学的に読出しを行う再生装置のロ
ーディング方式としては、現在、キャディ方式、トレー
方式及びトップアップ方式が代表的にあげられる。
【0004】キャディ方式は、光ディスクが回動自在に
収納されたカートリッジを再生装置の駆動部に挿入する
ことによって、そのカートリッジ内の光ディスクに対し
て読み出しを行う方式である。
【0005】更に詳しくは、カートリッジに開閉可能な
シャッタと回動自在なマグネット付きクランプ機構が装
備されており、光ディスクは、上記クランプ機構の軸に
取り付けられる。そして、カートリッジを再生装置の駆
動部に挿入することにより、まず、シャッタが開かれる
と共に、カートリッジのクランプ機構が駆動部のスピン
ドルモータに保持される。
【0006】そして、スピンドルモータの回転駆動によ
ってカートリッジ内の光ディスクが一方向に回転され、
シャッタの開かれた部分から露出する光ディスクに対
し、光学ピックアップを用いて光ディスクの情報を読み
出す、というものである。なお、このキャディ方式に
は、スピンドルモータのターンテーブルにカートリッジ
のクランプ機構を保持する際、カートリッジが駆動部の
スピンドルモータに向かって移動する方式と、駆動部に
挿入されたカートリッジに向かってスピンドルモータが
移動する方式とがある。
【0007】次に、トレー方式は、再生装置の駆動部に
対して出し入れ自在とされたトレーに光ディスクを載
せ、このトレーをスライドさせて再生装置の駆動部に挿
入させることによって、トレーに載置された光ディスク
に対して読み出しを行う方式である。この場合において
も、トレーが駆動部のスピンドルモータに向かって移動
することにより、トレー上の光ディスクがスピンドルモ
ータのターンテーブルにクランプされる方式と、駆動部
に挿入されたトレーに向かってスピンドルモータが移動
することにより、トレー上の光ディスクがスピンドルモ
ータのターンテーブルにクランプされる方式とがある。
【0008】次に、トップアップ方式は、スピンドルモ
ータのターンテーブルに対して開閉自在とされた蓋を設
け、この蓋を開けてから光ディスクを直接スピンドルモ
ータのターンテーブルに装着することによって、光ディ
スクに対して読み出しを行う方式である。この場合、光
ディスクをスピンドルモータのターンテーブルにクラン
プさせる際、蓋を閉めることによって、蓋の裏面に装備
されたマグネット付きクランプ機構と上記ターンテーブ
ルで光ディスクを挟んでクランプする方式と、ターンテ
ーブル自体に光ディスクを保持する機構を設け、この機
構を介して光ディスクをターンテーブルにクランプする
方式とがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、上記代表的な3つのローディング方式に対し
て、その方式ごとに、駆動部の新規設計を行っていた。
つまり、上記3つのローディング方式には、カートリッ
ジ、トレー及び蓋といった独特の部材が必要であり、そ
のため、これらの部材の大きさ及び運動機構に合わせて
光学ピックアップ及びその制御機構等の配置を設定する
必要があるからである。
【0010】従って、従来においては、各種ローディン
グ方式に合わせて駆動部の設計・変更が必要であり、再
生装置の開発コスト、製造コストがその都度かかるとい
う不都合があった。また、ローディング方式としては、
今後、上記3つの方式とは異なる方式が数多く提案され
ると思われるが、その度に駆動部を新規設計する必要が
あり、その開発コスト及び製造コスト等の負担は一層増
加するものと考えられる。
【0011】また、現在、再生装置の音質の向上及び信
頼性の確保の上で、ダスト対策が強く叫ばれている。従
来においては、そのダスト対策として、駆動部の外装に
できるだけ隙間をなくし、駆動部内部に対して外気を遮
断する方法を採用している。しかし、この方法の場合、
空気の流れが駆動部内部と外部との間で発生しないた
め、ローディング機構の作動中に、プリント配線基板に
実装されたIC等から発生した熱が駆動部の外部へ放熱
できず、その熱が駆動部内部に籠り、駆動部の寿命に大
きな影響を与える可能性が非常に高く、最良の方法とは
言えない。
【0012】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、各種ローディング方式
に合わせて駆動部の新規設計を行うことがなく、簡単な
設計変更のみで各種ローディング方式に対応させること
ができ、しかも駆動部の外装に外気を遮断する構造を採
らなくても、駆動ユニットへのほこり等の侵入を防ぐこ
とができる円盤状記録媒体用の駆動ユニットを提供する
ことにある。
【0013】また、本発明は、各種ローディング方式に
合わせて駆動部の新規設計を行うことがなく、簡単な設
計変更のみで各種ローディング方式に対応させることが
でき、開発コスト及び製造コストの低廉化を有効に図る
ことができると共に、駆動部の外装に外気を遮断する構
造を採らなくても、駆動ユニットへのほこり等の侵入を
防ぐことができ、装置自体の長寿命化及び高信頼性化を
図ることができる円盤状記録媒体用の記録及び/又は再
生装置を提供することにある。
【0014】また、本発明は、上記目的に加えて装置本
体の小型化及び薄型化を促進させることができる円盤状
記録媒体用の記録及び/又は再生装置を提供することに
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る円盤状記録
媒体用の駆動ユニット1は、図1に示すように、円盤状
記録媒体が装着され、この装着された円盤状記録媒体を
回転駆動する回転駆動手段7と、円盤状記録媒体に対し
て情報信号の記録及び/又は再生を行う記録及び/又は
再生手段6と、この記録及び/又は再生手段6を円盤状
記録媒体の径方向に移動させる移動手段(例えば図2に
おいて、ガイド軸11及びレール12で示す)とを1つ
の匣体5に組み込み、そして、この匣体5を、少なくと
も匣体5内の上記移動手段(ガイド軸11及びレール1
2)を外方に対して遮蔽するカバー(上カバー3及び下
カバー4)に収容して構成する。
【0016】また、本発明に係る円盤状記録媒体用の記
録及び/又は再生装置は、例えば図10に示すように、
円盤状記録媒体108が装着され、この装着された円盤
状記録媒体108を回転駆動する回転駆動手段(スピン
ドルモータ7;図1参照)と、円盤状記録媒体108に
対して情報信号の記録及び/又は再生を行う記録及び/
又は再生手段(光学ピックアップ6;図1参照)と、こ
の記録及び/又は再生手段を円盤状記録媒体108の径
方向に移動させる移動手段(例えば図2において、ガイ
ド軸11及びレール12で示す)とを1つの匣体5に組
み込み、そして、この匣体5を、少なくとも匣体5内の
移動手段(ガイド軸11及びレール12)を外方に対し
て遮蔽するカバー(上カバー3及び下カバー4)に収容
して構成された円盤状記録媒体用の駆動ユニット1と、
この円盤状記録媒体用の駆動ユニット1における少なく
とも回転駆動手段(スピンドルモータ7)と記録及び/
又は再生手段(光学ピックアップ6)の駆動回路及び制
御回路が組み込まれたプリント配線基板104とを共に
記録及び/又は再生装置本体101内に収納して構成す
る。
【0017】そして、この場合、図14に示すように、
プリント配線基板104の一部に切欠き131を設け、
この切欠き131内に円盤状記録媒体用の駆動ユニット
1を配設する。もしくは、その構成に加えて、図16に
示すように、プリント配線基板104の一部を記録及び
/又は再生装置本体101から突出させて構成する。
【0018】
【作用】本発明に係る円盤状記録媒体用の駆動ユニット
1において、例えばトップアップ方式の駆動部101を
構成する場合、円盤状記録媒体108が挿入される部分
に、駆動ユニット1を固定することで構成される。そし
て、記録媒体108に対する情報信号の記録及び/又は
再生は、記録媒体108を駆動ユニット1における回転
駆動手段7の記録媒体装着部分(ターンテーブル23)
に装着することにより行われる。即ち、回転駆動手段7
の記録媒体装着部分23に記録媒体108が装着された
後、駆動ユニット1における記録及び/又は再生手段6
が記録媒体108の径方向に移動することにより、記録
媒体108への情報信号の記録及び/又は再生が行われ
る。
【0019】次に、本発明に係る円盤状記録媒体用の駆
動ユニット1において、例えばキャディ方式の駆動部1
01を構成する場合、カートリッジ115が挿入される
部分に、駆動ユニット1を、例えばその一端を支点とし
て回転自在となるように取り付けることによって構成さ
れる。そして、カートリッジ115内の記録媒体108
に対する情報信号の記録及び/又は再生は、カートリッ
ジ115が挿入される部分にカートリッジ115が挿入
された後、そのカートリッジ115に向かって駆動ユニ
ット1が回動し、次いで、記録媒体108を回転駆動手
段7によってクランプすることにより行われる。即ち、
回転駆動手段7にカートリッジ115内の記録媒体10
8がクランプされた後、駆動ユニット1における記録及
び/又は再生手段6が記録媒体108の径方向に移動す
ることにより、記録媒体108への情報信号の記録及び
/又は再生が行われる。
【0020】次に、本発明に係る円盤状記録媒体用の駆
動ユニット1において、例えばトレー方式の駆動部10
1を構成する場合、トレー121が出し入れされる部分
に、駆動ユニット1を、例えばその一端を支点として回
転自在となるように取り付けることによって構成され
る。そして、トレー121に載置された記録媒体108
に対する情報信号の記録及び/又は再生は、上記トレー
121が挿入された後、トレー121に向かって駆動ユ
ニット1が回動し、次いで、トレー121上の記録媒体
108を駆動ユニット1の回転駆動手段7によってクラ
ンプすることによって行われる。即ち、回転駆動手段7
に記録媒体108がクランプされた後、駆動ユニット1
における記録及び/又は再生手段6が記録媒体108の
径方向に移動することにより、記録媒体108への情報
信号の記録及び/又は再生が行われる。
【0021】一方、駆動ユニット1自体は、匣体5を収
容するカバー(上カバー3及び下カバー4)によって、
少なくとも記録及び/再生手段6の移動手段(ガイド軸
11及びレール12)が外方に対して遮蔽されているた
め、この駆動ユニット1が収容される駆動部101に外
気を遮断する構造を設けなくとも、駆動ユニット1への
ほこり等の侵入は、上記カバー(上カバー3及び下カバ
ー4)にて遮断される。このことから、駆動部101に
放熱構造を持たせることができ、ローディング機構の作
動等により発生した熱によって駆動部101及び駆動ユ
ニット1が影響を受けるということがない。
【0022】次に、本発明に係る円盤状記録媒体用の記
録及び/又は再生装置は、予め駆動ユニット1とプリン
ト配線基板104とを作製しておき、実際に記録及び/
又は再生装置を作製する場合、各種ローディング方式に
合わせて、それぞれカートリッジ115、トレー121
及び蓋107などの部材を動かす運動機構等を搭載させ
た記録及び/又は再生装置本体101に上記駆動ユニッ
ト1とプリント配線基板104を組み込むことにより行
われる。従って、各種ローディング方式に合わせて記録
及び/又は再生装置を作る場合、記録媒体108の回転
駆動手段7や記録及び/又は再生手段6の配置や配線の
引き回し等のめんどうな設計を踏む必要がなくなる。
【0023】また、駆動ユニット1自体が匣体5を収容
するカバー(上カバー3及び下カバー4)によって、ほ
こり等の侵入を遮断するようにしているため、駆動部1
01に外気を遮断する構造を設ける必要がなくなる。こ
のことから、ローディング機構の作動等により発生した
熱によって駆動部101及び駆動ユニット1が影響を受
けるということがなく、装置の長寿命化及び高信頼性化
を有効に図ることができる。
【0024】また、本発明に係る記録及び/又は再生装
置は、プリント配線基板104の一部に切欠き131を
設け、この切欠き131内に駆動ユニット1を配設する
ようにしているため、プリント配線基板104を収容す
るための空間を駆動部101内に設置する必要がなくな
る。
【0025】また、本発明に係る記録及び/又は再生装
置は、上記の構成に加えて、プリント配線基板104の
一部を記録及び/又は再生装置本体101から突出させ
るため、駆動部101をインターナルに例えばコンピュ
ータ等に組み込む場合、その突出したプリント配線基板
104上に、キーボード、モニターなどの設置が可能と
なる。
【0026】
【実施例】以下、本発明に係る円盤状記録媒体用の駆動
ユニット及び円盤状記録媒体用の記録及び/又は再生装
置の実施例を図1〜図16を参照しながら説明するが、
円盤状記録媒体として、現在実用化に至っている読出し
専用の光記録媒体(CD−ROM;以下、単に光ディス
クと記す)に言及して本発明の実施例を説明する。従っ
て、その駆動に適用される装置も再生専用の装置に言及
する。
【0027】この実施例に係る光ディスク用の駆動ユニ
ット1は、図1に示すように、駆動機構部2と、この駆
動機構部2を上下から被覆する上カバー3及び下カバー
4にて構成されている。駆動機構部2は、同一フレーム
5に、図示しない光ディスクに記録されている情報を光
学的に検出し、電気信号に変換する光学ピックアップ6
と、光ディスクを回転駆動するスピンドルモータ7が取
り付けられて構成されている。
【0028】この駆動機構部2の構成を図2〜図6に基
づいて更に詳しく説明すると、駆動機構部2の一つの構
成要素である光学ピックアップ6は、図2に示すよう
に、ガイド軸11とレール12からなるスライド機構に
よって、ここには図示しない光ディスクのトラック方向
に対して垂直な方向(即ち、光ディスクの径方向)に移
動可能にフレーム5に支持されている。ガイド軸11の
一端にはギヤ13が固着されており、このギヤ13は、
ガイド軸11に隣接するようにフレーム5に取り付けら
れたモータ14の回転軸15とギヤ列16を介して咬合
されている。従って、モータ14の回転軸15が回転す
ると、その回転力がギヤ列16を介してガイド軸11の
ギヤ13に伝達され、そのギヤ13の回転に伴ってガイ
ド軸11が回転することになる。
【0029】また、上記ガイド軸11には、図4に示す
ように、螺旋溝17が軸方向に形成されている。そし
て、光学ピックアップ6には、上記螺旋溝17と咬合す
る凸部18が形成された支持板19が取り付けられてお
り、この支持板19には、製造上のばらつきによるガタ
つきを打ち消すために、バネ(図示せず)による押圧力
によってガイド軸11の螺旋溝17に咬合する凸部20
が設けられている。また、この光学ピックアップ6に
は、ガイド軸11が挿通される軸受け21が設けられて
いる。
【0030】従って、この光学ピックアップ6は、モー
タ14の回転軸15の回転によってガイド軸11が回転
すると、そのガイド軸11の螺旋溝17に案内されて摺
動し、図示しない光ディスクの最内周位置(図2におい
て実線で示す位置)から最外周位置(図2において破線
で示す位置)まで移動可能な構成となっている。なお、
レール12は、フレーム5にアウトサート成形されてお
り、ガイド軸11を軸支するための部材もフレーム5に
アウトサート成形されている。
【0031】また、フレーム5にはその上面中央部分に
開口22が形成されており、光ディスクの径方向に移動
する光学ピックアップ6からのレーザ光が上記開口22
を通して光ディスクに照射されるようになっている。こ
の場合、上記開口22は、光学ピックアップ6における
対物レンズ201の移動軌跡に沿った形に形成される。
従って、光学ピックアップ6を光ディスクの径方向に移
動させるスライド機構、即ちガイド軸11とレール12
は、フレーム5の上板5aによって、上方に対し遮蔽さ
れた形となる。このことから、ほこり等の上記スライド
機構(ガイド軸11及びレール12)への侵入を上記フ
レーム5の上板5aによって抑制することができる。
【0032】一方、スピンドルモータ7は、図3に示す
ように、基本的には、光ディスクが装着されるターンテ
ーブル23と、このターンテーブル23の回転軸24を
回転駆動する回転手段25とから構成されている。この
回転手段25は、上記ターンテーブル23の回転軸24
に固着されたヨーク26とマグネット27及び板金基板
28上に貼着されたコイル29とから構成されている。
【0033】また、上記ターンテーブル23の回転軸2
4は、その先端が丸められており、板金基板28の中央
部分に例えばナイロンにより形成されたスラスト受け部
30に、上記マグネット27と板金基板28との吸引力
によって押圧されている。また更に、上記回転軸24
は、フレーム5にアウトサート成形された軸受取付け部
31に埋設された軸受け32に回転自在に取り付けられ
ている。これらの構成によって、本例に係るスピンドル
モータ7が形成されている。
【0034】そして、図1に示すように、フレキシブル
・ケーブル33を介してモータ14(図2参照)及びコ
イル29(図3参照)に通電することにより、光学ピッ
クアップ6が光ディスクの径方向に摺動すると共に、光
ディスクをクランプするターンテーブル23が一方向に
回転する。
【0035】上記例では、モータ14の回転駆動によっ
て、光学ピックアップ6を光ディスクの径方向に移動さ
せるようにしたが、その他、図5及び図6に示すよう
に、この光学ピックアップ6をリニアモータにて駆動す
るようにしてもよい。なお、図2〜図4と対応するもの
については同符号を記す。
【0036】即ち、図示の例では、まず、第1及び第2
のガイド軸41及び42が、フレーム5に、特にフレー
ム5の開口22を間に挟んでそれぞれ開口22の両側近
傍に取り付けられており、光学ピックアップ6は、フレ
ーム5に、上記第1及び第2のガイド軸41及び42に
よって、ここでは図示しない光ディスクのトラックに対
して垂直方向に移動可能に支持されている。つまり、第
1のガイド軸41が、光学ピックアップ6の軸受け部4
3に摺動自在に挿入され、第2のガイド軸42が、光学
ピックアップ6に設置されたローラ44を案内する形に
なっている。これらのガイド軸41及び42は、ここで
は図示しない取り付け用部材によってそれぞれ両端を保
持されて、フレーム5に固着されている。
【0037】この場合も、図2〜図4と同様に、スライ
ド機構を構成する第1及び第2のガイド軸41及び42
がフレーム5の上板5aによって、上方に対し遮蔽され
た形となる。このことから、ほこり等のスライド機構
(第1及び第2のガイド軸41及び42)への侵入を上
記フレーム5の上板5aによって抑制することができ
る。
【0038】そして、上記第1及び第2のガイド軸41
及び42の各外側には、それぞれコイル45及び46を
巻き付けた第1のボビン47及び第2のボビン48が配
され、これら第1及び第2のボビン47及び48は、そ
れぞれ光学ピックアップ6に固着されている。フレーム
5には、第1のボビン47を間に挟んだ一対のヨーク4
9及び50と、第2のボビン48の内側に配されたヨー
ク51がそれぞれビス52、53及び54によって固着
されている。一対のヨーク49及び50の各第1のボビ
ン47側にはそれぞれマグネット55及び56が例えば
接着剤によって貼着されており、ヨーク51の第2のボ
ビン48側にもマグネット57が貼着されている。
【0039】また、第1のボビン49には、2本のヨー
ク58及び59が挿通されている。これら2本のヨーク
58及び59は、その両端が一対のヨーク49及び50
によって圧接された状態で、ここでは図示しないビスに
よってフレーム5に固着されている。また、第2のボビ
ン48にも1本のヨーク60が挿通されており、このヨ
ーク60は、その両端が、ヨーク51に圧接された状態
でここでは図示しないビスによってフレーム5に固着さ
れている。
【0040】そして、上記第1のボビン47は、マグネ
ット55−第1のボビン47に巻回されたコイル45−
ヨーク58−ヨーク49−マグネット55による磁気回
路(又は逆回りの磁気回路)と、マグネット56−第1
のボビン47に巻回されたコイル45−ヨーク59−ヨ
ーク50−マグネット56による磁気回路(又は逆回り
の磁気回路)を形成し、上記第2のボビン48は、マグ
ネット57−第2のボビン48に巻回されたコイル46
−ヨーク60−ヨーク51−マグネット57による磁気
回路(又は逆回りの磁気回路)を形成する。
【0041】上記構成からわかるように、第1及び第2
のボビン47及び48にそれぞれ巻回された各コイル4
5及び46に通電することにより、フレミングの法則に
よって、各ボビン47及び48のコイル45及び46に
所定の方向に力が働き、その結果、光学ピックアップ6
が光ディスクの径方向に沿って移動することになる。
【0042】そして、本実施例では、上記図2〜図4で
示す構成、又は上記図5及び図6で示す構成を有する駆
動機構部2を、図1に示すように、上カバー3及び下カ
バー4で覆って構成される。即ち、上カバー3と下カバ
ー4とで一つの収納体が構成され、この収納体内に上記
駆動機構部2を収容することにより、本実施例に係る光
ディスク用の駆動ユニット1が構成される。
【0043】上カバー3は、図1に示すように、その上
板3aの中央部分に、長穴形状の開口71と円形状の開
口72がそれぞれ連続して形成されている。一方の開口
71は、駆動機構部2における光学ピックアップ6から
のレーザ光を上カバー3上方に透過させるものであり、
また他方の開口72は、駆動機構部2におけるターンテ
ーブル23を上カバー3上方に突出させるためのもので
ある。開口71の幅は、駆動機構部2におけるフレーム
5の開口22の幅よりも小に設定される。また、下カバ
ー4は、ほとんど穴などが開いていない有底箱状の形を
有し、その外周には、ダンパー73を取り付けるための
鈎状突起74が複数個(図示の例では3個)一体に設け
られている。
【0044】そして、例えば、上カバー3の上方からネ
ジ75を、上カバー3のネジ穴76を通して駆動機構部
2におけるフレーム5の上面に設けられたネジ穴77に
ねじ込むことにより、まず、駆動機構部2を上カバー3
に固定し、次いで下カバー4の下方からネジ78を下カ
バー4のネジ穴79を通して駆動機構部2におけるフレ
ーム5の下面に設けられたネジ穴(図示せず)にねじ込
むことによって、駆動機構部2を下カバー4に固定する
ことにより、図7に示すように、駆動機構部2が、上カ
バー3と下カバー4とで構成される収納体内に収容・固
定されて、本実施例に係る駆動ユニット1が構成され
る。
【0045】この場合、上カバー3が、駆動ユニット1
の体裁面と上方から駆動機構部2に侵入するほこり等を
阻止するためのダスト阻止板を兼ね、また、下カバー4
が、下方から駆動機構部2に侵入するほこり等を阻止す
るためのダスト阻止板を兼ねることになる。また、駆動
機構部2も、そのフレーム5の上板5aが、上述したよ
うに、スライド機構(図2で示す構成においては、ガイ
ド軸11とレール12、図5で示す構成においては、第
1及び第2のガイド軸41及び42)及びスピンドルモ
ータ7へのほこり等の侵入を抑制するため、上記上カバ
ー3及び下カバー4によるほこり等の侵入阻止とも相俟
って、ほこり等の上記スライド機構及びスピンドルモー
タ7への侵入を低減させることができる。特に、図8に
示すように、上カバー3の開口71を透明性を有するフ
ィルム202にて遮蔽すれば、ほこり等の上記スライド
機構及びスピンドルモータ7への侵入を確実に阻止する
ことができる。
【0046】なお、上カバー3の側板3bが、下カバー
4内に収められるように構成すれば、駆動ユニット1の
高さが下カバー4の高さと同じになるため、駆動ユニッ
ト1の薄型化を図ることができる。
【0047】この本実施例に係る駆動ユニット1を例え
ばトップアップ方式の光ディスク再生装置における駆動
部に取り付ける場合は、例えば図10に示すように、下
カバー4の鈎状突起74に取り付けられたダンパー73
を介して行われる。このダンパー73としては、例えば
図9Aに示すように、円筒状に形成され、その軸方向中
央部分に凹部81が形成され、更に両端部分に向かって
テーパ状に形成された形の薄肉ゴム82内に圧縮バネ8
3を装着したものや、図9Bに示すように、薄肉ゴム8
2に丸みを帯びさせて薄肉ゴム82自体にバネ性を持た
せたものなどが考えられる。これらダンパー73の凹部
81から一端までの長さは、下カバー4における鈎状突
起74から下カバー4の上端までの長さよりも幾分長く
なるように設定してある。
【0048】上記ダンパー73を下カバー4に設けられ
た鈎状突起74に取り付ける場合は、ダンパー73を鈎
状突起74の穴91に押圧しながら入れ、鈎状突起74
の枠92をダンパー73の凹部81に嵌合することによ
り行われる。そして、ダンパー73の下方からネジ92
をダンパー73の穴93に通して、例えば図10で示す
ように、光ディスク再生装置における駆動部101の駆
動ユニット取り付け板102にねじ込むことにより、本
実施例に係る駆動ユニット1が光ディスク再生装置に取
り付けられることになる。この場合、ダンパー73の上
端が駆動ユニット1の上面よりも僅かに突出する形とな
るため、駆動ユニット1は、図示するように、駆動ユニ
ット取り付け板102に対して浮遊した状態で取り付け
られることになる。
【0049】次に、本実施例に係る駆動ユニット1が取
り付けられたトップアップ方式の光ディスク再生装置に
ついて図10を参照しながら説明する。
【0050】この再生装置は、筐体103の内部に少な
くとも駆動ユニット1における光学ピックアップ6及び
スピンドルモータ7の駆動回路及び制御回路が形成され
たプリント配線基板104と、このプリント配線基板1
04上の上記回路等に電源電圧を供給する電源105が
取り付けられた駆動部101を有する。この駆動部10
1の上部には、光ディスク着脱口106に対して開閉自
在に支持された開閉蓋107が取り付けられている。
【0051】この開閉蓋107は、その裏面側(機構部
101側)に光ディスク108をクランプするためのマ
グネット付きクランプ機構109が蓋107に対して回
動自在に取り付けられている。そして、上記本実施例に
係る駆動ユニット1は、開閉蓋107を閉状態としたと
き、ターンテーブル23がクランプ機構109と対向す
る位置に取り付けられる。この取り付け方はすでに上述
したのでここでは省略する。
【0052】そして、光ディスク108を再生する場合
は、まず、蓋107を開状態にした後、ターンテーブル
23上に光ディスク108を載置し、その後、蓋107
を閉状態にする。このとき、蓋107の裏面に設けられ
たクランプ機構109と上記ターンテーブル23にて光
ディスク108が回転自在に挟持された形となる。その
後、図示しない再生キーを操作することにより、光ディ
スク108に対する再生が行われる。即ち、上記再生キ
ーを押すことにより、ターンテーブル23が回転して、
光ディスク108が一方向に回転し、更に駆動ユニット
1内の光学ピックアップ6が光ディスク108の径方向
に移動することにより、光ディスク108に記録されて
いる情報信号の再生が行われる。
【0053】次に、本実施例に係る駆動ユニット1が取
り付けられたキャディ方式の光ディスク再生装置につい
て図11及び図12を参照しながら説明する。なお、図
1及び図10と対応するものについては同符号を記す。
【0054】この再生装置においては、図11に示すよ
うに、本実施例に係る駆動ユニット1に支持板111が
取り付けられる。この支持板111は、その一端面から
中央部分にかけて駆動ユニット1の外形形状に沿った形
の切欠き112を有し、全体的に平面コ字状の形状を有
する。また、上記切欠き112が形成された一端面と反
対側の他端面側下部には、軸が挿通される軸受け部11
3が一体に形成されている。また、この支持板111
は、下カバー4に取り付けられたダンパー73に対応し
た位置にネジ穴114が設けられており、上記ダンパー
73を貫通するネジ92をそのネジ穴114にねじ込む
ことにより駆動ユニット1に固定される。図示の例で
は、上記ダンパー73として、その凹部81から一端ま
での長さが、下カバー4における鈎状突起74から下カ
バー4の上端までの長さよりも短いものを使用した例を
示す。
【0055】そして、この駆動ユニット1を駆動部10
1内に取り付ける場合は、図12に示すように、カート
リッジ115が挿入される挿入口116の位置とは反対
側の位置に架設された軸117を駆動ユニット1に取り
付けられた支持板111の軸受け部113に挿通するこ
とによって行われる。支持板111(及び駆動ユニット
1)は、駆動部101にカートリッジ115が挿入され
ていないとき、図12Aに示すように、カートリッジ1
15の挿入を妨げないように、軸117を中心としてそ
の先端部分が下方に下がっており、図12Bに示すよう
に、カートリッジ115の挿入が完了すると、図示しな
い例えばカム機構等によって、支持板111が水平位置
となるように、軸117を中心にその先端部分が上方に
回転するようになっている。
【0056】なお、カートリッジ115は、内部に光デ
ィスク108を回動自在に収容しており、既知のよう
に、開閉可能なシャッタと回動自在なマグネット付きク
ランプ機構118が装備され、光ディスク108は、上
記クランプ機構118の軸に取り付けられている。
【0057】そして、光ディスク108を再生する場合
は、カートリッジ115を挿入口116を通して駆動部
101に挿入することにより、まず、既知のシャッタ開
閉機構によってシャッタが開かれると共に、駆動ユニッ
ト1が軸117を中心に上方に回転して、カートリッジ
115のクランプ機構118が駆動ユニット1のターン
テーブル23に保持される。このとき、シャッタの開か
れた部分と駆動ユニット1の光学ピックアップ6とが対
向する形となる。その後、図示しない再生キーを操作す
ることにより、ターンテーブル23が回転して、光ディ
スク108が一方向に回転し、更に光学ピックアップ6
が光ディスク108の径方向に移動することにより、光
ディスク108に記録されている情報信号の再生が行わ
れる。
【0058】次に、本実施例に係る駆動ユニット1が取
り付けられたトレー方式の光ディスク再生装置について
図13を参照しながら説明する。なお、図12と対応す
るものについては同符号を記す。
【0059】この再生装置は、光ディスク108が載置
されるトレー121を挿入口122を介して駆動部10
1に出し入れ自在に摺動する図示しない既知のスライド
機構を有する。そして、この再生装置においても、図1
2で示すキャディ方式の再生装置と同様に、駆動ユニッ
ト1に支持板111が取り付けられ、この支持板111
(及び駆動ユニット1)は、トレー121が挿入される
挿入口122の位置とは反対側の位置に架設された軸1
17を軸受け部113(図11参照)に挿通することに
よって再生装置の駆動部101に取り付けられる。ま
た、駆動部101の上板裏面の、特に、支持板111が
水平状態となったときにおける駆動ユニット1のターン
テーブル23と対向する位置にマグネット付きクランプ
機構123が回転自在に取り付けられている。
【0060】そして、光ディスク108を再生する場合
は、光ディスク108が載せられたトレー121を挿入
口122を通して駆動部101に挿入することにより、
まず、駆動ユニット1が軸117を中心に上方に回転し
て、トレー121上の光ディスク108が上板裏面のク
ランプ機構123と駆動ユニット1のターンテーブル2
3間に回転自在に保持される。その後、図示しない再生
キーを操作することにより、ターンテーブル23が回転
して、光ディスク108が一方向に回転し、更に光学ピ
ックアップ6が光ディスク108の径方向に移動するこ
とにより、光ディスク108に記録されている情報信号
の再生が行われる。
【0061】このように、本実施例に係る駆動ユニット
1によれば、光ディスク108を一方向に回転駆動する
スピンドルモータ7と、光ディスク108の径方向に移
動可能で、かつ光ディスク108に対して情報信号の再
生を行う光学ピックアップ6とを上カバー3及び下カバ
ー4から構成される1つの収納体に収容するようにした
ので、各種ローディング方式に合わせた駆動部101を
簡単な設計変更(修正)を加えるだけで簡単に構成する
ことができる。また、ダスト対策が必要なスピンドルモ
ータ7及び光学ピックアップ6のスライド機構へのほこ
り等の侵入を効果的に阻止することができる。このこと
から、駆動部101に外気の取入れを考慮した放熱構造
を持たせることができ、ローディング機構の作動等によ
り発生した熱によって駆動部101及び駆動ユニット1
が影響を受けるということがない。
【0062】また、本実施例に係る駆動ユニット1を用
いた光ディスク再生装置によれば、本実施例に係る駆動
ユニット1と、少なくともこの駆動ユニット1における
スピンドルモータ7と光学ピックアップ6の駆動回路及
び制御回路が形成されたプリント配線基板104とを共
に再生装置の駆動部101内に収納するようにしたの
で、再生装置の製造において、予め駆動ユニット1とプ
リント配線基板104とを作製しておけば、各種ローデ
ィング方式に合わせて再生装置を作る場合、スピンドル
モータ7及び光学ピックアップ6の配置や配線の引き回
し等のめんどうな設計を踏む必要がなく、しかもプリン
ト配線基板104や電源105に対する熱対策を自由に
行うことができ、開発コスト及び製造コストの低廉化を
有効に図ることができる。
【0063】また、駆動ユニット1自体が上カバー3及
び下カバー4によって、ほこり等の侵入を遮断するよう
にしているため、駆動部101に外気を遮断する構造を
設ける必要がなくなる。従って、ローディング機構の作
動等により発生した熱によって駆動部101及び駆動ユ
ニット1が影響を受けるということがなく、光ディスク
再生装置の長寿命化及び高信頼性化を有効に図ることが
できる。
【0064】次に、光ディスク再生装置の小型化及び薄
型化を図った他の実施例について図14〜図16を参照
しながら説明する。
【0065】この再生装置は、図14に示すように、本
実施例に係る駆動ユニット1とプリント配線基板104
の構成に特徴を有する。即ち、プリント配線基板104
は、その一端面もしくは1つのコーナー部分から中央部
分にかけて駆動ユニット1の外形形状に沿った形状の切
欠き131を有する。そして、これら駆動ユニット1及
びプリント配線基板104を再生装置の駆動部101
(図14において二点鎖線で示す)内に組み込む場合
は、駆動部101に駆動ユニット1を設置した後、プリ
ント配線基板104を、その切欠き131内に駆動ユニ
ット1をはめ込む形で駆動部101内に組み込む。ある
いは、プリント配線基板104を駆動部101内に設置
した後、プリント配線基板104の切欠き131内に駆
動ユニット1をはめ込みながら駆動部101内に組み込
む。
【0066】通常、プリント配線基板104は、スピン
ドルモータ7や光学ピックアップ6とは別に例えば駆動
部101における上方部分又は下方部分にプリント配線
基板104を設置するための空間を設けるようにしてい
る。しかし、この場合、上記のようにプリント配線基板
104を設置するための空間が新たに必要であり、どう
しても高さ方向のサイズの縮小化には限界がある。そこ
で、本例では、すでに上述したように、プリント配線基
板104に切欠き131を設け、この切欠き131内に
駆動ユニット1を配設するようにしたので、駆動部10
1内にプリント配線基板104を設置するための空間を
設ける必要がなくなり、駆動部101の高さ方向のサイ
ズを駆動ユニット1の高さまで縮小させることができ
る。なお、切欠き131を設けたプリント配線基板10
4の各種変形例を図15に示す。
【0067】ところで、上記のようにプリント配線基板
104に切欠き131を設けた場合、最低限必要な回路
等の実装面積が制限される。そこで、本例では、図16
に示すように、駆動部101外にプリント配線基板10
4の一部をはみ出させて構成する。この構成によれば、
切欠き131による回路等の実装面積の制限を取り払う
ことができる。また、この構成の場合、駆動部101か
らはみ出されたプリント配線基板104上に、キーボー
ドやモニタなどの入出力装置の設置が可能であることか
ら、例えば、この駆動部101をインターナルにコンピ
ュータ等に組み込む場合において、コンピュータ等の設
計の自由度を広げることができると共に、その小型化及
び薄型化を図ることができる。また、発熱源であるIC
等の電子部品を駆動部の外に配置させることができるた
め、駆動部内に熱が籠るという問題は完全に解消され
る。
【0068】なお、上記実施例においては、その駆動ユ
ニット1として読み出し専用の光ディスクに対して適用
した例を示したが、もちろん書換え型光記録媒体、その
他、光変調あるいは磁界変調によって書換えが可能な光
磁気記録媒体に対しても適用させることができる。
【0069】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る円盤状記録
媒体用の駆動ユニットよれば、円盤状記録媒体が装着さ
れ、この装着された円盤状記録媒体を回転駆動する回転
駆動手段と、円盤状記録媒体の径方向に移動可能で、か
つ円盤状記録媒体に対して情報信号の記録及び/又は再
生を行う記録及び/又は再生手段とを1つの収納体に組
み込むようにしたので、各種ローディング方式に合わせ
た駆動部を簡単な設計変更(修正)を加えるだけで簡単
に構成することができる。また、ダスト対策が必要な回
転駆動手段及び記録及び/又は再生手段へのほこり等の
侵入を防止することができる。
【0070】また、本発明に係る円盤状記録媒体用の記
録及び/又は再生装置によれば、円盤状記録媒体が装着
され、この装着された円盤状記録媒体を回転駆動する回
転駆動手段と、円盤状記録媒体の径方向に移動可能で、
かつ円盤状記録媒体に対して情報信号の記録及び/又は
再生を行う記録及び/又は再生手段とが1つの収納体に
組み込まれて構成された円盤状記録媒体用駆動ユニット
と、少なくともこの円盤状記録媒体駆動ユニットにおけ
る回転駆動手段と記録及び/又は再生手段の駆動回路及
び制御回路が組み込まれたプリント配線基板とを共に記
録及び/又は再生装置本体内に収納するようにしたの
で、記録及び/又は再生装置の製造において、予め駆動
ユニットとプリント配線基板とを作製しておけば、各種
ローディング方式に合わせて記録及び/又は再生装置を
作る場合、記録媒体の回転駆動手段や記録及び/又は再
生手段の配置や配線の引き回し等のめんどうな設計を踏
む必要がなく、しかもプリント配線基板や電源に対する
熱対策を自由に行うことができ、開発コスト及び製造コ
ストの低廉化を有効に図ることができる。
【0071】また、駆動ユニット自体が匣体に取り付け
られたカバーによって、ほこり等の侵入を遮断するよう
にしているため、駆動部に外気を遮断する構造を設ける
必要がなくなる。従って、ローディング機構の作動等に
より発生した熱によって駆動部及び駆動ユニットが影響
を受けるということがなく、装置の長寿命化及び高信頼
性化を有効に図ることができる。
【0072】特に、プリント配線基板の一部に切欠きを
設け、この切欠き内に円盤状記録媒体用駆動ユニットを
配設するようにすれば、プリント配線基板の収容空間を
大幅に削減することができ、駆動部並びに記録及び/又
は再生装置自体の小型化、薄型化を促進させることがで
きる。
【0073】また、上記の構成に加えて、プリント配線
基板の一部を記録及び/又は再生装置本体から突出させ
ることにより、駆動部をインターナルに例えばコンピュ
ータ等に組み込む場合、その突出したプリント配線基板
上に、キーボード、モニターなどの設置が可能で、コン
ピュータ等の設計の自由度が向上すると共に、その小型
化、薄型化が可能となる。
【0074】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ディスク用の駆動ユニットの構
成を示す分解斜視図である。
【図2】本発明に係る駆動ユニットの構成を示す平面図
である。
【図3】図2におけるA−A線上の断面図である。
【図4】ガイド軸と光学ピックアップとのかみ合わせ部
分を示す拡大図である。
【図5】本発明に係る駆動ユニットの他の構成を示す平
面図である。
【図6】図5におけるB−B線上の断面図である。
【図7】本発明に係る駆動ユニットの構成を示す斜視図
である。
【図8】本発明に係る駆動ユニットの他の構成を示す斜
視図である。
【図9】下カバーに取り付けられるダンパーを一部破断
して示す構成図である。
【図10】本発明に係るトップアップ方式の光ディスク
再生装置を示す構成図であり、同図Aは開閉蓋を閉めた
状態を示し、同図Bは開閉蓋を開けた状態を示す。
【図11】本発明に係る駆動ユニットに支持板を取り付
けた場合の構成を示す分解斜視図である。
【図12】本発明に係るキャディ方式の光ディスク再生
装置を示す構成図であり、同図Aはカートリッジの挿入
完了の状態を示し、同図Bはカートリッジの挿入途中の
状態を示す。
【図13】本発明に係るトレー方式の光ディスク再生装
置を示す構成図であり、同図Aはトレーの挿入完了の状
態を示し、同図Bはトレーが引き出された状態を示す。
【図14】小型軽量化を図った光ディスク再生装置のプ
リント配線基板と駆動ユニットとの関係を示す構成図で
ある。
【図15】プリント配線基板の各種外形形状を示す平面
図である。
【図16】同図Aは、光ディスク再生装置の駆動部から
プリント配線基板を一部突出させて構成した場合を示す
平面図であり、同図Bはその側面図である。
【符号の説明】
1 駆動ユニット 2 駆動機構部 3 上カバー 4 下カバー 5 フレーム 6 光学ピックアップ 7 スピンドルモータ 22 開口 73 ダンパー 74 鈎状突起 101 駆動部 103 筐体 104 プリント配線基板 105 電源 107 開閉蓋 108 光ディスク 111 支持板 115 カートリッジ 121 トレー 131 切欠き 201 対物レンズ 202 透明性のフィルム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤状記録媒体が装着され、この装着さ
    れた上記円盤状記録媒体を回転駆動する回転駆動手段
    と、 上記円盤状記録媒体に対して情報信号の記録及び/又は
    再生を行う記録及び/又は再生手段と、 上記記録及び/又は再生手段を上記円盤状記録媒体に対
    して、その径方向に移動させる移動手段とが1つの匣体
    に組み込まれ、 上記匣体が、少なくとも上記匣体内の移動手段を外方に
    対して遮蔽するカバーにて収容されていることを特徴と
    する円盤状記録媒体用の駆動ユニット。
  2. 【請求項2】 円盤状記録媒体が装着され、この装着さ
    れた上記円盤状記録媒体を回転駆動する回転駆動手段
    と、 上記円盤状記録媒体に対して情報信号の記録及び/又は
    再生を行う記録及び/又は再生手段と、 上記記録及び/又は再生手段を上記円盤状記録媒体に対
    して、その径方向に移動させる移動手段とが1つの匣体
    に組み込まれ、 上記匣体が、少なくとも上記匣体内の移動手段を外方に
    対して遮蔽するカバーに収容されて構成された円盤状記
    録媒体用の駆動ユニットと、 上記円盤状記録媒体用の駆動ユニットにおける上記回転
    駆動手段と少なくとも上記記録及び/又は再生手段の駆
    動回路及び制御回路が組み込まれたプリント配線基板と
    が共に記録及び/又は再生装置本体内に収納されている
    ことを特徴とする円盤状記録媒体用の記録及び/又は再
    生装置。
  3. 【請求項3】 上記プリント配線基板は、その一部に切
    欠きを有し、この切欠き内に上記円盤状記録媒体用の駆
    動ユニットが配設されていることを特徴とする請求項2
    記載の円盤状記録媒体用の記録及び/又は再生装置。
  4. 【請求項4】 上記プリント配線基板の一部が上記記録
    及び/又は再生装置本体から突出されていることを特徴
    とする請求項3記載の円盤状記録媒体用の記録及び/又
    は再生装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000018346A (ko) * 1998-09-01 2000-04-06 구자홍 디스크 구동장치

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