JPH0534264Y2 - - Google Patents

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JPH0534264Y2
JPH0534264Y2 JP1986159279U JP15927986U JPH0534264Y2 JP H0534264 Y2 JPH0534264 Y2 JP H0534264Y2 JP 1986159279 U JP1986159279 U JP 1986159279U JP 15927986 U JP15927986 U JP 15927986U JP H0534264 Y2 JPH0534264 Y2 JP H0534264Y2
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JP
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separator
fuel tank
hole
tank body
recess
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JP1986159279U
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JPS6365528U (ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車用燃料タンクのセパレータ取付
構造に関するものである。
〔従来技術〕
従来、自動車用燃料タンクにおいて気液分離用
のセパレータを付設したものが例えば実開昭60−
119646号等に開示されているように知られてい
る。
この実開昭60−119646号ではセパレータを燃料
タンクの外部に取り付けているため、該セパレー
タがチツピング、石はね等により損傷する恐れが
あつた。
そこでセパレータを燃料タンクの上面凹部に収
設することが考えられている。
第4図はこのような燃料タンクを示すものであ
つて、図中、1は合成樹脂製燃料タンク本体で、
その上面に凹部2が形成され、この凹部2の内底
面にはさらに収納凹部3が形成されている。4は
合成樹脂製の気液分離用セパレータで、上部シエ
ル5と下部シエル6とより成り、その各フランジ
7,8が接合されて一体となつている。前記セパ
レータ4の上部シエル5は前記凹部2に収納され
かつ下部シエル6は前記収納凹部3に収納されて
いる。さらに、前記セパレータ4の接合フランジ
7,8は前記燃料タンク本体1の上面における収
納凹部3の周縁に点線で示す如く全周溶着されて
いる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の燃料タンクに
あつては、溶着面形状がセパレータ固有のものと
なり、溶着治具が複雑となり、かつ溶着作業時間
が長くなり、これらが相俟つてコスト高となる。
また、溶着により燃料タンク本体1とセパレータ
4が強固に接合されるため、セパレータ4が燃料
タンク本体1の例えば衝突時等における変形に追
随できなくなり、燃料タンク本体1又はセパレー
タ4に亀裂が生じることとなる。さらに燃料タン
ク本体1とセパレータ4が溶着可能な同材料に限
定されるという問題点があつた。
本考案はこのような従来の問題点に着目してな
されたもので、溶着治具が単純となり、作業時間
も大幅に短縮でき、コストダウンが図れるととも
に、燃料タンク本体の変形にセパレータが追随し
燃料タンク本体およびセパレータの亀裂を未然に
防止することができ、しかもセパレータの材料と
して燃料タンク本体と異質のものも使用できるよ
うな自動車用燃料タンクのセパレータ取付構造を
提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はかかる目的を達成するため、合成樹脂
製燃料タンク本体の上面に凹部が形成され、この
凹部に気液分離用セパレータを収設した自動車用
燃料タンクにおいて、前記燃料タンク本体の凹部
に係止突起を突設し、前記セパレータの接合フラ
ンジのうち、上方に位置するフランジに第一孔を
形成し、下方に位置するフランジに係止突起が通
過しうる第二孔を突設すると共にこの第二孔の穿
設部周辺に接合面から凹ませて溶融樹脂溜まりを
形成する。
〔作用〕
係止突起をフランジの第二孔に挿入後に、この
係止突起を熱変形させて溶融樹脂溜まりに充満さ
せて前記セパレータを前記燃料タンク本体に取り
付ける。
〔実施例〕
以下図面を参照して本考案の一実施例を説明す
る。
なお、従来例と同一の部品には同一符号を付
す。
第1図乃至第3図において、1は合成樹脂製燃
料タンク本体で、その上面に凹部2が形成され、
この凹部2の内底面にはさらに収納凹部3が形成
されている。4は合成樹脂製の気液分離用セパレ
ータで、上部シエル5と下部シエル6とより成
り、その各フランジ7,8が接合されて一体とな
つている。前記セパレータ4の上部シエル5は前
記凹部2に収納されかつ下部シエル6は前記収納
凹部3に収納されている。前記燃料タンク本体1
における前記凹部3の周縁には係止突起9が一体
に突設される一方、前記セパレータ4の接合フラ
ンジ7,8には夫々小さい第一孔10および係止
突起9が通過しうる大きい第二孔11が穿設され
ている。前記フランジ8における第二孔11の穿
設部周辺には接合面から凹ませて溶融樹脂溜まり
12が形成されている。前記係止突起9は前記接
合フランジ8,7の第二孔11及び第一孔10に
挿入した後、溶着治具である溶着用ヒータにより
熱加締めして溶融させ、前記溶融樹脂溜まり12
に充満させて第二孔11周縁に係止させ、かつ前
記フランジ7の第一孔10周縁に係止させる。こ
のとき余分の溶融樹脂は第一孔10より溢流す
る。すなわち、係止突起9は係止状態となつて係
止切欠きである第一孔10、第二孔11に係止さ
れ、前記セパレータ4が前記燃料タンク本体1に
取り付けられる。
なお、上記係止突起と係止切欠きによる取付部
は複数例えば4箇所適当に分散して設ける。
かかる構成につき、溶着面形状のドツト状とな
るため、溶着治具が極めて単純なものとなり、作
業時間も大幅に短縮することができ、コストダウ
ンが図れる。また、係止突起と係止切欠きによる
取付位置が点在しセパレータ4が燃料タンク本体
1に適度な強度で取り付くため、燃料タンク本体
1が変形した場合でもセパレータ4がその変形に
追随するため及びフランジ7,8がタンク本体1
に対して浮上るためタンク本体の変形がセパレー
タ4に伝達し難く、燃料タンク本体1又はセパレ
ータ4に亀裂が生じることがない訳である。さら
に、上記説明ではセパレータ4の材料として燃料
タンク本体1と同質の合成樹脂を用いたが、係止
突起と係止切欠きによる取付構造となつているた
め、異質の材料を用いることができる。
〔効果〕
以上、説明してきたように、本考案によれば、
溶着治具が単純となり、作業時間も大幅に短縮で
き、コストダウンが図れるとともに、燃料タンク
の変形にセパレータが追随し、またセパレータの
フランジがタンク本体に対し浮上るのでタンク本
体に変形がセパレータに伝達し難く、燃料タンク
本体およびセパレータの亀裂を未然に防止するこ
とができ、しかもセパレータの材料として燃料タ
ンク本体と異質のものを使用できるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す第3図の
−線断面図、第2図は第1図の組立前の断面説
明図、第3図は本考案を適用した燃料タンクの一
部切欠斜視図、第4図は従来例を示す一部切欠斜
視図である。 1……燃料タンク本体、2……凹部、3……収
納凹部、4……セパレータ、9……係止突起、1
0……第一孔、11……第二孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂製燃料タンク本体の上面に凹部が形成
    され、この凹部に気液分離用セパレータを収設し
    た自動車用燃料タンクにおいて、前記燃料タンク
    本体の凹部に係止突起を突設し、前記セパレータ
    の接合フランジのうち、上方に位置するフランジ
    に第一孔を形成し、下方に位置するフランジに係
    止突起が通過しうる第二孔を突設すると共にこの
    第二孔の穿設部周辺に接合面から凹ませて溶融樹
    脂溜まりを形成して、前記係止突起をフランジの
    第二孔に挿入後に、この係止突起を熱変形させて
    溶融樹脂溜まりに充満させて前記セパレータを前
    記燃料タンク本体に取り付けたことを特徴とする
    自動車用燃料タンクのセパレータ取付構造。
JP1986159279U 1986-10-16 1986-10-16 Expired - Lifetime JPH0534264Y2 (ja)

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JPS6365528U JPS6365528U (ja) 1988-04-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6769776B2 (ja) * 2016-08-04 2020-10-14 株式会社Fts 自動車用の燃料タンクの保護部材取付構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60206729A (ja) * 1984-03-30 1985-10-18 Nissan Motor Co Ltd 燃料タンク用セパレ−タ−の取付構造

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JPS5957218U (ja) * 1982-10-08 1984-04-14 日産自動車株式会社 樹脂タンク

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JPS60206729A (ja) * 1984-03-30 1985-10-18 Nissan Motor Co Ltd 燃料タンク用セパレ−タ−の取付構造

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JPS6365528U (ja) 1988-04-30

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