JPH053419A - 減衰回路 - Google Patents

減衰回路

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JPH053419A
JPH053419A JP18035791A JP18035791A JPH053419A JP H053419 A JPH053419 A JP H053419A JP 18035791 A JP18035791 A JP 18035791A JP 18035791 A JP18035791 A JP 18035791A JP H053419 A JPH053419 A JP H053419A
Authority
JP
Japan
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transistor
current
base
collector
power supply
Prior art date
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Pending
Application number
JP18035791A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Nakagawa
昌士 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication of JPH053419A publication Critical patent/JPH053419A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非動作時の消費電力を低減することができる
減衰回路を提供する。 【構成】 スイッチ6が非動通状態であるとき、定電流
源5の電流はトランジスタQ1 のベース及びトランジス
タQ2 のベースに供給されるので、トランジスタQ1
2 は動通状態になり、電流ミラー回路を構成するトラ
ンジスタQ3,Q4 は動通状態になる。この場合、トラ
ンジスタQ1 ,Q2 のエミッタ面積比及びトランジスタ
3 ,Q4 のエミッタ面積比に基づいてトランジスタQ
1 を飽和させることができる。このため、定電流源5の
電流値をトランジスタQ1 ,Q2 を動作させるだけの微
少なものに設定しても、トランジスタQ1 を飽和させる
のに十分なベース電流を供給することができる。これに
より、動作時には入力端子3の入力信号を減衰させるこ
とができる。 【効果】 非動作時にはスイッチ6を介して微少電流し
か流れないので、消費電力を大幅に低減することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトランジスタの飽和抵抗
を利用した減衰回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の減衰回路を示す回路図であ
る。NPN型のトランジスタQ1 はそのエミッタが電源
端子1に接続され、そのコレクタが出力端子4に接続さ
れている。また、このトランジスタQ1 のコレクタと入
力端子3との間には抵抗7が接続されている。スイッチ
6はトランジスタQ1 のベースと電源端子1との間に接
続されている。定電流源8はトランジスタQ1 のベース
と電源端子2との間に接続されている。
【0003】このように構成される減衰回路において
は、スイッチ6が導通状態であるとき、定電流源8の電
流は電源端子1に流れ、トランジスタQ1 のベースには
電流が供給されないので、トランジスタQ1 は非導通状
態になる。ここで、抵抗7の抵抗値をRとし、トランジ
スタQ1 のコレクタから見たインピーダンスをr1 とす
ると、入力端子3と出力端子4との間の利得は、r1
(R+r1 )となる。トランジスタQ1 は非導通状態で
あるとき、そのインピーダンスr1 無限大となり、入力
端子3と出力端子4との間の利得は約1となるので、入
力端子3から入力される入力信号は実質的に減衰されな
い。一方、スイッチ6が非導通状態であるとき、定電流
源8の電流はトランジスタQ1 のベースに供給されるの
で、トランジスタQ1 は導通状態になる。このときのト
ランジスタQ1 のコレクタから見たインピーダンスをr
2 とすると、入力端子3と出力端子4との間の利得は、
2/(R+r2 )となる。この場合、入力端子3から
入力される入力信号はr2 /(R+r2 )倍に減衰され
て出力端子4から出力される。入力信号を十分に減衰さ
せたい場合は、トランジスタQ1 を飽和させてインピー
ダンスr2 を小さくすればよい。なお、トランジスタQ
1 のコレクタ電流値をIC とし、トランジスタQ1 の電
流増幅率をβとすると、トランジスタQ1 のベース電流
はIC /βとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の減衰回路においては、トランジスタQ1 が飽和
状態であるとき、トランジスタQ1 の電流増幅率βが小
さくなっており、トランジスタQ1 のベース電流IC
βにはかなり大きな値が必要になる。そこで、定電流源
8の電流値を大きくする必要がある。この場合、スイッ
チ6が導通状態であるときに、定電流源8からスイッチ
6へ大きな電流が流れ、消費電力が著しく増大するとい
う問題点がある。
【0005】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、非動作時の消費電力を低減することができ
る減衰回路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る減衰回路
は、そのエミッタが第1の電源端子に接続されそのコレ
クタが出力端子に接続されたNPN型の第1のトランジ
スタと、この第1のトランジスタのコレクタと入力端子
との間に接続された抵抗と、前記第1のトランジスタの
ベースと前記第1の電源端子との間に接続されたスイッ
チと、前記第1のトランジスタのベースと第2の電源端
子との間に接続された定電流源とを備えた減衰回路にお
いて、そのベースが前記第1のトランジスタのベースに
接続されそのエミッタが前記第1の電源端子に接続され
たNPN型の第2のトランジスタと、その入力端が前記
第2のトランジスタのコレクタに接続されその出力端が
前記第1及び前記第2のトランジスタの各ベースに接続
された電流ミラー回路とを有することを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明においては、スイッチが非導通状態であ
るとき、即ち減衰回路の動作時においては、定電流源の
電流は第1及び第2のトランジスタの各ベースに供給さ
れるので、この第1及び第2のトランジスタは導通状態
になり、電流ミラー回路は導通状態になる。この場合、
前記第1及び前記第2のトランジスタのエミッタ面積比
及び前記電流ミラー回路を構成するトランジスタのエミ
ッタ面積比に基づいて前記第1のトランジスタを飽和さ
せることができる。このため、前記定電流源の電流値を
前記第1及び前記第2のトランジスタを動作させるだけ
の微少なものに設定しても、前記第1のトランジスタを
十分に飽和させることができる。従って、動作時におい
ては、入力端子から入力される入力信号は、入力端子と
前記第1のトランジスタのコレクタとの間に接続された
抵抗の抵抗値と、飽和状態における前記第1のトランジ
スタのコレクタから見たインピーダンスとに基づいて減
衰されて出力端子から出力される。
【0008】一方、前記スイッチが導通状態であると
き、即ち減衰回路の非動作時においては、前記定電流源
の電流及び前記電流ミラー回路の電流は前記スイッチを
介して第1の電源端子に流れるので、前記第1のトラン
ジスタは非導通状態になる。このため、前記第1のトラ
ンジスタのコレクタから見たインピーダンスは無限大に
なるので、入力端子から入力される入力信号は実質的に
減衰されずに出力端子から出力される。
【0009】本発明によれば、第1のトランジスタを飽
和状態にしても、定電流源の電流値は第1及び第2のト
ランジスタを動作させるだけの微少なものでよい。この
ため、減衰回路の非動作時に前記スイッチを介して流れ
る電流は微少なものであるので、非動作時の消費電力を
低減することができる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例について添付の図面を
参照して説明する。
【0011】図1は本発明の第1の実施例に係る減衰回
路を示す回路図である。NPN型のトランジスタQ1
そのエミッタが電源端子1に接続され、そのコレクタが
出力端子4に接続されている。また、このトランジスタ
1 のコレクタと入力端子3との間には抵抗7が接続さ
れている。スイッチ6はトランジスタQ1 のベースと電
源端子1との間に接続されている。定電流源8はトラン
ジスタQ1 のベースと電源端子2との間に接続されてい
る。NPN型のトランジスタQ2 はそのベースがトラン
ジスタQ1 のベースに接続され、そのエミッタが電源端
子1に接続されている。PNP型のトランジスタQ3
そのコレクタ及びベースがトランジスタQ2 のコレクタ
に共通接続され、そのエミッタが電源端子2に接続され
ている。PNP型のトランジスタQ4 はそのベースがト
ランジスタQ3 のベースに接続され、そのエミッタが電
源端子2に接続され、そのコレクタがトランジスタQ1
のベース及びトランジスタQ2 のベースに接続されてい
る。なお、トランジスタQ1 ,Q2 は電流ミラー回路を
構成しており、トランジスタQ1 のエミッタ面積とトラ
ンジスタQ2 のエミッタ面積との比はn:1とする。ま
た、トランジスタQ3 ,Q4 も電流ミラー回路を構成し
ており、トランジスタQ3 のエミッタ面積とトランジス
タQ4 のエミッタ面積との比は1:mとする。
【0012】次に、上述した減衰回路の動作について説
明する。先ず、スイッチ6が非導通状態であるとき、即
ち減衰回路の動作時においては、定電流源5の電流はト
ランジスタQ1 のベース及びトランジスタQ2 のベース
に供給されるので、トランジスタQ1 ,Q2 は導通状態
になる。このため、電流ミラー回路を構成するトランジ
スタQ3 ,Q4 は導通状態になる。このときのトランジ
スタQ1 のコレクタ電流をIC とすると、トランジスタ
2 のコレクタ電流は(1/n)IC となる。また、ト
ランジスタQ3 のコレクタ電流が(1/n)IC となる
ので、トランジスタQ4 のコレクタ電流は(m/n)I
C となる。ここで、定電流源5の電流値をI0 とする
と、トランジスタQ1 のベース電流は[n/(n+
1)](mIC/n+I0 )となる。また、このときの
トランジスタQ1 の電流増幅率をβとすると、トランジ
スタQ1 のベース電流はIC /βとなる。従って、トラ
ンジスタQ1 を十分に飽和させるためには、下記数式1
が成立するようにn,mの値を適切に選択すればよい。
【0013】
【数1】 [n/(n+1)](mIC /n+I0 )≧IC /β 即ち、上記1式に基づいてn,mの値を選択すれば、定
電流源5の電流値I0をトランジスタQ1 ,Q2 を動作
させるだけの微少なものに設定しても、トランジスタQ
1 を飽和させるのに十分なベース電流を供給することが
できる。従って、スイッチ6が非導通状態であるとき
は、入力端子3から入力される入力信号は、抵抗7の抵
抗値と、飽和状態におけるトランジスタQ1 のコレクタ
から見たインピーダンスとに基づいて十分に減衰されて
出力端子4から出力される。
【0014】次に、スイッチ6が導通状態であるとき、
即ち減衰回路の非動作時においては、定電流源5の電流
及びトランジスタQ3 ,Q4 からなる電流ミラー回路の
電流は全てスイッチ6を介して電源端子1に流れ、トラ
ンジスタQ1 のベースには電流が供給されないので、ト
ランジスタQ1 は非導通状態になる。このため、トラン
ジスタQ1 のコレクタから見たインピーダンスは無限大
になるので、入力端子3から入力される入力信号は実質
的に減衰されずに出力端子4から出力される。
【0015】本実施例によれば、入力信号を十分に減衰
させるために、トランジスタQ1 を飽和状態にしても、
定電流源5の電流値はトランジスタQ1 ,Q2 を動作さ
せるだけの微少なものでよい。このため、減衰回路の非
動作時においては、スイッチ6を介して微少電流しか流
れないので、非動作時の消費電力を大幅に低減すること
ができる。
【0016】例えば、図3に示す従来の減衰回路におい
ては、トランジスタQ1 を飽和させた場合、トランジス
タQ1 のコレクタ電流IC を約200μAとし、飽和時
のトランジスタQ1 の電流増幅率βを約5とすると、定
電流源8の電流値は約20μAにする必要がある。これ
に対して、図1に示す本実施例に係る減衰回路において
は、定電流源5の電流値は2個のトランジスタQ1 ,Q
2 を動作させるだけの微少なもので十分であり、例えば
約1μmでよい。
【0017】図2は本発明の第2の実施例に係る減衰回
路を示す回路図である。なお、本実施例は第1の実施例
における電流ミラー回路のベース電流を補償したもので
あるので、図2において図1と同一物には同一符号を付
してその部分の詳細な説明は省略する。
【0018】即ち、本実施例においては、トランジスタ
3 とトランジスタQ2 との相互接続部分にトランジス
タQ5 が挿入されている。このトランジスタQ5 はその
エミッタがトランジスタQ3 ,Q4 のベースに接続さ
れ、そのベースがトランジスタQ2 ,Q3 のコレクタに
接続され、そのコレクタが電源端子1に接続されてい
る。
【0019】本実施例によれば、トランジスタQ5 がト
ランジスタQ3 ,Q4 のベース電流を補償しているた
め、トランジスタQ3 ,Q4 からなる電流ミラー回路の
精度を第1の実施例に比して向上させることができる。
また、本実施例に係る減衰回路は第1の実施例と同様に
動作し、非動作時の消費電力を大幅に低減することがで
きる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、N
PN型の第1のトランジスタの飽和抵抗を利用した減衰
回路において、ベースが前記第1のトランジスタのベー
スに接続されエミッタが第1の電源端子に接続されたN
PN型の第2のトランジスタと、入力端が前記第2のト
ランジスタのコレクタに接続され出力端が前記第1及び
前記第2のトランジスタの各ベースに接続された電流ミ
ラー回路とを設けたから、定電流源の電流値を微少なも
のに設定することができる。このため、減衰回路の非動
作時に流れる電流は微少なものであるので、非動作時の
消費電力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る減衰回路を示す回
路図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係る減衰回路を示す回
路図である。
【図3】従来の減衰回路を示す回路図である。
【符号の説明】
1,2;電源端子 3;入力端子 4;出力端子 5;定電流源 6;スイッチ 7;抵抗 Q1 乃至Q5 ;トランジスタ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 そのエミッタが第1の電源端子に接続さ
    れそのコレクタが出力端子に接続されたNPN型の第1
    のトランジスタと、この第1のトランジスタのコレクタ
    と入力端子との間に接続された抵抗と、前記第1のトラ
    ンジスタのベースと前記第1の電源端子との間に接続さ
    れたスイッチと、前記第1のトランジスタのベースと第
    2の電源端子との間に接続された定電流源とを備えた減
    衰回路において、そのベースが前記第1のトランジスタ
    のベースに接続されそのエミッタが前記第1の電源端子
    に接続されたNPN型の第2のトランジスタと、その入
    力端が前記第2のトランジスタのコレクタに接続されそ
    の出力端が前記第1及び前記第2のトランジスタの各ベ
    ースに接続された電流ミラー回路とを有することを特徴
    とする減衰回路。
JP18035791A 1991-06-24 1991-06-24 減衰回路 Pending JPH053419A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18035791A JPH053419A (ja) 1991-06-24 1991-06-24 減衰回路

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18035791A JPH053419A (ja) 1991-06-24 1991-06-24 減衰回路

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Publication Number Publication Date
JPH053419A true JPH053419A (ja) 1993-01-08

Family

ID=16081830

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18035791A Pending JPH053419A (ja) 1991-06-24 1991-06-24 減衰回路

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JP (1) JPH053419A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0777153A1 (en) 1995-11-30 1997-06-04 Fuji Photo Film Co., Ltd. Silver halide color photographic light-sensitive material

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0777153A1 (en) 1995-11-30 1997-06-04 Fuji Photo Film Co., Ltd. Silver halide color photographic light-sensitive material

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