JPH08307228A - 信号選択スイッチ回路 - Google Patents

信号選択スイッチ回路

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JPH08307228A
JPH08307228A JP10414595A JP10414595A JPH08307228A JP H08307228 A JPH08307228 A JP H08307228A JP 10414595 A JP10414595 A JP 10414595A JP 10414595 A JP10414595 A JP 10414595A JP H08307228 A JPH08307228 A JP H08307228A
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JP
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transistor
circuit
transistor pair
input
transistors
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JP10414595A
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English (en)
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Hiroaki Shimizu
博明 清水
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路構成の複雑大形化、入出力間の直線性の
劣化および消費電流の増加を生じることなく、差動入力
トランジスタの寄生容量の影響による非選択信号の漏洩
を低減して選択性能の向上を図る。 【構成】 トランジスタQ1,Q2の差動入力回路とそ
の負荷抵抗R16,R17との間、およびトランジスタ
Q3,Q4の差動入力回路とその負荷抵抗R16,R1
7との間に、それぞれベース接地トランジスタ回路1
8,19を接続し、これらのベース接地トランジスタ回
路18,19により上記各差動入力回路をカスコード増
幅器として動作するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば携帯電話機の送
信電力増幅器のように比較的高い周波数のアナログ信号
を扱う回路において、半導体スイッチを使用して信号を
スイッチングするために使用される信号選択スイッチ回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の回路は次のように構成さ
れている。図5はその構成の一例を示す回路図である。
同図において、トランジスタQ1,Q2およびトランジ
スタQ3,Q4はそれぞれ差動入力回路を構成してい
る。これらのトランジスタQ1,Q2およびトランジス
タQ3,Q4の各ベース端子はそれぞれ入力端子IN
1,IN2に接続されており、これらの入力端子IN
1,IN2には第1の信号および第2の信号が入力され
る。また、上記トランジスタQ1,Q2のエミッタおよ
びトランジスタQ3,Q4のエミッタは、それぞれ切替
制御用のトランジスタQ22,Q23を介して定電流源
I24に共通接続されており、これらのトランジスタQ
22,Q23のベース端子間には切替制御信号E25が
印加される。さらに、トランジスタQ1,Q3のコレク
タは負荷抵抗R16を介して電源ラインVccに接続さ
れ、またトランジスタQ2,Q4のコレクタは負荷抵抗
R17を介して電源ラインVccに接続されている。これ
らの負荷抵抗R16,R17は、上記差動入力回路に入
力された第1の信号および第2の信号のうちの一方を出
力端子OUTから出力するものである。なお、定電圧源
E26はトランジスタQ22,Q23からなる差動入力
回路を正常に動作させるためのバイアス電圧である。
【0003】このような構成であるから、切替制御信号
E25を供給してトランジスタQ22のベース電圧をト
ランジスタQ23のベース電圧よりも充分高く設定する
と、トランジスタQ22はオン、トランジスタQ23は
オフとなって、定電流源I24の電流はトランジスタQ
22を通ってトランジスタQ1,Q2からなる差動入力
回路に流れる。したがって、この状態ではトランジスタ
Q1,Q2からなる差動入力回路が動作状態となり、こ
のため入力端子IN1に入力された信号がトランジスタ
Q1,Q2で増幅されて出力端子OUTから選択出力さ
れる。
【0004】これに対し、極性の異なる切替制御信号E
25を供給してトランジスタQ23のベース電圧をトラ
ンジスタQ22のベース電圧よりも充分高くなるように
設定すると、定電流源I24の電流はトランジスタQ2
3を通ってトランジスタQ3,Q4からなる差動入力回
路を動作状態にし、トランジスタQ1,Q2の差動入力
回路をオフにする。このため、出力端子15からは入力
端子IN2に入力された第2の信号が選択出力される。
【0005】ここで、トランジスタQ23のベースに対
しトランジスタQ22のベースが正となる切替制御信号
E25を印加する場合、その電圧値をV25とし、定電流
源I24の電流をI24とすると、トランジスタQ22の
コレクタ電流I22およびトランジスタQ23のコレクタ
電流I23はそれぞれ第(1)式および第(2)式で表わ
される。なお、同式のVT は熱電圧であり、その値は第
(3)式で表される。また第(3)式中のkはボルツマ
ン定数(約1.38×10-23 [J/K])、Tは絶対
温度[K]、qは単位電子電荷(約1.602×10
-19 [C])である。
【0006】
【数1】
【0007】
【数2】
【0008】
【数3】
【0009】上記熱電圧VT は常温で26[mV]程度
であるので、切替制御電圧V25の絶対値を熱電圧VT
5乃至10倍程度にすれば、トランジスタQ22,Q2
3をオン,オフして定電流源I24の電流をトランジス
タQ22側に流すか、トランジスタQ23側に流すかを
制御することができる。
【0010】また、トランジスタQ1,Q2からなる差
動入力回路およびトランジスタQ3,Q4からなる差動
入力回路のうちのどちらかがオン状態にある時、その電
圧利得は負荷抵抗R16,R17の抵抗値と定電流源I
24の電流値とにより決まる。ここで、負荷抵抗R1
6,R17の抵抗値をR、定電流源I24の電流値をI
24とすると、電圧利得GV は第(4)式で表わされる。
【0011】
【数4】
【0012】しかし、実際には以上述べた動作が常に行
なわれるとは限らない。すなわち、一般に信号周波数が
高くなれば、トランジスタの寄生容量の影響は無視でき
なくなる。特にトランジスタQ1〜Q4のベース・コレ
クタ間の寄生容量は回路特性に与える影響が大きい。こ
のため、例えばトランジスタQ22に電流を流してトラ
ンジスタQ1,Q2からなる差動入力回路を動作させ、
入力端子IN1に入力された信号を選択した場合でも、
入力端子IN2から入力された信号がトランジスタQ
3,Q4のベース・コレクタ間の寄生容量を通して出力
端子OUTへ漏洩する。すなわち、ベース・コレクタ間
の寄生容量のために、信号周波数が高くなればなるほど
選択していない信号が出力端子OUTに漏洩する割合が
増えることになる。
【0013】図7のdは、図5の回路動作を回路解析プ
ログラムSPICEでシミュレーションしたもので、横
軸に周波数、縦軸に電圧利得をとったものである。また
図7のbは、図5の回路において非選択信号の漏洩をシ
ミュレーションしたものである。図7のbを見ると信号
周波数が高くなるにしたがって非選択信号の漏洩が増え
ていることがわかる。
【0014】そこで、このような非選択信号の漏洩を防
ぐ一つの方法として、図6に示す回路が考えられる。図
6に示す回路は、図5に示すような回路を2つ縦続接続
したもので、第1の信号をトランジスタQ27,Q28
からなる差動入力回路に入力し、その出力をトランジス
タQ1,Q2からなる差動入力回路に入力している。ま
た、第2の信号をトランジスタQ29,Q30からなる
差動入力回路に入力し、その出力をトランジスタQ3,
Q4からなる差動入力回路に入力している。そして、切
替制御信号E25によって、トランジスタQ27,Q2
8の差動入力回路およびトランジスタQ1,Q2の差動
入力回路を同時にオン・オフし、かつトランジスタQ2
9,Q30の差動入力回路およびトランジスタQ3,Q
4の差動入力回路を同時にオン・オフすることにより、
どちらか一方の入力信号を選択して出力することができ
る。このとき、非選択信号はオフとなっているトランジ
スタのベース・コレクタ間容量を2つ直列に通過するこ
とになるので、漏洩量は図5の回路に対し半減する。
【0015】しかし、上記図7のように構成すると、確
かに漏洩量は減少するが、この効果は回路規模の増大の
割にはわずかである。またこのようにいくつでも回路を
通すと、各回路の入出力間の非線形性が信号の直線性に
与える影響も多くなるし、消費電流も増えるので好まし
くない。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の回路では差動入力トランジスタのベース・コレクタ
間の寄生容量のために高周波領域において非選択信号の
漏洩が大きくなり、これが出力信号のS/Nの劣化を招
く。また、上記非選択信号の漏洩量を減少しようとして
複数の差動トランジスタ回路を縦続接続すると、回路構
成の複雑化および大形化を招くとともに、入出力間の回
路の直線性の劣化や消費電流の増加を生じる。
【0017】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、回路構成の複雑大形化、
入出力間の直線性の劣化および消費電流の増加などの不
具合を生じることなく、差動入力トランジスタの寄生容
量の影響による非選択信号の漏洩を低減し、これにより
信号選択性能が優れ、しかも回路構成が簡単小形で直線
性が良く消費電流も少ない信号選択スイッチ回路を提供
することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、差動構成をなす第1のトランジスタ対によ
り第1の信号を負荷回路を介して出力する第1の入力回
路と、同じく差動構成をなす第2トランジスタ対により
第2の信号を負荷回路を介して出力する第2の入力回路
と、各コレクタがそれぞれ上記第1および第2のトラン
ジスタ対のエミッタに接続された差動構成をなす第3の
トランジスタ対およびこの第3のトランジスタ対の上記
エミッタに接続された第1の定電流源を有し、上記第3
のトランジスタ対のベース間に印加された切替制御信号
に応じて当該第3のトランジスタが相反的に導通して上
記第1および第2の入力回路を択一的に導通させる切替
制御回路とを備え、さらに上記第1および第2の入力回
路と上記負荷回路との間にそれぞれ第1および第2のベ
ース接地トランジスタ回路を介挿し、これらのベース接
地トランジスタ回路により上記第1および第2の入力回
路をそれぞれカスコード増幅動作させるように構成した
ものである。
【0019】また本発明は、上記第1および第2のベー
ス接地トランジスタ回路に、動作保持回路を接続したこ
とも特徴とする。すなわち、動作保持回路は、共通接続
されたエミッタに第2の定電流源が接続された差動構成
をなす第4のトランジスタ対と、共通接続されたエミッ
タに第3の定電流源が接続された差動構成をなす第5の
トランジスタ対とを有し、上記第4のトランジスタ対の
各コレクタをそれぞれ上記各入力回路の第1および第2
のトランジスタ対の一方のコレクタに接続するととも
に、上記第5のトランジスタ対の各コレクタをそれぞれ
上記各入力回路の第1および第2のトランジスタ対の他
方のコレクタに接続し、かつ上記第4および第5のトラ
ンジスタ対の各ベース間に上記切替制御信号を印加して
当該第4および第5のトランジスタ対をそれぞれ相反的
に導通させ、この導通により上記第1および第2の入力
回路のうち非導通状態となっている入力回路に接続され
た上記ベース接地トランジスタ回路に対し上記第2およ
び第3の定電流源による電流を供給するように構成され
る。
【0020】さらに本発明は、上記第1および第2の入
力回路の各トランジスタの各々に、エミッタ帰還抵抗を
直列に接続することも特徴としている。さらに本発明
は、上記第1および第2の入力回路の各トランジスタ対
のエミッタ間をそれぞれ共通接続せずにエミッタ帰還抵
抗を介して接続し、かつ上記切替制御回路を、エミッタ
が共通接続されるとともにこのエミッタに第4の定電流
源が接続された差動構成をなす第6のトランジスタ対
と、エミッタが共通接続されるとともにこのエミッタに
第5の定電流源が接続された差動構成をなす第7のトラ
ンジスタ対とを有し、上記第6のトランジスタ対の各コ
レクタがそれぞれ上記第1および第2のトランジスタ対
の一方のエミッタに接続されるとともに、上記第7のト
ランジスタ対の各コレクタがそれぞれ上記第1および第
2のトランジスタ対の他方のエミッタに接続され、かつ
上記第6のおよび第7のトランジスタ対の各ベース間に
切替制御信号が印加されるように構成することも特徴と
している。
【0021】
【作用】この結果本発明によれば、ベース接地トランジ
スタ回路により各差動入力回路がカスコード増幅器とし
て動作することになる。このため、入力信号が高周波信
号の場合でも、非動作状態に設定された側の差動入力回
路においてそのコレクタ・ベース間の寄生容量の影響に
より大きな信号漏洩が生じないようにすることができ、
これにより高い信号選択性能を得ることができる。ま
た、ベース接地トランジスタ回路を追加するだけで済む
ので、複数の差動回路を縦続接続する場合などに比べて
回路構成を簡単かつ小形化することができ、さらに消費
電流の低減および入出力間の直線性の改善を図ることが
できる。
【0022】さらに本発明によれば、各ベース接地トラ
ンジスタ回路には動作保持回路が接続され、この動作保
持回路により、非動作状態となっている入力回路側のベ
ース接地トランジスタ回路に電流が供給されて同回路が
動作状態に保持される。このため、各ベース接地トラン
ジスタ回路を独立に動作させることが可能となる。本発
明では差動入力回路のエミッタ共通接続トランジスタの
コレクタにベース接地段を付加しているので、エミッタ
共通接続トランジスタのベース・コレクタ間容量を通し
て信号が漏洩するのを防ぐことができる。
【0023】さらに本発明によれば、各入力回路のトラ
ンジスタにエミッタ帰還抵抗が挿入されていることによ
り、入力信号に対して直列に電圧帰還がかかることにな
る。このため、エミッタ帰還抵抗の抵抗値によって入出
力間の利得を各入力信号別に独立に調整することが可能
となり、また入出力間の直線性を改善することができ
る。
【0024】さらに本発明によれば、各入力回路のトラ
ンジスタ対のエミッタ間にエミッタ帰還抵抗が並列に挿
入される。このため、入出力間の利得を各入力信号別に
独立に調整できかつ入出力間の直線性を改善できること
は勿論のこと、エミッタ帰還抵抗による電圧降下を低減
して電源電圧が低い場合でも入力信号に対し好適なスイ
ッチ回路を提供することができる。
【0025】
【実施例】
(第1の実施例)図1は、本発明の第1の実施例に係わ
る信号選択スイッチ回路の構成を示す回路図である。な
お、同図において上記図5と同一部分には同一符号を付
して詳しい説明は省略する。
【0026】差動入力回路をなすトランジスタQ1,Q
2のコレクタと負荷抵抗R16,R17との間には、ベ
ース接地トランジスタ回路18が接続してある。このベ
ース接地トランジスタ回路18は、ベースを共通接続し
た一対のトランジスタQ5,Q6のベースを定電圧源E
18を介して接地したもので、この定電圧源E18によ
り上記トランジスタQ5,Q6のベースに対しバイアス
電圧を与え、これによりトランジスタQ5,Q6を常時
適切な動作状態に設定している。
【0027】また、差動入力回路をなす他のトランジス
タQ3,Q4のコレクタと負荷抵抗R16,R17との
間にも、ベース接地トランジスタ回路19が接続してあ
る。このベース接地トランジスタ回路19は、ベースを
共通接続した一対のトランジスタQ7,Q8のベースを
定電圧源E19を介して接地したもので、この定電圧源
E19により上記トランジスタQ7,Q8のベースに対
しバイアス電圧を与え、これによりトランジスタQ7,
Q8を適切な動作状態に設定している。
【0028】すなわち、本実施例の信号選択スイッチ回
路では、ベース接地トランジスタ回路18,19を設け
ることにより、上記トランジスタQ1,Q2による差動
入力回路およびトランジスタQ3,Q4による差動入力
回路をそれぞれカスコード増幅器として動作するように
している。
【0029】次に、このように構成された回路の動作を
説明する。トランジスタQ22,Q23による差動入力
回路のベースは定電圧源26によって適切にバイアスさ
れており、また同差動入力回路のエミッタは定電流源I
24に接続されている。
【0030】この状態で、切替制御信号E25を供給し
て切替制御用のトランジスタQ22,Q23のベース間
に電圧差を与え、これによりトランジスタQ22のベー
ス電圧をトランジスタQ23のベース電圧よりも充分に
高く設定したとする。そうすると、トランジスタQ22
はオン、トランジスタQ23はオフとなって、定電流源
I24の電流はトランジスタQ22を通ってトランジス
タQ1,Q2による差動入力回路に流れる。したがっ
て、この状態ではトランジスタQ1,Q2による差動入
力回路が動作状態となり、このため入力端子IN1に入
力された信号がトランジスタQ1,Q2で増幅されて出
力端子OUTから選択出力される。
【0031】なお、このときカスコード増幅器の利得
は、トランジスタQ1,Q2による差動入力回路のみの
場合とほぼ等しいため、選択出力信号の電圧利得は先に
第(4)式で示したものとなる。
【0032】ところで、このときトランジスタQ23に
はほとんど電流が流れないので、トランジスタQ3,Q
4による差動入力回路には動作電流が流れず、このため
この差動入力回路の電圧利得はほとんど零となる。した
がって、信号入力端子IN2から入力された信号は出力
端子OUTへは出力されない。しかるに、入力信号が高
周波信号になると、トランジスタQ3,Q4のベース・
コレクタ間の寄生容量の影響により入力信号は出力端子
OUTへ漏洩する。
【0033】しかし、本実施例の回路では、上記トラン
ジスタQ3,Q4による差動入力回路にベース接地トラ
ンジスタ回路19が接続されており、これによりトラン
ジスタQ3,Q4による差動入力回路はカスコード増幅
器として動作する。このため、トランジスタQ3,Q4
による差動入力回路が非動作状態にある時でも、上記ベ
ース接地トランジスタ回路19がバッファとして機能
し、したがってトランジスタQ3,Q4のベース・コレ
クタ間に寄生容量があっても、この寄生容量を通して入
力信号が出力端子OUTへ漏洩する量は極めて少なくな
る。
【0034】一方、切替制御信号E25の極性を切替え
ることにより、トランジスタQ23のベース電圧をトラ
ンジスタQ22のベース電圧よりも充分に高く設定した
とする。そうすると、トランジスタQ23はオン、トラ
ンジスタQ22はオフとなって、定電流源I24の電流
はトランジスタQ23を通ってトランジスタQ3,Q4
による差動入力回路に流れる。したがって、この状態で
はトランジスタQ3,Q4による差動入力回路が動作状
態、トランジスタQ3,Q4による差動入力回路が非動
作状態となり、このため入力端子IN2に入力された信
号がトランジスタQ3,Q4で増幅されて出力端子OU
Tから選択出力される。
【0035】なお、このときカスコード増幅器の利得
は、トランジスタQ3,Q4による差動入力回路のみの
場合とほぼ等しいため、選択出力信号の電圧利得は先に
第(4)式で示したものとなる。また、切替制御信号E
25の電圧とトランジスタ22,23に流れる電流との
関係は先に第(1)式および第(2)式に示したように
なるので、切替制御信号E25の電圧が±2[V]程度
あれば、トランジスタQ22,23のコレクタ電流を切
り替えることは可能である。
【0036】ところで、この場合にも入力信号が高周波
信号になると、トランジスタQ1,Q2のベース・コレ
クタ間の寄生容量の影響により入力端子IN1に入力さ
れた信号は出力端子OUTへ漏洩する。しかし、本実施
例の回路では、上記トランジスタQ1,Q2による差動
入力回路にベース接地トランジスタ回路18が接続され
ており、これによりトランジスタQ1,Q2による差動
入力回路はカスコード増幅器として動作する。このた
め、トランジスタQ1,Q2による差動入力回路が非動
作状態にある時でも、上記ベース接地トランジスタ回路
18がバッファとして機能し、したがってトランジスタ
Q1,Q2のベース・コレクタ間に寄生容量があって
も、この寄生容量を通して入力信号が出力端子OUTへ
漏洩する量は極めて少なくなる。
【0037】図7中のaは本実施例の回路による非選択
側の入力信号の漏洩状態を表わす周波数特性である。こ
れより明らかなように、高周波領域での漏洩が従来の回
路(図5)の特性bよりも減っていることがわかる。な
お、この特性はある特性の条件のもとでのシミュレーシ
ョンにより求めたものであり、特性値そのものは条件に
より様々に変わるが、どのような条件のもとでも従来例
に比べ本実施例による効果は認められる。
【0038】このように本実施例では、トランジスタQ
1,Q2による差動入力回路とその負荷抵抗R16,R
17との間、およびトランジスタQ3,Q4による差動
入力回路とその負荷抵抗R16,R17との間に、それ
ぞれベース接地トランジスタ回路18,19を接続し、
これらのベース接地トランジスタ回路18,19により
上記各差動入力回路をカスコード増幅器として動作する
ようにしている。
【0039】したがって本実施例であれば、入力信号が
高周波信号の場合でも、非動作状態に設定された側の差
動入力回路においてそのコレクタ・ベース間の寄生容量
により大きな信号漏洩が生じないようにすることがで
き、これにより選択された信号のS/Nを高めることが
できる。また、ベース接地トランジスタ回路18,19
を追加するだけで済むので、複数の差動回路を縦続接続
する場合などに比べて回路構成を簡単かつ小形化するこ
とができ、さらに消費電流の低減および入出力間の直線
性の改善を図ることができる。
【0040】(第2の実施例)本実施例は、トランジス
タの差動入力回路を非動作状態に設定しているときにも
ベース接地トランジスタ回路を動作状態に保持して低イ
ンピーダンスを確保するようにしたものである。
【0041】図2は、本実施例に係わる信号選択スイッ
チ回路の構成を示す回路図である。なお、同図において
上記図1と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は
省略する。
【0042】差動入力回路をなすトランジスタQ1,Q
2のコレクタと負荷抵抗R16,R17との間、および
他方の差動入力回路をなすトランジスタQ3,Q4のコ
レクタと負荷抵抗R16,R17との間には、上記第1
の実施例と同様に、それぞれベース接地トランジスタ回
路18,19が接続してある。これらのベース接地トラ
ンジスタ回路18,19は、それぞれベースを共通接続
した一対のトランジスタQ5,Q6のベースおよびトラ
ンジスタQ7,Q8のベースを、定電圧源E18,E1
9を介して接地したものである。
【0043】また本実施例の回路は、上記各ベース接地
トランジスタ回路18,19に加えて、トランジスタQ
9,Q10を用いた差動回路およびトランジスタQ1
1,Q12を用いた差動回路を有している。すなわち、
トランジスタQ9,Q10はエミッタが共通接続され、
このエミッタは定電流源I20を介して接地されてい
る。トランジスタQ11,Q12もエミッタが共通接続
され、このエミッタは定電流源I21を介して接地され
ている。また、トランジスタQ9のコレクタはトランジ
スタQ7のエミッタに、トランジスタQ10のコレクタ
はトランジスタQ5のエミッタにそれぞれ接続され、さ
らにトランジスタQ11のコレクタはトランジスタQ8
のエミッタに、トランジスタQ12のコレクタはトラン
ジスタQ6のエミッタにそれぞれ接続されている。さら
に、トランジスタQ9,Q10のベース間およびトラン
ジスタQ11,Q12のベース間には、切替制御信号E
25がそれぞれ印加される。
【0044】このような構成であるから、先ずトランジ
スタQ22がオンとなりかつトランジスタQ23がオフ
となるような切替制御信号E25を印加すると、この切
替制御信号E25の印加によりトランジスタQ9,Q1
1がオンとなる。このため、定電流源I20の電流がト
ランジスタQ9を介してベース接地トランジスタ回路1
9のトランジスタQ7に流れ、また定電流源I21の電
流がトランジスタQ11を介してトランジスタQ8に流
れる。
【0045】一方、トランジスタQ23がオンとなりト
ランジスタQ22がオフとなるような切替制御信号E2
5を印加すると、この切替制御信号E25の印加により
トランジスタQ10,Q12がオンとなる。このため、
定電流源I20の電流がトランジスタQ10を介してト
ランジスタQ5に流れ、また定電流源I21の電流がト
ランジスタQ12を介してトランジスタQ6に流れる。
【0046】すなわち、トランジスタQ1,Q2による
差動入力回路が非動作状態になった場合でも、またトラ
ンジスタQ3,Q4による差動入力回路が非動作状態に
なった場合でも、これらの非動作状態になった差動入力
回路に対応するベース接地トランジスタ回路18,19
は、定電流源I20,I21から供給される電流によっ
て独立に動作することになる。
【0047】したがって、信号遮断する側のベース接地
トランジスタ回路18,19をオン状態に保持すること
ができ、これによりカスコード回路を低インピーダンス
に保持することができる。
【0048】(第3の実施例)本実施例は、各々差動入
力回路を構成するトランジスタQ1,Q2およびトラン
ジスタQ3,Q4のエミッタにそれぞれエミッタ帰還抵
抗R38,R39,R40,R41を接続し、これによ
り上記トランジスタQ1,Q2,Q3,Q4のエミッタ
とトランジスタQ22,Q23のコレクタとを直接接続
しないようにして、入出力間の直線性を高めたものであ
る。
【0049】図3は、本実施例に係わる信号選択スイッ
チ回路の構成を示す回路図である。なお、同図において
上記図1と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は
省略する。
【0050】トランジスタQ1,Q2のエミッタとトラ
ンジスタQ22のコレクタとの間は、エミッタ帰還抵抗
R38,R39を介して接続してある。またトランジス
タQ3,Q4のエミッタとトランジスタQ23のコレク
タとの間も、エミッタ帰還抵抗R40,R41を介して
接続してある。
【0051】このように構成すると、エミッタ帰還抵抗
R38,R39が挿入されていることにより、入力端子
IN1に入力された信号に対して直列に電圧帰還がかか
ることになる。このため、エミッタ帰還抵抗R38,R
39の抵抗値によって入出力間の利得を調整することが
可能となり、また入出力間の直線性を改善することがで
きる。また、同様にエミッタ帰還抵抗R40,R41が
挿入されていることにより、入力端子IN2に入力され
た信号に対して直列に電圧帰還がかかることになる。こ
のため、エミッタ帰還抵抗R40,R41の抵抗値によ
って入出力間の利得を調整することが可能となり、また
入出力間の直線性を改善することができる。
【0052】すなわち、エミッタ帰還抵抗R38,R3
9の抵抗値およびエミッタ帰還抵抗R40,R41の抵
抗値をそれぞれ適宜設定することにより、入力端子IN
1から出力端子OUTまでの電圧利得と、入力端子IN
2から出力端子OUTまでの電圧利得とを別々に設定す
ることが可能となる。
【0053】このときの電圧利得は、エミッタ帰還抵抗
R38,R39,R40,R41の抵抗値をRE とする
と第(5)式のように表わされる。なお、I24、R、V
T の定義は第(4)式と同様である。
【0054】
【数5】
【0055】(第4の実施例)本実施例は、上記第3の
実施例をさらに改良したものである。図4は本実施例に
係わる信号選択スイッチ回路の構成を示す回路図であ
り、上記図3と同一部分には同一符号を付してある。
【0056】すなわち、第3の実施例では、トランジス
タQ1,Q2とトランジスタQ22との間およびトラン
ジスタQ3,Q4とトランジスタQ23との間に、それ
ぞれエミッタ帰還抵抗R38,R39,R40,R41
を直列に挿入している。このため、これらのエミッタ帰
還抵抗R38,R39,R40,R41による電圧降下
によって、出力信号の電圧利得の低下を生じる。
【0057】これに対し本実施例の回路では、エミッタ
帰還抵抗R38,R39,R40,R41の代わりに、
抵抗R42をトランジスタQ1,Q2のエミッタ間に並
列に挿入するとともに、抵抗R43をトランジスタQ
3,Q4のエミッタ間に並列に挿入している。また、定
電流源I48,I49の電流を差動入力回路トランジス
タQ44,Q45,Q46,Q47により切り替えるよ
うにしている。
【0058】このように構成すると、エミッタ帰還抵抗
R42,R43を並列挿入したことにより、上記第3の
実施例と同様に入力端子IN1から出力端子OUTまで
の電圧利得と、入力端子IN2から出力端子OUTまで
の電圧利得とを別々に設定することが可能となる。また
それに加え、エミッタ帰還抵抗R42,R43はトラン
ジスタQ1,Q2およびQ3,Q4の各エミッタ間に並
列に挿入されているので、エミッタ抵抗による電圧降下
がなくなり、これにより先に述べた第3の実施例の回路
よりも低電圧で動作させることが可能となる。
【0059】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ものではなく、切替制御用のトランジスタ回路の構成や
ベース接地トランジスタ回路の構成、使用するトランジ
スタの種類(NPN形に限らずPNP形でもよい)など
についても、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形
して実施できる。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、差動構
成をなす第1および第2の入力回路と、これらの入力回
路を切替制御信号に従って択一的に導通させるための切
替制御回路とを備えた信号選択スイッチ回路にあって、
上記第1および第2の入力回路とその負荷回路との間に
それぞれ第1および第2のベース接地トランジスタ回路
を介挿し、これらのベース接地トランジスタ回路により
上記第1および第2の入力回路をそれぞれカスコード増
幅動作させるように構成している。
【0061】したがって本発明によれば、回路構成の複
雑大形化、入出力間の直線性の劣化および消費電流の増
加などの不具合を生じることなく、差動入力トランジス
タの寄生容量の影響による非選択信号の漏洩を低減する
ことができ、これにより信号選択性能が優れ、しかも回
路構成が簡単小形で直線性が良く消費電流も少ない信号
選択スイッチ回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係わる信号選択スイッ
チ回路の構成を示す回路図。
【図2】本発明の第2の実施例に係わる信号選択スイッ
チ回路の構成を示す回路図。
【図3】本発明の第3の実施例に係わる信号選択スイッ
チ回路の構成を示す回路図。
【図4】本発明の第4の実施例に係わる信号選択スイッ
チ回路の構成を示す回路図。
【図5】従来の信号選択スイッチ回路の構成の一例を示
す回路図。
【図6】従来の信号選択スイッチ回路の構成の他の例を
示す回路図。
【図7】従来の回路と本発明の回路の電圧利得の周波数
特性を比較して示した図。
【符号の説明】 IN1,IN2…入力端子 OUT…出力端子 Q1,Q2,Q3,Q4…差動入力回路を構成するトラ
ンジスタ R16,R17…負荷抵抗 Q22,Q23,Q44,Q45,Q46,Q47…切
替制御用のトランジスタ E25…切替制御信号 E26…バイアス用の定電圧源 I20,I21,I24,I48,I49…定電流源 18,19…ベース接地トランジスタ回路 Q5,Q6,Q7,Q8…ベース接地トランジスタ回路
を構成するトランジスタ E18,E19…ベース接地トランジスタ回路のバイア
ス電圧源 R38,R39,R40,R41,R42,R43…エ
ミッタ帰還抵抗

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エミッタが共通接続されるとともに各コ
    レクタがそれぞれ負荷回路に接続された差動構成をなす
    第1のトランジスタ対を有し、この第1のトランジスタ
    対のベース間に入力された第1の信号を当該第1のトラ
    ンジスタ対の導通時に前記負荷回路を介して出力する第
    1の入力回路と、 エミッタが共通接続されるとともに各コレクタがそれぞ
    れ負荷回路に接続された差動構成をなす第2トランジス
    タ対を有し、この第2のトランジスタ対のベース間に入
    力された第2の信号を当該第2のトランジスタ対の導通
    時に前記負荷回路を介して出力する第2の入力回路と、 エミッタが共通接続されるとともに各コレクタがそれぞ
    れ前記第1および第2のトランジスタ対のエミッタに接
    続された差動構成をなす第3のトランジスタ対と、この
    第3のトランジスタ対の前記エミッタに接続された第1
    の定電流源とを有し、前記第3のトランジスタ対のベー
    ス間に印加された切替制御信号に応じて当該第3のトラ
    ンジスタが相反的に導通して、前記第1および第2の入
    力回路を択一的に導通させる切替制御回路と、 前記第1および第2の入力回路と前記負荷回路との間に
    それぞれ介挿され、当該第1および第2の入力回路をそ
    れぞれカスコード増幅動作させる第1および第2のベー
    ス接地トランジスタ回路とを具備したことを特徴とする
    信号選択スイッチ回路。
  2. 【請求項2】 エミッタが共通接続されるとともにこの
    エミッタに第2の定電流源が接続された差動構成をなす
    第4のトランジスタ対と、エミッタが共通接続されると
    ともにこのエミッタに第3の定電流源が接続された差動
    構成をなす第5のトランジスタ対とを有し、前記第4の
    トランジスタ対の各コレクタをそれぞれ前記第1および
    第2のトランジスタ対の一方のコレクタに接続するとと
    もに、前記第5のトランジスタ対の各コレクタをそれぞ
    れ前記第1および第2のトランジスタ対の他方のコレク
    タに接続し、かつ前記第4および第5のトランジスタ対
    の各ベース間に前記切替制御信号を印加して当該第4お
    よび第5のトランジスタ対をそれぞれ相反的に導通さ
    せ、この導通により前記第1および第2の入力回路のう
    ち非導通状態となっている入力回路に接続された前記ベ
    ース接地トランジスタ回路に対し前記第2および第3の
    定電流源による電流を供給する動作保持回路を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の信号選択スイッチ回路。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2の入力回路の各トラ
    ンジスタの各々に、エミッタ帰還抵抗を直列に接続した
    ことを特徴とする請求項1または2記載の信号選択スイ
    ッチ回路。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2の入力回路は、第1
    のトランジスタ対のエミッタ間および第2のトランジス
    タ対のエミッタ間をそれぞれエミッタ帰還抵抗を介して
    接続し、 かつ前記切替制御回路は、エミッタが共通接続されると
    ともにこのエミッタに第4の定電流源が接続された差動
    構成をなす第6のトランジスタ対と、エミッタが共通接
    続されるとともにこのエミッタに第5の定電流源が接続
    された差動構成をなす第7のトランジスタ対とを有し、
    前記第6のトランジスタ対の各コレクタがそれぞれ前記
    第1および第2のトランジスタ対の一方のエミッタに接
    続されるとともに、前記第7のトランジスタ対の各コレ
    クタがそれぞれ前記第1および第2のトランジスタ対の
    他方のエミッタに接続され、かつ前記第6のおよび第7
    のトランジスタ対の各ベース間に切替制御信号が印加さ
    れることを特徴とする請求項1または2記載の信号選択
    スイッチ回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015162875A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 株式会社村田製作所 電力増幅モジュール
WO2017014262A1 (ja) * 2015-07-23 2017-01-26 日本電信電話株式会社 アナログマルチプレクサコア回路及びアナログマルチプレクサ回路

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