JPH05340415A - 塗装取りボルト - Google Patents

塗装取りボルト

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Publication number
JPH05340415A
JPH05340415A JP3759193A JP3759193A JPH05340415A JP H05340415 A JPH05340415 A JP H05340415A JP 3759193 A JP3759193 A JP 3759193A JP 3759193 A JP3759193 A JP 3759193A JP H05340415 A JPH05340415 A JP H05340415A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
nut
groove
tip
guide portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP3759193A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Kikui
幸雄 菊井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Topura Co Ltd
Original Assignee
Topura Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Topura Co Ltd filed Critical Topura Co Ltd
Priority to JP3759193A priority Critical patent/JPH05340415A/ja
Publication of JPH05340415A publication Critical patent/JPH05340415A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 穴探り性に優れ、しかも、ボルトの倒れが生
じにくい案内部を実現するとともに、ナット内の塗膜を
剥がす機能を有する塗装取りボルトを提供する。 【構成】 ねじ1は、ねじ山部1aに続いて、先細の案
内部1bが形成されている。案内部1bの先端の外径d
は、固定ナットの内径より小さい。溝部6は、ねじ山部
1a一部から案内部1bの一部にかけて、断面が四角形
の溝として、形成されている。案内部1bにより、ねじ
1をナット内に確実に挿入でき、溝6により、ナット内
の塗膜を剥離できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗装取りボルト、特
に、塗装が施されたナットに螺合するねじに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車の組立等において、
ボルトと溶接ナットとの組み合わせによる締結方法が行
なわれている。この方法は、図2に示すように、締め付
け材4の締め付け箇所に貫通穴5を開け、裏面側にナッ
ト2を溶接し、貫通穴が開けられた被締め付け材を重ね
て、ボルト1により締結する方法である。ナット2をあ
らかじめ溶接しておくことにより、締結作業において、
ナット2の回り止めをしておく必要がないから、作業性
を高めることができる方法である。この方法において
は、通常工程としては、ボディ等に溶接によりナット2
を取り付け、塗装を施した後に各部位をボルトにより締
結するものである。したがって、塗装を施した時点でナ
ット2の内部に塗膜がたまり、ボルトで締結する際、塗
膜が抵抗となり、ねじ込みトルクの異常増大や、ボルト
1をナット2に噛み込ませる際に、最初のねじ山の噛み
合い時にボルトが倒れやすく、そのまま無理にねじ込む
と異常な噛み込みを起こし、ボルト1またはナット2の
ねじ山をつぶす原因となっている。
【0003】塗装前にナット面をマスキングしておき、
ナットのねじ山部に塗料が侵入しないようにする方法が
あるが、実際の生産ラインでは、マスキングをし、ま
た、塗装後にこれを除去する必要があり、工数が増加し
て組立能率が低下するため、得策ではない。
【0004】また、ボルトの先端部分でナットの内部に
溜まった塗膜を剥離しながらねじ込み、締結を行なう目
的を有する構造の塗装取りボルトも知られている。図3
は、そのような構造のボルトの先端部近傍の側面図であ
る。図3(A),図3(B)は、それぞれ別個の構造の
ものを示している。図中、1はボルト、1aはねじ山
部、1bは案内部、6は溝部である。図3(A)のボル
ト1は、ねじ山部1aの先に案内部1bが形成されてお
り、案内部1bは先細りのテーパー状の形状に構成され
ている。溝部6は、ねじ山部1aから案内部1bの先端
まで、断面が三角形の溝が設けられている。図3(B)
図のボルト1も同様であるが、溝部6は幅広に削られた
形状に設けられたものである。これらのボルトによる締
結作業においては、ボルトが倒れないようにナットにね
じ込むことが必要である。
【0005】実際の生産ラインでは、作業者の目でナッ
トの位置が確認できない箇所や、無理な姿勢で締め付け
作業を行なわなければならない箇所では、被締め付け材
3と締め付け材4に開けられた貫通穴5がナット2の内
径より大きく、また、それぞれの中心が必ずしも一致し
ていないため、ボルト1の倒れについては、十分な配慮
が必要である。
【0006】図3で説明した従来のボルト1では、溝部
6が案内部1bの先端まで形成されており、しかも。溝
部6の幅が大きいから、案内部の先端面が、完全な円形
ではない。そのため、ナット2のねじ穴を探る場合に、
ボルト1が偏心した位置でナットの穴面に突き当たり、
倒れが生じ易い。そうすると、溝部6が塗膜を剥離する
機能を発揮する前に、異常な噛み込みを起こし、ボルト
1もしくはナット2のねじ山をつぶしてしまい、ねじ込
みが不能となるという問題がある。そのため、不具合を
起こしたボルトの廃却や、組立の作業性の低下に伴うラ
インの遅れなどが生じる原因となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題点を解決するためになされたもので、穴探り性に優
れ、しかも、ボルトの倒れが生じにくい案内部を実現す
るとともに、ナット内の塗膜を剥がす機能を有する塗装
取りボルトを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、塗装取りボル
トにおいて、ねじ山部の先端部に先細のテーパー状の案
内部が形成され、かつ、前記ねじ山部の一部から前記案
内部の一部にかけて、軸方向に沿って延在する複数本の
断面が四角の溝部が形成されていることを特徴とするも
のである。
【0009】
【作用】本発明によれば、ボルトの先端部に形成された
案内部が、先細のテーパー状に形成されているため、先
端が細く、しかも、円形であるから、穴探り性、すなわ
ち、案内部への位置決めに優れている。したがって、ボ
ルトがナット内に挿入されたときの工具の垂直性に注意
すれば、ボルトに倒れが生じることはなく、確実なはめ
合いが保証される。
【0010】また、複数本の四角な溝により塗膜が剥離
されるから、塗膜の剥離の際の抵抗は、ボルトの周面に
均等に分配され易く、ねじ込みの初期状態において、倒
れが発生する可能性を低いものとしている。はめ合い後
も、複数本の溝で塗膜が剥離されるから、塗膜の剥離を
確実に行なうことができる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の塗装取りボルトの一実施例
を説明するためのもので、先端部近傍の側面図である。
図中、1はボルト、1aはねじ山部、1bは案内部、6
は溝部である。ボルト1は、ねじ山部1aに続いて案内
部1bが形成されている。案内部1bは、先細のテーパ
ー状に形成されている。したがって、案内部1bの先端
の外径dは、ボルト1の外径Dより小さく、また、ボル
ト1が螺合される固定ナットの内径よりも小さい。溝部
6は、断面が四角形の溝として、周面上に複数本が形成
されている。溝部6は、周面の母線に対してやや傾斜し
ており、ねじ山部1aの一部から、案内部1bの一部に
かけて形成されている。
【0012】このように、案内部1bの先端の直径が、
ねじ込まれるナットの内径より小さいため、案内部1b
がナット内に挿入され易く、穴探り性に優れている。そ
して、ボルトとナットのねじ山が噛み込まれた後は、ナ
ット内の塗膜を剥離できるので、抵抗力を増加させるこ
ともない。
【0013】上述した実施例の塗装取りボルトの製造工
程について説明する。ボルトの呼び径もしくは転造ねじ
下径近傍の直径を有する適当な長さの線材を冷間加工に
よって、一端に頭部を形成し、他端の先端部の所定長さ
部分を案内部1bとなるよう先細に形成する。ついで、
転造工程で、ねじ山部が形成される。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の塗装取りボルトによれば、穴探しが容易であり、しか
も、案内部がナット内に挿入された後は、ナット内の塗
膜を剥離できるので、抵抗力を増加させることもなく、
例えば、自動車の組立ラインでの締め付け作業等に用い
て、作業性を向上させることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塗装取りボルトの一実施例を説明する
ためのもので、先端部近傍の側面図である。
【図2】ボルトと溶接ナットとの組み合わせによる締結
方法の説明図である。
【図3】従来の塗装取りボルトの先端部近傍の側面図で
ある。
【符号の説明】
1 ボルト 1a ねじ山部 1b 案内部 6 溝部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじ山部の先端部に先細のテーパー状の
    案内部が形成され、かつ、前記ねじ山部の一部から前記
    案内部の一部にかけて、軸方向に沿って延在する複数本
    の断面が四角の溝部が形成されていることを特徴とする
    塗装取りボルト。
JP3759193A 1993-02-02 1993-02-02 塗装取りボルト Pending JPH05340415A (ja)

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JP3759193A JPH05340415A (ja) 1993-02-02 1993-02-02 塗装取りボルト

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JP32632591A Division JPH05141407A (ja) 1991-11-14 1991-11-14 ね じ

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JP (1) JPH05340415A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5936022B1 (ja) * 2015-11-10 2016-06-15 Rtb株式会社 Pコーン取付け具
WO2019220989A1 (en) 2018-05-18 2019-11-21 Aoyama Seisakusho Co., Ltd. Bolt and fastening structure

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WO2019220989A1 (en) 2018-05-18 2019-11-21 Aoyama Seisakusho Co., Ltd. Bolt and fastening structure
CN112105825A (zh) * 2018-05-18 2020-12-18 株式会社青山制作所 螺栓以及紧固构造
CN112105825B (zh) * 2018-05-18 2022-07-05 株式会社青山制作所 螺栓以及紧固构造
US11988238B2 (en) 2018-05-18 2024-05-21 Aoyama Seisakusho Co., Ltd. Bolt and fastening structure

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