JPH05339930A - 船舶の係留装置 - Google Patents
船舶の係留装置Info
- Publication number
- JPH05339930A JPH05339930A JP4174757A JP17475792A JPH05339930A JP H05339930 A JPH05339930 A JP H05339930A JP 4174757 A JP4174757 A JP 4174757A JP 17475792 A JP17475792 A JP 17475792A JP H05339930 A JPH05339930 A JP H05339930A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/30—Adapting or protecting infrastructure or their operation in transportation, e.g. on roads, waterways or railways
Abstract
(57)【要約】
【目的】 係留具としての振出し式ローラーフェンダー
を浮体構造物上に取付けることにより、潮の干満にかか
わらず船舶外板とローラーフェンダーとの当接位置を一
定位置に保てるようにした。 【構成】 一組みの浮体構造物２，２間で、各浮体構造
物２に取付けた振出し式ローラーフェンダー４により、
船舶１の係留を行なうとともに、各浮体構造物２を、海
底に固定した係留ドルフィン５を介して、水平方向移動
を拘束しながら潮の干満に追従した上下方向移動を可能
に係留することにより、ローラーフェンダー４と船舶１
の外板との当接位置を、潮の干満にかかわらず一定位置
に保てるようにした。
を浮体構造物上に取付けることにより、潮の干満にかか
わらず船舶外板とローラーフェンダーとの当接位置を一
定位置に保てるようにした。 【構成】 一組みの浮体構造物２，２間で、各浮体構造
物２に取付けた振出し式ローラーフェンダー４により、
船舶１の係留を行なうとともに、各浮体構造物２を、海
底に固定した係留ドルフィン５を介して、水平方向移動
を拘束しながら潮の干満に追従した上下方向移動を可能
に係留することにより、ローラーフェンダー４と船舶１
の外板との当接位置を、潮の干満にかかわらず一定位置
に保てるようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、船舶の係留装置に関
し、特に船舶係留用フェンダーを浮体構造物上に取付け
て、潮の干満にかかわらず船舶外板と船舶係留フェンダ
ーとの当接位置を一定位置にできるようにした、船舶の
係留装置に関する。
し、特に船舶係留用フェンダーを浮体構造物上に取付け
て、潮の干満にかかわらず船舶外板と船舶係留フェンダ
ーとの当接位置を一定位置にできるようにした、船舶の
係留装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、船舶の運行にあたっては、荷役
あるいは人の乗下船のために、岸壁との離接岸が繰り返
し行なわれる。そして当然のことながら、船舶は潮の干
満により上下動する。したがって、岸壁側フェンダーの
船舶外板に当接する範囲が上下方向に広範囲となり、外
板補強を広範囲にわたって行なう必要がある。また外板
の塗装損傷も広い範囲にわたる等の問題点がある。
あるいは人の乗下船のために、岸壁との離接岸が繰り返
し行なわれる。そして当然のことながら、船舶は潮の干
満により上下動する。したがって、岸壁側フェンダーの
船舶外板に当接する範囲が上下方向に広範囲となり、外
板補強を広範囲にわたって行なう必要がある。また外板
の塗装損傷も広い範囲にわたる等の問題点がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来技術の問題点の解決をはかろうとするもので、船舶
係留用フェンダーを浮体構造物上に取付けるとともにこ
の浮体構造物を潮位変化に追従して上下移動可能に係留
することにより、船舶外板の係留フェンダーに当接する
位置を潮の干満にかかわらず一定にして、船体補強部を
限定することができるようにした、船舶の係留装置を提
供することを目的とする。
従来技術の問題点の解決をはかろうとするもので、船舶
係留用フェンダーを浮体構造物上に取付けるとともにこ
の浮体構造物を潮位変化に追従して上下移動可能に係留
することにより、船舶外板の係留フェンダーに当接する
位置を潮の干満にかかわらず一定にして、船体補強部を
限定することができるようにした、船舶の係留装置を提
供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の船舶の係留装置は、船舶の係留装置におい
て、一組みの浮体構造物をそなえ、同各浮体構造物が、
それらの間に上記船舶を係留可能な船舶係留用スペース
を形成され、かつ水平方向移動を拘束される一方潮位変
化に追従した上下方向移動を可能に、水面上に係留さ
れ、上記船舶の両舷外面にそれぞれ当接可能なローラー
をそなえた振出し式ローラーフェンダーが上記各浮体構
造物のそれぞれに取付けられていることを特徴としてい
る。
め、本発明の船舶の係留装置は、船舶の係留装置におい
て、一組みの浮体構造物をそなえ、同各浮体構造物が、
それらの間に上記船舶を係留可能な船舶係留用スペース
を形成され、かつ水平方向移動を拘束される一方潮位変
化に追従した上下方向移動を可能に、水面上に係留さ
れ、上記船舶の両舷外面にそれぞれ当接可能なローラー
をそなえた振出し式ローラーフェンダーが上記各浮体構
造物のそれぞれに取付けられていることを特徴としてい
る。
【０００５】
【作用】上述の本発明の船舶の係留装置では、浮体構造
物が潮位変化に追従して上下動するので、船舶外板は浮
体構造物から振り出されたローラーフェンダーのローラ
ーと常に同じ部分で接触することになる。また、浮体構
造物は、水平方向の移動を拘束されているので、船舶が
浮体構造物と一緒に流されるおそれはない。さらに、浮
体構造物による消波作用で船舶の係留位置での波高が安
定する。
物が潮位変化に追従して上下動するので、船舶外板は浮
体構造物から振り出されたローラーフェンダーのローラ
ーと常に同じ部分で接触することになる。また、浮体構
造物は、水平方向の移動を拘束されているので、船舶が
浮体構造物と一緒に流されるおそれはない。さらに、浮
体構造物による消波作用で船舶の係留位置での波高が安
定する。
【０００６】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例としての
船舶の係留装置について説明すると、図１は平面図、図
２は振出し式ローラーフェンダーの平面図、図３は同側
面図、図４は図１のＡ部を拡大して示す平面図、図５は
図４のＢ−Ｂ矢視断面図、図６は同船舶の係留装置の側
面図、図７〜９はコンテナターミナルにおける使用例を
示すもので図７はその平面図、図８は満潮時の正面図、
図９は干潮時の正面図である。
船舶の係留装置について説明すると、図１は平面図、図
２は振出し式ローラーフェンダーの平面図、図３は同側
面図、図４は図１のＡ部を拡大して示す平面図、図５は
図４のＢ−Ｂ矢視断面図、図６は同船舶の係留装置の側
面図、図７〜９はコンテナターミナルにおける使用例を
示すもので図７はその平面図、図８は満潮時の正面図、
図９は干潮時の正面図である。
【０００７】図１において、符号２，２は一組みの浮体
構造物を示していて、両浮体構造物２，２はそれらの間
に船舶１を係留できる船舶係留用スペースを形成して、
水面上に設置されている。両浮体構造物２，２には、多
数の振出し式ローラーフェンダー４がほぼ等間隔に取付
けられている。各ローラーフェンダー４は、図２，３に
示すように船舶１の両舷外面に当接して船舶１の係留を
行なうローラー14と、ローラー14を支持するアーム16と
アーム16を揺動駆動させる油圧シリンダ17とをそなえて
いる。
構造物を示していて、両浮体構造物２，２はそれらの間
に船舶１を係留できる船舶係留用スペースを形成して、
水面上に設置されている。両浮体構造物２，２には、多
数の振出し式ローラーフェンダー４がほぼ等間隔に取付
けられている。各ローラーフェンダー４は、図２，３に
示すように船舶１の両舷外面に当接して船舶１の係留を
行なうローラー14と、ローラー14を支持するアーム16と
アーム16を揺動駆動させる油圧シリンダ17とをそなえて
いる。
【０００８】図２，３中の符号15は支持材、符号15aは
鉛直状に配設されたローラー14の回転軸、符号18は浮体
構造物２に取付けられたブラケット19上でアーム16を支
持するアーム揺動軸をそれぞれ示している。
鉛直状に配設されたローラー14の回転軸、符号18は浮体
構造物２に取付けられたブラケット19上でアーム16を支
持するアーム揺動軸をそれぞれ示している。
【０００９】さらに、船舶１の両浮体構造物２，２間へ
の進入時における船舶１の損傷を防ぐために、各浮体構
造物２の突端部および隅角部などに固定式ローラーフェ
ンダー３が取付けられている。固定式ローラーフェンダ
ー３は、鉛直軸まわりに回転可能なローラーをそなえ、
このローラーが浮体構造物２の縁辺から突出するように
浮体構造物２に取付けられていて、船舶１の出入港時に
船舶１が浮体構造物２に接触するのを防止するものであ
る。
の進入時における船舶１の損傷を防ぐために、各浮体構
造物２の突端部および隅角部などに固定式ローラーフェ
ンダー３が取付けられている。固定式ローラーフェンダ
ー３は、鉛直軸まわりに回転可能なローラーをそなえ、
このローラーが浮体構造物２の縁辺から突出するように
浮体構造物２に取付けられていて、船舶１の出入港時に
船舶１が浮体構造物２に接触するのを防止するものであ
る。
【００１０】各浮体構造物２が潮流等の影響により前後
方向および左右方向へ水平移動するのを防ぐために、各
浮体構造物２は前後の２箇所で係留ドルフィン５に係留
されている。係留ドルフィン５は、図５，図６に示すよ
うに、海底10に固定された係船柱８の上端部に固着され
ている。そし係留ドルフィン５に取付けられた多数の前
後方向移動防止用フェンダー６および左右方向移動防止
用フェンダー７が浮体構造物２に形成されたコ字状凹部
２aの各壁面に当接して、浮体構造物２の全水平方向移
動を拘束するようになっている（図４参照）。
方向および左右方向へ水平移動するのを防ぐために、各
浮体構造物２は前後の２箇所で係留ドルフィン５に係留
されている。係留ドルフィン５は、図５，図６に示すよ
うに、海底10に固定された係船柱８の上端部に固着され
ている。そし係留ドルフィン５に取付けられた多数の前
後方向移動防止用フェンダー６および左右方向移動防止
用フェンダー７が浮体構造物２に形成されたコ字状凹部
２aの各壁面に当接して、浮体構造物２の全水平方向移
動を拘束するようになっている（図４参照）。
【００１１】したがって、浮体構造物２は係留ドルフィ
ン５によって水平方向への移動を拘束されるが、上下方
向への移動を拘束されているので、海面９が潮の干満等
で上昇したり下降したりするとき、浮体構造物２はフェ
ンダー６，７に接触して水平方向への移動を拘束されな
がら滑らかに上下方向に追従する。このようにして浮体
構造物２は常に一定の吃水位置を保つことができるよう
に、係留ドルフィン５に係留されるようになっている。
ン５によって水平方向への移動を拘束されるが、上下方
向への移動を拘束されているので、海面９が潮の干満等
で上昇したり下降したりするとき、浮体構造物２はフェ
ンダー６，７に接触して水平方向への移動を拘束されな
がら滑らかに上下方向に追従する。このようにして浮体
構造物２は常に一定の吃水位置を保つことができるよう
に、係留ドルフィン５に係留されるようになっている。
【００１２】上述の構成において、船舶１の係留は、船
舶１の両舷側に配置された一組の浮体構造物２，２から
振出し式ローラーフェンダー４を振り出して、各ローラ
ーフェンダー４上のローラー14で船舶を挟持させること
により、行なわれる。そしてこのとき、本実施例の船舶
の係留装置では、船舶１と浮体構造物２の高さ方向の位
置関係は常に一定であるので、ローラーフェンダー３，
４と船舶１の接触面は、常に同じ高さの位置となる。よ
って船舶１は、図６における斜線で示す一部にのみを補
強部とすればよく、船舶１の外板全面に補強を施す必要
はない。これにより船舶１の船体重量軽減をはかること
ができる。
舶１の両舷側に配置された一組の浮体構造物２，２から
振出し式ローラーフェンダー４を振り出して、各ローラ
ーフェンダー４上のローラー14で船舶を挟持させること
により、行なわれる。そしてこのとき、本実施例の船舶
の係留装置では、船舶１と浮体構造物２の高さ方向の位
置関係は常に一定であるので、ローラーフェンダー３，
４と船舶１の接触面は、常に同じ高さの位置となる。よ
って船舶１は、図６における斜線で示す一部にのみを補
強部とすればよく、船舶１の外板全面に補強を施す必要
はない。これにより船舶１の船体重量軽減をはかること
ができる。
【００１３】また、係留に用いる振り出し式ローラーフ
ェンダー４自体を上下方向へ移動させる必要がないの
で、ローラーフェンダー４を簡素な構造とすることがで
きる。また、浮体構造物２を用いたことにより、浮体構
造物２自体の消波作用で、船舶１の係留位置における波
高を安定化できる。
ェンダー４自体を上下方向へ移動させる必要がないの
で、ローラーフェンダー４を簡素な構造とすることがで
きる。また、浮体構造物２を用いたことにより、浮体構
造物２自体の消波作用で、船舶１の係留位置における波
高を安定化できる。
【００１４】次に、図７〜９によりコンテナターミナル
における本実施例の船舶の係留装置の使用例を説明す
る。ローラーフェンダー３．４を組み込まれた一組みの
浮体構造物２，２が岸壁11に図７に示すように配置され
ている。そして両浮体構造物２上のローラーフェンダー
４でコンテナ船１aが係留されていて、このコンテナ船
１a上のコンテナ12が両方の浮体構造物２上に架設され
た２台のコンテナクレーン13で岸壁11へ荷役される。こ
の荷役時に、図８，図９に示すように潮の干満により、
海面９が変化しても、浮体構造物２は海面の変位に追従
して上下方向移動するので、ローラーフェンダー４は常
にコンテナ船１aの斜線部(a)でコンテナ船１aと接触す
る。なお荷役中等に生じる浮体構造物２あるいはコンテ
ナ船１aの動揺は、係留ドルフィン５上のフェンダー
６，７により吸収される。また、浮体構造物２による消
波作用でコンテナ１aの係留装置において海面９は安定
していて、船体動揺は小さい。
における本実施例の船舶の係留装置の使用例を説明す
る。ローラーフェンダー３．４を組み込まれた一組みの
浮体構造物２，２が岸壁11に図７に示すように配置され
ている。そして両浮体構造物２上のローラーフェンダー
４でコンテナ船１aが係留されていて、このコンテナ船
１a上のコンテナ12が両方の浮体構造物２上に架設され
た２台のコンテナクレーン13で岸壁11へ荷役される。こ
の荷役時に、図８，図９に示すように潮の干満により、
海面９が変化しても、浮体構造物２は海面の変位に追従
して上下方向移動するので、ローラーフェンダー４は常
にコンテナ船１aの斜線部(a)でコンテナ船１aと接触す
る。なお荷役中等に生じる浮体構造物２あるいはコンテ
ナ船１aの動揺は、係留ドルフィン５上のフェンダー
６，７により吸収される。また、浮体構造物２による消
波作用でコンテナ１aの係留装置において海面９は安定
していて、船体動揺は小さい。
【００１５】また船体動揺時にローラーフェンダー４の
油圧シリンダ17がダンパーとして作用するのでコンテナ
船１aの船体動揺を大幅に減少させることができる。こ
のように、本実施例の船舶の係留装置の使用により、船
体動揺を大幅に軽減させた状態で船舶の係留を行なうこ
とができるので、コンテナクレーン13を自動化すること
が可能となり、荷役効率を大幅に向上させることができ
る。なお、コンテナクレーン13としてその荷役方式が、
垂直移動方式のものを用いると、上下方向の影響を受け
ないので、本実施例の船舶の係留装置と組み合わせた場
合、極めて有利である。
油圧シリンダ17がダンパーとして作用するのでコンテナ
船１aの船体動揺を大幅に減少させることができる。こ
のように、本実施例の船舶の係留装置の使用により、船
体動揺を大幅に軽減させた状態で船舶の係留を行なうこ
とができるので、コンテナクレーン13を自動化すること
が可能となり、荷役効率を大幅に向上させることができ
る。なお、コンテナクレーン13としてその荷役方式が、
垂直移動方式のものを用いると、上下方向の影響を受け
ないので、本実施例の船舶の係留装置と組み合わせた場
合、極めて有利である。
【００１６】このように、コンテナターミナルにおい
て、本実施例の船舶の係留設備を適用した場合、係留作
業時間の短縮化、荷役効率向上による荷役作業時間の短
縮化等により、船舶１のターミナル滞在時間を大幅に減
少することが可能となる。なお、岸壁にコンテナクレー
ン13を設置して、本実施例の船舶の係留装置と組み合わ
せて使用することも可能である。
て、本実施例の船舶の係留設備を適用した場合、係留作
業時間の短縮化、荷役効率向上による荷役作業時間の短
縮化等により、船舶１のターミナル滞在時間を大幅に減
少することが可能となる。なお、岸壁にコンテナクレー
ン13を設置して、本実施例の船舶の係留装置と組み合わ
せて使用することも可能である。
【００１７】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の船舶の係
留装置によれば次のような効果ないし利点が得られる。 (1) 振出し式ローラーフェンダーが浮体構造物に取付け
られており、しかも浮体構造物が潮の干満に追従して上
下動するので、船体とローラーフェンダー上のローラー
との接触位置を常に定位置にすることができ、これによ
り船体補強部を限定でき、船体重量を軽減することがで
きる。また、物理的損傷に強い船舶外板塗料を限定して
使用できるので、塗装コストを低くすることができる。 (2) ローラーフェンダー自体を上下移動させる装置を必
要としないので、ローラーフェンダーの構造が簡単とな
る。 (3) 浮体による消波作用で、船の係留位置での波高が安
定し、船体動揺が軽減できる。これにより荷役効率の向
上がはかれる。
留装置によれば次のような効果ないし利点が得られる。 (1) 振出し式ローラーフェンダーが浮体構造物に取付け
られており、しかも浮体構造物が潮の干満に追従して上
下動するので、船体とローラーフェンダー上のローラー
との接触位置を常に定位置にすることができ、これによ
り船体補強部を限定でき、船体重量を軽減することがで
きる。また、物理的損傷に強い船舶外板塗料を限定して
使用できるので、塗装コストを低くすることができる。 (2) ローラーフェンダー自体を上下移動させる装置を必
要としないので、ローラーフェンダーの構造が簡単とな
る。 (3) 浮体による消波作用で、船の係留位置での波高が安
定し、船体動揺が軽減できる。これにより荷役効率の向
上がはかれる。
【図１】本発明の一実施例としての船舶の係留装置を示
す平面図。
す平面図。
【図２】同振出し式ローラーフェンダーの平面図。
【図３】同側面図。
【図４】図１のＡ部を拡大して示す平面図。
【図５】図４のＢ−Ｂ矢視断面図。
【図６】同船舶の係留装置の側面図。
【図７】同コンテナターミナルにおける使用例を示す平
面図。
面図。
【図８】同満潮時の正面図。
【図９】同干潮時の正面図。
１ 船舶 ２ 浮体構造物 ３ 固定式ローラーフェンダー ４ 振出し式ローラーフェンダー ５ 係留ドルフィン ６,７ フェンダー ８ 係船柱 ９ 海面 10 海底 11 岸壁 12 コンテナ 13 コンテナクレーン 14 ローラー 16 アーム 17 油圧シリンダ
Claims (1)
- 【請求項１】 船舶の係留装置において、一組みの浮体
構造物をそなえ、同各浮体構造物が、それらの間に上記
船舶を係留可能な船舶係留用スペースを形成され、かつ
水平方向移動を拘束される一方潮位変化に追従した上下
方向移動を可能に、水面上に係留され、上記船舶の両舷
外面にそれぞれ当接可能なローラーをそなえた振出し式
ローラーフェンダーが上記各浮体構造物のそれぞれに取
付けられていることを特徴とする、船舶の係留装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4174757A JP2820570B2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | 船舶の係留装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4174757A JP2820570B2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | 船舶の係留装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05339930A true JPH05339930A (ja) | 1993-12-21 |
| JP2820570B2 JP2820570B2 (ja) | 1998-11-05 |
Family
ID=15984151
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4174757A Expired - Fee Related JP2820570B2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | 船舶の係留装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2820570B2 (ja) |
Cited By (11)
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| US6343559B1 (en) | 1998-07-28 | 2002-02-05 | Kress Corporation | Transportation system for dredged material and method of levy building |
| US6497535B1 (en) | 1998-07-28 | 2002-12-24 | Kress Corporation | Material distribution vessel and method for distributing material recovered in a dredging operation |
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| US7326020B2 (en) | 2000-02-24 | 2008-02-05 | Mudhen, Llc | Multi-purpose vessel and method for recovering, storing and/or offloading material in a dredging operation |
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|---|---|---|---|---|
| KR101400800B1 (ko) * | 2013-03-06 | 2014-05-29 | 한국철도기술연구원 | 육상 운하 시스템의 진입 장치 |
-
1992
- 1992-06-09 JP JP4174757A patent/JP2820570B2/ja not_active Expired - Fee Related
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