JPH07119458B2 - 浮体式緩衝装置 - Google Patents
浮体式緩衝装置Info
- Publication number
- JPH07119458B2 JPH07119458B2 JP2211616A JP21161690A JPH07119458B2 JP H07119458 B2 JPH07119458 B2 JP H07119458B2 JP 2211616 A JP2211616 A JP 2211616A JP 21161690 A JP21161690 A JP 21161690A JP H07119458 B2 JPH07119458 B2 JP H07119458B2
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/30—Adapting or protecting infrastructure or their operation in transportation, e.g. on roads, waterways or railways
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、浮体式緩衝装置にかかわり、更に詳しくは
海中構造物の外周壁面に配設される緩衝フロートを囲っ
て、海中構造物の上下,左右方向に移動可能な緩衝フロ
ート支持枠を設け、河積阻害率により制約のある場合
も、海中構造物と緩衝フロート支持枠を一体化しない事
により、阻害率を増すことがない浮体式緩衝装置に関す
るものである。
海中構造物の外周壁面に配設される緩衝フロートを囲っ
て、海中構造物の上下,左右方向に移動可能な緩衝フロ
ート支持枠を設け、河積阻害率により制約のある場合
も、海中構造物と緩衝フロート支持枠を一体化しない事
により、阻害率を増すことがない浮体式緩衝装置に関す
るものである。
従来、航行する船舶が海中構造物の側壁に接触したり、
衝突して船舶の一部を破損したり、損傷したりするのを
防止する目的から海中構造物の周囲には、複数の緩衝フ
ロート等を係留した緩衝装置が設けられている。
衝突して船舶の一部を破損したり、損傷したりするのを
防止する目的から海中構造物の周囲には、複数の緩衝フ
ロート等を係留した緩衝装置が設けられている。
この種の緩衝装置としては、例えば、第3図に示すよう
に、コンクリート等により構築された海中構造物11の周
囲に、複数の緩衝フロート12がチェーン13を介して係留
されている。
に、コンクリート等により構築された海中構造物11の周
囲に、複数の緩衝フロート12がチェーン13を介して係留
されている。
然す乍ら、緩衝フロート12は、波浪により上下したり、
左右に揺動することにより、係留しているチェーン13と
接触して磨耗が起り、緩衝フロート12を損傷すると言う
問題があった。また、緩衝フロート12は、海中構造物11
に摺接しながら上下に昇降したり、揺動するので、コン
クリート製の海中構造物11との接触により破損すると言
う問題があった。
左右に揺動することにより、係留しているチェーン13と
接触して磨耗が起り、緩衝フロート12を損傷すると言う
問題があった。また、緩衝フロート12は、海中構造物11
に摺接しながら上下に昇降したり、揺動するので、コン
クリート製の海中構造物11との接触により破損すると言
う問題があった。
この発明は、かかる従来の問題点に着目して案出された
もので、係留チェーンを使用せずに緩衝フロートを支持
すると共に、海中構造物との直接接触を防止すること
で、緩衝フロートが損傷したり、破損するのを有効に防
止し、更に船舶等が衝突した時にも緩衝フロートが飛び
出したりするのを有効に防止し、更に緩衝フロート支持
枠も浮力を有し、船舶が衝突する際には、圧壊による緩
衝機能を有する浮体式緩衝装置を提供することを目的と
するものである。
もので、係留チェーンを使用せずに緩衝フロートを支持
すると共に、海中構造物との直接接触を防止すること
で、緩衝フロートが損傷したり、破損するのを有効に防
止し、更に船舶等が衝突した時にも緩衝フロートが飛び
出したりするのを有効に防止し、更に緩衝フロート支持
枠も浮力を有し、船舶が衝突する際には、圧壊による緩
衝機能を有する浮体式緩衝装置を提供することを目的と
するものである。
この発明は上記目的を達成するため、緩衝フロートの上
面及び外周面または上面,下面及び外周面を囲み、かつ
前記海中構造物の外周を囲んで上下,左右方向に移動可
能な緩衝フロート支持枠を設けたことを要旨とするもの
である。
面及び外周面または上面,下面及び外周面を囲み、かつ
前記海中構造物の外周を囲んで上下,左右方向に移動可
能な緩衝フロート支持枠を設けたことを要旨とするもの
である。
また、前記海中構造物の外周面の緩衝フロートと接触す
る部位に、緩衝フロートが摺接する樹脂製の摺動板を設
けたことを要旨とするものである。
る部位に、緩衝フロートが摺接する樹脂製の摺動板を設
けたことを要旨とするものである。
この発明は、海中構造物の周囲に配設される複数の緩衝
フロートを、海中構造物の周囲を囲むように構成された
上下,左右方向に移動可能な緩衝フロート支持枠により
支持するので、係留チェーンとの接触により緩衝フロー
トが損傷したり、破損したりすることがなく、また海中
構造物と緩衝フロートが直接接触して摺動したり、揺動
することがないので、緩衝フロートが損傷することがな
い。
フロートを、海中構造物の周囲を囲むように構成された
上下,左右方向に移動可能な緩衝フロート支持枠により
支持するので、係留チェーンとの接触により緩衝フロー
トが損傷したり、破損したりすることがなく、また海中
構造物と緩衝フロートが直接接触して摺動したり、揺動
することがないので、緩衝フロートが損傷することがな
い。
以下添付図面に基いて、この発明の実施例を説明する。
第1図は、この発明を実施した浮体式緩衝装置の平面
図、第2図は第1図の側面図を示し、1は海中構造物、
2は海中構造物1の周囲に配設された複数の緩衝フロー
トを示し、この緩衝フロート2は、海中構造物の外周を
囲んで上下方向に移動可能な緩衝フロート支持枠3によ
り上面及び外周面または上面,下面及び外周面が囲まれ
ている。
図、第2図は第1図の側面図を示し、1は海中構造物、
2は海中構造物1の周囲に配設された複数の緩衝フロー
トを示し、この緩衝フロート2は、海中構造物の外周を
囲んで上下方向に移動可能な緩衝フロート支持枠3によ
り上面及び外周面または上面,下面及び外周面が囲まれ
ている。
前記緩衝フロート支持枠3は、複数枚の板状の部材また
は複数本のパイプ材,棒材3a等をジョイント3bを介して
枠組みされ、その素材としては、海水腐食を考慮した場
合プラスチック等の樹脂製が好ましい。
は複数本のパイプ材,棒材3a等をジョイント3bを介して
枠組みされ、その素材としては、海水腐食を考慮した場
合プラスチック等の樹脂製が好ましい。
また、前記海中構造物1の外周面の緩衝フロート2と接
触する位置には、コンクリート製の海中構造物1と緩衝
フロート2とが摺接して緩衝フロート2が破損するのを
防止する摺動板4がボルト(図示せず)等を介して取付
けらている。
触する位置には、コンクリート製の海中構造物1と緩衝
フロート2とが摺接して緩衝フロート2が破損するのを
防止する摺動板4がボルト(図示せず)等を介して取付
けらている。
前記、摺動板4としては、ナイロン,ポリエチレン,テ
フロン等の耐腐食性を有するものが好ましい。
フロン等の耐腐食性を有するものが好ましい。
この発明は、上記のように構成され、海中構造物1の周
囲に配設される複数の緩衝フロート2を、海中構造物1
の周囲を囲むように構成された上下方向に移動可能な緩
衝フロート支持枠3により囲むように支持するので、従
来のように係留チェーンとの接触により緩衝フロート2
が損傷したり、破損したりすることがなく、また海中構
造物1と緩衝フロート2とが直接接触して摺動したり、
揺動することがないので、緩衝フロート2が損傷するこ
とがない。
囲に配設される複数の緩衝フロート2を、海中構造物1
の周囲を囲むように構成された上下方向に移動可能な緩
衝フロート支持枠3により囲むように支持するので、従
来のように係留チェーンとの接触により緩衝フロート2
が損傷したり、破損したりすることがなく、また海中構
造物1と緩衝フロート2とが直接接触して摺動したり、
揺動することがないので、緩衝フロート2が損傷するこ
とがない。
また、緩衝フロート支持枠3は、防護する海中構造物1
を包囲している為、衝突によるエネルギーを分散でき、
海中構造物1の周囲の緩衝フロート2の全体でエネルギ
ーを吸収出来る。
を包囲している為、衝突によるエネルギーを分散でき、
海中構造物1の周囲の緩衝フロート2の全体でエネルギ
ーを吸収出来る。
この発明は、上記のように緩衝フロートの上面及び外周
面または上面,下面及び外周面を囲み、かつ前記海中構
造物の外周を囲んで上下,左右方向に移動可能な緩衝フ
ロート支持枠を設けたので、腐食等の問題が少なく、ま
た係留チェーンとの接触により緩衝フロートが損傷した
り、破損したりするのを有効に防止出来、更に緩衝フロ
ート支持枠の強度により緩衝効果を得ることが出来る
上、緩衝フロート自体の効果と同様な効果を得ることが
出来、船舶との衝突時に緩衝フロートが飛び出したりす
るのを防止出来る効果がある。
面または上面,下面及び外周面を囲み、かつ前記海中構
造物の外周を囲んで上下,左右方向に移動可能な緩衝フ
ロート支持枠を設けたので、腐食等の問題が少なく、ま
た係留チェーンとの接触により緩衝フロートが損傷した
り、破損したりするのを有効に防止出来、更に緩衝フロ
ート支持枠の強度により緩衝効果を得ることが出来る
上、緩衝フロート自体の効果と同様な効果を得ることが
出来、船舶との衝突時に緩衝フロートが飛び出したりす
るのを防止出来る効果がある。
また海中構造物の外周面の緩衝フロートと接触する部位
に、緩衝フロートに摺接する樹脂製の摺動板を設けたの
で、海中構造物と緩衝フロートが直接接触して摺動した
り、揺動することがないので、緩衝フロートが損傷する
のを有効に防止出来る効果がある。
に、緩衝フロートに摺接する樹脂製の摺動板を設けたの
で、海中構造物と緩衝フロートが直接接触して摺動した
り、揺動することがないので、緩衝フロートが損傷する
のを有効に防止出来る効果がある。
第1図は、この発明を実施した浮体式緩衝装置の平面
図、第2図は第1図の側面図、第3図は従来の浮体式緩
衝装置の正面図である。 1……海中構造物、2……緩衝フロート、 3……緩衝フロート支持枠、4……摺動板。
図、第2図は第1図の側面図、第3図は従来の浮体式緩
衝装置の正面図である。 1……海中構造物、2……緩衝フロート、 3……緩衝フロート支持枠、4……摺動板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片岡 真二 兵庫県神戸市中央区山本通3―3―15― 301 (72)発明者 松本 敏 東京都世田谷区大蔵6―18―1 (72)発明者 平塚 徹 愛知県名古屋市南区駈上2―5―1―305 (72)発明者 須賀 康男 京都府京都市山科区竹鼻地蔵寺南町A―1 ―27 (72)発明者 太田 亘 神奈川県平塚市岡崎6218―11 (72)発明者 森 智朗 神奈川県平塚市徳延490―1039 (56)参考文献 実開 平2−112717(JP,U) 実開 平2−112719(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】海中構造物の外周壁面に複数の緩衝フロー
トを配設して成る浮体式緩衝装置において、前記緩衝フ
ロートの上面及び外周面または上面,下面及び外周面を
囲み、かつ前記海中構造物の外周を囲んで上下、左右方
向に移動可能な緩衝フロート支持枠を設けたことを特徴
とする浮体式緩衝装置。 - 【請求項2】海中構造物の外周面の緩衝フロートと接触
する部位に、緩衝フロートが摺接する樹脂製の摺動板を
設けた請求項1に記載の浮体式緩衝装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2211616A JPH07119458B2 (ja) | 1990-08-13 | 1990-08-13 | 浮体式緩衝装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2211616A JPH07119458B2 (ja) | 1990-08-13 | 1990-08-13 | 浮体式緩衝装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0497006A JPH0497006A (ja) | 1992-03-30 |
JPH07119458B2 true JPH07119458B2 (ja) | 1995-12-20 |
Family
ID=16608713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2211616A Expired - Lifetime JPH07119458B2 (ja) | 1990-08-13 | 1990-08-13 | 浮体式緩衝装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07119458B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5487223B2 (ja) * | 2011-12-16 | 2014-05-07 | コーエイ工業株式会社 | 柱状建築物用作業装置 |
CN107675682B (zh) * | 2017-11-14 | 2019-06-14 | 孟香翠 | 漂浮式桥墩防撞装置 |
JP7018196B2 (ja) * | 2018-03-27 | 2022-02-10 | 西武ポリマ化成株式会社 | 防舷材カバー |
CN117721766B (zh) * | 2024-02-18 | 2024-04-30 | 四川公路桥梁建设集团有限公司 | 一种深水大跨桥梁防船撞装置 |
-
1990
- 1990-08-13 JP JP2211616A patent/JPH07119458B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0497006A (ja) | 1992-03-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |