JPH05338533A - 逆屈曲部を有するケーブル式搬送システム - Google Patents

逆屈曲部を有するケーブル式搬送システム

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Publication number
JPH05338533A
JPH05338533A JP5024465A JP2446593A JPH05338533A JP H05338533 A JPH05338533 A JP H05338533A JP 5024465 A JP5024465 A JP 5024465A JP 2446593 A JP2446593 A JP 2446593A JP H05338533 A JPH05338533 A JP H05338533A
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JP
Japan
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pulley
cable
grip
stopper
main body
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Withdrawn
Application number
JP5024465A
Other languages
English (en)
Inventor
Gabriel Chevret
ガブリエル・シェヴレ
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MONTA MOCHINO JIMAALE SA
MONTAZ MAUTINO GIMAR SA
Original Assignee
MONTA MOCHINO JIMAALE SA
MONTAZ MAUTINO GIMAR SA
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Filing date
Publication date
Application filed by MONTA MOCHINO JIMAALE SA, MONTAZ MAUTINO GIMAR SA filed Critical MONTA MOCHINO JIMAALE SA
Publication of JPH05338533A publication Critical patent/JPH05338533A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
    • B61BRAILWAY SYSTEMS; EQUIPMENT THEREFOR NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B61B12/00Component parts, details or accessories not provided for in groups B61B7/00 - B61B11/00
    • B61B12/02Suspension of the load; Guiding means, e.g. wheels; Attaching traction cables
    • B61B12/026Guiding means for deflecting the direction of the cables between the stations

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Guides For Winding Or Rewinding, Or Guides For Filamentary Materials (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)
  • Electric Cable Installation (AREA)
  • Pulleys (AREA)
  • Ropes Or Cables (AREA)
  • Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)
  • Chain Conveyers (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、往復の経路を互いに平行にするこ
とが可能なケーブル式搬送システムを提供することを目
的とする。 【構成】 グリップ(10)の本体(10a)が突出し
ている側に、ケーブル(2)を案内する手段が設けられ
ている。この手段を構成するプーリー(12)には、扇
形部分(15)があり、この扇形部分(15)には、ケ
ーブル(2)を支持するローラー(16)が複数設けら
れている。また、前記プーリー(12)には切り欠き
(19)が設けられている。前記プーリー(12)の回
転を規制しあるいは許容することにより、通常は前記ケ
ーブル(2)が前記ローラー(16)によって案内さ
れ、前記本体(10a)が通過しようとする際には前記
切り欠き(19)内に本体(10a)が受け入れられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通常とは逆方向へ向け
て屈曲する屈曲部を有するケーブル式搬送システムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ケーブル式搬送システムにあっては、通
常、無端の経路を形成するケーブルが間欠的に支持され
て設けられている。このケーブルの支持手段としては、
例えば、プーリー、および/または、実質的に水平な軸
に支持された支持ローラー列、プーリーおよび/または
実質的に水平な軸に支持されてプーリーの溝中へケーブ
ルを保持させるための圧縮ローラー列がある。これらの
支持手段においては、これらのプーリーやローラーが支
柱に支持されている。一方、両端の二つの端末プーリー
は垂直な軸によって支持されている。各端末プーリー
は、ケーブル経路の上端および下端にそれぞれ配置され
ていて、一方が駆動プーリーとして機能している。ま
た、前記ケーブルに着脱可能に取り付けられあるいは固
定されたグリップによって、椅子ないしはゴンドラ状の
ユニットが吊下げられている。
【0003】前記ケーブルを支持するプーリーやローラ
ー列を前記ユニットが通過することができるように、次
のような構成が採用されている。すなわち、前記グリッ
プによって前記ユニットのボディーをケーブルに取り付
けている機構は、ケーブルに対して垂直な構成部分が、
前記プーリーやころ列を支えている支柱と反対側へ水平
方向へずれている。
【0004】さらに、前記ケーブルの水平方向への方向
変換を可能とするため、上りのラインにおいて次のよう
なことが行われている。すなわち、ケーブルにおける上
りの経路では、前記椅子などを吊下げている支持ライン
と反対の側へ、軸線が垂直ないしはほぼ垂直向きとされ
た案内用のプーリーを設けることが行われている。この
場合、前記プーリーの溝に沿うグリップの通過は、ケー
ブルと反対の側にあるグリップの本体、あるいは前記支
持ライン垂直部によって遮られることはない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ケーブ
ルの上りの経路と平行に設けられた下りの経路で上り経
路と同様にしてケーブルを方向変換させることは不可能
である。なぜならば、グリップの本体と支持経路は前述
の場合と逆の側に存在することとなるからである。
【0006】このような理由により、上記構成の搬送シ
ステムにおけるケーブルの経路は、全体が直線的にされ
ているのが一般的であった。
【0007】またケーブルを折れ曲がった経路に沿って
設けることも可能であるが、この場合、支持ラインによ
って遮られることがないように、ケーブルの水平方向へ
の方向変換を往路と復路とで同様の方式によって行わな
ければならない。すなわち、ケーブルの上りおよび下り
の経路を平行にすることができないため、建設コストの
上昇が避けられなくなっている。
【0008】フランス特許公報FR2,506,245
に記載されている技術においては、グリップの本体およ
び支持ラインの側におけるケーブルの方向変換が許容さ
れている。各グリップの本体は、各屈曲部分において、
前記ガイドローラの両側に設けられている固定レールに
そって転がることによってケーブルを案内ローラから外
すように構成された4つのローラから構成されている。
【0009】しかしながら、上記ローラーの作用によっ
てケーブルに衝撃が引き起こされると、ケーブルにさら
に大きな張力が生じるので、前記構成のグリップは低速
運転の場合にしかガイドローラーを乗り越えることがで
きない。したがって、かかる方式の適用は、脈動式の設
備に限られていた。さらに、この方式では、グリップや
全体設備のコストアップをまねくという問題がある。本
発明は上記問題点を解消することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、ケーブルの方向変換箇所におけるグリッ
プ本体および支持ラインの側に、軸線が垂直で、ケーブ
ルの方向変換の角度に等しいかわずかに大きい角度の扇
形部分を有する溝付のプーリーを設けるとともに、前記
プーリーと平行な軸を中心として回転自在に並置された
複数のローラーを前記扇形部分に設け、一方、グリップ
の本体を収容することができるラジアル方向への切り欠
きを、前記扇形部分のローラーよりもプーリーの回転方
向に沿って後方側に設け、前記ローラーによってケーブ
ルが案内される角度で、前記支持ラインが通過する毎に
プーリーの回転を規制する規制手段を設け、前記ローラ
ーのうち、最も入口側に位置するローラーからケーブル
上の支持ラインまでの距離が前記プーリーにおける前記
入口側のローラーから前記切り欠きまでの円弧の長さと
等しくなった場合に、前記回転規制手段による規制を解
除させ、あるいはこれを回転させる解除手段を設けるよ
うにしている。
【0011】本発明の一つの実施態様において、前記プ
ーリーの回転を所定角度で規制する手段は、プーリーに
固着された突起の軌跡と交差する位置に常時存在すると
ともに、前記突起が通過する毎にもとの位置に復帰する
出没自在なストッパーから構成され、前記プーリーの規
制を解除すべく前記ストッパーの出没動作を調整する手
段は、最初のローラーから所定の距離の地点を支持ライ
ンが通過したことを検出する検出器を有している。
【0012】この出没自在なストッパーには、電気的あ
るいは流体的など種々の手段により駆動される方式を採
用することができる。
【0013】しかしながら、検知された支持ラインが前
記プーリーの切り欠き内に衝突することなく入り込むた
めには、前記プーリーの回転が遅れを受けてはならな
い。望ましいさらに他の実施態様に関連して、前記出没
自在なストッパーには、支点を中心として回転自在に支
持された小突起のような駆動部材が設けられている。
【0014】
【作用】前記ケーブルが前記プーリーの扇形部分を通過
することによって引き起こされる摩擦力は、通常、前記
プーリーがストッパーによる規制から解除されると、直
ちにこれを回転させるに十分な大きさを持つ。
【0015】実施態様の一つに適用される駆動部材によ
り、前記プーリーがストッパーによる規制から解除され
ると直ちに、少なくとも一回の推進力が与えられるよう
になっている。 これにより、前記プーリーに非常に小
さな回転力しか与えられない場合であっても、ケーブル
がプーリーの所定の範囲の溝に送り込まれることが確実
化される。
【0016】本発明は、限定されない実施例を添付図の
助けを借りて説明することによって明瞭に理解されるで
あろう。
【0017】
【実施例】図1に示すように、この実施例の構成では、
無端状のケーブル2が、垂直な軸線を中心とする二つの
エンドプーリーの間に張り渡されている。これらのエン
ドプーリーの一つは下部プーリー3であり、もう一つは
上部プーリー4である。この実施例では、下部プーリー
3が駆動プーリーとされていて、図中矢印3aで示す方
向へ回転し、符号2aの部分が下り、また、符号2bの
部分が上りとなっている。
【0018】上部プーリー4の軸を支持するキャリッジ
には、カウンターウエイト5によって常時上方へ力が加
えられていて、ケーブル2の張力が所定の大きさに設定
されている。このケーブル2はプーリー6、あるいは水
平ないしはほぼ水平な軸を中心としてローラーを支持す
る補償手段や他のプーリーによって間欠的に支持されて
いる。前記補償手段は、前記プーリー6あるいはローラ
ーの間で水平またはほぼ水平な軸を中心に支持された圧
縮ローラーの列によって、前記プーリー6あるいは支持
ローラーの溝の内部にケーブルを保持させる機能を有
し、必要に応じて設けられている。前記他のプーリーあ
るいは圧縮ローラーの列は、図1において前記プーリー
6あるいは支持ローラーと何等変わるところがないの
で、同一の符号によって表示されている。
【0019】ユニット7は、具体的には、客室として用
いられるゴンドラ、あるいは椅子を備えた椅子式のリフ
トを示している。これらのユニット7は、ケーブル2に
吊下げられて、プーリー3が設けられれている下の地点
から、プーリー4が設けられている上の地点へ乗客を輸
送する。
【0020】このような構成は、種々の目的に適用する
ことができ、特に、市街地における輸送手段として有効
である。また、従来から知られているような、スキーヤ
ーをスロープの上部に運ぶ用途にも適用することができ
る。
【0021】前記ユニット7は、グリップ10によって
ケーブル2から吊下げられている。また前記グリップ1
0は、前記ユニット7の支持ラインに、ケーブル2と直
交する方向に向く水平な連結軸9を介して回動自在に連
結されている。
【0022】前記ユニット7が前記プーリーまたは支持
ローラー6の下を通過することができるように、前記グ
リップ10の本体10aと、これによって支持されてい
る支持ラインは、これらが連結されているグリップ10
に対して水平方向へ位置をずらして配置されている。そ
してこれらは、前記ケーブル2を中心として、プーリー
やローラー7を支持する支柱(図示略)とは反対側へ、
水平方向にずれた位置に設けられている。
【0023】上記の構成により、プーリーあるいは圧縮
ローラー6の列の下側におけるグリップの通過経路は、
前記プーリーあるいは圧縮ローラー6の列を通過するこ
とができるように位置ずれが設けられたグリップの本体
あるいはこれに吊下げられた支持ラインによって遮られ
ることがない。同様に、支持ラインの存在は、垂直な軸
に支持されたプーリーや下向ローラー7を通過するグリ
ップの通過経路を遮ることがない。このようなプーリー
あるいはローラーとは、例えば、図1のプーリー20で
あって、これは、ケーブル2の下り経路2aにおいて、
グリップ10の本体10aや支持ラインと反対側で、前
記下り経路2aの水平方向への方向変換を許容してい
る。
【0024】本発明は、グリップ10の本体10aが設
けられている側、また当然に支持ラインが設けられてい
る側で、グリップ10が着脱可能であるか否かにかかわ
らず、ケーブル2の方向変換を可能にすることを目的と
している。
【0025】この目的のための構成は、図1において、
全体を符号11によって表したものである。この機構1
1は、図1における上り経路2bの方向変換箇所に設け
られているが、同様の構成とされた下り経路2aにも設
けることができる。前記ケーブル2における、グリップ
10の本体10aが設けられている側、すなわち通常と
は逆への方向変換を許容することにより、本発明は、同
方向あるいは逆方向への一または二以上の方向変換箇所
を有するような非直線状の経路を有する搬送システムの
建設を容易にしている。
【0026】このような目的を達成するため、本発明の
構成は、前述の構成に加えて、ケーブル2の方向変換箇
所におけるグリップ10の本体10aあるいは支持ライ
ンが存在している側に、前記ケーブルの所定部分、例え
ば上り部分2bを支持しあるいは案内する手段を設ける
ようにしている。この手段は、グリップ10の本体10
aをショックなく通過させることができる。
【0027】図に示すように、ケーブル2の上り部分2
aを支持しあるいは案内する手段11は、逆方向への方
向変換が行われる場所に設けられている。この手段11
は、実質的に垂直な軸13に支持されたプーリー12を
有し、その溝14の一部には扇形部分15が設けられて
いる。この扇形部分15の範囲(角度)は、ケーブル2
の上り経路2aにおける方向変換の角度16よりわずか
に大きくされている。前記扇形部分15には、前記プー
リー12の軸13と平行な軸18を中心として回転自在
な複数のローラー17が設けられている。前記ローラー
17は、互いに最小限の軸間距離をおいて配置されてい
る。また前記溝14の一部には、前記グリップ10の本
体10aを受け入れることが可能な大きさを持った切り
欠き19が設けられている。
【0028】この切り欠き19は、図2に示すように、
前記ケーブル2の上り部分2bのプーリー12との接触
箇所において、前記扇形部分15の進行方向後方に設け
られている。さらに、前記グリップ10の本体10a、
あるいはユニット7の支持ラインが通過する経路の近く
であって、扇形部15の前記ローラー17の内、最も入
り口側に配置されている17aから所定距離Lだけ離れ
た位置には、通過検知手段21が設けられている。前記
扇形部15の前記ローラー17の内、最も入り口側に配
置されているローラー17aと通過検知手段21との間
の距離Lは、前記切り欠き19から、前記ローラー17
のうちの最前部のローラー17aに至る円弧22の長さ
と等しくされている。
【0029】通過検出手段21は、前記グリップ10の
本体10aおよびこれに支持されている支持ラインの通
過が検出されると直ちにプーリー12の回転を調整して
いる。そしてかかる調整が行われることにより、前記グ
リップ10の本体10aが固定されているケーブルの一
部分がプーリー12の溝14に接触した時に、このグリ
ップ10の本体10aが切り欠き19内へショックなく
入り込む。
【0030】図2および図3に示すように、プーリー1
2に固着された突起23の軌跡上には、出没可能なスト
ッパー24が設けられている。前記ストッパー24は、
例えば、軸25を中心に回転可能なアーム状をなしてい
る。前記ストッパー24は、前記突起23の軌跡上に配
置されているので、図2に示すような位置において、プ
ーリー12の回転をロックし続ける。この位置では、ケ
ーブル2の上り経路2bは扇形部分15の複数のローラ
ー17のみによって支持され、プーリー12の溝14に
接触することがない。前記複数のローラー17が軸18
を中心に回転することができるので、前述のようにプー
リー12がロック状態となっている場合であっても、ケ
ーブル2の上り経路の一部分2bの進行が妨げられるこ
とはない。
【0031】前記検出手段21の役割は、グリップ10
の本体10aの通過が検知された際に、前記ケーブル2
の上り経路の一部分2bが通過することによる摩擦力の
影響によってプーリー12がケーブル2の前記部分2b
と等しい速度で回転し、かつ円弧22の長さが先頭のロ
ーラー17aからグリップ10の本体10aまでの距離
Lに等しくなるという条件下で、グリップ10の本体1
0aはプーリー12の切り欠き19に係合することがで
きるように前記出没ストッパー24の出没を調整するこ
とである。
【0032】上記動作によって必然的に導かれる結果は
次の通りである。前記ストッパー24の位置は、図2に
示すような位置に達する毎にロック作用が生じるよう
に、プーリー12に固定されている突起23の回転角に
対応して変えられる。なお、前記ストッパー24は、前
記突起が通過した後に自動的に作動可能位置へ復帰する
ことができるように構成されている。例えばストッパー
の小突起24は、突起23が通過した後に自動的に元の
位置に復帰するような構成とされた回路により操作され
るモーターによってその軸が駆動されるようになってい
る。あるいは、一回転することによって、回転の終末部
で元の位置へ再度戻ることができるような構成としても
よい。
【0033】図3はスプリングワッシャのようなばね手
段26を用いた場合を示している。前記ばね手段26
は、グリップ本体10aが通過した後、突起23がスト
ッパー24に接触しようとする際の衝撃を緩和する。
【0034】上記のように規制が解除されると、プーリ
ー12は、ケーブル2の一部分2bの進行に伴う摩擦力
によって図に矢印27で示すように回転する。しかしな
がら、矢印27の方向へのプーリー27の回転は、検出
器21がグリップの本体10aの通過を検知すると、遅
れることなく直ちに開始されなければならない。なぜな
らば、そうでなければ、グリップの本体10aがプーリ
ー12の切り欠き19内へ衝撃なく入り込むことができ
ないからである。場合によっては、ケーブル12の一部
分12aが通過することによって生じる摩擦力による回
転と反対にプーリー12の慣性が作用して悪影響を及ぼ
すこともある。
【0035】この種の障害の可能性を排除するため、本
発明の改良された実施例にあっては、図3に示すよう
に、前記ストッパー24と同一の軸25に駆動用小突起
28が設けられていて、ストッパー24と同時に一体に
回転するようになっている。さらに、前記駆動用小突起
28は、仮に、プーリー12がストッパー24の規制か
ら解除された後、予想に反して(例えばケーブル2から
プーリー12に与えられる摩擦力が小さすぎてプーリー
の軸受けの摩擦抵抗より小さい場合などにおいて)、ケ
ーブル2の一部分2bによって直ちに駆動されない場合
であっても、駆動用小突起28の回転軌跡上に突起23
が存在して、前記ストッパー24よりも遅れた角度で交
差するように設定されている。このようにして、前記プ
ーリー12は、少なくとも一回、矢印27に沿って後方
へ回転するような推進力を受ける。
【0036】前記扇形部分15は前記ケーブル2の一部
分2bの屈曲部の屈曲角度よりわずかに大きい範囲に設
けられている。したがって、プーリー12がきわめて小
さい角度で回転する場合であっても、ケーブル2の一部
分2bが、プーリー12におけるローラー17を備えた
扇形部分15より後方の溝14に係合するには十分であ
る。このような係合がケーブル2の一部分2bとプーリ
ー2の溝14との間で生じると、前記プーリー12は直
ちに矢印27の方向へ回転する。
【0037】前記駆動用小突起28が前記ストッパー2
4に関連して設けられていることにより、グリップ本体
10aが検出器21に検出されるタイミングとプーリー
12の切り欠きが所定の位置へ回転する運動との同期が
確実にされている。
【0038】前記ストッパー24と、これに必要に応じ
て付加される駆動用小突起28とを駆動するための手段
は、電動モーターであるものとして説明した。なお、前
記ストッパー24と駆動用小突起28は、他の手段、例
えば流体式ジャッキのような手段によって図中の矢印2
9の方向へ駆動し得るものである。
【0039】
【発明の効果】以上の説明で明かなように、本発明によ
れば、プーリーの回転を規制しあるいは許容することに
より、ケーブルの案内および支持を複数のローラーによ
って行うか、プーリーによって、グリップの本体を切り
欠き内へ受け入れながら行うことができるから、搬送シ
ステムにおけるケーブルの屈曲部において、案内あるい
は支持をグリップの本体あるいは支持ラインが突出する
側で行うことができ、したがって、屈曲部を有する場合
であっても、ケーブル搬送システムにおける往復の経路
を互いに平行に設けることができる。また前記プーリー
は支持ラインが通過する場合にのみ回転するから、省エ
ネルギー化されるとともに、摩耗する部分が減少する。
さらに、駆動部材を用いてプーリーの突起へ推進力を与
えることにより、グリップの通過に際してのケーブルと
の間の摩擦力によるプーリーの回転を確実にすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体の構成を示す上方から見た平面図
である。
【図2】上記の例の方向変換部分におけるグリップ本体
およびその支持ラインの側におけるケーブルの支持およ
び案内手段の拡大した平面図である。
【図3】図2に示す部分のさらに拡大した詳細を示す図
である。
【符号の説明】
2 ケーブル 3 下部プーリー
4 上部プーリー 7 ユニット 10 グリップ 10
a 本体 11 支持案内手段 12 プーリー
14 溝 15 扇形部分 17 ローラー 1
7a(最先の)ローラー 19 切り欠き 21 検出器 2
2 円弧 23 突起 24 ストッパー 2
6 ばね座金 28 駆動用小突起

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端状のケーブル(2)と、一方が駆動
    プーリーとされた二つのエンドプーリー(3,4)と、
    支持用または圧縮用の複数のプーリーまたはローラー
    (6)と、搬送システムを支持する支柱と反対側へ水平
    方向へ位置をずらして設けられた支持ラインに固定され
    たグリップ(10)を介してケーブルにそれぞれ固定さ
    れた複数のユニット(7)とから構成されたケーブル式
    搬送システムであって、 前記ケーブル(2)の各屈曲部における前記グリップ
    (10)の本体(10a)の側に、ケーブルを支持およ
    び案内する案内手段(11)を設けてなり、該案内手段
    は、実質的に垂直な軸(13)に支持されたプーリー
    (12)であって、その溝(14)は、前記ケーブル
    (2)の屈曲角度と等しいかわずかに大きな角度にわた
    る扇形部分(15)に、前記軸(13)と平行な軸(1
    8)を中心として回転自在にかつ互いに近接して設けら
    れた複数のローラー(17)を有するともに、前記グリ
    ップ(10)の本体(10a)が収容される切り欠き
    (19)が半径方向へ向けてかつ前記ローラー(17)
    を有する扇形部分(15)より前記プーリー(12)の
    回転方向(12)に沿って後方へ位置をずらして設けら
    れてなり、 また、前記プーリー(12)の回転を、前記扇形部分
    (15)のローラー(17)によって前記ケーブル
    (2)が支持および案内される角度で、前記グリップ
    (10)の本体(10a)が通過する毎に常時規制する
    規制手段を有し、 さらに、支持ラインに支持されたユニット(7)と前記
    複数のローラー(17)の最も入り口側の一つ(17
    a)との間の距離(L)が前記一つのローラー(17
    a)から前記切り欠き(19)までの円弧の長さと等し
    くなることによって前記規制手段の規制を解除する解除
    手段を有することを特徴とする逆屈曲部を有するケーブ
    ル式搬送システム。
  2. 【請求項2】前記プーリー(12)の回転を所定の角度
    で規制する規制手段は、ストッパー(24)を有し、こ
    のストッパー(24)は、前記プーリー(12)に固着
    された突起(23)の軌跡と交差する作動位置に常時存
    在するとともに、該突起(23)が通過する毎に前記作
    動位置に自動的に復帰し、また、前記ストッパー(2
    4)の出没動作を調整することにより前記プーリー(1
    2)の規制を解除する解除手段は、前記グリップ(1
    0)の本体(10a)もしくはこれに支持された支持ラ
    インが前記一つのローラー(17a)から所定距離
    (L)だけ離れた位置を通過することを検出する検出器
    (21)を有することを特徴とする請求項1の逆屈曲部
    を有するケーブル式搬送システム。
  3. 【請求項3】前記ストッパー(24)には駆動部材(2
    8)が設けられ、該駆動部材は、前記プーリー(12)
    が前記ストッパー(24)による規制から解除されると
    直ちに、前記プーリー(24)に対して、所定の方向
    (27)へ向かう推進力を与えることを特徴とする請求
    項2の逆屈曲部を有するケーブル式搬送システム。
  4. 【請求項4】前記ストッパー(24)は緩衝手段(2
    6)を有し、この緩衝手段は、前記プーリー(12)の
    規制において、これに設けられた突起(23)からの衝
    撃を吸収することができる複数のばね座金であることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれか一に記載の逆屈曲部
    を有するケーブル式搬送システム。
JP5024465A 1992-02-11 1993-02-12 逆屈曲部を有するケーブル式搬送システム Withdrawn JPH05338533A (ja)

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