JPH05337974A - オイルシールの製造装置及びその製造方法 - Google Patents

オイルシールの製造装置及びその製造方法

Info

Publication number
JPH05337974A
JPH05337974A JP17476392A JP17476392A JPH05337974A JP H05337974 A JPH05337974 A JP H05337974A JP 17476392 A JP17476392 A JP 17476392A JP 17476392 A JP17476392 A JP 17476392A JP H05337974 A JPH05337974 A JP H05337974A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil seal
cutting
bite
cavity
extruded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP17476392A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasue Osanai
内 康 栄 長
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
Priority to JP17476392A priority Critical patent/JPH05337974A/ja
Publication of JPH05337974A publication Critical patent/JPH05337974A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 環に塗られた接着剤が成形時に全周に渡って
流されてしまうのを防ぐ。 【構成】 オイルシール成形時の余分なゴムがキャビテ
ィ7より押出される押出部8に、押出された余分なゴム
をかみ切るかみ切り部9を有する、オイルシールの製造
装置において、かみ切り部9でのかみ切り時にもキャビ
ティ7から押出部8へ連通する部分を持たせるべく、か
み切り部9に逃し溝12を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種機器に用いられるオ
イルシール、特にフランジ付オイルシールの製造装置及
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オイルシールの製造装置としては
例えば図2に示すようなものが知られている。
【0003】即ち、オイルシール成形時の余分な生地が
キャビティ107より押出される押出部108に、押出
された余分な生地をかみ切るかみ切り部109を有して
いる。
【0004】そして、キャビティ107内に、生地とし
てのゴムと、ゴムが取付けられる部分に接着剤が塗られ
た環114とが配置され、配置後に型がキャビティ10
7に向けて加圧を行って成形する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
従来技術にあっては、かみ切り部109でのかみ切り時
前からかみ切り時にかけてかみ切り部109を通過する
余分なゴムが、かみ切り部109の手前の位置113で
の環114に塗られた接着剤を持ち去ってしまう。
【0006】即ち、同従来例の場合、環114のフラン
ジ部115に塗られた接着剤が全周に渡って流されてし
まう。
【0007】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、その目的とするところは、かみ切り部の手前
の位置での環に塗られた接着剤が成形時に全周に渡って
流されてしまうことのないオイルシールの製造装置を提
供することにある。
【0008】また、他の目的はかみ切り部の手前の位置
での環に塗られた接着剤が成形時に全周に渡って流され
てしまうことのないオイルシールの製造方法を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、オイルシール成形時の余分な生地
がキャビティより押出される押出部に、押出された余分
な生地をかみ切るかみ切り部を有する、オイルシールの
製造装置において、前記かみ切り部でのかみ切り時にも
前記キャビティから前記押出部へ連通する部分を持たせ
るべく、前記かみ切り部に逃し溝を設けたことを特徴と
する。
【0010】また、オイルシールを成形する際に、余分
な生地をキャビティより押出部へと押出すと共に、押出
された余分な生地をかみ切り部にてかみ切るオイルシー
ルの製造方法において、前記かみ切り部でのかみ切り時
にも前記キャビティから前記押出部へ連通する部分を持
たせるべく、前記かみ切り部に逃し溝を設けておき、前
記かみ切り部でのかみ切り時前からかみ切り時にかけて
該かみ切り部を通過する余分な生地を前記逃し溝より通
過させることを特徴とする。
【0011】
【作用】上記構成の本発明にあっては、かみ切り部での
かみ切り時前からかみ切り時にかけてかみ切り部を通過
する余分な生地が逃し溝より通過させられる。
【0012】従って、かみ切り部の手前の位置での環に
塗られた接着剤が流されるとすれば、逃し溝に対向する
部分だけであり、環に塗られた接着剤が成形時に全周に
渡って流されてしまうのが防がれる。
【0013】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例のオイルシールの製造装
置に係り、1はオイルシールの成形型の全体を表す。
【0014】成形型1は、複数の型2,3,4,5,6
を有して成り、それら型2〜6によってオイルシールの
形を成す空間のキャビティ7を形成している。
【0015】そして、型2と型3との間は、オイルシー
ル成形時の余分な生地としての余分なゴムが径内側Oか
ら径外方向Rへ向けて押出される押出部8を構成してい
る。
【0016】押出部8には、加圧成形によって型2と型
3とが当接することで押出された余分なゴムをかみ切る
かみ切り部9が形成されている。
【0017】即ち、型2の環状段部10と型3の環状段
部11とによってかみ切り部9が構成されている。
【0018】かみ切り部9を構成する型3の環状段部1
1には、所定間隔(例えば周を8等分に分けたそれぞれ
の位置)に図1(b)に示すような逃し溝12を設けて
いる。
【0019】この逃し溝12はかみ切り部9でのかみ切
り時(環状段部10と環状段部11との当接時)にも後
述するキャビティ7のフランジ部13から押出部8へ連
通する部分を持たせるべく形成されたものである。
【0020】ところで、かみ切り部9の手前、つまりか
み切り部9よりも径内方向Oのかみ切り部9に隣り合う
部分のキャビティ7が環状を成してフランジ部13を形
成している。従って本実施例にあっては、フランジ付オ
イルシールを例にとっている。
【0021】キャビティ7内に環14が入れられると、
環14のフランジ15がキャビティ7のフランジ部13
に位置し、型2の位置決め部16によって環14のフラ
ンジ15が位置決めされる。
【0022】なお、位置決め部16は周の数箇所だけで
環14のフランジ15に当接し、他の部分は隙間が空け
られて、ゴムが径外方Rへ流れ得るようになっている。
【0023】それから環14の表面で、ゴムが取付けら
れる部分には接着剤が塗られている。
【0024】上記構成の本実施例の作用及び製造方法に
ついて以下に説明する。
【0025】かみ切り部9でのかみ切り時前からかみ切
り時にかけてかみ切り部9を通過する余分なゴムが逃し
溝12より通過させられる。
【0026】言い換えれば、キャビティ7のフランジ部
13の全周に渡り径外方向Rへ向けて余分なゴムが流れ
ようとするのを、逃し溝12を設けることでゴムの流れ
を逃し溝12のところだけに限定させるのである。
【0027】これにより、逃し溝12に対向する部分の
環15とゴムとの接着はあまり期待できないが、それは
逃し溝12に対向するわずかな部分であり、それ以外の
部分の接着力は逃し溝を設けていない従来の製造装置に
比べて高まり、環14のフランジ15全体としての接着
力は必要量確保される。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にあって
は、かみ切り部でのかみ切り時前からかみ切り時にかけ
てかみ切り部を通過する余分な生地が逃し溝より通過さ
せられるため、かみ切り部の手前の位置での環に塗られ
た接着剤が流れるとすれば、逃し溝に対向する部分だけ
であり、環に塗られた接着剤が成形時に全周に渡って流
されてしまうのが防がれる。
【0029】これによって、接着剤が全周に渡って流さ
れてしまう従来の装置に比べて接着力が高まり、必要量
の接着力を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のオイルシールの製造装置に
係り、(a)は同装置の成形型の概略構成図、(b)は
(a)の要部拡大斜視図、(c)は(a)の要部拡大断
面図である。
【図2】従来のオイルシールの製造装置に係り、(a)
は同装置の成形型の概略構成図、(b)は(a)の要部
拡大斜視図、(c)は(a)の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
7 キャビティ 8 押出部 9 かみ切り部 12 逃し溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイルシール成形時の余分な生地がキャ
    ビティより押出される押出部に、押出された余分な生地
    をかみ切るかみ切り部を有する、オイルシールの製造装
    置において、 前記かみ切り部でのかみ切り時にも前記キャビティから
    前記押出部へ連通する部分を持たせるべく、前記かみ切
    り部に逃し溝を設けたことを特徴とするオイルシールの
    製造装置。
  2. 【請求項2】 オイルシールを成形する際に、余分な生
    地をキャビティより押出部へと押出すと共に、押出され
    た余分な生地をかみ切り部にてかみ切るオイルシールの
    製造方法において、 前記かみ切り部でのかみ切り時にも前記キャビティから
    前記押出部へ連通する部分を持たせるべく、前記かみ切
    り部に逃し溝を設けておき、前記かみ切り部でのかみ切
    り時前からかみ切り時にかけて該かみ切り部を通過する
    余分な生地を前記逃し溝より通過させることを特徴とす
    るオイルシールの製造方法。
JP17476392A 1992-06-09 1992-06-09 オイルシールの製造装置及びその製造方法 Withdrawn JPH05337974A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17476392A JPH05337974A (ja) 1992-06-09 1992-06-09 オイルシールの製造装置及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17476392A JPH05337974A (ja) 1992-06-09 1992-06-09 オイルシールの製造装置及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05337974A true JPH05337974A (ja) 1993-12-21

Family

ID=15984248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17476392A Withdrawn JPH05337974A (ja) 1992-06-09 1992-06-09 オイルシールの製造装置及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05337974A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010143190A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Inoac Corp 成形型、この成形型を用いたゴム成形品の製造方法およびエアインテークダクト用シール材
JP2020519536A (ja) * 2017-05-26 2020-07-02 サクミ コオペラティヴァ メッカニチ イモラ ソシエタ コオペラティヴァ 飲料を調製するためのカプセルにシール部材を貼り付けるための方法および装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010143190A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Inoac Corp 成形型、この成形型を用いたゴム成形品の製造方法およびエアインテークダクト用シール材
JP2020519536A (ja) * 2017-05-26 2020-07-02 サクミ コオペラティヴァ メッカニチ イモラ ソシエタ コオペラティヴァ 飲料を調製するためのカプセルにシール部材を貼り付けるための方法および装置
US11401060B2 (en) 2017-05-26 2022-08-02 Sacmi Cooperativa Meccanici Imola Societa Cooperativa Method and apparatus for applying a sealing member to a capsule for preparing a beverage
US11834219B2 (en) 2017-05-26 2023-12-05 Sacmi Cooperativa Meccanici Imola Societa Cooperativa Method and apparatus for applying a sealing member to a capsule for preparing a beverage

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63264308A (ja) タイヤ加硫成形用金型
JPH11300746A (ja) タイヤ成形用金型及びその製造方法
JPH0431483B2 (ja)
JPH05337974A (ja) オイルシールの製造装置及びその製造方法
JPH08258070A (ja) 複合碍子製造用圧縮成形金型
US4655699A (en) Reduced flash molding apparatus
JPH0581413B2 (ja)
JP2002052537A (ja) 空気入りタイヤの加硫用金型
JPH02253063A (ja) シール部材
JPS6367114A (ja) タイヤ加硫用金型装置
JPS6341126Y2 (ja)
JPH0475123B2 (ja)
JPH0568331B2 (ja)
JPH06328543A (ja) ビードフィラー成形用押出機の口金
JP3361870B2 (ja) 成形型
JPS6049066B2 (ja) 中子成形用型の排気構造
JP2649067B2 (ja) 密封装置の製造方法
JPH05177742A (ja) 更生タイヤ用割りモールドおよび更生タイヤの製造方法
JPH026135U (ja)
JPS63159040A (ja) タイヤ用ゴム材料及びその製造方法
JP7092976B2 (ja) 二色成形品の製造方法
JP4100565B2 (ja) 鍛造ケースの成形方法
JPS6225016A (ja) 分割モ−ルド式のタイヤ成形用金型の製造方法
JP3938332B2 (ja) 円環状ゴム部材の成形装置におけるダイス装置
JP2004255617A (ja) ディスク成形用金型およびディスク製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990831