JPH053377U - 排水管の勾配設定具 - Google Patents

排水管の勾配設定具

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JPH053377U
JPH053377U JP4939391U JP4939391U JPH053377U JP H053377 U JPH053377 U JP H053377U JP 4939391 U JP4939391 U JP 4939391U JP 4939391 U JP4939391 U JP 4939391U JP H053377 U JPH053377 U JP H053377U
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JP
Japan
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band
nuts
setting tool
bolts
drainage pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP4939391U
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English (en)
Inventor
正夫 木川
邦晴 及川
Original Assignee
木川商事株式会社
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Publication date
Application filed by 木川商事株式会社 filed Critical 木川商事株式会社
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Publication of JPH053377U publication Critical patent/JPH053377U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は、一種の勾配設定具にて各種外径
の排水管に適合させ、該排水管の取付作業性を向上させ
る。 【構成】 定置板の両側にボルトを立設し、該ボルトの
上部に夫々2個のナットを螺着すると共に、該ナット間
に、排水管を上下より挟着するバンドの両端部を挿入し
て緊締できるように構成された排水管の勾配設定具に於
て、前記バンドのうち、下バンドは中間部が鈍角状に凹
設されてその両端平面部が前記ナット間に挿入され、更
に、該バンドのうち、上バンドは可撓性金属帯等より成
り、その一端部を下バンドの一端部に係着してその中間
部を上方に湾曲するように延設され、且つ、その他端部
を下バンドの他端部上面に重ねて前記ナット間に挟挿す
ると共に該上バンドの他端部を外方へ引出し、長さ調整
を行って前記ナットにて緊締できるように構成されたこ
とを特徴とする排水管の勾配設定具。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ビル等に於ける排水管の敷設工事に於て、排水管に勾配を付与す るための排水管の勾配設定具の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、此種排水管の勾配設定具は例えば、一枚の帯状の金属板の略両端部近傍 にナットを熔着し、これにボルトを夫々螺着し、該ボルトに螺子を夫々螺着する と同時に排水管のバンドの両端部を該螺子によって定着しているものが知られて いる。勿論、該排水管のバンドは上下に分割され、双方を合せたとき丁度排水管 を巻着できるようになっている。従って、前記螺子も該バンドの両端部を夫々上 下各一個づつ使用して挟着し、該ナットを上下に移動して勾配を調整し、そして 、該バンドをボルトに取付けられるように構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の排水管の勾配設定具は上述せる如く構成されているため、ナットに螺着 せられるボルト間の間隔は固定されている。そこで、バンドの径も常に一定とな り、従って此種の勾配設定具では常に一定の径を有する排水管のみしか使用でき ないのである。即ち、外径が大となる排水管を巻着するためには、前記バンドの 内径も当然大径のものを使用しなければならなくなる。然るときは、ボルト間の 間隔も長くなり、反対に小径の排水管を巻着する場合は、バンドの内径も小径の ものを使用することになる。従って、この場合は前記ボルト間の間隔も小となる のである。然るに、此種のものはボルト間の間隔は固定しているため、各種の外 径を有する排水管に適応するためには夫々ボルト間の長短を異にした各種の勾配 設定具を用意しなければならない。又、径は一致しても、当該設定具の固定位置 と排水管の敷設方向が一致しなければならないのであり、依って、前記ナットの 固定と相俟って当該排水管の巻着操作が極めて困難となる。
【0004】 そこで、上記欠陥を克服し、一種の勾配設定具で各種外径の排水管に適合させ るために解決せらるべき技術的課題が生じるのであり、本考案は該課題を解決す ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記目的を達成するために提案せられたものであり、定置板の両 側にボルトを立設し、該ボルトの上部に夫々2個のナットを螺着すると共に、該 ナット間に、排水管を上下より挟着するバンドの両端部を挿入して緊締できるよ うに構成された排水管の勾配設定具に於て、前記バンドのうち、下バンドは中間 部が鈍角状に凹設されてその両端平面部が前記ナット間に挿入され、更に、該バ ンドのうち、上バンドは可撓性金属帯等より成り、その一端部を下バンドの一端 部に係着してその中間部を上方に湾曲するように延設され、且つ、その他端部を 下バンドの他端部上面に重ねて前記ナット間に挟挿すると共に該上バンドの他端 部を外方へ引出し、長さ調整を行って前記ナットにて緊締できるように構成され たことを特徴とする排水管の勾配設定具を提供せんとするものである。
【0006】
【作用】
この考案は、排水管を挟着する上下のバンドのうち、下バンドは中間部が鈍角 状に凹設されているので、この鈍角の両辺の任意の線上にて排水管の下面を支承 する。従って、径の異る多種の排水管の下面を支承することができる。 又、上バンドはその一端部を下バンドの一端部に係着してあり、そして、その 他端部をナット間に挟挿すると共に、更にその端部を外方へ自在に引出して長さ 調整を行い乍ら排水管の上面のアール面に合致せしめて該端部をナットにて緊締 できるので、径の異る各種の排水管に適応して該排水管を容易確実に取付けるこ とができる。
【0007】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を添付図面に従って詳述する。尚、説明の都合上、 従来技術も同時に説明する。図4に於て1は板状の定置板であり、この定置板1 の上面長手方向には逆凵字状に形成したナット2の嵌挿溝3を設けてある。この 実施例図では該嵌挿溝3は中心部を切欠3a,3aして、左右双方に形成されて いる。このように切欠3a,3aしたことは、後述のバンドの高さを最も低い位 置にしたとき、下バンドの下部がこの切欠3a,3a内に入り、より低い位置を 確保できるから便利となる。勿論、この嵌挿溝3,3は夫々左右両側面より前記 ナット2が夫々嵌挿せられ、左右には自在に摺動できるが、上面の長手方向に開 穿せられた開放部3b,3bより上方に抜出すことはない。更に、嵌挿溝3の巾 及び高さはナット2が丁度嵌挿せられる程度であり、依って、該ナット2は当該 嵌挿溝3に左右側面の開放部より挿入でき、且つ、左右摺動自在ではあるが、上 下には移動せず、又、回動することもない。
【0008】 而して、この定置板1の両端部には、床面に定置するための釘等の挿入孔1a ,1aを有し、ここより釘等で床面に定置せられる。而して、該定置板1の左右 側面より夫々ナット2,2を嵌挿溝3,3に挿入し、そして、該嵌挿溝3,3の 上面の開放部3b,3bよりボルト4,4を挿入して、前記ナット2,2に螺着 して立設する。又、このボルト4,4には予め排水管(図示せず)を上下より挟 着するためのバンド5が取付けられる。而して、このバンド5のうち下バンド5 aの両端部の平面部5b,5bにはボルト4,4を挿入するための開穿孔が設け られており、ここに前記ボルト4,4を挿入する。又、該ボルト4,4は定置板 1に直接固設されてもよい。
【0009】 又、該下バンド5aは中間部は鈍角の凹部を有し、この鈍角の両辺の任意の線 上に排水管の下面が支承されるように構成されている。従って、該下バンド5a は径の異る多種の排水管も自在に支承することができる。 更に、前記バンドのうち、上バンド5cは可撓性の金属板にて形成されるが合 成樹脂製であってもよい。そして、その一端部を前記下バンド5aの端部の平面 部5bに設けた係合孔6に挿入して係着し、その他端部5dを前記下バンド5a の他端部の平面部5bの上面に当接すると共に、更にその他端部5dを下バンド 5aの前記平面部5bより外方へ延設して該上バンド5cの湾曲面を自在に調整 できるように形成されている。そして、その上面に当板7を当接し、該当板7の 側面を下方へ垂設して下バンド5aの前記端部5dが脱落しないようにし、更に 、該当板7にボルト4の挿入孔を設けて該ボルト4を挿入し、且つ、後述の取付 ナット8,8にて緊締することができるように構成されている。
【0010】 而して、下バンド5aの一端部の平面部5bはボルト4に螺合した取付ナット 8,8にて挟着されて緊締され、他端部の平面部5bには前記上バンド5cの他 端部5dが当接されると共に、この上バンド5cの上面から当板7が当接され、 そして、下バンド5aのボルト挿入孔及び該当板7のボルト挿入孔に夫々ボルト 4を挿通して上下の取付ナット8,8にて緊締するのである。
【0011】 このとき、左右の取付ナット8,8及び8,8の螺着位置を調整して排水管の 床面からの高さが調整され、そして、該取付ナット8,8及び8,8の緊締にて 排水管に勾配をつけることができるように構成されている。 而して、該排水管は大小の径に拘わらず常に下バンド5aの鈍角の両辺の任意 の線上に支承されると共に、上バンド5cはその端部5dの引出し量を調整する ことにより、湾曲面が任意に調整できるので、上下のバンド5a,5cは相俟っ て径の異る多種の排水管を上下より確実に支持して該排水管を取付けることが可 能である。
【0012】 尚、この考案は、この考案の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことがで き、そして、この考案が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0013】
【考案の効果】
この考案は上記一実施例に於て詳述せる如く、排水管の取付けに際し、あらゆ る外径を有する排水管の取付けが可能となり、且つ、その取付け作業も容易確実 であって、而も、排水管の取付け方向の芯合せも極めて容易であるため作業性も 向上し、コストダウンにも寄与する等、正に諸種の実用的価値ある考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の正面図。
【図2】同側面図。
【図3】図1のA−A線断面図。
【図4】定置板の平面図。
【符号の説明】
1 定置板 2 ナット 4 ボルト 5 バンド 5a 下バンド 5c 上バンド 8 取付ナット

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 定置板の両側にボルトを立設し、該ボル
    トの上部に夫々2個のナットを螺着すると共に、該ナッ
    ト間に、排水管を上下より挟着するバンドの両端部を挿
    入して緊締できるように構成された排水管の勾配設定具
    に於て、前記バンドのうち、下バンドは中間部が鈍角状
    に凹設されてその両端平面部が前記ナット間に挿入さ
    れ、更に、該バンドのうち、上バンドは可撓性金属帯等
    より成り、その一端部を下バンドの一端部に係着してそ
    の中間部を上方に湾曲するように延設され、且つ、その
    他端部を下バンドの他端部上面に重ねて前記ナット間に
    挟挿すると共に該上バンドの他端部を外方へ引出し、長
    さ調整を行って前記ナットにて緊締できるように構成さ
    れたことを特徴とする排水管の勾配設定具。
JP4939391U 1991-06-27 1991-06-27 排水管の勾配設定具 Pending JPH053377U (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002130539A (ja) * 2000-10-18 2002-05-09 Cr Unit:Kk パイプ支持用架台
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