JPH0533619Y2 - - Google Patents

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JPH0533619Y2
JPH0533619Y2 JP1987126407U JP12640787U JPH0533619Y2 JP H0533619 Y2 JPH0533619 Y2 JP H0533619Y2 JP 1987126407 U JP1987126407 U JP 1987126407U JP 12640787 U JP12640787 U JP 12640787U JP H0533619 Y2 JPH0533619 Y2 JP H0533619Y2
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scaffolding frame
rotating arm
claw
wall surface
frame
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JP1987126407U
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は建築体の施工に用いる移動式足場枠の
係止装置の改良に関する。
《従来の技術》 コンクリート建物などの壁面を下方から上方へ
と順次構築していく場合、コンクリート型枠の組
立てに必要な足場枠を構築壁面に対応させて順次
上昇させていく工法が近年採用されつつある。こ
の工法に用いられる移動式足場枠1は、例えば第
4図および第5図に示す如く堅枠1aと横枠1b
とを互いに組合わせてなり、横枠1bの端部に爪
板2を突設している。一方、建築体3の壁面4に
は2本のアンカーボルト5およびナツト6によつ
てブラケツト7が固設されている。このブラケツ
ト7は互いに対向する一対の板部7a,7bで構
成され、各板部7a,7bにはピン孔8が形成さ
れている。
上述した移動式足場枠1を壁面4に係止する場
合は、まずジヤツキなどによつて足場枠1を第4
図で矢印a方向に引上げ、そして爪板2をブラケ
ツト7の板部7a,7b相互間に下方から挿入
し、その後板部7a,7bのピン孔8にピン9を
差込んで爪板2をピン9で支持するのである。
《考案が解決しようとする問題点》 移動式足場枠は従来上述の方法で壁面に係止さ
れていたが、このような係止方法ではピン9の差
込みを手作業で行なうため、足場枠1を引上げる
際に足場枠1のそばにいちいち作業員が立会つて
いなければならず、省力化の観点より問題があつ
た。
本考案は上述した問題点を有効に解決すべく創
案するに至つたものであつて、その目的は足場枠
を引上げるだけで自動的に足場枠を壁面に係止す
ることができる移動式足場枠の係止装置を提供す
ることにある。
《問題点を解決するための手段》 上述した問題点を解決するため本考案は、建築
体の壁面に沿つて上下方向に移動可能な、移動式
足場枠を上記壁面に係止する係止装置において、
上記壁面に係合部を固設するとともに、上記足場
枠の側端部に、上下方向に回動可能でその先端部
に上記係合部に対し上方から係合可能な爪部を有
する回動アームと、上記爪部の係合状態において
上記回動アームの上方への回動を阻止するストツ
パとを配設し、上記回動アームは、上記爪部との
非係合状態において下方に回動するよう重量バラ
ンスを設定し、かつ、上記爪部は非係合状態にお
いて上下に位置する係合部を結ぶ線を越えて上記
壁面側まで延びていることを特徴とする。
《作用》 上述の如く構成した移動式足場枠の係止装置に
あつては、足場枠を引上げると回動アームがスト
ツパから離れて下方に回動し、回動アームの爪部
先端背面が壁面の係合部に当たる。この状態で足
場枠を引上げると回動アームが下方に回動して係
合部から逃げるので、回動アームが係合部の上方
に位置するまで足場枠を引上げることができ、そ
の後足場枠の引上げを止め少し降下させると、回
動アームの先端部の爪部が壁面の係合部に上方か
ら係合するとともに、この状態で回動アームの上
方への回動がストツパによつて阻止されるので、
足場枠の重量が回動アームを介して壁面の係合部
に支持される。
《実施例》 以下に本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。第1図に示す如く、本考案に係る移動式足
場枠1の係止装置12は、足場枠1の側端に配設
した板状の回動アーム13と、この回動アーム1
3の上方への回動を阻止するため足場枠1の側端
下部に固定されたストツパ14と、建築体3の壁
面4にブラケツト15によつて固定的に支持され
た係合部としてのピン16で構成されている。詳
しくは足場枠1の横枠1b端部に一対のブラケツ
ト板17が取付けられ、この一対のブラケツト板
17の上端部間に貫通固定された支点ピン18に
回動アーム13が上下方向に回動自在に支持され
ている。この回動アーム13はほぼL字状ないし
直角三角形状をなしており、その一端部には壁面
4側に突出した爪部13aが形成されている。ま
た、回動アーム13の他端部には下方に突出した
被ストツパ部13bが形成され、この被ストツパ
部13bの壁面4側の辺がブラケツト板17に貫
通固定されたストツパ14に当たるとそれ以上回
動アーム13が上方(図中で時計回り方向)に回
動できないようになつている。
足場枠1の係止装置12は上述の如く構成され
てなり、足場枠1をジヤツキなどで引上げると壁
面4のピン16に対して回動アーム13の爪部1
3aが自動的に係合して足場枠1が壁面4に係止
される。詳しくは第2図に示す如く足場枠1を矢
印b方向に引上げると、まず回動アーム13の爪
部13aの背部(上側の辺)がピン16に当た
り、回動アーム13が同図で反時計方向に回動す
る。そしてさらに足場枠1を引上げると、第3図
に示す如く回動アーム13の爪部13aがピン1
6を乗越え、回動アーム13は非係合状態(いわ
ゆる自由状態)になる。
次に足場枠1を第3図で矢印c方向にやや降下
させると、爪部13aがピン16に当接して第1
図に示す如く回動アーム13が時計方向にやや回
動しつつその爪部13aがピン16に対し上方か
ら係合し、同時に回動アーム13の被ストツパ部
13bがストツパ14に当接して回動アーム13
の時計方向(上方向)への回動が阻止される。こ
うして足場枠1は壁面4に係止され、その重量は
回動アーム13を介して壁面4のピン16に支持
されることになる。
以上、本考案の一実施例につき説明したが、本
考案は上記実施例に限定されることなく種々の変
形が可能である。例えば上記実施例では壁面4に
係合部としてのピン16を配設したが、このピン
16に代えて適当な形の突起部を配設してもよ
く、また回動アーム13は図示した形状に限らず
各種形状を採用可能であり、さらに上記実施例で
は回動アーム13の爪部13aを壁面4側に突出
させるために回動アーム13の重量バランスによ
り自然に第3図に示すような状態を作り出した
が、回動アーム13をばねなどにより付勢して爪
部13aを壁面4側に突出させるようにしてもよ
い。
《考案の効果》 本考案は上述の如く、足場枠の側端部に配設し
た回動アームは上下方向に回動するので、足場枠
を引上げる際は回動アームの爪部が壁面の係合部
と干渉せず、また爪部が係合部を乗越えた後に足
場枠を降ろせば爪部が係合部に対して上方から係
合し、同時に回動アームの上方への回動がストツ
パによつて阻止されるので足場枠を自動的に壁面
に係止することができ、従つて足場枠のそばにい
ちいち作業員が立会う必要がなく、足場係止作業
の大幅な省力化と迅速化を達成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示したも
のであつて、第1図aは係止装置の側面図、第1
図bは同装置の平面図、第2図および第3図は足
場枠移動中の同装置の側面図、また第4図は従来
の係止装置の側面図、第5図は第4図の−線
矢視断面図である。 1……移動式足場枠、3……建築体、4……壁
面、12……係止装置、13……回動アーム、1
3a……爪部、13b……被ストツパ部、14…
…ストツパ、15……ブラケツト、16……ピン
(係合部)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 建築体の壁面に沿つて上下方向に移動可能な、
    移動式足場枠を上記壁面に係止する係止装置にお
    いて、上記壁面に係合部を固設するとともに、上
    記足場枠の側端部に、上下方向に回動可能でその
    先端部に上記係合部に対し上方から係合可能な爪
    部を有する回動アームと、上記爪部の係合状態に
    おいて上記回動アームの上方への回動を阻止する
    ストツパとをそれぞれ配設し、上記回動アーム
    は、上記爪部との非係合状態において下方に回動
    するよう重量バランスを設定し、かつ、上記爪部
    は非係合状態において上下に位置する係合部を結
    ぶ線を越えて上記壁面側まで延びていることを特
    徴とする移動式足場枠の係止装置。
JP1987126407U 1987-08-21 1987-08-21 Expired - Lifetime JPH0533619Y2 (ja)

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JPS6431837U JPS6431837U (ja) 1989-02-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2776031B2 (ja) * 1991-01-10 1998-07-16 株式会社大林組 コンクリート壁体の構築方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6042851B2 (ja) * 1980-10-15 1985-09-25 松下電器産業株式会社 暖冷房機

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JPS6042851U (ja) * 1983-09-02 1985-03-26 トヨタ車体株式会社 昇降装置に設けた落下防止装置

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JPS6431837U (ja) 1989-02-28

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