JPH0533520A - 立体駐車装置 - Google Patents

立体駐車装置

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JPH0533520A
JPH0533520A JP27903291A JP27903291A JPH0533520A JP H0533520 A JPH0533520 A JP H0533520A JP 27903291 A JP27903291 A JP 27903291A JP 27903291 A JP27903291 A JP 27903291A JP H0533520 A JPH0533520 A JP H0533520A
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shelves
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高層タワー式の駐車建屋内に格納する自動車
の入出庫に要する時間を大幅に短縮し、移し替えに要す
る動力源を小型にし、機構を簡素化する。 【構成】 タワー状の駐車建屋1内に、複数の駐車棚2
を昇降路3に向けて多段状に配列形成する。昇降路3内
で昇降する昇降棚5と所定位置の駐車棚2との間で自動
車Cを移し替える移送機構20を昇降棚5と駐車棚2と
に亙って形成する。この移送機構20は、自動車Cの前
後の車輪位置に相当する区画部位に相互に当接、離反自
在な複数の横行コンベヤ片23を前後に夫々配列し、こ
れらの横行コンベヤ片23を同期一体的に、前後で順次
入れ替わり状に上下、進退させて、自動車Cを横方向に
搬送し、昇降棚5、駐車棚2相互間で移し替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、僅少な敷地面積で、多
数の自動車を多段的に格納でき、しかも、その入出庫が
迅速に行なわれるようにした立体駐車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から各種の駐車場設備が提供されて
おり、特に、人口密集地域においては、土地の有効利
用、使用の頻繁性等の観点から、これを立体化し、僅少
な面積で可能な限り多数の自動車を収納できるようにす
ることが要求されている。
【0003】例えば駐車スペースを多段階層式に構成
し、各階層間をランプによって連続させておき、各自動
車の自走によって駐車スペース夫々に格納する自走式に
よるものがある。また、機械式のものとして、メリーゴ
ーランドのように吊り下げた搬器(自動車を載せる駐車
パレット)を循環させる垂直循環方式によるもの、駐車
室(固定駐車スペース)へ搬器が昇降と同時に横行し、
各駐車室に自動車を格納するエレベータースライド方式
によるもの、搬器をパズル(スクエアパズル)の1コマ
と見立てて昇降、横行させる多段方式によるもの、搬器
を昇降させ、空いたスペースにもう1台駐車させる2段
方式によるものその他が提供されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、従来提案さ
れている自走式のものは、その自走スペースのためのラ
ンプを常時開放しておく必要があるばかりでなく、敷地
面積が広大なものとなるから、その敷地面積の確保が困
難なことが多い。
【0005】また、機械式のものは、比較的狭い敷地を
有効に利用できる反面、その管理、保守を必要とするば
かりでなく、必然的に動力源が組み込まれるから、それ
の騒音があり、人口密集地域での設置には問題がある。
【0006】更には、例えば垂直循環方式のものは、格
納した全自動車の重量に十分に耐え得る大容量の動力源
を必要とする。エレベータースライド方式のものは、搬
器を入出庫位置から駐車室位置まで移動させ、その駐車
室位置に停止させておくから、入庫に際しては空いた搬
器を入庫位置まで予め移動させ、待機させる必要があ
り、時間的に無駄がある。また、多段方式のものは、入
出庫位置に必要とする搬器を移動、待機させるために
は、これに対応させて他の搬器を昇降、横行させる必要
があり、しかも、そのときの昇降、横行は、パズル的に
行なうから、その制御が面倒であり、動力的にも無駄が
多い。2段方式のものは、極めて簡易に立体化して設置
できる反面、上位置に格納した自動車の入出庫に際し、
下位置の自動車をその都度搬出させる必要があって、取
扱いが不便である。
【0007】そしてまた、エレベーター機構によって昇
降するパレットに進退するフオークを組み込み、パレッ
ト上の自動車をフォークによって駐車棚夫々に送り込む
ようにしたものもある。ところが、これによると、パレ
ットと駐車棚との相互間で自動車を移し替えるフォーク
の進退手段が極めて複雑であるばかりでなく、フォーク
を駐車棚から後退復帰させた後でなければ、エレベータ
ーを昇降できないから、フォークの進退、往復のための
待機時間を必要とし、迅速な入出庫が困難である。
【0008】そこで、本発明は、叙上のような従来存し
た諸事情に鑑み創出されたもので、駐車棚を多段に配置
して構成した高層タワー式の駐車建屋内で昇降棚を昇降
させ、入庫格納するときは各駐車棚への、出庫搬出する
ときは昇降棚への一方向への移動方式として、入出庫に
要する時間を大幅に短縮でき、また、その移し替えに要
する動力源は小型で済み、その機構も簡単で確実に作動
し、しかも、僅少な敷地面積であっても極めて多くの自
動車を格納できる立体駐車装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明にあっては、上下方向に沿って区画形成し
た昇降路3に入口が向けられて、所定高さ間隔で複数の
駐車棚2を多段状に配列形成した駐車建屋1と、入庫さ
れた自動車Cを搭載する昇降棚5を昇降路3中で昇降さ
せる昇降機構10と、昇降棚5上に搭載された自動車C
を所定位置の駐車棚2へ移し替え格納し、また、格納し
てある自動車Cを駐車棚2から昇降棚5に移し替え搭載
する移送機構20と、所定の格納位置の駐車棚2に昇降
棚5を位置決め停止させる制御手段30とを備えて成
り、移送機構20は、自動車Cの前後の車輪位置に相当
する昇降棚5及び駐車棚2夫々の区画部位に、駐車棚2
の入口において相互に当接、離反自在になっている複数
の横行コンベヤ片23を前後に配列し、昇降棚5、駐車
棚2夫々の複数の横行コンベヤ片23を同期させ、一体
的に、前後で順次交互に上下動、進退動させて、横行コ
ンベヤ片23夫々の上縁によって支持している車輪を介
して自動車Cを横方向に搬送し、昇降棚5、駐車棚2相
互間で移し替えるようにしてあることを特徴とする。
【0010】昇降棚5は、平面でほぼ矩形状の搭載ベー
ス6上方に、この搭載ベース6とは自動車Cの高さ間隔
を隔てて、側面ほぼ逆L字状に構枠した懸吊フレーム7
を一体状に連結し、この懸吊フレーム7上面に懸吊部材
8を連繋し、懸吊支持できるようにして構成することが
できる。
【0011】また、移送機構20は、昇降棚5上に搭載
される自動車C、駐車棚2上に格納される自動車C夫々
に共通する前後の車輪位置に対応して、搭載ベース6、
駐車棚2夫々の前後方向に沿って搭載ベース6、駐車棚
2夫々に各別に支承された複数のコンベヤ軸21と、こ
のコンベヤ軸21の前後に沿って適宜間隔毎に、偏心方
向を順次異ならしめてコンベヤ軸21に固着した偏心盤
22を介して搭載ベース6、駐車棚2夫々にそれらの横
方向に沿ってコンベヤ軸21に配列支持され、上縁がほ
ぼ水平状に設定された複数の横行コンベヤ片23と、昇
降棚5、駐車棚2が相互に隣接状に当接位置合わせされ
たとき、昇降棚5側、駐車棚2側夫々の横行コンベヤ片
23夫々の端縁を突き合わせ状に合致させる当接合致手
段24と、偏心盤22を固着しているコンベヤ軸21の
いずれかを駆動する駆動源27とを備えて構成すること
ができる。
【0012】この移送機構20においての当接合致手段
24は、昇降棚5における横行コンベヤ片23の左右両
端縁がほぼ山形を呈する突形接合部25に形成され、駐
車棚2における横行コンベヤ片23の入口側端縁が突形
接合部25形状に対応する窪み状を呈する凹形接合部2
6に形成されることで構成することができる。
【0013】また、駆動源27は、昇降棚5に付設配置
し、その搭載ベース6における少なくとも左右のいずれ
かのコンベヤ軸21を駆動するようにしてある。
【0014】制御手段30は、駐車建屋1における昇降
路3背部に上下方向に沿って敷設されていて、昇降棚5
背部に設けたガイド車輪9が走行されるガイドレール3
1と、夫々の駐車棚2位置に対応してガイドレール31
から切替部33を介して分岐させる分岐レール32とか
ら構成することができる。
【0015】
【作用】本発明に係る立体駐車装置にあって、制御手段
30の制御操作は、昇降機構10を作動させることによ
って駐車建屋1内で昇降棚5を昇降させ、指定された所
定の駐車棚2位置に至らしめる。指定された所定の駐車
棚2位置に昇降棚5が至ると、ガイドレール31から分
岐されて特定の駐車棚2位置への案内路を形成している
分岐レール32によって昇降棚5を側方へ移行させる。
この側方への移行に伴ない、昇降棚5の搭載ベース6側
縁は駐車棚2入口に当接状に隣接合致し、昇降棚5側の
横行コンベヤ片23端縁を、駐車棚2側の横行コンベヤ
片23の入口側端縁に当接合致手段24によって突き合
わせる。
【0016】この当接合致手段24による突き合わせ
は、昇降棚5と駐車棚2とを隙間なく隣接連続させ、夫
々の横行コンベヤ片23の作動を一体的に同期させ、昇
降棚5と駐車棚2との相互間で行なわれる自動車Cの移
し替えを円滑にさせる。
【0017】移送機構20の駆動によって従動回転され
たコンベヤ軸21は、偏心盤22を介してコンベヤ軸2
1と一体化されている横行コンベヤ片23を、この横行
コンベヤ片23自体がほぼ水平状態にあることを維持さ
せたままで回転させ、これの上縁を上下動させ、かつ進
退動させる。しかも、このとき、横行コンベヤ片23
は、コンベヤ軸21の軸方向で順次偏心させてある複数
にして配列してあることで、これらの複数の横行コンベ
ヤ片23においては、これの上縁が順次に隣接するもの
が入れ替わり状に上昇し、かつ側方へ前進あるいは後退
するときには、横行コンベヤ片23上で支持している自
動車Cをそのまま横方向へ移行させ、搭載ベース6と駐
車棚2との間で自動車Cを移し替える。
【0018】すなわち、横行コンベヤ片23が回転、上
下動するとき、駆動源27の正逆転に対応して、昇降棚
5側から駐車棚2側へ前進する場合には駐車棚2に自動
車Cを格納し、駐車棚2側から昇降棚5側へ前進する場
合には自動車Cを搬出させる。
【0019】また、格納、搬出の終了後のそのままの位
置で横行コンベヤ片23による移行作動が終了しても、
次回において再び昇降棚5が昇降し、側方へ移行して所
定位置の駐車棚2に対して相互に隣接されるとき、それ
らの間に間隙、上下でのずれ等が生じても、当接合致手
段24による突き合わせ、駆動源27による駆動が開始
されると共に、夫々の横行コンベヤ片23はきっちりと
当接接合し、一体化されるのである。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明するに、図において示される符号1は、自動車Cを多
段式に格納する塔構造の駐車建屋であり、図示にあって
の駐車建屋1は、正面から見て両側に、所定高さ間隔で
複数の駐車棚2を多段状に配列形成し、中央に、入出庫
させる自動車Cを昇降搬送させる昇降路3を区画形成し
てある(図1参照)。このコンベヤ軸2は、1台の自動
車Cを格納するに足りる大きさの平面でほぼ矩形状で、
駐車建屋1の前後に沿って長くして配置構成されてい
る。もとより、駐車棚2は、駐車建屋1の片側のみであ
ってもよく、設置する敷地形状に対応して適宜に選定さ
れるものである。
【0021】そして、この駐車建屋1内には、入庫され
た自動車Cを搭載する昇降棚5を昇降路3中で昇降させ
る昇降機構10と、昇降棚5上に搭載された自動車Cを
所定位置の駐車棚2へ移し替え格納し、また、格納して
ある自動車Cを駐車棚2から昇降棚5に移し替え搭載す
る移送機構20と、所定の格納位置の駐車棚2に昇降棚
5を位置決め停止させる制御手段30とを備えている。
【0022】昇降棚5は、図2に示すように、1台の自
動車Cを搭載するに足りる大きさの平面で、前後に長く
したほぼ矩形状の搭載ベース6を懸吊できるように形成
して成り、図示のように、搭載ベース6上方に、この搭
載ベース6とは自動車Cの高さ間隔を隔てて、側面ほぼ
逆L字状に構枠した懸吊フレーム7を一体状に連結して
おき、この懸吊フレーム7上面に適宜に連繋するワイヤ
ーの如き懸吊部材8によって昇降棚5自体を懸吊支持で
きるようにしてある。
【0023】この昇降棚5は、その前部両側に支柱部材
等がないから、入庫すべく搭載ベース6上に進入し、ま
た、出庫すべく搭載ベース6から後退する自動車Cにお
ける運転操作を容易にする利点がある。
【0024】昇降機構10は、例えば駐車建屋1上部に
配置した昇降ドラム11に前記懸吊部材8を巻回して成
り、昇降モータ12の駆動によって回転される昇降ドラ
ム11に懸吊部材8を巻き付けあるいは巻き戻すことで
懸吊部材8下端が連繋している昇降棚5を昇降させるよ
うになっている(図1参照)。
【0025】また、移送機構20は、昇降棚5と駐車棚
2とに亙って構成され、自動車Cの前後の車輪位置に相
当する区画部位に、それら5,2相互間で当接、離反自
在な複数の横行コンベヤ片23を前後に夫々配列し、こ
れらの横行コンベヤ片23を水平状態を維持させたまま
で回転させるよう、同期一体的に、前後で順次交互に上
下、進退させて、自動車Cを横方向に搬送し、昇降棚
5、駐車棚2相互間で移し替えるものである。
【0026】すなわち、この移送機構20は、図3乃至
図6に示すように、昇降棚5上に搭載される自動車C、
駐車棚2上に格納される自動車C夫々に共通する車輪位
置に対応して、その横方向に沿って搭載ベース6、駐車
棚2夫々に、それの前後方向に沿って支承された複数の
コンベヤ軸21と、このコンベヤ軸21の前後に沿って
適宜間隔毎に、偏心方向を順次異ならしめてコンベヤ軸
21に固着した偏心盤22を介して搭載ベース6、駐車
棚2夫々にそれらの横方向に沿ってコンベヤ軸21に配
列支持され、上縁がほぼ水平状に設定された複数の横行
コンベヤ片23と、昇降棚5、駐車棚2が相互に隣接状
に当接位置合わせされたとき、昇降棚5側、駐車棚2側
夫々の横行コンベヤ片23夫々の端縁を突き合わせ状に
合致させる当接合致手段24と、偏心盤22を固着して
いるコンベヤ軸21のいずれかを駆動する駆動源27と
を備えている。
【0027】また、この移送機構20は、昇降棚5、駐
車棚2夫々において、自動車Cを搭載、格納したときの
前輪、後輪夫々が載置されるよう、区画される部分に配
置構成されるもので、これら5,2の前後部位に対称的
に形成され、前輪側、後輪側のものが同期して作動し、
搭載、格納したままで平行移動させて自動車Cを移し替
える(図3参照)。なお、この前輪、後輪が載置される
載置区画部分は、例えば前後方向に沿う幅員ではほぼ7
50mm程度のものとされ、この載置区画部分に、偏心
盤22、横行コンベヤ片23が一体状に構成されたコン
ベヤ軸21が支承されるものである。
【0028】コンベヤ軸21は、昇降棚5、駐車棚2の
前輪側、後輪側夫々の前記の区画部分に、例えば左右で
対にして配置されており、搭載ベース6自体、駐車棚2
本体自体夫々に固定した軸受を介して回転自在に支承さ
れている。
【0029】偏心盤22は、コンベヤ軸21の軸方向、
すなわち昇降棚5、駐車棚2の前後方向に沿って適宜間
隔毎で、順次偏心角度を異ならしめてコンベヤ軸21に
固着されていて、図4、図5に示すように、左右で対と
なっているコンベヤ軸21において、その軸方向で同位
置となる偏心盤22は全く同一の偏心角度のものとして
ある。そして、軸方向で順次偏心回転させた位置としな
がら偏心方向をずらして、図示例にあっては、軸方向で
例えば60度間隔で順次偏心回転した位置としながら配
列してあり、6枚の横行コンベヤ片23によって1組が
形成され、これが複数組で配列されるようにしてある
(図7参照)。
【0030】すなわち、例えば図4、図5に示すよう
に、作動前において、上方ヘの偏心方向に設定された偏
心盤22Aによって最上位にある横行コンベヤ片23A
とし、これに隣接させて、反時計方向に60度回転させ
た偏心位置に設定された偏心盤22Bによってやや低い
位置にある横行コンベヤ片23Bとし、更に隣接させ
て、同方向に60度回転させた偏心位置に設定された偏
心盤22Cによって更に低い位置にある横行コンベヤ片
23Cとし、そしてまた隣接させて、同方向に60度回
転させた偏心位置に設定された偏心盤22Dによって最
下位にある横行コンベヤ片23Dとし、次いで、順次同
様にして、偏心盤22Eによってやや高い位置とした横
行コンベヤ片23Eとし、また、偏心盤22Fによって
更に高くした横行コンベヤ片23Fとし、次いで、偏心
盤22Aによって最上位にある横行コンベヤ片23Aと
する。このように、順次隣接しながら、同方向に所定角
度で偏心方向を変更しながら、横行コンベヤ片23の上
縁高さ位置を異ならしめて、同一のコンベヤ軸21に複
数列にして配列してあるものである。そこで、図6、図
7に示すように、コンベヤ軸21が回転されると、コン
ベヤ軸21の軸方向で順次偏心させてある複数の横行コ
ンベヤ片23A,23B……が順次に上下動され、かつ
進退動されてこれらが入れ替わり状に上昇し、また、そ
の上位置で順次前進するようになり、これらが繰り返さ
れて次々に上昇し、前進する横行コンベヤ片23A,2
3B……の上縁が車輪を介して自動車Cを横方向に移行
させる。
【0031】もとより、この偏心角度のずれは、60度
に限定されることなく、適宜な角度が選定されるもの
で、ただ、1組を形成する横行コンベヤ片23の枚数、
車輪を支持するときの横行コンベヤ片23相互間の支持
間隔、横行移動時の移し替え速度その他の事情によって
適宜に選定される。また、この偏心盤22の偏心角度の
ずれは、コンベヤ軸21の軸方向で隣接するものが規則
的に偏心されていなければならないものでなく、進退方
向で同列のものが同じ状態で偏心されているならず、そ
のずれに規則性は要求されない。
【0032】横行コンベヤ片23自体は、所定肉厚の帯
板状に形成されており、前記の偏心盤22と共にコンベ
ヤ軸21と一体化されるとき、コンベヤ軸21の軸方向
で隣接されるそれらの間隔がほぼ10mm程度とし、搭
載、格納される自動車Cにおける前輪、後輪が接触され
るときには、横行コンベヤ片23の多くの上縁が前輪、
後輪を支持するようにする。なお、図2、図3にあって
は、図示においての明瞭性の関係で僅かな横行コンベヤ
片23しか図示していないが、実際上は20〜50枚程
度の横行コンベヤ片23が配列される。いずれにして
も、偏心作動する横行コンベヤ片23が、その配列され
た複数組夫々内では同一態様で作動するから、配列組毎
の同一態様の横行コンベヤ片23が複数枚で所定間隔毎
に自動車Cを載置し、また、移し替え面で支持するもの
となる(図7参照)。
【0033】なお、昇降棚5側の横行コンベヤ片23と
駐車棚2側の横行コンベヤ片23とは、昇降棚5と駐車
棚2とが隣接当接したとき、互いに対応するよう、その
位置、枚数が同一なものとして配列されており、当接合
致手段24によって相互で合致するものとされている。
【0034】当接合致手段24は、入庫した自動車Cを
搭載して上昇される昇降棚5が、格納する所定の駐車棚
2位置に到達したとき、あるいは格納した自動車Cを出
庫させるよう所定の駐車棚2位置に、昇降される昇降棚
5が到達したとき、駐車棚2に関連つけられるよう昇降
棚5が左右に移動して駐車棚2入口に隣接状に当接位置
合わせされたとき、夫々の横行コンベヤ片23夫々の端
縁を突き合わせ状に合致させるものである。
【0035】すなわち、図4に示すように、昇降棚5に
おける横行コンベヤ片23は、左右両端縁がほぼ山形を
呈する突形接合部25に形成され、駐車棚2における横
行コンベヤ片23は、その入口側端縁が突形接合部25
形状に対応する窪み状を呈する凹形接合部26に形成さ
れる。これらの突形接合部25、凹形接合部26相互が
接合されたとき、昇降棚5棚の横行コンベヤ片23と駐
車棚2側の横行コンベヤ片23とは一体的に作動するよ
うになり、いずれか一方が駆動されるとき、他方が従動
されるものとなっている(図6参照)。
【0036】昇降棚5における横行コンベヤ片23の両
端縁が山形の突形接合部25に形成されていることで、
この昇降棚5が昇降されるとき、例えば左右の駐車棚2
に衝接することがあっても、これを回避し、その昇降を
円滑にする利点がある。
【0037】なお、昇降棚5が駐車棚2に隣接されたと
き、夫々の横行コンベヤ片23相互間では隙間なく連続
一体化したものとなり、必要あれば、その隣接一体化を
図示を省略した適当なロック手段によって確実なものと
することもできる。
【0038】また、駆動源27は、当接合致手段24に
よって互いに接合された昇降棚5側、駐車棚2側の横行
コンベヤ片23を同期的に作動させるもので、いずれか
のコンベヤ軸21を正逆方向に回転駆動すれば足りるも
のである。すなわち、図示例のように、昇降する昇降棚
5における少なくとも左右のいずれかのコンベヤ軸21
を駆動するモータとしてあり、ベルト、チェーン、歯車
その他の伝達手段を介して駆動される駆動軸28にいず
れか一方のコンベヤ軸21を一体化して構成したもので
ある。
【0039】このように、昇降棚5に駆動源27を付設
配置することで、駐車棚2の夫々に駆動源27を配置す
る必要がなく、機構の簡素化を図れる利点がある。
【0040】なお、図示例のように、横行コンベヤ片2
3の上縁には、搭載、格納した後停止させる自動車Cの
車輪位置に対応する位置決め凹所29を凹状に形成して
おくことで、停止させた自動車Cを確実に保持でき、昇
降中、格納中の自動車Cのがたつきを防止できる利点が
ある。
【0041】−方、制御手段30は、図示のように、駐
車建屋1における昇降路3背部に上下方向に沿って敷設
されていて、昇降棚5背部に設けたガイド車輪9が走行
されるガイドレール31と、夫々の駐車棚2位置に対応
してガイドレール31から切替部33を介して分岐させ
る分岐レール32とから成る(図1参照)。
【0042】この制御手段30においては、例えば駐車
建屋1入口の前面等に付設された制御盤34における格
納あるいは出庫位置の指定制御によって、その指定され
た位置の駐車棚2に対応する分岐レール32が切替部3
3によってガイドレール31から分岐させる案内路を形
成するものとなっている。また、切替部33の作動は、
格納位置の指定制御、昇降棚5の昇降、通過等の検出そ
の他に関連して作動するセンサー等によって制御され
る。
【0043】すなわち、格納あるいは出庫すべく指定さ
れた駐車棚2位置に至るまでは、ガイドレール31に沿
ってそのまま昇降させ、指定された駐車棚2位置に対応
する分岐レール32位置に至ると、切替部33が作動し
てガイドレール31から分岐レール32を経て昇降棚5
を右あるいは左ヘ移行させ、所定の駐車棚2の入口に昇
降棚5の搭載ベース6側端を当接状に突き合わせるので
ある。
【0044】なお、昇降棚5が所定位置の駐車棚2に突
き合わせられるようガイドレール31から離れて側方へ
移行するとき、昇降速度が次第に減速されるようにして
あり、駐車棚2への当接突き合わせ時には昇降、側方へ
の移行が停止されるように制御されている。また、この
停止を確認してから、前記移送機構20における駆動源
27が例えば正方向に回転駆動し、横行コンベヤ片23
によって自動車Cが移し替えられるものとなっている。
【0045】次に、本発明装置の使用の一例を説明する
に、入庫すべき自動車Cが駐車建屋1前面から駐車建屋
1内に進入し、昇降路3の最下端に降下位置している昇
降棚5上に搭載され、その前輪、後輪夫々が移送機構2
0上に位置するようにする。
【0046】このとき、制御盤34の操作によって格納
すべき駐車棚2位置が設定されると、昇降機構10が作
動し、昇降橋5を上昇させ、所定位置の駐車棚2にまで
持ち来たし、ガイドレール31から分岐された分岐レー
ル32によって昇降棚5を側方へ移行させながら次第に
移行速度が減速される。この側方への移行と共に、昇降
棚5の搭載ベース6側縁は駐車棚2入口に当接状に隣接
合致し、昇降棚5側の横行コンベヤ片23端縁は、駐車
棚2側の横行コンベヤ片23の入口側端縁に当接合致手
段24によって突き合わせられる(図3参照)。
【0047】昇降棚5と駐車棚2との夫々の横行コンベ
ヤ片23相互の突き合わせが完了し、昇降棚5の停止が
確認されると、移送機構20の駆動源27が例えば逆方
向に回転駆動し、駆動軸28を介してコンベヤ軸21を
回転させる。この回転作動に伴ない、偏心盤22を介し
て一体化され、コンベヤ軸21の軸方向で順次偏心させ
てある複数の横行コンベヤ片23が順次入れ替わり状
に、上下動され、かつ進退動される(図6参照)。する
と、この横行コンベヤ片23の上縁が、順次に隣接する
ものが入れ替わり状に上昇し、かつ駐車棚2側へ前進す
るときには、横行コンベヤ片23上の車輪を介して自動
車Cをそのまま横方向へ移行させ、搭載ベース6上から
駐車棚2上へ自動車Cを移し替えるものである。
【0048】このとき、昇降棚5側の横行コンベヤ片2
3と駐車棚2側の横行コンベヤ片23とは、当接合致手
段24を介して連続状に合致接合しているから、前者の
作動は後者を同期して全く同様に作動させ(図6参
照)、自動車Cを円滑に移し替えるものである。
【0049】こうして移し替えが終了すると、移送機構
20が停止し、昇降機構10が作動して昇降棚5を降下
させ、次車の入庫格納のため昇降路3最下端位置で待機
させる。
【0050】また、格納後の自動車Cを搬出出庫させる
には、制御盤34の制御操作によって、出庫させるべき
自動車Cが格納されている駐車棚2位置にまで昇降棚5
を昇降機構10によって上昇あるいは降下させ、制御手
段30によって昇降棚5を所定位置の駐車棚2に、その
搭載ベース6側縁を駐車棚2入口に当接状に隣接合致さ
せることで、位置決め停止させる。このとき、昇降棚5
側の横行コンベヤ片23端縁は、駐車棚2側の横行コン
ベヤ片23の入口側端縁に当接合致手段24によって突
き合わせられる。
【0051】そこで、移送機構20を駆動させ、前述し
た格納時とは反対方向に横行コンベヤ片23を作動させ
ると、格納時と同様に、横行コンベヤ片23の上縁が、
順次に隣接するものが入れ替わり状に上昇し、かつ昇降
棚5側へ後退するときには、横行コンベヤ片23上の車
輪を介して自動車Cをそのまま横方向へ移行させ、駐車
棚2上から搭載ベース6上ヘ自動車Cを移し替えるもの
である。
【0052】こうして移し替えが終了すると、移送機構
20が停止し、昇降機構10が作動して昇降棚5を降下
させ、昇降路3最下端位置に至り、自動車Cを出庫させ
ることができるようにする。
【0053】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されており、
これがため、駐車棚2を多段に配置して構成した高層タ
ワー式の駐車建屋1内で昇降棚5を昇降させ、この昇降
棚5と駐車棚2との間で自動車Cを移し替えるとき、移
送機構20によって、昇降棚5、駐車棚2夫々自体を全
く移動させないで自動車Cのみを移し替える移送方式の
採用により、入庫格納するときは各駐車棚2への、出庫
搬出するときは昇降棚5への一方向への移動として、入
出庫に要する時間を大幅に短縮できるものである。
【0054】また、その移し替えに要する動力源である
移送機構20の駆動源27は、駐車棚2と昇降棚5との
間で自動車Cのみを移し替えるに足りるような自動車C
の重量にほぼ対応する容量することで足り、小型で済
み、その機構も簡単で確実に作動するものである。
【0055】しかも、駐車建屋1は、高層タワー構造と
するも、これの内部で昇降させる昇降棚5の昇降路3に
入口を向けて配置する多数の駐車棚2を多段状に配列形
成すればよく、格納能力は駐車棚2数によって決定され
るのみで、昇降機構10、移送機構20は夫々小型で済
むことと相俟ち、この駐車建屋1に要する僅少な敷地面
積であっても極めて多くの自動車Cを格納できるもので
ある。
【0056】すなわち、これは、本発明において、昇降
する昇降棚5と、多段状に配列された駐車棚2夫々との
間で構成する移送機構20が、自動車Cの前後の車輪位
置に相当する区画部位に、駐車棚2と昇降棚5とに亙っ
て相互に当接、離反自在な複数の横行コンベヤ片23を
前後に配列し、これらの横行コンベヤ片23を同期一体
的に、前後で順次交互に上下、進退させて、自動車Cを
横方向に搬送し、昇降棚5、駐車棚2相互間で移し替え
るようにしたからであり、これによって、移し替えのワ
ンウエー移送方式とすることが可能になったのであり、
入出庫時間の大幅な短縮化と、動力機構の小型化とを実
現できるものである。
【0057】また、移送機構20において、駆動源27
の駆動によって従動回転されたコンベヤ軸21は、偏心
盤22を介してコンベヤ軸21と一体化されている昇降
パレット5側、駐車棚2側の横行コンベヤ片23を同期
一体化させて、この横行コンベヤ片23自体がほぼ水平
状態にあることを維持させたままで回転させ、これの上
縁を上下動させ、かつ進退動させ、このとき、横行コン
ベヤ片23は、コンベヤ軸21の軸方向で順次偏心させ
てある複数にして配列してあることで、これらの複数の
横行コンベヤ片23の上縁が順次に隣接するものが入れ
替わり状に上昇し、かつ側方に対して進退するものとな
るから、横行コンベヤ片23上で前後の車輪を介して支
持している自動車Cをそのまま横方向へ移行させ、搭載
ベース6と駐車棚2との間で自動車Cを移し替えること
ができる。
【0058】すなわち、昇降棚5、駐車棚2夫々の横行
コンベヤ片23が同期して一体的に回転、上下動すると
き、昇降棚5側から駐車棚2側へ前進する場合には駐車
棚2に自動車Cを格納し、駐車棚2側から昇降棚5側へ
前進する場合には自動車Cを搬出させるのであり、しか
も、いずれかへの格納、搬出後では、横行コンベヤ片2
3夫々を原位置に復帰させる必要がなく、そのままの位
置で作動が終了しても、次回において再び昇降棚5、駐
車棚2相互が隣接され、当接合致手段24による突き合
わせ、駆動源27による駆動が開始されると共に、夫々
の横行コンベヤ片23はきっちりと当接接合し、一体化
されるのである。
【0059】また、制御手段30は、これのガイドレー
ル31によって案内させることで、制御指定された所定
の駐車棚2位置に昇降機構10によって昇降棚5を昇降
位置させたとき、ガイドレール31から切替部33を介
して分岐レール32によって分岐させることで側方へ移
行させ、指定された所定の駐車棚2の入口位置に昇降棚
5を当接状に隣接合致させることができる。そのため、
昇降棚5側の横行コンベヤ片23端縁を、駐車棚2側の
横行コンベヤ片23の入口側端縁に突き合わせること
で、両者6,2相互間を隙間なく隣接連続させることが
でき、夫々の横行コンベヤ片23の作動を一体的に同期
させ、昇降棚5と駐車棚2との相互間で行なわれる自動
車Cの移し替えを円滑にさせるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】概略正面図である。
【図2】昇降棚の斜視図である。
【図3】昇降棚と駐車棚とにおける自動車の移し替えを
説明する平面図である。
【図4】移送機構の概略斜視図である。
【図5】移送機構における偏心関係を表わす横行コンベ
ヤ片夫々の正面図である。
【図6】移送機構における横行コンベヤ片の上下動、進
退動を概略的に説明する正面図である。
【図7】移送機構の要部側面図である。
【符号の説明】
C 自動車 1 駐車建屋 2 駐車棚 3
昇降路 5 昇降棚 6 搭載ベース 7
懸吊フレーム 8 懸吊部材 9 ガイド車輪 10 昇降機構 11 昇降ドラム 1
2 昇降モータ 20 移送機構 21 コンベヤ軸 2
2 偏心盤 23 横行コンベヤ片 24 当接合致手段 2
5 突形接合部 26 凹形接合部 27 駆動源 2
8 駆動軸 29 位置決め凹所 30 制御手段 31 ガイドレール 3
2 分岐レール 33 切替部 34 制御盤

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に沿って区画形成した昇降路に
    入口が向けられて、所定高さ間隔で複数の駐車棚を多段
    状に配列形成した駐車建屋と、入庫された自動車を搭載
    する昇降棚を昇降路中で昇降させる昇降機構と、昇降棚
    上に搭載された自動車を所定位置の駐車棚へ移し替え格
    納し、また、格納してある自働車を駐車棚から昇降棚に
    移し替え搭載する移送機構と、所定の格納位置の駐車棚
    に昇降棚を位置決め停止させる制御手段とを備えて成
    り、移送機構は、自動車の前後の車輪位置に相当する昇
    降棚及び駐車棚夫々の区画部位に、駐車棚の入口におい
    て相互に当接、離反自在になっている複数の横行コンベ
    ヤ片を前後に配列し、昇降棚、駐車棚夫々の複数の横行
    コンベヤ片を同期させ、一体的に、前後で順次交互に上
    下動、進退動させて、横行コンベヤ片夫々の上縁によっ
    て支持している車輪を介して自動車を横方向に搬送し、
    昇降棚、駐車棚相互間で移し替えるようにしてあること
    を特徴とする立体駐車装置。
  2. 【請求項2】 昇降棚は、平面でほぼ矩形状の搭載ベー
    ス上方に、この搭載ベースとは自動車の高さ間隔を隔て
    て、側面ほぼ逆L字状に構枠した懸吊フレームを一体状
    に連結し、この懸吊フレーム上面に懸吊部材を連繋し、
    懸吊支持できるようにしてある請求項1記載の立体駐車
    装置。
  3. 【請求項3】 移送機構は、昇降棚上に搭載される自動
    車、駐車棚上に格納される自動車夫々に共通する前後の
    車輪位置に対応して、搭載ベース、駐車棚夫々の前後方
    向に沿って搭載ベース、駐車棚夫々に各別に支承された
    複数のコンベヤ軸と、このコンベヤ軸の前後に沿って適
    宜間隔毎に、偏心方向を順次異ならしめてコンベヤ軸に
    固着した偏心盤を介して搭載ベース、駐車棚夫々にそれ
    らの横方向に沿ってコンベヤ軸に配列支持され、上縁が
    ほぼ水平状に設定された複数の横行コンベヤ片と、昇降
    棚、駐車棚が相互に隣接状に当接位置合わせされたと
    き、昇降棚側、駐車棚側夫々の横行コンベヤ片夫々の端
    縁を突き合わせ状に合致させる当接合致手段と、偏心盤
    を固着しているコンベヤ軸のいずれかを駆動する駆動源
    とを備えている請求項1または2記載の立体駐車装置。
  4. 【請求項4】 当接合致手段は、昇降棚における横行コ
    ンベヤ片の左右両端縁がほぼ山形を呈する突形接合部に
    形成され、駐車棚における横行コンベヤ片の入口側端縁
    が突形接合部形状に対応する窪み状を呈する凹形接合部
    に形成される請求項3記載の立体駐車装置。
  5. 【請求項5】 駆動源は、昇降棚に付設配置し、その搭
    載ベースにおける少なくとも左右のいずれかのコンベヤ
    軸を駆動するようにしてある請求項3または4記載の立
    体駐車装置。
  6. 【請求項6】 制御手段は、駐車建屋における昇降路背
    部に上下方向に沿って敷設されていて、昇降棚背部に設
    けたガイド車輪が走行されるガイドレールと、夫々の駐
    車棚位置に対応してガイドレールから切替部を介して分
    岐させる分岐レールとから成っている請求項1乃至5の
    いずれか記載の立体駐車装置。
JP27903291A 1991-07-29 1991-07-29 立体駐車装置 Expired - Lifetime JPH0823235B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113022748A (zh) * 2021-04-01 2021-06-25 周秧根 一种报废汽车拆解输送线
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