JP2003172039A - 二輪車の立体駐輪装置 - Google Patents

二輪車の立体駐輪装置

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JP2003172039A
JP2003172039A JP2002196571A JP2002196571A JP2003172039A JP 2003172039 A JP2003172039 A JP 2003172039A JP 2002196571 A JP2002196571 A JP 2002196571A JP 2002196571 A JP2002196571 A JP 2002196571A JP 2003172039 A JP2003172039 A JP 2003172039A
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Goji Okuyama
剛司 奥山
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Bridgestone Cycle Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トレーの持上機を省略して動作を単純化する
ことで、二輪車の搬入及び搬出時間を大幅に短縮するこ
とができると共に、コンパクトで安価な立体駐輪装置を
提供する。 【解決手段】 立体的に配置された複数の固定台1と、
二輪車を保持するトレー2と、トレー2を収容して移動
させる搬送装置3とからなり、固定台1の一つに、二輪
車を保持したトレー2を搬送装置3で搬入し搬出する二
輪車の立体駐輪装置であって、搬送装置3が、トレー2
の移送具3Bと、移送具3Bの駆動装置3Cと、移送具
3Bの変位装置3Dとを有し、移送具3Bを固定台1側
に向けて作動させるとトレー2が搬送装置3上から固定
台1上に移し替えられ、移送具3Bを固定台1側に変位
させた後に移送具3Bを逆作動させるとトレー2が固定
台1上から搬送装置3上に移し替えられる二輪車の立体
駐輪装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車やバイクと
いった二輪車を狭い面積内に多く駐輪するための立体駐
輪装置に関するものであり、特に、二輪車を自動的に搬
入し、搬出することができる立体駐輪装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から、搬送装置を使用して、複数の
固定台に二輪車を搬入し搬出する立体駐輪装置が知られ
ている。例えば、特公平1−56231号公報に開示さ
れた立体駐輪装置は、固定台と搬送装置との間を移動す
る自走式の台車を用い、自転車を保持するトレーを台車
に取り付けた持上機で浮かすことにより、固定台と搬送
装置との間でトレーを移し替えるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の立体駐輪装置は、自転車の搬入及び搬出に長
時間を要するといった問題があった。即ち、自転車を搬
入又は搬出すべき固定台まで搬送装置を移動させた後、
トレーを一旦持上機で上昇させてから台車を自走させ、
その後更にトレーを下降させることになるので、トレー
の上昇〜移動〜下降という3段動作が必要となっていた
のである。また、複数台の自転車を一度に搬送するため
に、搬送装置が大型化していた。
【0004】そこで本発明は、トレーの持上機を省略し
て動作を単純化することで、自転車やバイクといった二
輪車の搬入及び搬出時間を大幅に短縮することができる
と共に、コンパクトで安価な立体駐輪装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の課題を
解決するためになされたものであって、その要旨は、立
体的に配置された複数の固定台と、二輪車を保持するト
レーと、トレーを収容して移動させる搬送装置とからな
り、固定台の一つに、二輪車を保持したトレーを搬送装
置で搬入し搬出する二輪車の立体駐輪装置であって、搬
送装置が、トレーの移送具と、移送具の駆動装置と、移
送具の変位装置とを有し、移送具を固定台側に向けて作
動させると、トレーが搬送装置上から固定台上に移し替
えられ、移送具を固定台側に変位させた後に移送具を逆
作動させると、トレーが固定台上から搬送装置上に移し
替えられる二輪車の立体駐輪装置に係るものである。
【0006】そして好ましくは、固定台及び搬送装置の
上部が断面凹状のレールになっており、トレーの下部に
取り付けられたガイドローラー及び走行ローラーによ
り、トレーが固定台と搬送装置との間を往復するもので
あって、搬送装置の移送具がチェーン又はベルトに取り
付けられたドグであり、移送具の駆動装置がチェーン又
はベルトの回転モーターであり、移送具の変位装置がシ
リンダーである二輪車の立体駐輪装置に係るものであ
る。なお、ドグを2個としてトレーの突起を挟むように
すれば、トレーのロックもできるので、より一層好まし
い。
【0007】また、固定台と搬送装置のいずれか一方又
はその両方にトレーのロック装置を設けることが好まし
く、固定台上にあるトレーの端部が搬送装置側にはみ出
していることが好ましい。なお、2個のドグでトレーの
突起を挟むようにした場合には、搬送装置のロック装置
が不要になる。
【0008】更に、搬送装置は複数のトレーが収容可能
であり、かつ、固定台にそれぞれのトレーを独立に搬入
及び搬出可能とすることが好ましい。特に、固定台上の
レールと搬送装置上のレールを同じ間隔で2本設け、固
定台上のレールの一方を二輪車が乗っていない状態の空
きトレー専用とし、他方を二輪車が乗った状態の保持ト
レー専用とすることが好ましい。
【0009】加えて、固定台は搬送装置におけるトレー
の移送方向両側に配置することが好ましく、また、固定
台は搬送装置側が高くなるように傾斜させて設置するこ
ともできる。この場合、搬送装置にその固定台側を低く
する傾斜機構を付加することが好ましい。なお、固定台
を傾斜させればロック装置が不要になる。
【0010】ところで、固定台は、搬送装置を中心とす
る十字型、凸型又は円型に配置し、かつ、搬送装置に旋
回機構を付加してもよく、特に、円型とした場合には、
二輪車のハンドルが外側になるようにトレーを搬入する
ことが好ましい。また、二輪車を搬送装置に引き込む前
に二輪車の外形寸法の測定装置を設置してもよく、隣接
する固定台は交互に高低差を有するように配置してもよ
い。
【0011】また、二輪車の搬入・搬出口に、トレーの
横移動装置を設置することが好ましく、横移動装置とし
ては、一対の回転軸の間を周回移動するエンドレス状の
搬送体と、搬送体に固定され、トレーを乗せる複数のレ
ールと、搬送体の駆動装置とからなるものが好ましい。
更に、横移動装置にトレーを移し替える縦移動装置を設
置することが好ましい。なお、固定台を、鉄道の線路上
空に設置された建屋内に配置し、搬入・搬出口を、線路
脇の地上に設置すれば、線路上の空スペースを有効に活
用することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の二輪車の立体駐輪装置
は、立体的に配置された複数の固定台と、二輪車を保持
するトレーと、トレーを収容して移動させる搬送装置と
からなるものである。例えば、固定台は、直方体の建屋
内に上下横一列に並べて配置等すればよく、トレーは、
断面凹状として二輪車の前後輪のいずれか一方か両輪の
両側面を支持するようにすればよい。そして、搬送装置
は、二輪車の搬入の際は入口から空いている固定台まで
上下左右に移動させ、二輪車の搬出の際は搬出すべき二
輪車が収納された固定台から出口まで上下左右に移動さ
せる。
【0013】そして、固定台の一つに二輪車を保持した
トレーを搬送装置で搬入し搬出するのであるが、そのた
め、搬送装置は、トレーの移送具と、移送具の駆動装置
と、移送具の変位装置とを有している。即ち、移送具は
トレーを押し出したり引き出したりするものであり、駆
動装置は例えば移送具を往復運動させるものである。従
って、移送具を固定台側に向けて作動させると、トレー
を持ち上げることなく搬送装置上のトレーが固定台上に
移し替えられる。
【0014】また、移送具の変位装置は、特に固定台上
のトレーの引き出しの際に必要なものである。即ち、搬
送装置は固定台と入口又は出口との間を移動するが、ト
レーを固定台上に押し出した移送具がトレーに近接して
いると、その後の搬送装置の移動に支障をきたす。その
ため、トレーを押し出した後の移送具はトレーからある
程度離間していなければならない。一方、トレーを固定
台上から引き出すためには移送具をトレーに引っ掛ける
等しなければならないので、トレーと移送具とを近接さ
せる必要が生じる。そこで、移送具の変位装置を使用す
るのである。従って、移送具を固定台側に変位させた後
に移送具を逆作動させると、トレーを持ち上げることな
く固定台上のトレーが搬送装置上に移し替えられる。
【0015】より具体的に説明すると、固定台及び搬送
装置の上部を断面凹状のレールにすると共に、トレーの
下部にガイドローラーと走行ローラーとを取り付ける等
することにより、簡単かつ確実にトレーが固定台と搬送
装置との間を往復するので、従来の立体駐輪装置のよう
な持上機が不要になり、しかも、搬入及び搬出の時間が
大幅に短縮されるのである。
【0016】また、搬送装置の具体的な構成としては、
例えば、移送具をチェーン又はベルトに取り付けたドグ
とし、駆動装置をチェーン又はベルトの回転モーターと
し、変位装置をシリンダーとすればよい。なお、シリン
ダーで、搬送装置のレールと爪付きチェーン又はベルト
とを一体的に変位させることにより、ドグと一緒に搬送
装置のレールも固定具のレールに近接させることが好ま
しい。レール同士が近接していればトレーの往復が一層
円滑になるからである。
【0017】但し、固定台上又は搬送装置上におけるト
レーの位置がばらつくことはトレーの往復動作に悪影響
を及ぼす。そこで、固定台と搬送装置のいずれか一方又
はその両方にトレーのロック装置を設け、トレーが常に
一定位置で固定されるようにすることが好ましい。特
に、トレーを固定台上から引き出すためには移送具をト
レーに引っ掛ける等しなければならないので、引っ掛け
やすいように、固定台上にあるトレーの端部が搬送装置
側にはみ出す位置で固定することが好ましい。なお、2
個のドグで搬送装置の移送具を構成し、ドグの間にトレ
ーの突起を挟むようにした場合には、ドグによってトレ
ーがロックされるので、搬送装置のロック装置を省略す
ることができる。
【0018】ところで、搬送装置に収容されるトレーが
1台のみであると、二輪車の搬入時に搬送装置上に空き
トレーがなければ、最初に空きトレーを取りに行かなけ
ればならず、また、二輪車の搬出時に搬送装置上に空き
トレーがあれば、最初に空きトレーを返しに行かなけれ
ばならない。すると、その分だけ二輪車の搬入及び搬出
時間が長くなる。そこで、搬入及び搬出時間を一層短縮
させるべく、搬送装置に複数のトレーを収容可能とし、
かつ、固定台に、それぞれのトレーを独立に搬入及び搬
出可能とすることが好ましい。
【0019】この場合、複数のトレーを収容するために
搬送装置をシフト動作させる必要が生じるが、固定台上
のレールと搬送装置上のレールとを同じ間隔で複数設け
ておけば、搬送装置のシフト動作を省略できる。例え
ば、それぞれレールを2本づつ設けておき、固定台上の
レールの一方を二輪車が乗っていない状態の空きトレー
専用とし、他方を二輪車が乗った状態の保持トレー専用
とすることにより、搬送装置をシフトさせなくても固定
台と対向させるだけで、固定台と搬送装置との間で空き
トレーと保持トレーとを同時に移し替えられる。
【0020】また、固定台は、搬送装置におけるトレー
の移送方向両側に配置することもできる。この場合、例
えば搬送装置の側面視で左側の固定台にトレーを移し替
える場合には、移送具を左に向けて作動させればよく、
左側の固定台から搬送装置にトレーを移し替える場合に
は、移送具を左側に変位させた後に右に向けて作動させ
ればよい。一方、右側の固定台にトレーを出し入れする
場合には、単に移送具の作動方向や変位方向を左側の固
定台のときと逆向きにすればよい。
【0021】更に、搬送装置は、二輪車の搬入及び搬出
の際に固定台まで上下左右に移動する。そして、搬送装
置と固定台とが直線上で一致していなければ、トレーの
円滑な移し替えに支障が生じる。ところが、搬送装置は
特に上下方向において誤差が生じやすいという問題があ
る。そこで、固定台を、その搬送装置側が高くなるよう
に傾斜して設置し、かつ、搬送装置にその固定台側を低
くする傾斜機構を付加することが好ましい。上下方向の
誤差は、固定台と搬送装置の傾斜角に差を付けることで
吸収できるからである。なお、傾斜させることにより、
固定台におけるトレーのロック装置が不要になるという
利点もある。
【0022】なお、固定台の配置は、横一列に並べて上
下方向に複数段配置することが一般的であるが、搬送装
置を中心に十字型、凸型又は円型に並べて上下に配置す
ることもできる。この場合、各固定台に二輪車を搬入し
搬出するには、搬送装置に旋回機構を付加する必要があ
るが、十字や凸の組み合わせによって土地に合わせた形
状の建屋を構築でき、土地利用率を大幅に向上させるこ
とができる。一方、円型とした場合には、二輪車で最も
幅広の部分であるハンドル部を外側にすることによっ
て、収容台数を増やすことが可能になる。
【0023】また、二輪車の外形寸法は様々であること
から、大型二輪車に合わせて固定台同士の間隔を設定す
ると駐輪台数が減少し、小型二輪車に合わせると大型二
輪車の収容ができなくなってしまう。そこで、最も一般
的な二輪車が収容できる間隔で固定台を配置し、外形寸
法の測定装置を設置して収容不可能な二輪車をトレーで
搬送する前に確認できるようにしておくことが好まし
い。
【0024】更に、二輪車で横幅が最大となる位置はハ
ンドルやカゴの部分であるので、その部分が重ならない
ように、交互に高低差を有するように固定台を配置する
こともできる。この場合、垂直方向には固定台の間隔が
広がるが、水平方向の間隔を狭めることができるので、
土地に応じて固定台の配置を変更すればよい。
【0025】ところで、二輪車の搬入・搬出口において
は、必ずしも搬入と搬出とが交互に行われるとは限らな
い。即ち、午前中は出勤や通学のために二輪車を預け入
れる搬入が主となり、夕方以降は帰宅時となるため、自
転車を取り出す搬出が主となる。
【0026】このように、搬入と搬出とが交互に行われ
ることは非常に少なく、そのため、ある二輪車の搬入後
に続けて次の搬入を行うには、次の二輪車のための空き
トレーを搬入位置に移動させておく必要が生じる。一
方、搬出後に続けて次の搬出を行うためには、最初の二
輪車の搬出後に残った空きトレーを別の場所に移動させ
ておく必要がある。また、搬入口と搬出口とが別個に設
けられている場合にも、空きトレーの移動が必要とな
る。
【0027】そこで、空きトレーの移動を簡単に行うべ
く、二輪車の搬入・搬出口に、トレーの横移動装置を設
置することが好ましい。横移動装置は、トレーをシフト
させることができれば特に限定されないが、連続的な移
動を簡単に行うには、一対の回転軸の間を周回移動する
エンドレス状の搬送体と、搬送体に固定され、トレーを
乗せる複数のレールと、搬送体の駆動装置とから構成す
ることが好ましい。即ち、搬送体を周回させることで、
トレーを乗せる複数のレールが連続的に移動できるよう
にするのである。なお、周回方向は、一方向であって
も、逆回転可能であってもよい。
【0028】また、駐輪場の利用者が、二輪車をトレー
に乗せたりトレーから降ろしたりする際は、二輪車の横
に立つ。従って、トレーが誤動作でシフトすると非常に
危険となるので、横移動装置にトレーを移し替える縦移
動装置を設置することが好ましい。
【0029】次に、立体駐輪場の設置場所であるが、近
年、駅周辺での自転車等の違法駐輪が問題となっている
ことは周知の通りである。そのため、一部の駅の周辺に
は、大型の立体駐輪場が設置されてきているが、既存の
多くの駅では、その周辺に設置可能な土地を確保できな
いのが現実である。
【0030】そこで、線路上の空スペースを有効に活用
することで、土地確保の問題を解決すべく、鉄道の線路
上空に建屋を設置し、固定台をその建屋内に配置すると
共に、搬入・搬出口を線路脇の地上に設置することが好
ましい。
【0031】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施の形態の具体例
を図面により説明する。図1は、本発明の二輪車の立体
駐輪装置の一例を示す概念図である。即ち、図1(A)
はその平面図、図1(B)はその側面図であり、この例
では2台の固定台を一組とした棚を15連配列すると共
に、7段重ねとしている。なお、二輪車(実施例では自
転車)の搬入及び搬出部を確保するため、固定台の数
量、即ち駐輪可能台数は、2台×15連×7段−2台の
208台となっている。
【0032】図2及び図3は、本発明の二輪車の立体駐
輪装置における搬入(入庫)動作の一例を示す概念図で
ある。即ち、図2(A)に示すように、搬入口のレール
上にあるトレー2に人が自転車10をセットする。人が
離れて安全が確認されると、搬送装置3に取り付けられ
た変位装置3D(実施例ではシリンダー)が作動し、図
2(B)に示すように、搬入口と近接する位置まで変位
する。
【0033】続いて、搬送装置3の駆動装置3C(実施
例では回転モーター)により移送具3B(実施例ではチ
ェーンに取り付けられた2個のドグ)が図2の左側に向
けて動き、図2(C)に示すように、トレー2の突起を
挟むことで搬入口のレール上から搬送装置3のレール3
A上にトレー2を引き込む。図2(D)が引き込み完了
状態であり、2個のドグで構成された移送具3Bの間に
トレー2の突起が挟まれ、トレー2が固定されている。
【0034】このようにして搬送装置3に移された自転
車10は、トレー2ごと搬送装置3に乗って搬入すべき
固定台1の前まで移動し、図3(A)に示す状態とな
る。すると、搬送装置3に取り付けられた変位装置3D
が作動し、図3(B)に示すように、固定台1と近接す
る位置まで変位する。
【0035】次に、搬送装置3の駆動装置3Cにより移
送具3Bが固定台1に向けて動き、図3(C)に示すよ
うに、トレー2の突起を挟みながら搬送装置3のレール
3A上から固定台1のレール1A上にトレー2を押し出
す。図3(D)が押し出し完了状態であり、図示しない
ロック装置によってトレー2の後端が搬送装置3側には
み出した状態で固定される。
【0036】従って、自転車10を保持したトレー2が
空いていた固定台1に移し替えられ搬入が完了する。そ
して、自転車10はトレー2によって移動するから、自
転車10は鍵をかけたままの状態でも駐輪可能となって
いる。一方、空の搬送装置3は、図3(E)に示すよう
に、変位装置3Dの逆作動によって固定台1から離間
し、所定の位置で待機する。なお、新たな自転車10の
搬入の際には、空のトレー2を乗せた搬送装置3が入口
に向かう。
【0037】図4及び図5は、本発明の二輪車の立体駐
輪装置における搬出(出庫)動作の一例を示す概念図で
ある。即ち、最初に空の搬送装置3が搬出すべき自転車
10のある固定台1の前まで移動し、移送具3B(実施
例ではチェーンに取り付けられた2個のドグ)がトレー
2の下側に位置するように駆動装置3C(実施例では回
転モーター)が作動して、図4(A)に示す状態とな
る。
【0038】続いて、図4(B)に示すように、変位装
置3D(実施例ではシリンダー)によって搬送装置3が
固定台1と近接する位置まで変位する。すると、駆動装
置3Cが搬入時と逆に回転し、移送具3Bがトレー2の
後端を引っ掛け、図4(C)に示すように、固定台1の
レール1A上から搬送装置3のレール3A上にトレー2
を引き出す。図4(D)が引き出し完了状態であり、搬
送装置3に乗ったトレー2は、2個のドグで構成された
移送具3Bの間にトレー2の突起が挟まれて固定されて
いる。
【0039】このようにして自転車10を保持したトレ
ー2が搬送装置3に移し替えられ、図4(E)に示すよ
うに、変位装置3Dの逆作動によって固定台1から離間
する。そして、搬送装置3が搬出口のレールの前まで移
動し、図5(A)に示す状態となる。すると、搬送装置
3に取り付けられた変位装置3Dが作動し、図5(B)
に示すように、搬出口と近接する位置まで変位する。
【0040】次に、搬送装置3の駆動装置3Cにより移
送具3Bが搬出口に向けて動き、図5(C)に示すよう
に、トレー2の突起を挟みながら搬送装置3のレール3
A上から搬出口のレール上にトレー2を押し出す。図5
(D)が押し出し完了状態であり、図示しないロック装
置によってトレー2の後端が搬送装置3側にはみ出した
状態で固定される。
【0041】一方、空の搬送装置3は、図5(E)に示
すように、変位装置3Dの逆作動によって搬出口から離
間し、所定の位置で待機する。搬送装置3が離れて安全
が確認された後、トレー2から自転車10を取り出せば
搬出が完了する。なお、別の自転車の搬出の際には、搬
出口の空のトレー2を適当な固定台に移し替えて空にな
った搬送装置3が、搬出すべき自転車のある固定台に向
かう。
【0042】図6は、本発明の二輪車の立体駐輪装置に
おける固定台1のレール1A又は搬送装置3のレール3
Aとトレー2との関係の一例を示す図である。即ち、図
6(A)はトレー2の側面図であり、トレー2の下部に
はガイドローラー2A及び走行ローラー2Bが取り付け
られている。そして、図6(B)及び(C)に示す断面
図のように、固定台1(又は搬送装置3)の上部にある
断面凹状のレール1A(又は3A)によってガイドロー
ラー2Aが案内され、走行ローラー2Bによってレール
1A(又は3A)上を往復する。
【0043】図7は、本発明の二輪車の立体駐輪装置に
おける搬送装置3の移送具3Bとトレー2の突起2C1
との関係の一例を示す図である。即ち、図7(A)は搬
送装置3の側面視で右側のトレー2を引き出す前の状態
を示しており、2個のドグからなる移送具3Bがチェー
ン(又はベルト)に取り付けられている。そして、一方
のドグ3B11がトレー2の突起2C1 の下側に位置する
ように、駆動装置3Cを作動させたものである。
【0044】そして、図7(B)に示すように、変位装
置3Dによって搬送装置3の先端をトレー2の突起2C
1 の下まで変位させた後、駆動装置3Cで移送具3Bを
左向きに動かせば、突起2C1 がドグ3B11に押され
て、図7(C)のようにトレー2が引き出される。
【0045】図7(D)はトレー2の引き出し完了状態
を示し、2個のドグ3B11と3B12との間に突起2C1
が挟まれているので、トレー2が固定されることとな
る。なお、図7(D)の状態において、トレー2を左側
のレールに移載するときは、変位装置によって搬送装置
3を左に変位させた後、チェーン(又はベルト)を反時
計回りに動かせば、今度は突起2C2 をドグ3B22が押
すので、トレー2が左に押し出される。一方、トレー2
を右側のレールに移載するときは、変位装置によって搬
送装置3を右に変位させた後、チェーン(又はベルト)
を時計回りに動かせば、突起2C1 をドグ3B12が押す
ので、トレー2が右に押し出される。
【0046】図8及び図9は、本発明の二輪車の立体駐
輪装置における搬入(入庫)動作及び搬出(出庫)動作
の他の例を示す概念図である。即ち、図8及び図9に示
す例では、搬送装置3が2個のレール3A1 ,3A2
有しており、2台のトレーを収容してそれぞれ独立に固
定台に搬入し搬出することが可能となっている。そのた
め、図8(A)に示すように、常時、搬送装置3の一方
のレール3A1 に空きトレー21 を乗せておき、他方の
レール3A2 にトレーを乗せる余地を残しておくことが
できる(以下、この状態を基本型という)。
【0047】次に、図8(B)〜(J)に基づいて搬入
(入庫)動作を説明する。立体駐輪装置の入口(搬送装
置3の左側)には常時空きトレーが置かれており、利用
者はこのトレーに自転車を乗せることができる(以下、
空きトレーを21 、自転車が乗った状態の保持トレーを
2 で示す)。図8(B)の通り、搬送装置3は、空き
トレー21 の乗っていないレール3A2 が入口にある保
持トレー22 のレール11と一致する位置(以下、原点
位置)にあるので、図8(C)のように、直ちに保持ト
レー22 がレール11から搬送装置3のレール3A2
に移る。
【0048】すると、搬送装置3が横移動し、図8
(D)のように、空きトレー21 が乗っているレール3
1 がレール11と一致する位置で止まる。そして今度
は、図8(E)の通り、空きトレー21 が搬送装置3か
らレール11上に移る。従って、立体駐輪装置の入口
(搬送装置3の左側)には常時空きトレーが置かれるこ
ととなり、次の利用者も直ちに自転車をトレーに乗せる
ことができるのである。
【0049】こうして保持トレー22 のみとなった搬送
装置3は、固定台の空き番地まで移動する。空き番地の
固定台には常時空きトレー21 が置かれており、搬送装
置3は、図8(F)の通り、保持トレー22 の乗ってい
ないレール3A1 が固定台のレール1Aと一致する位置
で止まるので、図8(G)のように、直ちに空きトレー
1 が固定台から搬送装置3のレール3A1 上に移る。
【0050】すると、搬送装置3が横移動し、図8
(H)のように、保持トレー22 が乗っているレール3
2 が固定台のレール1Aと一致する位置で止まる。そ
して今度は、図8(I)の通り、保持トレー22 が搬送
装置3から固定台のレール1A上に移り、搬入完了とな
る。搬入完了後、再び基本型になった搬送装置3は、入
口と出口の間の原点位置に戻って新たな自転車の搬入又
は搬出に備える。
【0051】なお、図8において、立体駐輪装置の入口
(搬送装置3の左側)にあるレール11の手前には、自
転車の外形寸法の測定装置4が設置されている。従っ
て、自転車を空きトレー21 で保持する前に、固定台に
収容できない大きさの自転車が搬入されてしまう事態を
防止することができる。
【0052】一方、搬出(出庫)動作は、図9(A)〜
(I)に示す通りである。即ち、最初に基本型の搬送装
置3が搬出すべき自転車のある固定台の指定番地まで移
動する。この際、図9(A)のように、空きトレー21
の乗っていないレール3A2が保持トレー22 のある固
定台のレール1Aと一致する位置で止まるので、図9
(B)のように、直ちに保持トレー22 が固定台から搬
送装置3のレール3A2上に移る。
【0053】すると、搬送装置3が横移動し、図9
(C)のように、空きトレー21 が乗っているレール3
1 が固定台のレール1Aと一致する位置で止まる。そ
して今度は、図9(D)の通り、空きトレー21 が搬送
装置3から固定台のレール1A上に移る。従って、空き
番地となる固定台には常時空きトレー21 が置かれるこ
ととなる。
【0054】こうして保持トレー22 のみとなった搬送
装置3は、入口と出口の間の原点位置まで移動する。立
体駐輪装置の出口(搬送装置3の右側)にあるレール1
2には常時空きトレー21 が置かれており、搬送装置3
は、図9(E)の通り、保持トレー22 の乗っていない
レール3A1 がレール12と一致する位置で止まるの
で、図9(F)のように、直ちに空きトレー21 がレー
ル12から搬送装置3のレール3A1 上に移る。
【0055】すると、搬送装置3が横移動し、図9
(G)のように、保持トレー22 が乗っているレール3
2 がレール12と一致する位置で止まる。そして今度
は、図9(H)の通り、保持トレー22 が搬送装置3か
らレール12上に移り、搬出完了となる。搬出完了後、
再び基本型になった搬送装置3は、新たな自転車の搬入
又は搬出に備える。なお、利用者が保持トレー22 から
自転車を降ろすことにより空きトレー21 となるので、
立体駐輪装置の出口(搬送装置3の右側)には常時空き
トレーが置かれることとなる。
【0056】従って、図8及び図9に示す例では、常に
入口と出口に空きトレーがあり、かつ、搬送装置の一方
のレールに空きトレーが乗っており、他方のレールにト
レーを乗せる余地が残っているので、自転車の搬入時に
空きトレーを取りに行く時間や、自転車の搬出時に空き
トレーを返しに行く時間が省け、搬入及び搬出時間を大
幅に短縮させることができる。
【0057】図10及び図11は、本発明の二輪車の立
体駐輪装置における搬入(入庫)動作及び搬出(出庫)
動作の更に他の例を示す概念図である。即ち、図10及
び図11に示す例では、図10(A)の通り、搬送装置
3が2個のレール3A1 ,3A2 を有しており、固定台
1にも2個のレール1A1 ,1A2 が同じ間隔で設けら
れている。そして、レール1A1 が空きトレー21 専用
で、レール1A2 が保持トレー22 専用となっている。
【0058】次に、図10(B)〜(F)に基づいて搬
入(入庫)動作を説明する。立体駐輪装置の搬入口には
トレーの横移動装置14が設置されている。そして、横
移動装置14の表面には2本のレール14B1 ,14B
2 が見えている。レール14B1 ,14B2 は、搬送装
置3のレール3A1 ,3A2 と同じ間隔となっており、
その一方(搬入位置)のレールには空きトレーが乗って
いる。従って、利用者はこの空きトレーに自転車を乗せ
ることにより、図10(B)に示す保持トレー22 とす
ることができる。
【0059】このとき、横移動装置14上の保持トレー
2 は搬送装置3の空きレール3A 2 に対応する位置に
あり、横移動装置14の空きレール14B1 は搬送装置
3上の空きトレー21 に対応する位置にある。その後、
スタート指令により、横移動装置14上の保持トレー2
2 は搬送装置3のレール3A2 上に、搬送装置3上の空
きトレー21 は横移動装置14の空きレール14B1
に同時に移り、図10(C)の状態になる。
【0060】続いて、横移動装置14上の空きトレー2
1 は、図10(D)に示す通り、次の自転車を直ちに乗
せることができるように搬入位置までシフトする。これ
は、レール14B1 が、図12に示す駆動装置14Cに
よって移動したためであり、その結果、横移動装置14
の表面には、2本のレール14B1 ,14B6 が見える
ようになる。
【0061】また、搬送装置3は固定台の空き番地に移
動する。空き番地では、図10(E)に示すように、固
定台1の空きレール1A2 に対応して搬送装置3の保持
トレー22 が位置し、固定台1の空きトレー21 に対応
して搬送装置3の空きレール3A1 が位置するようにな
っている。
【0062】従って、図10(F)に示すように、搬送
装置3上の保持トレー22 を固定台1の空きレール1A
2 に移載すれば、搬入完了となる。なお、同時に固定台
1上の空きトレー21 が搬送装置3の空きレール3A1
に移される。
【0063】一方、搬出(出庫)動作は、図11(A)
〜(E)に示す通りである。即ち、搬入完了後、空きト
レー21 がレール3A1 上に乗った搬送装置3が搬出す
べき自転車のある固定台1の前まで移動し、図11
(A)に示す状態となる。なお、この状態は搬入完了を
示す図10(F)と全く同じである。
【0064】そして、搬出時には搬入時と全く逆の動作
が行われ、図11(B)に示すように、固定台1上の保
持トレー22 が搬送装置3の空きレール3A2 に移され
ると同時に、搬送装置3上の空きトレー21 が固定台1
の空きレール1A1 に移される。
【0065】こうして保持トレー22 のみとなった搬送
装置3は、図11(C)に示すように、搬出口の前まで
移動する。搬出口では、搬送装置3の保持トレー22
対応する位置に横移動装置14の空きレール14B1
位置しており、搬送装置3の空きレール3A1 に対応す
る位置の横移動装置14上に空きトレー21 が乗ってい
る。
【0066】従って、図11(D)に示すように、搬送
装置3上の保持トレー22 を横移動装置14の空きレー
ル14B1 に移載すれば搬出完了となるので、利用者は
保持トレー22 から自転車を取り出せばよい。更に、自
転車が取り出されて空きトレー21 になると、図11
(E)に示す通り、次の搬送装置の保持トレーを支障な
く搬出口に移せるように、空きトレー21 がシフトす
る。これは、レール14B 1 が、図12に示す駆動装置
14Cによって移動したためであり、今度は2本のレー
ル14B1 ,14B2 が見えるようになる。
【0067】図12は、このような横移動装置を示す正
面図であり、一対の回転軸の間を周回移動するエンドレ
ス状の搬送体14Aと、搬送体14Aに固定され、トレ
ー2を乗せる6本のレール14B1 ,14B2 ,14B
3 ,14B4 ,14B5 ,14B6 と、搬送体14Aの
駆動装置14Cとからなっている。従って、搬入又は搬
出が連続した場合であっても、搬送体14Aを一方向に
周回させるか、必要に応じて逆回転させることで、トレ
ー2を乗せる複数のレール14B1 〜14B6を連続的
に移動させることで対応できる。
【0068】ここで、搬送体14Aとしては、チェーン
やベルト等が使用でき、回転軸は、搬送体14Aの種類
に合わせて、スプロケットやプーリー等を使用する。な
お、安全のためにカバー15及び安全柵16が設置され
ている。
【0069】図13は、横移動装置にトレーを移し替え
る縦移動装置を設置した例を示す建屋の平面図である。
この縦移動装置17は、駐輪場の利用者が、二輪車をト
レーに乗せたりトレーから降ろしたりするために二輪車
の横に立った際に、横移動装置14が誤動作した場合の
危険を回避するために設置されるものである。
【0070】即ち、図13に示す建屋18は、1階に搬
入・搬出口13があり、2階から上に固定台1がある。
そして、搬送装置3のある階上と1階とを昇降可能な横
移動装置14で連絡しているが、危険防止のために横移
動装置14はシャッターの内部に設置されている。そし
て、駐輪場の利用者がシャッターの中に入らなくても二
輪車を出し入れできるように、シャッターの前に縦移動
装置17が設置されている。従って、駐輪場を利用する
際は、縦移動装置17上のトレーに二輪車を乗せればシ
ャッターが開き、横移動装置14が縦移動装置17上の
トレーを引き出した後にシャッターが閉じるので、利用
者の安全性が確保される。
【0071】図14は、本発明の二輪車の立体駐輪装置
における固定台1と搬送装置3との関係の一例を示す図
である。即ち、一般的に固定台1及び搬送装置3は水平
状態で維持されるが、図14の例では、固定台1が搬送
装置3側で高くなるように傾斜して設置されており、搬
送装置には固定台1側を低くできる傾斜機構3Eが付加
されている。
【0072】従って、搬送装置3が固定台1の前まで移
動した際に、たとえ上下方向に誤差が生じたとしても、
上下方向の誤差を固定台1と搬送装置3との傾斜角の差
で吸収できるので、トレー2を常に円滑に移し替えるこ
とが可能となる。即ち、搬送装置3が所定の位置より高
ければ傾斜を大きくし、所定の位置より低ければ傾斜を
小さくして対応するのである。また、傾斜させることに
より、固定台1からトレー2が飛び出すことを防止する
ロック装置が不要になるという利点もある。なお、固定
台1を水平状態とし、搬送装置3だけを傾斜可能として
も誤差に対応できるが、トレーの移し替えには動力が必
要となる。また、搬送装置3の両側に固定台1がある場
合には、傾斜機構3Eによって搬送装置3の中央部を支
点に両側に傾斜できるようにしておけばよい。
【0073】図15は、本発明の二輪車の立体駐輪装置
における固定台1の水平方向の配置例を示す図である。
即ち、一般的に固定台1は横一列に並べられるが、図1
3の例では、固定台1が搬送装置3を中心に十字状又は
凸状に配置されており、搬送装置3には旋回機構3Fが
付加されている。
【0074】従って、長方形以外の形状を持つ土地であ
っても、十字や凸の組み合わせによってその土地に合っ
た形状の建屋を構築できるので、土地利用率の大幅な向
上が可能となる。なお、当然ながら組み合わせによって
長方形にもできるので、十字と凸の2つのユニットを用
意しておけば、あらゆる土地に対応可能となる。
【0075】例えば、図16(A)は、固定台1が搬送
装置3を中心に凸状に配置された図15(B)のユニッ
トを組み合わせ、平面視で全体として方形にした立体駐
輪装置を示すものである。一方、図16(B)は、固定
台1が搬送装置3を中心に十字状に配置された図15
(A)のユニットと、十字状配置の図15(B)のユニ
ットとを組み合わせることで、土地に合わせて変形させ
たものである。
【0076】また、図17は、固定台1が搬送装置3を
中心に円型に配置された例を示す図である。この場合、
二輪車で最も幅広の部分であるハンドルが外側になるよ
うにトレーを搬入することで、収容台数を増やすことが
可能になる。なお、搬入や搬出時に方向転換が必要であ
れば、搬送装置3の旋回機構3Fを利用すればよい。
【0077】なお、固定台1同士の間隔は、大型二輪車
(例えばバイク)に合わせて固定台同士の間隔を設定す
ると駐輪台数が減少し、小型二輪車(例えば自転車)に
合わせると大型二輪車の収容ができなくなってしまうの
で、最も一般的な大きさの二輪車が収容できる程度に設
定しておく。但し、二輪車の外形寸法は様々であること
から、入口に二輪車の外形寸法の測定装置を設置し、収
容不可能な二輪車をトレーで搬送する前に確認できるよ
うにしておくことが好ましい。
【0078】図18は、本発明の二輪車の立体駐輪装置
における固定台1の垂直方向の配置例を示す図である。
即ち、一般的に固定台1は同一平面上に並べられるが、
図18の例では、隣接する固定台1が交互に高低差を有
するように配置されている。
【0079】従って、自転車の横幅が最大となるハンド
ルやカゴの部分が重ならず、固定台1の水平方向の間隔
を狭めることができる。なお、この場合、垂直方向には
固定台1の間隔が広がるので、土地に応じて適宜選択す
ればよい。
【0080】図19は、本発明の二輪車の立体駐輪装置
を鉄道の線路上空に設置した例を示す概念図である。即
ち、駅の周辺に土地を確保できない場合であっても、線
路上の空スペースを有効に活用して建屋18を設置し、
固定台1をその建屋内に配置すると共に、搬入・搬出口
13を線路脇の地上に設置したものである。
【0081】この場合、搬入・搬出口13の二輪車を線
路上空に持ち上げるには、例えば、図19に示すよう
に、図12の横移動装置14を昇降可能に構成すればよ
い。即ち、地上の搬入・搬出口13と階上の固定台1と
を昇降可能な横移動装置14によって連絡するのであ
る。なお、昇降可能とした横移動装置14に対し、地上
の搬入・搬出口13に、更に図13に示す縦移動装置を
設置することもできる。
【0082】また、固定台1のレールの一部を地上の搬
入・搬出口13まで昇降可能に構成してもよい。即ち、
固定台1のレール中、2本〜4本程度を昇降レールとす
るのである。この場合、搬入する二輪車は、昇降レール
によって地上から階上に持ち上げられ、階上の搬送装置
を経由して搬入すべき固定台1まで運ばれることとな
る。一方、搬出の際は、最終的に昇降レールによって地
上まで降ろされるが、昇降レールは横移動しないので、
地上に降下した際に、昇降レールと対向する位置に別途
横移動装置を設けておく。なお、地上における昇降レー
ルと横移動装置との連絡のため、昇降レールか横移動装
置の一方に、長手方向の移動機能を付加しておく。
【0083】更に、横移動装置を地上ではなく階上(搬
入・搬出口13の上方)に設置し、階上の横移動装置と
地上の搬入・搬出口13との間を、新たに設置した昇降
レールによって連絡することもできる。この場合の二輪
車の搬出は、横移動装置から昇降レールに移し替えた
後、昇降レールを地上に降下させることによって行う。
なお、階上における昇降レールと横移動装置との連絡の
ため、昇降レールか横移動装置の一方に、長手方向の移
動機能を付加しておく。
【0084】
【発明の効果】本発明の二輪車の立体駐輪装置は、二輪
車の搬送装置が、トレーの移送具と、移送具の駆動装置
と、移送具の変位装置とを有し、移送具を固定台側に向
けて作動させると、トレーが搬送装置上から固定台上に
移し替えられ、移送具を固定台側に変位させた後に移送
具を逆作動させると、トレーが固定台上から搬送装置上
に移し替えられるので、トレーの持上機が不要で動作が
単純化され、二輪車の搬入及び搬出時間を大幅に短縮す
ることができる。また、施錠したまま駐輪することもで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の二輪車の立体駐輪装置の一例
を示す概念図である。
【図2】図2は、本発明の二輪車の立体駐輪装置におけ
る搬入(入庫)動作の一例を示す概念図であり、搬入口
から搬送装置までを示すものである。
【図3】図3は、本発明の二輪車の立体駐輪装置におけ
る搬入(入庫)動作の一例を示す概念図であり、搬送装
置から固定台までを示すものである。
【図4】図4は、本発明の二輪車の立体駐輪装置におけ
る搬出(出庫)動作の一例を示す概念図であり、固定台
から搬送装置までを示すものである。
【図5】図5は、本発明の二輪車の立体駐輪装置におけ
る搬出(出庫)動作の一例を示す概念図であり、搬送装
置から搬出口までを示すものである。
【図6】図6は、本発明の二輪車の立体駐輪装置におけ
る固定台のレール又は搬送装置のレールとトレーとの関
係の一例を示す図である。
【図7】図7は、本発明の二輪車の立体駐輪装置におけ
る搬送装置の移送具とトレーの突起との関係の一例を示
す図である。
【図8】図8は、本発明の二輪車の立体駐輪装置におけ
る搬入(入庫)動作の他の例を示す概念図である。
【図9】図9は、本発明の二輪車の立体駐輪装置におけ
る搬出(出庫)動作の他の例を示す概念図である。
【図10】図10は、本発明の二輪車の立体駐輪装置に
おける搬入(入庫)動作の更に他の例を示す概念図であ
る。
【図11】図11は、本発明の二輪車の立体駐輪装置に
おける搬出(出庫)動作の更に他の例を示す概念図であ
る。
【図12】図12は、本発明の二輪車の立体駐輪装置に
おける横移動装置を示す正面図である。
【図13】図13は、本発明の二輪車の立体駐輪装置に
縦移動装置を設置した例を示す平面図である。
【図14】図14は、本発明の二輪車の立体駐輪装置に
おける固定台と搬送装置との関係の一例を示す図であ
る。
【図15】図15は、本発明の二輪車の立体駐輪装置に
おける固定台の水平方向の配置例を示す図である。
【図16】図16は、本発明の二輪車の立体駐輪装置に
おいて、図13のユニットを組み合わせた構築例を示す
図である。
【図17】図17は、本発明の二輪車の立体駐輪装置に
おける固定台の水平方向の他の配置例を示す図である。
【図18】図18は、本発明の二輪車の立体駐輪装置に
おける固定台の垂直方向の配置例を示す図である。
【図19】図19は、本発明の二輪車の立体駐輪装置を
鉄道の線路上空に設置した例を示す概念図である。
【符号の説明】
1‥固定台 1A,1A1 ,1A2 ‥レール 2‥トレー 21 ‥空きトレー 22 ‥保持トレー 2A‥ガイドローラー 2B‥走行ローラー 2C,2C1 ,2C2 ‥突起 3‥搬送装置 3A,3A1 ,3A2 ‥レール 3B,3B11,3B12,3B21,3B22‥移送具(ド
グ) 3C‥駆動装置(回転モーター) 3D‥変位装置(シリンダー) 3E‥傾斜機構 3F‥旋回機構 4‥外形寸法の測定装置 10‥二輪車(自転車) 11‥レール 12‥レール 13‥搬入・搬出口 14‥横移動装置 14A‥搬送体 14B1 ,14B2 ,14B3 ,14B4 ,14B5
14B6 ‥レール 14C‥駆動装置 15‥カバー 16‥安全柵 17‥縦移動装置 18‥建屋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04H 6/18 613 E04H 6/18 613B 613C

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立体的に配置された複数の固定台(1)
    と、二輪車を保持するトレー(2)と、トレー(2)を
    収容して移動させる搬送装置(3)とからなり、固定台
    (1)の一つに、二輪車を保持したトレー(2)を搬送
    装置(3)で搬入し搬出する二輪車の立体駐輪装置であ
    って、搬送装置(3)が、トレー(2)の移送具(3
    B)と、移送具(3B)の駆動装置(3C)と、移送具
    (3B)の変位装置(3D)とを有し、移送具(3B)
    を固定台(1)側に向けて作動させると、トレー(2)
    が搬送装置(3)上から固定台(1)上に移し替えら
    れ、移送具(3B)を固定台(1)側に変位させた後に
    移送具(3B)を逆作動させると、トレー(2)が固定
    台(1)上から搬送装置(3)上に移し替えられること
    を特徴とする二輪車の立体駐輪装置。
  2. 【請求項2】 固定台(1)及び搬送装置(3)の上部
    が、断面凹状のレール(1A,3A)になっており、ト
    レー(2)の下部に取り付けられたガイドローラー(2
    A)及び走行ローラー(2B)により、トレー(2)
    が、固定台(1)と搬送装置(3)との間を往復するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の二輪車の立体駐輪装
    置。
  3. 【請求項3】 搬送装置(3)の移送具(3B)が、チ
    ェーン又はベルトに取り付けられたドグであり、駆動装
    置(3C)が、チェーン又はベルトの回転モーターであ
    り、変位装置(3D)がシリンダーであることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の二輪車の立体駐輪装置。
  4. 【請求項4】 2個のドグからなる搬送装置(3)の移
    送具(3B)が、トレー(2)の突起(2C)を挟むよ
    うにチェーン又はベルトに取り付けられていることを特
    徴とする請求項3に記載の二輪車の立体駐輪装置。
  5. 【請求項5】 固定台(1)又は搬送装置(3)に、ト
    レー(2)のロック装置が設けられていることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれか1項に記載の二輪車の立体
    駐輪装置。
  6. 【請求項6】 固定台(1)上にあるトレー(2)の端
    部が、搬送装置(3)側にはみ出していることを特徴と
    する請求項1〜5のいずれか1項に記載の二輪車の立体
    駐輪装置。
  7. 【請求項7】 搬送装置(3)が、複数のトレー(2)
    を収容可能であり、かつ、固定台(1)に、それぞれの
    トレー(2)を独立に搬入及び搬出可能であることを特
    徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の二輪車の
    立体駐輪装置。
  8. 【請求項8】 固定台(1)上のレール(1A)と搬送
    装置(3)上のレール(3A)とが、それぞれ同じ間隔
    で複数設けられていることを特徴とする請求項7に記載
    の二輪車の立体駐輪装置。
  9. 【請求項9】 固定台(1)上のレール(1A)が2本
    あり、その一方が、二輪車が乗っていない状態の空きト
    レー(21 )専用で、他方が、二輪車が乗った状態の保
    持トレー(22 )専用であることを特徴とする請求項8
    に記載の二輪車の立体駐輪装置。
  10. 【請求項10】 固定台(1)が、搬送装置(3)にお
    けるトレー(2)の移送方向両側に配置されていること
    を特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の二輪
    車の立体駐輪装置。
  11. 【請求項11】 固定台(1)が、その搬送装置(3)
    側が高くなるように傾斜して設置され、かつ、搬送装置
    (3)に、その固定台(1)側を低くする傾斜機構(3
    E)が付加されていることを特徴とする請求項1〜10
    のいずれか1項に記載の二輪車の立体駐輪装置。
  12. 【請求項12】 固定台(1)が、搬送装置(3)を中
    心とする十字型、凸型又は円型のいずれかの形状に配置
    され、かつ、搬送装置(3)に、旋回機構(3F)が付
    加されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれ
    か1項に記載の二輪車の立体駐輪装置。
  13. 【請求項13】 円型に配置した固定台(1)に、二輪
    車のハンドルが外側になるようにトレー(2)を搬入す
    ることを特徴とする請求項12に記載の二輪車の立体駐
    輪装置。
  14. 【請求項14】 二輪車を搬送装置(3)に引き込む前
    に、二輪車の外形寸法の測定装置(4)が設置されてい
    ることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記
    載の二輪車の立体駐輪装置。
  15. 【請求項15】 隣接する固定台(1)が、交互に高低
    差を有するように配置されていることを特徴とする請求
    項1〜14のいずれか1項に記載の二輪車の立体駐輪装
    置。
  16. 【請求項16】 二輪車の搬入・搬出口(13)に、ト
    レー(2)の横移動装置(14)が設置されていること
    を特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の二
    輪車の立体駐輪装置。
  17. 【請求項17】 横移動装置(14)が、一対の回転軸
    の間を周回移動するエンドレス状の搬送体(14A)
    と、搬送体(14A)に固定され、トレー(2)を乗せ
    る複数のレール(14B1 ,14B2 ,・・・)と、搬
    送体(14A)の駆動装置(14C)とからなることを
    特徴とする請求項16に記載の二輪車の立体駐輪装置。
  18. 【請求項18】 横移動装置(14)にトレー(2)を
    移し替える縦移動装置(17)が設置されていることを
    特徴とする請求項16又は17に記載の二輪車の立体駐
    輪装置。
  19. 【請求項19】 固定台(1)が、鉄道の線路上空に設
    置された建屋(18)内に配置され、搬入・搬出口(1
    3)が、線路脇の地上に設置されていることを特徴とす
    る請求項1〜18のいずれか1項に記載の二輪車の立体
    駐輪装置。
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