JPH053340U - 制水扉装置 - Google Patents

制水扉装置

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JPH053340U
JPH053340U JP4986291U JP4986291U JPH053340U JP H053340 U JPH053340 U JP H053340U JP 4986291 U JP4986291 U JP 4986291U JP 4986291 U JP4986291 U JP 4986291U JP H053340 U JPH053340 U JP H053340U
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lower door
door
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上側および下側扉体を可動堰で構成したもの
において、止水性の向上を図るとともに、堰使用時に下
側扉体が上側扉体と一緒に共連れ移動しないようにす
る。 【構成】 下側扉体3の後面を戸当り1に対して第1組
の止水板25,26を介して圧接させるウェッジブロッ
ク29を両者3,1間に設け、上側扉体4の自重を下側
扉体3に付与して、それの浮き上りを防止する押込用ボ
ルト24を下側扉体3に設け、上側扉体4の後面を下側
扉体3に対して第2組の止水板27,28を介して圧接
させる扉体保持装置36を上記上側扉体4に設けた構成
とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、たとえば下水用の雨水滞水池に対する流入量の調整や締切り用とし て使用される制水扉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の装置として、ゲートを開閉する扉体を上下2段に分けてそれぞ れを可動堰として構成したものが知られている。これは、下側扉体に対して上側 扉体の上下方向の位置を変えて堰として使用し、上側扉体の最上位置でゲートを 全閉させるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記したような構成の従来の制水扉装置は、上側および下側扉体がそれぞれ可 動堰に構成されているので、堰使用時において、下側扉体の戸当りに対する止水 性が悪く、逆圧の時にも十分な止水性能が確保されにくい。また、上側扉体を上 昇させる際に、下側扉体が追従して、つまり、共づれして上昇移動する可能性が ある。これを防止するためには、下側扉体を大形、大重量にしなければならず、 そうすると、堰高の調整代が制約されることになる。
【0004】 本考案は上記のような問題点を解消するためになされたもので、止水性に優れ 、しかも上側扉体の上昇時に下側扉体が一緒に変位することを防止できる制水扉 装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案に係る制水扉装置は、下側扉体の後面を戸当 りに対して第1組の止水板を介して圧接させるウェッジブロックを上記下側扉体 の前面と戸当りとの間に介在し、上側扉体の押圧力を下側扉体に与えてそれの浮 き上りを防止する押込用ボルトを該下側扉体の前面下部に設け、上記上側扉体の 後面を第2組の止水板を介して下側扉体に圧接させる扉体保持装置を上側扉体の 前面側に設けたものである。
【0006】
【作用】
上記構成によれば、下側扉体の前面と戸当りとの間にウェッジブロックを介装 して下側扉体の後面を戸当りに対して第1組の止水板を介して圧接させ、しかも 上側扉体の押圧力を押込ボルトにより下側扉体に付与して、それの浮き上りを防 止しているので、下側扉体の止水性が向上するとともに、下側扉体が上側扉体と 一緒に上昇されることが防止され、また、扉体保持装置により上側扉体を下側扉 体に対して第2組の止水板を介して圧接させるので、締切り時などにおける止水 性が良好に保持される。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面にもとづいて説明する。図1および図2はそれぞ れ本考案の一実施例による制水扉装置を示す一部破断正面図および一部破断側面 図である。
【0008】 図1および図2において、1は下部戸当り、2は下部戸当り1の上端に接続さ れている上部戸当り、3は下部戸当り1に嵌合された下側扉体で、上枠部3aを 有する。4は下側扉体3の前面(上流側の面)に対向して上下方向へスライド可 能に配設された上側扉体であり、上記戸当り1,2で形成されたゲート5を開閉 するようになっている。6,7は上記下部および上部戸当り1,2に設けられた 扉体案内板である。
【0009】 8は地上側に固設された架台、9はその架台8上を被うカバーであり、架台8 上には、スタンド10を介して扉体開閉操作機構部11が据え付けられている。 この扉体開閉操作機構部11には、ハンドル12の回転操作によって昇降する弁 棒13が保持されており、この弁棒13の下端側に上記上側扉体4が連結部材1 4により連結されている。15は上記下側扉体3の上端に下向きに取り付けられ て上側扉体4の下側扉体3に対する上限位置を決める上限ストッパである。上記 下側扉体3における上枠部3aの上端には、フックブラケット16が固定されて おり、このフックブラケット16には、図3および図4に示すように、上記上側 扉体4が上限ストッパ15に当って下側扉体3と共に上昇する際に、自重で時計 方向へ回動して該上側扉体4の前面側上部に係合するフック17が軸18を介し て枢着されている。19は上記下部戸当り1の上部側において設けられた係合解 除ピンであり,全開位置から両扉体3,4がフック17を介して一体的に下降し て下部扉体3が閉位置に達すると、上記フック17の解除片部17aに当ってフ ック17を図2の反時計方向へ回動させ上部扉体4に対する係合を解除するため のものである。20はピン取付ブラケットである。
【0010】 21は上記下部戸当り1の前面下端部に取付部材22を介して取り付けられて 下側扉体3の下面に当接される下限ストッパであり、アジャストボルトで構成さ れている。上記下側扉体3の前面下部には、図5に示すように、取付部材23に より押込用ボルト24が取り付けられている。この押込用ボルト24はアジャス トボルトで構成されており、上記上部扉体4の自重を受けて下部扉体3の浮き上 りを阻止するとともに、下限ストッパも兼用している。
【0011】 上記下部戸当り1の後部内面および下側扉体4の後面には、図6に示すように 、互いに当接する第1組の止水板25,26がそれぞれ取り付けられており、ま た、下側扉体3の前面突部3bの前面および上記上部扉体4の後面には、互いに 当接する第2組の止水板27,28がそれぞれ取り付けられている。上記下部戸 当り1の案内板6の内面と上記下側扉体3の側部3cの前面との間には、ウェッ ジブロック29が介装されている。このウェッジブロック29はウェッジ30と 楔31とからなり、上記第1組の止水板25,26の圧接力を高めるようになっ ている。上記上側扉体4の前面には、上記案内板6の内面側のライナー32に転 接するローラ33がブラケット34,35を介して取り付けられており、これら ローラ33、ブラケット34,35などにより上記第2組の止水板27,28の 圧接力を高める扉体保持装置36が構成されている。
【0012】 このような構成において、制水扉として使用する場合、ハンドル12を一方向 へ回転操作して扉体開閉操作機構部11により弁棒13を介して上側扉体4を上 昇させる。上側扉体4の上端が上限ストッパ15に当ると、下側扉体3も一緒に 上昇する。この時、フック17が係合解除ピン19から離れて自重で図2の時計 方向へ回動して下側扉体3における上枠部3a前面側へ係合する。さらに、その まま弁棒13を上昇させれば、上側および下側扉体3,4がゲート5に対して図 7に示す全開位置に設定される。また、上記全開位置からハンドル12を反対方 向へ回動操作すれば、弁棒13を介して上側扉体4が下降するとともに、フック 17を介して下側扉体3も一緒に下降し、下側扉体3の下端が下限ストッパ21 に当ると、図8に示すように、ゲート5に対する前閉位置に設定される。
【0013】 上記全閉位置からさらに上側扉体4を下降させると、フック17の解除片部1 7aが係合解除ピン19に当り、フック17が反時計方向へ回動して係合が解除 される。そして、上側扉体4が押込用ボルト24に当接する位置まで下降すると 、可動堰として使用することができる。
【0014】 上記堰として使用する場合、下側扉体3と下部戸当り1との間の第1組の止水 板25,26がウエッジ30と楔31とにより圧接されるので、止水性が確保さ れる。しかも、上側扉体4の自重が押込用ボルト24を介して下側扉体に付勢さ れているので、がたつきも阻止され、止水性が一層強化され、逆圧に対応可能と なる。また、上記下側扉体3がウェッジ30や楔31によって下部戸当り1に仮 止め状態となるので、下側扉体3を大形・重量化しなくても、上側扉体3を上昇 させる際に下側扉体4が追従して動くことがなくなる。したがって、堰高の変更 を容易に行なえる。
【0015】 また、上記上側扉体4と下側扉体3との間は第2組の止水板27,28で止水 され、かつローラ33によって圧接力が与えられるので、締切り状態での止水性 能が高められる。
【0016】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、下側扉体の後面と戸当りとの間の第1組の止水 板を、該下側扉体の前面側のウェッジブロックで圧接させ、さらに上側扉体の自 重を下側扉体に設けた押込用ボルトを介して該下側扉体に付与するようにしたの で、止水性の向上を図り得るとともに、下側扉体が上側扉体と共連れ上昇するこ とが阻止され、したがって、堰高を任意、かつ容易に設定変更することができ、 さらに、上側扉体の後面と下側扉体との間の第2の止水板も扉体保持装置によっ て圧接させるようにしたので、締切り時にも効果的な止水性能を発揮させること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による制水扉装置を示す一部
破断正面図である。
【図2】同制水扉装置を示す一部破断側面図である。
【図3】同制水扉装置のフックの付近を示す拡大正面図
である。
【図4】同制水扉装置のフックの付近を示す拡大側面図
である。
【図5】同制水扉装置の押込用ボルトの付近を示す拡大
側面図である。
【図6】図1のVI−VI線に沿った断面図である。
【図7】ゲート全開時の説明図である。
【図8】ゲート全閉時の説明図である。
【符号の説明】
1 戸当り 3 下側扉体 4 上側扉体 5 ゲート 24 押込用ボルト 25,26 第1組の止水板 27,28 第2組の止水板 29 ウェッジブロック 36 扉体保持装置

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 ゲートを開閉する扉体を、戸当りに案内
    される下側扉体とこの下側扉体の前面側にスライド可能
    に設けられた上側扉体とに分けて構成した制水扉装置に
    おいて、上記下側扉体の後面を戸当りに対して第1組の
    止水板を介して圧接させるウェッジブロックを上記下側
    扉体の前面と戸当りとの間に介在し、上側扉体の押圧力
    を下側扉体に与えてそれの浮き上りを防止する押込用ボ
    ルトを該下側扉体の前面下部に設け、上記上側扉体の後
    面を第2組の止水板を介して下側扉体に圧接させる扉体
    保持装置を上記上側扉体の前面側に設けたことを特徴と
    する制水扉装置。
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JP2518367Y2 (ja) 1996-11-27

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