JP2518367Y2 - 制水扉装置 - Google Patents

制水扉装置

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JP2518367Y2
JP2518367Y2 JP4986291U JP4986291U JP2518367Y2 JP 2518367 Y2 JP2518367 Y2 JP 2518367Y2 JP 4986291 U JP4986291 U JP 4986291U JP 4986291 U JP4986291 U JP 4986291U JP 2518367 Y2 JP2518367 Y2 JP 2518367Y2
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雅夫 林
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、たとえば下水用の雨水
滞水池に対する流入量の調整や締切り用として使用され
る制水扉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の装置として、ゲートを開
閉する扉体を上下2段に分けてそれぞれを可動堰として
構成したものが知られている。これは、下側扉体に対し
て上側扉体の上下方向の位置を変えて堰として使用し、
上側扉体の最上位置でゲートを全閉させるようになって
いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記したような構成の
従来の制水扉装置は、上側および下側扉体がそれぞれ可
動堰に構成されているので、堰使用時において、下側扉
体の戸当りに対する止水性が悪く、逆圧の時にも十分な
止水性能が確保されにくい。また、上側扉体を上昇させ
る際に、下側扉体が追従して、つまり、共づれして上昇
移動する可能性がある。これを防止するためには、下側
扉体を大形、大重量にしなければならず、そうすると、
堰高の調整代が制約されることになる。
【0004】本考案は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、止水性に優れ、しかも上側扉体の
上昇時に下側扉体が一緒に変位することを防止できる制
水扉装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案に係る制水扉装置は、下側扉体の後面を戸当
りに対して第1組の止水板を介して圧接させるウェッジ
ブロックを上記下側扉体の前面と戸当りとの間に介在
し、上側扉体の押圧力を下側扉体に与えてそれの浮き上
りを防止する押込用ボルトを該下側扉体の前面下部に設
け、上記上側扉体の後面を第2組の止水板を介して下側
扉体に圧接させる扉体保持装置を上側扉体の前面側に設
けたものである。
【0006】
【作用】上記構成によれば、下側扉体の前面と戸当りと
の間にウェッジブロックを介装して下側扉体の後面を戸
当りに対して第1組の止水板を介して圧接させ、しかも
上側扉体の押圧力を押込ボルトにより下側扉体に付与し
て、それの浮き上りを防止しているので、下側扉体の止
水性が向上するとともに、下側扉体が上側扉体と一緒に
上昇されることが防止され、また、扉体保持装置により
上側扉体を下側扉体に対して第2組の止水板を介して圧
接させるので、締切り時などにおける止水性が良好に保
持される。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面にもとづいて説
明する。図1および図2はそれぞれ本考案の一実施例に
よる制水扉装置を示す一部破断正面図および一部破断側
面図である。
【0008】図1および図2において、1は下部戸当
り、2は下部戸当り1の上端に接続されている上部戸当
り、3は下部戸当り1に嵌合された下側扉体で、上枠部
3aを有する。4は下側扉体3の前面(上流側の面)に
対向して上下方向へスライド可能に配設された上側扉体
であり、上記戸当り1,2で形成されたゲート5を開閉
するようになっている。6,7は上記下部および上部戸
当り1,2に設けられた扉体案内板である。
【0009】8は地上側に固設された架台、9はその架
台8上を被うカバーであり、架台8上には、スタンド1
0を介して扉体開閉操作機構部11が据え付けられてい
る。この扉体開閉操作機構部11には、ハンドル12の
回転操作によって昇降する弁棒13が保持されており、
この弁棒13の下端側に上記上側扉体4が連結部材14
により連結されている。15は上記下側扉体3の上端に
下向きに取り付けられて上側扉体4の下側扉体3に対す
る上限位置を決める上限ストッパである。上記下側扉体
3における上枠部3aの上端には、フックブラケット1
6が固定されており、このフックブラケット16には、
図3および図4に示すように、上記上側扉体4が上限ス
トッパ15に当って下側扉体3と共に上昇する際に、自
重で時計方向へ回動して該上側扉体4の前面側上部に係
合するフック17が軸18を介して枢着されている。1
9は上記下部戸当り1の上部側において設けられた係合
解除ピンであり,全開位置から両扉体3,4がフック1
7を介して一体的に下降して下部扉体3が閉位置に達す
ると、上記フック17の解除片部17aに当ってフック
17を図2の反時計方向へ回動させ上部扉体4に対する
係合を解除するためのものである。20はピン取付ブラ
ケットである。
【0010】21は上記下部戸当り1の前面下端部に取
付部材22を介して取り付けられて下側扉体3の下面に
当接される下限ストッパであり、アジャストボルトで構
成されている。上記下側扉体3の前面下部には、図5に
示すように、取付部材23により押込用ボルト24が取
り付けられている。この押込用ボルト24はアジャスト
ボルトで構成されており、上記上部扉体4の自重を受け
て下部扉体3の浮き上りを阻止するとともに、下限スト
ッパも兼用している。
【0011】上記下部戸当り1の後部内面および下側扉
体4の後面には、図6に示すように、互いに当接する第
1組の止水板25,26がそれぞれ取り付けられてお
り、また、下側扉体3の前面突部3bの前面および上記
上部扉体4の後面には、互いに当接する第2組の止水板
27,28がそれぞれ取り付けられている。上記下部戸
当り1の案内板6の内面と上記下側扉体3の側部3cの
前面との間には、ウェッジブロック29が介装されてい
る。このウェッジブロック29はウェッジ30と楔31
とからなり、上記第1組の止水板25,26の圧接力を
高めるようになっている。上記上側扉体4の前面には、
上記案内板6の内面側のライナー32に転接するローラ
33がブラケット34,35を介して取り付けられてお
り、これらローラ33、ブラケット34,35などによ
り上記第2組の止水板27,28の圧接力を高める扉体
保持装置36が構成されている。
【0012】このような構成において、制水扉として使
用する場合、ハンドル12を一方向へ回転操作して扉体
開閉操作機構部11により弁棒13を介して上側扉体4
を上昇させる。上側扉体4の上端が上限ストッパ15に
当ると、下側扉体3も一緒に上昇する。この時、フック
17が係合解除ピン19から離れて自重で図2の時計方
向へ回動して下側扉体3における上枠部3a前面側へ係
合する。さらに、そのまま弁棒13を上昇させれば、上
側および下側扉体3,4がゲート5に対して図7に示す
全開位置に設定される。また、上記全開位置からハンド
ル12を反対方向へ回動操作すれば、弁棒13を介して
上側扉体4が下降するとともに、フック17を介して下
側扉体3も一緒に下降し、下側扉体3の下端が下限スト
ッパ21に当ると、図8に示すように、ゲート5に対す
る前閉位置に設定される。
【0013】上記全閉位置からさらに上側扉体4を下降
させると、フック17の解除片部17aが係合解除ピン
19に当り、フック17が反時計方向へ回動して係合が
解除される。そして、上側扉体4が押込用ボルト24に
当接する位置まで下降すると、可動堰として使用するこ
とができる。
【0014】上記堰として使用する場合、下側扉体3と
下部戸当り1との間の第1組の止水板25,26がウエ
ッジ30と楔31とにより圧接されるので、止水性が確
保される。しかも、上側扉体4の自重が押込用ボルト2
4を介して下側扉体に付勢されているので、がたつきも
阻止され、止水性が一層強化され、逆圧に対応可能とな
る。また、上記下側扉体3がウェッジ30や楔31によ
って下部戸当り1に仮止め状態となるので、下側扉体3
を大形・重量化しなくても、上側扉体3を上昇させる際
に下側扉体4が追従して動くことがなくなる。したがっ
て、堰高の変更を容易に行なえる。
【0015】また、上記上側扉体4と下側扉体3との間
は第2組の止水板27,28で止水され、かつローラ3
3によって圧接力が与えられるので、締切り状態での止
水性能が高められる。
【0016】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、下側扉体
の後面と戸当りとの間の第1組の止水板を、該下側扉体
の前面側のウェッジブロックで圧接させ、さらに上側扉
体の自重を下側扉体に設けた押込用ボルトを介して該下
側扉体に付与するようにしたので、止水性の向上を図り
得るとともに、下側扉体が上側扉体と共連れ上昇するこ
とが阻止され、したがって、堰高を任意、かつ容易に設
定変更することができ、さらに、上側扉体の後面と下側
扉体との間の第2の止水板も扉体保持装置によって圧接
させるようにしたので、締切り時にも効果的な止水性能
を発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による制水扉装置を示す一部
破断正面図である。
【図2】同制水扉装置を示す一部破断側面図である。
【図3】同制水扉装置のフックの付近を示す拡大正面図
である。
【図4】同制水扉装置のフックの付近を示す拡大側面図
である。
【図5】同制水扉装置の押込用ボルトの付近を示す拡大
側面図である。
【図6】図1のVI−VI線に沿った断面図である。
【図7】ゲート全開時の説明図である。
【図8】ゲート全閉時の説明図である。
【符号の説明】
1 戸当り 3 下側扉体 4 上側扉体 5 ゲート 24 押込用ボルト 25,26 第1組の止水板 27,28 第2組の止水板 29 ウェッジブロック 36 扉体保持装置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲートを開閉する扉体を、戸当りに案内
    される下側扉体とこの下側扉体の前面側にスライド可能
    に設けられた上側扉体とに分けて構成した制水扉装置に
    おいて、上記下側扉体の後面を戸当りに対して第1組の
    止水板を介して圧接させるウェッジブロックを上記下側
    扉体の前面と戸当りとの間に介在し、上側扉体の押圧力
    を下側扉体に与えてそれの浮き上りを防止する押込用ボ
    ルトを該下側扉体の前面下部に設け、上記上側扉体の後
    面を第2組の止水板を介して下側扉体に圧接させる扉体
    保持装置を上記上側扉体の前面側に設けたことを特徴と
    する制水扉装置。
JP4986291U 1991-06-28 1991-06-28 制水扉装置 Expired - Lifetime JP2518367Y2 (ja)

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JP4986291U JP2518367Y2 (ja) 1991-06-28 1991-06-28 制水扉装置

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Publication Number Publication Date
JPH053340U JPH053340U (ja) 1993-01-19
JP2518367Y2 true JP2518367Y2 (ja) 1996-11-27

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ID=12842867

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JP4986291U Expired - Lifetime JP2518367Y2 (ja) 1991-06-28 1991-06-28 制水扉装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101473445B1 (ko) 2013-03-19 2014-12-18 윤팔석 실링장치를 구비한 하천용 수문

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101473445B1 (ko) 2013-03-19 2014-12-18 윤팔석 실링장치를 구비한 하천용 수문

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JPH053340U (ja) 1993-01-19

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