JPH0533314A - 橋梁床版の撤去方法 - Google Patents

橋梁床版の撤去方法

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Publication number
JPH0533314A
JPH0533314A JP19173391A JP19173391A JPH0533314A JP H0533314 A JPH0533314 A JP H0533314A JP 19173391 A JP19173391 A JP 19173391A JP 19173391 A JP19173391 A JP 19173391A JP H0533314 A JPH0533314 A JP H0533314A
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JP
Japan
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dowel
floor plate
row
dowels
concrete
Prior art date
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Pending
Application number
JP19173391A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Hashimoto
和夫 橋本
Mamoru Sugizaki
守 杉崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通行止めの期間を短縮することを可能とす
る。 【構成】 橋桁1上にジベル6を介して固定されたコン
クリート床版7を撤去するに際して、研磨材13の噴射
により上記橋桁1近傍の床版7側面を長手方向に溝状に
研削して列端のジベル6の基部を露出させた後、ジベル
6の基部のみを列毎に切断することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、橋梁床版の撤去方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】橋梁床版は、橋桁上に床版固定用のジベ
ル(アンカーを含む)を植立させると共にコンクリート
床版を打設して構成されている。従って、この橋梁床版
を橋桁上から撤去する場合、従来では、ジベルのガス切
断作業および床版コンクリートの破砕作業が必要とな
り、騒音、振動、粉塵等の公害が発生する問題があっ
た。
【0003】そのため、ソーイングワイヤにより床版コ
ンクリートとジベルを一緒にブロック状に切断して橋梁
床版を撤去する工法が提案されるに至っている(特開平
2-292404号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記工
法においては、橋梁床版をブロック状に切断して撤去す
るため、その作業の開始と同時に車両を通行止めしなけ
ればならず、床版の再構築が完了するまでの長期間通行
止めとなる問題がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、通行止めの期間
を短縮することができる橋梁床版の撤去方法を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、橋桁上にジベルを介して固定されたコンク
リート床版を撤去するに際して、研磨材の噴射により上
記橋桁近傍の床版側面を長手方向に溝状に研削して列端
のジベルの基部を露出させた後、ジベルの基部のみを列
毎に切断することを特徴とする。
【0007】
【作用】橋桁とコンクリート床版の結合強度は、ジベル
部分が一番大きく、それ以外の部分は小さい。従って、
ジベルを事前に切断しておけば、コンクリート床版を切
断および剥離により橋桁上から迅速容易に撤去すること
が可能である。
【0008】本発明によれば、ジベルのみを容易に切断
することができ、ジベルを切断してもコンクリート床版
と橋桁は大部分が密着してつながっているため、コンク
リート床版を橋桁上から撤去する直前まで車両の通行が
可能となり、通行止め期間の短縮が図れる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0010】図1において、1は鋼製の橋桁で、ウエブ
2と上下のフランジ3,4から構成されている。この橋
桁1は平行に複数列(図示例では2列)設けられ、各橋
桁1の上フランジ3には上端に頭部5を有するロッド状
のジベル6が横列に複数本(図示例では3本)、橋桁1
の長手方向に適宜間隔で植立されている。
【0011】また、橋桁1の上フランジ3上には図示し
ない形枠により上記ジベル6を埋め込んだ状態でコンク
リートが打設され、コンクリート床版7が形成されてい
る。8はコンクリート床版7の橋桁1に乗る部分を肉厚
に形成したハンチ部である。
【0012】このように構成された橋梁床版において
は、そのコンクリート床版7が劣化した場合、これを撤
去して新たな床版、例えばプレキャストコンクリート合
成床版が橋桁1上に設置される。
【0013】上記コンクリート床版7を撤去するに際し
て、先ず研磨材の噴射により上記橋桁1近傍の床版7側
面を長手方向に溝状に研削して列端のジベル6の基部を
露出させる。この場合、研磨材としてガーネット等が用
いられ、これを噴射する手段として研磨材噴射ノズル9
が用いられる。
【0014】研磨材噴射ノズル9は図2に示すように高
圧の水Wを噴出する高圧水ノズル10にこれと対向する
円筒状のノズル部材11を中空室12を介して設けると
共に、中空室12に研磨材13を供給する研磨材供給部
14を設けてなり、研磨材13を高圧水Wに随伴させて
噴射するようになっている。
【0015】上記研磨材噴射ノズル9はハンチ部8の一
側に対向させて人為的にあるいは図示しない移動手段
(レールと走行台車)を介して機械的に支持され、研磨
材噴射ノズル9をハンチ部8の長手方向に沿って所定の
速度で移動させることにより図1の左ハンチ部8あるい
は図3に示すようにハンチ部8を研磨材13によって研
削し、列端のジベル6の基部が露出した溝15を形成す
る。
【0016】これによりジベル6の位置が確認できるの
で、その後は床版7長手方向のジベル6間のコンクリー
ト部分Sは切断しないでジベル6の基部のみを列毎に切
断して行けばよい。この場合、ハンチ部8を挟んで一側
には研磨材噴射ノズル9が、反対側にはハンチ部8を貫
通して吐出される研削屑Xおよび水Wを受け止めるキャ
ッチャ16が配置される。このキャッチャ16は断面L
字状の受皿からなり、受皿の底部には排水管17が設け
られている。
【0017】このように研磨材噴射ノズル9から研磨材
13を噴射して、先ずハンチ部8に沿って溝15を形成
し、列端のジベル6の基部を露出させた後、その露出さ
れたジベル6の基部に対して研磨材13を噴射し続けて
その列の全てのジベル6を切断するという具合に、ジベ
ル6を列毎に切断するようにしたので、ジベル6のみを
容易に切断することができる。これによりハンチ部8に
は貫通孔18が形成され、ジベル6が切断されている
が、コンクリート床版7と橋桁1は密着してつながって
いるので、コンクリート床版7を橋桁1上から撤去する
直前まで車両の通行が可能である。また、このようにジ
ベル6を事前に切断しておけば、鋼製の橋桁1とコンク
リート床版7の結合強度は小さいので、コンクリート床
版7を切断および剥離により橋桁1上から迅速容易に撤
去することができる。従って、コンクリート床版7の撤
去から新たな床版の再構築完了までの通行止め期間を短
縮することができる。
【0018】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、ジベルの
みを容易に切断することができ、ジベルを切断してもコ
ンクリート床版と橋桁はつながっているため、コンクリ
ート床版を橋桁上から撤去する直前まで車両の通行が可
能となり、通行止め期間の短縮が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る橋梁床版の撤去方法の一実施例を
示す断面図である。
【図2】研磨材噴射ノズルの断面図である。
【図3】橋梁床版のジベルを探して切断する状況を示す
側面図である。
【符号の説明】
1 橋桁 6 ジベル 7 コンクリート床版 13 研磨材

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 橋桁上にジベルを介して固定されたコン
    クリート床版を撤去するに際して、研磨材の噴射により
    上記橋桁近傍の床版側面を長手方向に溝状に研削して列
    端のジベルの基部を露出させた後、ジベルの基部のみを
    列毎に切断することを特徴とする橋梁床版の撤去方法。
JP19173391A 1991-07-31 1991-07-31 橋梁床版の撤去方法 Pending JPH0533314A (ja)

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JP19173391A JPH0533314A (ja) 1991-07-31 1991-07-31 橋梁床版の撤去方法

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