JPH05332632A - 温水多回路取出し吸収冷温水機及び温水取出し自動切替方法 - Google Patents

温水多回路取出し吸収冷温水機及び温水取出し自動切替方法

Info

Publication number
JPH05332632A
JPH05332632A JP16375792A JP16375792A JPH05332632A JP H05332632 A JPH05332632 A JP H05332632A JP 16375792 A JP16375792 A JP 16375792A JP 16375792 A JP16375792 A JP 16375792A JP H05332632 A JPH05332632 A JP H05332632A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
heater
water
refrigerant
evaporator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16375792A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3133154B2 (ja
Inventor
Shuzo Takahata
修藏 高畠
Kunihiko Nakajima
邦彦 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawaju Reinetsu Kogyo KK
Original Assignee
Kawaju Reinetsu Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawaju Reinetsu Kogyo KK filed Critical Kawaju Reinetsu Kogyo KK
Priority to JP04163757A priority Critical patent/JP3133154B2/ja
Publication of JPH05332632A publication Critical patent/JPH05332632A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3133154B2 publication Critical patent/JP3133154B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸収冷温水機において、温水を多回路で取り
出すことができるようにする。 【構成】 蒸発器6、吸収器7、凝縮器3、低温再生器
2及び高温再生器8を備えた吸収冷温水機において、低
温再生器2に少なくとも1基の温水器64を接続する。
高温再生器8からの冷媒蒸気は低温再生器2を通った後
に温水器64に導かれ、低温の温水を加熱して高温の温
水として取り出される。温水器64からの冷媒ドレンは
凝縮器3の冷媒系に戻される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温水を多回路で取り出
すことができる吸収冷温水機及び温水取出し自動切替方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、吸収剤として例えば、臭化リチウ
ムを用い、冷媒として例えば、水を用いる吸収冷温水機
が一般に知られている。従来の吸収冷温水機は、一例と
して、図4に示すような構成である。1は上部低温胴
で、低温再生器2及び凝縮器3から構成され、さらに凝
縮器3内の下部には冷媒溜り4が設けられる。5は下部
低温胴で、蒸発器6及び吸収器7で構成される。8は高
温再生器で、燃焼室9、熱回収器10、気液分離器1
1、排気筒12及び燃焼装置13から構成される。その
他に、低温熱交換器14、高温熱交換器15などが構成
機器となる。吸収器7内の下部の液溜り16の希液は、
低温ポンプ17により吸収液管路18、19、低温熱交
換器14、管路20を経て、低温再生器2に送られる。
この希液は冷媒蒸気管路21から流入してきた高温の冷
媒蒸気によって加熱され、中間濃度まで濃縮される。こ
の中間濃度の液は二分される。二分された液の一方は、
高温ポンプ22により管路23、24、高温熱交換器1
5、管路25を経て高温再生器8に送られる。この中間
濃度液は燃焼装置13によって加熱され、熱回収器10
を上昇し、気液分離器11に入り、冷媒蒸気と濃液とに
分離される。この濃液は高温再生器8内の圧力約650
mmHgと、下部低温胴5の内部の圧力約6mmHgとの差圧に
より、濃液管路26、高温熱交換器15、管路27を経
て、先に分流してきた管路28からの中間液(二分され
た液の他方)と混合し、混合濃液になって低温熱交換器
14に入り、管路29を通り散布装置30により、吸収
器7の伝熱管上に散布され、液溜り16に戻る循環がな
される。
【0003】一方、気液分離器11で分離された冷媒蒸
気は、冷媒蒸気管路21を経て低温再生器2に入り、液
を加熱して凝縮・液化し、冷媒液管路46から凝縮器3
に入る。また低温再生器2において、希液が中間濃度液
に濃縮されるときに発生した冷媒蒸気は、上部空間から
凝縮器3に入って凝縮し、冷媒液となる。これらの凝縮
した冷媒水は、管路31を経て蒸発器6に入り、下部溜
り32に蓄積される。この冷媒水は冷媒ポンプ33によ
り管路34、35を経て、散布装置36により蒸発器6
の伝熱管上に散布される。冷房に供するための冷水は、
管路37から蒸発器6に入り、滴下する冷媒の蒸発潜熱
により冷却され、冷温水取出し管路38から流出する。
冷却水は管路39、40、41を経て流出し、途中の吸
収器7では吸収熱を、凝縮器3では凝縮熱を奪い系外に
持ち出す。また、手動の冷暖切替弁60を開き、さらに
冷却水管路39に供給する冷却水を止めることにより、
冷温水取出し管路38から温水を得ることができる。ま
た、特開平4−20755号公報には、高温再生器(高
温発生器)に温水器を接続し、高温の冷媒蒸気で温水を
加熱し取り出すようにした吸収冷温水機が記載されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図4に示す吸収冷温水
機では、温水は蒸発器6からの冷温水取り出し管路38
からしか取り出すことができず、異なった温度の温水を
必要とする場合や、給湯用の温水と暖房用の温水とを必
要とする場合などに対応することができない。また、特
開平4−20755号公報記載の吸収冷温水機において
は、100℃以上の冷媒蒸気により温水が過熱されるこ
とがあり、また、温水取出し運転のために多数の切替弁
を必要とし、しかも、冷水と温水を同時に取り出す場
合、エネルギーの損失が多いという問題点がある。本発
明は上記の諸点に鑑みなされたもので、温水が100℃
以上に過熱されることがなく、切替弁の少ない簡単な構
成で、冷水と温水を同時に取り出す場合、エネルギーの
損失の少ない、あるいはかえって省エネルギーになる温
水多回路取出し吸収冷温水機及び温水取出し自動切替方
法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の目的を達
成するために、本発明の温水多回路取出し吸収冷温水機
は、高温再生器に比べて温度の低い低温再生器の冷媒蒸
気ヘッダ(高温再生器と冷媒蒸気配管で接続されたヘッ
ダと反対側)に、1基又は複数基の温水器を取り付け、
低温再生器管内を通り、100℃以下に温度が下がった
冷媒蒸気を温水器に導入して、暖房運転モードで蒸発器
から取り出す温水以外に、上記の温水器により、温水を
同時又は/及び任意に取り出すことができ、又は1基又
は複数基の温水器のみより温水を取り出せるようにした
ものである。勿論、冷水取出し時にも、1基又は複数基
の温水器から温水を同時又は/及び任意に取り出すこと
ができる。
【0006】本発明の吸収冷温水機は、具体的には、図
1〜図3に示すように、蒸発器6、吸収器7、凝縮器
3、低温再生器2及び高温再生器8を備え、冷房モード
で蒸発器6から冷水を取り出す状態と、暖房モードで蒸
発器6から温水を取り出す状態とを切替可能にした吸収
冷温水機において、低温再生器2の冷媒蒸気ヘッダ又は
冷媒液・冷媒蒸気管路46に冷媒蒸気管路62を介して
少なくとも1基の温水器64を接続したことを特徴とし
ている。そして、高温再生器8と低温再生器2とを冷媒
蒸気管路21を介して接続し、高温再生器8で発生した
冷媒蒸気を低温再生器2に導いた後、温水器64に導く
ようにしている。また、温水器64内で凝縮した冷媒ド
レンを冷媒系に戻すように、温水器64の冷媒ドレン管
路66を低温再生器2の蒸気ヘッダもしくは冷媒液・冷
媒蒸気管路46に、又は凝縮器3に接続している。低温
再生器2からの冷媒蒸気は温水器64に導かれ、低温の
温水を加熱して高温の温水として取り出される。温水器
64からの冷媒ドレンは低温再生器の蒸気ヘッダもしく
は冷媒管路46又は凝縮器3の冷媒系に戻される。
【0007】さらに、蒸発器6及び吸収器7を備えた胴
5と一体に熱交換器90を設け、この熱交換器90の温
水入口と温水器64の温水供給管路78とを温水供給分
岐管路92を介して接続し、熱交換器90の温水出口と
温水器64の温水取出し管路70とを温水取出し分岐管
路94を介して接続している。上記の熱交換器90は、
蒸発器6及び吸収器7を備えた低温胴5内に設けてもよ
く、又は、低温胴5の外部で、この胴5に連結して設け
てもよい。要は、熱交換器90により、胴5内の熱を奪
うように構成すればよい。
【0008】また、蒸発器6からの冷温水取出し管路3
8に温度検出器68を設けるとともに、温水器64から
の温水取出し管路70に温度検出器72を設け、温度検
出器68、72と高温再生器8の燃焼装置13への燃料
調節弁74とを偏差値判定器76を介して接続し、冷水
及び温水の温度制御偏差値をつかまえ、これらの偏差値
の大きい方で燃焼制御を行うようにするのが望ましい。
そして、温水器64への温水供給管路78に温水三方調
節弁80を設け、温水供給管路78と温水取出し管路7
0とを温水三方調節弁80を通るバイパス管路82を介
して接続し、温水三方調節弁80と温水取出し管路70
に設けられた温度検出器72とを、取出し温水の温度に
より温水三方調節弁80を制御できるように接続するの
が望ましい。また、吸収器7からの吸収液管路19と凝
縮器3からの冷媒液管路31とを、流量調節弁84を備
えた吸収液管路86を介して接続し、この流量調節弁8
4と冷温水取出し管路38に設けられた温度検出器68
とを、冷水の温度により流量調節弁84を制御できるよ
うに接続するのが望ましい。また、低温再生器2の蒸気
ヘッダ底部の冷媒液・冷媒蒸気管路46と蒸発器6とを
接続する冷媒液・冷媒蒸気管路に設けられた冷暖切替弁
を冷暖自動切替弁88とし、この冷暖自動切替弁88と
冷温水取出し管路38に設けられた温度検出器68と
を、温水の温度により冷暖自動切替弁88を制御できる
ように接続するのが望ましい。
【0009】本発明の温水取出し自動切替方法は、図1
〜図3に示す吸収冷温水機において、蒸発器6から温水
を取り出す温水単独運転、又は蒸発器6から温水を取り
出し、温水器64から温水を取り出す温水併用運転か
ら、温水器64から温水を取り出す温水単独運転に切り
替えるに際し、冷暖自動切替弁88を全閉にした状態で
切り替えることを特徴としている。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の好適な実施例
を詳細に説明する。ただし、この実施例に記載されてい
る構成機器の形状、その相対配置などは、とくに特定的
な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定
する趣旨のものではなく、単なる説明例にすぎない。図
1は、本発明の温水多回路取出し吸収冷温水機の一実施
例を示している。図1に示す吸収冷温水機は、図4に示
す吸収冷温水機において、低温再生器2に温水器64を
接続し、低温胴5に熱交換器90を設けたものである。
そして、図4と同じ機器、配管には、図4と同じ番号を
付けている。吸収冷温水機は、蒸発器6、吸収器7、凝
縮器3、低温再生器2及び高温再生器8を備え、冷房モ
ードで蒸発器6から管路38により冷水を取り出す状態
(このとき、冷暖切替弁60は閉)と、暖房モードで蒸
発器6から管路38により温水を取り出す状態(このと
き、冷暖切替弁60は開)とを切替可能なように構成さ
れている。上記の構成において、低温再生器2の冷媒液
管路46に冷媒蒸気管路62を介して温水器64が接続
されている。冷媒液管路46内には、オリフィスプレー
トあるいはフロート式等の弁96が設けられ、高温再生
器側と凝縮器側の圧力シールができるようになってい
る。温水器64は、図2に示すように、2基又は3基以
上設置することができる。図1及び図2において、高温
再生器8と低温再生器2とは、冷媒蒸気管路21を介し
て接続され、高温再生器8で発生した高温の冷媒蒸気を
低温再生器2に導いた後、温水器64に導くようにして
いる。
【0011】また、温水器64内で凝縮した冷媒ドレン
を冷媒系に戻すように、温水器64の冷媒ドレン管路6
6を凝縮器3又は冷媒管路46に接続している。このた
め、温水器64内で凝縮した冷媒ドレンを吸収液側に戻
すことなく冷媒系に戻し、冷房に有効に利用して省エネ
ルギー化を図ることができる。さらに、蒸発器6及び吸
収器7からなる低温胴5内に熱交換器90を設け、この
熱交換器90の温水入口と温水器64の温水供給管路7
8とを温水供給分岐管路92を介して接続し、熱交換器
90の温水出口と温水器64の温水取出し管路70とを
温水取出し分岐管路94を介して接続している。また、
温水は途中で分岐させずに、熱交換器90から温水器6
4に直列に通すようにしてもよい。熱交換器90は胴5
外で、この胴5に連結して設けてもよい。このように、
温水を1基又は複数基の温水器64に入れる前、又はそ
の一部を蒸発器6及び吸収器7で構成される胴5内、又
は胴5と接続された胴外に設置した熱交換器90に導く
ようにして、低温の温水で胴5内の圧力を下げて、温水
器64による温水単独運転時に、吸収液が正常に流動で
きるようにしている。熱交換器90を設けないと、各所
の圧力が運転条件によっては正常時と逆転することがあ
り(例えば、上部低温胴1内の圧力より下部低温胴5内
の圧力が高くなる。)、液流動が正常に行われなくなる
場合がある。熱交換器90を設けると、熱交換器90に
より胴5内の冷媒蒸気が凝縮して圧力を下げるので、こ
のような異常は発生せず、冷水運転、温水運転、冷水・
温水同時運転の切替が、特別な弁を設けてこれらの弁の
開閉をすることなく運転できるという利点がある。
【0012】また、図3に示すように、蒸発器6からの
冷温水取出し管路38に温度検出器68を設けるととも
に、温水器64からの温水取出し管路70に温度検出器
72を設け、これらの温度検出器68、72と高温再生
器8の燃焼装置13への燃料調節弁74とを偏差値判定
器76を介して接続する。そして、冷水と温水、又は複
数基の温水器64から温水を同時に取り出すとき、冷水
温度及び/又は温水温度の温度制御偏差値をとらえ、こ
の偏差値の大きい方で、容量制御(主に燃焼制御)を行
うようにする。温水器64への温水供給管路78には温
水三方調節弁80が設けられ、温水供給管路78と温水
取出し管路70とが温水三方調節弁80を通るバイパス
管路82を介して接続されている。また、温水三方調節
弁80と温水取出し管路70に設けられた温度検出器7
2とが、取出し温水の温度により温水三方調節弁80を
制御できるように接続されている。このため、蒸発器6
から取り出す冷水温度又は温水温度によって容量制御が
実施されている場合、1基又は複数基の温水器64から
取り出す温水温度を、温水三方調節弁80などの他の制
御機構で制御することができる。
【0013】また、吸収器7からの吸収液管路19と凝
縮器3からの冷媒液管路31とは、流量調節弁84を備
えた吸収液管路86を介して接続され、この流量調節弁
84と冷水取出し管路38に設けられた温度検出器68
とが、冷水の温度により流量調節弁84を制御できるよ
うに接続されている。このようにすることにより、1基
又は複数基の温水器64から取り出す温水温度によって
容量制御が実施されている場合、冷水温度を、冷媒系に
吸収液を入れる等の他の制御機構で制御することができ
る。さらに、低温再生器2の底部の冷媒液管路46と蒸
発器6とを接続する冷媒液管路に設けられた手動の冷暖
切替弁60を冷暖自動切替弁88に変更し、この冷暖自
動切替弁88と冷温水取出し管路38に設けられた温度
検出器68とを、冷水温度により冷暖自動切替弁88を
制御できるように接続している。このようにすることに
より、1基又は複数基の温水器64から取り出す温水温
度によって容量制御が実施されている場合、蒸発器6か
ら取り出す温水温度を冷暖自動切替弁88を開閉する等
の他の制御機構により制御することができる。
【0014】上記の温水多回路取出し吸収冷温水機にお
いて、蒸発器6から温水を取り出す温水単独運転、又は
温水器64からも温水を取り出す温水併用運転から、温
水器64のみから温水を取り出す温水単独運転に切り替
えるとき、冷暖自動切替弁88を全閉にすることによ
り、各々温水単独取出しあるいは併用取出しが簡単に切
り替えられる。このようにすることにより、使用時間や
系統の異なる暖房用の温水や給湯を、無駄なく必要な時
間帯のみ使用したり、やめたり容易にできるという利点
がある。
【0015】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
でつぎのような効果を奏する。 (1) 1台の機械で、暖房用の温水以外に、給湯や再
熱用温水など用途や系統の異なる温水をそれぞれ単独あ
るいは併用して使用でき、その切替も容易である。 (2) 従来のような高温再生器に温水器を接続する構
成では、100℃以上の冷媒蒸気により過熱された温水
が取り出されることがあったが、本発明においては、低
温再生器を通った後の冷媒蒸気系に温水器が接続されて
いるので、温水は過熱されることはない。 (3) 冷水・温水同時取出し時には、従来のような高
温再生器に温水器を接続する構成では、高温の冷媒蒸気
が凝縮しても、その冷媒は高温再生器の吸収液側に直接
返えるため、エネルギーの有効利用は図れず、逆に、冷
水取出しに必要な冷却水で吸収液が冷やされるので、エ
ネルギー損失となる。本発明においては、凝縮した冷媒
を冷媒液管路に返しているので、この冷媒は凝縮器を通
り、蒸発器に導かれ、冷水を冷やすために使用される。
そのため、大幅な省エネルギー化が図れる。 (4) 従来のような高温再生器に温水器を接続する構
成では、温水単独取出し時には高温再生器を他の機器と
切り離さねばならないので、多数の切替弁を必要として
いたが、本発明の構成では切替弁の数はきわめて少なく
なり、操作が容易になり、自動切替えが図れるととも
に、低コスト化を図ることができる。 (5) 低温胴と一体に熱交換器を設け、温水器に入れ
る前の少なくとも一部の温水をこの熱交換器に導入して
加熱する場合は、液流動を正常に行うことができ、冷水
運転、温水運転、冷水・温水運転の切替が特別な弁を設
けてこの弁を開閉することなく行うことができる。 (6) 冷温水および温水器から取り出される温水や給
湯の温度偏差値を比較して、偏差値の大きい方で燃焼制
御をし、更に温水器の温水温度で制御している場合の冷
水温度は、冷媒系に吸収液を入れて制御し、温水温度は
冷暖切替弁の開閉で制御し、冷温水温度で制御している
場合の温水器の温水温度は、温水三方調節弁等で制御す
るので、冷温水各々単独は勿論、冷温水同時取出し時で
もそれぞれの多回路温水温度・冷温水温度の制御が容易
にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の温水多回路取出し吸収冷温水機の一実
施例を示すフローシートである。
【図2】本発明の温水多回路取出し吸収冷温水機の他の
実施例を示すフローシートである。
【図3】本発明の温水多回路取出し吸収冷温水機のさら
に他の実施例を示すフローシートである。
【図4】従来の吸収冷温水機の一例を示すフローシート
である。
【符号の説明】
1 上部低温胴 2 低温再生器 3 凝縮器 5 下部低温胴 6 蒸発器 7 吸収器 8 高温再生器 13 燃焼装置 19 吸収液管路 21 冷媒蒸気管路 31 冷媒液管路 38 冷温水取出し管路 46 冷媒液・冷媒蒸気管路 60 手動冷暖切替弁 62 冷媒蒸気管路 64 温水器 66 冷媒ドレン管路 68 温度検出器 70 温水取出し管路 72 温度検出器 74 燃料調節弁 76 偏差値判定器 80 温水三方調節弁 82 バイパス管路 84 流量調節弁 86 吸収液管路 88 冷暖自動切替弁 90 熱交換器 92 温水供給分岐管路 94 温水取出し分岐管路 96 オリフィスプレート(又はフロート式等の弁)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸発器(6)、吸収器(7)、凝縮器
    (3)、低温再生器(2)及び高温再生器(8)を備
    え、冷房モードで蒸発器(6)から冷水を取り出す状態
    と、暖房モードで蒸発器(6)から温水を取り出す状態
    とを切替可能にした吸収冷温水機において、 低温再生器(2)の冷媒蒸気ヘッダ又は冷媒液・冷媒蒸
    気管路(46)に冷媒蒸気管路(62)を介して少なく
    とも1基の温水器(64)を接続したことを特徴とする
    温水多回路取出し吸収冷温水機。
  2. 【請求項2】 高温再生器(8)と低温再生器(2)と
    を冷媒蒸気管路(21)を介して接続し、高温再生器
    (8)で発生した冷媒蒸気を低温再生器(2)に導いた
    後、温水器(64)に導くようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の温水多回路取出し吸収冷温水機。
  3. 【請求項3】 温水器(64)内で凝縮した冷媒ドレン
    を冷媒系に戻すように、温水器(64)の冷媒ドレン管
    路(66)を低温再生器(2)の蒸気ヘッダもしくは冷
    媒液・冷媒蒸気管路(46)に、又は凝縮器(3)に接
    続したことを特徴とする請求項1記載の温水多回路取出
    し吸収冷温水機。
  4. 【請求項4】 蒸発器(6)及び吸収器(7)を備えた
    胴(5)と一体に熱交換器(90)を設け、この熱交換
    器(90)の温水入口と温水器(64)の温水供給管路
    (78)とを温水供給分岐管路(92)を介して接続
    し、熱交換器(90)の温水出口と温水器(64)の温
    水取出し管路(70)とを温水取出し分岐管路(94)
    を介して接続したことを特徴とする請求項1記載の温水
    多回路取出し吸収冷温水機。
  5. 【請求項5】 熱交換器(90)が、蒸発器(6)及び
    吸収器(7)を備えた胴(5)内に設けられたことを特
    徴とする請求項4記載の温水多回路取出し吸収冷温水
    機。
  6. 【請求項6】 熱交換器(90)が、蒸発器(6)及び
    吸収器(7)を備えた胴(5)の外部で、この胴(5)
    に連結して設けられたことを特徴とする請求項4記載の
    温水多回路取出し吸収冷温水機。
  7. 【請求項7】 蒸発器(6)からの冷温水取出し管路
    (38)に温度検出器(68)を設けるとともに、温水
    器(64)からの温水取出し管路(70)に温度検出器
    (72)を設け、温度検出器(68)、(72)と高温
    再生器(8)の燃焼装置(13)への燃料調節弁(7
    4)とを偏差値判定器(76)を介して接続し、冷水及
    び温水の温度制御偏差値をつかまえ、これらの偏差値の
    大きい方で燃焼制御を行うようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の温水多回路取出し吸収冷温水機。
  8. 【請求項8】 温水器(64)への温水供給管路(7
    8)に温水三方調節弁(80)を設け、温水供給管路
    (78)と温水取出し管路(70)とを温水三方調節弁
    (80)を通るバイパス管路(82)を介して接続し、
    温水三方調節弁(80)と温水取出し管路(70)に設
    けられた温度検出器(72)とを、取出し温水の温度に
    より温水三方調節弁(80)を制御できるように接続し
    たことを特徴とする請求項7記載の温水多回路取出し吸
    収冷温水機。
  9. 【請求項9】 吸収器(7)からの吸収液管路(19)
    と凝縮器(3)からの冷媒液管路(31)とを、流量調
    節弁(84)を備えた吸収液管路(86)を介して接続
    し、この流量調節弁(84)と冷温水取出し管路(3
    8)に設けられた温度検出器(68)とを、冷水の温度
    により流量調節弁(84)を制御できるように接続した
    ことを特徴とする請求項7記載の温水多回路取出し吸収
    冷温水機。
  10. 【請求項10】 低温再生器(2)の蒸気ヘッダ底部の
    冷媒液・冷媒蒸気管路(46)と蒸発器(6)とを接続
    する冷媒液・冷媒蒸気管路に設けられた冷暖切替弁を冷
    暖自動切替弁(88)とし、この冷暖自動切替弁(8
    8)と冷温水取出し管路(38)に設けられた温度検出
    器(68)とを、温水の温度により冷暖自動切替弁(8
    8)を制御できるように接続したことを特徴とする請求
    項7記載の温水多回路取出し吸収冷温水機。
  11. 【請求項11】 蒸発器(6)から温水を取り出す温水
    単独運転、又は蒸発器(6)から温水を取り出し、温水
    器(64)から温水を取り出す温水併用運転から、温水
    器(64)から温水を取り出す温水単独運転に切り替え
    るに際し、冷暖自動切替弁(88)を全閉にした状態で
    切り替えることを特徴とする温水取出し自動切替方法。
JP04163757A 1992-05-29 1992-05-29 温水多回路取出し吸収冷温水機及び温水取出し自動切替方法 Expired - Lifetime JP3133154B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04163757A JP3133154B2 (ja) 1992-05-29 1992-05-29 温水多回路取出し吸収冷温水機及び温水取出し自動切替方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04163757A JP3133154B2 (ja) 1992-05-29 1992-05-29 温水多回路取出し吸収冷温水機及び温水取出し自動切替方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05332632A true JPH05332632A (ja) 1993-12-14
JP3133154B2 JP3133154B2 (ja) 2001-02-05

Family

ID=15780127

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04163757A Expired - Lifetime JP3133154B2 (ja) 1992-05-29 1992-05-29 温水多回路取出し吸収冷温水機及び温水取出し自動切替方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3133154B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003014325A (ja) * 2001-06-29 2003-01-15 Sanyo Electric Co Ltd 吸収冷凍機
CN100420906C (zh) * 2003-04-08 2008-09-24 Lg电线有限公司 吸收式冷冻器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003014325A (ja) * 2001-06-29 2003-01-15 Sanyo Electric Co Ltd 吸収冷凍機
CN100420906C (zh) * 2003-04-08 2008-09-24 Lg电线有限公司 吸收式冷冻器

Also Published As

Publication number Publication date
JP3133154B2 (ja) 2001-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4287705B2 (ja) 一重二重効用吸収冷凍機およびその運転制御方法
US5027616A (en) Air-cooled absorption type cooling and heating apparatus
JPH05332632A (ja) 温水多回路取出し吸収冷温水機及び温水取出し自動切替方法
JP3244774B2 (ja) 吸収冷温水機における冷暖自動切替方法及び装置
JPH05332631A (ja) 吸収冷温水機における冷却水の水質管理方法及び装置
JPH0443264A (ja) 吸収式熱源装置
KR20030078703A (ko) 흡수식 냉동기
JPH061139B2 (ja) 冷温水製造設備
JPH07849Y2 (ja) 空冷式吸収冷温水機
JP3314441B2 (ja) 吸収式冷温水機
JPH0445363A (ja) 吸収式冷暖給湯機
JP2004085049A (ja) 排熱投入型吸収冷温水機とその運転方法
JPS6135900Y2 (ja)
JPS599037B2 (ja) 吸収式冷暖房装置
JPH03105171A (ja) 吸収式冷温水機
JP3663008B2 (ja) 吸収冷温水機
JPS5829424Y2 (ja) 吸収冷温水機
JPH1123093A (ja) 複合熱移動装置
JPH0446341B2 (ja)
JPS5829818Y2 (ja) 吸収冷凍機
JPH06137706A (ja) 吸収式冷温水器の制御方法
JPH0357391B2 (ja)
JPH0518627A (ja) 吸収式冷温水機
JPS5824705B2 (ja) 吸収冷凍機
JPH0638009B2 (ja) 空冷式吸収冷温水ユニツト

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071124

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081124

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081124

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091124

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101124

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101124

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111124

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111124

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121124

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121124

Year of fee payment: 12