JP3314441B2 - 吸収式冷温水機 - Google Patents

吸収式冷温水機

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JP3314441B2
JP3314441B2 JP04545693A JP4545693A JP3314441B2 JP 3314441 B2 JP3314441 B2 JP 3314441B2 JP 04545693 A JP04545693 A JP 04545693A JP 4545693 A JP4545693 A JP 4545693A JP 3314441 B2 JP3314441 B2 JP 3314441B2
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孝寿 瀧川
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    • B41M5/36Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used using a polymeric layer, which may be particulate and which is deformed or structurally changed with modification of its' properties, e.g. of its' optical hydrophobic-hydrophilic, solubility or permeability properties
    • B41M5/363Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used using a polymeric layer, which may be particulate and which is deformed or structurally changed with modification of its' properties, e.g. of its' optical hydrophobic-hydrophilic, solubility or permeability properties using materials comprising a polymeric matrix containing a low molecular weight organic compound such as a fatty acid, e.g. for reversible recording

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は吸収式冷温水機、詳しく
は、発生器,凝縮器及び吸収器,蒸発器を備え、この蒸
発器から冷水又は温水を取出すようにした吸収式冷温水
機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種吸収式冷温水機は、例えば
オーム社発行の「設備と管理1990年5月号」の第4
6頁「ガス吸収冷温水機系統図」に記載されているよう
に知られている。この冷温水機は、図6に示したよう
に、高温発生器A,低温発生器B,凝縮器C,蒸発器D
及び吸収器Eを備え、前記高温発生器Aの冷媒蒸気域と
前記凝縮器Cの内底部との間には、前記高温発生器Aで
発生した冷媒蒸気を前記低温発生器Bを経て凝縮器C側
へと送る冷媒蒸気管Fを接続すると共に、前記高温発生
器Aの冷媒溶液域と前記低温発生器Bの内方上部側との
間に、中間に高温熱交換器Gをもち、前記高温発生器A
の冷媒溶液を低温発生器B側に送る中間溶液管Hを接続
し、かつ、前記低温発生器Bの内底部と前記吸収器Eの
内方上部側との間に、中間に低温熱交換器Iをもち、前
記低温発生器Bの内底部に貯溜する濃溶液を前記吸収器
Eの上方側に供給する濃溶液管Jを接続している。
【0003】また、前記凝縮器Cの内底部と前記蒸発器
Dとの間には、前記凝縮器Cの内底部に貯溜する冷媒液
を前記蒸発器Dに送る冷媒液管Kを接続すると共に、前
記蒸発器Dの下部側と上部側との間に、中間に冷媒ポン
プLが介装された冷媒液管Mを接続する一方、前記吸収
器Eの内底部には、中間に吸収液ポンプNをもち、前記
高,低熱交換器G,Iを通過して前記高温発生器Aの上
部側に至る稀溶液管Oを接続させている。
【0004】さらに、前記冷媒蒸気管Fの途中から分岐
して前記吸収器Eの上部側へと延びる冷媒蒸気分岐管P
を設けて、該冷媒蒸気分岐管Pの途中に温水取出時に開
き、冷水取出時閉じる第1電磁弁Qを介装させると共
に、前記中間溶液管Hの途中から分岐して前記吸収器E
の上部側へと延びる溶液分岐管Rを設けて、この溶液分
岐管Rの途中に温水取出時開き、冷水取出時閉じる第2
電磁弁Sを介装させる一方、前記蒸発器Dの内底部と前
記吸収器Eの内底部との間に第1連絡配管Tを接続し
て、該第1連絡配管Tの途中に温水取出時開き、冷水取
出時閉じる第3電磁弁Uを介装させている。また、前記
蒸発器Dの内底部と前記稀溶液管Oの途中との間には第
2連絡配管Vを設けて、該第2連絡配管Vの途中に第4
電磁弁Wを介装させている。
【0005】また、前記吸収器Eの外部側から、該吸収
器Eと前記凝縮器Cの内部を経て外方側へと至る冷却水
管Xを設けると共に、前記蒸発器Dには冷温水取出管Y
を配管して、該取出管Yから取出される冷温水を室内な
どの冷暖房源として使用するようにしている。尚、同図
中、Zは前記溶液管Mの途中と前記蒸発器Dの内底部と
の間に介装された冷媒ブロー用弁である。
【0006】以上の吸収式冷温水機を用いて冷房運転を
行うときには、前記第1〜第4電磁弁Q,S,U,Wが
それぞれ閉鎖される。そして、先ず、前記高温発生器A
内に設けたバーナーaを点火して、その内部に装填され
た臭化リチウム溶液などの稀溶液を加熱することにより
高温の冷媒蒸気が発生し、この冷媒蒸気が前記冷媒蒸気
管Fを介して前記低温発生器Bへと送られ、該低温発生
器Bにおいて、前記高温発生器Aから高温熱交換器Gを
経て前記低温発生器Bに導入される中間濃度溶液と熱交
換されることにより冷媒蒸気が発生し、この冷媒蒸気が
前記凝縮器Cに送られて凝縮液化され、この凝縮液冷媒
が前記冷媒蒸気管Fから前記低温発生器Bの通過時に凝
縮された液冷媒と共に前記冷媒液管Kから前記蒸発器D
の内部へと送られ、該蒸発器Dの下部側から前記冷媒ポ
ンプLをもつ冷媒液管Mにより前記蒸発器Dの上部側へ
と供給されて、前記取出管Y内を通過する水を冷却して
冷房源として使用される。また、前記低温発生器B内に
おいては、前記中間溶液管Hを介して導入される前記高
温発生器Aの冷媒溶液が前記冷媒蒸気管F内の蒸気冷媒
と熱交換されて加熱濃縮される。
【0007】さらに、前記蒸発器D内で前記取出管Y内
の水と熱交換されて蒸発された冷媒蒸気は前記吸収器E
へと流入され、一方、該吸収器Eの内上部には、前記低
温発生器Bで加熱濃縮された濃溶液が中間に低温熱交換
器Iをもつ濃溶液管Jを介して供給されるのであり、従
って、前記吸収器E内に流入した前記冷媒蒸気は前記濃
溶液に吸収されるのであり、また、この濃溶液は前記冷
媒蒸気を吸収することで稀溶液となって、前記吸収液ポ
ンプNを備えた稀溶液管Oにより前記高,低熱交換器
G,Iを通過して前記高温発生器Aへと戻される。
【0008】また、以上の吸収式冷温水機を用いて暖房
運転を行うときには、前記第1〜第4電磁弁Q,S,
U,Wをそれぞれ開放すると共に、前記冷却水管Xへの
通水を停止して運転が行われる。そして、先ず、前記高
温発生器A内に設けたバーナーaを点火して、その内部
の稀溶液を加熱することにより高温の冷媒蒸気が発生
し、この冷媒蒸気の大半は、前記第1電磁弁Qの開放に
より、前記冷媒蒸気分岐管Pから第1電磁弁Qを介して
前記吸収器Eへと供給され、該吸収器Eから前記蒸発器
D側へと送られ、この蒸発器Dが凝縮器となってその内
部で前記冷媒蒸気と前記取出管Y内を通過する水と熱交
換され、この水が加熱されて暖房源として使用される。
【0009】また、前記蒸発器D内で凝縮された冷媒
は、前記第3電磁弁Uが開放されているため、前記第1
連絡配管Tから前記吸収器Eの内底部へと供給され、一
方、該吸収器Eの内部には、前記第2電磁弁Sの開放に
より、前記溶液分岐管Rを介して前記高温発生器A内の
中間溶液が供給され、この中間溶液に前記蒸発器Dから
送られた冷媒が吸収されて稀溶液となり、該稀溶液が前
記吸収液ポンプNを介して前記稀溶液管Oから高温発生
器Aへと戻される。さらに、前記蒸発器D内の凝縮液一
部が前記第2連絡配管Vから第4電磁弁Wを介して前記
稀溶液管Oにも戻され、この稀溶液管Oを流れる溶液に
吸収されて前記高温発生器Aに戻される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上のよう
な吸収式冷温水機では、冷暖房運転時に切換動作する電
磁弁の数が4個必要となり、これら電磁弁からの真空洩
れが多く生じ、この真空洩れによる能力ダウンが生じた
り、また、真空洩れによる空気侵入で、配管等に腐食に
よる穴明き事故が生ずる問題があったし、また、電磁弁
の数に比例して冷暖切換時の操作性も悪くなる問題があ
った。尚、前記真空洩れについて更に詳記すると、前記
吸収式冷温水機における各機器内は、ほゞ真空状(例え
ば絶対圧力6mmHg)に保持されており、また一方電磁弁
は気密性を高くしているが、完全なものでなく、このた
め電磁弁から大気圧の空気が侵入することになるのであ
り、また、大気圧の空気が侵入すると機器内圧力が上昇
することから能力ダウンとなるし、また、空気が侵入す
ると吸収溶液による機器配管の腐食が促進され穴明きの
原因となるのである。
【0011】本発明の目的は、開閉弁の使用数を少なく
できて、真空洩れによる能力ダウンや腐食による穴明き
事故による信頼性の低下を少なくし、かつ、冷暖切換え
の信頼性も向上できる吸収式冷温水機を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、発生器1,凝縮器2及び吸収器5,蒸発
器4とを備え、この蒸発器4から冷水又は温水を取出す
ようにした吸収式冷温水機において、前記発生器1側と
吸収器5及び蒸発器4の低圧容器側との間に、前記発生
器1で発生した冷媒蒸気が前記凝縮器2を側路し前記冷
媒蒸気と吸収溶液との気液2相流で前記低圧容器にバイ
パスするバイパス管19を設けると共に、このバイパス
管19に冷水取出時閉じ、温水取出時開く開閉弁20を
介装させたのである。
【0013】
【0014】また、前記バイパス管19は、その一端側
を前記発生器1に接続すると共に、この接続部19aを
前記発生器1における吸収溶液の液域から突入させて、
その突入先端部を冷媒蒸気のガス域に開口させる一方、
前記液域への突入部に、該液域に開口する溶液取入口1
9cを設けるようにしてもよい。
【0015】さらに、前記バイパス管19は、その一端
側を前記発生器1側の液部に接続すると共に、前記バイ
パス管19の途中で、かつ、前記開閉弁20に対し発生
器側に蒸気エゼクター26を介装し、この蒸気エゼクタ
ー26に前記発生器1から凝縮器2に延びる冷媒蒸気管
7から分岐する分岐蒸気管71を接続するようにしても
よい。
【0016】また、前記バイパス管19の途中に液エゼ
クター28を介装すると共に、前記蒸発器4の液部に冷
媒液管27を接続して、この冷媒液管27を前記液エゼ
クター28に接続するようにしてもよい。
【0017】
【作用】冷水取出運転時には、前記バイパス管19の開
閉弁20を閉じることにより、従来通り前記冷温水取出
管から冷水を取出し得るのであり、また温水取出運転時
には、前記バイパス管19の開閉弁20を開くことによ
り、前記発生器1で発生した冷媒蒸気と吸収溶液との気
液2相流が、前記バイパス管19から開閉弁20を経て
前記吸収器5と蒸発器4との低圧容器側へと送られ、前
記気液2相流中の冷媒蒸気により暖房運転時に凝縮器と
なる前記蒸発器4内における取出管内の水が加熱され、
この加熱された温水の取出しが可能となるのである。
【0018】以上のように、前記発生器1側と前記吸収
器5及び蒸発器4の低圧容器側との間に気液2相液で前
記凝縮器2を側路して前記低圧容器側にバイパスする前
記バイパス管19を設けたから、従来例のように冷媒蒸
気管Fから分岐する冷媒蒸気分岐管Pと中間溶液管Hか
ら分岐する溶液分岐管Rとの2系統を各別に設けていた
ものに比較して1つのバイパス管19にでき、各分岐管
P,Rに介装する2つの開閉弁を1つにできるのであ
る。従って、真空漏洩れの原因となる開閉弁を減少でき
るから、真空洩れによる能力ダウンを少なくできるし、
また、真空洩れによる空気の侵入で生ずる腐食の問題も
少なくでき、その信頼性を向上できると共に冷温水取出
し切換えの操作性も向上できるのである。
【0019】
【0020】さらに、前記バイパス管19の一端側を前
記発生器1に接続すると共に、この接続部19aを前記
発生器1における吸収溶液の液域から突入させて、その
突入先端部を冷媒蒸気のガス域に開口させる一方、前記
液域への突入部に、該液域に開口する溶液取入口19c
を設けることにより、この取入口19cとガス域に臨む
前記接続部19aの先端側との間に所定距離を確保でき
て、前記発生器1の液面に若干の高低変動があっても、
温水取出運転時に前記気液2相流を前記バイパス管19
を介して低圧容器側に確実に送ることができる。
【0021】また、前記バイパス管19の一端側を前記
発生器1側の液部に接続すると共に、前記バイパス管1
9の途中で、かつ、前記開閉弁20に対し発生器1側に
蒸気エゼクター26を介装し、この蒸気エゼクター26
に前記発生器1から凝縮器2に延びる冷媒蒸気管7から
分岐する分岐蒸気管71を接続することにより、前記開
閉弁20を開いたとき前記発生器1と低圧容器との器内
圧力差を利用し、前記蒸気エゼクター26のエゼクター
作用により前記分岐蒸気管71からの蒸気冷媒と前記バ
イパス管19からの冷媒溶液とを混合して気液2相流と
なし得るのであって、前記発生器1での液面高さに変動
があっても、前記気液2相流を前記バイパス管19を介
して前記低圧容器側により確実に送ることができる。
【0022】さらに、前記バイパス管19の途中に液エ
ゼクター28を介装すると共に、前記蒸発器4の液部に
冷媒液管27を接続して、この冷媒液管27を前記液エ
ゼクター28に接続する場合には、暖房運転時に前記液
エゼクター28のエゼクター作用により、前記冷媒液管
27を介して前記蒸発器4内の冷媒液を吸入し、この冷
媒液を前記バイパス管19からの気液2相流とを混合さ
せて前記低圧容器側に確実に送ることができ、従って、
図6に示した従来例のように第3電磁弁Uをもった第1
連絡配管Tや第4電磁弁Wをもった第2連絡配管Vを省
略でき、より一層電磁弁(開閉弁)の個数を減少でき、
電磁弁からの真空洩れをより一層少なくできるのであ
る。
【0023】
【実施例】図1は本発明の前提となる二重効用形の吸収
式冷温水機を示しており、この吸収式冷温水機は、発生
器1として、バーナー1aをもった直焚式の高温発生器
1Aと低温発生器1Bとを備え、この低温発生器1Bと
凝縮器2とを仕切壁31をもった一つの胴体3内に設け
ると共に、内方上部側に散布体41をもつ蒸発器4と、
同じく内方上部側に散布体51をもつ吸収器5とを一つ
の胴体6に内装して、該胴体6の内部で前記蒸発器4と
吸収器5との間にはエリミネータ61を介装させてい
る。
【0024】そして、前記高温発生器1Aの上方で冷媒
蒸気域と前記凝縮器2の内底部との間には、前記高温発
生器1Aで発生した冷媒蒸気を前記低温発生器1Bを経
て凝縮器2側へと送る冷媒蒸気管7を設けると共に、前
記高温発生器1Aの吸収溶液域と前記低温発生器1Bの
内方上部側との間には、中間に高温熱交換器8をもち、
前記高温発生器1A内の吸収溶液を低温発生器1B側に
送る中間溶液管9を設け、かつ、前記低温発生器1Bの
内底部と前記吸収器5に設けた散布体51の内方上部側
との間に、中間に低温熱交換器10をもち、前記低温発
生器1Bの内底部に貯溜する濃溶液を前記吸収器5の上
方側に供給する濃溶液管11を設けている。また、前記
凝縮器2の内底部と前記蒸発器4との間には、前記凝縮
器2の内底部に貯溜する冷媒液を前記蒸発器4内に送る
冷媒液管12を設け、かつ、前記蒸発器4の内底部側と
前記散布体41との間には、中間に冷媒ポンプ13を介
装させた冷媒液管14を接続すると共に、前記吸収器5
の内底部には、中間に溶液ポンプ15をもち、前記高,
低熱交換器8,10を通過して前記高温発生器1A内に
至る稀溶液管16を設けている。
【0025】さらに、前記吸収器5の外部側から、該吸
収器5と前記凝縮器2の内部を経て外方に至る冷却水管
17を設けると共に、前記蒸発器4の内部には冷温水取
出管18を配管して、該取出管18から取出される冷水
又は温水を室内などの冷暖房源として使用するようにし
ている。
【0026】しかして図1に示したものは、前記高温発
生器1Aと吸収器5との間に、前記高温発生器1Aで発
生した冷媒蒸気が前記低温発生器1Bと凝縮器2とを側
路し、前記冷媒蒸気と前記高温発生器1A内の吸収溶液
とを気液2相流として低圧側となる前記吸収器5へとバ
イパスさせるバイパス管19を設けると共に、このバイ
パス管19に冷水取出時に閉じ温水取出時に開く主とし
て電磁弁から成る開閉弁20を介装させたのである。
【0027】また、図1に示した構成では、前記高温発
生器1Aにおける吸収溶液の液面位置で、この高温発生
器1A内における吸収溶液の液域と冷媒蒸気のガス域と
に跨がる位置に設ける液面検出器21の側部に前記バイ
パス管19の一端側を接続して、気液2相流を取出すよ
うにしたものである。
【0028】また、前記液面検出器21には、電極棒か
ら成る複数の溶液検知センサー22を設け、該センサー
22の検出結果に基づき前記高温発生器1A内のバーナ
ー1aによる加熱量を制御することにより、この高温発
生器1A内における吸収溶液の液面を所定高さに調整す
るのであって、斯く調整する液面高さ位置に前記バイパ
ス管19を接続することにより前記高温発生器1A内の
冷媒蒸気と吸収溶液との気液2相流を有効に取出せるの
である。
【0029】さらに、図1の構成では前記蒸発器4の内
底部と前記吸収器5の内底部との間には連通管23を配
管して、該連通管23の途中に温水取出時開き、冷水取
出時閉じる開閉弁24を介装させている。
【0030】次に、以上の構成による作用について説明
する。先ず、以上の吸収式冷温水機を用いて冷房運転を
行うときには、前記バイパス管19に介装した開閉弁2
0と前記連通管22に介装した切換弁23とを閉鎖して
運転するのであって、前記高温発生器1A内のバーナー
1aにより臭化リチウム溶液などの稀溶液を加熱して高
温の冷媒蒸気を発生させ、この冷媒蒸気が前記冷媒蒸気
管7を介して前記低温発生器1Bへと送られ、前記高温
発生器1Aから高温熱交換器8を備えた前記中間溶液管
9を介して前記低温発生器1Bに導入された中間濃度溶
液と熱交換され、この熱交換により前記冷媒蒸気の一部
が凝縮して液化されると共に中間濃度溶液から冷媒蒸気
が発生して濃溶液となり、この濃溶液が前記濃溶液管1
1から前記低温熱交換器10に送られ、該低温熱交換器
10で冷却されて前記吸収器5の内方上部側へと送られ
る。
【0031】また、前記冷媒蒸気との熱交換により前記
低温発生器1Bにおいて中間濃度溶液から発生した冷媒
蒸気は、前記高温発生器1Aで発生して前記低温発生器
1Bに送られた冷媒蒸気と共に、前記胴体3に設けた仕
切壁31の上部隙間から前記凝縮器2に送られて前記冷
却管17を通る冷却水で凝縮液化され、この凝縮液冷媒
が前記冷媒液管12を介して前記蒸発器4内へと送ら
れ、該蒸発器4の内底部から前記冷媒ポンプ13を設け
た冷媒液管14により前記蒸発器4内の散布体41へと
汲上げられ、該散布体41から内下方へと散布されて前
記冷温水取出管18と接触し、この取出管18内を通過
する水が冷却されて冷房熱源として外部に取出される。
【0032】さらに、前記蒸発器4内で前記取出管18
との接触により蒸発された冷媒蒸気は、前記エリミネー
タ61を介して前記吸収器5へと流入され、一方、該吸
収器5内においては、前記低温発生器1Bから中間に低
温熱交換器10をもつ濃溶液管11を介して濃溶液が供
給され、この濃溶液が前記散布体51から前記吸収器5
の内下方に散布されているため、該吸収器5内に流入し
た前記冷媒蒸気は前記濃溶液に吸収されるのであり、ま
た、この濃溶液は前記冷媒蒸気を吸収することで稀溶液
となって、前記溶液ポンプ15を備えた稀溶液管16に
より前記高,低熱交換器8,10を通過して前記高温発
生器1Aへと戻される。
【0033】次に、以上の吸収式冷温水機で暖房運転を
行うときには、前記バイパス管19に介装した開閉弁2
0と前記連通管23に介装した開閉弁24とが開放さ
れ、かつ、前記冷媒ポンプ13が停止されると共に、前
記冷却管17への通水が停止される。そして、前記高温
発生器1A内のバーナー1aを点火して、その内部の稀
溶液を加熱することにより発生する高温の冷媒蒸気は前
記高温発生器1A内の吸収溶液と共に気液2相流となっ
て、前記液面検出器21に接続されたバイパス管19か
ら暖房運転時に開放される前記開閉弁20を経て吸収器
5へと送られ、この吸収器5から気液2相流中の冷媒蒸
気が前記蒸発器4へと送られ、該蒸発器4が凝縮器とな
ってその内部に配管された前記取出管18内の水を加熱
して、この加熱された温水が暖房源として使用される。
【0034】また、前記蒸発器4内で前記取出管18と
の熱交換に伴い凝縮された冷媒は、前記蒸発器4の内底
部に接続された前記連通管23から暖房運転時に開放さ
れる前記開閉弁24を経て前記吸収器5の内底部へと戻
され、前記バイパス管19から前記吸収器5内に供給さ
れた気液2相流中の吸収溶液に吸収され、稀溶液となっ
て前記溶液ポンプ15により前記稀溶液管16から高温
発生器1Aへと戻される。
【0035】以上のように前記高温発生器1Aと吸収器
5との間に凝縮器3を側路し、気液2相流で前記吸収器
5にバイパスするバイパス管19を設けて、該バイパス
管19に温水取出時開き、冷水取出時閉じる1つの開閉
弁20を介装し、温水取出運転時に、前記開閉弁20を
開き前記バイパス管19を介して前記高温発生器1Aで
発生する冷媒蒸気と吸入溶液との気液2相流を前記吸収
器5側へと流入させて温水取出しを行えるようにしたか
ら、図6に示した従来例のように冷媒蒸気分岐管Pと溶
液分岐管Rとの2系統を各別に設けていたものに比較し
て配管を簡単にできると共に、開閉弁を1つ減少できる
のである。
【0036】従って、真空洩れの原因となる開閉弁を減
少できるから真空洩れによる能力ダウンを少なくできる
し、また、真空洩れによる空気の侵入で生ずる腐食の問
題も少なくでき、その信頼性を向上できると共に冷温水
取出切換えの操作性も向上できるのである。
【0037】また、以上の構成のように、前記高温発生
器1Aに前記バイパス管19を接続するにあたって、前
記高温発生器1Aにおける吸収溶液の液面位置で、該高
温発生器1A内における吸収溶液の液域と冷媒蒸気のガ
ス域とに跨がって設ける液面検出器21の側部に前記バ
イパス管19を接続する場合には、簡単な構成で前記開
閉弁20を開いたとき、前記バイパス管19を介して前
記高温発生器1Aで発生する気液2相流を前記吸収器5
側に確実に送ることができ、全体としてその構成を合理
的に簡単化できコストダウンを有効に図れるのである。
【0038】さらに、前記バイパス管19を前記高温発
生器1Aに接続するにあたっては、本発明の一実施例で
は、図2で示したように、前記バイパス管19の接続部
19aを前記高温発生器1A内における吸収溶液の液域
から内方に突入させ、その突入部位を上方側に屈曲させ
て、その先端部19bを前記高温発生器1A内における
冷媒蒸気のガス域に開口させると共に、前記液域への突
入部位で前記先端部19bから所定距離だけ離れた下方
位置に、前記液域に開口する溶液取入口19cを形成す
るようにしてもよい。
【0039】以上の構成とする場合には、前記高温発生
器1A内の液域に臨む前記取入口19cと、同ガス域に
臨む前記接続部19の先端部19bとの間に所定距離を
確保することが可能となって、前記高温発生器1Aの液
面に若干の高低変動があっても、温水取出運転時に前記
高温発生器1A内の気液2相流を前記バイパス管19を
介して前記吸収器5側に確実に送ることができる。
【0040】さらに、図3で示したように、前記吸収器
5の外部側に、該吸収器5内と連通する低圧ボックス5
2を設け、この低圧ボックス52内に前記バイパス管1
9の途中を介入させ、この介入部位に前記開閉弁20を
介装するのが好ましい。斯くすることにより前記開閉弁
20における真空洩れを少なくでき、開閉弁の使用数減
少と相俟って能力ダウンや腐食の問題をより有効に解消
できるのである。
【0041】また、図3に示した実施例では、前記バイ
パス管19の一端側を前記高温発生器1Aから延びる中
間溶液管9の途中に接続し、かつ、前記バイパス管19
の途中で前記開閉弁20に対する高温発生器1A側に蒸
気エゼクター26を設け、この蒸気エゼクター26に前
記冷媒蒸気管7から分岐する分岐蒸気管71を接続する
ようにしている。また、前記バイパス管19における前
記蒸気エゼクター26と開閉弁20との間には逆止弁1
9dを介装させると共に、前記蒸発器4の液部に途中に
逆止弁27aを備えた冷媒液管27を接続して、この冷
媒液管27の先端側を前記バイパス管19における開閉
弁20と前記逆止弁19dとの間に突入し、該エゼクタ
ー28を構成している。
【0042】以上の構成とする場合にも、前記開閉弁2
0を開いたとき、前記蒸気エゼクター26のエゼクター
作用により前記分岐蒸気管71からの蒸気冷媒と前記バ
イパス管19からの冷媒溶液とが混合されて気液2相流
となり、この気液2相流を前記バイパス管19を介して
開閉弁20から前記吸収器5側に確実に送ることができ
る。また、図4で示したように、前記バイパス管19に
おける開閉弁20の下流側に液エゼクター28を介装す
ると共に、前記蒸発器4の液部から延びる冷媒液管27
の先端側を前記液エゼクター28内に突入させるように
してもよい。
【0043】図3及び図4のように液エゼクター28を
設けることにより、前記高温発生器1A側と蒸発器4側
との圧力差に基づく前記液エゼクター28のエゼクター
作用により、前記冷媒液管27から前記蒸発器4内の冷
媒溶液を吸入させ得るのであるから、図1に示した実施
例のように前記連通管23に開閉弁24を介装する構成
を省略でき、より一層開閉弁の数を減少できる。
【0044】さらに、以上の吸収式冷温水機において
は、図5に示したように、侵入する空気を前記凝縮器2
や蒸発器4及び吸収器5内から抽気する抽気装置を併用
するのが好ましい。即ち、図5に示した抽気装置は前記
凝縮器2と蒸発器4及び吸収器5の各上部側に第1〜第
3抽気管29,30,31の一端側を接続すると共に、
前記溶液ポンプ15の吐出側における稀溶液管16の途
中から稀溶液分岐管37を分岐させ、この分岐管37
を、途中にエゼクター32を介装した吸引管40,41
を介して気液分離器33に接続し、この気液分離器33
の底部液域を、液戻管34を介して吸収器5に接続し、
上部の気体域にエアパージ管35を介してパージタンク
36を接続する一方、前記吸引管40のエゼクター32
に前記第1及び第2抽気管29,30を合流した他端側
を接続し、前記吸引管41のエゼクター32に前記第3
抽気管31の他端側を接続し、更に前記分岐管37の途
中に、温水取出時には前記冷温水取出管18の温水戻り
側温水を取込み、また、冷水取出時には冷却水管17の
吸収器入口側冷却水を取込んで、前記分岐管37を流れ
る稀溶液と熱交換させる熱交換器38を設けたものであ
る。
【0045】尚、前記熱交換器38における熱交換水の
入口38aは、図示していないが、切換弁を介して前記
冷温水取出管18の温水戻り側と冷却水管17の吸収器
5への冷却水入口側とに切換可能に接続されており、ま
た出口38bは、図示していないが切換弁を介して、前
記冷温水取出管18の温水出口側と、冷却水管17の凝
縮器2からの出口側とに切換可能に接続されている。
【0046】しかして、以上の構成により抽気する場
合、冷水取出時及び温水取出時の何れにも、吸引管4
0,41を流れる高圧で、かつ高温の稀溶液が冷却水又
は温度の低い戻り温水により冷却され、この冷却で前記
吸引管40,41に介装するエゼクター32,32の蒸
気圧を下げることができるから、エゼクター32,32
による吸引と、前記各抽気管29,30,31を接続す
る蒸発器4、吸収器5及び凝縮器3における胴内圧力と
の差圧により有効に抽気できるのであって、特に温水取
出時最も圧力が低くなる蒸発器4からの抽気が可能とな
るし、また、冷水取出時最も圧力が低くなる吸収器5か
らの抽気も可能になるのである。
【0047】尚、各図の実施例においては、前記吸収器
5と前記高温発生器1Aとの間に前記バイパス管19を
接続させるようにしたが、このバイパス管19は前記蒸
発器4側に接続させるようにしてもよい。また、以上に
は、前記発生器1として高温発生器1Aと低温発生器1
Bとを用いた二重効用形のものを示したが、本発明で
は、前記高温発生器1Aだけを使用した単効用形のもの
にも適用することができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、発生器
1,凝縮器2及び吸収器5,蒸発器4とを備え、この蒸
発器4から冷水又は温水を取出すようにした吸収式冷温
水機において、前記発生器1側と吸収器5及び蒸発器4
の低圧容器側との間に、前記発生器1で発生した冷媒蒸
気が前記凝縮器2を側路し前記冷媒蒸気と吸収溶液との
気液2相流で前記低圧容器にバイパスするバイパス管1
9を設けると共に、該バイパス管19に冷水取出時閉
じ、温水取出時開く開閉弁20を介装させたから、図6
に示した従来例のように冷媒蒸気分岐管Pと溶液分岐管
Rとの2系統を各別に設けていたものに比較して配管を
簡単にできると共に、開閉弁を1つ減少できるのであ
る。従って、真空漏洩れの原因となる開閉弁を減少でき
るから真空洩れによる能力ダウンを少なくできるし、ま
た、真空洩れによる空気の侵入で生ずる腐食の問題も少
なくでき、その信頼性を向上できると共に冷温水取出切
換えの操作性も向上できるのである。
【0049】
【0050】さらに、前記バイパス管19の一端側を前
記発生器1に接続すると共に、この接続部19aを前記
発生器1における吸収溶液の液域から突入させて、その
突入先端部を冷媒蒸気のガス域に開口させる一方、前記
液域への突入部に、該液域に開口する溶液取入口19c
を設けることにより、この取入口19cとガス域に臨む
前記接続部19aの先端側との間に所定距離を確保でき
て、前記発生器1の液面に若干の高低変動があっても、
温水取出運転時に前記気液2相流を前記バイパス管19
を介して低圧容器側に確実に送ることができる。
【0051】また、前記バイパス管19の一端を前記発
生器1側の液部に接続すると共に、前記バイパス管19
の途中で、かつ、前記開閉弁20に対し発生器1側に蒸
気エゼクター26を介装し、この蒸気エゼクター26に
前記発生器1から凝縮器2に延びる冷媒蒸気管7から分
岐する分岐蒸気管71を接続することにより、前記開閉
弁20を開いたとき前記発生器1と低圧容器との器内圧
力差を利用し、前記蒸気エゼクター26のエゼクター作
用により前記分岐蒸気管71からの蒸気冷媒と前記バイ
パス管19からの冷媒溶液とを混合して気液2相流とな
し得るのであって、前記発生器1での液面高さに変動が
あっても、前記気液2相流を前記バイパス管19を介し
て前記低圧容器側により確実に送ることができる。さら
に、前記バイパス管19の途中に液エゼクター28を介
装すると共に、前記蒸発器4の液部に冷媒液管27を接
続して、この冷媒液管27を前記液エゼクター28に接
続することにより、暖房運転時に前記液エゼクター28
のエゼクター作用により、前記冷媒液管27を介して前
記蒸発器4内の冷媒液を吸入し、この冷媒液を前記バイ
パス管19からの気液2相流とを混合させて前記低圧容
器側に確実に送ることができ、従って、図6に示した従
来例のように第3電磁弁Uをもった第1連絡配管Tや、
第4電磁弁Wをもった第2連絡配管Vを省略でき、より
一層電磁弁(開閉弁)の個数を減少でき、電磁弁からの
真空洩れをより一層少なくできるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の前提となる吸収式冷温水機を示す配管
図である。
【図2】一実施例を示す配管図である。
【図3】同じく他の実施例を示す配管図である。
【図4】同じく他の実施例を示す配管図である。
【図5】同じく他の実施例を示す配管図である。
【図6】従来の吸収式冷温水機を示す配管図である。
【符号の説明】
1 発生器 2 凝縮器 4 蒸発器 5 吸収器 7 冷媒蒸気管 71 分岐蒸気管 19 バイパス管 19a 接続部 19c 取入口 20 開閉弁 26 蒸気エゼクター 27 冷媒液管 28 液エゼクター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀧川 孝寿 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキ ン工業株式会社淀川製作所内 (56)参考文献 特開 平3−294757(JP,A) 特開 昭62−129662(JP,A) 特開 昭62−166271(JP,A) 特開 昭51−148848(JP,A) 特開 昭63−129263(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 15/00 306

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発生器(1),凝縮器(2)及び吸収器
    (5),蒸発器(4)とを備え、この蒸発器(4)から
    冷水又は温水を取出す吸収式冷温水機において、前記発
    生器(1)側と吸収器(5)及び蒸発器(4)の低圧容
    器側との間に、前記発生器(1)で発生した冷媒蒸気が
    前記凝縮器(2)を側路し前記冷媒蒸気と吸収溶液との
    気液2相流で前記低圧容器にバイパスするバイパス管
    (19)を設けると共に、このバイパス管(19)に冷
    水取出時閉じ、温水取出時開く開閉弁(20)を介装
    し、 バイパス管(19)の一端側を発生器(1)に接続する
    と共に、この接続部(19a)を前記発生器(1)にお
    ける吸収溶液の液域から突入させて、その突入先端部を
    冷媒蒸気のガス域に開口させる一方、前記液域への突入
    部に、該液域に開口する溶液取入口(19c)を設けて
    いることを特徴とする吸収式冷温水機。
  2. 【請求項2】 発生器(1),凝縮器(2)及び吸収器
    (5),蒸発器(4)とを備え、この蒸発器(4)から
    冷水又は温水を取出す吸収式冷温水機において、前記発
    生器(1)側と吸収器(5)及び蒸発器(4)の低圧容
    器側との間に、前記発生器(1)で発生した冷媒蒸気が
    前記凝縮器(2)を側路し前記冷媒蒸気と吸収溶液との
    気液2相流で前記低圧容器にバイパスするバイパス管
    (19)を設けると共に、このバイパス管(19)に冷
    水取出時閉じ、温水取出時開く開閉弁(20)を介装
    し、 バイパス管(19)の一端側を発生器(1)側の液部に
    接続すると共に、前記バイパス管(19)の途中で、か
    つ、開閉弁(20)に対し発生器側に蒸気エゼクター
    (26)を介装し、この蒸気エゼクター(26)に前記
    発生器(1)から凝縮器(2)に延びる冷媒蒸気管
    (7)から分岐する分岐蒸気管(71)を接続している
    ことを特徴とする吸収式冷温水機。
  3. 【請求項3】 発生器(1),凝縮器(2)及び吸収器
    (5),蒸発器(4)とを備え、この蒸発器(4)から
    冷水又は温水を取出す吸収式冷温水機において、前記発
    生器(1)側と吸収器(5)及び蒸発器(4)の低圧容
    器側との間に、前記発生器(1)で発生した冷媒蒸気が
    前記凝縮器(2)を側路し前記冷媒蒸気と吸収溶液との
    気液2相流で前記低圧容器にバイパスするバイパス管
    (19)を設けると共に、このバイパス管(19)に冷
    水取出時閉じ、温水取出時開く開閉弁(20)を介装
    し、 バイパス管(19)の途中に液エゼクター(28)を介
    装すると共に、蒸発器(4)の液部に冷媒液管(27)
    を接続して、この冷媒液管(27)を前記液エゼクター
    (28)に接続していることを特徴とする吸収式冷温水
    機。
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