JP3036755B2 - 吸収冷凍機 - Google Patents

吸収冷凍機

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JP3036755B2
JP3036755B2 JP1095846A JP9584689A JP3036755B2 JP 3036755 B2 JP3036755 B2 JP 3036755B2 JP 1095846 A JP1095846 A JP 1095846A JP 9584689 A JP9584689 A JP 9584689A JP 3036755 B2 JP3036755 B2 JP 3036755B2
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雅裕 古川
敏之 金子
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は抽気装置を備えた吸収冷凍機に関する。
(ロ)従来の技術 例えば特公昭63−1510号公報には、不凝縮ガスタンク
内の圧力を検知し設定圧力以上で自動的に不凝縮ガスを
不凝縮ガスタンクから排出する抽気装置を備えた吸収冷
凍機が開示されている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 上記従来の技術において、不凝縮ガスには主としてN2
ガスとH2ガスとがあり、不凝縮ガスタンク内の圧力が設
定圧力になる前にN2ガス又はH2ガスの量が多くなると冷
凍能力が低下するという問題が発生していた。
本発明は、不凝縮ガスの増加による冷凍能力の低下を
防止することを目的とする。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、吸収器、再生器、及び蒸発器等をそれぞれ
配管接続し、冷凍サイクルを構成した吸収冷凍機におい
て、吸収器等に接続された抽気用貯室に水素ガス排出装
置及び窒素ガスと水素ガスの濃度検出器を設け、各濃度
検出器にて検出された窒素ガス濃度と水素ガス濃度とか
ら演算された窒素ガスの比率が設定値を越えたとき抽気
用貯室に接続された抽気ポンプを作動させ、さらに、抽
気用貯室と抽気ポンプとの間に設けられた自動弁を開と
することを特徴とする。
(ホ)作用 吸収器内に外気が侵入した場合には、それに伴い抽気
用貯室内の窒素ガス濃度が上昇し、窒素ガスの比率が設
定値を越えると抽気ポンプを作動させ自動弁を開くこと
により、抽気用貯室に滞留していた不凝縮ガスが排出さ
れる。
(へ)実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明
す。
第1図に示したものは二重効用吸収冷凍機であり、冷
媒に水(H2O)、吸収剤(吸収液)に臭化リチウム(LiB
r)水溶液を使用したものである。
第1図において、(1)はガスバーナ(1B)を備えた
高温再生器、(2)は低温再生器、(3)は凝縮器、
(4)は蒸発器、(5)は吸収器、(6)は低温熱交換
器、(7)は高温熱交換器、(8)ないし(12)は吸収
液配管、(15)は吸収液ポンプ、(16)ないし(18)は
冷媒配管、(19)は冷媒ポンプ、(20)はガスバーナ
(1B)に接続されたガス配管、(21)は加熱量制御弁、
(22)は冷水配管であり、それぞれは第1図に示したよ
うに配管接続されている。又、(25)は冷却水配管であ
る。
(27)は吸収器(5)に付設された抽気装置であり、
(30)は吸収器(5)に接続された排出管、(31),
(32)はそれぞれは排出管(30)に設けられた電磁弁
(自動弁)及び抽気ポンプである。又、(33)は吸収器
(5)に取り付けられたN2ガス濃度検出器(以下N2濃度
センサという)。(34)は抽気制御装置であり、この制
御装置(34)はN2濃度センサ(33)からの信号に基づい
て動作し、電磁弁(31)、及び抽気ポンプ(32)へ開閉
信号、及び発停信号を出力する。
上記吸収冷凍機の運転時、従来の吸収冷凍機と同様に
高温再生器(1)で蒸発した冷媒は低温再生器(2)を
経て凝縮器(3)へ流れ、凝縮器熱交換器(23)を流れ
る水と熱交換して凝縮液化した後冷媒配管(17)を介し
て蒸発器(4)へ流れる。そして、冷媒が冷水配管(2
2)内の水と熱交換して蒸発し、気化熱によって冷水配
管(22)内の水が冷却される。そして、冷水が負荷に循
環して冷房運転が行われる。また、蒸発器(4)で蒸発
した冷媒は吸収器(5)で吸収液に吸収される。そし
て、冷媒を吸収して濃度が薄くなった吸収液が吸収液ポ
ンプ(15)の運転により低温熱交換器(6)、及び高温
熱交換器(7)を経て高温再生器(1)へ送られる。高
温再生器(1)に入った吸収液はバーナ(1B)によって
加熱され、冷媒が蒸発し、中濃度の吸収液が高温熱交換
器(7)を経て低温再生器(2)へ入る。そして、吸収
液は高温再生器(1)から冷媒配管(16)を流れて来た
冷媒蒸気によって加熱され、さらに冷媒が蒸発分離され
濃度が高くなる。高濃度になった吸収液(以下濃液とい
う)は低温熱交換器(6)を経て温度低下して吸収器
(5)へ送られ、散布される。
以上のように吸収冷凍機が運転されているとき、例え
ば吸収器(5)に漏れが発生し、吸収器(5)内に外気
が僅かずつ侵入した場合には、それに伴い吸収器(5)
内のN2ガス濃度が上昇する。ここで、外気漏れの基準と
してN2ガスの分圧上昇がある。そして、制御装置(34)
において、N2濃度センサ(33)からの信号に基づいてN2
ガスの分圧が演算される。
一般に不凝縮ガスの割合は次式(A)で表わされる。
上記式(A)において、gN:窒素量(g)、gW:水量気
量(g)である。
ここで式(A)を圧力換算すると、下式(B)のよう
になる。
上記式(B)において、ΔPN:窒素による分圧増(mmH
g)、PW:絶対圧(mmHg)である。
上記のように吸収器(5)内に外気が侵入し、SNが例
えば9%を越えた場合には、制御装置(34)が動作す
る。抽気ポンプ(32)へ運転信号が出力される。そし
て、抽気ポンプ(32)が運転を開始してから所定時間経
過すると電磁弁(31)へ開信号が出力され、吸収器
(5)に滞留したN2ガスが他の不凝縮ガス例えばH2ガス
と共に排出管(30)を介して外部へ排出される。N2ガス
等の不凝縮ガスが排出され、N2濃度センサ(33)からの
信号に基づいて演算される不凝縮割合が低下したとき、
又は例えば抽気ポンプ(32)の運転開始から所定時間経
過したとき、制御装置(34)が動作し、閉信号が電磁弁
(31)へ出力され、電磁弁(31)が閉じる。その後停止
信号が抽気ポンプ(32)へ出力され、不凝縮ガスの排出
が停止する。
その後、再び吸収器(5)にN2ガスが滞留した場合に
は、N2濃度センサ(33)からの信号に基づいて制御装置
(34)が動作し、N2ガスの排出が開始され、吸収器
(5)の不凝縮ガスの濃度が低下した場合には、N2ガス
の排出が停止する。
上記、実施例によれば、N2ガスが吸収器(5)に滞留
し、N2ガスの分圧が上昇し、N2ガスの割合が所定圧力に
なったとき、N2濃度センサ(33)からの信号に基づいて
制御装置(34)が動作し、N2ガス等の不凝縮ガスの排出
か開始されるため、不凝縮ガスのうち冷凍能力への影響
が大きいN2ガスを滞留量が多くなる前に排出することが
でき、N2ガスにより吸収冷凍機の冷凍能力が低下するこ
とを防止することができる。又、吸収器(5)にN2濃度
センサ(33)の替わりにH2濃度センサ(38)を設け、こ
のH2濃度センサの検出濃度に基づいて不凝縮ガスを排出
するようにした場合には、H2ガスによる冷凍能力の低下
を防止することができる。更に、第1図に一点鎖線にて
示したように高温再生器(1)、又は凝縮器(3)にN2
濃度センサ(50),(51)、又はH2濃度センサ(52),
(53)を設け、それぞれの濃度センサによる検出濃度が
設定値を越えたときに不凝縮ガスの排出運転を行うよう
にすることにより、吸収冷凍機の冷凍能力の低下を防止
することができる。
又、不凝縮ガスには主として上記のN2ガスとH2ガスと
があり、N2ガスの量がH2ガスに比べて大きくなり、N2
スの比率が高くなると冷凍能力減少が大きくなる。第2
図は上記のN2ガスの比率が高くなると冷凍能力が減少す
るという点に着目して構成した本発明の他の実施例であ
る。ここで、第2図において第1図と同様のものには同
じ図番を付し、その詳細な説明は省略する。
第2図において、(29)は不凝縮ガスの排気管であ
り、この排気管は吸収器(5)とエゼクタ(EJ)との間
に設けられている。又、(28)は吸収液管(8)に接続
され、途中にエゼクタ(EJ)が設けられた吸収液管、
(37)は吸収液管(28)が上部から挿入され、下部に不
凝縮ガスの分離室(37A)、上部に抽気用貯室(37B)が
形成された不凝縮ガスタンクである。さらに、(44)は
不凝縮ガスタンク(37)と抽気ポンプ(32)との間に接
続された排気管であり、この排気管(44)の途中に電磁
弁(31)が設けられている。又、(40)は吸収液戻り管
である。不凝縮ガスタンク(37)上部の抽気用貯室(37
B)にはN2濃度センサ(33)とH2濃度センサ(38)とが
設けられ、さらに、H2ガス排出用のパラジウムセル(P
c)が設けられている。又、(41)はN2濃度センサ(3
3)とH2濃度センサ(38)とからの信号を入力し、N2
スの比率(N2/N2+H2)を演算して電磁弁(31)、及び
抽気ポンプ(32)へ開閉信号、及び発停信号を出力する
抽気制御装置である。
上記吸収冷凍機の運転時、吸収液が吸収液管(28)を
流れ、エゼクタ(EJ)に吸収器(5)内の不凝縮ガスが
引かれ、吸収液と不凝縮ガスとが一緒に不凝縮ガスタン
ク(37)内に流入する。そして、吸収液と不凝縮ガスと
が不凝縮ガスタンク(37)にて分離し、吸収液は戻り管
(40)を経て吸収器(5)へ戻り、不凝縮ガスは不凝縮
ガスタンク(37)の上部抽気用貯室(37B)に滞留す
る。不凝縮ガスタンク(37)に滞留した不凝縮ガスのう
ちH2ガスはパラジウムセル(Pc)により外部へ排出され
る。ここで、N2濃度センサ(33)とH2濃度センサ(38)
とにより、不凝縮ガスタンク(37)内のN2ガス濃度と、
H2ガス濃度とが検出され、抽気制御装置(41)にてN2
スの比率(N2/N2+H2)が演算される。そして、外気の
吸収冷凍機への漏入が発生し、不凝縮ガスタンク(37)
内の不凝縮ガスのうち、N2の比率が所定値例えば0.2以
上になると、抽気制御装置(41)が動作する。
抽気制御装置(41)が動作し、抽気ポンプ(32)へ運
転信号を出力すると、この運転信号により抽気ポンプ
(32)が運転を開始する。その後、抽気制御装置(41)
から電磁弁(31)へ開信号が出力され、電磁弁(31)が
開き、不凝縮ガスタンク(37)から不凝縮ガスが排出さ
れる。不凝縮ガスの排出により不凝縮ガスタンク(37)
内のN2の比率が低下し、所定値(例えば0.05)になる
と、抽気制御装置(41)が動作し、電磁弁(31)へ閉信
号を出力する。この閉信号により電磁弁(31)は閉じ
る。その後、抽気制御装置(41)が動作し、抽気ポンプ
(32)へ停止信号を出力し、抽気ポンプ(32)は運転を
停止する。
上記実施例によれば、吸収器(5)に不凝縮ガスが滞
留し、N2ガスの比率が所定値以上になったときには、抽
気制御装置(41)が動作し、自動的に不凝縮ガスの排出
運転が行われるため、不凝縮ガスのうち冷凍能力への影
響が大きいN2ガスの滞留量が多くなる前にN2ガスを排出
することができ、N2ガスにより吸収冷凍能力が低下する
ことを防止できる。
又、上記第2図に示した実施例において、不凝縮ガス
の排出運転が始まった以後、N2ガスの比率が所定値に低
下したときに排出運転が停止する抽気装置について説明
したが、例えば抽気制御装置(41)にタイマ(図示せ
ず)を設け、不凝縮ガスの排出運転が始まった後、例え
ば30分経過したときに排出運転を停止する構成にした場
合にも同様の作用効果を得ることができる。
(ト)発明の効果 以上のように本発明によれば、不凝縮ガスのうち冷凍
能力への影響が大きい窒素ガスの量が多くなる前に確実
に排出することができ、窒素ガスによる冷凍能力の低下
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す吸収冷凍機の回路構成
図、第2図は本発明の他の実施例を示す吸収冷凍機の回
路構成図である。 (1)……再生器、(3)……凝縮器、(4)……蒸発
器、(5)……吸収器、(27)……抽気装置、(31)…
…電磁弁(自動弁)、(32)……抽気ポンプ、(33)…
…N2濃度センサ、(34)……制御装置、(38)……H2
度センサ、(41)……抽気制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 43/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸収器、再生器、及び蒸発器等をそれぞれ
    配管接続し、冷凍サイクルを構成した吸収冷凍機におい
    て、吸収器等に接続された抽気用貯室に水素ガス排出装
    置及び窒素ガスと水素ガスの濃度検出器を設け、各濃度
    検出器にて検出された窒素ガス濃度と水素ガス濃度とか
    ら演算された窒素ガスの比率が設定値を越えたとき抽気
    用貯室に接続された抽気ポンプを作動させ、さらに、抽
    気用貯室と抽気ポンプとの間に設けられた自動弁を開と
    することを特徴とする吸収冷凍機。
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