JPH10213362A - 吸収式冷凍機 - Google Patents

吸収式冷凍機

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JPH10213362A
JPH10213362A JP2728397A JP2728397A JPH10213362A JP H10213362 A JPH10213362 A JP H10213362A JP 2728397 A JP2728397 A JP 2728397A JP 2728397 A JP2728397 A JP 2728397A JP H10213362 A JPH10213362 A JP H10213362A
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JP
Japan
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pressure
bleeding
stop
vacuum pump
temperature
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2728397A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Nakanishi
一夫 中西
Shigeru Ubukata
茂 生方
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10213362A publication Critical patent/JPH10213362A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 発発器、吸収器、再生器、凝縮器等の溶液が
循環する複数の密閉室を具備する吸収冷凍機の長期停止
中、自動的に不凝縮ガスを抽出することにより冷凍機の
再起動時における性能低下を防ぎ、腐蝕を防止する。 【解決手段】 長期停止中複数の密閉室中例えば蒸発室
内の圧力P1を検出するセンサ50と、蒸発器内の溶液温度
T1を検出するセンサ51と、センサ51の検出温度T1に対す
る飽和圧力PR1を算出する手段61と、この手段61により
算出の飽和圧力PR1に第1の所定値α1を加算して抽気開
始圧力PES1を演算する手段62と、算出された飽和圧力PR
1に第2の所定値α2を加算して抽気停止圧力PEO1を演算
する手段63と、センサ50の検出圧力P1がPES1を上回った
とき抽気開始を決定する手段64と、P、がPEO1を下回っ
たとき抽気停止決定手段66と、手段64、66から真空ポン
プ44を発停し、弁V1V2を開閉する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は吸収式冷凍機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の吸収式冷凍機の系統図が図4に示
されている。蒸発器10内底部に貯溜された水等の冷媒と
LiBr等の吸収液とからなる濃溶液20はポンプ11によって
抽出され、蒸発器10内上部に配設されたノズル12から管
群13に散布され、この管群13内を循環する冷水と熱交換
してこれを冷却することによって冷媒が蒸発する。冷却
された冷水21は冷房負荷に供給される。
【0003】蒸発器10内で蒸発した冷媒蒸気22は吸収器
14内に入り、ここで吸収器14内上部に配設されたノズル
15から管群16に散布される濃溶液に吸収されることによ
り希溶液23となってその底部に貯溜される。この際の反
応熱は管群16内を循環する冷却水によって外部に取り出
される。
【0004】吸収器14内底部に溜まった希溶液23はポン
プ17によって抽出され、低温熱交換器18で加熱された
後、その一部は低圧再生器33に導入される。残部は高温
熱交換器19で加熱された後、高圧再生器31に入りここで
伝熱管32内を流過する熱源蒸気24によって加熱され、冷
媒の一部が蒸発することにより濃溶液25となって高圧再
生器31内底部に貯溜される。
【0005】高圧再生器31内底部に貯溜された濃溶液25
は高温熱交換器19に導入され、ここで冷却された後、低
圧再生器33から抽出された濃溶液27と合流する。そし
て、ポンプ40によって付勢されて低温熱交換器18に入り
ここで再び冷却され、しかる後、吸収器14に入りそのノ
ズル15から散布される。
【0006】一方、高圧再生器31で濃溶液25から分離さ
れた冷媒蒸気26は低圧再生器33内に配設された伝熱管34
内に導入され、この伝熱管34を流過する過程で管外の濃
溶液27を加熱することによって冷却されて液冷媒28とな
る。濃溶液27から蒸発して分離された冷媒蒸気29は凝縮
器35内に入る。
【0007】一方、伝熱管34から流出した液冷媒28は凝
縮器35内上部に配設されたノズル36から管群37に散布さ
れ、凝縮器35内を下降する過程で冷媒蒸気29を伴って管
群37の外面を流下する過程で管内を循環する冷却水によ
って冷却されることにより冷媒蒸気29が凝縮する。
【0008】凝縮器35内底部に溜まった液冷媒30は膨張
弁39を流過することによって絞られた後、蒸発器10に入
りここでその一部がフラッシュ蒸発して残部は蒸発器10
の底部に貯溜される。
【0009】溶液の循環系内に水素ガス、空気等の不凝
縮ガスが存在すると、冷媒の蒸発圧力の上昇、冷媒吸収
能力の低下、溶液中のインヒビターの消耗、高温部の温
度及び圧力の異常上昇に基づく保護装置の作動等の不具
合が発生する。
【0010】これに対処するため系内の不凝縮ガスを抽
気するため図5に示す抽気装置が付設されている。真空
ポンプ44を運転するとともに弁46、48を開とすると、ポ
ンプ17によって付勢された希溶液23の一部が弁46を経て
エゼクター41のノズル42から噴出する。これによって吸
収器14内の不凝縮ガスがエゼクター41に吸入されてノズ
ル42から噴出された希溶液に伴われて貯室43内に入る。
【0011】不凝縮ガスは貯室43内で希溶液と分離され
てその上部に一旦貯溜され、弁48を経て真空ポンプ44に
吸引されて外部に排出される。不凝縮ガスと分離された
希溶液は吸収器14内に戻される。なお、45は真空ゲージ
である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の吸収式冷凍
機においては、その停止中エゼクター41を駆動できない
ため不凝縮ガスを抽出できないという不具合があった。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、蒸発器、吸収器、再生器、凝縮器等の溶液が循
環する複数の密閉室を具備する吸収式冷凍機において、
その長期停止中上記密閉室内の圧力を検出する圧力セン
サと、この密閉室内の溶液の温度を検出する温度センサ
と、この温度センサの検出温度に対する飽和圧力を算出
する飽和圧力算出手段と、この飽和圧力算出手段により
算出された飽和圧力に第1の所定値を加算することによ
って抽気開始圧力を演算する抽気開始圧力演算手段と、
上記算出された飽和圧力に第2の所定値を加算すること
によって抽気停止圧力を演算する抽気停止圧力演算手段
と、上記圧力センサの検出圧力が上記演算された抽気開
始圧力を上回ったとき抽気開始を決定する抽気開始決定
手段と、上記圧力センサの検出圧力が上記演算された抽
気停止圧力を下回ったとき抽気停止を決定する抽気停止
決定手段と、上記抽気開始決定手段及び抽気停止決定手
段からの決定を受けたとき、真空ポンプに出力してこれ
を起動又は停止すると同時に上記真空ポンプと上記密閉
室とを繋ぐ抽気管に介装された弁に出力してこれを開閉
する出力手段を有するコントローラを付設したことを特
徴とする吸収式冷凍機にある。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態が図1ないし図
3に示され、図1は制御ブロック図、図2は制御フロー
チャート、図3は制御系統図である。
【0015】図3に示すように、蒸発器10内の圧力を検
出する第1圧力センサ50、管群13から流出する冷水の温
度を検出する第1温度センサ51、凝縮器35内の圧力を検
出する第2圧力センサ53、管群37から流出する冷却水の
温度を検出する第2温度センサ54が設けられ、これらセ
ンサ50、51、53、54の検出値はコントローラ60に入力さ
れる。
【0016】コントローラ60は弁46、48及び吸収器14及
び低圧再生器33内と真空ポンプ44とを繋ぐ抽気管55、5
6、57に介装された電磁開閉弁V1、V2、V3に出力してこ
れらを開閉するとともに真空ポンプ44に出力してこれを
運転又は停止する。
【0017】図2において、制御がスタートすると、吸
収式冷凍機が長期停止中か否かが確かめられる。然りの
場合には第1温度センサ51により冷水温度T1が検出さ
れ、第1圧力センサ50により蒸発器10内の圧力P1が検出
される。
【0018】検出された冷水温度T1はコントローラ60の
飽和圧力算出手段61に入力され、ここで冷水温度T1に対
応する飽和圧力PR1 が算出される。
【0019】この飽和圧力PR1 は抽気開始圧力演算手段
62に入力され、ここで飽和圧力PR1に所定値α1(例えば2
0mmHg) を加算することによって抽気開始圧力PES1が算
出される。これと同時にこの飽和圧力PR1 は抽気停止圧
力演算手段63に入力され、ここで飽和圧力PR1 に所定値
α2(例えば10mmHg) を加算することによって抽気停止圧
力PEO1が算出される。
【0020】算出された抽気開始圧力PES1は抽気開始決
定手段64に入力され、ここで圧力P1と比較される。圧力
P1が抽気開始圧力PES1を上回る場合には抽気開始決定手
段64は抽気開始を決定し、この決定は出力手段65を経て
真空ポンプ44及び弁V1、V3に出力され、真空ポンプ44が
起動されると同時に弁V1、V3が開となる。
【0021】かくして、吸収室14及び蒸発室10内の不凝
縮ガスが弁V1、V3を経て真空ポンプ44により抽出されて
大気中に放出される。
【0022】不凝縮ガスの抽気によって圧力P1が抽気停
止圧力PEO1を下回ったときは、抽気停止決定手段66が抽
気停止を決定する。この決定は出力手段65を経て真空ポ
ンプ44及び弁V1、V3に出力されて真空ポンプ44が停止
し、かつ、弁V1、V3が閉とされる。
【0023】低圧再生器33及び凝縮器35内の不凝縮ガス
を抽気する場合には第2温度センサ54によって検出され
た冷却水温度T2に基づいて飽和圧力PR2 が算出され、こ
の飽和圧力PR2 に所定値α1 、α2 を加算することによ
って抽気開始圧力PES2及び抽気停止圧力PEO2が演算され
る。
【0024】そして、抽気開始が決定されたとき真空ポ
ンプ44が起動されると同時に弁V2、V3が開とされ、抽気
停止が決定されたとき真空ポンプ44が停止すると同時に
弁V2、V3が閉とされる。
【0025】吸収冷凍機の運転中に吸収器14及び蒸発器
10内の不凝縮ガスを抽気する場合には、従来と同様コン
トローラ60からの指令によって真空ポンプ44が運転され
ると同時に弁V1、46、48が開とされる。また、低圧再生
器33及び凝縮器35内の不凝縮ガスを抽気する場合には真
空ポンプ44が運転されると同時に弁V2、46、48が開とさ
れる。
【0026】上記実施例においては、蒸発器10内の圧力
P1を検出しているが、これに代えて吸収器14内の圧力P1
を検出することができる。また、冷水温度T1に代えて吸
収器14の管群16から流出する冷却水の温度、蒸発器10内
底部の濃溶液20の温度、吸収器14内底部の希溶液23の温
度等蒸発器10又は吸収器14内の溶液の温度を直接又は間
接に代表する温度を検出することができる。
【0027】更に、凝縮器35内の圧力P2に代えて低圧再
生器33内の圧力P2を検出することができ、また、冷却水
温度T2に代えて低圧再生器33の伝熱管34出口の冷媒蒸気
の温度、凝縮器35底部の液冷媒30の温度、低圧再生器33
内底部の濃溶液27の温度等凝縮器35又は低圧再生器33内
の溶液温度を直接又は間接に代表する温度を検出するこ
とができる。
【0028】
【発明の効果】本発明においては、吸収式冷凍機の長期
停止中においても複数の密閉室内の不凝縮ガスを自動的
に抽気できるので、吸収冷凍機の再始動時における性能
低下を防止できるとともに長期停止中における機器の腐
蝕を未然に防止できる。
【0029】また、密閉室内の圧力が溶液の飽和圧力に
第1の所定値を加算した抽気開始圧力を上廻ったときに
抽気運転が開始され、上記飽和圧力に第2の所定値を加
算した抽気停止圧力を下回ったとき抽気運転が停止され
るので、溶液中の冷媒の蒸発を抑制して不凝縮ガスを効
率的に抽気できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す制御ブロック図であ
る。
【図2】本発明の実施形態を示す制御フローチャートで
ある。
【図3】本発明の実施形態を示す制御系統図である。
【図4】従来の吸収式冷凍機の系統図である。
【図5】従来の抽気装置の略示的構成図である。
【符号の説明】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸発器、吸収器、再生器、凝縮器等の溶
    液が循環する複数の密閉室を具備する吸収式冷凍機にお
    いて、 その長期停止中上記密閉室内の圧力を検出する圧力セン
    サと、この密閉室内の溶液の温度を検出する温度センサ
    と、この温度センサの検出温度に対する飽和圧力を算出
    する飽和圧力算出手段と、この飽和圧力算出手段により
    算出された飽和圧力に第1の所定値を加算することによ
    って抽気開始圧力を演算する抽気開始圧力演算手段と、
    上記算出された飽和圧力に第2の所定値を加算すること
    によって抽気停止圧力を演算する抽気停止圧力演算手段
    と、上記圧力センサの検出圧力が上記演算された抽気開
    始圧力を上回ったとき抽気開始を決定する抽気開始決定
    手段と、上記圧力センサの検出圧力が上記演算された抽
    気停止圧力を下回ったとき抽気停止を決定する抽気停止
    決定手段と、上記抽気開始決定手段及び抽気停止決定手
    段からの決定を受けたとき、真空ポンプに出力してこれ
    を起動又は停止すると同時に上記真空ポンプと上記密閉
    室とを繋ぐ抽気管に介装された弁に出力してこれを開閉
    する出力手段を有するコントローラを付設したことを特
    徴とする吸収式冷凍機。
JP2728397A 1997-01-28 1997-01-28 吸収式冷凍機 Withdrawn JPH10213362A (ja)

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JP2728397A JPH10213362A (ja) 1997-01-28 1997-01-28 吸収式冷凍機

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JP (1) JPH10213362A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007006289A1 (de) * 2005-07-11 2007-01-18 Technische Universität Berlin Verfahren zum abführen eines gases aus einer wärmepumpe und wärmepumpe
CN105698449A (zh) * 2016-03-28 2016-06-22 珠海格力电器股份有限公司 自动排气装置、具有该装置的吸收式制冷系统及排气方法

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