JP3154044B2 - 吸収冷凍機 - Google Patents

吸収冷凍機

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸収冷凍機に係
り、特に不凝縮性ガス抽気装置を備えた吸収冷凍機に関
する。
【0002】
【従来の技術】吸収冷凍機においては、高温に加熱され
た吸収溶液による材料の腐食や被膜の形成段階において
不凝縮性ガスが発生したり、系統中に外部から不凝縮性
の気体が漏れ込んだりする場合がある。材料の腐食や被
膜の形成段階において発生する不凝縮性ガスの量は、一
般的に0.1〜0.2cc/(hr・RT)程度であ
る。このような不凝縮性ガスがあると機内の真空度が計
画された値より低下する(圧力が上昇する)。機内真空
度の計画値からの低下は冷房能力を低下させる原因であ
るため、不凝縮性ガスを機外へ抽気し、真空度を所定の
値に保つ必要がある。
【0003】不凝縮性ガスを抽気する手段として、吸収
器に接続された補助吸収器と、この補助吸収器に接続さ
れたガス分離器と、ガス分離器に吸入側を接続されたエ
ゼクターとを用い、ガス分離器で分離された不凝縮性ガ
スをエゼクターでガス貯蔵室に送りこむものや、吸収器
から直接エゼクターで冷媒蒸気と不凝縮性ガスの混合流
体を分離器に吸引し、吸引された混合流体から不凝縮性
ガスを分離してガス貯蔵室に送りこむようにしたものが
ある。いずれの場合も、溶液循環ポンプで加圧された希
溶液の一部を駆動流体としてエゼクターを駆動するもの
が一般的で、補助吸収器−ガス分離器−エゼクターの組
合せを用いた例としては、特開平2−247465号公
報に開示のものがあり、エゼクター−ガス分離器の組合
せを用いた例としては、特開平7−19670号公報
や、特開平2−17369号公報に開示されたものがあ
る。図4に、エゼクター−ガス分離器の組合せを用いた
場合の吸収冷凍機の系統構成の例を示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のこのような抽気
装置では、発生する不凝縮性ガスを冷房運転中に抽気し
ているため、抽気動作時には高温再生器に送り出す希溶
液に加えてエゼクター駆動用の希溶液が必要になり、溶
液循環ポンプとして、冷凍サイクルに必要な吸収溶液の
循環量よりも大きい吐出量が得られるポンプが必要であ
った。したがってポンプが大型化してモータ動力も大き
くなり、機器の小型化、省電力化が困難であった。
【0005】本発明の課題は、溶液循環ポンプで加圧さ
れた希溶液で駆動されるエゼクターを用いた不凝縮性ガ
ス抽気装置を備えた吸収冷凍機を小型化、省電力化する
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、高温再生器10、分離器16、凝縮器2
6、蒸発器34、吸収器44及び溶液循環ポンプ54を
配管接続して吸収冷凍サイクルを構成し、溶液循環ポン
プ54で加圧された吸収溶液を駆動流体とするエゼクタ
ー57を用いて不凝縮性ガスを蒸発器34もしくは吸収
器44から抽気する不凝縮性ガス抽気装置とを備えてな
る吸収冷凍機において、高温再生器10の温度を検出す
る温度センサ,高温再生器10の圧力を検出する圧力セ
ンサ,蒸発器34の温度を検出する温度センサ,蒸発器
34の圧力を検出する圧力センサ及び蒸発器の出口の冷
温水温度を検出する温度センサのうちのいずれか一つ以
上と、前記溶液循環ポンプ54の吐出側配管63と前記
エゼクタ57の駆動流体入り口を電磁弁55を介して連
通する分岐管64と、前記温度センサあるいは圧力を検
出する圧力センサの出力を入力として高温再生器10も
しくは蒸発器34の不凝縮性ガスの量が予め設定された
限界値を超えたかどうかを判定する制御手段と、を含ん
で構成し、前記制御手段を、高温再生器10もしくは蒸
発器34の不凝縮性ガスの量が予め設定された限界値を
超えたと判定したとき、吸収冷凍機を一時停止して抽気
動作を実行するよう機器を制御するものとしたことを特
徴とする。
【0007】先に述べたように、吸収冷凍機において
は、高温に加熱された吸収溶液による材料の腐食や被膜
の形成段階において不凝縮性ガスが発生したり、系統中
に外部から不凝縮性の気体が漏れ込んだりする場合があ
るが、材料の腐食や被膜の形成段階において発生する不
凝縮性ガスの量は、一般的に0.1〜0.2cc/(h
r・RT)程度である。機内に不凝縮性ガスが発生する
と、高温再生器,蒸発器の圧力が上昇する。高温再生
器,蒸発器の圧力が上昇すると、それに伴って高温再生
器,蒸発器の温度や冷温水の蒸発器出口温度が上昇す
る。高温再生器もしくは蒸発器の温度(圧力)もしくは
冷温水の蒸発器出口温度があらかじめそれぞれに対応し
て設定された基準値を超えて上昇すると、制御手段はそ
れを検知して不凝縮性ガスの量が限界値を超えたと判断
して吸収冷凍機を一時停止し、抽気動作を実行するよう
機器を制御する。ここでいう吸収冷凍機の一時停止は、
高温再生器での燃焼等による入熱(希溶液の加熱)の停
止を意味し、溶液循環ポンプの運転はそのまま継続され
るし、冷却水、負荷側冷媒(熱媒)の循環も継続され
る。抽気動作は、吸収冷凍機を一時停止したのち、予め
設定されている時間、分岐管に介装された電磁弁を開く
ことで実行され、前記設定時間の経過後、前記電磁弁は
閉じられ、吸収冷凍機の運転は再開される。抽気動作中
は稀釈運転は行われないから、吸収冷凍機の運転を再開
する場合も、スムーズに冷凍サイクルを立ちあげること
ができる。
【0008】どのような条件のとき、高温再生器10も
しくは蒸発器34の不凝縮性ガスの量が予め設定された
限界値を超えたと判定するかは、各吸収冷凍機の仕様や
使用条件できめればよい。例えば、つぎのように設定す
る。
【0009】高温再生器の圧力,高温再生器の温度,
蒸発器の圧力,蒸発器の温度,冷温水の蒸発器出口温度
のうちのいずれか一つ以上が基準値をこえた場合 蒸発器の温度,冷温水の蒸発器出口温度のうちのいず
れか一つが1〜2時間の間継続して基準値をこえた場合 なお、高温再生器の圧力,高温再生器の温度,蒸発器の
圧力,蒸発器の温度,冷温水の蒸発器出口温度のすべて
を測定するのでなく、そのうちのどれかについて測定
し、それによって判断するようにしてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。図1に本発明の実施例である吸収冷凍
機の要部構成を示す。図示の吸収冷凍機は、作動流体と
して、吸収剤であるリチウムブロマイド(LiBr)に冷
媒である水を吸収させた吸収溶液を用いている。吸収溶
液のLiBr濃度は、作動流体が装置内を循環するにつれ
て変動するが、この変動はほぼ3段階に分けることがで
き、濃度レベルの低い方から、希溶液、中間濃溶液、濃
溶液と呼ぶ。
【0011】図示の吸収冷凍機は、内包する吸収溶液
(希溶液)を加熱する手段を備えた高温再生器10と、
高温再生器10の上方に配置され該高温再生器10に上
昇管14で接続された分離器16と、該分離器16の気
相部分に一端を接続された冷媒蒸気コイル23を内装し
た低温再生器22と、該低温再生器22に二次冷媒蒸気
通路28で連通され前記冷媒蒸気コイル23の他端が接
続されるとともに冷却水コイル50を内装した凝縮器2
6と、該凝縮器26に液冷媒管30で接続され蒸発コイ
ル32を内装した蒸発器34と、該蒸発器34に蒸発冷
媒蒸気通路で連通され冷却水コイル46を内装した吸収
器44と、吸収器44の底部に希溶液吸入管52で吸入
側を接続された溶液循環ポンプ54と、溶液循環ポンプ
54の吐出側に被加熱流体入り口側を希溶液吐出管63
を介して接続させた低温溶液熱交換器42と、低温溶液
熱交換器42の被加熱流体出側に被加熱流体入り口側を
接続させ被加熱流体出側を前記高温再生器10の希溶液
入り口に接続させた高温溶液熱交換器36と、前記分離
器16の液相部と高温溶液熱交換器36の加熱流体入り
口を接続する中間濃溶液管20と、高温溶液熱交換器3
6の加熱流体出側と低温再生器22を接続する中間濃溶
液管38と、低温再生器22の底部と低温溶液熱交換器
42の加熱流体入り側を接続する濃溶液管40と、低温
溶液熱交換器42の加熱流体出側と吸収器44の上部を
接続する濃溶液管41と、冷却水コイル46の出側と冷
却水コイル50の入り側を接続する冷却水管48と、を
含んで構成されている。
【0012】図示の吸収冷凍機では、また、吸収器44
に接続して抽気管56が設けられ、この抽気管56に吸
い込み側を接続したエゼクター57が配置されている。
希溶液吐出管63には電磁弁55を介装した分岐管64
が設けられ、分岐管64はエゼクター57の駆動流体入
り口に接続されている。エゼクター57の吐出側はエゼ
クター吐出管58を介してガス分離器59に接続されて
いる。ガス分離器59の底部は溶液戻り管60を介して
吸収器44の底部に接続され、ガス分離器59の上部
は、ガス上昇管61を介してガスタンク62に接続され
ている。なお、本実施例では抽気管56は吸収器44に
接続されているが、蒸発器34に接続するようにしても
よい。
【0013】また、蒸発器34の温度と圧力をそれぞれ
検出して出力する蒸発器温度センサ65、蒸発器圧力セ
ンサ66と、高温再生器10の温度と圧力をそれぞれ検
出して出力する高温再生器温度センサ67、高温再生器
圧力センサ68と、冷温水の蒸発器出口温度を検出して
出力する冷温水出口温度センサ69(図示せず)と、が
設けられている。これらの温度センサ、圧力センサの出
力が入力されるコントローラ13が設けられ、高温再生
器10の燃焼、電磁弁55の開閉は、コントローラ13
により前記温度センサ65,67,69、圧力センサ6
6,68の出力に基づいて制御される。なお、図示の例
では、高温再生器10の圧力は、分離器16に設けてあ
る圧力センサ68で測定するようになっている。
【0014】上記構成の吸収冷凍機の抽気動作を図2を
参照して以下に説明する。制御手段であるコントローラ
13は、吸収冷凍機が冷房運転中なのか、稀釈運転中な
のかを確認し、冷房運転中は、所定の時間間隔で前記温
度センサ65,67,69、圧力センサ66,68の出
力をそれぞれに対して予め設定されている基準値と比較
する。いずれかの出力が、予め設定されている基準値を
超えたことを検知した場合、コントローラ13は抽気動
作をスタートさせる。図では高温再生器温度センサ67
の出力を例にとって示してあるが、他のセンサの出力に
ついて比較を行うようにしてもよいし、センサのいくつ
かを組合せ、それらについて順次比較を行うようにして
もよい。また、本実施例では温度センサ65,67,6
9、圧力センサ66,68が設けられているが、抽気動
作制御のためにこれらのセンサ全部を設ける必要はな
い。これらのうちのいずれか一つ以上を設けるようにす
ればよい。
【0015】比較の結果、いずれかのセンサの出力が予
め設定されている基準値を超えたことを検知した場合、
コントローラ13は系統中の不凝縮性ガスの量が許容さ
れる値を超えたと判断し、高温再生器10の燃焼(燃焼
以外の方法で入熱している場合はその入熱)を停止し、
電磁弁55を開く。溶液循環ポンプ54は運転を継続し
ており、溶液循環ポンプ54で加圧された希溶液の一部
は、電磁弁55を経てエゼクター57の駆動流体入り口
に導かれ、エゼクター55を駆動する。
【0016】吸収器44内の、不凝縮性ガスを含む冷媒
蒸気は、エゼクター57により吸引され、駆動流体であ
る希溶液と混合されてガス分離器59に送りこまれる。
ガス分離器59に送りこまれた混合流体は、希溶液と不
凝縮性ガスに分離され、分離された不凝縮性ガスはガス
上昇管61を経てガスタンク62に送りこまれ、貯蔵さ
れる。ガス分離器59で分離された希溶液は、溶液戻り
管60を経て吸収器44の底部に戻される。
【0017】通常運転時の不凝縮性ガスの発生量の例は
先に述べたが、一般的に、抽気システムは、例えば機器
を10時間運転した場合に発生した不凝縮性ガスを、約
3〜7分で抽気するように計画される。すなわち、高温
再生器10の燃焼の停止時間、電磁弁55の開状態の継
続時間は約3〜7分に設定される。設定された時間が経
過すると、電磁弁55は再び閉じられ、エゼクター57
が作動を停止するとともに、高温再生器10の燃焼が開
始されて冷房運転が再開される。抽気動作のために吸収
冷凍機を一時停止しても稀釈運転は行われないため、冷
凍運転を再開する場合も冷凍サイクルはスムースに立ち
上がる。
【0018】なお、上記説明では、センサの出力が設定
された基準値を上回ったら抽気動作を開始すると述べた
が、蒸発器温度(蒸発器温度センサの出力)または冷温
水温度(冷温水出口温度センサの出力)に基づいて抽気
動作を開始するときは、センサ出力が基準値を上回る状
態が1〜2時間続いてから抽気動作を開始するようにす
るのが望ましい。蒸発器温度や冷温水温度は負荷の変動
の影響を受けやすいので、センサ出力が基準値を上回る
たびにすぐ抽気動作を行うと、実際には不凝縮性ガスが
ないのに無駄な抽気動作を行う場合が増えることになり
やすい。
【0019】また、図2のフローチャートでは、冷房運
転中の場合にのみ抽気動作を行うことにしてあるが、こ
れに併せ、冷房運転終了後の稀釈運転時(あるいは稀釈
運転終了後)に、前記各温度センサ、圧力センサの出力
値に関係なく、予め設定された時間、電磁弁55を開い
て抽気を行うようにするのが望ましい。こうすれば、不
凝縮性ガスが抽気動作を開始すべき量にまで達していな
い段階で、冷房負荷に影響することなく不凝縮性ガスが
排除され、次の冷房運転のときに不凝縮性ガスがない状
態で冷凍サイクルをスタートできる。図3に冷房運転終
了後の稀釈運転時に抽気動作を行う場合の手順をフロー
チャートで示した。稀釈運転時に抽気動作を行う場合
は、例えば稀釈運転開始でスタートするタイマを設けて
おき、所定時間経過後に抽気動作を開始させればよい。
但し、稀釈運転終了時には抽気動作も終了しているよう
にすれば、ポンプの運転時間を抽気のために延長しなく
て済む。
【0020】稀釈運転中の溶液循環ポンプ54の必要吐
出量は、冷凍サイクル運転中よりも少なく、稀釈運転中
に抽気動作を行っても、溶液循環ポンプの容量を大きく
する必要はない。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、高温再生器の温度もし
くは圧力、蒸発器の温度もしくは圧力、冷温水出口温度
のいずれかを冷房運転中に監視し、そのどれかが予め設
定された基準値を超えたら、冷房運転中であっても吸収
冷凍機が停止されて抽気動作が行われ、吸収器もしくは
蒸発器から不凝縮性ガスが排除されるので、性能が低下
した状態で吸収冷凍機の運転を行うことが避けられ、燃
料費、つまり運転費用が低減される。また、冷凍サイク
ル運転中に溶液循環ポンプから吐出される希溶液の量に
は、抽気のためのエゼクターを駆動するための溶液量を
付加しておく必要がないので、溶液循環ポンプは、冷凍
サイクルに必要な希溶液循環量を維持できればよく、容
量を小さくすることが可能となり、機器の小型化、電力
費の低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である吸収冷凍機の要部構成を
示す系統図である。
【図2】本発明の抽気動作の手順の例を示すフローチャ
ートである。
【図3】本発明の抽気動作の手順の他の例を示すフロー
チャートである。
【図4】従来技術の例の要部構成を示す系統図である。
【符号の説明】
10 高温再生器 13 コントロ
ーラ 14 上昇管 16 分離器 20 中間濃溶液管 22 低温再生
器 23 冷媒蒸気コイル 26 凝縮器 28 二次冷媒蒸気通路 30 液冷媒管 32 蒸発コイル 34 蒸発器 36 高温溶液熱交換器 38 中間濃溶
液管 40 濃溶液管 41 濃溶液管 42 低温溶液熱交換器 44 吸収器 46 冷却水コイル 48 冷却水管 50 冷却水コイル 52 希溶液吸
入管 54 溶液循環ポンプ 55 電磁弁 56 抽気管 57 エゼクタ
ー 58 エゼクター吐出管 59 ガス分離
器 60 溶液戻り管 61 ガス上昇
管 62 ガスタンク 63 希溶液吐
出管 64 分岐管 65 蒸発器温
度センサ 66 蒸発器圧力センサ 67 高温再生
器温度センサ 68 高温再生器圧力センサ 69 冷温水出
口温度センサ
フロントページの続き (72)発明者 頓宮 伸二 静岡県浜松市子安町1370 矢崎総業株式 会社内 (56)参考文献 特開 平1−234765(JP,A) 特開 平2−247465(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 43/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温再生器、分離器、凝縮器、蒸発器、
    吸収器及び溶液循環ポンプを配管接続して吸収冷凍サイ
    クルを構成し、溶液循環ポンプで加圧された吸収溶液を
    駆動流体とするエゼクターを用いて不凝縮性ガスを蒸発
    器もしくは吸収器から抽気する不凝縮性ガス抽気装置を
    備えてなる吸収冷凍機において、 高温再生器の温度を検出する温度センサ,高温再生器の
    圧力を検出する圧力センサ,蒸発器の温度を検出する温
    度センサ,蒸発器の圧力を検出する圧力センサ及び蒸発
    器の出口の冷温水温度を検出する温度センサのうちのい
    ずれか一つ以上と、前記溶液循環ポンプの吐出側配管と
    前記エゼクタの駆動流体入り口を電磁弁を介して連通す
    る分岐管と、前記温度センサあるいは圧力を検出する圧
    力センサの出力を入力として高温再生器もしくは蒸発器
    の不凝縮性ガスの量が予め設定された限界値を超えたか
    どうかを判定する制御手段と、を含んでなり、前記制御
    手段は、高温再生器もしくは蒸発器の不凝縮性ガスの量
    が予め設定された限界値を超えたと判定したとき、吸収
    冷凍機を一時停止して抽気動作を実行するよう機器を制
    御するものであり、吸収冷凍機を一時停止して抽気動作
    を実行する制御は、高温再生器での吸収溶液の加熱停止
    と前記電磁弁の開動作を含むことを特徴とする吸収冷凍
    機。
  2. 【請求項2】 制御手段は、吸収冷凍機の稀釈運転中に
    抽気動作を実行する機能を併せ持つものであることを特
    徴とする請求項1または2に記載の吸収冷凍機。
  3. 【請求項3】 制御手段は、吸収冷凍機の稀釈運転を開
    始してから所定の時間経過後、抽気動作を開始すること
    を特徴とする請求項3に記載の吸収冷凍機。
  4. 【請求項4】 高温再生器、分離器、凝縮器、蒸発
    器、吸収器及び溶液循環ポンプを配管接続して吸収冷凍
    サイクルを構成し、溶液循環ポンプで加圧された吸収溶
    液を駆動流体とするエゼクターを用いて不凝縮性ガスを
    蒸発器もしくは吸収器から抽気する不凝縮性ガス抽気装
    置とを備えてなる吸収冷凍機の不凝縮性ガス抽気方法に
    おいて、 高温再生器の温度、高温再生器の圧力、蒸発器の温度、
    蒸発器の圧力、冷温水の蒸発器出口温度のうちのいずれ
    か一つ以上を検出し、検出された値のいずれか一つ以上
    が予めそれぞれに対応して設定された基準値を超えてい
    るとき、高温再生器での入熱を停止するともにエゼクタ
    ーを駆動して抽気動作を行うことを特徴とする吸収冷凍
    機の不凝縮性ガス抽気方法。
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