JP3684719B2 - 暖冷房機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は暖冷房機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の暖冷房機は、特開平4−151465号公報に示すようなものが一般的であった。以下その構成について図4を参照にしながら説明する。
圧縮機1、四方弁2、室外熱交換器3、室外熱交換器用絞り機構4、冷房用絞り機構5、ファン付き室内熱交換器6、アキュ−ムレ−タ7を順次連結して冷媒回路を構成し、圧縮機1の吐出管8と四方弁2との間に吐出逆止弁9、室外熱交換器用絞り機構4と冷房用絞り機構5との間には、バーナ10を有する冷媒加熱器11と気液セパレータ12と冷媒搬送手段13とで冷媒回路ブロック14を配設し、冷媒回路ブロック14は室外熱交換器用電磁弁15を介して室外熱交換器用絞り機構4と接続し、冷房用電磁弁16を介して冷房用絞り機構5と接続される。
【0003】
気液セパレータ12は冷媒加熱器11の上方に設けられ、往管17と復管18によってル−プ状に接続され、冷媒搬送手段13は受液器19、ハ−ツ電磁弁20、落し込み逆止弁21、戻り逆止弁22で構成され、ハ−ツ電磁弁20は気液セパレータ12の上部と受液器19の上部を接続する蒸気導入管23に配設され、落し込み逆止弁21は受液器19の底部と気液セパレータ12との間に配設され、戻り逆止弁22の出口側を受液器19の上部に、入口側を冷房用絞り機構5とファン付き室内熱交換器6を接続する冷媒配管24より分岐した配管25に接続する。気液セパレータ12の出口ガス管26はセパレータ出口逆止弁27を介して吐出逆止弁9と四方弁2の間の冷媒配管28と接続される。
【0004】
蒸気導入管23と冷媒加熱器11の下部とが配管29で接続され、この配管29と室外熱交換器用電磁弁15が接続される。冷房用電磁弁16は液戻り管18に接続されている。吐出管8より分岐して吐出バイパス弁30を介して四方弁2とアキュームレータ7とを接続する吸入管31に接続した吐出バイパス回路32を有している。圧縮機1には圧縮機温度検知手段33と圧縮機加熱ヒータ34と過負荷保護用として運転スイッチと直列に自動復帰式の過負荷継電器35が備えつけられている。また、38は圧縮機温度制御装置36と暖房開始運転モード判定装置37を有する制御部である。
【0005】
以上の構成で、冷房運転時は四方弁2を圧縮機1の吐出ガスが室外熱交換器3へ流れるように切り換え、室外熱交換器用電磁弁15と冷房用電磁弁16を通電開放し、吐出バイパス弁30は閉成し、圧縮機1を運転する。圧縮機1で圧縮された高温高圧冷媒ガスは室外熱交換器3で凝縮し室外熱交換器用絞り機構4、冷房用絞り機構5で減圧膨脹し室内熱交換器6で蒸発した冷媒ガスはアキュ−ムレ−タ7を通って圧縮機1に戻り冷房運転サイクルを形成する。
【0006】
暖房運転時は、バーナ10で冷媒加熱器11を加熱することで冷媒加熱器11の中の冷媒が加熱され、気液セパレータ12で高温となった気相状態の冷媒が配管26、セパレータ出口逆止弁27、四方弁2を経て、室内熱交換器6へ押し出され、室内熱交換器6で放熱して室内の暖房を行い液化した冷媒液は配管24、戻り逆止弁22を経て受液器19中に移動する。受液器19に溜まった冷媒液は、ハーツ電磁弁20を開にして、気液セパレータ12の圧力を導き受液器19と気液セパレータ12の落差で落とし込み、逆止弁21を経て気液セパレータ12へ戻される。
【0007】
以上のごとく、受液器19とハ−ツ電磁弁20の開閉動作と、戻り逆止弁22の逆止作用とで熱搬送媒体である冷媒を圧縮機1の運転なしで搬送を行う。なお、圧縮機1の温度は第一所定温度以上に保たれるよう圧縮機加熱ヒータ34の通電を圧縮機温度検知手段33の検知する温度により圧縮機温度制御装置36で制御されており、暖房運転開始時の運転モードは、暖房開始運転モード判定装置37で圧縮機温度検知手段33の検知温度により判別される。つまり、圧縮機温度検知手段33の検知温度が第一所定温度以下の判定温度以上の場合には、圧縮機1を所定時間運転し室外熱交換器3内の冷媒を室内熱交換器6へ汲み上げるいわゆる冷媒回収運転を行ったのち、バーナ10、冷媒加熱器11、冷媒搬送手段13の運転を開始することにより通常燃焼運転を行う。
【0008】
一方、圧縮機加熱ヒータ34がまだ動作していない機器の設置直後や長期間電源OFFされていて圧縮機1が冷たい場合、つまり、圧縮機温度検知手段33の検知温度が上記判定温度より低い場合には、圧縮機1内の冷媒に冷凍機油が溶け込み易く冷媒回収運転時に圧縮機1より冷凍機油が放出されるため、冷媒回収運転終了後、一定時間の弱燃焼運転を行い、冷媒回路内の冷凍機油を冷媒加熱器11内に一旦回収した後、弱燃焼運転を停止し、冷媒加熱器11内に回収した冷凍機油を室外熱交換器用電磁弁15を通電開放し圧縮機1を運転して、冷媒加熱器11より室外熱交換器用絞り機構24・室外熱交換器3・アキュ−ムレ−タ7を介して圧縮機1へ戻す油回収運転を実行したのち通常燃焼運転へ移行するのである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では次のような課題があった。
【0010】
(1)圧縮機1の過負荷保護用として、圧縮機1の運転スイッチと直列に自動復帰式の電流と温度の組合せにより作動する過負荷継電器35が用いられているが上記過負荷継電器35はバイメタル式であるため動作点のばらつきが大きく、冷媒回路内の冷媒量が不足して冷房運転時圧縮機1の温度が上昇したときや高負荷条件での冷房運転で圧縮機1の運転電流が上昇したときなど使用条件によっては、早々に機器が冷房の運転と停止を繰り返してしまうという問題があった。
【0011】
(2)冷媒回収運転時における圧縮機1からの冷凍機油の放出防止を目的として、圧縮機1の温度を第一所定温度以上に保つよう圧縮機加熱ヒータ34で通電・保温しているが、低外気温時においても圧縮機1の温度を前記判定温度に維持しようとすると圧縮機加熱ヒータ34の容量が大きくなりコストアップにつながるとともに圧縮機保温のための消費電力も大きくなるという問題があった。
【0012】
本発明はかかる従来の課題を解消するもので、暖房時には、圧縮機からの冷凍機油の放出を防止するとともに、冷房時には、過負荷継電器による機器の運転停止の繰り返しを防止し、さらに圧縮機加熱ヒータの小型コンパクト化、低コスト化を図り、圧縮機保温のための消費電力を削減する暖冷房機を提供することを目的としたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、圧縮機には圧縮機温度検知手段と圧縮機加熱ヒータを備えるとともに、圧縮機の運転電流検知部を設け、暖房時には前記圧縮機の温度が第一所定温度以上に保つよう圧縮機加熱ヒータの通電を前記圧縮機温度検知手段の検知する温度により制御し、冷房時には前記圧縮機温度検知手段の検知する温度が運転中第二所定温度以上になるとファン付き室内熱交換器のファン回転数を低下させる。または、圧縮機運転電流部が一定時間、所定値以上の電流を検知するとファン付き室内熱交換器のファン回転数を低下させる制御装置を備えたものである。
【0014】
さらに、上記圧縮機温度検知手段には、暖房運転開始時に順次冷媒回収運転、一定時間の弱燃焼運転、油回収運転を実行後、通常運転に移行するか、冷媒回収運転後、通常運転に移行するかを判定する第一所定温度以下の判定温度を有し、前記判定温度は、バーナ制御用の給気温度検知手段で検知する給気温度が低い時には給気温度が高いときより低く設定するようにしたものである。
【0015】
本発明は上記構成によって、従来、圧縮機の冷凍機油の放出を防止するために設けていた圧縮機温度検知手段を暖房時のみでなく冷房時にも使用し、冷房時過負荷継電器が作動する前に圧縮機の温度が第二所定温度になると室内熱交換器の通過風量を低くする。または運転電流値も所定値になると室内熱交換器の通過風量を低くすることにより、冷房運転時の圧縮機の温度や運転電流値を低下させ機器ができる限り連続して冷房運転することを可能にしたものである。
【0016】
また、暖房運房運転開始時に順次冷媒回収運転、一定時間の弱燃焼運転、油回収運転を実行後、通常燃焼運転に移行するか、冷媒回収運転後、通常燃焼運転に移行するかを判定する第一所定温度以下の判定温度を有し、さらに、外気温が低いと冷媒回収運転時の冷媒循環量は減り圧縮機からの冷凍機油放出量も少なくなることより、上記判定温度は給気温度が低いときには給気温度が高いときより低く設定できるため、圧縮機加熱ヒータの小型コンパクト、低コスト化を図り、圧縮機保温のための消費電力を削減する暖冷房機を提供するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明は、冷房時は圧縮機、室外熱交換器、絞り機構、ファン付き室内熱交換器を順次連結して冷媒回路を構成し、暖房時は圧縮機以外の冷媒搬送手段、バーナ付冷媒加熱器、ファン付き室内熱交換器とにより冷媒回路を構成し、圧縮機を駆動することで室外熱交換器の冷媒を室内熱交換器に回収する冷媒回収運転手段と、冷媒加熱器内の冷凍機油を圧縮機へ回収する油回収運転手段を備え、前記圧縮機には圧縮機温度検知手段と圧縮機加熱ヒータを備えるとともに、圧縮機の運転電流検知部を設け、暖房時には前記圧縮機の温度が第一所定温度以上に保つよう圧縮機加熱ヒータの通電を前記圧縮機温度検知手段の検知する温度により制御し、冷房時には前記圧縮機温度検知手段の検知する温度が運転中第二所定温度以上になるとファン付き室内熱交換器のファン回転数を低下さる。または、圧縮機運転電流部が一定時間、所定値以上の電流を検知するとファン付き室内熱交換器のファン回転数を低下させる制御装置を備えたものである。
【0018】
そして従来、圧縮機の冷凍機油の放出を防止するために設けていた圧縮機温度検知手段を暖房時のみでなく冷房時にも使用し、冷房時過負荷継電器が作動する前に圧縮機の温度が第二所定温度になると室内熱交換器の通過風量を低くし、さらに運転電流値も所定値になると室内熱交換器の通過風量を低くすることにより、冷房運転時の圧縮機の温度や運転電流値を低下させ機器ができる限り連続して冷房運転することを可能にした。
【0019】
また、上記圧縮機温度検知手段には、暖房運転開始時に順次冷媒回収運転、一定時間の弱燃焼運転、油回収運転を実行後、通常運転に移行するか、冷媒回収運転後、通常運転に移行するかを判定する第一所定温度以下の判定温度を有し、前記判定温度はバーナ制御用の給気温度検知手段で検知する給気温度が低い時には給気温度が高いときより低く設定するようにしたものである。
【0020】
そして、上記判定温度は、給気温度が低いときには給気温度が高いときより低く設定することにより、圧縮機加熱ヒータの小型コンパクト、低コスト化を図り、圧縮機保温のための消費電力を削減する。
【0021】
(実施例1)
以下本発明の実施例1について図面を用いて説明する。
【0022】
図1は本発明の実施例1の暖冷房機のシステムブロック図である。なお、従来例の図4と同一のものには同一の符号を付している。図1において、39は圧縮機運転電流検知部で、40はバーナ10制御用の給気温度検知手段である。
【0023】
冷房運転の作用・動作について図2の圧縮機運転温度・電流特性図と併せて説明する。冷房運転時は四方弁2を圧縮機1の吐出ガスが室外熱交換器3へ流れるように切り換え、室外熱交換器用電磁弁15と冷房用電磁弁16を通電開放し、吐出バイパス弁30は閉成し、圧縮機1を運転する。圧縮機1で圧縮された高温高圧冷媒ガスは室外熱交換器3で凝縮し室外熱交換器用絞り機構4、冷房用絞り機構5で減圧膨脹し室内熱交換器6で蒸発した冷媒ガスはアキュームレータ7を通って圧縮機1に戻り冷房運転サイクルを形成する。そして、冷房運転時、冷媒回路内の冷媒量が不足して圧縮機1の温度が上昇したとき、つまり前記圧縮機温度検知手段33の検知する温度が図2のように第二所定温度T1 以上を一定時間経過したら、圧縮機温度制御装置36においてファン付き室内熱交換器6のファン回転数を低下させる。
【0024】
また、高負荷条件などでの運転で圧縮機1の電流が上昇したとき、つまり圧縮機運転電流検知部39の運転電流値が図2のように所定値所定時間オーバしたら、ファン付き室内熱交換器6のファン回転数を低下させる。以上の作用・動作により過負荷継電器19が作動する前に圧縮機1の温度や運転電流値を低下させできる限り連続して冷房運転することを可能にする。
【0025】
また、暖房運転開始時の作用・動作について図3のフローチャートと併せて説明する。圧縮機1の温度が第一所定温度以上に保たれるよう圧縮機加熱ヒータ34の通電を圧縮機温度検知手段33の検知する温度により圧縮機温度制御装置36で制御していて、暖房運転開始時の運転モードは、暖房開始運転モード判定装置37にて圧縮機温度検知手段33の検知温度により判別される。つまり、圧縮機温度検知手段33の検知温度TC が第一所定温度以下の判定温度T2 以上の場合には、四方弁2を圧縮機1の吐出ガスが室内熱交換器6へ流れるように切り換え、室外熱交換器用電磁弁15、冷房用電磁弁16は非通電閉成した状態で、圧縮機1を所定時間運転し室外熱交換器3内の冷媒を室内熱交換器6へ汲み上げるいわゆる冷媒回収運転実行後直ちに通常燃焼運転に移行する。
【0026】
バーナ10で冷媒加熱器11を加熱することで冷媒加熱器11の中の冷媒が加熱され、気液セパレータ12で高温となった気相状態の冷媒が配管26、セパレータ出口逆止弁27、四方弁2を経て、室内熱交換器6へ押し出され、室内熱交換器6で放熱して室内の暖房を行い液化した冷媒液は配管24、戻り逆止弁22を経て受液器19中に移動する。受液器19に溜まった冷媒液は、ハーツ電磁弁20を開にして、気液セパレータ12の圧力を導き受液器19と気液セパレータ12の落差で落とし込み、逆止弁21を経て気液セパレータ12へ戻される。
以上のごとく、受液器19とハ−ツ電磁弁20の開閉動作と、戻り逆止弁22の逆止作用とで熱搬送媒体である冷媒を圧縮機1の運転なしで搬送を行う。
【0027】
一方、圧縮機加熱ヒータ34がまだ動作していない機器の設置直後や長期間電源OFFされていて圧縮機1が冷たい場合、つまり圧縮機温度検知手段33の検知温度TC が上記判定温度T2 より低い場合には、圧縮機1内の冷媒に冷凍機油が溶け込み易く冷媒回収運転時に圧縮機1より冷凍機油が放出されるため、冷媒回収運転終了後一定時間の弱燃焼運転を行い、冷媒回路内の冷凍機油を冷媒加熱器11内に一旦回収した後、弱燃焼運転を停止し、冷媒加熱器11内に回収した冷凍機油を室外熱交換器用電磁弁15を通電開放し圧縮機1を運転して、冷媒加熱器11より室外熱交換器用絞り機構24・室外熱交換器3・アキュ−ムレ−タ7を介して圧縮機1へ戻す油回収運転を実行したのち通常燃焼運転へ移行するのである。
【0028】
つまり、暖房運転開始時に前記圧縮機温度検知手段33の検知温度が上記判定温度T2 以下のときには、順次、冷媒回収運転、一定時間の弱燃焼運転、油回収運転を実行後、通常燃焼運転に移行し、一方、前記圧縮機温度検知手段33の検知温度が上記判定温度T2 より大なるときには、冷媒回収運転の後直ちに通常燃焼運転を実行する。ただし、上記圧縮機1を所定時間運転し室外熱交換器3内の冷媒を室内熱交換器6へ汲み上げる冷媒回収運転の時の冷媒循環量は外気温が異なると変化するため、冷媒回収運転における圧縮機1からの冷凍機油放出量も圧縮機1の温度が同じであっても外気温により異なる。よって、上記判定温度T2 を外気温と相関があるバーナ10の制御用の給気温度検知手段40の検知温度により変更する。
【0029】
具体的には、外気温が低いと冷媒循環量は減り圧縮機1からの冷凍機油放出量も少なくなるため、図3のように上記給気温度検知手段40の検知温度TK が所定値T’1 より低いときには上記判定温度T2 も低く(=T3 (T2 >T3 )した暖房開始運転モ−ド判定装置37を備えたことにより、圧縮機加熱ヒ−タの小型コンパクト、低コスト化を図り、圧縮機保温のための消費電力を削減する暖冷房機を提供するものである。
【0030】
【発明の効果】
以上の説明から明かなように、本発明の構成によれば次の効果が得られる。
【0031】
従来、圧縮機の冷凍機油の放出を防止するために設けていた圧縮機温度検知手段を暖房時のみでなく冷房時にも使用し、冷房時過負荷継電器が作動する前に圧縮機の温度が第二所定温度になると室内熱交換器の通過風量を低くし、さらに運転電流値も所定値になると室内熱交換器の通過風量を低くすることにより、冷房運転時の圧縮機の温度や運転電流値を低下させ機器ができる限り連続して冷房運転することを可能にしたものである。
【0032】
また、暖房運房運転開始時に順次冷媒回収運転、一定時間の弱燃焼運転、油回収運転を実行後、通常燃焼運転に移行するか、冷媒回収運転後、通常燃焼運転に移行するかを判定する判定温度を有し、さらに、外気温が低いと冷媒回収運転時の冷媒循環量は減り圧縮機からの冷凍機油放出量も少なくなることより、上記判定温度は給気温度が低いときには給気温度が高いときより低く設定できるため、圧縮機加熱ヒータの小型コンパクト、低コスト化を図り、圧縮機保温のための消費電力を削減する暖冷房機を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における暖冷房機のシステムブロック図
【図2】同暖冷房機の圧縮機運転温度・電流特性図
【図3】同暖冷房機の暖房運転開始フローチャート
【図4】従来の暖冷房機のシステムブロック図
【符号の説明】
1 圧縮機
2 四方弁
3 室外熱交換器
4 室外熱交換器用絞り機構
5 冷房用絞り機構
6 ファン付き室内熱交換器
33 圧縮機温度検知手段
34 圧縮機加熱ヒータ
36 圧縮機温度制御装置
37 暖房開始運転モード判定装置
39 圧縮機運転電流検知部
40 給気温度検知手段

Claims (1)

  1. 冷房時は圧縮機、室外熱交換器、絞り機構、ファン付き室内熱交換器を順次連結して冷媒回路を構成し、暖房時は圧縮機の運転なしで冷媒の搬送を行う冷媒搬送手段、バーナ付き冷媒加熱器、ファン付き室内熱交換器とにより冷媒回路を構成し、圧縮機を駆動することで室外熱交換器の冷媒を室内熱交換器に回収する冷媒回収運転手段と、冷媒加熱器内の冷凍機油を圧縮機へ回収する油回収運転手段とを備え、前記圧縮機には圧縮機温度検知手段と圧縮機加熱ヒータを備えるとともに、圧縮機の運転電流検知部を設け、暖房時には前記圧縮機の温度を第一所定温度以上に保つよう圧縮機加熱ヒータの通電を前記圧縮機温度検知手段の検知する温度により制御し、冷房時には前記圧縮機温度検知手段の検知する温度が運転中第二所定温度以上になるか、または、圧縮機運転電流検知部が一定時間、所定値以上の電流を検知するとファン付き室内熱交換器のファン回転数を低下させる制御装置を備え、前記圧縮機温度検知手段には、暖房運転開始時に順次冷媒回収運転、一定時間の弱燃焼運転、油回収運転を実行後、通常運転に移行するか、冷媒回収運転後、通常運転に移行するかを判定する第一所定温度以下の判定温度を有し、前記判定温度は、バーナ制御用の給気温度検知手段で検知する給気温度が低い時には給気温度が高いときより低く設定するようにした暖冷房機。
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