JPH01244261A - 吸収冷凍機用抽気装置 - Google Patents

吸収冷凍機用抽気装置

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JPH01244261A
JPH01244261A JP6915288A JP6915288A JPH01244261A JP H01244261 A JPH01244261 A JP H01244261A JP 6915288 A JP6915288 A JP 6915288A JP 6915288 A JP6915288 A JP 6915288A JP H01244261 A JPH01244261 A JP H01244261A
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Masashi Izumi
泉 雅士
Hideaki Oana
秀明 小穴
Yasuo Sakata
坂田 泰雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、吸収冷凍機の凝縮器の気相部と不凝縮ガス貯
留用のタンクとを抽気管路で結び、この管路に開閉弁を
設けた吸収冷凍機用抽気装置の改良に関する。
(ロ)従来の技術 上記装置の従来の技術として、例えば実公昭56−22
4号公報にみられるように、弁付きの抽気管路により吸
収冷凍機の凝縮器の気相部と結んだ不凝縮ガス貯留用タ
ンクに冷却器を内蔵し、この冷却器に蒸発器の低温の未
気化冷媒の一部を冷媒液用ポンプで循環させつつタンク
内の冷媒蒸気を液化することにより、タンク内を討縮器
内圧よりも低く保ってガスを抽気すると共に不凝縮ガス
を冷媒と分離しつつタンク内に貯留し、タンク内のガス
圧が適当な値まで上昇したときに真空ポンプでタンク外
へ排気する構成のものが知られている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 上記した従来の吸収冷凍機用抽気装置においては、抽気
管路の弁の開閉切換えをタイミング良く行なう手段を用
いていないので、例えば吸収冷凍機の再生器の加熱を止
めて吸収液の希釈運転を行なった場合、凝縮器内の飽和
蒸気圧は次第に降下する一方でタンク内のそれは次第に
上昇し、やがてタンク内圧が凝縮器内圧と等しくあるい
はそれ以上となり、タンクから凝縮器側へ不凝縮ガスが
逆流する問題がある。この問題は吸収冷凍機の起動初期
においても同様であり、また、吸収冷凍機の冷水出口温
度制御用サーモスイッチで再生器の加熱のオン・オフ制
御を行なう場合にも生じやすい。
そこで、タンクと凝縮器とに圧力検出器を備えてタンク
内の圧力が凝縮器のそれよりも低いときには抽気管路の
弁を開く一方でその逆のときには弁を閉じる手段を抽気
装置に採用することが考えられる。しかし、この手段を
採用した場合、高価な圧力検出器を必要とする上に、圧
力検出器のタンクや凝縮器壁への挿入部分の完全なシー
ルが困難なために却って大気側から機内への空気の侵入
を招きやすい問題がある。
本発明は、上述の問題に鑑み、吸収冷凍機の運転の発停
に関連して生じやすいタンクから凝縮器側への不凝縮ガ
スの逆流を確実かつ安価に防ぐことのできる吸収冷凍機
用抽気装置の提供を課題としたものである。
(ニ)課題を解決するための手段 上記の課題を解決するために、本発明の吸収冷凍機用抽
気装置は、吸収冷凍機の運転の発停との関連で動作きせ
る機器〔例えば、再生器の7< −ナーや吸収液用ポン
プもしくは冷却塔のファンなど〕の発停信号あるいはこ
れらの機器の発停用スイッチ〔例えば、再生器に取付け
た吸収液ポンプ発停用サーモスイッチ、吸収冷凍機の冷
却水入口側に備えた冷却塔ファン発停用サーモスイッチ
、吸収冷凍機の冷水出口側に備えたバーナー発停用サー
モスイッチなど〕のオン・オフ信号により、吸収冷凍機
の凝縮器と不凝縮ガス貯留用タンクとを結ぶ抽気管路の
弁の開閉を切換えるコントローラーを備えたものである
そして、コントローラーが上記機器の停止信号あるいは
機器の発停用スイッチのオフ信号を受けたときに抽気管
路の弁を開く制御信号を発する一方、機器の作動開始信
号あるいはスイッチのオン信号を受けたときに弁を閉じ
る制御信号を発するように本発明装置を構成したもので
ある。
また、コントローラーにタイマーを備え、このタイマー
付きコントローラーが吸収冷凍機の再生器用バーナーの
起動信号を受けてから所定時間経過後に抽気管路の弁を
開く制御信号を発するようにし、および/または、バー
ナーの停止信号を受けてから所定時間経過後に弁を閉じ
る制御信号を発するように本発明装置を構成したもので
ある。
さらにまた、バーナー発停用サーモスイッチのオフ信号
を受けてから所定時間経過後に弁を閉じる制御信号を発
する一方、オン信号と同時に弁を開く制御信号を発する
よう構成したものである。
(ホ)作用 本発明の吸収冷凍機用抽気装置においては、吸収冷凍機
の再生器用バーナーや吸収液用ポンプなどの作動を止め
て冷凍機の運転を停止させたとき、その停止信号により
コントローラーが抽気管路の弁を開から閉へ切換えて不
凝縮ガス貯留用タンクと凝縮器との連通を断つ作用をす
る。このため、吸収冷凍機の運転停止後にタンク内圧が
凝縮器内圧よりも高くなっても、タンク側から凝縮器側
への不凝縮ガスの逆流を確実に防ぐことができる。
また、吸収冷凍機の運転再開後、その再開信号をタイマ
ー付きコントローラーが受けてから所定の時間経過後に
弁を閉から開へ切換える作用をする。このため、タンク
内圧が凝縮器内圧よりも十分に低くなるまでタンクと凝
縮器とは連通せず、不凝縮ガスの逆流は生じない。
また、本発明装置は吸収冷凍機の構成機器の発停信号も
しくはこれら機器の発停用スイッチの信号で抽気管路の
弁を開閉する機能をもち、圧力スイッチなどの高価な機
具を付設する必要もないので、安価となる。
(へ)実施例 図面は本発明の一実施例としての装置を二重効用吸収冷
凍機に適用した概略構成説明図である。
図において、(1)は高温再生器、(2)は低温再生器
、(3)は凝縮器、(4〉は蒸発器、(5)は吸収器、
(6) 、 (7)はそれぞれ低温、高温溶液熱交換器
、(8)は冷媒液用ポンプ、(9)は吸収液用ポンプで
あり、これら機器は冷媒蒸気用管路(10)、冷媒ドレ
ン用管路(11)、冷媒流下用管路(12)、冷媒液還
流用管路(13) 、 (14)、希吸収液用管路(1
5> 、 (16) 。
(17) 、 (18)、中間濃度の吸収液用管路(1
9) 、 (20)、濃吸収液世管路(21) 、 (
22)により接続されて従来の二重効用吸収冷凍機と同
様の冷媒〔水〕および吸収液〔臭化リチウム水溶液〕の
循環路が形成されている。なお、(23)は開閉弁(2
4)付きの冷媒液ブロー用管路である。
(25)は高温再生器(1)のバーナー、(26) 、
 <26)・・・は燃焼ガス用通路、(27)は燃焼ガ
ス排出路、(28)は低温再生器(2)の加熱器、(2
9)は凝縮器(3)の冷却器、(30)は蒸発器(4)
の熱交換器、り31)は吸収器(5)の冷却器である。
また、(32) 、 (33)は熱交換器(30)と冷
房負荷側とを結んだ冷水用管路であり、(34) 、 
(35) 、 (36)は冷却器(31) 、 (29
>および冷却塔(C7)を直列に結んだ冷却水用管路で
ある。(F)は冷却塔(CT)に備えた送風ファンであ
り、(P)は冷却水用管路(34)に備えたポンプであ
る。
そして、(T)は冷媒蒸気と共に不凝縮ガスを捕集して
これを分離するタンクで、この気相部と凝縮器(3)の
気相部とが抽気管(37)により結ばれ、かつ、タンク
(T)には冷却器(38)が内蔵されている。また、タ
ンク(T)底部と冷媒液用ポンプ(8)の吸込み側とは
冷媒液のU字状戻し管(39)で結ばれている。なお、
戻し管(39)の下端を吸収液用ポンプ(9)の吸込み
側と接続しても良い。(40)は冷水用管路(32)と
タンク(T)の冷却器(38)入口側とを結んだ管路で
あり、(41)は冷水用管路(33〉と冷却器(38)
出口側とを結んだ弁(,42)付き管路である。
また、(PC)はパラジウム・セルで、これとタンク(
T)頂部とが弁(43)付きの管(44)で結ばれてい
る。(45)は弁(46)付きの排気管で、これに真空
ポンプ〔図示せず〕が接続される。かつまた、(V)は
抽気管(37)に設けた電磁弁である。なお、弁(■)
は電磁弁に限らず、電動弁などを用いても良い。
(SC)は高温再生器(1)に備えたサーモスイッチで
、このスイッチは、その温度検出部の感知する温度が設
定値〔例えば90°C〕まで上昇するとオンとなって吸
収液用ポンプ(9)を作動させる一方、別の設定値〔例
えば82°C〕まで降下するとオフとなってポンプ(9
)を停止させる。
(SW)は冷却水用管路(34)に備えたサーモスイッ
チで、このスイッチは、その温度検出部の感知する温度
が設定値〔例えば26°C〕まで降下するとオフとなっ
て冷却塔(CT)の送風ファン(F)の作動を止める一
方、別の設定値〔例えば29°C〕まで上昇するとファ
ン(F)を作動させる。
また、(C)は電磁弁(V)の開閉切換信号を発するコ
ントローラーで、これにはタイマー(T、)が内蔵され
ている。そして、このコントローラー(C)は、サーモ
スイッチ(sc、) 、 (sw)のいずれかのオフ信
号あるいは吸収液用ポンプ(9)、送風ファン(F)の
いずれかの停止を受けたときに電磁弁(V〉を開から閉
へ切換える制御信号を発する一方、サーモスイッチ(S
G) 、 (sw)の両方のオン信号あるいはポンプ(
9)、ファン(F)の両方の作動信号を受けたときに電
磁弁(V)を閉から開へ切換える制御信号を発する。
(SC)は冷水用管路(33)に備えたサーモスイッチ
で、このスイッチは、その温度検出部の感知する温度が
設定値〔例えば、7°C〕まで降下するとオフとなって
バーナー(25)への燃料供給路の制御弁(VF)を全
閉する一方、別の設定値〔例えは、8°C〕まで上昇す
るとオンとなって制御弁(VF)を全開する。そして、
コントローラー(C)は、そのタイマー(’r+)を介
して、弁(VF)の全開信号もしくはサーモスイッチ<
SC>のオフ信号を受けたとき所定の時間〔例えば3分
間〕経過後に電磁弁(V)を開から閉へ切換える制御信
号を発する一方、弁(VF)の全開信号もしくはサーモ
スイッチ(SC)のオン信号を受けたとき直ちに電磁弁
(■〉を閉から開へ切換える制御信号を発する。
さらにまた、コントローラー(C)はそのタイマー(r
、)を介して吸収冷凍機の運転の発停スイッチ〔図示せ
ず〕と電気配線で結ばれており、運転スイッチのオン信
号を受けたとき所定の時間〔例えば155分間〕経過後
電磁弁(V)を開く一方、運転スイッチのオフ信号を受
けたとき所定の時間〔例えば3分間〕経過後に電磁弁(
■)を閉じる。
次に、抽気管路(37)の電磁弁(■)に対する上記の
ような開閉切換えの制御信号を発するコントローラー(
C)の備えられた本発明装置の抽気動作を吸収冷凍機の
運転動作と併せて説明する。
先ず、吸収冷凍機の運転スイッチがオンとなり、バーナ
ー(25)が点火きれ、ポンプ(8) 、 (9)や冷
却水用ポンプ(P)や冷却塔<CT)のファン(F)な
どが作動し始め、運転が開始されると、凝縮器(3)内
の飽和蒸気圧は次第に上昇する一方、蒸発器(4)の熱
交換器(30)と冷房負荷側の熱交換ユニットとの間を
循環する冷水は次第に降温し、これに伴ないタンク(I
)内も冷却器(38)により冷やされて次第に飽和温度
、飽和蒸気圧が降下する。そして、吸収冷凍機の運転開
始から10分間程度経過するとタンク(T)内の飽和蒸
気圧は凝縮器(3)内のそれよりも低くなり、さらに5
分間経過するとコントローラー(C)により電磁弁(”
/)が閉から開へ切°換えられる。その結果、凝縮器(
3〉内の不凝縮ガスは冷媒蒸気と共にタンク(3)に抽
気される。
また、吸収冷凍機の運転中、冷房負荷に対して冷凍出力
がやがて過大となって冷水が次第に降温し熱交換器(3
0)出口側の冷水温度が7°Cの下限設定値まで低下し
たとき、サーモスイッチ(SC)がオフとなり、このオ
フ信号により弁(VF)が全閉されてバーナー(25)
の燃焼が止まる。このとき、高温再生器(1)から管路
(10)経由で低温再生器<2)の加熱器(28)へ至
る冷媒蒸気の流れの勢いが著しく衰えると同時に加熱器
(28)内での冷媒蒸気の凝縮作用も弱まる。そして、
バーナーク25)の燃焼中に加熱器(28)の伝熱管内
壁へ集中して滞留していた不凝縮ガスがバーナー(25
)の燃焼停止後、伝熱管内壁から急激に遊離して管路(
11)経由で凝縮器(3)内へ多量に流れ込む。
ところで、サーモスイッチ(Sa )のオフ信号もしく
は弁(VF)の全閉信号をタイマー(T、)経由で受け
たコントローラー(C)は、3分間の所定時間が経過す
るまで抽気管路(37)の電磁弁(V)を開いたままに
放置するので、加熱器(28)から凝縮器(3)へ流れ
込んだ不凝縮ガスはタンク(T)に抽気される。また、
冷却器(29)の伝熱管外壁から急激に遊離する不凝縮
ガスも同様に抽気される。そして、3分間が経過すると
コントローラー(C)は電磁弁(V)を開から閉へ切換
える。なお、実験によれは、20冷凍トンないし30冷
凍トン程度の容量の二重効用吸収冷凍機においては、高
温再生器の加熱停止後に凝縮器の冷却器および低温再生
器の加熱器の伝熱管壁から遊離する不凝縮ガスの抽気時
間は3分間程度で十分であり、この時間を越えて抽気し
ても不凝縮ガスの捕集量はきわめて少ないことが確認き
れた。尤もこの抽気時間を吸収冷凍機の容量に応じて適
宜選定することは勿論である。
バーナー(25)の燃焼が止まって吸収冷凍機の冷凍出
力が急速に低下し、冷水が昇温し始め、熱交換器(30
)出口側の冷水温度が8°Cの上限設定値まで上昇した
とき、サーモスイッチ<SC)はオンとなり、弁(V、
)は全開となり、再びバーナー(25)の燃°焼が開始
される。このとき、電磁弁(V)は直ちに閉から開へ切
換えられる。そして、冷媒蒸気の流れに同伴して凝縮器
(3)の冷却器(29)へ集まってくる不凝縮ガスが再
びタンク(T)内へ抽気される。なお、サーモスイッチ
(SC)によるバーナー(25)のオン・オフ制御にお
いては、タンク(T)の冷却器(38)に供給きれる冷
水の温度が10’C〜13°C程度であり、タンク(I
’)内の飽和蒸気圧が13ITIffIHg〜17rr
nHg程度に維持きれるので、凝縮器(3)内のそれよ
りも低く保たれる。
さらにまた、吸収冷凍機の運転中、冷却塔(CT)から
ポンプ(P)により機内へ送られる冷却水が外気温の低
下に伴なって降温し、冷却水温が26°Cの設定値まで
降下したとき、サーモスイッチ(SW)がオフとなって
冷却塔<CT)の送風ファン(F)の作動が止められる
。しかし、ファン(F)が停止しても、外気温がさらに
低下したときには冷却水温もさらに低くなる。このよう
なとき、凝縮器(3〉内の飽和蒸気圧が過度に降下して
タンク(1)内圧よりも低くなるケースがある。このケ
ースは冬期に冷水が必要となって吸収冷凍機を運転する
ときやタンク(r)の不凝縮ガス貯留量の多いときに生
じやすい。ところで、本発明抽気装置においては、冷却
水温が26℃以下となってサーモスイッチ(SW)のオ
フ信号もしくはファン(F)の停止信号がコントローラ
ー(C)に入力されると抽気合路(37〉の電磁弁(v
)が開から閉へ切換えられるため、上記ケースになって
も、タンク(I’)から凝縮器(3)側への不凝縮ガス
の逆流は防止される。一方、外気温が再び上昇し、冷却
水温が29°Cまで高まるとサーモスイッチ(SW)が
オンとなり、再びファン(F)の作動が再開される。そ
して、サーモスイッチ(SW>のオン信号もしくはファ
ン(F)の作動信号を受けたコントローラー(C)は電
磁弁(V)を閉から開へ切換える。なお、吸収冷凍機の
運転中、吸収液用ポンプ(9)の作動は継続されている
ので、この作動信号もしくはポンプ(9)の発停用サー
モスイッチ(S6)のオン信号はコントローラー(C)
に入力されている。
最后に、運転スイッチをオフにして弁(■、)を全゛閉
し、バーナー(B)の燃焼を止めて吸収冷凍機の運転を
休止させる際、吸収液用ポンプ(9)をしばらくの間〔
例えば15分間程度〕止めずに吸収液の希釈運転が行な
われる。この希釈運転中、機内への冷却水の供給は断た
れるので、凝縮器(3)内の飽和蒸気圧は、高く保たれ
、タンク(T)内圧よりも低くなることもない。本発明
抽気装置においては、この希釈運転の間〔15分間〕、
運転スイッチのオフ信号をタイマー(TI>経由で受け
たコントローラー(C)が電磁弁(V)を開いたままに
しているため、低温再生器(2)の加熱器(28)から
凝縮器(3)へ流れ込む不凝縮ガスなどがタンク(T)
内に抽気きれる。そして、希釈運転が終了する15分経
過後、電磁弁(V)が閉じられるので、タンク(T)か
ら凝縮器(3)側への不凝縮ガスの逆流は生じない。
また、バーナー(25)の燃焼を止めて吸収液の希釈運
転を行なった場合、高温再生器(1)内の温度が急速に
降下し始めて約15分後にサーモスイッチ(S6)のセ
ンサ一部の感知温度が82°Cの設定値まで降下し、ス
イッチ(SG)がオフとなり、吸収液用ポンプ(9)が
停止する。したがって、運転スイッチのオフ信号をタイ
マー(T1)経由でコントローラー(C)へ入力する代
りに、サーモスイッチ(SG)のオフ信号もしくはポン
プ(9)の停止信号を入力し、その入力と同時に電磁弁
(V)を開から閉へ切換えても良い。かつまた、吸収冷
凍機の起動時にも、運転スイッチのオン信号の代りに、
サーモスイッチ<sa’>のオン信号もしくはポンプ(
9)の作動信号を入力し、その入力時に弁(V)を閉か
ら開へ切換えても良い。
また、図示していないが、高温再生器(1)内の液位が
過度に低くなり空焚を防ぐために液面スイッチによりバ
ーナー(25)の燃焼を止めた場合、この液面スイッチ
のオフ信号をタイマー(T、)経由でコントローラー(
C)に入力し、その入力時から3分後に抽気管路(37
〉の電磁弁(V)を開から閉へ切換えるようにしても良
い。このように、バーナー(25)の燃焼停止後、電磁
弁(V)の開から閉への切換えを所定時間だけ遅延させ
ることにより、°加熱器(28)の伝熱管内壁や冷却器
(29)の伝熱管外壁から遊離する多量の不凝縮ガスを
効果的にタンク(T)内へ抽気することができる。
(ト)発明の効果 以上のとおり、本発明は、吸収冷凍機の起動後に所定時
間が経過しであるいは再生型温度が上昇して凝縮器の内
圧が不凝縮ガス貯留用のタンクのそれよりも高まってか
らこれらを結ぶ抽気管路の弁を開く一方、吸収冷凍機の
吸収液の希釈運転を開始するなど再生器の加熱を停止し
てから凝縮器の内圧がタンクのそれよりも低くなるまで
に抽気管路を弁を閉じるよう、吸収冷凍機の発停との関
連で動作させる機器やスイッチのオン・オフ信号により
、弁の開閉切換えを行なう構成としたものであるため、
タンクから凝縮器側への不凝縮ガスの逆流防止効果を有
する。しかも、高価な圧力スイッチなどを用いる必要が
ないので、不凝縮ガスの逆流を安価に防ぐことができる
かつまた、吸収冷凍機の運転中に凝縮器の冷却器の伝熱
管外壁などに集中して滞留していた不凝縮ガスが再生器
の加熱の停止に伴ない伝熱管壁から多量に遊離して凝縮
器内に浮遊し始めたとき、これをタンク内へ抽気するよ
う、再生器の加熱発停後、所定の時間〔例えば3分間〕
、抽気管路の弁の開から閉への切換えを遅延させる構成
としたので、機内の不凝縮ガスを効果的にタンク内へ抽
気することもできる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明による抽気装置の一実施例を二重効用吸収
冷凍機に適用した場合の概略構成説明図である。 (1)・・・高温再生器、 (2)・・・低温再生器、
 (3)・・・凝縮器、 (4)・・・蒸発器、 (5
)・・・吸収器、(8)・・・吸収液用ポンプ、 (1
0〉・・・冷媒蒸気用管路、 (11)・・・冷媒ドレ
ン用管路、 (25)・−・/スーナー、 (28)・
・・加熱器、 (29)・・・冷却器、 (30)・・
・熱交換器、 (33)・・・冷水用管路、 (34〉
・・・冷却水用管路、 (P)・・・冷却水用ポンプ、
 (CT)・・・冷却塔、(F)・・・送風ファン、 
(I)・・・タンク、 (37)・・・抽気管路、 (
38)・・・冷却器、 <39)・・・U字状戻し管、
  (40) 、 (41>・・・管路、 (P。〉・
・・パラジウム・セル、 〈45)・・・排気管、 (
V)・・・電磁弁、(C)・・・コントローラー、  
(T、〉・・・タイマー、  (■F)・・・制御弁、
 (SG)、 (sw)、 (sc)−・・サーモスイ
ッチ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)不凝縮ガス貯留用のタンクと凝縮器の気相部とを
    抽気管路で結び、この管路に弁を設けた吸収冷凍機用抽
    気装置において、吸収冷凍機の運転の開始もしくは停止
    と関連させて動作させる再生器用加熱器や吸収液用ポン
    プなどの機器の発停信号、あるいは、これら機器の発停
    用サーモスイッチなどのスイッチのオン・オフ信号のい
    ずれかを受けて抽気管路の弁の開閉切換の信号を発する
    コントローラーが備えられていることを特徴とした吸収
    冷凍機用抽気装置。
  2. (2)前記コントローラーが吸収液用ポンプの停止信号
    もしくはこのポンプの発停用サーモスイッチのオフ信号
    を受けて抽気管路の弁を開から閉へ切換える信号を発す
    る一方で吸収液用ポンプの作動開始信号もしくはこのポ
    ンプの発停用サーモスイッチのオン信号を受けて弁を閉
    から開へ切換える信号を発する請求項1記載の吸収冷凍
    機用抽気装置。
  3. (3)吸収冷凍機の運転の発停と関連させて動作させる
    機器として吸収冷凍機の冷却水回路に備えた冷却塔のフ
    ァンの停止信号、あるいは、このファンを発停させる冷
    却水温度制御用サーモスイッチのオフ信号をコントロー
    ラーが受けて抽気管路の弁を開から閉へ切換える信号を
    発する一方で、冷却塔のファンと吸収液用ポンプの両方
    の作動信号もしくは冷却水温度制御用サーモスイッチと
    吸収液用ポンプの発停用サーモスイッチとの両方のオン
    信号をコントローラーが受けて弁を閉から開へ切換える
    信号を発する請求項1記載の吸収冷凍機用抽気装置。
  4. (4)前記吸収液用ポンプの発停用サーモスイッチが吸
    収冷凍機の再生器に配備されている請求項1ないし3の
    いずれかに記載の吸収冷凍機用抽気装置。
  5. (5)前記冷却塔のファンを発停させる冷却水温度制御
    用サーモスイッチが冷却塔から吸収冷凍機へ至る冷却水
    管路に配備されている請求項1もしくは請求項3記載の
    吸収冷凍機用抽気装置。
  6. (6)前記コントローラーはタイマーを有し、吸収冷凍
    機の起動時における再生器用加熱器の起動信号をコント
    ローラーが受けてから所定の時間経過後に抽気管路の弁
    を閉から開へ切換える信号を発し、および/または、吸
    収冷凍機の運転休止時における加熱器の休止信号をコン
    トローラーが受けてから所定の時間経過後に弁を開から
    閉に切換える信号を発する請求項1記載の吸収冷凍機用
    抽気装置。
  7. (7)前記コントローラーはタイマーを有し、吸収冷凍
    機の運転中に再生器の加熱を中断させる冷水出口温度制
    御用サーモスイッチのオフ信号をコントローラーが受け
    てから所定の時間経過後に抽気管路の弁を開から閉に切
    換える信号を発する一方、再生器の加熱を再開させる冷
    水出口温度制御用サーモスイッチのオン信号をコントロ
    ーラーが受けると同時に弁を閉から開へ切換える信号を
    発する請求項1記載の吸収冷凍機用抽気装置。
JP6915288A 1988-03-23 1988-03-23 吸収冷凍機用抽気装置 Expired - Fee Related JPH0730974B2 (ja)

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