JP2003336926A - 蒸気エゼクタ装置を備えた水蒸気圧縮冷凍機の冷水製造システム - Google Patents

蒸気エゼクタ装置を備えた水蒸気圧縮冷凍機の冷水製造システム

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JP2003336926A
JP2003336926A JP2002148672A JP2002148672A JP2003336926A JP 2003336926 A JP2003336926 A JP 2003336926A JP 2002148672 A JP2002148672 A JP 2002148672A JP 2002148672 A JP2002148672 A JP 2002148672A JP 2003336926 A JP2003336926 A JP 2003336926A
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vapor
steam
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JP2002148672A
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Masaru Hongo
賢 本郷
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Sanken Setsubi Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Sanken Setsubi Kogyo Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/22Refrigeration systems for supermarkets

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  • Jet Pumps And Other Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】水蒸気圧縮冷凍機に蒸気エゼクタ装置を備え
て、当該水蒸気圧縮冷凍機を高効率に運転する技術を提
供する。 【解決手段】水蒸気圧縮冷凍機17は、蒸発器17a、
圧縮機17b及び中間凝縮器17c、凝縮器17dを備
えている。該蒸発器17aは循環冷水18を導くと共
に、前記圧縮機17bの運転によって低圧に保持しつつ
当該循環冷水18の一部を蒸発させ、その気化熱で冷水
を製造する。前記中間凝縮器17c及び凝縮器17dは
前記圧縮機17bで加圧されかつ高温になった水蒸気を
流過させ、これを外部から導いた冷却水19で冷却し凝
縮する。蒸気エゼクタ装置20は前記水蒸気圧縮冷凍機
17に備えており、入口側の一方では外部からの駆動蒸
気20aを用いて該入口側の他方から前記中間凝縮器1
7cの水蒸気を吸入するように構成している。前記蒸気
エゼクタ装置20の働きによりその水蒸気を前記凝縮器
17dに加圧排気する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部からの蒸気を
流過させて利用する蒸気エゼクタ装置を水蒸気圧縮冷凍
機に備えてなり、当該水蒸気圧縮冷凍機を高効率に運転
する蒸気エゼクタ装置を備えた水蒸気圧縮冷凍機の冷水
製造システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の水蒸気圧縮冷凍機は、例
えば、図3に示すような配置構成であった。これについ
て説明すれば、水蒸気圧縮冷凍機1は、蒸発部2、圧縮
機3及び凝縮部4を備えている。該蒸発部2は蓄熱槽5
から循環水6を導くと共に、前記圧縮機3の運転によっ
て、低圧に保持しつつ当該循環水6の一部を蒸発させ、
その気化熱で冷水を製造する。該圧縮機3は当該蒸発部
2から導入された水蒸気を所定の条件で加圧する。前記
凝縮部4は前記圧縮機3で加圧され、かつ高温になった
水蒸気を導入し、これを外部に設置した冷却塔8から導
いた冷却水7で冷却し、凝縮する。
【0003】前記冷却塔8は、前記水蒸気圧縮冷凍機1
の付帯設備であり、上水等の水でなる補給水9を導入
し、前記凝縮部4から導かれた冷却水7を冷却水ポンプ
10で流送し、一部をブロー水11として排出し、該補
給水9を冷却水7に加えて、前記凝縮部4に導入する。
また、前記冷却塔8は、前記凝縮部4に於いて、水蒸気
を凝縮することで温度上昇した冷却水7の熱を大気に放
出する機能を有する。
【0004】前記蓄熱槽5は、前記蒸発部2から取出さ
れた冷水を冷水ポンプ12で流送して貯留する。そし
て、冷水15は循環ポンプ14で冷熱用熱交換器13に
圧送される。当該冷熱用熱交換器13はいわゆる熱取出
しサイクルとして冷房負荷(開示せず)や建物等に冷水
ポンプ16で冷水等を循環流送するものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術は叙上のよ
うな構成であるので、次の課題が存在した。すなわち、
近時、エネルギー効率を向上させる目的でガスタービン
やガスエンジンを利用したコジェネレーションシステム
が工場内等に設置され、当該コジェネレーションシステ
ムに於いて、稼動の際、蒸気ボイラや気水分離器又は過
熱器から排出される高圧又は低圧蒸気等は、温水製造等
に利用されるものの、その蒸気量が一般的にコジェネレ
ーション発生エネルギー量全体の約10(%)〜20
(%)程度であり、利用用途がなく、廃棄されることが
多く資源を十分に有効活用しているとはいえない状況で
あった。また、当該水蒸気圧縮冷凍機の運転効率(CO
P)は前記凝縮部4の水蒸気圧すなわち前記冷却水7の
温度に左右され、該冷却水7の温度が高くなる夏期にお
いては運転効率が悪くなる傾向にあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した例え
ば、コジェネレーション等の機械の稼動時に発生する高
圧又は低圧蒸気等を有効活用すべく、当該水蒸気圧縮冷
凍機に備えた蒸気エゼクタ装置に流過させ、該水蒸気圧
縮冷凍機の運転効率(COP)を向上させることを目的
としたものであって、次の構成、手段から成立するもの
である。
【0007】請求項1記載の発明によれば、循環冷水を
導く蒸発器、圧縮機、中間凝縮器及び凝縮器から構成さ
れた水蒸気圧縮冷凍機と、該水蒸気圧縮冷凍機の凝縮器
に冷却水を導く冷却手段とでなる装置に於いて、一方で
前記蒸発器に熱交換手段を介在させた往き管と帰り管を
備え、他方で外部からの駆動蒸気を用いて前記中間凝縮
器の水蒸気を吸入して前記凝縮器に加圧排気する蒸気エ
ゼクタ装置を備えて、前記水蒸気圧縮冷凍機を運転する
ことを特徴とする蒸気エゼクタ装置を備えた水蒸気圧縮
冷凍機の冷水製造システムである。
【0008】請求項2記載の発明によれば、前記中間凝
縮器及び前記凝縮器は、隔壁を介して互いに並置したこ
とを特徴とする請求項1記載の蒸気エゼクタ装置を備え
た水蒸気圧縮冷凍機の冷水製造システムである。
【0009】請求項3記載の発明によれば、循環冷水を
導く蒸発器、圧縮機及び第1凝縮器から構成された水蒸
気圧縮冷凍機と、該水蒸気圧縮冷凍機の該第1凝縮器に
冷却水を導く熱交換手段と、該熱交換手段に冷却水を流
送する中間蒸発器を備えた第2凝縮器と、該第2凝縮器
に冷却水を導く冷却手段とでなる装置に於いて、一方で
前記蒸発器に熱交換手段を介在させた往き管と帰り管を
備え、他方で外部からの駆動蒸気を用いて中間蒸発器の
水蒸気を吸入して前記第2凝縮器に加圧排気する蒸気エ
ゼクタ装置を備えて、前記水蒸気圧縮冷凍機を運転する
ことを特徴とする蒸気エゼクタ装置を備えた水蒸気圧縮
冷凍機の冷水製造システムである。
【0010】請求項4記載の発明によれば、前記第1凝
縮器が、中間凝縮器として構成されたことを特徴とする
請求項3記載の蒸気エゼクタ装置を備えた水蒸気圧縮冷
凍機の冷水製造システムである。
【0011】請求項5記載の発明によれば、前記第2凝
縮器は、中間蒸発器及び凝縮器を隔壁を介して互いに並
置してなることを特徴とする請求項3記載の蒸気エゼク
タ装置を備えた水蒸気圧縮冷凍機の冷水製造システムで
ある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、本発明
に係る蒸気エゼクタ装置を備えた水蒸気圧縮冷凍機の冷
水製造システムに於ける実施の形態について詳細に説明
する。
【0013】
【発明の実施の形態1】図1は、本発明に係る蒸気エゼ
クタ装置を備えた水蒸気圧縮冷凍機の冷水製造システム
に於ける実施の形態1の一例を示す構成配置図である。
17は水蒸気圧縮冷凍機であり、蒸発器17a、圧縮機
17b及び中間凝縮器17c、凝縮器17dを備えてい
る。該中間凝縮器17cは前記圧縮機17bに隣接して
配置すると共に、前記凝縮器17dは該中間凝縮器17
cの後方(図面に向って右側)に隔壁17fを介して配
置してあって、両者つまり該中間凝縮器17cと該凝縮
器17dは互いに並置してある。該蒸発器17aは循環
冷水18を導くと共に、前記圧縮機17bの運転によっ
て低圧に保持しつつ当該循環冷水18の一部を蒸発させ
る。該圧縮機17bは当該蒸発器17aから導入された
水蒸気を所定の条件で加圧する。前記中間凝縮器17c
及び凝縮器17dは前記圧縮機17bで加圧されかつ高
温になった水蒸気を流過させ、これを外部に設置した例
えば冷却塔(図示せず)等から導いた冷却水19で冷却
し凝縮する。
【0014】20は蒸気エゼクタ装置であり、前記水蒸
気圧縮冷凍機17に付設しており、入口側の一方では前
記コジェネレーションの稼動の際、発生する外部からの
駆動蒸気20aを用いて該入口側の他方から前記中間凝
縮器17cの水蒸気を吸入するように構成している。前
記蒸気エゼクタ装置20の入口側は蒸気噴射ノズル(図
示せず)を内蔵しており、該蒸気エゼクタ装置20の働
きにより前記中間凝縮器17cの水蒸気を前記凝縮器1
7dに加圧排気する。
【0015】ここで、当該蒸気エゼクタ装置20は概ね
エゼクタ本体、蒸気噴射ノズル及びディフューザで構成
されている。該ディフューザは軸線方向に内径が変化す
るように構成され、その両端が拡大部となり略中央に縮
小部としてののど部を形成している。そして、外部から
導入された前記駆動蒸気20aは、前記蒸気噴射ノズル
内で膨張加速され、例えばマッハ数1程度を越えた高速
流として当該エゼクタ装置20内を流過させる。
【0016】而して、当該蒸気エゼクタ装置20により
前記中間凝縮器17cの水蒸気を吸引し、前記凝縮器1
7d側に水蒸気を加圧排気する。そして、該中間凝縮器
17cの水蒸気圧を低圧に保持し、該凝縮器17dでは
この加圧排気された水蒸気が外部からの前記冷却水19
により凝縮する。
【0017】21は真空ポンプであり、前記凝縮器17
dに蓄積された水蒸気及び水に含まれた空気の一部を排
出する。図中、19aは冷却水ポンプであり、外部から
前記凝縮器17dへ冷却水19を循環流送する。
【0018】22は冷水管でなる往き管であって、その
経路には循環冷水18が前記蒸発器17aから流送さ
れ、建物の各階層に設置された熱交換手段23としての
例えば冷房用輻射パネルを介在させている。そして、一
端は前記往き管22の上部に位置する前記蒸発器17a
に連結され、その他端は帰り管24に連結されている。
該熱交換手段23は熱交換コイルや汎用の熱交換器で構
成してもよい。該帰り管24は前記往き管22又は前記
熱交換手段23と接続してあって、その上端は前記帰り
管24の上部に位置する前記蒸発器17aの入力側に連
結している。
【0019】前記往き管22は建物の最上階から最下階
又は地階まで一連に垂下配管されており、前記熱交換手
段23を介して前記帰り管24が建物の最下階から最上
階まで立設配管されるものである。そして、該熱交換手
段23も建物の各階に設置されてなる。25はドレン弁
であって、必要に応じて前記循環冷水18を排出する。
尚、図中、22aは循環冷水ポンプであり、前記蒸発器
17aから循環冷水18を流送する。
【0020】次に、本発明に係る蒸気エゼクタ装置を備
えた水蒸気圧縮冷凍機の冷水製造システムの実施の形態
1の動作について説明する。
【0021】前記水蒸気圧縮冷凍機17の圧縮機17b
が運転すると、該蒸発器17aが循環冷水18を往き管
22に流送させる。ここで、例えば建物等の各階の被空
調室を冷房すべく、熱交換手段23としての例えば輻射
パネルに冷水を導く。
【0022】ここに於いて、当該水蒸気圧縮冷凍機17
の運転効率(COP)は、冷水製造側の蒸発器17aの
水蒸気圧つまり循環冷水18の水温の飽和水蒸気圧と、
中間凝縮器17c側の水蒸気圧つまり冷却水19の水温
の飽和水蒸気圧により決定される。試算によれば、前記
蒸発器17aの水蒸気圧を7℃の飽和水蒸気圧約1.0
kPaとし、中間凝縮器17c側の水蒸気圧を12℃の
飽和水蒸気圧1.4kPaとすると、当該水蒸気圧縮冷
凍機17の運転効率(COP)が約16となり、高効率
の運転をすることができる。
【0023】更に、前記蒸気エゼクタ装置20は、該蒸
気エゼクタ装置20の水蒸気の吸込み側すなわち前記中
間凝縮器17cの水蒸気圧を約1.4kPaとして低く
保つ動作を行う。また、当該蒸気エゼクタ装置20は、
外部から駆動蒸気20aとして約110℃であって0.
15MPaの飽和水蒸気圧から約170℃であって0.
8MPaの飽和水蒸気圧の水蒸気を該蒸気エゼクタ装置
20の蒸気噴射ノズルから噴射し、前記中間凝縮器17
cの水蒸気を加圧排気することで、該蒸気エゼクタ装置
20が一つの当該水蒸気圧縮冷凍機17の圧縮機の機能
も併有する。
【0024】この蒸気エゼクタ装置20により前記中間
凝縮機17cの水蒸気を吸引し、凝縮機17d側に該水
蒸気を加圧排気する。そして、該中間凝縮器17cの水
蒸気圧を低圧に確保する。また、前記凝縮器17dで
は、当該水蒸気が冷却水19により凝縮する。試算によ
れば、該凝縮器17d側の水蒸気を約37℃であって冷
却水19の飽和水蒸気圧を約6.3kPaに設定すれ
ば、当該蒸気エゼクタ装置20は、当該水蒸気を中間凝
縮器17cの水蒸気圧約1.4kPaを約6.3kPa
まで圧縮する動作を行う。
【0025】
【発明の実施の形態2】図2は、本発明に係る蒸気エゼ
クタ装置を備えた水蒸気圧縮冷凍機の冷水製造システム
に於ける実施の形態2の一例を示す構成配置図である。
26は水蒸気圧縮冷凍機であり、蒸発器17a、圧縮機
17b及び第1凝縮器17eとしての中間凝縮器を備え
ている。該第1凝縮器17eは前記圧縮機17bに隣接
配置している。該蒸発器17aは循環冷水18を導くと
共に、前記圧縮機17bの運転によって低圧に保持しつ
つ当該循環冷水18の一部を蒸発させ、その気化熱で冷
水を製造する。該圧縮機17bは当該蒸発器17aから
導入された水蒸気を所定の条件で加圧する。前記第1凝
縮器17eつまり中間凝縮器は、前記圧縮機17bで加
圧されかつ高温になった水蒸気を冷却水30で冷却し凝
縮する。21aは真空ポンプであり、該第1凝縮器17
eに蓄積された水蒸気及び水に含まれていた空気の一部
を排出する。
【0026】27は前記水蒸気圧縮冷凍機26と第2凝
縮器28との間に介置された熱交換器であって、熱交換
作用をさせながら該第2凝縮器28からの冷却水ポンプ
28aによる冷却水29の循環流送に基づき冷却水30
を冷却水ポンプ28bで該第1凝縮器17eに流送す
る。前記第2凝縮器28は、中間蒸発器28cと凝縮器
28dで構成されており、該凝縮器28dは、該中間蒸
発器28cの後方(図面に向って右側)に隔壁28eを
介して配置してあって、両者つまり該中間蒸発器28c
と該凝縮器28dは並置してある。
【0027】前記凝縮器28dは蒸気エゼクタ装置20
から加圧排気された水蒸気を流過させ、これを外部に設
置した例えば冷却塔(図示せず)等から導いた冷却水1
9で冷却し凝縮する。前記蒸気エゼクタ装置20は、入
口側の一方では前記コジェネレーションの稼動の際、発
生する外部からの駆動蒸気20aを用いて入口側の他方
から前記中間蒸発器28cの水蒸気を吸入するように構
成している。前記蒸気エゼクタ装置20の入口側は蒸気
噴射ノズル(図示せず)を内蔵しており、該蒸気エゼク
タ装置20の働きによりその水蒸気を前記凝縮器28d
に加圧排気する。
【0028】而して、当該蒸気エゼクタ装置20により
前記中間蒸発器28c内の水を蒸発させて水蒸気を吸引
し、前記凝縮器28d側にその水蒸気を加圧排気する。
そして、該中間蒸発器28cでは、水の蒸発に伴う気化
熱で前記冷却水29が製造される。該凝縮器28d側で
はこの水蒸気が外部からの前記冷却水19により凝縮す
る。
【0029】21bは真空ポンプであり、前記凝縮器2
8dに蓄積された水蒸気及び水に含まれていた空気の一
部を排出する。図中、19aは冷却水ポンプであり、こ
れにより外部から前記凝縮器28dに冷却水19を循環
流送する。尚、図2に於いて往き管22や帰り管24等
他の構成部分は前述した本発明の実施の形態1と略同一
であるので、その説明を省略する。
【0030】次に、本発明に係る蒸気エゼクタ装置を備
えた水蒸気圧縮冷凍機の冷水製造システムの実施の形態
2の動作は、概ね前述した実施の形態1と同一であるの
で相違点のみについて説明し、他の部分の説明を省略す
る。
【0031】前記水蒸気圧縮冷凍機26とは別置した第
2凝縮器28及び蒸気エゼクタ装置20の働きにより生
成した前記冷却水29を前記熱交換器27を介して流送
し、蒸発器17aから循環冷水18を往き管22及び帰
り管24に流送させ建物等例えば事務所ビルや食品スー
パー、デパート等の各階に於ける冷房作用を行う。
【0032】
【発明の効果】本発明に係る蒸気エゼクタ装置を備えた
水蒸気圧縮冷凍機の冷水製造システムは、叙上の構成、
動作を有するので次の効果がある。
【0033】請求項1記載の発明によれば、循環冷水を
導く蒸発器、圧縮機、中間凝縮器及び凝縮器から構成さ
れた水蒸気圧縮冷凍機と、該水蒸気圧縮冷凍機の凝縮器
に冷却水を導く冷却手段とでなる装置に於いて、一方で
前記蒸発器に熱交換手段を介在させた往き管と帰り管を
備え、他方で外部からの駆動蒸気を用いて前記中間凝縮
器の水蒸気を吸入して前記凝縮器に加圧排気する蒸気エ
ゼクタ装置を備えて、前記水蒸気圧縮冷凍機を運転する
ことを特徴とする蒸気エゼクタ装置を備えた水蒸気圧縮
冷凍機の冷水製造システムを提供する。このような構成
としたので、蒸気エゼクタ装置の働きにより中間凝縮器
側の水蒸気圧を低く保持させることができ、当該水蒸気
圧縮冷凍機を高い運転効率で運転させ、小型の冷凍機で
あっても多量の冷熱量を確保し、もって建物等の冷房機
能を向上させる効果がある。
【0034】請求項2記載の発明によれば、前記中間凝
縮器及び前記凝縮器は、隔壁を介して互いに並置したこ
とを特徴とする請求項1記載の蒸気エゼクタ装置を備え
た水蒸気圧縮冷凍機の冷水製造システムを提供する。こ
のような構成としたので、中間凝縮器及び凝縮器を水蒸
気圧縮冷凍機内蔵型に構成でき、更に小型の高効率の水
蒸気圧縮冷凍機を生産できる効果がある。
【0035】請求項3記載の発明によれば、循環冷水を
導く蒸発器、圧縮機及び第1凝縮器から構成された水蒸
気圧縮冷凍機と、該水蒸気圧縮冷凍機の該第1凝縮器に
冷却水を導く熱交換手段と、該熱交換手段に冷却水を流
送する中間蒸発器を備えた第2凝縮器と、該第2凝縮器
に冷却水を導く冷却手段とでなる装置に於いて、一方で
前記蒸発器に熱交換手段を介在させた往き管と帰り管を
備え、他方で外部からの駆動蒸気を用いて中間蒸発器の
水蒸気を吸入して前記第2凝縮器に加圧排気する蒸気エ
ゼクタ装置を備えて、前記水蒸気圧縮冷凍機を運転する
ことを特徴とする蒸気エゼクタ装置を備えた水蒸気圧縮
冷凍機の冷水製造システムを提供する。このような構成
としたので、第1凝縮器を水蒸気圧縮冷凍機内内蔵型に
第2凝縮器を外置型に構成し、併せて熱交換器を介置し
たので、本機の高効率運転を実現すると共に、本システ
ムの大規模化にも適応でき、各種の食品スーパーやデパ
ート等の建物にも広範囲に利用できる効果がある。
【0036】請求項4記載の発明によれば、前記第1凝
縮器が、中間凝縮器として構成されたことを特徴とする
請求項3記載の蒸気エゼクタ装置を備えた水蒸気圧縮冷
凍機の冷水製造システムを提供する。このような構成と
したので、水蒸気圧縮冷凍機内に中間凝縮器を介在さ
せ、該水蒸気圧縮冷凍機をコンパクト化することができ
る効果がある。
【0037】請求項5記載の発明によれば、前記第2凝
縮器は、中間蒸発器及び凝縮器を隔壁を介して互いに並
置してなることを特徴とする請求項3記載の蒸気エゼク
タ装置を備えた水蒸気圧縮冷凍機の冷水製造システムを
提供する。このような構成としたので、第2凝縮器は互
いに相異する機能を有する中間蒸発器及び凝縮器を単一
の容器に収容でき、コンパクトな構造にすることができ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蒸気エゼクタ装置を備えた水蒸気
圧縮冷凍機の冷水製造システムに於ける実施の形態1を
示す構成配置図である。
【図2】本発明に係る蒸気エゼクタ装置を備えた水蒸気
圧縮冷凍機の冷水製造システムに於ける実施の形態2を
示す構成配置図である。
【図3】従来の技術に於ける水蒸気圧縮冷凍機の冷房シ
ステムの構成配置図である。
【符号の説明】
17 水蒸気圧縮冷凍機 17a 蒸発器 17b 圧縮機 17c 中間凝縮器 17d 凝縮器 17e 第1凝縮器 17f 隔壁 18 循環冷水 19 冷却水 19a 冷却水ポンプ 20 蒸気エゼクタ装置 20a 駆動蒸気 21 真空ポンプ 21a、21b 真空ポンプ 22 往き管 22a 循環冷水ポンプ 23 熱交換手段 24 帰り管 25 ドレン弁 26 水蒸気圧縮冷凍機 27 熱交換器 28 第2凝縮器 28a、28b 冷却水ポンプ 28c 中間蒸発器 28d 凝縮器 28e 隔壁 29、30 冷却水

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】循環冷水を導く蒸発器、圧縮機、中間凝縮
    器及び凝縮器から構成された水蒸気圧縮冷凍機と、該水
    蒸気圧縮冷凍機の凝縮器に冷却水を導く冷却手段とでな
    る装置に於いて、一方で前記蒸発器に熱交換手段を介在
    させた往き管と帰り管を備え、他方で外部からの駆動蒸
    気を用いて前記中間凝縮器の水蒸気を吸入して前記凝縮
    器に加圧排気する蒸気エゼクタ装置を備えて、前記水蒸
    気圧縮冷凍機を運転することを特徴とする蒸気エゼクタ
    装置を備えた水蒸気圧縮冷凍機の冷水製造システム。
  2. 【請求項2】前記中間凝縮器及び前記凝縮器は、隔壁を
    介して互いに並置したことを特徴とする請求項1記載の
    蒸気エゼクタ装置を備えた水蒸気圧縮冷凍機の冷水製造
    システム。
  3. 【請求項3】循環冷水を導く蒸発器、圧縮機及び第1凝
    縮器から構成された水蒸気圧縮冷凍機と、該水蒸気圧縮
    冷凍機の該第1凝縮器に冷却水を導く熱交換手段と、該
    熱交換手段に冷却水を流送する中間蒸発器を備えた第2
    凝縮器と、該第2凝縮器に冷却水を導く冷却手段とでな
    る装置に於いて、一方で前記蒸発器に熱交換手段を介在
    させた往き管と帰り管を備え、他方で外部からの駆動蒸
    気を用いて前記中間蒸発器の水蒸気を吸入して前記第2
    凝縮器に加圧排気する蒸気エゼクタ装置を備えて、前記
    水蒸気圧縮冷凍機を運転することを特徴とする蒸気エゼ
    クタ装置を備えた水蒸気圧縮冷凍機の冷水製造システ
    ム。
  4. 【請求項4】前記第1凝縮器が、中間凝縮器として構成
    されたことを特徴とする請求項3記載の蒸気エゼクタ装
    置を備えた水蒸気圧縮冷凍機の冷水製造システム。
  5. 【請求項5】前記第2凝縮器は、中間蒸発器及び凝縮器
    を隔壁を介して互いに並置してなることを特徴とする請
    求項3記載の蒸気エゼクタ装置を備えた水蒸気圧縮冷凍
    機の冷水製造システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100759036B1 (ko) 2006-04-10 2007-09-17 한국식품연구원 저온 냉각수의 제조방법 및 장치
WO2014171811A1 (en) * 2013-04-18 2014-10-23 Pak Chuen Chang A pressurised water based cooling system
CN112944704A (zh) * 2019-12-10 2021-06-11 珠海格力电器股份有限公司 具有降温装置的制冷系统及控制方法

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