JP2014190580A - 直膨式冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮機における無駄な仕事をなくして、装置全体のエネルギー効率を向上させることができる直膨式冷却装置を提供すること。
【解決手段】直膨式冷却装置1は、圧縮機2、凝縮器3、膨張弁4及び蒸発器5の他に、凝縮器3によって凝縮された冷媒C2を気液分離する気液分離器31、凝縮器3によって凝縮された冷媒C2の一部を取り出して昇圧する昇圧ポンプ61、昇圧ポンプ61によって昇圧された冷媒C2を昇温する昇温手段62、及び昇温手段62から凝縮器3の入口へ冷媒C1を供給するエジェクタ7を備えている。エジェクタ7は、昇温手段62によって昇温された冷媒C0が駆動流として流入する際に、気液分離器31によって分離された気相冷媒C1を取り出し、これを吸引流として吸引し、この吸引流と駆動流との混合によって生じる混合冷媒C3を、圧縮機2から凝縮器3に繋がる冷媒配管8Aに合流させるよう構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷媒を膨張させる際に熱を奪う直膨式冷却装置に関する。
種々の建物においては、冷媒を圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器に循環させて、蒸発器において蒸発潜熱を利用して室内を冷却する直膨式のヒートポンプが多用されている。
例えば、特許文献1の内燃機関駆動ヒートポンプ式空調装置においては、冷房運転をする際に、凝縮器から膨張弁へ送られる冷媒を分流してエジェクタの駆動流とし、蒸発器からの戻り冷媒をエジェクタの吸引流としている。そして、エジェクタにおいて合流する駆動流と吸引流との混合流を気液分離装置に導入し、気液分離装置において分離された気相冷媒をコンプレッサに導入するとともに、気液分離装置において分離された液相冷媒を蒸発器に導入している。これにより、エジェクタによるヒートポンプのサイクル効率の向上を図っている。
特開2006−308181号公報
しかしながら、上記特許文献1の内燃機関駆動ヒートポンプ式空調装置においては、コンプレッサによって圧縮された後の冷媒の一部を、エジェクタ及び気液分離装置を経由して再びコンプレッサに導入している。そのため、コンプレッサにおいて重複して冷媒が圧縮されることになり、冷媒の循環サイクルにおいて無駄な仕事が発生する。
また、エジェクタへの駆動流は、凝縮器から直接導入されるため、この駆動流の増速幅が小さい。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、圧縮機における無駄な仕事をなくして、装置全体のエネルギー効率を向上させることができる直膨式冷却装置を提供しようとして得られたものである。
本発明の一態様は、冷媒を圧縮する圧縮機と、
該圧縮機によって圧縮された冷媒を凝縮する凝縮器と、
該凝縮器によって凝縮された冷媒を気液分離する気液分離器と、
該気液分離器によって分離された液相冷媒を膨張させる膨張弁と、
該膨張弁によって膨張された冷媒を蒸発させる蒸発器と、
上記凝縮器によって凝縮された冷媒の一部を取り出して昇圧する昇圧ポンプと、
該昇圧ポンプによって昇圧された冷媒を昇温する昇温手段と、
該昇温手段によって昇温された冷媒が駆動流として流入する際に、上記気液分離器によって分離された気相冷媒を取り出して吸引流として吸引し、該吸引によって生じる混合冷媒を、上記圧縮機から上記凝縮器に繋がる経路に合流させるエジェクタと、を備えていることを特徴とする直膨式冷却装置にある(請求項1)。
上記直膨式冷却装置においては、凝縮器によって凝縮された後の冷媒であって気液分離器によって分離された気相冷媒をエジェクタの吸引流とし、この吸引流と駆動流とによって生じる混合冷媒を、圧縮機から凝縮器に繋がる経路に合流させている。そのため、エジェクタから流出される混合冷媒が再び圧縮機を通過することがなく、冷媒の循環サイクルにおいて無駄な仕事が発生しない。
また、昇圧ポンプは、凝縮器によって凝縮された冷媒の一部を取り出して、圧縮機の圧縮圧力よりも高い適切な圧力に昇圧している。そして、この昇圧された冷媒を昇温手段によって昇温して、エジェクタの駆動流としている。そのため、高圧の冷媒をエジェクタの駆動流とすることができ、エジェクタの駆動流の流速を大幅に高めることができる。また、昇圧ポンプによる仕事は、凝縮器によって凝縮された液体状態の冷媒を昇圧する仕事となる。そのため、気体状態の冷媒を昇圧する場合に比べて、昇圧ポンプの仕事量を少なくすることができる。
さらに、直膨式冷却装置においては、気液分離器において分離された液相冷媒が膨張弁及び蒸発器に用いられる。そのため、気体状態の冷媒が蒸発器に供給される割合を減らすことができ、直膨式冷却装置の冷却能力を向上させることができる。
それ故、上記直膨式冷却装置によれば、圧縮機における無駄な仕事をなくして、装置全体のエネルギー効率を向上させることができる。
実施例にかかる、直膨式冷却装置の構成を示す説明図。 実施例にかかる、エジェクタの構造を模式的に示す説明図。 実施例にかかる、横軸に比エンタルピーをとり、縦軸に圧力をとって、直膨式冷却装置の動作をp−h線図によって示すグラフ。
上述した直膨式冷却装置における好ましい実施の形態につき説明する。
上記直膨式冷却装置において、上記昇圧ポンプとしては、液体状態の冷媒を昇圧(加圧)する種々のポンプを用いることができる。また、上記昇圧手段は、昇圧ポンプによって昇圧された冷媒の圧力をほとんど維持しつつ、この冷媒を昇温する種々の機器とすることができる。
上記直膨式冷却装置においては、上記凝縮器から上記気液分離器に繋がる経路には、該凝縮器から該気液分離器に流れる冷媒を減圧する減圧弁が設けられていてもよい(請求項2)。
この場合には、凝縮器から気液分離器に流れる冷媒の圧力を減圧弁によって適切に減圧して、この冷媒を気液分離器において気液分離させることができる。
また、上記圧縮機は、エンジンに駆動されて作動するよう構成されており、上記昇温手段は、上記エンジンの排熱を用いて冷媒を昇温するエンジン排熱回収器であってもよい(請求項3)。
この場合には、エンジンによって圧縮機を作動させる際に、エンジン排熱回収器によってエンジンの排熱を回収することができ、直膨式冷却装置の全体のエネルギー効率をより向上させることができる。
なお、エンジンの排熱は、エンジンから排気される排気ガス、エンジンによって加温された冷却水等の熱エネルギーとすることができる。
以下に、直膨式冷却装置にかかる実施例につき、図面を参照して説明する。
本例の直膨式冷却装置1は、図1に示すごとく、冷媒C1を圧縮する圧縮機2と、圧縮機2によって圧縮された冷媒C1を凝縮する凝縮器3と、凝縮器3によって凝縮された冷媒C2を気液分離する気液分離器31と、気液分離器31によって分離された液相冷媒C2を膨張させる膨張弁4と、膨張弁4によって膨張された冷媒C2を蒸発させる蒸発器5と、凝縮器3によって凝縮された冷媒C2の一部を取り出して昇圧する昇圧ポンプ61と、昇圧ポンプ61によって昇圧された冷媒C2を昇温する昇温手段62と、昇温手段62から凝縮器3の入口へ冷媒C1を導くエジェクタ7とを備えている。
エジェクタ7は、昇温手段62によって昇温された冷媒C0が駆動流として流入する際に、気液分離器31によって分離された気相冷媒C1を取り出し、これを吸引流として吸引し、この吸引流と駆動流との混合によって生じる混合冷媒C3を、圧縮機2から凝縮器3に繋がる経路としての冷媒配管8Aに合流させるよう構成されている。
なお、本例においては、気体状態の冷媒をC1で示し、液体状態の冷媒をC2で示し、気液混合状態の冷媒をC0で示す。
以下に、本例の直膨式冷却装置1につき、図1〜図3を参照して詳説する。
図1に示すごとく、本例の直膨式冷却装置1は、ガスを燃料として稼動するガスエンジン11によって圧縮機2を作動させるよう構成されたガスヒートポンプ(GHP)による冷房空調装置を構成する。
圧縮機2は、渦巻き状の気体通路を形成する静翼に対して、渦巻き状の動翼を回転させて気体を圧縮するスクロール式コンプレッサである。凝縮器3は、圧縮機2から流入する気体状態の冷媒C1を液体状態に凝縮させる熱交換器によって構成されている。
気液分離器31は、冷媒C2を気体と液体に分離して貯留するものであり、上層部に気相311を形成し、下層部に液相312を形成する。そして、気液分離器31は、気相311を構成する気相冷媒C1をエジェクタ7の吸引流に、液相312を構成する液相冷媒C2を膨張弁4に送るように構成されている。
膨張弁4は、気液分離器31の液相312から流入する液体状態の冷媒C2を噴出させて蒸発(気化)しやすい状態にするものである。蒸発器5は、膨張弁4によって蒸発しやすい状態になった冷媒C2を気体状態に蒸発させる熱交換器によって形成されている。圧縮機2、凝縮器3、気液分離器31、昇圧ポンプ61、昇温手段62及びエジェクタ7は室外機として設置され、膨張弁4及び蒸発器5は室内機として設置されている。そして、直膨式冷却装置1は、蒸発器5における蒸発潜熱によって冷房運転を行い、室内を冷却するよう構成されている。
昇圧ポンプ61は、液体状態の冷媒C2を高圧に昇圧する液ポンプによって構成されている。昇圧ポンプ61は、凝縮器3の出口から取り出す冷媒C2を、圧縮機2によって圧縮される冷媒C1の出口圧力よりも高い圧力に昇圧するよう構成されている。
昇温手段62は、ガスエンジン11から排気される排気ガスを用いて冷媒C2を昇温するエンジン排熱回収器である。このエンジン排熱回収器によって、ガスエンジン11から排気される排気ガスの排熱を回収することができる。なお、昇温手段62によって昇温される冷媒C2は、完全に蒸発していることがあれば、ミスト状態になっていることもある。
図2に示すごとく、エジェクタ7は、駆動流を流入させる入口701側の通路に設けられたノズル71と、吸引流を流入させる吸引入口702側の通路に設けられた拡散混合部72と、拡散混合部72によって混合される混合流(混合冷媒)C3を流出させる出口703に設けられたディフューザ73とを有している。エジェクタ7においては、駆動流として入口701に流入する気体がノズル71によって噴射されるときに、拡散混合部72の圧力が低下し、この圧力低下によって吸引入口702から吸引流として気体が吸引される。そして、入口701から流入した気体と吸引入口702から流入した気体とが拡散混合部72において混合され、ディフューザ73を通って出口703へ流出される。
図1に示すごとく、圧縮機2と凝縮器3との間、凝縮器3と気液分離器31との間、気液分離器31の液相312と膨張弁4との間、膨張弁4と蒸発器5との間、蒸発器5と圧縮機2との間は、それぞれ冷媒配管8A,8B,8C,8D,8Eによって繋がれており、直膨式冷却装置1においては、冷媒C1,C2が循環する循環経路が形成されている。
また、凝縮器3の出口側の冷媒配管8Bにおいては、気液分離器31に繋がる冷媒配管8Bから昇圧ポンプ61に繋がる冷媒配管8Fが分岐している。昇圧ポンプ61と昇温手段62との間、昇温手段62とエジェクタ7の入口701との間がそれぞれ冷媒配管8G,8Hによって繋がれており、エジェクタ7の出口703から引き出された冷媒配管8Iは、圧縮機2と凝縮器3との間の冷媒配管8Aに合流している。また、気液分離器31の気相311とエジェクタ7の吸引入口702とは、冷媒配管8Jによって繋がれている。
本例においては、凝縮器3から気液分離器31に繋がる冷媒配管8Bにおいて、昇圧ポンプ61の冷媒配管8Fが分岐する位置よりも下流側の位置には、凝縮器3から気液分離器31に流れる冷媒C2を減圧する減圧弁32が設けられている。この減圧弁32により、凝縮器3から気液分離器31へ流れる冷媒C2の圧力を適切に減圧して、この冷媒C2を気液分離器31において気液分離させることができる。
次に、本例の直膨式冷却装置1の動作を、図3のp−h線図(圧力と比エンタルピーとの関係を表す線図)を参照して説明する。
図3は、横軸に比エンタルピーh(冷媒の単位質量当たりの全熱量として表される。)をとり、縦軸に圧力pをとって、直膨式冷却装置1における冷凍サイクル(冷媒の循環サイクル)を示す。図中の曲線は、右側部分が飽和蒸気線L1、左側部分が飽和液線L2を示し、これらの中間位置は臨界点Kを示す。そして、飽和蒸気線L1よりも右側が気体状態を示し、飽和液線L2よりも左側が液体状態を示し、飽和蒸気線L1及び飽和液線L2に囲まれた内側部分が気液混合状態を示す。
同図においては、本例の気液分離器31、昇圧ポンプ61、昇温手段62及びエジェクタ7を利用した直膨式冷却装置1についてp−h線図を示すとともに、気液分離器31、昇圧ポンプ61、昇温手段62及びエジェクタ7を利用していない従来の直膨式冷却装置1についてもp−h線図を示す。
従来の直膨式冷却装置においては、圧縮機92において、気体状態の冷媒C1が圧縮される際には、比エンタルピーhが等エントロピー曲線に沿って上昇しながら圧力pが増加する(図中a点〜b点)。次いで、凝縮器93において、気体状態の冷媒C1は、比エンタルピーhを減少させながら、圧力pが一定のまま液体状態まで変化される(図中b点〜c点)。次いで、膨張弁94において、液体状態の冷媒C2は、比エンタルピーhが一定のまま圧力pが減少し、気液混合状態になる(図中c点〜d’点)。そして、蒸発器95において、気液混合状態の冷媒C0は、比エンタルピーhを増加させながら、圧力pが一定のまま気体状態に変化され、圧縮機92に供給される(図中d’点〜a点)。こうして、冷媒C0,C1,C2が循環する冷凍サイクルが形成される。
このような従来の直膨式冷却装置における状態変化に対し、本例の直膨式冷却装置1における状態変化は次のようになる。
圧縮機2において、気体状態の冷媒C1が圧縮される際には、比エンタルピーhが等エントロピー曲線に沿って上昇しながら圧力pが増加する(図中a点〜b点)。次いで、凝縮器3において、気体状態の冷媒C1は、比エンタルピーhを減少させながら、圧力pが一定のまま液体状態まで変化される(図中b点〜c点)。
次いで、凝縮器3の出口からは、凝縮器3から気液分離器31に送られる冷媒C2と、凝縮器3から昇圧ポンプ61に送られる冷媒C2とに分岐される。凝縮器3から気液分離器31に送られる冷媒C2は、減圧弁32によって減圧されて比エンタルピーhが一定のまま圧力pが減少して、気液分離器31に流入する(図中c点〜d点)。そして、気液分離器31に流入する冷媒C2は、圧力pが一定のまま気相冷媒C1と液相冷媒C2に分離され、気相冷媒C1は、エジェクタ7の吸引流となり(図中g点)、液相冷媒C2は、膨張弁4に供給される(図中e点)。
気液分離器31から膨張弁4に送られる液体状態の冷媒C2は、比エンタルピーhが一定のまま圧力pが減少し、気液混合状態になる(図中e点〜f点)。この気液混合状態の冷媒C0は、蒸発器5において、比エンタルピーhを増加させながら、圧力pが一定のまま気体状態に変化され、圧縮機2に吸引される(図中f点〜a点)。ここで、気液分離器31によって比エンタルピーhが減少された分(図中d’点〜f点)は、蒸発器5による冷却能力の増加となる。
一方、凝縮器3から昇圧ポンプ61に送られる液体状態の冷媒C2は、昇圧ポンプ61によって昇圧されて、液体状態が維持され、かつ比エンタルピーhが一定のまま圧力pが増加する(図中c点〜h点)。次いで、この液体状態の冷媒C2は、昇圧ポンプ61から送られる昇温手段62において、比エンタルピーhを増加させながら、圧力pが一定のまま気液混合状態まで変化される(図中h点〜i点)。
次いで、この気液混合状態の冷媒C0は、エジェクタ7に駆動流として流入し、ノズル71から噴射される際に、等エントロピー曲線に沿って、気液混合状態のまま圧力pが減少する(図中i点〜j点)。次いで、この気液混合状態の冷媒C0は、拡散混合部72において、気液分離機31から吸引流として吸引される気体冷媒C1と混合される(図中k点)。そして、ディフューザ73から流出される際に、この混合冷媒C3の圧力が増加する(図中k点〜m点)。そして、この混合冷媒C3は、圧縮機2の出口から流出する冷媒C1に混合される(図中m点)。
本例の直膨式冷却装置1においては、凝縮器3によって凝縮された後の冷媒C2であって気液分離器31によって分離された気相冷媒C1をエジェクタ7の吸引流とし、この吸引流と駆動流とによって生じる混合冷媒C3を、圧縮機2から凝縮器3に繋がる冷媒配管8Aに合流させている。そのため、エジェクタ7から流出される混合冷媒C3が再び圧縮機2を通過することがなく、冷媒C0,C1,C2,C3の循環サイクルにおいて無駄な仕事が発生しない。
また、昇圧ポンプ61は、凝縮器3によって凝縮された冷媒C2の一部を取り出して、圧縮機2の圧縮圧力よりも高い適切な圧力に昇圧している。そして、この昇圧された冷媒C2を昇温手段62によって昇温して、エジェクタ7の駆動流としている。そのため、高圧の冷媒C0をエジェクタ7の駆動流とすることができ、エジェクタ7の駆動流の流速を大幅に高めることができる。また、昇圧ポンプ61による仕事は、凝縮器3によって凝縮された液体状態の冷媒C2を昇圧する仕事となる。そのため、気体状態の冷媒C1を昇圧する場合に比べて、昇圧ポンプ61の仕事量を少なくすることができる。
さらに、直膨式冷却装置1においては、気液分離器31において分離された液相冷媒C2が膨張弁4及び蒸発器5に用いられる。そのため、気体状態の冷媒C1が蒸発器5に供給される割合を減らすことができ、直膨式冷却装置1の冷却能力を向上させることができる。図3において、d’点からf点までの比エンタルピーhの減少分が冷却能力の増加となる。
それ故、本例の直膨式冷却装置1によれば、圧縮機2における無駄な仕事をなくして、装置全体のエネルギー効率を向上させることができる。
1 直膨式冷却装置
11 ガスエンジン
2 圧縮機
3 凝縮器
31 気液分離器
32 減圧弁
4 膨張弁
5 蒸発器
61 昇圧ポンプ
62 昇温手段
7 エジェクタ

Claims (3)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機と、
    該圧縮機によって圧縮された冷媒を凝縮する凝縮器と、
    該凝縮器によって凝縮された冷媒を気液分離する気液分離器と、
    該気液分離器によって分離された液相冷媒を膨張させる膨張弁と、
    該膨張弁によって膨張された冷媒を蒸発させる蒸発器と、
    上記凝縮器によって凝縮された冷媒の一部を取り出して昇圧する昇圧ポンプと、
    該昇圧ポンプによって昇圧された冷媒を昇温する昇温手段と、
    該昇温手段によって昇温された冷媒が駆動流として流入する際に、上記気液分離器によって分離された気相冷媒を取り出して吸引流として吸引し、該吸引によって生じる混合冷媒を、上記圧縮機から上記凝縮器に繋がる経路に合流させるエジェクタと、を備えていることを特徴とする直膨式冷却装置。
  2. 請求項1に記載の直膨式冷却装置において、上記凝縮器から上記気液分離器に繋がる経路には、該凝縮器から該気液分離器に流れる冷媒を減圧する減圧弁が設けられていることを特徴とする直膨式冷却装置。
  3. 請求項1又は2に記載の直膨式冷却装置において、上記圧縮機は、エンジンに駆動されて作動するよう構成されており、
    上記昇温手段は、上記エンジンの排熱を用いて冷媒を昇温するエンジン排熱回収器であることを特徴とする直膨式冷却装置。
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