JPH05332100A - トンネル掘削機の後続設備の走行装置 - Google Patents

トンネル掘削機の後続設備の走行装置

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JPH05332100A
JPH05332100A JP14382492A JP14382492A JPH05332100A JP H05332100 A JPH05332100 A JP H05332100A JP 14382492 A JP14382492 A JP 14382492A JP 14382492 A JP14382492 A JP 14382492A JP H05332100 A JPH05332100 A JP H05332100A
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Masaaki Miura
正昭 三浦
Yoshiki Nagashima
哲紀 永島
Toshifumi Inoue
年史 井上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トンネル造成作業のレール布設費用を減少さ
せると共に作業環境を良好にして安全性の向上を図る。 【構成】 トンネル掘削機の後続設備の走行装置におい
て、トンネルの掘削に伴ってトンネル抗内に設置された
固定レール12と、その固定レール12上を移動自在な
セグメント台車13や掘削土砂搬送台車14と、固定レ
ール12に沿って布設された着脱自在な走行レール15
と、その走行レール15上を移動自在なトンネル掘削の
後続設備を搭載した台車16,17と、後続設備台車1
6,17に搭載された移動レール18,19と、固定レ
ール12と移動レール18,19とを連結可能なスロー
プレール20とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は掘削されたトンネル内を
走行する搬送台車及び掘削後続設備などを移動させるた
めのトンネル掘削機の後続設備の走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】トンネルの掘削作業を行う場合には、掘
削機を用いて作業を行なうが、この掘削機の他にセグメ
ントを供給する台車や掘削土砂を抗外に搬出する台車、
作業に必要な各種機材運搬する台車、また、トンネル掘
削機に追従して走行する後続設備が搭載された台車など
が必要である。そして、各台車はトンネル坑内に布設さ
れたレールに沿って走行自在となっている。
【0003】図5に従来のトンネル掘削機の後続設備の
走行装置を示す。図5に示すように、トンネル坑内の地
表面101には一対の平行な第1の固定レール102が
布設され、また、この第1の固定レール102の外側に
は一対の平行な第2の固定レール103が布設されてい
る。そして、第1の固定レール102にはセグメント供
給台車104とその他に図示しない掘削土砂搬出台車や
機材運搬台車などが走行自在となっている。また、第2
の固定レール103には後続設備運搬台車105が走行
自在となっている。
【0004】而して、図示しない掘削機がトンネル前方
部の岩盤を掘削すると、セグメント供給台車104が第
1の固定レール102に沿って移動し、セグメントを供
給し、また、掘削土砂搬出台車も同様にして第1の固定
レール102に沿って移動し、切羽土砂を積んで抗外に
排出する。一方、後続設備運搬台車105は掘削機の前
進に伴い第2の固定レール103に沿って移動する。そ
して、掘削作業中の前進と共に第1及び第2の固定レー
ル102,103を布設していく。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のトンネ
ル掘削機の後続設備の走行装置にあっては、トンネルを
掘削して前進して行くに伴って後続設備運搬台車105
の前方に第1及び第2の固定レール102,103を布
設する必要がある。また、トンネル坑内に数多くのレー
ンを順次布設する必要がある。そのため、レールの布設
作業に長時間を要し、新規のレールが継ぎ足される場所
は通常スペースが少なく、地下水浸入の危険がある。ま
た、トンネル掘削地点にレールをハンドリングする機械
を持ち込むことはできないので、作業環境が悪く、レー
ルの布設作業はほとんど作業者の人力まよって行われて
いた。更に、布設すべきレールの本数が大変多いため、
作業者にかかる肉体的負担が大きく、作業安全上におい
ても好ましくなかった。
【0006】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、作業性及び安全性の向上を図ったトンネル掘削
機の後続設備の走行装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明のトンネル掘削機の後続設備の走行装置は、
トンネルの掘削に伴ってトンネル抗内に設置された固定
レールと、該固定レール上を移動自在な各種搬送台車
と、前記固定レールに沿って布設された着脱自在な走行
レールと、該走行レール上を移動自在なトンネル掘削の
後続設備を搭載した台車と、該後続設備台車に搭載され
た移動レールと、前記固定レールと移動レールとを連結
可能なスロープレールとを具えたことを特徴とするもの
である。
【0008】
【作用】固定レールに沿った走行レール上にトンネル掘
削の後続設備台車を移動自在に設け、その後続設備台車
に移動レールを搭載して固定レールと移動レールとをス
ロープレールとによって連結可能としたことで、各種搬
送台車はスロープレールによって後続設備台車の移動レ
ール上に移動し、この後続設備台車の移動によって掘削
地点まで移動することができる。また、後続設備台車が
走行する走行レールは着脱自在であり、走行したレール
を取外して前方に取付けることで全長にわたって布設す
る必要がなく、トンネル坑内全長わたってに布設される
レールは固定レールのみでよくなる。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0010】図1に本発明の一実施例に係るトンネル掘
削機の後続設備の走行装置の概略、図2に図1のA−A
断面、図3にスロープレール連結部の断面、図4に図3
のB−B断面を示す。
【0011】本実施例のトンネル掘削機の後続設備の走
行装置においてい、図1及び図2に示すように、トンネ
ル坑内の地表面11にはトンネルの長手方向に沿って平
行な一対の固定レール12が設置されており、この固定
レール12はトンネルの掘削に伴ってトンネル抗内に順
次布設されるものである。そして、固定レール12上に
はセグメント供給台車13や掘削土砂の搬出台車14、
その他に図示しない機材運搬台車などの各種搬送台車が
走行自在となっている。
【0012】また、一対の固定レール12の外側の段部
にはこの固定レールに沿う平行な一対の走行レール15
が布設されている。この走行レール15は所定長さの複
数のレール部分からなり、このレール部分同士着脱自在
であり、且つ、地表面11に対しても着脱自在となって
いる。そして、走行レール15上にはトンネル掘削の後
続設備を搭載した複数の台車16,17が走行自在とな
っている。
【0013】後続設備台車16,17内には互いに平行
をなす一対の移動レール18,19が複数の台車にわた
って布設されている。そして、この移動レール18,1
9と固定レール12との間にはスロープレール20が設
けられている。従って、前述した固定レール12上のセ
グメント供給台車13や掘削土砂の搬出台車14、機材
運搬台車などはこのスロープレール20を介して後続設
備台車16,17内の移動レール18あるいは19に移
動することができるようになっている。
【0014】図3及び図4に示すように、固定レール1
2は一対のレール部21を有し、一方、スロープレール
20も一対のレール部22を有し、このスロープレール
20は各レール部22の下面に両者を連結するように固
着された中空形状をなす補強フレーム23によって支持
されている。そして、スロープレール20はその一端部
(図3において左端部)と移動レール18,19との間
に図示しないポイント切換装置が設けられており、後続
設備台車16,17と共に移動することができ、且つ、
スロープレール20を移動レール18と19の間で選択
切換できるようになっている。また、スロープレール2
0の他端部(図3において右端部)は固定レール12上
に載置されている。なお、後続設備台車16,17は下
面には走行レール15上を転動自在な前後の車輪24が
取付けられている。
【0015】而して、本実施例のトンネル掘削機の後続
設備の走行装置にあっては、掘削機の掘削作業におい
て、トンネル掘削に伴って各種レールを布設して各台車
を前進させていく。即ち、坑内の固定レール12は継ぎ
足すレールを搭載した所定の台車がこの固定レール12
上を前端部に移動し、随時、このレールを継ぎ足して延
伸させていく。このとき、クレーン等を用いることでレ
ールの搬送台車から直接所定の位置に布設することがで
きる。
【0016】走行レール15は所定本数だけ用意されて
おり、後続設備台車16,17が前進するにしたがって
後端部(図1右方)のレールを取外して前方に移動し、
レール前端部に再び取付ける作業の繰り返しによって延
伸させている。移動レール18と19は後続設備台車1
6,17に取付けられており、スロープレール20によ
って固定レール12と連結されるが、このスロープレー
ル20は後続設備台車16,17と共に移動する。
【0017】従って、掘削機がトンネル前方部の岩盤を
掘削すると、セグメント供給台車13が固定レール12
からスロープレール20を介して後続設備台車16,1
7内の移動レール18,19に移動し、所定位置にセグ
メントを供給する。また、掘削土砂搬出台車14も同様
にして移動レール18,19に移動し、切羽土砂を積ん
で抗外に排出する。一方、後続設備運搬台車16,17
は掘削機の前進に伴い走行レール15に沿って移動す
る。
【0018】なお、本実施例では、後続設備台車16,
17内の移動レール18,19を複線としたが、単線で
も同様の作用効果を奏することができる。また、坑内の
固定レール12はレールの使用状況及び布設費用の観点
から本実施例のように単線が望ましいが、必要であれ
ば、坑内の途中に複線レールを布設して各台車の離合や
待機することのできるスペースを確保してもよい。
【0019】このように本実施例のトンネル掘削機の後
続設備の走行装置にあっては、後続設備台車16,17
内に移動レール18,19を設けると共にスロープレー
ル20を設け、また、走行レール15を着脱式としたこ
とで、トンネル掘削に伴って新しく布設するレールは固
定レール12のみでよく、その布設位置も後続設備の最
終端部であるために布設作業に十分なスペースを確保す
ることができ、且つ、造成されたトンネルも浸水等に対
して十分な保全がなされており、作業環境が良好で安全
性も高い。そして、作業者の肉体的な労力を不用として
省力化、機械化布設が可能である。
【0020】また、走行レール15は後続設備台車1
6,17よりも若干長い分のレールだけで対応すること
ができ、トンネル造成作業に必要なレールの絶対量が大
幅に減少し、布設費用も従来の比べて50%程度とな
る。
【0021】
【発明の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに本発明のトンネル掘削機の後続設備の走行装置によ
れば、トンネルの掘削に伴ってトンネル抗内に設置され
た固定レール上に各種搬送台車を移動自在とすると共に
固定レールに沿って布設された着脱自在な走行レール上
にトンネル掘削の後続設備を搭載した台車を移動自在と
し、この後続設備台車に移動レールを搭載して固定レー
ルと移動レールとをスロープレールによって連結可能と
したので、トンネル掘削に伴って新しく布設するレール
は固定レールのみでよくなり、トンネル造成作業に必要
なレールの数量が大幅に減少して布設費用を減少させる
ことができる。また、レールの布設作業に十分なスペー
スを確保することができると共に浸水等に対して十分な
保全がなされ、作業環境を良好にすることができ、且
つ、レールの布設の作業時間も短縮でき、作業性及び安
全性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るトンネル掘削機の後続
設備の走行装置の概略図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図3にスロープレール連結部の断面図である。
【図4】図3のB−B断面図である。
【図5】従来のトンネル掘削機の後続設備の走行装置の
正面図である。
【符号の説明】
12 固定レール 13 セグメント台車 14 掘削土砂搬送台車 15 走行レール 16,17 後続設備台車 18,19 移動レール 20 スロープレール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネルの掘削に伴ってトンネル抗内に
    設置された固定レールと、該固定レール上を移動自在な
    各種搬送台車と、前記固定レールに沿って布設された着
    脱自在な走行レールと、該走行レール上を移動自在なト
    ンネル掘削の後続設備を搭載した台車と、該後続設備台
    車に搭載された移動レールと、前記固定レールと移動レ
    ールとを連結可能なスロープレールとを具えたことを特
    徴とするトンネル掘削機の後続設備の走行装置。
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