JPH0533166B2 - - Google Patents

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JPH0533166B2
JPH0533166B2 JP60174179A JP17417985A JPH0533166B2 JP H0533166 B2 JPH0533166 B2 JP H0533166B2 JP 60174179 A JP60174179 A JP 60174179A JP 17417985 A JP17417985 A JP 17417985A JP H0533166 B2 JPH0533166 B2 JP H0533166B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
drain groove
rainwater
roof
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60174179A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6234815A (ja
Inventor
Masanori Uchida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP60174179A priority Critical patent/JPS6234815A/ja
Publication of JPS6234815A publication Critical patent/JPS6234815A/ja
Publication of JPH0533166B2 publication Critical patent/JPH0533166B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両用屋根構造に係り、特にルーフ
パネルに開設した屋根開口に可動リツドを備え、
且つルーフパネルの裏面にフレームを配設してな
る車両用屋根構造の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種の車両用屋根構造として、例えば
摺動式のものを例に挙げて説明すると、第7図に
示すように、ルーフパネル1の前部に開設した屋
根開口2に可動リツド3を嵌挿する一方、ルーフ
パネル1の裏面にはフレーム4を配設して屋根開
口2の後方に可動リツド3を格納するリツド収納
室5を形成し、図示外の駆動装置によつて上記可
動リツド3を摺動させてリツド収納室5内に格納
し得るように形成したものがある。このタイプに
おいて、フレーム4の周縁部には、フレーム4成
形時に、プレス成形で一体に形成される一条のド
レーン溝6が凹設されており、このドレーン溝6
は、上記可動リツド3の周縁に装着されたウエザ
ストリツプと屋根開口2との合せ面から漏入して
くる雨水等を受け入れて、フレーム4の各コーナ
部に設けたドレーンパイプ7へと導き、車外に排
出するようになつている(例えば実開昭56−
97119号公報参照)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の車両用屋根構
造にあつては、フレーム4におけるドレーン溝6
の深さ寸法は、第8図に示すように、フレーム4
の周壁8の高さと深絞り加工によるエンボス部9
の高さによつて決定されることになるが、フレー
ム4の周壁8の高さ寸法がヘツドクリアランスの
関係上制約されてしまうので、急発進時や急停車
時あるいは急カーブ走行時などに、ドレーン溝6
内に溜まつていた雨水等が急激に流れてコーナ部
の周壁8に衝突した場合、第9図に示すように、
周壁8で跳ね上がつた雨水等が、ルーフパネル1
とフレーム4の水平フランジ10との間に設けた
シール材11まで達してしまうことがある。そし
てシール材11の取付箇所で、シール不良部分が
あるような場合には、該シール不良部を雨水等が
乗り越えてルーフトリム12側に滴下し、ルーフ
トリム12に、染みを作つてしまうといつた問題
があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、以上の観点に立つてなされたもので
あつて、ドレーン溝内に溜まつた雨水等のルーフ
トリム側への漏入を確実に防止し得る車両用屋根
構造を提供することを目的としており、その手段
は、フレームのコーナ部に位置するドレーン溝を
該フレームの外周側に拡げて拡張部を形成すると
共に、上記ドレーン溝の外周側に該ドレーン溝上
部を覆う遮水板を配置したことにある。
〔作用〕
本発明に係る車両用屋根構造では、フレームの
ドレーン溝を急激に流れる雨水等が、コーナ部に
集まり易くなつて流れの勢いが弱められ、また、
水がコーナ部の周壁に衝突した場合に、跳ね上が
つた水を遮水板に当てて遮り、シール材への乗り
越えを防止できるようにしたものである。
〔実施例〕
以下添付図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。
第1図乃至第4図に示す本発明の実施例におい
て、フレーム4の周縁部には、従来例と同様一条
のドレーン溝6が形成されているが、従来例とは
異なり、フレーム4のコーナ部に位置するドレー
ン溝6の周壁8aを、フレーム4の外周側に拡げ
て、拡張部15を形成すると共に、周壁8の外周
側には、ドレーン溝6の拡張部15の上部を覆う
ようにして、遮水板13を配置する。
この遮水板13は、フレーム4のコーナ部形状
に合わせて略L字状に形成された平板からなり、
フレーム4の周壁8上端部に形成された水平フラ
ンジ10上に載置され、遮水板13の前部を水平
フランジ10からドレーン溝6側へ水平に突出さ
せた状態で水平フランジ10に溶接される。この
水平フランジ10は、第2図に示すように、遮水
板13が載置される部位10aが、遮水板13の
厚みに略対応して凹設されており、遮水板13の
上面と水平フランジ10の一般面とを、略同一平
面上に形成することにより、コーナ部でシール材
11が水平フランジ10から遮水板13に乗り移
る時に段差が生じないようにしている。
また、第2図および第3図に示すように、遮水
板13の左右両端部および後端縁部に沿つてそれ
ぞれシーリング14a,14bが施されており、
水平フランジ10との接合部でのシールをより確
実にしている。なお、フレーム4の後側の他方の
コーナ部およびフレーム4前側の両方のコーナ部
にも、同様の遮水板13が配置される。
一方拡張部15は、フレーム4のプレス成形時
に一体的に形成されるもので、コーナ部における
ドレーン溝6の周壁8aが外側に凹設されるの
で、この部分では第4図に示すように、ドレーン
溝6が拡がつた分だけ水平フランジ10が狭くな
つている。そして拡張部15の周壁8aには、排
水用のドレーンパイプ7が設けられている。
従つてこの車両用屋根構造によれば、可動リツ
ド3の周縁部に装着したウエザストリツプと、屋
根開口2の周縁部との間から漏入してきた雨水等
が、ドレーン溝6内に溜まつた状態にあつて、自
動車が急発進や急停止、あるいは急カーブなどを
通過した場合、ドレーン溝6内を急激に流れてき
た雨水等は、拡張部15に流入した時に一度に断
面が拡がるので、流れの勢いが弱められる。そし
て拡張部15の周壁8aに衝突して跳ね上げられ
た雨水等は、その上部に配置された遮水板13に
当たつて落下するため、シール材11側に雨水等
が廻り込むといつたことがなく、シール材11の
取付箇所でシール不良部分などがあつても、雨水
等がシール材11を乗り越えてルーフトリム12
側に滴下するといつた事態を回避できる。なお、
遮水板13に当たつて勢いを失つた雨水等は、コ
ーナ部のドレーンパイプ7に導かれて車外に排出
される。
また、拡張部15は、その部分だけが外側に拡
がつているために、遮水板13に当たつて落下し
た雨水等が集まり易く、ドレーンパイプ7から効
率よく排出することができる。
尚、上記実施例では遮水板13を別部材で形成
した例につき説明したが、第5図および第6図に
示すように、周壁8の一部を折り返して遮水部分
13a,13bとして形成することもできる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明に係る車両用屋根構
造によれば、フレームのコーナ部に位置するドレ
ーン溝をフレームの外周側に拡げて拡張部を形成
すると共に、該ドレーン溝の外周側にドレーン溝
上部を覆う遮水板を配置したので、自動車の急発
進や急停止、あるいは急カーブなどでドレーン溝
内を急激に流れてきた雨水等は、拡張部に流入し
た時に一度に断面が拡がつて、流れの勢いが弱め
られ、ドレーン溝内に溜まつた雨水等がドレーン
溝内を急激に流れ、コーナ部でドレーン溝の周壁
に勢いよく衝突して跳ね上がつても、この雨水等
は遮水板によつて遮ぎられるため、水がシール材
を乗り越えてルーフトリム側に編入するのを有効
に防止でき、ルーフトリムに染みを作つてしまう
といつたことはなく、また拡張部は、その部分が
外側に拡がつているために、遮水板に当たつて落
下した雨水等が集まり易く、ドレーンパイプから
効率よく排出することができるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る車両用屋根構造の実施
例を示すフレームのコーナー部分の平面図、第2
図は第1図中−線断面図、第3図は第1図中
−線断面図、第4図は第1図中−線断面
図、第5図及び第6図は遮水板の他の例を示す断
面図、第7図は従来における車両用屋根構造の一
例の概略を示す平面図、第8図は第6図中A部拡
大図、第9図は第8図中−線断面図である。 1……ルーフパネル、2……屋根開口、3……
可動リツド、4……フレーム、6……ドレーン
溝、11……シール材、13……遮水板、15…
…拡張部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ルーフパネルに開設した屋根開口に可動リツ
    ドを嵌挿すると共に、上記ルーフパネルの裏面に
    はその周縁部に沿つてドレーン溝を有するフレー
    ムを配設し、このフレームと上記ルーフパネルと
    の間にシール材を設けてなる車両用屋根構造にお
    いて、上記フレームのコーナ部に位置するドレー
    ン溝を該フレームの外周側に拡げて拡張部を形成
    すると共に、上記ドレーン溝の外周側に該ドレー
    ン溝上部を覆う遮水板を配置したことを特徴とす
    る車両用屋根構造。
JP60174179A 1985-08-09 1985-08-09 車両用屋根構造 Granted JPS6234815A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60174179A JPS6234815A (ja) 1985-08-09 1985-08-09 車両用屋根構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60174179A JPS6234815A (ja) 1985-08-09 1985-08-09 車両用屋根構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6234815A JPS6234815A (ja) 1987-02-14
JPH0533166B2 true JPH0533166B2 (ja) 1993-05-18

Family

ID=15974090

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60174179A Granted JPS6234815A (ja) 1985-08-09 1985-08-09 車両用屋根構造

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Families Citing this family (4)

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JPS6234815A (ja) 1987-02-14

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