JP2602892Y2 - 自動車のシール部構造 - Google Patents

自動車のシール部構造

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JP2602892Y2
JP2602892Y2 JP1992001930U JP193092U JP2602892Y2 JP 2602892 Y2 JP2602892 Y2 JP 2602892Y2 JP 1992001930 U JP1992001930 U JP 1992001930U JP 193092 U JP193092 U JP 193092U JP 2602892 Y2 JP2602892 Y2 JP 2602892Y2
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JP
Japan
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weather strip
flange
notch
water
panel flange
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JP1992001930U
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English (en)
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JPH0558435U (ja
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忍 大重
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Publication date
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  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【背景技術】本考案は自動車のシール部構造に関し、特
にリヤクォータウインドにおけるシール部構造に関す
る。
【0002】
【従来技術】図4にリヤクォータウインドにおける一般
的な自動車のシール部構造を示す。これは図1に矢印A
−Aで示す部分のシール部構造である。インナパネルフ
ランジ1とアウタパネルフランジ2の接合部3にはウェ
ザーストリップ4が嵌め込まれており、このウェザース
トリップ4にウインドガラス5が取り付けられている。
ウェザーストリップ4は車内側においてトリム6で覆わ
れている。ウェザーストリップ4の内部には内側に向か
って延びる3個の突起4a,4b,4cが形成されてお
り、この突起4a,4b,4cが接合部3に弾性的に係
合し、ウェザーストリップ4を接合部3に対して支持す
るとともに、外部からウェザーストリップ4を介して水
が進入しないようにシール機能を果たしている。
【0003】
【考案の目的】しかし、自動車ボディパネルの合わせ部
やスポット打痕部等においてはウェザーストリップ4の
突起4b,4cのシール機能が劣下していることがあ
る。このため、強い降雨時や洗車時等には、それらの部
分において突起4b,4cを経てウェザーストリップ4
の内部7に水が進入し、ウェザーストリップ4の内部7
に水がたまることがある。ウェザーストリップ4の内部
7にたまった水は突起4aにより保持されるが、長期間
の間にはその水が車室内に進入してくるおそれがある。
【0004】本考案はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであり、ウェザーストリップ内部にたまった水が
車室内に進入しないような自動車のシール部構造を提供
することを目的とする。
【0005】
【考案の構成】上記の目的を達成するため、本考案は、
インナパネルフランジとアウタパネルフランジとを接合
してフランジ接合部を形成し、このフランジ接合部にそ
の内部に空間を有するウェザーストリップを嵌め込み、
このウェザーストリップにウインドガラスを取り付けた
自動車のシール部構造において、上記フランジ接合部を
構成するインナパネルフランジとアウタパネルフランジ
の何れか一方のフランジに切り欠きを形成し、他方のフ
ランジに上記切り欠きに対向する膨出部を形成し、これ
らの切り欠きと膨出部とにより上記ウェザーストリップ
の内部空間と連通する水抜き通路を形成し、この水抜き
通路が車外に通じていることを特徴としている。
【0006】
【考案の作用】このように構成された本考案によれば、
フランジ接合部を構成するインナパネルフランジとアウ
タパネルフランジの何れか一方のフランジに形成された
切り欠きと、他方のフランジに切り欠きに対向するよう
に形成された膨出部とにより、ウェザーストリップの内
部空間と連通する水抜き通路が形成され、さらに、この
水抜き通路が車外に通じている。このため、ウェザース
トリップの内部空間に溜まった水は、フランジ接合部に
形成された水抜き通路を通って車外に落下し、車室内に
侵入することがない。
【0007】
【実施例】図2に本考案に係る自動車のシール部構造の
一実施例を示す。インナパネルフランジ1とアウタパネ
ルフランジ2の接合部3において、インナパネルフラン
ジ1には矩形状の切り欠き8が形成されている。さら
に、アウタパネルフランジ2にはウインドガラス5の方
向に突出している膨出部9が切り欠き8に対向して形成
され、切り欠き8と膨出部9とで水抜き通路10を形成
している。この水抜き通路10は車外に通じている。
【0008】接合部3にはウェザーストリップ4が嵌め
込まれており、このウェザーストリップ4にウインドガ
ラス5が取り付けられている。ウェザーストリップ4の
内部には内側に向かって延びる3個の突起4a,4b,
4cが形成されており、この突起4a,4b,4cが接
合部3に弾性的に係合し、ウェザーストリップ4を接合
部3に対して支持するとともに、外部からウェザースト
リップ4を介して水が進入しないようにシール機能を果
たしている。膨出部9の部分においてはウェザーストリ
ップ4は部分的に切断しておくか、あるいは、ウェザー
ストリップ4を膨出部9の形状に合わせて形成する。
【0009】ウェザーストリップ4を切り欠き8及び膨
出部9が形成されている接合部3の部分に嵌め込んだと
きの断面を図3に示す。同図に示すように、切り欠き8
はその深さが突起4aの先端とほぼ同じ高さになるよう
に形成する。このように切り欠き8の深さを選定するこ
とによって、ウェザーストリップ4の突起4aの付近に
たまる水と切り欠き8とをほぼ同一高さに位置させるこ
とができ、水を切り欠き8を通して水抜き通路10に導
くことができる。
【0010】図1に示すように、このような水抜き通路
10を有するシール部構造を位置B、Cの2個所に形成
する。次いで、外部から進入してきた水の動きを図2及
び図3を参照して説明する。ウェザーストリップ4の突
起4b、4cを経てウェザーストリップ4の内部に至っ
た水は突起4aによりウェザーストリップ4の内部に保
持される。例えば、水が図2のX、Yの位置にたまって
いるとする。位置Xの水は自動車走行時の慣性力や風圧
を受けて矢印11の方向に移動する。切り欠き8の深さ
は突起4aの高さに合わせて形成されているので、矢印
11の方向に移動して行った水は切り欠き8の側辺8a
に到達し、なおも矢印11の方向に移動して水抜き通路
10から車外に落下する。
【0011】このように、位置Xの水は位置Bのシール
部構造の水抜き通路から、位置Yの水は位置Cのシール
部構造の水抜き通路から各々車外に落下する。なお、図
3に示すように、膨出部9が形成されている箇所におい
てウェザーストリップ4の突起4c、4bを経てアウタ
パネルフランジ2を越えて進入してきた水は、突起4a
に至ることなく、そのまま水抜き通路10から車外へ落
下する。
【0012】
【考案の効果】本考案に係る自動車のシール部構造によ
り、アウタパネルフランジを越えてウェザーストリップ
の内部に進入してきた水が車室内に進入することを防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車内における本考案に係る自動車のシール
部構造の位置を示す概略図である。
【図2】本考案に係る自動車のシール部構造の一実施例
の斜視図である。
【図3】本考案に係る自動車のシール部構造の断面図で
ある。
【図4】従来のシール部構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 インナパネルフランジ 2 アウタパネルフランジ 3 接合部 4 ウェザーストリップ 5 ウインドガラス 6 トリム 8 切り欠き 9 膨出部 10 水抜き通路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インナパネルフランジとアウタパネルフ
    ランジとを接合してフランジ接合部を形成し、このフラ
    ンジ接合部にその内部に空間を有するウェザーストリッ
    プを嵌め込み、このウェザーストリップにウインドガラ
    スを取り付けた自動車のシール部構造において、上記フ
    ランジ接合部を構成するインナパネルフランジとアウタ
    パネルフランジの何れか一方のフランジに切り欠きを形
    成し、他方のフランジに上記切り欠きに対向する膨出部
    を形成し、これらの切り欠きと膨出部とにより上記ウェ
    ザーストリップの内部空間と連通する水抜き通路を形成
    し、この水抜き通路が車外に通じていることを特徴とす
    る自動車のシール部構造。
JP1992001930U 1992-01-23 1992-01-23 自動車のシール部構造 Expired - Lifetime JP2602892Y2 (ja)

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JPH0558435U JPH0558435U (ja) 1993-08-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5725853Y2 (ja) * 1978-05-16 1982-06-04
JPS6082430A (ja) * 1983-10-14 1985-05-10 Nissan Motor Co Ltd ドアのパ−テイシヨンガラス下縁取付部のシ−ル構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0558435U (ja) 1993-08-03

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