JPH05330076A - インクタンク、インクジェットカートリッジ、及びインクジェット記録装置 - Google Patents

インクタンク、インクジェットカートリッジ、及びインクジェット記録装置

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JPH05330076A
JPH05330076A JP4138245A JP13824592A JPH05330076A JP H05330076 A JPH05330076 A JP H05330076A JP 4138245 A JP4138245 A JP 4138245A JP 13824592 A JP13824592 A JP 13824592A JP H05330076 A JPH05330076 A JP H05330076A
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tank
head
cartridge
joint
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和之 小田
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義彦 藤村
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクジェット記録ヘッドのインク吐出用ノ
ズル内部のインク圧力の変動を少なくするとともに、イ
ンクの利用効率を高めること。 【構成】 インクタンクTは、インクジェット記録装置
で使用される状態において、下端部に設けられたインク
ジョイント21aがヘッドチップ18のインク吐出用ノ
ズルと連通する。インクタンクT内部に収容された多孔
質のインク保持体25に保持されたインクは、上方から
大気圧を受けてヘッドチップ18に供給可能となる。イ
ンクタンクTは、内側容積が下部から上部に行くに従っ
て大きくなっているので、初期のインク残量が比較的多
いときには、インク消費にともなうヘッドチップ18内
部のインク圧力(負圧)の変化を、少なくすることがで
きる。また、インク残量が少ないときには、インクはイ
ンクタンクT下部の断面積が小さい領域に集まっている
ので、最終インク残量を少なくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェット記録装置
で使用される、互いに着脱自在なヘッドカートリッジ及
びインクタンクから構成されたインクジェットカートリ
ッジ、及びそのようなインクジェットカートリッジを備
えたインクジェット記録装置に関し、特に、前記ヘッド
カートリッジのインク吐出用ノズル内部のインクの圧力
の変動を少なくしたインクジェットカートリッジ及びイ
ンクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録装置で使用さ
れるインクジェットカートリッジにおいて、インクジェ
ット記録ヘッド及びタンクホルダを有するヘッドカート
リッジと、前記タンクホルダに着脱自在なインクタンク
とから構成されたものが知られている。このような、イ
ンクジェットカートリッジでは、インク消費時にインク
タンクのみ交換すればよく、ヘッドカートリッジ及びイ
ンクタンクを離脱不能に一体化したインクジェットカー
トリッジに比べて低コスト化を図るうえで有利であっ
た。
【0003】このようなインクタンクを用いたインクジ
ェットプリンタにおいては、プリンタ構成上、インクタ
ンクのインク液面が記録ヘッドのインク吐出用ノズル面
より高くなることがあり、このような場合には記録ヘッ
ドのインク吐出用ノズル内部のインクには前記インク液
面の高低差による水頭差圧が加わり、ノズルよりインク
が流出する。これを防止するために、インクタンク内に
負圧を与える、負圧発生手段を必要とした。インクタン
ク内にインクを収容しておく方法としては、特開昭63
−87242号公報や、特開平2−34349号公報に
記載されているように、インクタンク内にスポンジなど
の柔軟な多孔質のインク保持体を配置し、その毛管力
(毛管現象による液体保持力)を利用してインクを保持
させる方法が一般的であり、広く用いられている。
【0004】この多孔性のインク保持体が収納されたイ
ンクタンクを用いた場合、インクが充満していると、毛
管力が発生せず、インク吐出用ノズル内の圧力が大気圧
となり、ノズルからのインク漏れの原因となる。このた
め、前記インク保持体にインクを完全に充填することが
できず、インクタンクの容積の70%程度まで、インク
を充填して使用していた。この場合、インク保持体のイ
ンクが充填されていない部分の毛管力によってインクが
保持されるため、前記インク吐出用ノズル内のインクの
圧力が所定の負圧(例えば−30mm水柱圧)に保持さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記インク保持体を用
いた場合、インクの消費に伴いインクが充填されていな
いインク保持体部分の容積が増加してくると、前記毛管
力が増加し、インク保持体に充填されたインクの一部は
消費されずにインク保持体に残留してしまう。このた
め、充填されたインクの80%程度しか使用されないと
いう問題がある。このため、インクタンクの容積の利用
効率は、50〜60%程度しかなく、カートリッジの小
型化が困難なだけではなく、インクの利用効率が悪いた
め、ランニングコストの低価格化を阻害していた。
【0006】またインクの残量が減少していくにつれ
て、インクタンクの高低差に相当する水頭圧力が低下す
るとともに前記毛管力が増加するので、インク吐出用ノ
ズル内の負圧の増加としてあらわれ、この負圧上昇が、
記録ヘッドからのインク噴出特性を、不安定にする原因
となっていた。そこで、特開昭62−231759号公
報に記載されているように、インクタンクと記録ヘッド
間に圧力調整弁を設ける方法も提案されているが、この
方法は、弁の破損やゴミ等によるつまりなどにより、圧
力調整弁の故障が生じやすく、故障した場合に、インク
タンクからのインク漏れを生じるため、実際の使用に適
さなかった。
【0007】また、インクタンク内に多孔性部材を用
い、インクを充填する方式での、インク負圧上昇を抑え
るアイデアとして、「An optimization study of a dro
p ondemand ink jet print head cartoridge」(Michae
l F. Baumer 他、IS&T発行、1991年10月6
日、IS&T's Seventh International Congress onAdvanc
es in Non-Impact Printing Technologies、Volume
2、6〜106頁、)が発表されている。上記文献中で
は、多孔性部材として、メラミンフォームを使用してお
り、メラミンフォーム圧縮率が、インクタンク高さと共
に大きくなる形状のインクタンクを提案している。つま
り、インクタンクを、上部は小さな断面積にし、下にい
くに従って徐々に断面積が大きくなるような形状とし、
そこにメラミンフォームをつめることによって、メラミ
ンフォーム圧縮率を、上部では大きくするものである。
【0008】この方式では、インクタンクの高低差に相
当する水頭圧力分の変化を、メラミンフォーム圧縮率を
変化させることによって、相殺することができる。しか
し、フォーム圧縮率を上げることは、インクの最終残量
を多くしてしまうので、インクの使用効率としては、ど
うしても小さくなってしまう。
【0009】前記水頭圧力の変化を小さくするには、イ
ンクタンクの高さを低くすることが考えられる。しかし
ながら、インクタンクの高さを単に低くした場合、内部
容積が一定ならば、インクタンク下部の水平断面積が大
きくなる。そうすると、ヘッドカートリッジの前記イン
クタンクを支持する部分の平面形状が大きくなる。また
普通、前記ヘッドカートリッジのインクタンクを支持す
る部分がインクジェット記装置のヘッドキャリッジの底
部によって支持される。この場合、前記ヘッドカートリ
ッジを支持するヘッドキャリッジの底面の平面形状も大
きくなる。しかも、インクタンクの高さが低くなるとい
うことは、インクタンクがヘッドキャリッジ底面に接近
して配置されることになる。このように、ヘッドキャリ
ッジの底面の平面形状が大きくなると、ヘッドキャリッ
ジの下部周囲の、水平面内での大きなスペースが消費さ
れる。
【0010】ところが、インクジェット記録装置におい
て、ヘッドキャリッジの下部の周囲には種々の構成要素
(例えば、ヘッドキャリッジを駆動するためのベルト、
光センサによってヘッドキャリッジの位置を検出するた
めの一定ピッチのスリット列等のヘッドキャリッジの移
動を制御するための部材、または、記録シートを搬送す
る搬送部材等)を配置する必要がある。この場合、前述
のように、インクタンクの高さを単に低くしただけだ
と、インクタンクを支持するヘッドキャリッジ下部の平
面形状が大きくなって、前述の種々の構成要素等の配置
スペースに困ってしまうことになる。
【0011】本発明は、前述の事情に鑑み、下記(B
1)の記載事項を課題とする。 (B1)ヘッドキャリッジの平面形状を大きくすること
なく、インクジェット記録ヘッドのインク吐出用ノズル
内部のインク圧力の変動を少なくするとともに、インク
の利用効率を高めること。
【0012】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るために案出した本発明の構成を説明するが、本発明の
構成要素には、後述の実施例の構成要素との対応を容易
にするため、実施例の構成要素の符号をカッコで囲んだ
ものを付記している。なお、本発明を後述の実施例の符
号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易に
するためであり、本発明の範囲を実施例に限定するため
ではない。
【0013】前記課題を解決するために、本出願の第1
発明のインクタンク(T)は、インク吐出用ノズルから
吐出されるインクによって記録シート上にインクジェッ
ト記録を行うインクジェット記録装置で使用されるイン
クタンク(T)において、下記の構成要件(A1)を備
えたことを特徴とする。 (A1)インクジェット記録装置で使用される状態にお
いて、インク吐出用ノズルと連通するインクジョイント
(21a)が下端部に設けられるとともに大気と連通す
る大気連通孔(23a)が上端部に形成され、内側容積
が下部から上部に行くに従って大きくなる形状を有し、
且つ、内部に多孔質のインク保持体(25)が収容され
たこと。
【0014】また、本出願の第2発明のインクジェット
カートリッジ(K)は、下記の構成要件(A2),(A
3)を有するインクジェットカートリッジ(K)におい
て、下記の構成要件(A4)を備えたことを特徴とす
る。 (A2)インクタンク(T)を着脱自在に保持するタン
クホルダ(11)と、ヘッド側インクジョイント(1
4)と、複数のインク吐出用ノズルを有するヘッドチッ
プ(18)と、前記ヘッド側インクジョイントからイン
ク吐出用ノズルに供給するインクを一時的に保持するマ
ニホルド(19a)とを有し、主走査方向(Y1−Y2)
に往復駆動されるヘッドキャリッジ(C)に着脱自在に
装着されるヘッドカートリッジ(H)、(A3)前記タ
ンクホルダ(11)に着脱自在に装着されるとともに装
着された状態で前記ヘッド側インクジョイント(14)
に接続されるタンク側インクジョイント(21a)が下
端部に設けられ、且つ、内部に多孔質のインク保持体
(25)が収容されたインクタンク(T)、(A4)前
記インクタンク(T)は、前記ヘッドキャリッジ(C)
に装着されたヘッドカートリッジ(H)のタンクホルダ
(11)に装着された状態において、前記タンク側イン
クジョイント(21a)が下端部に設けられるとともに
大気と連通する大気連通孔(23a)が上端部に形成さ
れ、且つ、内側容積が下部から上部に行くに従って大き
くなる形状を有すること。
【0015】また、本出願の第3発明のインクジェット
カートリッジ(K)は、前記第2発明のインクジェット
カートリッジ(K)において、下記の構成要件(A5)
を備えたことを特徴とする。 (A5)前記インク吐出用ノズルのインク吐出方向は、
前記ヘッドカートリッジ(H)がヘッドキャリッジ
(C)に装着された状態において、下向きに設定された
こと。
【0016】また、本出願の第4発明のインクジェット
記録装置は、下記の構成要件(A6),(A3)を有する
インクジェットカートリッジ(K)と下記の構成要件
(A7)とを備えたインクジェット記録装置において、
下記の構成要件(A5)を備えたことを特徴とする。 (A6)インクタンク(T)を着脱自在に保持するタン
クホルダ(11)と、ヘッド側インクジョイント(1
4)と、複数のインク吐出用ノズルを有するヘッドチッ
プ(18)と、前記ヘッド側インクジョイントから前記
インク吐出用ノズルに供給するインクを一時的に保持す
るマニホルド(19a)とを有するヘッドカートリッジ
(H)、(A3)前記タンクホルダ(11)に着脱自在
に装着されるとともに装着された状態で前記ヘッド側イ
ンクジョイント(14)に接続されるタンク側インクジ
ョイント(21a)が下端部に設けられ、且つ、内部に
多孔質のインク保持体(25)が収容されたインクタン
ク(T)、(A7)前記ヘッドカートリッジ(H)が着
脱自在に装着されるとともに主走査方向(Y1−Y2)に
往復駆動されるヘッドキャリッジ(C)、(A5)前記
インクタンク(T)は、前記ヘッドキャリッジ(C)に
装着されたヘッドカートリッジ(H)のタンクホルダ
(11)に装着された状態において、前記タンク側イン
クジョイント(21a)が下端部に設けられるとともに
大気と連通する大気連通孔(23a)が上端部に形成さ
れ、且つ、内側容積が下部から上部に行くに従って大き
くなる形状を有すること。
【0017】
【作用】次に、前述の特徴を備えた本発明の作用を説明
する。前述の特徴を備えた本出願の第1発明のインクタ
ンク(T)は、インク吐出用ノズルから吐出されるイン
クによって記録シート上にインクジェット記録を行うイ
ンクジェット記録装置に装着して使用される。前記イン
クタンク(T)は、インクジェット記録装置で使用され
る状態において、下端部に設けられたインクジョイント
(21a)がインク吐出用ノズルと連通する。そして、
インクタンク(T)内部は、上端部に形成された大気連
通孔(23a)により大気と連通している。このインク
タンク(T)内部に収容された多孔質のインク保持体
(25)に保持されたインクは、上方から大気圧を受け
てインク吐出用ノズルに供給可能となる。
【0018】インクタンク(T)は、内側容積が下部か
ら上部に行くに従って大きくなる形状を有しているの
で、このインクタンク(T)の内部容積及び下部の平面
形状を従来と同じにした場合、高さが低くなる。そして
この場合、インクタンク(T)の下部の平面形状は従来
と同じであるので、インクジェット記録装置のヘッドキ
ャリッジ(C)は、下部の平面形状を大きくせずに前記
インクタンク(T)を確実に支持することが可能とな
る。この場合、ヘッドキャリッジ(C)の下部周囲に
は、従来と同様の空間を確保することができるので、ヘ
ッドキャリッジ下部の周囲に配置する必要のある種々の
構成要素(例えば、ヘッドキャリッジを駆動するための
ベルト、光センサによってヘッドキャリッジの位置を検
出するための一定ピッチのスリット列等のヘッドキャリ
ッジの移動を制御するための部材、または、記録シート
を搬送する搬送部材等)の配置スペースを確保すること
ができる。
【0019】また、インクタンク(T)は、内側容積が
下部から上部に行くに従って大きくなる形状を有してい
るので、初期のインク残量が比較的多いときには、イン
ク消費にともなうインク吐出用ノズル内部のインク圧力
(負圧)の変化を、少なくすることができる。また、同
じ容量のインクタンク(T)では、従来に比べてインク
タンク(T)の高さが小さいため、インク残量の多いと
きと、少ないときとで、インク吐出用ノズル内部のイン
クに作用する負圧の変化分の絶対値を小さくすることが
できる。加えて、インク残量が少ないときには、インク
はインクタンク(T)下部の断面積が小さい領域に集ま
ってきている。このために、インクタンク(T)下端部
に設けられたインクジョイント(21a)への流路の集
中が起こっているため、最終インク残量を少なくするこ
とができる。
【0020】ところで、初期充填したときのインク吐出
用ノズル内部のインク圧は、インク液面の高さにより定
まる水頭圧(正の圧力)とインクタンク(T)内部の多
孔質のインク保持体(25)の毛管力(負圧)とによっ
て定まる。そして、前記毛管力(負圧)は、インクの充
填量が少ない程その絶対値が大きくなり、前記水頭圧
(正の圧力)は、液面の高さが小さい程小さくなる。し
たがって、インク吐出用ノズル内部のインクの圧力を負
の所定値に保持する場合、同じ容積のインクタンク
(T)ではこの第1発明のインクタンク(T)のように
高さが小さいもの程、インクの充填量を多くすることが
できる。すなわち容積が同じ場合、この第1発明のよう
に高さを低く出来るインクタンク(T)は、従来の高さ
の高いものよりも、初期充填量を増大させることができ
る。
【0021】前述の特徴を備えた本出願の第2発明のイ
ンクジェットカートリッジ(K)は、ヘッドカートリッ
ジ(H)とインクタンク(T)とを備えている。そし
て、ヘッドカートリッジ(H)は、インクタンク(T)
を着脱自在に保持するタンクホルダ(11)と、ヘッド
側インクジョイント(14)を有している。前記タンク
ホルダ(11)にインクタンク(T)を装着すると、ヘ
ッド側インクジョイント(14)はタンク側インクジョ
イント(21a)と接続される。この状態では、インク
タンク(T)内部は、ヘッドカートリッジ(H)のヘッ
ド側インクジョイント(14)、マニホルド(19
a)、を介してヘッドチップ(18)のインク吐出用ノ
ズル内部に連通する。そして、インクタンク(T)内部
の多孔質のインク保持体(25)に保持されたインク
は、インク吐出用ノズルに供給可能となる。
【0022】そして、前記インクタンク(T)及びヘッ
ドカートリッジ(H)から構成されるインクジェットカ
ートリッジ(K)は、主走査方向(Y1−Y2)に往復駆
動されるヘッドキャリッジ(C)に着脱自在に装着して
使用される。インクジェットカートリッジ(K)がヘッ
ドキャリッジ(C)に装着された状態では、この第2発
明のインクジェットカートリッジ(K)の前記インクタ
ンク(T)は、前記第1発明のインクタンク(T)と同
様に、下端部に前記タンク側インクジョイント(21
a)が設けられるとともに上端部に大気と連通する大気
連通孔(23a)が形成され、且つ、内側容積が下部か
ら上部に行くに従って大きくなる形状を有している。し
たがって、この第2発明のインクジェットカートリッジ
(K)は、前記第1発明と同様にして、インク吐出用ノ
ズル内部の負圧が定まるので、前記第1発明と同じ作用
を奏する。
【0023】前述の特徴を備えた本出願の第3発明のイ
ンクジェットカートリッジ(K)は、前記第2発明のイ
ンクジェットカートリッジ(K)において、前記インク
吐出用ノズルのインク吐出方向は、前記ヘッドカートリ
ッジ(H)がヘッドキャリッジ(C)に装着された状態
で、下向きに設定されている。このような場合、インク
吐出用ノズルにはその上方からインクを供給して下方か
ら吐出させることができるので、インク吐出用ノズル内
にインクが残留しないようすることができる。
【0024】前述の特徴を備えた本出願の第4発明のイ
ンクジェット記録装置は、ヘッドキャリッジ(C)に装
着されるインクジェットカートリッジ(K)が前記第2
発明のインクジェットカートリッジ(K)と同様の構成
を備えている。したがって、この第4発明のインクジェ
ット記録装置は、前記第2発明と同様の作用を奏する。
【0025】
【実施例】次に図面を参照しながら、本発明のインクジ
ェット記録装置の実施例を説明するが、本発明は以下の
実施例に限定されるものではない。図1は本発明の実施
例1のインクジェット記録装置のヘッドキャリッジC、
ヘッドカートリッジH、及びインクタンクTの分解側断
面図である。なお、ヘッドカートリッジH及びこのヘッ
ドカートリッジHに装着されたインクタンクTを合わせ
てインクジェットカートリッジKということにする。図
2はインクジェットカートリッジ(すなわち、ヘッドカ
ートリッジHにインクタンクTが装着されたもの)Kと
ヘッドキャリッジCとが分離された状態の側断面図、図
3はインクジェットカートリッジ(すなわち、ヘッドカ
ートリッジHにインクタンクTが装着されたもの)Kが
ヘッドキャリッジCに装着された状態の側断面図、図4
はその上面図である。
【0026】なお、本発明の各実施例の説明中におい
て、「前方」は、図中の矢印X1(図3,4参照)方向、
「後方」は図中の矢印X2(図3,4参照)方向を意味
し、「左方」は図中の矢印Y1方向(図4参照)すなわ
ち前記「前方」を向いたときの左手側の方向(図1,
2,3において紙面の手前側方向)を意味し、「右方」
は図中の矢印Y2方向(図4参照)すなわち、(図1,
2,3において紙面の裏側方向)を意味するものとす
る。図1〜4において、ヘッドキャリッジCは、ヘッド
カートリッジHが載置されるキャリッジ底壁1を有して
いる。このキャリッジ底壁1にはヘッド貫通孔1aが形
成されている。キャリッジ底壁1にはヘッド貫通孔1a
が形成されている。前記キャリッジ底壁1の下面外側部
には、ロッド貫通孔2,2が設けられており、このロッ
ド貫通孔2,2を左右方向(Y1−Y2方向)に延びるガ
イドロッド(図示せず)が貫通するようになっている。
ヘッドキャリッジCは前記ロッド貫通孔2,2を貫通す
るガイドロッドによって左右方向(Y1−Y2方向、すな
わち、本実施例の主走査方向)に往復移動可能に支持さ
れている。
【0027】そしてヘッドキャリッジCは、従来のイン
クジェット記録装置と同様に、駆動ベルト(図示せず)
に連結され、通常はホームポジションに停止している。
そして、ホームポジションにおいては、ヘッドキャリッ
ジCに装着されたヘッドカートリッジHのインク吐出用
ノズルは、キャッピング装置(図示せず)によりノズル
密封用のキャップ(図示せず)によって密封されてい
る。なお、ヘッドキャリッジCを駆動する前記図示しな
い駆動ベルト、及びキャッピング装置等には、従来公知
の種々のものを採用することができる。
【0028】前記キャリッジ底壁1の周囲には上方に延
びる枠状の側壁3が設けられている。側壁3の後面以外
の側面(すなわち、前面及び左右側面)は鉛直に延びて
おり、側壁3の後面下部は、後方に行く程上方に傾斜し
ている。この側壁3の後面下部の内面には、キャリッジ
側接続パネル収容凹部3aが設けられている。このキャ
リッジ側接続パネル収容凹部3aには後述のヘッド側接
続パネルとの電気的接続を可能にするキャリッジ側接続
パネル(図示せず)が収容されている。側壁3の前面上
部にはロックピン挿入孔3bが設けられている。また、
前記側壁3の後面上部の内面には係止凹部3cが形成さ
れている。前記側壁3のロックピン挿入孔3bには、側
壁3内方への突出が可能なロックピン5が挿入されてい
る。ロックピン5の外端部にはフランジ5aが設けられ
ており、このフランジ5aと前記側壁3外面との間には
圧縮コイルバネ6が配設されている。この圧縮コイルバ
ネ6により、ロックピン5は常時外方位置に付勢されて
いる。
【0029】前記側壁3の前面には前記ロックピン5の
側壁3内方への突出量を調節するピン挿入量調節レバー
7が設けられている。このピン挿入量調節レバー7は偏
心カム部7aを有しており、偏心カム部7aには左右(Y
1−Y2方向)に延びる軸7b(図3参照)が設けられて
いる。前記軸7bは、側壁3外面に設けられたレバー支
持部材8によって回転自在に支持されている。前記レバ
ー支持部材8は、左右一対の軸支持部材8a,8aから構
成されている。前記ロックピン5は、その外端面(フラ
ンジ5aの外面)が前記ピン挿入量調節レバー7の偏心
カム部7aに当接することにより、外方位置が定められ
ている。
【0030】図1,2において、ヘッドカートリッジH
は、タンクホルダ11を有している。タンクホルダ11
は、底壁12とこの底壁12から上方に延びる枠状の側
壁13とから構成されている。側壁13の外形は、前記
ヘッドキャリッジCの側壁3の内側形状と嵌合する形状
を有している。また側壁13の前面には係止穴13aが
形成されており、側壁13の後面上部には外面に被係止
突起13bが設けられている。この被係止突起13bは前
記側壁3の後面上部の内面に形成された係止凹部3cに
よって係止される部分である。この被係止突起13b
は、半球状に形成されており、ヘッドカートリッジHを
ヘッドキャリッジCの底壁1に押し込むだけで前記係止
凹部3cに係止され、ヘッドカートリッジHがヘッドキ
ャリッジCに対して所定位置に装着されるようになって
いる。また、側壁13の上部内面には、前後にそれぞれ
係止凹部13c、13cが形成されている。タンクホル
ダ11の底壁12上面には、円筒状のヘッド側インクジ
ョイント14が上方に突出している。このヘッド側イン
クジョイント14は、その上端部に多孔質体の円板状の
フィルタ14aを有している。
【0031】タンクホルダ11の底壁12下面には、イ
ンクジェット記録ヘッド16が設けられている。インク
ジェット記録ヘッド16は、従来公知のインクジェット
記録ヘッドと同様に、ヒートシンク17、このヒートシ
ンク17に支持されるとともに複数のインク吐出用ノズ
ル(図示せず)を有するヘッドチップ18、並びに、前
記ヘッド側インクジョイント14からヘッドチップ18
内部にインクを供給するインク供給路19等を備えてい
る。このインク供給路19は、前記インク吐出用ノズル
に供給するインクを一時的に保持するマニホルド19a
と、前記ヘッド側インクジョイント14内部に形成され
たインク連通路19b等から構成されている。前記ヘッ
ドチップ18の複数のインク吐出用ノズル(図示せず)
は、高密度に形成されており、この実施例では、128
個のノズルが300spiの密度で形成されている。各
インク吐出用ノズルには、通電によって気泡を発生さ
せ、インク滴を噴射するための発熱体(図示せず)が設
けられている。そして、インク滴の噴射は下向きに行わ
れる。
【0032】また、インクジェット記録ヘッド16は、
前記ヘッドチップ18のインク吐出用ノズルに設けられ
た前記発熱体に電気信号を供給するプリント配線基板
(図示せず)を有している。このプリント配線基板は前
記タンクホルダ11の側壁13の下部外側面に設けられ
たヘッド側接続パネル収容凹部13d内のヘッド側接続
パネル(図示せず)と接続されている。このヘッド側接
続パネルはヘッドカートリッジHがヘッドキャリッジC
に装着されたときに、前記キャリッジ側接続パネル収容
凹部3a内のキャリッジ側接続パネル(図示せず)と接
触して電気的に接続されるようになっている。インクジ
ェット記録ヘッド16自体の構造は本発明の要旨ではな
く、従来公知の種々の構造のものを使用することができ
るので、詳細な説明は省略する。前記符号11〜19で
示された構成要素から前記ヘッドカートリッジHが構成
されている。
【0033】前記ヘッドカートリッジHのタンクホルダ
11に装着されるインクタンクTは、底壁21、この底
壁21から上方に延びる枠状の側壁22、及び前記側壁
22の上端を塞ぐ頂壁23を有している。そして、側壁
22の外形は前記タンクホルダ11の側壁13の内側と
嵌合する形状を有しており、その内容積は下部から上部
に行くに従って連続的に増加している。そして、インク
タンクTの内容積は上端部分においては高さに係わらず
一定となっている。インクタンクTの構成材料として
は、剛性及び適度の弾性を持ち、長期のインク保持を可
能にするため、耐インク性の良い材料(樹脂等)を従来
公知の種々の材料の中から選択することができる。イン
クタンクTの底壁21には、前記タンクホルダ11のヘ
ッド側インクジョイント14と接続されるタンク側イン
クジョイントとしての接続孔21aが形成されている。
この接続孔21aは、インクタンクTをタンクホルダ1
1に装着したときに前記円筒状のヘッド側インクジョイ
ント14外側面に嵌合する形状を有している。
【0034】前記インクタンクTの側壁22の前面及び
後面にはそれぞれ外側に被係止突起22a,22aが設け
られている。その被係止突起22a,22aは、前記側壁
13の上部内面の前後にそれぞれ形成された前記係止凹
部13c、13cに係止される部材である。この被係止
突起22aは、半球状に形成されており、インクタンク
TをヘッドカートリッジHのタンクホルダ11の底面1
2に押し込むだけで、前記側壁13の上部内面の係止凹
部13c、13cに係止されるようになっている。そし
て、インクタンクTをヘッドカートリッジHのタンクホ
ルダ11に対して所定位置(被係止用突起22aが係止
凹部13cに係止される位置)に装着することが可能と
なっている。前記インクタンクTの頂壁23には大気と
の連通孔23aが設けられており、頂壁23上面には把
手24が設けられている。また、インクタンクT内部に
はスポンジ状のインク保持体(柔軟な多孔質体のインク
保持体)25が収容されている。インク保持体25とし
ては、例えば、密度が800g/m3のポリエステルフ
ェルトが用いられる。前記ヘッドカートリッジH及びこ
のヘッドカートリッジHに装着されたインクタンクTか
らインクジェットカートリッジKが構成されている。
【0035】〔実施例の作用〕前記実施例では、インク
タンクTの内容積は上端部分を除いて、下部から上部に
行くに従って増加している。したがって、インクタンク
Tの下端部の大きさ(水平断面積)と全内容積(インク
収容容積)が同じである場合に、インクタンクTの形状
を下部から上部に行くに従って増加するように形成する
と、同じに形成した従来の場合に比べて高さを小さくす
ることができる。
【0036】前述のように、ヘッドキャリッジCの下端
部の形状を従来と同様の大きさにすることができる場
合、ヘッドキャリッジCの下部周囲には、従来と同様の
空間を確保することができる。したがって、ヘッドキャ
リッジ下部の周囲に配置する必要のある種々の構成要素
(例えば、ヘッドキャリッジを駆動するためのベルト、
光センサによってヘッドキャリッジの位置を検出するた
めの一定ピッチのスリット列等のヘッドキャリッジの移
動を制御するための部材、または、記録シートを搬送す
る搬送部材等)の配置スペースを確保することができ
る。
【0037】ところで、初期充填したときのインク吐出
用ノズル内部のインク圧(負圧)は、インク液面の高さ
により定まる水頭圧(正の圧力)とインクタンク内部の
多孔質のインク保持体の毛管力(負圧)とによって定ま
る。そして、前記毛管力(負圧)は、インクの充填量が
少ない程その絶対値が大きくなり、前記水頭圧(正の圧
力)は、液面の高さが小さい程小さくなる。したがっ
て、インク吐出用ノズル内部のインクの圧力を負の所定
値に保持する場合、同じ容積のインクタンクでは高さが
小さいもの程、インクの充填量を多くすることができ
る。すなわち容積が同じ場合、高さの低いインクタンク
は、従来の高さの高いものよりも、初期充填量を増大さ
せることができる。
【0038】前述のようにインクタンクTの内側容積が
下部から上部に行くに従って大きくなる場合、初期のイ
ンク残量が比較的多いときには、インク消費にともなう
インク水頭圧の変化が少ないので、インク吐出用ノズル
内部のインク圧(負圧)の変化を少なくすることができ
る。加えて、インク残量が少ないときには、インクはイ
ンクタンクT下部の断面積が小さい領域に集まってきて
いる。このために、インクタンクT下端部に設けられた
インクジョイント21a,14への流路の集中が起こっ
ているため、最終インク残量を少なくすることができ
る。
【0039】前述のインクタンクTとこれが装着された
ヘッドカートリッジHとから構成されるインクジェット
カートリッジKをヘッドキャリッジCに装着する場合、
ヘッドキャリッジCに設けられたピン挿入量調節レバー
7を図1,2に示す位置に回動させておく。この場合図
1,2に示すように、ロックピン5は圧縮コイルバネ6
により、外端位置(すなわち、ヘッドカートリッジHの
着脱作業を許容する着脱許容位置)に保持される。この
状態(図2に示す状態)で、インクジェットカートリッ
ジKをヘッドキャリッジCのタンクホルダ11の底壁1
2に向けて押しつけると、インクジェットカートリッジ
KはヘッドキャリッジCの底面に当接する(図3参
照)。
【0040】この状態において、ピン挿入量調節レバー
7を反時計方向に回動させて、図3に示す位置、すなわ
ちヘッドカートリッジHとヘッドキャリッジCとの離脱
を阻止する離脱阻止位置に移動させる。この図3に示す
状態では、ロックピン5は、タンクホルダ11の側壁1
3の係止穴13aに挿入されており、このロックピン5
により、ヘッドキャリッジC及びヘッドカートリッジH
が離脱不能になっている。また、前記被係止突起22a
によってインクタンクTはヘッドカートリッジHの所定
位置に装着されている。
【0041】この後、インク吐出用ノズルからのバキュ
ームによって、インクはヘッドチップ18内部に供給さ
れることとなる。この時のインク保持体25とフィルタ
14aとの接合部におけるインク圧力は、ヘッドチップ
18のインク吐出用ノズルからのインクの自然流出をお
こさない範囲で設定される。この実施例では−30mm
H2Oとなっている。このインク圧力の変動は、インク
吐出用ノズルからのインクの噴射特性に影響を与えるこ
ととなる。図5に実施例1を用いて計測したインク量に
対するインク圧力の変動を実線で示す。また図5には、
実施例と同容積で、従来の直方体をしたインクタンクを
用いて計測したインク量に対するインク圧力の変動を、
比較のために点線で示した。この時に、用いた従来の直
方体をしたインクタンクを有するインク供給機構の断面
図を、図6に示す。図中、実施例1に対応する構成要素
には同じ符号を付して説明を省略する。
【0042】実施例1(図1〜4参照)と図6の従来例
とを比較すると、まず初期のインク充填量が異なってい
ることがわかる。これは実施例1のインクタンクTが、
従来のインクタンクに比べて、高さが低いためである。
また、従来のインクタンクでは、インク量が減少するに
ともなってインク圧が直線的に増大しているが、実施例
1のインクタンクTでは、インク残量が半分位になるま
では、インク圧の変化は小さい。これはインクタンクT
の上部断面積が大きいために、インクの水頭圧変化が小
さくなっているからである。最終のインク残量について
は、実施例1と図6の従来例でほとんど差異は見られな
い。以上のことから、実施例1のインクタンクTを用い
れば、図6の従来のインクタンクに比べて、インク圧力
の変動を小さく抑えることができ、かつインク使用効率
を大きくすることができることが分かる。
【0043】前記図3に示す状態でインクジェット記録
が行われるが、このインクジェット記録(印字動作)
は、ピン挿入量調節レバー7の位置を検出するセンサを
設け、その位置が図3に示す位置に在ること(ヘッドキ
ャリッジCにヘッドカートリッジKが装着されているこ
と)が検出されたときだけ行われるようにすることが可
能である。
【0044】前記図3に示す状態で、インクジェット記
録装置を使用している間に、インクタンクTのインクが
空になって、インクタンクTのみを交換する必要が生じ
た場合は、次のようにする。すなわち、図3に示すよう
に、ロックピン5がタンクホルダ11の側壁13の係止
穴13a内に突出した状態、すなわち、ヘッドキャリッ
ジCからのヘッドカートリッジHの離脱が不可能な状態
において、前記インクタンクTの把手24を引っ張る
と、インクタンクTのみがヘッドキャリッジCに装着さ
れたヘッドカートリッジHから離脱する。このようにし
て、古いインクタンクTを取出した後、ヘッドキャリッ
ジCに装着されたヘッドカートリッジHに、新しいイン
クタンクTを装着する。
【0045】前記ヘッドカートリッジHのタンクホルダ
11に前記新しいインクタンクTを装着する際、前記被
係止突起22aの半球状の突出面がタンクホルダ11の
上端に当接する。このとき、被係止突起22aの半球状
突出面により、タンクホルダ11の側壁13は外側によ
り押されて弾性変形する。その状態でインクタンクTを
タンクホルダ11の底壁12に向けて押しつけるとイン
クタンクTはタンクホルダ11の側壁13にガイドされ
る。そして、インクタンクTの底壁21がタンクホルダ
11の底壁12上面に当接した装着状態となる。このと
き、インクタンクTの底壁21の前記接続孔21aは、
前記筒状のヘッド側インクジョイント14の外側面に嵌
合するとともに、インクタンクTの側壁22の被係止突
起22aが前記側壁13の係止凹部13cに係止される。
【0046】また、ヘッドカートリッジH及びこれに装
着されたインクタンクTから構成されるインクジェット
カートリッジKを交換するには、図3の状態において、
前記ピン挿入量調節レバー7を時計方向に回動させて、
ロックピン5を前記係止穴13aから離脱させる。その
状態では、インクジェットカートリッジKはヘッドキャ
リッジCから離脱可能となる。したがって、この状態
で、インクジェットカートリッジKの交換を行う。
【0047】〔実施例2〕次に、図7〜8により本発明
の実施例2のインクジェット記録装置について説明す
る。図7はインクジェットカートリッジKがヘッドキャ
リッジCに装着された状態の側断面図で、前記実施例1
の図3に対応する図、図8はその上面図で、前記実施例
1の図4に対応する図である。なお、この実施例2の説
明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要
素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略す
る。この実施例2では、インクタンクTの形状は、円錐
形をしている。これは上部断面積を大きく取ることによ
って、高さを低くし、インクの水頭圧変化を抑制するた
めである。またインクタンクTは下部に行くにしたがっ
て、断面積が小さくなっていることから、前記実施例1
と同様にインク保持体25底面においては、インク流路
が集中しインク使用効率を高めることができる。
【0048】〔変更例〕以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の小設計変更を行うことが可能である。
【0049】例えば、前記係止凹部3c、13c及びそれ
らに係止される被係止突起13b、22aは、側壁の前後
面に配置する代わりに、左右の側面に配置することが可
能である。また、前記係止凹部3cまたは13cの両サイ
ドにスリットを形成して、係止凹部3cまたは13c周辺
の側壁3、13の弾性変形量を部分的に大きくすること
も可能である。さらにまた、ピン挿入量調節レバーはカ
ムと一体的に構成する代わりに、カム軸上にカムとは離
れた位置に設けることも可能である。そしてさらに、ピ
ン挿入量調節レバー及びロックピンは、ヘッドキャリッ
ジ側壁の前面及び後面にそれぞれ設けることが可能であ
り、前後両面にそれぞれ設けた各ロックピンを連動させ
る手段を設けることも可能である。そしてさらにまた、
前記各ロックピンを連動させる手段は純機械的に構成す
ることも可能であり、また、電気的制御機構を用いて構
成することも可能である。
【0050】
【発明の効果】前述の本発明によれば、インクタンクが
従来のインクタンクに比べて、高低差が小さく、内部容
積が下部から上部に行くに従って大きくなっているため
に、初期充填量が多く、インク最終残量が少なくなる。
このため、インク使用効率を従来より増大させることが
できる。また、インク圧力についても従来のインクタン
クに比べて、インク残量にたいする変動が、フラットで
ある。したがって、インク使用効率の増大から、ランニ
ングコストを低減でき、またインク圧力をフラットに保
てることから、インクジェット記録ヘッドからのインク
噴出特性を、安定化することができる。さらに、本発明
では、インクタンクの内部容積を同じに且つ高さを低く
しながら、インクジェット記録装置のヘッドキャリッジ
の下端部の形状を従来と同様の大きさにすることができ
るので、ヘッドキャリッジの下部周囲には、従来と同様
の空間を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施例1のインクジェット記
録装置のヘッドキャリッジC、ヘッドカートリッジH、
及びインクタンクTの分解側断面図である。
【図2】 図2は同実施例1のヘッドキャリッジCと、
インクタンクTが装着されたヘッドカートリッジHの側
断面図である。
【図3】 図3は同実施例1のインクタンクTを装着さ
れたヘッドカートリッジHがヘッドキャリッジCに装着
された状態の側断面図である。
【図4】 図4は同実施例1の平面図で、図3の矢印I
Vから見た図である。
【図5】 図5は実施例1の作用説明図である。
【図6】 図6は前記実施例1と比較される従来例の説
明図で、図6Aは側断面図、図6Bは上面図である。
【図7】 図7は本発明の実施例2の側断面図で前記実
施例1の図3に対応する図である。
【図8】 図8は本発明の実施例2の上面図で、図7の
矢印VIIIから見た図である。
【符号の説明】
C…ヘッドキャリッジ、H…ヘッドカートリッジ、K…
インクジェットカートリッジ、T…インクタンク、(Y
1−Y2)…主走査方向、5…ロックピン、7…ピン挿入
量調節レバー、11…タンクホルダ、13a…係止孔、
14…ヘッド側インクジョイント、18…ヘッドチッ
プ、19a…マニホルド、19b…インク連通路、21a
…タンク側インクジョイント(接続孔)、22a…被係
止用突起、23a…大気連通孔、25…インク保持体、

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク吐出用ノズルから吐出されるイン
    クによって記録シート上にインクジェット記録を行うイ
    ンクジェット記録装置で使用されるインクタンクにおい
    て、下記の構成要件(A1)を備えたことを特徴とする
    インクタンク、(A1)インクジェット記録装置で使用
    される状態において、インク吐出用ノズルと連通するイ
    ンクジョイントが下端部に設けられるとともに大気と連
    通する大気連通孔が上端部に形成され、内側容積が下部
    から上部に行くに従って大きくなる形状を有し、且つ、
    内部に多孔質のインク保持体が収容されたこと。
  2. 【請求項2】 下記の構成要件(A2),(A3)を有す
    るインクジェットカートリッジにおいて、下記の構成要
    件(A4)を備えたことを特徴とするインクジェットカ
    ートリッジ、(A2)インクタンクを着脱自在に保持す
    るタンクホルダと、ヘッド側インクジョイントと、複数
    のインク吐出用ノズルを有するヘッドチップと、前記ヘ
    ッド側インクジョイントからインク吐出用ノズルに供給
    するインクを一時的に保持するマニホルドとを有し、主
    走査方向に往復駆動されるヘッドキャリッジに着脱自在
    に装着されるヘッドカートリッジ、(A3)前記タンク
    ホルダに着脱自在に装着されるとともに装着された状態
    で前記ヘッド側インクジョイントに接続されるタンク側
    インクジョイントが下端部に設けられ、且つ、内部に多
    孔質のインク保持体が収容されたインクタンク、(A
    4)前記インクタンクは、前記ヘッドキャリッジに装着
    されたヘッドカートリッジのタンクホルダに装着された
    状態において、前記タンク側インクジョイントが下端部
    に設けられるとともに大気と連通する大気連通孔が上端
    部に形成され、且つ、内側容積が下部から上部に行くに
    従って大きくなる形状を有すること。
  3. 【請求項3】 下記の構成要件(A5)を備えたことを
    特徴とする請求項2記載のインクジェットカートリッ
    ジ、(A5)前記インク吐出用ノズルのインク吐出方向
    は、前記ヘッドカートリッジがヘッドキャリッジに装着
    された状態において、下向きに設定されたこと。
  4. 【請求項4】 下記の構成要件(A6),(A3)を有す
    るインクジェットカートリッジと下記の構成要件(A
    7)とを備えたインクジェット記録装置において、下記
    の構成要件(A5)を備えたことを特徴とするインクジ
    ェット記録装置、(A6)インクタンクを着脱自在に保
    持するタンクホルダと、ヘッド側インクジョイントと、
    複数のインク吐出用ノズルを有するヘッドチップと、前
    記ヘッド側インクジョイントからインク吐出用ノズルに
    供給するインクを一時的に保持するマニホルドとを有す
    るヘッドカートリッジ、(A3)前記タンクホルダに着
    脱自在に装着されるとともに装着された状態で前記ヘッ
    ド側インクジョイントに接続されるタンク側インクジョ
    イントが下端部に設けられ、且つ、内部に多孔質のイン
    ク保持体が収容されたインクタンク、(A4)前記ヘッ
    ドカートリッジが着脱自在に装着されるとともに主走査
    方向に往復駆動されるヘッドキャリッジ、(A5)前記
    インクタンクは、前記ヘッドキャリッジに装着されたヘ
    ッドカートリッジのタンクホルダに装着された状態にお
    いて、前記タンク側インクジョイントが下端部に設けら
    れるとともに大気と連通する大気連通孔が上端部に形成
    され、且つ、内側容積が下部から上部に行くに従って大
    きくなる形状を有すること。
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