JPH0924619A - インクカートリッジ - Google Patents
インクカートリッジInfo
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- JPH0924619A JPH0924619A JP7200570A JP20057095A JPH0924619A JP H0924619 A JPH0924619 A JP H0924619A JP 7200570 A JP7200570 A JP 7200570A JP 20057095 A JP20057095 A JP 20057095A JP H0924619 A JPH0924619 A JP H0924619A
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- Japan
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- ink
- cartridge
- absorber
- capillary force
- supply port
- Prior art date
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
- B41J2/175—Ink supply systems ; Circuit parts therefor
- B41J2/17503—Ink cartridges
- B41J2/1752—Mounting within the printer
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
- B41J2/175—Ink supply systems ; Circuit parts therefor
- B41J2/17503—Ink cartridges
- B41J2/17513—Inner structure
Abstract
(57)【要約】
【課題】 インクカートリッジを装着した際に、インク
吸収体から染み出たインクをインク吸収体に回収して有
効に使うとともに、カートリッジからインクが漏れるの
を防止する。 【解決手段】 ヘッドホルダ３０には記録ヘッドへイン
クを導入するためのインク導入部材３５が突設され、イ
ンクカートリッジ８が、インク供給口４１にインク導入
部材３５を挿入して装着される。そのインク供給口４１
が開口する側壁部４０ｂの下端部からインク吸収体４６
と近接する部分にわたって、複数の小溝４３からなる毛
管力発生部４２が設けられている。カートリッジ装着
時、インク導入部材３５がインク吸収体４６を圧縮する
ことによって染み出たインクは、下部の空間に留まって
も、小溝４３の毛細管作用により、インク吸収体４６へ
再び導く。
吸収体から染み出たインクをインク吸収体に回収して有
効に使うとともに、カートリッジからインクが漏れるの
を防止する。 【解決手段】 ヘッドホルダ３０には記録ヘッドへイン
クを導入するためのインク導入部材３５が突設され、イ
ンクカートリッジ８が、インク供給口４１にインク導入
部材３５を挿入して装着される。そのインク供給口４１
が開口する側壁部４０ｂの下端部からインク吸収体４６
と近接する部分にわたって、複数の小溝４３からなる毛
管力発生部４２が設けられている。カートリッジ装着
時、インク導入部材３５がインク吸収体４６を圧縮する
ことによって染み出たインクは、下部の空間に留まって
も、小溝４３の毛細管作用により、インク吸収体４６へ
再び導く。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクを噴射する
記録ヘッドへインクを供給するインクカートリッジに関
し、特に、カートリッジ本体の内部に、インク導入部材
の挿入により圧縮されたインク吸収体から染み出たイン
クを、毛細管作用によりインク吸収体へ導く毛管力発生
部を設けたものに関する。
記録ヘッドへインクを供給するインクカートリッジに関
し、特に、カートリッジ本体の内部に、インク導入部材
の挿入により圧縮されたインク吸収体から染み出たイン
クを、毛細管作用によりインク吸収体へ導く毛管力発生
部を設けたものに関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、インクジェット記録装置には、
インクカートリッジから供給されたインクを、記録ヘッ
ドから水平方向や鉛直下向きや斜め下向きに噴射させて
用紙に記録する記録機構と、記録機構をキャリッジを介
して記録方向へ駆動する駆動機構が設けられており、記
録ヘッドへインクを供給するインクカートリッジは、イ
ンクを吸収させたスポンジ状のインク吸収体を、インク
供給口を有するカートリッジ本体に収納した構造であ
り、ヘッドホルダに対する記録ヘッドの取付け位置に応
じて、ヘッドホルダに鉛直方向又は水平方向又は斜め方
向から着脱自在に装着されるように構成したものがあ
る。
インクカートリッジから供給されたインクを、記録ヘッ
ドから水平方向や鉛直下向きや斜め下向きに噴射させて
用紙に記録する記録機構と、記録機構をキャリッジを介
して記録方向へ駆動する駆動機構が設けられており、記
録ヘッドへインクを供給するインクカートリッジは、イ
ンクを吸収させたスポンジ状のインク吸収体を、インク
供給口を有するカートリッジ本体に収納した構造であ
り、ヘッドホルダに対する記録ヘッドの取付け位置に応
じて、ヘッドホルダに鉛直方向又は水平方向又は斜め方
向から着脱自在に装着されるように構成したものがあ
る。
【０００３】ヘッドホルダには、インクを噴射する記録
ヘッドと、記録ヘッドへインクを導入するインク導入部
材が設けられ、インクカートリッジをヘッドホルダに装
着した場合、インク供給口にインク導入部材の先端部分
が挿入されて、インクカートリッジのインクがインク導
入部材を介して記録ヘッドへ供給される。上記のよう
に、カートリッジ本体のインク供給口にインク導入部材
の先端部分が挿入されると、インクカートリッジの内部
においては、インク導入部材の先端部でインク吸収体の
インク供給口側の部分が圧縮されるため、その圧縮によ
りインク吸収体に吸収されていたインクがインク吸収体
から染み出す。
ヘッドと、記録ヘッドへインクを導入するインク導入部
材が設けられ、インクカートリッジをヘッドホルダに装
着した場合、インク供給口にインク導入部材の先端部分
が挿入されて、インクカートリッジのインクがインク導
入部材を介して記録ヘッドへ供給される。上記のよう
に、カートリッジ本体のインク供給口にインク導入部材
の先端部分が挿入されると、インクカートリッジの内部
においては、インク導入部材の先端部でインク吸収体の
インク供給口側の部分が圧縮されるため、その圧縮によ
りインク吸収体に吸収されていたインクがインク吸収体
から染み出す。
【０００４】例えば、図１２、図１３に示すように、記
録ヘッド１０３がヘッドホルダ１０１の斜め下側に取付
けられ、インクカートリッジ１１０がヘッドホルダ１０
１に斜め方向から着脱されるように構成した記録機構１
００では、インクカートリッジ１１０がヘッドホルダ１
０１に装着された際、図１２に示すように、インク導入
部材１０２の先端部分がインク供給口１１２に挿入さ
れ、インク導入部材１１２の先端部で圧縮されたインク
吸収体１１３から染み出たインクは、インク吸収体１１
３の圧縮により生じた空間Ｚに溜まり、溜まったインク
はインク吸収体１１３に達している部分から、インク吸
収体１１３に徐々に吸収されていく。
録ヘッド１０３がヘッドホルダ１０１の斜め下側に取付
けられ、インクカートリッジ１１０がヘッドホルダ１０
１に斜め方向から着脱されるように構成した記録機構１
００では、インクカートリッジ１１０がヘッドホルダ１
０１に装着された際、図１２に示すように、インク導入
部材１０２の先端部分がインク供給口１１２に挿入さ
れ、インク導入部材１１２の先端部で圧縮されたインク
吸収体１１３から染み出たインクは、インク吸収体１１
３の圧縮により生じた空間Ｚに溜まり、溜まったインク
はインク吸収体１１３に達している部分から、インク吸
収体１１３に徐々に吸収されていく。
【０００５】また、図１４、１５に示すように、記録ヘ
ッド１２３がヘッドホルダ１２１の下側に取付けられ、
インクカートリッジ１３０がヘッドホルダ１２１に鉛直
方向から着脱されるように構成した記録機構１２０で
は、インクカートリッジ１３０がヘッドホルダ１２１に
装着される際や装着されている間に、インクがカートリ
ッジ本体１３１のインク供給口１３１ａから漏れないよ
うに、インク供給口１３１ａには、内側に張出した上下
１対の環状のシール部１３２ａを有する筒状のシール部
材１３２が内嵌にて装着されている。このインクカート
リッジ１３０がヘッドホルダ１２１に装着されると、図
１４に示すように、インク導入部材１２２の挿入により
圧縮されたインク吸収体１３５から染み出たインクは、
略山形に弾性変形した上側のシール部１３２ａの上端部
より下側に溜まり、上記同様に、溜まったインクはイン
ク吸収体１３５に徐々に吸収されていく。
ッド１２３がヘッドホルダ１２１の下側に取付けられ、
インクカートリッジ１３０がヘッドホルダ１２１に鉛直
方向から着脱されるように構成した記録機構１２０で
は、インクカートリッジ１３０がヘッドホルダ１２１に
装着される際や装着されている間に、インクがカートリ
ッジ本体１３１のインク供給口１３１ａから漏れないよ
うに、インク供給口１３１ａには、内側に張出した上下
１対の環状のシール部１３２ａを有する筒状のシール部
材１３２が内嵌にて装着されている。このインクカート
リッジ１３０がヘッドホルダ１２１に装着されると、図
１４に示すように、インク導入部材１２２の挿入により
圧縮されたインク吸収体１３５から染み出たインクは、
略山形に弾性変形した上側のシール部１３２ａの上端部
より下側に溜まり、上記同様に、溜まったインクはイン
ク吸収体１３５に徐々に吸収されていく。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ヘッドホルダ
１０１に斜め方向から着脱されるインクカートリッジ１
１０では、図１３に示すよにうに、カートリッジ本体１
１１内の前記空間Ｚの下端部分に溜まったインクが、イ
ンク吸収体１１３に達しなければ、そのインクはインク
吸収体１１３に吸収されないため、前記空間Ｚの下端部
分に残って無駄になり、カートリッジ本体１３１内に収
容された全てのインクを有効に使うことができない。
１０１に斜め方向から着脱されるインクカートリッジ１
１０では、図１３に示すよにうに、カートリッジ本体１
１１内の前記空間Ｚの下端部分に溜まったインクが、イ
ンク吸収体１１３に達しなければ、そのインクはインク
吸収体１１３に吸収されないため、前記空間Ｚの下端部
分に残って無駄になり、カートリッジ本体１３１内に収
容された全てのインクを有効に使うことができない。
【０００７】また、ヘッドホルダ１２１に鉛直方向から
着脱されるインクカートリッジ１３０では、前記染み出
た全てのインクを、インク吸収体１３５に吸収させるに
は、かなりの時間がかかるため、インクカートリッジ１
３０をヘッドホルダ１２１から脱着した際に、図１５に
示すように、インク吸収体１３５に吸収されていないイ
ンクがカートリッジ本体１３１のインク供給口１３１ａ
から漏れるという虞がある。本発明の目的は、インク導
入部材の挿入により圧縮されたインク吸収体から染み出
たインクを、インク吸収体に導いて吸収させることであ
る。
着脱されるインクカートリッジ１３０では、前記染み出
た全てのインクを、インク吸収体１３５に吸収させるに
は、かなりの時間がかかるため、インクカートリッジ１
３０をヘッドホルダ１２１から脱着した際に、図１５に
示すように、インク吸収体１３５に吸収されていないイ
ンクがカートリッジ本体１３１のインク供給口１３１ａ
から漏れるという虞がある。本発明の目的は、インク導
入部材の挿入により圧縮されたインク吸収体から染み出
たインクを、インク吸収体に導いて吸収させることであ
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】請求項１のインクカート
リッジは、記録ヘッドへインクを導入する為のインク導
入部材が突設されたヘッドホルダに、着脱自在に装着さ
れるインクカートリッジにおいて、インクを吸収させた
インク吸収体を収納するカートリッジ本体と、前記カー
トリッジ本体に設けられ、インク導入部材の先端部分を
挿入してインク吸収体のインクをインク導入部材へ供給
するインク供給口と、前記カートリッジ本体の内部に設
けられ、インク導入部材の挿入により圧縮されたインク
吸収体から染み出たインクを、毛細管作用によりインク
吸収体へ導く毛管力発生部とを備えたものである。
リッジは、記録ヘッドへインクを導入する為のインク導
入部材が突設されたヘッドホルダに、着脱自在に装着さ
れるインクカートリッジにおいて、インクを吸収させた
インク吸収体を収納するカートリッジ本体と、前記カー
トリッジ本体に設けられ、インク導入部材の先端部分を
挿入してインク吸収体のインクをインク導入部材へ供給
するインク供給口と、前記カートリッジ本体の内部に設
けられ、インク導入部材の挿入により圧縮されたインク
吸収体から染み出たインクを、毛細管作用によりインク
吸収体へ導く毛管力発生部とを備えたものである。
【０００９】請求項２のインクカートリッジは、請求項
１の発明において、前記毛管力発生部が、カートリッジ
本体の底壁部において、インク供給口側からインク吸収
体と近接する部分にわたって形成されているものであ
る。請求項３のインクカートリッジは、請求項１の発明
において、前記インク供給口が、カートリッジ本体の側
壁部に形成され、前記毛管力発生部が、カートリッジ本
体の底壁部において、前記側壁部の下端部からインク吸
収体と近接する部分にわたって形成されているものであ
る。請求項４のインクカートリッジは、請求項２又は請
求項３の発明において、前記毛管力発生部が、インク供
給口側からインク吸収体と近接する部分まで延びる複数
の小溝からなるものである。
１の発明において、前記毛管力発生部が、カートリッジ
本体の底壁部において、インク供給口側からインク吸収
体と近接する部分にわたって形成されているものであ
る。請求項３のインクカートリッジは、請求項１の発明
において、前記インク供給口が、カートリッジ本体の側
壁部に形成され、前記毛管力発生部が、カートリッジ本
体の底壁部において、前記側壁部の下端部からインク吸
収体と近接する部分にわたって形成されているものであ
る。請求項４のインクカートリッジは、請求項２又は請
求項３の発明において、前記毛管力発生部が、インク供
給口側からインク吸収体と近接する部分まで延びる複数
の小溝からなるものである。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本実施形態のインクカートリッジは、イン
クジェット記録装置に設けらた記録機構のヘッドホルダ
に、水平方向から着脱自在に装着されるインクカートリ
ッジに本発明を適用した場合の例である。図１に示すよ
うに、インクジェット記録装置１のハウジング２内に
は、用紙Ｐを搬送する為のプラテン３と、キャリッジ４
を駆動する為のキャリッジ駆動機構５と、インクカート
リッジ８に収容したインクを記録ヘッド３８の噴射ノズ
ルから噴射させて用紙Ｐに記録する記録機構７とが設け
られている。
て説明する。本実施形態のインクカートリッジは、イン
クジェット記録装置に設けらた記録機構のヘッドホルダ
に、水平方向から着脱自在に装着されるインクカートリ
ッジに本発明を適用した場合の例である。図１に示すよ
うに、インクジェット記録装置１のハウジング２内に
は、用紙Ｐを搬送する為のプラテン３と、キャリッジ４
を駆動する為のキャリッジ駆動機構５と、インクカート
リッジ８に収容したインクを記録ヘッド３８の噴射ノズ
ルから噴射させて用紙Ｐに記録する記録機構７とが設け
られている。
【００１１】図２に示すように、左右方向向きに配設さ
れたプラテン３のプラテン軸１０の左端部は側壁板１２
に枢支され、その左部にプラテンギヤ１１が取付けられ
ている。プラテンギヤ１１に噛合する第１従動ギヤ１４
と第２従動ギヤ１５からなる複合ギヤ１３は、側壁板１
２に回転可能に枢支され、第２従動ギヤ１５に噛合する
駆動ギヤ１６に、フィードモータ１７が取付けられ、フ
ィードモータ１７を所定回転方向に駆動して駆動ギヤ１
６が回転することにより、複合ギヤ１３とプラテンギヤ
１１とを介して、プラテン３が所定の用紙送り方向に駆
動される。
れたプラテン３のプラテン軸１０の左端部は側壁板１２
に枢支され、その左部にプラテンギヤ１１が取付けられ
ている。プラテンギヤ１１に噛合する第１従動ギヤ１４
と第２従動ギヤ１５からなる複合ギヤ１３は、側壁板１
２に回転可能に枢支され、第２従動ギヤ１５に噛合する
駆動ギヤ１６に、フィードモータ１７が取付けられ、フ
ィードモータ１７を所定回転方向に駆動して駆動ギヤ１
６が回転することにより、複合ギヤ１３とプラテンギヤ
１１とを介して、プラテン３が所定の用紙送り方向に駆
動される。
【００１２】キャリッジ駆動機構５について説明する。
図１、図２に示すように、水平に配設された略板状のキ
ャリッジ４は、その後端部においてプラテン３と平行に
設けられたガイドロッド２０に、その前端部においてガ
イドロッド２０と平行に配設されたガイドレール２１
に、左右方向に移動自在に支持されている。キャリッジ
４の移動範囲の左側には、従動プーリー２２が図示外の
フレームに回転可能に枢支され、キャリッジ４の移動範
囲の右端側には、キャリッジ駆動モータ２５の駆動軸に
取付けた駆動プーリー２３が設けられ、これら両プーリ
ー２２，２３に亙って、無端状のタイミングベルト２４
が掛け渡されている。そして、キャリッジ駆動モータ２
５が回転駆動されると、これら両プーリー２２，２３と
タイミングベルト２４を介して、キャリッジ４がガイド
ロッド２０とガイドレール２１に支持されて記録方向
（右方向）及び反記録方向（左方向）に移動駆動され
る。
図１、図２に示すように、水平に配設された略板状のキ
ャリッジ４は、その後端部においてプラテン３と平行に
設けられたガイドロッド２０に、その前端部においてガ
イドロッド２０と平行に配設されたガイドレール２１
に、左右方向に移動自在に支持されている。キャリッジ
４の移動範囲の左側には、従動プーリー２２が図示外の
フレームに回転可能に枢支され、キャリッジ４の移動範
囲の右端側には、キャリッジ駆動モータ２５の駆動軸に
取付けた駆動プーリー２３が設けられ、これら両プーリ
ー２２，２３に亙って、無端状のタイミングベルト２４
が掛け渡されている。そして、キャリッジ駆動モータ２
５が回転駆動されると、これら両プーリー２２，２３と
タイミングベルト２４を介して、キャリッジ４がガイド
ロッド２０とガイドレール２１に支持されて記録方向
（右方向）及び反記録方向（左方向）に移動駆動され
る。
【００１３】次に、記録機構７について説明する。図１
〜図３、図５に示すように、記録機構７には、キャリッ
ジ４上に取付けられたヘッドホルダ３０と、ヘッドホル
ダ３０の斜め後ろ側に取付けられた記録ヘッド３８と、
記録ヘッド３８へインクを導入する為のインク導入部材
３３と、ヘッドホルダ３０に斜め方向から着脱自在に装
着されるインクカートリッジ８が設けられている。前記
記録ヘッド３８は、インク導入部材３３を介してヘッド
ホルダ３０に固定されている。インク導入部材３３は、
記録ヘッド３８を固定保持する保持部３４と、インク供
給通路３５ａが形成された軸部３５からなり、保持部３
４はヘッドホルダ３０の仕切板３１の後部に固定され、
軸部３５は、仕切板３１に形成された挿通孔３１ａを挿
通して延び、その先端部分が仕切板３１からヘッドホル
ダ３０内に突出している。
〜図３、図５に示すように、記録機構７には、キャリッ
ジ４上に取付けられたヘッドホルダ３０と、ヘッドホル
ダ３０の斜め後ろ側に取付けられた記録ヘッド３８と、
記録ヘッド３８へインクを導入する為のインク導入部材
３３と、ヘッドホルダ３０に斜め方向から着脱自在に装
着されるインクカートリッジ８が設けられている。前記
記録ヘッド３８は、インク導入部材３３を介してヘッド
ホルダ３０に固定されている。インク導入部材３３は、
記録ヘッド３８を固定保持する保持部３４と、インク供
給通路３５ａが形成された軸部３５からなり、保持部３
４はヘッドホルダ３０の仕切板３１の後部に固定され、
軸部３５は、仕切板３１に形成された挿通孔３１ａを挿
通して延び、その先端部分が仕切板３１からヘッドホル
ダ３０内に突出している。
【００１４】軸部３５の先端部分には、鍔状の圧着部３
７ａを有するシール部材３７が外嵌にて装着されてお
り、図３、図５に示すように、インクカートリッジ８が
ヘッドホルダ３０に装着された場合、圧着部３７ａにイ
ンクカートリッジ８のカートリッジ本体４０のインク供
給口４１の外周部分が圧着されて、カートリッジ本体４
０内のインクがインク供給口４１から漏れるのを防止し
ている。尚、３６はインク導入部材３３のインク供給通
路３５ａの先端部に設けられたフィルタであり、３９は
記録ヘッド３８を保護するとともに、記録ヘッド３８の
先端部を固定保持するキャップ状のヘッドガイドであ
る。
７ａを有するシール部材３７が外嵌にて装着されてお
り、図３、図５に示すように、インクカートリッジ８が
ヘッドホルダ３０に装着された場合、圧着部３７ａにイ
ンクカートリッジ８のカートリッジ本体４０のインク供
給口４１の外周部分が圧着されて、カートリッジ本体４
０内のインクがインク供給口４１から漏れるのを防止し
ている。尚、３６はインク導入部材３３のインク供給通
路３５ａの先端部に設けられたフィルタであり、３９は
記録ヘッド３８を保護するとともに、記録ヘッド３８の
先端部を固定保持するキャップ状のヘッドガイドであ
る。
【００１５】前記ヘッドホルダ３０に斜め方向から着脱
自在に装着されるインクカートリッジ８について説明す
る。図３〜図６に示すように、インクカートリッジ８
は、箱状のカートリッジ本体４０と、カートリッジ本体
４０に収納されインクを吸収させたインク吸収体４６
（例えば、ポリエーテル系のウレタンフォームで構成さ
れる）からなり、カートリッジ本体４０には、インク導
入部材３３の先端部分が挿入可能なインク供給口４１が
形成されている。
自在に装着されるインクカートリッジ８について説明す
る。図３〜図６に示すように、インクカートリッジ８
は、箱状のカートリッジ本体４０と、カートリッジ本体
４０に収納されインクを吸収させたインク吸収体４６
（例えば、ポリエーテル系のウレタンフォームで構成さ
れる）からなり、カートリッジ本体４０には、インク導
入部材３３の先端部分が挿入可能なインク供給口４１が
形成されている。
【００１６】カートリッジ本体４０の内部には、その底
壁部４０ａにおいてインク供給口４１が開口する側壁部
４０ｂの下端部からインク吸収体４６と近接する部分に
わたって、毛管力発生部４２が設けられている。この毛
管力発生部４２は、インク導入部材３３の挿入により圧
縮されたインク吸収体４６から染み出たインクを、毛細
管作用によりインク吸収体４６へ導く為のもので、側壁
部４０ｂからインク吸収体４６と近接する部分まで延び
る複数の小溝４３で構成されている。
壁部４０ａにおいてインク供給口４１が開口する側壁部
４０ｂの下端部からインク吸収体４６と近接する部分に
わたって、毛管力発生部４２が設けられている。この毛
管力発生部４２は、インク導入部材３３の挿入により圧
縮されたインク吸収体４６から染み出たインクを、毛細
管作用によりインク吸収体４６へ導く為のもので、側壁
部４０ｂからインク吸収体４６と近接する部分まで延び
る複数の小溝４３で構成されている。
【００１７】図３に示すように、このインクカートリッ
ジ８がヘッドホルダ３０に装着されると、インク導入部
材３３のインク供給口４１への挿入により、インク導入
部材３３の先端部でインク吸収体４６が圧縮され、その
圧縮により染み出たインクが、インク吸収体４６の圧縮
により生じた空間Ｘに溜まる。そして、溜まったインク
はインク吸収体４６に吸収されていくが、溜まったイン
クがインク吸収体４６に達しなくなっても、図５、図６
に示すように、前記毛管力発生部４２によってインク吸
収体４６に導かれて、インク吸収体４６に吸収される。
ジ８がヘッドホルダ３０に装着されると、インク導入部
材３３のインク供給口４１への挿入により、インク導入
部材３３の先端部でインク吸収体４６が圧縮され、その
圧縮により染み出たインクが、インク吸収体４６の圧縮
により生じた空間Ｘに溜まる。そして、溜まったインク
はインク吸収体４６に吸収されていくが、溜まったイン
クがインク吸収体４６に達しなくなっても、図５、図６
に示すように、前記毛管力発生部４２によってインク吸
収体４６に導かれて、インク吸収体４６に吸収される。
【００１８】つまり、このインクカートリッジ８によれ
ば、カートリッジ本体４０の内部に、インク吸収体４６
から染み出たインクを、毛細管作用によりインク吸収体
４６へ導く毛管力発生部４２を設けたので、インク吸収
体４６の圧縮により染み出して空間Ｘに溜まったインク
を、毛管力発生部４２を介して再びインク吸収体４６に
回収でき、前記染み出たインクを無駄にすることがない
ため、カートリッジ本体４０内に収容している略全ての
インクを有効に使うことができる。
ば、カートリッジ本体４０の内部に、インク吸収体４６
から染み出たインクを、毛細管作用によりインク吸収体
４６へ導く毛管力発生部４２を設けたので、インク吸収
体４６の圧縮により染み出して空間Ｘに溜まったインク
を、毛管力発生部４２を介して再びインク吸収体４６に
回収でき、前記染み出たインクを無駄にすることがない
ため、カートリッジ本体４０内に収容している略全ての
インクを有効に使うことができる。
【００１９】しかも、前記毛管力発生部４２は、カート
リッジ本体４０の底壁部４０ａにおいて、側壁部４０ｂ
の下端部からインク吸収体４６と近接する部分まで延び
る複数の小溝４３からなるので、毛管力発生部４２を簡
単な構造で構成でき、インクカートリッジ８を安価に製
作できるとともに、毛管力発生部４２による毛細管作用
を確実に得ることができる。更に、毛管力発生部４２に
よってインク吸収体４６へ導かれたインクは、インク吸
収体４６の毛管力発生部４２と近接する部分全体から吸
収されるため、染み出たインクの回収能率を向上でき、
図示していないが、例えば、インクカートリッジ８をヘ
ッドホルダ３０に装着した際に、染み出たインクが、カ
ートリッジ本体４０内の前記空間Ｘにおいて、インク供
給口４１へ達するまで溜まっても、そのインクをインク
吸収体４６に能率よく吸収させることができるため、イ
ンクカートリッジ８を脱着する際に、インク供給口４１
からインクが漏れるのを極力防止することができる。
リッジ本体４０の底壁部４０ａにおいて、側壁部４０ｂ
の下端部からインク吸収体４６と近接する部分まで延び
る複数の小溝４３からなるので、毛管力発生部４２を簡
単な構造で構成でき、インクカートリッジ８を安価に製
作できるとともに、毛管力発生部４２による毛細管作用
を確実に得ることができる。更に、毛管力発生部４２に
よってインク吸収体４６へ導かれたインクは、インク吸
収体４６の毛管力発生部４２と近接する部分全体から吸
収されるため、染み出たインクの回収能率を向上でき、
図示していないが、例えば、インクカートリッジ８をヘ
ッドホルダ３０に装着した際に、染み出たインクが、カ
ートリッジ本体４０内の前記空間Ｘにおいて、インク供
給口４１へ達するまで溜まっても、そのインクをインク
吸収体４６に能率よく吸収させることができるため、イ
ンクカートリッジ８を脱着する際に、インク供給口４１
からインクが漏れるのを極力防止することができる。
【００２０】尚、図示していないが、毛管力発生部４２
は底面全域にわたって設けてもよい。また、このインク
カートリッジ８は、ヘッドホルダへ水平方向から着脱さ
れるものにも適用することができるし、４色のインクを
噴射する記録機構のヘッドホルダに着脱自在に装着され
る４つのインクカートリッジであって、シアン、マゼン
タ、イエロー，ブラックのインクを夫々収容し上記のイ
ンクカートリッジ８より幅の狭い細型のインクカートリ
ッジにも勿論適用できる。
は底面全域にわたって設けてもよい。また、このインク
カートリッジ８は、ヘッドホルダへ水平方向から着脱さ
れるものにも適用することができるし、４色のインクを
噴射する記録機構のヘッドホルダに着脱自在に装着され
る４つのインクカートリッジであって、シアン、マゼン
タ、イエロー，ブラックのインクを夫々収容し上記のイ
ンクカートリッジ８より幅の狭い細型のインクカートリ
ッジにも勿論適用できる。
【００２１】次に、本発明の別実施形態について図面を
参照しつつ説明する。別実施形態のインクカートリッジ
は、インクジェット記録装置に設けられている記録機構
のヘッドホルダに、鉛直方向から着脱自在に装着される
インクカートリッジに本発明を適用した場合の例であ
る。図７に示すように、インクジェット記録装置１Ａの
ハウジング２Ａ内には、用紙Ｐを搬送する為の用紙搬送
機構６と、キャリッジ４Ａを駆動する為のキャリッジ駆
動機構５と、インクカートリッジ８Ａに収容したインク
を、記録ヘッド５７の複数の噴射ノズルから噴射させて
用紙Ｐに記録する記録機構７Ａとが設けられている。
尚、キャリッジ駆動機構５は、前記実施形態と基本的に
同様の構造であるため、同一符号を付しその説明は省略
する。
参照しつつ説明する。別実施形態のインクカートリッジ
は、インクジェット記録装置に設けられている記録機構
のヘッドホルダに、鉛直方向から着脱自在に装着される
インクカートリッジに本発明を適用した場合の例であ
る。図７に示すように、インクジェット記録装置１Ａの
ハウジング２Ａ内には、用紙Ｐを搬送する為の用紙搬送
機構６と、キャリッジ４Ａを駆動する為のキャリッジ駆
動機構５と、インクカートリッジ８Ａに収容したインク
を、記録ヘッド５７の複数の噴射ノズルから噴射させて
用紙Ｐに記録する記録機構７Ａとが設けられている。
尚、キャリッジ駆動機構５は、前記実施形態と基本的に
同様の構造であるため、同一符号を付しその説明は省略
する。
【００２２】用紙搬送機構６について説明する。用紙搬
送機構６はキャリッジ駆動機構５を挟んだ前後両側に夫
々設けらており、各用紙搬送機構６には、左右方向向き
に配設された上下１対の用紙搬送ローラ９が設けられて
いる。上下１対の用紙搬送ローラ９は、図示外の駆動モ
ータにより互いに同回転速度且つ逆回転に駆動され、上
下１対の用紙搬送ローラ９間に挟まれた用紙Ｐが、所定
の用紙送り方向に搬送されるように構成してある。
送機構６はキャリッジ駆動機構５を挟んだ前後両側に夫
々設けらており、各用紙搬送機構６には、左右方向向き
に配設された上下１対の用紙搬送ローラ９が設けられて
いる。上下１対の用紙搬送ローラ９は、図示外の駆動モ
ータにより互いに同回転速度且つ逆回転に駆動され、上
下１対の用紙搬送ローラ９間に挟まれた用紙Ｐが、所定
の用紙送り方向に搬送されるように構成してある。
【００２３】次に、記録機構７Ａについて説明する。図
８〜図９、図１１に示すように、記録機構７Ａには、キ
ャリッジ４Ａ上に取付けられた箱状のヘッドホルダ５０
と、ヘッドホルダ５０の下側に取付けられた記録ヘッド
５７と、記録ヘッド５７へインクを導入する為のインク
導入部材５４と、ヘッドホルダ５０に鉛直方向から着脱
自在に装着されるインクカートリッジ８Ａが設けられて
いる。記録ヘッド５７は、複数の噴射ノズル（図示略）
を下方へ向けて、インク導入部材５４を介してヘッドホ
ルダ５０に固定されている。ヘッドホルダ５０内部の左
右両側壁には、上端部分が幅広に形成されたガイド溝５
２が上下方向向きに形成され、ヘッドホルダ５０の前後
の側壁には孔部５３が形成されている。
８〜図９、図１１に示すように、記録機構７Ａには、キ
ャリッジ４Ａ上に取付けられた箱状のヘッドホルダ５０
と、ヘッドホルダ５０の下側に取付けられた記録ヘッド
５７と、記録ヘッド５７へインクを導入する為のインク
導入部材５４と、ヘッドホルダ５０に鉛直方向から着脱
自在に装着されるインクカートリッジ８Ａが設けられて
いる。記録ヘッド５７は、複数の噴射ノズル（図示略）
を下方へ向けて、インク導入部材５４を介してヘッドホ
ルダ５０に固定されている。ヘッドホルダ５０内部の左
右両側壁には、上端部分が幅広に形成されたガイド溝５
２が上下方向向きに形成され、ヘッドホルダ５０の前後
の側壁には孔部５３が形成されている。
【００２４】インク導入部材５４は、記録ヘッド５７の
基端部を固定保持する保持部５５と、インク供給通路５
６ａが形成された軸部５６からなり、保持部５５はヘッ
ドホルダ５０の底壁部５１の下面側に固定され、軸部５
６は、底壁部５１に形成された挿通孔５１ａを挿通して
上方へ延び、その先端部分が底壁部５１から上方へ突出
している。尚、５７はインク導入部材５４のインク供給
通路５６ａの先端部に設けられたフィルタであり、５９
は記録ヘッド５７を保護するとともに、記録ヘッド５７
の先端部を固定保持するキャップ状のヘッドガイドであ
る。
基端部を固定保持する保持部５５と、インク供給通路５
６ａが形成された軸部５６からなり、保持部５５はヘッ
ドホルダ５０の底壁部５１の下面側に固定され、軸部５
６は、底壁部５１に形成された挿通孔５１ａを挿通して
上方へ延び、その先端部分が底壁部５１から上方へ突出
している。尚、５７はインク導入部材５４のインク供給
通路５６ａの先端部に設けられたフィルタであり、５９
は記録ヘッド５７を保護するとともに、記録ヘッド５７
の先端部を固定保持するキャップ状のヘッドガイドであ
る。
【００２５】次に、前記ヘッドホルダ５０に鉛直方向か
ら着脱自在に装着されるインクカートリッジ８Ａについ
て詳細に説明する。図８〜図１１に示すように、インク
カートリッジ８Ａは、カートリッジ本体６０と、カート
リッジ本体６０に収納されインクを吸収させたインク吸
収体６７（例えば、ポリエーテル系のウレタンフォーム
で構成される）からなり、カートリッジ本体６０には、
インク導入部材５４の先端部分が挿入可能なインク供給
口６１が形成され、インク供給口６１には、内側へ張出
した１対のシール部６８ａを有する鍔状のシール部材６
８が内嵌にて装着されている。
ら着脱自在に装着されるインクカートリッジ８Ａについ
て詳細に説明する。図８〜図１１に示すように、インク
カートリッジ８Ａは、カートリッジ本体６０と、カート
リッジ本体６０に収納されインクを吸収させたインク吸
収体６７（例えば、ポリエーテル系のウレタンフォーム
で構成される）からなり、カートリッジ本体６０には、
インク導入部材５４の先端部分が挿入可能なインク供給
口６１が形成され、インク供給口６１には、内側へ張出
した１対のシール部６８ａを有する鍔状のシール部材６
８が内嵌にて装着されている。
【００２６】また、カートリッジ本体６０の左右両面に
は、前記ヘッドホルダ５０に形成されたガイド溝５２に
係合可能なブロック状のガイド部６２が設けられてお
り、カートリッジ本体６０の前後両面側には、カートリ
ッジ本体６０と一体形成されカートリッジ本体６０の下
部から上方へ延びる湾曲状の操作部６３が設けられ、操
作部６３の略中央部には、ヘッドホルダ５０の孔部５３
に嵌合可能な係止部６３ａが設けられている。
は、前記ヘッドホルダ５０に形成されたガイド溝５２に
係合可能なブロック状のガイド部６２が設けられてお
り、カートリッジ本体６０の前後両面側には、カートリ
ッジ本体６０と一体形成されカートリッジ本体６０の下
部から上方へ延びる湾曲状の操作部６３が設けられ、操
作部６３の略中央部には、ヘッドホルダ５０の孔部５３
に嵌合可能な係止部６３ａが設けられている。
【００２７】ここで、インクカートリッジ８Ａをヘッド
ホルダ５０へ着脱する際の操作について説明すると、カ
ートリッジ本体６０のガイド部６２をヘッドホルダ５０
のガイド溝５２に係合させ、インクカートリッジ８Ａを
鉛直方向へ案内してヘッドホルダ５０内に嵌め込んでい
くと、図９、図１１に示すように、操作部６３の係止部
６３ａが孔部５３に嵌合して、インクカートリッジ８Ａ
のヘッドホルダ５０への装着が完了する。また、インク
カートリッジ８Ａをヘッドホルダ５０に装着している状
態から、１対の操作部６３をその基端部分から内側へ弾
性変形させて、係止部６３ａの孔部５３への嵌合を解除
し、操作部６３を介してインクカートリッジ８Ａを引上
げると、インクカートリッジ８Ａをヘッドホルダ５０か
ら脱着すことができる。
ホルダ５０へ着脱する際の操作について説明すると、カ
ートリッジ本体６０のガイド部６２をヘッドホルダ５０
のガイド溝５２に係合させ、インクカートリッジ８Ａを
鉛直方向へ案内してヘッドホルダ５０内に嵌め込んでい
くと、図９、図１１に示すように、操作部６３の係止部
６３ａが孔部５３に嵌合して、インクカートリッジ８Ａ
のヘッドホルダ５０への装着が完了する。また、インク
カートリッジ８Ａをヘッドホルダ５０に装着している状
態から、１対の操作部６３をその基端部分から内側へ弾
性変形させて、係止部６３ａの孔部５３への嵌合を解除
し、操作部６３を介してインクカートリッジ８Ａを引上
げると、インクカートリッジ８Ａをヘッドホルダ５０か
ら脱着すことができる。
【００２８】一方、図９〜図１１に示すように、カート
リッジ本体６０の内部には、インク導入部材５４の挿入
により圧縮されたインク吸収体６７から染み出たインク
を、毛細管作用によりインク吸収体６７へ導く毛管力発
生部６５が設けられている。この毛管力発生部６５は、
インク供給口６１が開口する底壁部６０ａにおいて、イ
ンク供給口６１の外周部近傍からインク吸収体６７と近
接する部分まで延びる放射状の複数の小溝６６で構成さ
れている。
リッジ本体６０の内部には、インク導入部材５４の挿入
により圧縮されたインク吸収体６７から染み出たインク
を、毛細管作用によりインク吸収体６７へ導く毛管力発
生部６５が設けられている。この毛管力発生部６５は、
インク供給口６１が開口する底壁部６０ａにおいて、イ
ンク供給口６１の外周部近傍からインク吸収体６７と近
接する部分まで延びる放射状の複数の小溝６６で構成さ
れている。
【００２９】インクカートリッジ８Ａがヘッドホルダ５
０に装着されると、図９に示すように、シール部材６８
の１対のシール部６８ａで、シール部材６８の内周面と
インク導入部材５４の軸部５６との隙間が封止され、上
側のシール部６８ａがインク導入部材５４の挿入により
略山形に弾性変形するため、インク吸収体６７の圧縮に
より染み出たインクは、上側のシール部６８ａの上端部
より下側のインク吸収体６７の圧縮により生じた空間Ｙ
に溜まるが、図１１に示すように、毛管力発生部６５に
よって溜まったインクはインク吸収体６７まで導かれ
て、インク吸収体６７から染み出た略全てのインクが、
インク吸収体６７に再び吸収される。
０に装着されると、図９に示すように、シール部材６８
の１対のシール部６８ａで、シール部材６８の内周面と
インク導入部材５４の軸部５６との隙間が封止され、上
側のシール部６８ａがインク導入部材５４の挿入により
略山形に弾性変形するため、インク吸収体６７の圧縮に
より染み出たインクは、上側のシール部６８ａの上端部
より下側のインク吸収体６７の圧縮により生じた空間Ｙ
に溜まるが、図１１に示すように、毛管力発生部６５に
よって溜まったインクはインク吸収体６７まで導かれ
て、インク吸収体６７から染み出た略全てのインクが、
インク吸収体６７に再び吸収される。
【００３０】つまり、このインクカートリッジ８Ａによ
れば、カートリッジ本体６０のインク供給口６１が開口
する底壁部６０ａに、複数の小溝６６からなる毛管力発
生部６５を設けたので、前記空間Ｙに溜まったインク
を、毛管力発生部６５を介して毛管力発生部６５と近接
する部分全体からもインク吸収体６７に吸収させること
ができるため、染み出たインクの回収能率を向上でき、
インクカートリッジ８Ａを脱着する際において、カート
リッジ本体６０のインク供給口６１からのインク漏れを
極力防止することができる。また、前記実施形態と同様
に、前記毛管力発生部６５は、カートリッジ本体６０の
底壁部６０ａにおいて、インク供給口６１の外周部近傍
からインク吸収体６７と近接する部分まで延びる複数の
小溝６６からなるので、毛管力発生部６５を簡単な構造
で構成できるため、インクカートリッジ８Ａを安価に製
作することができ、且つ、毛管力発生部６５による毛細
管作用を確実に得ることができる。尚、両実施形態にお
いて、毛管力発生部４２，６５は小溝だけでなく、例え
ば、シボ状の多数の凹凸により相互に接続し合った微細
な溝によって構成することもできる。
れば、カートリッジ本体６０のインク供給口６１が開口
する底壁部６０ａに、複数の小溝６６からなる毛管力発
生部６５を設けたので、前記空間Ｙに溜まったインク
を、毛管力発生部６５を介して毛管力発生部６５と近接
する部分全体からもインク吸収体６７に吸収させること
ができるため、染み出たインクの回収能率を向上でき、
インクカートリッジ８Ａを脱着する際において、カート
リッジ本体６０のインク供給口６１からのインク漏れを
極力防止することができる。また、前記実施形態と同様
に、前記毛管力発生部６５は、カートリッジ本体６０の
底壁部６０ａにおいて、インク供給口６１の外周部近傍
からインク吸収体６７と近接する部分まで延びる複数の
小溝６６からなるので、毛管力発生部６５を簡単な構造
で構成できるため、インクカートリッジ８Ａを安価に製
作することができ、且つ、毛管力発生部６５による毛細
管作用を確実に得ることができる。尚、両実施形態にお
いて、毛管力発生部４２，６５は小溝だけでなく、例え
ば、シボ状の多数の凹凸により相互に接続し合った微細
な溝によって構成することもできる。
【００３１】
【発明の効果】請求項１のインクカートリッジによれ
ば、カートリッジ本体の内部に、インク導入部材の挿入
により圧縮されたインク吸収体から染み出たインクを、
毛細管作用によりインク吸収体へ導く毛管力発生部を設
けたので、インク吸収体から染み出たインクを、毛管力
発生部を介してインク吸収体に回収でき、カートリッジ
本体に収容されている略全てのインクを有効に使うこと
ができる。更に、前記毛管力発生部を介して染み出たイ
ンクの略全てをインク吸収体に回収できるため、インク
カートリッジをヘッドホルダから脱着する際に、カート
リッジ本体のインク供給口からインクが漏れるのを防止
できる。
ば、カートリッジ本体の内部に、インク導入部材の挿入
により圧縮されたインク吸収体から染み出たインクを、
毛細管作用によりインク吸収体へ導く毛管力発生部を設
けたので、インク吸収体から染み出たインクを、毛管力
発生部を介してインク吸収体に回収でき、カートリッジ
本体に収容されている略全てのインクを有効に使うこと
ができる。更に、前記毛管力発生部を介して染み出たイ
ンクの略全てをインク吸収体に回収できるため、インク
カートリッジをヘッドホルダから脱着する際に、カート
リッジ本体のインク供給口からインクが漏れるのを防止
できる。
【００３２】請求項２のインクカートリッジによれば、
請求項１と同様の効果が得られるが、前記毛管力発生部
が、カートリッジ本体の底壁部において、インク供給口
側からインク吸収体と近接する部分にわたって形成され
ているため、カートリッジ本体の底壁部のインク供給口
側部分に溜まったインクを、毛管力発生部によりインク
吸収体へ確実に導くことができる。
請求項１と同様の効果が得られるが、前記毛管力発生部
が、カートリッジ本体の底壁部において、インク供給口
側からインク吸収体と近接する部分にわたって形成され
ているため、カートリッジ本体の底壁部のインク供給口
側部分に溜まったインクを、毛管力発生部によりインク
吸収体へ確実に導くことができる。
【００３３】請求項３のインクカートリッジによれば、
請求項１と同様の効果が得られるが、前記インク供給口
が、カートリッジ本体の側壁部に形成され、前記毛管力
発生部が、カートリッジ本体の底壁部において、前記側
壁部の下端部からインク吸収体と近接する部分にわたっ
て形成されているため、前記側壁部の下端部分に溜まっ
たインクを、毛管力発生部によりインク吸収体へ確実に
導くことができる。
請求項１と同様の効果が得られるが、前記インク供給口
が、カートリッジ本体の側壁部に形成され、前記毛管力
発生部が、カートリッジ本体の底壁部において、前記側
壁部の下端部からインク吸収体と近接する部分にわたっ
て形成されているため、前記側壁部の下端部分に溜まっ
たインクを、毛管力発生部によりインク吸収体へ確実に
導くことができる。
【００３４】請求項４のインクカートリッジによれば、
請求項２又は請求項３の発明と同様の効果が得られる
が、前記毛管力発生部が、インク供給口側からインク吸
収体と近接する部分まで延びる複数の小溝からなるの
で、毛管力発生部を簡単な構造で構成できるため、イン
クカートリッジを安価に製作することができ、且つ、毛
管力発生部による毛細管作用を確実に得ることができ
る。
請求項２又は請求項３の発明と同様の効果が得られる
が、前記毛管力発生部が、インク供給口側からインク吸
収体と近接する部分まで延びる複数の小溝からなるの
で、毛管力発生部を簡単な構造で構成できるため、イン
クカートリッジを安価に製作することができ、且つ、毛
管力発生部による毛細管作用を確実に得ることができ
る。
【図１】本発明の実施形態に係るインクジェット記録装
置の概略図である。
置の概略図である。
【図２】前記インクジェット記録装置の拡大平面図であ
る。
る。
【図３】記録機構（インク吸収体から染み出たインクが
インク吸収体の圧縮により生じた空間の下端部分に溜ま
った状態を示す）断面図である。
インク吸収体の圧縮により生じた空間の下端部分に溜ま
った状態を示す）断面図である。
【図４】インクカートリッジの斜視図である。
【図５】記録機構（インク吸収体から染み出しインク吸
収体の圧縮により生じた空間の下端部分に溜まったイン
クが毛管力発生部によりインク吸収体へ導かれてインク
吸収体に吸収されている状態を示す）の断面図である。
収体の圧縮により生じた空間の下端部分に溜まったイン
クが毛管力発生部によりインク吸収体へ導かれてインク
吸収体に吸収されている状態を示す）の断面図である。
【図６】図５の要部拡大図である。
【図７】別実施形態に係るインクジェット記録装置の概
略図である。
略図である。
【図８】別実施形態のインクジェット記録装置に設けら
れた記録機構の斜視図である。
れた記録機構の斜視図である。
【図９】前記記録機構（インク吸収体から染み出たイン
クがインク吸収体の圧縮により生じた空間に溜まった状
態を示す）の断面図である。
クがインク吸収体の圧縮により生じた空間に溜まった状
態を示す）の断面図である。
【図１０】図９のX −X 線断面図である。
【図１１】記録機構（インク吸収体から染み出しインク
吸収体の圧縮により生じた空間に溜まったインクが毛管
力発生部によりインク吸収体へ導かれて吸収された状態
を示す）の断面図である。
吸収体の圧縮により生じた空間に溜まったインクが毛管
力発生部によりインク吸収体へ導かれて吸収された状態
を示す）の断面図である。
【図１２】従来技術に係る記録機構（インク吸収体から
染み出たインクがインク吸収体の圧縮により生じた空間
の下端部分に溜まった状態を示す）の断面図である。
染み出たインクがインク吸収体の圧縮により生じた空間
の下端部分に溜まった状態を示す）の断面図である。
【図１３】前記記録機構（インク吸収体から染み出しイ
ンク吸収体の圧縮により生じた空間の下端部分に溜まっ
たインクがインク吸収体に吸収されず、空間に溜まった
ままの状態を示す）の断面図である。
ンク吸収体の圧縮により生じた空間の下端部分に溜まっ
たインクがインク吸収体に吸収されず、空間に溜まった
ままの状態を示す）の断面図である。
【図１４】従来技術に係る記録機構（インク吸収体から
染み出たインクがカートリッジ本体内部のインク供給口
付近に溜まった状態を示す）の断面図である。
染み出たインクがカートリッジ本体内部のインク供給口
付近に溜まった状態を示す）の断面図である。
【図１５】前記記録機構（インク吸収体から染み出しカ
ートリッジ本体内部のインク供給口付近に溜まったイン
クがインク供給口から漏れた状態を示す）の断面図であ
る。
ートリッジ本体内部のインク供給口付近に溜まったイン
クがインク供給口から漏れた状態を示す）の断面図であ
る。
８，８Ａ インクカートリッジ ３０，５０ ヘッドホルダ ３３，５４ インク導入部材 ３８，５７ 記録ヘッド ４０，６０ カートリッジ本体 ４０ａ，６０ａ 底壁部 ４０ｂ 側壁部 ４１，６１ インク供給口 ４２，６５ 毛管力発生部 ４３，６６ 小溝 ４６，６７ インク吸収体
Claims (4)
- 【請求項１】 記録ヘッドへインクを導入する為のイン
ク導入部材が突設されたヘッドホルダに、着脱自在に装
着されるインクカートリッジにおいて、 インクを吸収させたインク吸収体を収納するカートリッ
ジ本体と、 前記カートリッジ本体に設けられ、インク導入部材の先
端部分を挿入してインク吸収体のインクをインク導入部
材へ供給するインク供給口と、 前記カートリッジ本体の内部に設けられ、インク導入部
材の挿入により圧縮されたインク吸収体から染み出たイ
ンクを、毛細管作用によりインク吸収体へ導く毛管力発
生部と、 を備えたことを特徴とするインクカートリッジ。 - 【請求項２】 前記毛管力発生部が、カートリッジ本体
の底壁部において、インク供給口側からインク吸収体と
近接する部分にわたって形成されていることを特徴とす
る請求項１に記載のインクカートリッジ。 - 【請求項３】 前記インク供給口が、カートリッジ本体
の側壁部に形成され、前記毛管力発生部が、カートリッ
ジ本体の底壁部において、前記側壁部の下端部からイン
ク吸収体と近接する部分にわたって形成されていること
を特徴とする請求項１に記載のインクカートリッジ。 - 【請求項４】 前記毛管力発生部が、インク供給口側か
らインク吸収体と近接する部分まで延びる複数の小溝か
らなることを特徴とする請求項２又は請求項３に記載の
インクカートリッジ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7200570A JPH0924619A (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | インクカートリッジ |
| US08/636,473 US5815183A (en) | 1995-07-12 | 1996-04-23 | Ink cartridge having a reabsorbation capability for free ink |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7200570A JPH0924619A (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | インクカートリッジ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0924619A true JPH0924619A (ja) | 1997-01-28 |
Family
ID=16426533
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7200570A Pending JPH0924619A (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | インクカートリッジ |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5815183A (ja) |
| JP (1) | JPH0924619A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011083911A (ja) * | 2009-10-13 | 2011-04-28 | Canon Inc | 液体収納容器の製造方法 |
Families Citing this family (28)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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