JPH0920015A - インクカートリッジ - Google Patents

インクカートリッジ

Info

Publication number
JPH0920015A
JPH0920015A JP19599295A JP19599295A JPH0920015A JP H0920015 A JPH0920015 A JP H0920015A JP 19599295 A JP19599295 A JP 19599295A JP 19599295 A JP19599295 A JP 19599295A JP H0920015 A JPH0920015 A JP H0920015A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
cartridge
supply port
absorber
cartridge body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19599295A
Other languages
English (en)
Inventor
Toyoki Sasaki
豊紀 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP19599295A priority Critical patent/JPH0920015A/ja
Publication of JPH0920015A publication Critical patent/JPH0920015A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インク供給口から漏れたインクが、インクカ
ートリッジの取替えの際に垂れたり、ヘッドホルダや、
カートリッジ本体の吸収体が装着されている部分以外の
面に付着するのを確実に防止することができるインクカ
ートリッジを提供することである。 【構成】 インクカートリッジ8は、箱状のカートリッ
ジ本体40と、カートリッジ本体40に収納されたイン
ク吸収体46からなり、カートリッジ本体40には、ヘ
ッドホルダ30のインク導入部材33の先端部分が挿入
可能なインク供給口41が形成され、カートリッジ本体
40の後面のうちのインク供給口41の外周側部分と、
カートリッジ本体40の下面のうちの後端部とにわたっ
て凹部42が形成されており、この凹部42にインク供
給口41から漏れたインクを吸収して保持する吸収体4
3が装着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクを噴射する
記録ヘッドへインクを供給するインクカートリッジに関
し、特に、インク供給口から漏れたインクを吸収して保
持する吸収体を装着したものに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、インクジェット記録装置には、
インクカートリッジから供給されたインクを記録ヘッド
から噴射させて用紙に記録する記録機構と、記録機構を
キャリッジを介して駆動する駆動機構とが設けられ、記
録機構において、記録ヘッドへインクを供給するインク
カートリッジは、インクを吸収させたスポンジ状のイン
ク吸収体を、インク供給口を有するカートリッジ本体に
収納した構造であり、キャリッジに取付けられたヘッド
ホルダに着脱自在に装着される。ヘッドホルダには、イ
ンクを噴射する記録ヘッドと、記録ヘッドへインクを導
入するインク導入部材が設けられ、インクカートリッジ
をヘッドホルダに装着すると、インク供給口にインク導
入部材の先端部分が挿入されて、インクカートリッジの
インクがインク導入部材を介して記録ヘッドに供給され
る。
【0003】上記のように、カートリッジ本体のインク
供給口にインク導入部材の先端部分が挿入されると、イ
ンクカートリッジの内部においては、インク導入部材の
先端部でインク吸収体のインク供給口側の部分が圧縮さ
れるため、その圧縮によりインク吸収体から染み出した
インクが、インク供給口に達してインク供給口から漏れ
やすくなる。そのため、従来より、ヘッドホルダにイン
クカートリッジを装着する際や装着している間に、イン
ク供給口からインクが漏れないように工夫された種々の
インクカートリッジやインク導入部材が実用化されてい
る。
【0004】例えば、図12に示すように、箱状のヘッ
ドホルダ101に固着されたインク導入部材102の先
端部分には、鍔状の圧着部103aを有するシール部材
103が外嵌にて装着されており、インクカートリッジ
110をヘッドホルダに装着した場合、圧着部103a
にカートリッジ本体111のインク供給口112の外周
部分が圧着し、インク供給口112からのインクの漏れ
を防止するようにして、インクカートリッジ本体111
に収納されたインク吸収体113のインクを記録ヘッド
104へ供給するように構成してある。また、図示して
いないが、前記シール部材103の先端部に、インク供
給口112よりも大径の鍔状の封止部を設けたものもあ
り、インク供給口112にインク導入部材の先端部分が
挿入されるのと略同時に、封止部でインク導入部材とイ
ンク供給口112の隙間を封止するように構成してあ
る。
【0005】一方、カートリッジ本体のインク供給口に
筒状のシール部材を装着したインクカートリッジも実用
化されており、このシール部材には内側に張出した1対
の環状のシール部が一体形成され、インク導入部材の先
端部分がシール部材に挿入されると、これらシール部で
インク導入部材とシール部材の内周部との間をシールす
るように構成してある。尚、このインクカートリッジで
は、インクカートリッジをヘッドホルダから脱着する際
に、シール部によりインク導入部材の外周部に付着した
インクを、インクカートリッジ内に取除くようになって
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図12のヘッ
ドホルダ101にインクカートリッジ110を装着して
いった場合、図13に示すように、シール部材113の
圧着部103aに、カートリッジ本体111のインク供
給口112の外周部分が圧着する前に、インク吸収体1
11の圧縮により染み出たインクが、インク供給口11
2に達してインク供給口112から漏れるという問題が
おこる。また、インクカートリッジ110をヘッドホル
ダ101に長時間装着していると、図14に示すよう
に、インクカートリッジ110内のインクが、インク供
給口112からカートリッジ本体111の前面と圧着部
103aとの間をつたって徐々に漏れ出るという問題も
生じる。
【0007】また、封止部を有するシール部材をインク
導入部材に装着した場合でも、上記同様、インクカート
リッジをヘッドホルダに長時間装着していると、インク
カートリッジ内のインクが、インク供給口から徐々に漏
れ出るという問題がある。また、インク供給口にシール
部材を装着したインクカートリッジを、ヘッドホルダに
装着する場合では、インクカートリッジの装着時におけ
るインク漏れは防止できるが、やはり、上記同様に、イ
ンクカートリッジをヘッドホルダに長時間装着している
と、インクカートリッジ内のインクが、インク供給口か
ら徐々に漏れるという問題がある。
【0008】即ち、インクカートリッジのインク供給口
とインク導入部材との間をシールしても、インク吸収体
の圧縮により染み出したインクがインク供給口に達すれ
ば、上記に限らず、インクカートリッジをヘッドホルダ
に長時間装着した場合には、前記染み出したインクがイ
ンク供給口から徐々に漏れるという問題が生じる。そし
て、漏れ出たインクについての対策は何ら施されておら
ず、漏れたインクが、インクカートリッジの取替えの際
に、インクカートリッジからインク滴となって垂れて記
録装置の内や外を汚したり、手を汚すという問題があ
る。また、カートリッジ本体以外にヘッドホルダに付着
したインクもインクカートリッジの取替えの際に手を汚
すという問題がある。本発明の目的は、インク供給口か
ら漏れたインクが、インクカートリッジの取替えの際に
垂れたり、ヘッドホルダや、カートリッジ本体の吸収体
が装着されている部分以外の面に付着するのを防止する
ことができるインクカートリッジを提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1のインクカート
リッジは、記録ヘッドへインクを導入する為のインク導
入部材が突設されたヘッドホルダに、着脱自在に装着さ
れるインクカートリッジにおいて、インクを吸収させた
インク吸収体を収納するカートリッジ本体と、前記カー
トリッジ本体に設けられ、インク導入部材の先端部分を
挿入してインク吸収体のインクをインク導入部材へ供給
するインク供給口と、前記カートリッジ本体のインク供
給口から漏れたインクを吸収して保持する吸収体とを備
えたものである。
【0010】請求項2のインクカートリッジは、請求項
1の発明において、前記吸収体が、カートリッジ本体の
インク供給口が開口する前面のうちのインク供給口の外
周側の環状凹部に装着されたものである。請求項3のイ
ンクカートリッジは、請求項1の発明において、前記吸
収体が、カートリッジ本体の下面のうちのインク供給側
の前端部の凹部に装着されたものである。請求項4のイ
ンクカートリッジは、請求項1の発明において、前記吸
収体が、カートリッジ本体のインク供給口が開口する前
面のうちのインク供給口の外周側部分の環状凹部と、カ
ートリッジ本体の下面のうちの前端部の凹部とにわたっ
て装着されたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しつつ説明する。本発明の実施形態は、イン
クジェット記録装置に設けられている記録機構のヘッド
ホルダに、水平方向から着脱自在に装着されるインクカ
ートリッジに本発明を適用した場合の例である。図1に
示すように、インクジェット記録装置1のハウジング2
内には、用紙Pを搬送する為のプラテン3と、キャリッ
ジ4を駆動する為のキャリッジ駆動機構5と、インクカ
ートリッジ8に収容したインクを記録ヘッド38に設け
た複数の噴射ノズルから噴射させて用紙Pに記録する記
録機構7とが設けられている。
【0012】図2に示すように、前記プラテン3は左右
方向向きに配設され、プラテン軸10の左端部は側壁板
12に枢支され、その左部にプラテンギヤ11が取付け
られている。プラテンギヤ11に噛合する第1従動ギヤ
14と第2従動ギヤ15からなる複合ギヤ13は、側壁
板12に回転可能に枢支され、第2従動ギヤ15に噛合
する駆動ギヤ16に、フィードモータ17が取付けら
れ、フィードモータ17を所定回転方向に駆動して駆動
ギヤ16が回転することにより、複合ギヤ13とプラテ
ンギヤ11とを介して、プラテン3が所定の用紙送り方
向に駆動される。
【0013】キャリッジ駆動機構5について説明する。
図1、図2に示すように、前記プラテン3の前側に水平
に配設された略板状のキャリッジ4は、その後端部にお
いてプラテン3と平行に設けられたガイドロッド20に
左右方向に移動自在に支持されるとともに、ガイドロッ
ド20と平行に設けられたガイドレール21によって、
その前端部において左右方向に移動自在に支持されてい
る。一方、キャリッジ4の移動範囲の左端部には、従動
プーリー22が図示外のフレームに回転可能に枢支され
るとともに、その右端部には、キャリッジ駆動モータ2
5の駆動軸に取付けた駆動プーリー23が設けられ、無
端状のタイミングベルト20がこれら両プーリー22,
23に亙って掛け渡され、キャリッジ駆動モータ25が
回転駆動されると、これら両プーリー22,23とタイ
ミングベルト24を介して、キャリッジ4がこれらガイ
ドロッド20とガイドレール21に支持されて記録方向
(右方向)及び反記録方向(左方向)に移動駆動され
る。
【0014】次に、記録機構7について説明する。記録
機構7には、キャリッジ4上に取付けられたヘッドホル
ダ30と、ヘッドホルダ30の後側にインク導入部材3
3を介して固定された記録ヘッド38が、複数の噴射ノ
ズル(図示略)を後方へ向けて設けられている。図3、
図5、図6に示すように、インク導入部材33は、イン
ク供給通路35aが形成された軸部35と、記録ヘッド
38を保持する保持部34からなり、保持部34はヘッ
ドホルダ30の仕切板31の後部に固定され、インク導
入部材33の軸部35は、ヘッドホルダ30の仕切板3
1に形成された挿通孔31aを挿通して前方へ延び、軸
部35の先端部分が仕切板31から前方へ突出してい
る。軸部35の先端部分には、鍔状の圧着部37aを有
するシール部材37が外嵌にて装着されており、図3に
示すように、インクカートリッジ8がヘッドホルダ30
に装着された状態において、圧着部37aにカートリッ
ジ本体40のインク供給口41の外周部分が圧着され
る。尚、36はインク供給通路35aの先端部に設けら
れたフィルタであり、39は記録ヘッド38を保護する
とともに、記録ヘッド38の先端部を保持するキャップ
状のヘッドガイドである。
【0015】前記ヘッドホルダ30に着脱自在に装着さ
れるインクカートリッジ8について説明する。図3〜図
6に示すように、インクカートリッジ8は、箱状のカー
トリッジ本体40と、カートリッジ本体40に収納され
インクを吸収させたインク吸収体46(例えば、ポリエ
ーテル系のウレタンフォームで構成される)からなり、
カートリッジ本体40には、インク導入部材33の先端
部分が挿入可能なインク供給口41が形成されている。
また、カートリッジ本体40には、カートリッジ本体4
0の後面のうちのインク供給口41の外周側部分と、カ
ートリッジ本体40の下面のうちの後端部とにわたって
凹部42が形成されており、この凹部42にインク供給
口41から漏れたインクを吸収して保持する吸収体43
(例えば、ポリエーテル系のウレタンフォームで構成さ
れる)が装着されている。
【0016】図5の状態からインクカートリッジ8をヘ
ッドホルダ30に装着していってた場合、図6に示すよ
うに、シール部材37の圧着部37aに、カートリッジ
本体40のインク供給口41の外周部分が圧着する前
に、インク導入部材33がインク吸収体46を圧縮し、
インク吸収体46の圧縮により染み出たインクが、イン
ク供給口41に達してインク供給口41から漏れても、
吸収体43によりインク供給口41の外周側部分とカー
トリッジ本体40の下面のうちの後端部とにわたって、
漏れたインクが吸収され保持される。また、図3に示す
ように、インクカートリッジ8がヘッドホルダ30に装
着された状態において、インク吸収体46の圧縮により
染み出たインクが、インク供給口41に達してインク供
給口41から漏れた場合でも、上記同様に、漏れたイン
クは吸収体43により吸収され保持される。
【0017】つまり、このインクカートリッジ8によれ
ば、吸収体43が、カートリッジ本体40のインク供給
口41が開口する後面のうちのインク供給口41の外周
側部分とカートリッジ本体40の下面のうちの後端部に
わたって設けられた凹部42に装着されているので、カ
ートリッジ本体40のインク供給口41から漏れたイン
クが、カートリッジ本体40の吸収体43の外周側に付
着するのを防ぐことができ、特に、インク供給口41か
らカートリッジ本体40の下方へ流れるインクを、イン
ク供給口41の外周側部分とカートリッジ本体40の下
面のうちの後端部にわたって、十分に吸収して保持する
ことができる。即ち、インク供給口41から漏れたイン
クがヘッドホルダ30や、カートリッジ本体40の吸収
体43が装着されている部分以外の面に付着するのを確
実に防止することができ、インクカートリッジ8の取替
えの際に、インクが垂れたり、インクが手に付き手が汚
れるのを防止することができる。
【0018】しかも、インク吸収体43はカートリッジ
本体40の凹部42に装着されるため、吸収体43に吸
収され保持されたインクが、ヘッドホルダ30やカート
リッジ本体40に付着するのを極力防止することができ
る。また、このインクカートリッジ8は、カートリッジ
本体40に吸収体43を装着した簡単な構造であるた
め、インクカートリッジ8を安価に製作することができ
る。更に、ヘッドホルダ30がキャリッジ4に着脱可能
に装着され、記録ヘッド38と一体に交換するもので
は、その交換作業の際に、漏れたインクで手が汚れるの
を防止する効果がある。尚、本実施形態では、インクカ
ートリッジを水平方向から装着するように構成したもの
であるが、記録ヘッド38が斜め下向きになるように、
ヘッドホルダ30を傾斜させ、インクカートリッジ8を
斜め方向から装着するように構成したものでも、同様の
作用・効果を達成することができる。
【0019】次に、前記インクカートリッジ8の変形例
について説明する。但し同一のものには同一の符号を付
して説明する。 第1変形例・・・図7、図8参照 インクカートリッジ8Aのカートリッジ本体50には、
インク供給口41が開口する後面のうちのインク供給口
41の外周側の環状の凹部52が形成されており、この
凹部52にインク供給口41から漏れたインクを吸収し
て保持する環状の吸収体53が装着されている。つま
り、インク供給口41から漏れたインクをインク供給口
41の外周部で吸収でき、漏れたインクがカートリッジ
本体50の下端部まで流れてヘッドホルダ30の下面に
付着しないのは勿論、カートリッジ本体50の後面にお
いて、吸収体53の外周側にインクが付着するのを防げ
るため、インクカートリッジ8Aの取替えの際に、イン
クが手に付き手が汚れるのを確実に防止できる。尚、第
1変形例のものでは、前記実施形態と同様に、インクカ
ートリッジを水平もしくは斜め下向きに装着するのには
勿論、下向きに装着するものにも適用できる。
【0020】第2変形例・・・図9、図10参照 インクカートリッジ8Bのカートリッジ本体55には、
その下面のうちのインク供給口側の後端部に凹部57が
形成されており、この凹部57にインク供給口41から
漏れたインクを吸収して保持する吸収体58が装着され
ている。つまり、カートリッジ本体55のインク供給口
41から漏れてカートリッジ本体55の下方へ流れたイ
ンクを、吸収体58でカートリッジ本体55の下面側に
おいて吸収することができ、ヘッドホルダ30の下面に
インクが付着したり、溜まったりするのを確実に防止で
きる。この第2変形例のものでは、前記実施形態と同様
に、インクカートリッジを水平もしくは斜め下向きに装
着するものにも適用できる。
【0021】第3変形例・・・図11参照 これらインクカートリッジ60、65は、カラー用のイ
ンクェット記録装置に適用されるインクカートリッジで
あり、3つのインクカートリッジ60のカートリッジ本
体64には、シアン、マゼンタ、イエローのインクを吸
収させたインク吸収体(図示略)が夫々収納され、イン
クカートリッジ65のカートリッジ本体69には、ブラ
ックのインクを吸収させたインク吸収体(図示略)が収
納されている。カートリッジ本体64,69には、イン
ク供給口61,66外周側部分と、カートリッジ本体6
4,69の下面のうちの後端部とにわたって凹部62,
67が夫々形成されており、この凹部62,67に吸収
体63,68が装着されている。ここで、第1および第
2変形例と同様の吸収体53,58を適用することもで
きる。これらインクカートリッジ60,65によれば、
前記実施形態と同様の効果が得られる。
【0022】
【発明の効果】請求項1のインクカートリッジによれ
ば、カートリッジ本体のインク供給口から漏れたインク
を吸収して保持する吸収体を装着したので、インク供給
口から漏れたインクが、インクカートリッジを取替える
際に垂れたり、ヘッドホルダや、カートリッジ本体の吸
収体が装着されている部分以外の面に付着するのを確実
に防止することができ、手を汚したり、記録装置の内や
外を汚すことがない。しかも、このインクカートリッジ
は、カートリッジ本体に吸収体を装着した簡単な構造で
あるため、インクカートリッジを安価に製作することが
できる。
【0023】請求項2のインクカートリッジによれば、
請求項1と同様の効果が得られるが、前記吸収体が、カ
ートリッジ本体のインク供給口が開口する前面のうちの
インク供給口の外周側の環状凹部に装着さているため、
カートリッジ本体のインク供給口から漏れたインクをイ
ンク供給口の外周部で吸収でき、漏れたインクがヘッド
ホルダに付着しないのは勿論、カートリッジ本体の前面
において、吸収体の外周側にインクが付着するのを防げ
るため、インクカートリッジの取替えの際に、インクが
手に付き手が汚れるのを防止することができる。しか
も、インク吸収体は、カートリッジ本体の環状凹部に装
着されるため、吸収体に吸収され保持されたインクが、
ヘッドホルダや、カートリッジ本体の吸収体が装着され
ている部分以外の面に付着するのも防止できる。
【0024】請求項3のインクカートリッジによれば、
請求項1と同様の効果が得られるが、前記吸収体が、カ
ートリッジ本体の下面のうちのインク供給側の前端部の
凹部に装着されているため、カートリッジ本体のインク
供給口から漏れてカートリッジ本体の下方へ流れたイン
クを、カートリッジ本体の下面側において吸収すること
ができ、ヘッドホルダの下面にインクが付着したり、溜
まったりするのを確実に防止できる。また、インク吸収
体がカートリッジ本体の凹部に装着されるため、吸収体
に吸収され保持されたインクが、ヘッドホルダや、カー
トリッジ本体の吸収体が装着されている部分以外の面に
付着するのを極力防止することができる。
【0025】請求項4のインクカートリッジにおいて
は、請求項1と同様の効果が得られるが、前記吸収体
が、カートリッジ本体のインク供給口が開口する前面の
うちのインク供給口の外周側部分の環状凹部と、カート
リッジ本体の下面のうちの前端部の凹部とにわたって装
着されているので、カートリッジ本体のインク供給口か
ら漏れたインクが、吸収体の外周側に付着するのを防ぐ
ことができ、特に、インク供給口からカートリッジ本体
の下方へ流れるインクを、インク供給口の外周側部分と
カートリッジ本体の下面のうちの前端部にわたって、十
分に吸収して保持することができるため、漏れたインク
がヘッドホルダや、カートリッジ本体の吸収体が装着さ
れている部分以外の面に付着するのを確実に防止するこ
とができる。また、請求項3と同様に、インク吸収体が
カートリッジ本体の凹部に装着されるため、吸収体に吸
収され保持されたインクが、ヘッドホルダや、カートリ
ッジ本体の吸収体が装着されている部分以外の面に付着
するのを極力防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るインクジェット記録装
置の概略図である。
【図2】前記インクジェット記録装置の部分拡大平面図
である。
【図3】記録機構(インクカートリッジがヘッドホルダ
に装着された状態を示す)の断面図である。
【図4】インクカートリッジの斜視図である。
【図5】記録機構(インクカートリッジがヘッドホルダ
に装着されていない状態を示す)の断面図である。
【図6】記録機構(インクカートリッジがヘッドホルダ
に装着される途中の状態を示す)の断面図である。
【図7】第1変形例に係るインクカートリッジの斜視図
である。
【図8】図7のVIII−VIII線断面図である。
【図9】第2変形例に係るインクカートリッジの斜視図
である。
【図10】図9のX −X 線断面図である。
【図11】第3変形例に係るインクカートリッジの斜視
図である。
【図12】従来に係る記録機構(インクカートリッジが
ヘッドホルダに装着されていない状態を示す)の断面図
である。
【図13】従来に係る記録機構(インクカートリッジが
ヘッドホルダに装着される途中の状態を示す)の断面図
である。
【図14】従来に係る記録機構(インクカートリッジが
ヘッドホルダに装着された状態を示す)の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 インクジェト記録装置 8,8A,8B,60,65 インクカートリッジ 30 ヘッドホルダ 33 インク導入部材 38 記録ヘッド 40,50,55,64,69 カートリッジ本体 41,61,66 インク供給口 42,52,57,62,67 凹部 43,53,58,63,68 吸収体 46 インク吸収体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドへインクを導入する為のイン
    ク導入部材が突設されたヘッドホルダに、着脱自在に装
    着されるインクカートリッジにおいて、 インクを吸収させたインク吸収体を収納するカートリッ
    ジ本体と、 前記カートリッジ本体に設けられ、インク導入部材の先
    端部分を挿入してインク吸収体のインクをインク導入部
    材へ供給するインク供給口と、 前記カートリッジ本体のインク供給口から漏れたインク
    を吸収して保持する吸収体と、 を備えたことを特徴とするインクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記吸収体が、カートリッジ本体のイン
    ク供給口が開口する前面のうちのインク供給口の外周側
    の環状凹部に装着されたことを特徴とする請求項1に記
    載のインクカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記吸収体が、カートリッジ本体の下面
    のうちのインク供給側の前端部の凹部に装着されたこと
    を特徴とする請求項1に記載のインクカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記吸収体が、カートリッジ本体のイン
    ク供給口が開口する前面のうちのインク供給口の外周側
    部分の環状凹部と、カートリッジ本体の下面のうちの前
    端部の凹部とにわたって装着されたことを特徴とする請
    求項1に記載のインクカートリッジ。
JP19599295A 1995-07-06 1995-07-06 インクカートリッジ Pending JPH0920015A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19599295A JPH0920015A (ja) 1995-07-06 1995-07-06 インクカートリッジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19599295A JPH0920015A (ja) 1995-07-06 1995-07-06 インクカートリッジ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0920015A true JPH0920015A (ja) 1997-01-21

Family

ID=16350425

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19599295A Pending JPH0920015A (ja) 1995-07-06 1995-07-06 インクカートリッジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0920015A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9010913B1 (en) 2013-12-13 2015-04-21 Riso Kagaku Corporation Ink cartridge
US11850865B2 (en) 2021-03-30 2023-12-26 Seiko Epson Corporation Cartridge and printing system

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9010913B1 (en) 2013-12-13 2015-04-21 Riso Kagaku Corporation Ink cartridge
EP2883708A2 (en) 2013-12-13 2015-06-17 Riso Kagaku Corporation Ink cartridge
CN104708907A (zh) * 2013-12-13 2015-06-17 理想科学工业株式会社 墨盒
US11850865B2 (en) 2021-03-30 2023-12-26 Seiko Epson Corporation Cartridge and printing system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5883653A (en) Ink jet recording device and head holder with ink reserve section having a plurality of reserve grooves
JP4887579B2 (ja) 印字装置
US7753473B2 (en) Liquid ejecting apparatus
JPH0924619A (ja) インクカートリッジ
JP2001301192A (ja) インクジェット記録装置
AU713867B2 (en) Ink cartridge
JP4125082B2 (ja) インクジェット記録ヘッドの製造方法
US20040227792A1 (en) Inkjet printer
JPH0920015A (ja) インクカートリッジ
JP4882172B2 (ja) 印字装置
JP2003136742A (ja) インクジェットプリンタ
JPH06226990A (ja) インクタンクおよびインクジェット記録装置
JP4923341B2 (ja) 印字装置およびインクジェットヘッド回復方法
JPH10193633A (ja) インクカートリッジ
JP7310217B2 (ja) タンクユニット及び液体消費装置
JPH09239995A (ja) インクジェット記録ヘッド用キャッピング装置
JP2001105626A (ja) インクジェット式記録装置
JP4923342B2 (ja) 印字装置
JP2003211688A (ja) インクジェット式記録装置および同装置におけるインク供給路内の洗浄方法
JPH1148498A (ja) インクジェットプリンタ
JP2005225216A (ja) 液体噴射装置
JPH08174858A (ja) インクカートリッジ
JP2002240308A (ja) 記録ヘッドユニット及びインクジェット記録装置
JPH1120182A (ja) インクカートリッジ
JP3671997B2 (ja) インクジェット式記録装置のクリーニング方法