JP6012250B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録媒体にインクを吐出して文字や画像等を記録するインクジェット記録装置に関し、特に、インクを吐出するヘッドカートリッジとインクタンクとをキャリッジに着脱可能に搭載するインクジェット記録装置に関する。
インクジェット記録装置においては、インクを吐出する記録ヘッドを有するヘッドカートリッジを、記録媒体の搬送方向と交差する方向に移動させつつインクを吐出させて画像を記録する、所謂シリアルタイプのインクジェット記録装置が知られている。このシリアルタイプの種のインクジェット記録装置(以下、単に記録装置と言う)では、ヘッドカートリッジと、ヘッドカートリッジに供給するインクを収容するインクタンクとがキャリッジに対して着脱交換可能な形態で搭載される。これは、インクタンク内のインクがなくなったときにはインクタンクのみを交換することができ、記録ヘッドが故障した場合には記録ヘッドのみを交換することができるものであり、ランニングコストの低減を図ることができる。
また、インクジェット記録装置には、プロユースにも対応可能な高画質化が要望されており、その高画質化を実現するための対策の一つとして、インクの多色化が進められている。例えば、一つのヘッドカートリッジには、8色から12色のインクタンクを搭載して記録を行う構成などが採用されている。
また、キャリッジには、特許文献1に示すように、ヘッドカートリッジをキャリッジに固定するための固定部材が設けられている。この固定部材は、操作部を有するレバーと、そのレバーの回動に伴いヘッドカートリッジをキャリッジに圧接させて固定するための押圧ばねと、を備えている。固定部材はヘッドカートリッジを固定している状態では、操作部を上方に引き上げて回動させることで、キャリッジへのヘッドカートリッジの固定が解除されるようになっている。
特許4333980号明細書
しかし、上記の従来技術においては、高画質化に伴うインクの多色化によって、搭載するインクタンク数が増加した場合に、ヘッドカートリッジの保持力が弱くなってしまうことが判明してきた。ヘッドカートリッジの保持力が弱くなる理由は以下のようである。
すなわち、インクタンクはその底面にインク供給部を有する一方、ヘッドカートリッジはインクタンクが装着された時に各インク供給部との対向位置に、それぞれインク流入部を有している。各インクタンクがヘッドカートリッジに装着されることで、インクタンクのインク供給部とヘッドカートリッジのインク流入部とが連結され、インクタンクからヘッドカートリッジの記録ヘッドへとインクが供給される。このインク供給動作において、ヘッドカートリッジとインクタンクとの連結部からインクが漏れないようにするため、通常は弾性部材などからなる連結部材等を介してインクタンクとヘッドカートリッジとを密着させる構成が採られている。従ってインクタンクとヘッドカートリッジのそれぞれは、連結部材からの反力を受けることとなる。そのため、記録ヘッドに搭載するインクタンクが増加すると、インクタンクを装着した際にヘッドカートリッジが連結部材から受ける反力の総和も増大する。その結果、ヘッドカートリッジをキャリッジに圧接させる力よりも反力の方が大きくなってヘッドカートリッジの保持力が弱まり、ヘッドカートリッジが所定の位置に保持・固定されなくなることがあり、画像形成に悪影響を及ぼす可能性がある。
このような課題の解決するための方法の一つとして、記録ヘッドを押圧・保持する力をさらに増加させることが考えられる。しかしその結果として、ヘッドカートリッジをキャリッジに装着する際に必要な操作力が非常に大きくなり、操作性の低下を招くこととなる。さらに、固定部に設けられた押圧バネ力を増大させる場合には、固定部材の変形防止のために高い剛性をもった特別な材料を使用する必要があり、また、固定部材の操作力を低減するためには複雑なリンク機構を用いることも必要となる。
また、別の方法として、キャリッジ上に固定部材とは別の部材を用いて押圧保持力を増加させることも考えられる。しかし、この場合には製品コストのアップが生じると共に、別部材を配置するためのスペースも必要となり、装置自体が大型化するという新たな課題が生じる。
本発明は、装置の複雑化およびコスト増大を抑えつつ、ヘッドカートリッジをキャリッジに対して適正に保持させることが可能なインクジェット記録装置の提供を目的とする。
本発明は上記目的を達成するため、本発明は以下の構成を有する。
すなわち、本発明の第1の形態は、インク流入部を有するヘッドカートリッジと、前記ヘッドカートリッジを着脱可能に搭載するキャリッジと、前記キャリッジに揺動可能に支持されたタンク保持部材と、前記インク流入部と連結するインク供給部と、前記ヘッドカートリッジと係合する第1係合部と、前記タンク保持部材と係合する第2係合部とを有し、前記ヘッドカートリッジへ供給されるインクを収容するインクタンクと、を備え、前記インク流入部が前記インク供給部から受ける力によって前記ヘッドカートリッジが第1の方向に回転する力を受けるインクジェット記録装置であって、前記キャリッジに前記ヘッドカートリッジと前記インクタンクが搭載されているときに、前記インクタンクは前記インク供給部が前記インク流入部から受ける力によって記第1係合部を中心に回転し、前記タンク保持部材は回転する前記インクタンクの前記第2係合部に押圧されることによって揺動し、前記ヘッドカートリッジは揺動する前記タンク保持部材に押圧されることによって前記第1の方向と反対の第2の方向に回転する力を受けることを特徴とするものである。
本発明によれば、多数のインクタンクを用いる場合にも、キャリッジに対してヘッドカートリッジを適正に保持・固定することが可能になり、高品質、高精度な画像形成が可能になる。また、装置に複雑な機構や部材を付加する必要がなく、安価に構成することができる。
本発明の第1の実施形態におけるインクジェット記録装置の全体構成を示す斜視図である。 第1の実施形態におけるヘッドカートリッジを示す図である。 第1の実施形態におけるインクタンクを示す斜視図である。 第1の実施形態における主走査部の構成を示す斜視図である。 第1の実施形態におけるキャリッジの構成を示す斜視図である。 第1の実施形態におけるキャリッジに取り付けられるタンクホルダの構成を示す斜視図である。 第1の実施形態における主走査部に設けられたヘッド固定レバーを解除させた状態を示す側面図である。 第1の実施形態において主走査部にヘッドカートリッジが装着された状態を示す斜視図である。 図8に示したものの断面図である。 (a)は図8に示したもの側面図、(b)は同図(a)に示したもののガイドボス周りの拡大図である。 図10に示したものにインクタンクの装着した状態を示す斜視図である。 第1の実施形態においてインクタンクがヘッドカートリッジおよびタンクホルダに固定された状態での各部に作用する力を示す模式的断面図である。 (a)は第1の実施形態においてインクタンクを装着した状態を示す側面図、同図(b)は同図(a)に示したもののガイドボス周りの拡大図である。 本発明の第2の実施形態においてインクタンクがヘッドカートリッジおよびタンクホルダに固定された状態を示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、各図面を通して同一符号は同一又は対応した部分を示すものである。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態におけるインクジェット記録装置を図1ないし図13に基づき説明する。本実施形態におけるインクジェット記録装置は、キャリッジを備えた、所謂シリアルタイプのインクジェット記録装置(以下、単に記録装置という)である。この記録装置では、複数のノズル記録ヘッドが記録情報に基づいて駆動されてインク滴の吐出を行うと共に、これに同期してキャリッジを主走査しながら記録媒体に記録を行う場合を示す。
図1に記録装置全体を示す斜視図を示す。本実施形態における記録装置は、大きく分けて、給紙部(ASFユニット)20、記録媒体搬送部(用紙搬送部)30、排紙部40、記録ヘッド回復部(回復ユニット)50、ヘッドカートリッジ200を搭載する主走査部(キャリアユニット)100、および前記の各部を制御する制御装置とから構成されている。ヘッドカートリッジは、インクを吐出する吐出口が配列された吐出口群をインク色分だけ配置した記録ヘッドを底部に有し、キャリッジに対して着脱可能に設けられるものである。また、このキャリッジにはインクを供給するためのインクタンクが着脱可能に設けられる。
この記録装置は、図外のホスト装置から送信された記録データなどの情報を受信し、その情報を記録装置内に設けられた制御基板5上の制御部(不図示)に格納し、その後、同制御部から記録動作開始指令が出されて記録動作が開始される。記録動作が開始されると、給紙部20より記録媒体としての記録シートが給紙される。続いて、主走査部としてのキャリアユニット100が主走査方向(X方向)に沿って移動(主走査)を行う。各主走査では、記録ヘッド201(図2参照)に形成されたノズル部201a(図2参照)のノズル配列幅分(1バンド分)の記録データに応じて、記録ヘッドの各ノズルからインク滴を吐出する。キャリアユニット100は、図4に示すように、記録手段としての記録ヘッド201を有するヘッドカートリッジ200(図2)とインクタンク300(図3)とを搭載して主走査するキャリッジ110(図5)と、タンクホルダ120(図6)とからなる。
主走査部としてのキャリアユニット100は、シャーシ10に固定されたガイドシャフト14とシャーシ10の上部に固定されたサポートレール15とによって案内・支持されている。このキャリアユニット100は、キャリッジモータ17とアイドラプーリ18との間に張架されたキャリッジベルト16を介してキャリッジモータ17の駆動力を伝達することにより、ガイドシャフト14に沿って往復移動(走査)される。また、図4のように、ヘッドカートリッジ200を搭載するためのキャリアユニット100には、圧接コネクタ151が設けられている。この圧接コネクタ151は金属にメッキを施し、該金属の弾性変形を用いてヘッドカートリッジ200の導体露出部に圧接されるようになっており、後述するヘッドカートリッジ200のコンタクト面と電気的な結合を行う。前記圧接コネクタ151はキャリッジ上に搭載された基板(キャリッジ基板)150に半田付けされている。キャリッジ基板150はフレキシブルフラットケーブル(FFC)12を介して装置本体側の制御基板5の制御部と電気的に結合されている。
上記構成を有するインクジェット記録装置では、記録ヘッド201に、前記FFC12を介してヘッドドライバ(不図示)の信号を伝達することで、記録データに応じてインク滴を吐出することが可能である。また、シャーシ10に張架されたコードストリップ19をキャリジ110に搭載されたキャリッジ基板150上のCRエンコーダ(不図示)によって読み取ることで、適切なタイミングで記録シートに向けてインク滴を吐出することができる。
そして、1バンド分の記録が終了すると、用紙搬送部(記録媒体搬送部)30により必要量だけ記録シートの搬送が行われる。このヘッドカートリッジ記録動作(主走査)と、記録シートの搬送動作とを繰り返して実施することにより、記録シート全面にわたって画像を記録することが可能になる。
一方、図2(a)は記録手段としてのヘッドカートリッジ200の正面を斜め下側から観た斜視図であり、図2(b)はヘッドカートリッジ200の背面を斜め上方から観た斜視図であり、図2(c)はヘッドカートリッジ200の側面図である。また図3はインク貯蔵部としてのインクタンク300の斜視図である。本実施形態においては、インクタンク300とヘッドカートリッジ200とが別体化した構成となっており、インクタンク300はヘッドカートリッジ200およびタンクホルダ120に対して着脱可能に係合・保持されるようになっている。また、ヘッドカートリッジは、後述の固定レバー130の操作によってキャリアユニット100に対して着脱可能に固定されるようになっている。
図2に示すように、キャリアユニット100に搭載されるヘッドカートリッジ200の下面には記録ヘッド201aを有するノズル部201が設けられている。このノズル部201には、インクタンクを装着した際に、後述のインク供給口310に接続されるインク流入部203(図2(b)および図8参照)が設けられている。インク流入部203には、ノズル部201に向かって延びるインク流路(不図示)が形成されている。このような構成により、ヘッドカートリッジ200のノズル部201における記録ヘッド201aには、インクタンク300内に貯留されたインクが供給される。
さらにヘッドカートリッジ200の裏面には、電気的接続のためのヘッド基板220が設けられている。このヘッド基板220は、レジストされていない導体露出部(以下コンタクト面と呼ぶ)を有している。なお、このコンタクト面には例えば60個のコンタクトが配列されている。前記ヘッドカートリッジ200は、記録信号に応じて電気的エネルギーを印加することにより、複数の吐出口からインクを選択的に吐出して記録する記録ヘッド201aを備える。
ヘッドカートリッジ200の両側面の下部には、ガイドボス210が左右対称形状で設けられている。このガイドボス210はヘッドカートリッジ200をキャリアユニット100に装着する際に、タンク保持部材としてのタンクホルダ120の両側に形成されたガイド溝121A(図6参照)へと案内される構成となっている。また、ガイドボス210の下端部は突起部211(図2(c)および図10(b)参照)が形成されている。この突起部211はヘッドカートリッジ200にインクタンク300を装着し、ヘッド固定レバー(固定部材)130でヘッドカートリッジ200をキャリアユニット100に固定した際に後述のようにタンクホルダ120によって押圧されるように形成されている。
ヘッドカートリッジ200の下部にはヘッドカートリッジ200をX方向(主走査方向)にキャリッジ110に位置決めするためのX突き当て面206が設けられている。このX突き当て面は片側にのみ設けられている。ヘッドカートリッジ200の両側面の下部には、キャリッジ110と当接してY方向(搬送方向)の位置決めを行うためのY突き当て面207と、キャリッジ110と当接してZ方向(上下方向)の位置決めを行うためのZ突き当て面208と、が設けられている。さらに図2において、ヘッドカートリッジ200の裏面の中央部には、キャリッジ110と当接してY方向(用紙搬送方向)における位置決めを行うための副突き当て面209が設けられている。
また、ヘッドカートリッジ200の上部には、後述のカートリッジ固定部としてのヘッド固定カム135により掛止されるための押圧斜面212が形成されている。この押圧斜面212は、キャリッジ110に取り付けられたヘッド固定カム135が、ヘッドカートリッジ200を押圧する部分である。ヘッド固定カム135がヘッドカートリッジ200を押圧することによって、キャリッジ110にヘッドカートリッジ200が所定位置に固定される。
図3は、インクタンク300について説明するための斜視図である。図3に示されるように、インクタンク300の一方の側面に第1の爪302が設けられ、インクタンク300の他方の側面に第2の爪304を有するレバー部303が設けられている。第1の爪302は、インクタンク300をヘッドカートリッジ200に装着した際に、ヘッドカートリッジ200に形成された爪係合穴215(図8参照)に係合される。また第2の爪304はキャリッジ110に枢支されたタンクホルダ120の爪係合部123(図6参照)に係合される。これにより、インクタンク300はキャリアユニット100に搭載されたヘッドカートリッジ200に係合・保持される。
図3に示すように、インクタンク300の底面には、その底面から円筒状に突出するインク供給口310が設けられている。また、インク供給口310の内部には、インクと接するジョイント部材(不図示)が充填されている。一方、前述のようにヘッドカートリッジ200は、インクタンク300が装着されたときの各インク供給口310に対向する位置に、それぞれインク流入部203を有している。ヘッドカートリッジ200にインクタンク300が装着された際、インクタンク300の内部のインクがジョイント部材(不図示)を通じてインク供給口310から記録ヘッド201のノズル部201aに供給される。
図4は図1に示した記録装置における主走査部(キャリアユニット)100の要部構成を示す斜視図であり、ヘッドカートリッジ200およびインクタンク300が装着されていない状態を示している。キャリアユニット100は、ヘッドカートリッジ200を位置決め固定するキャリッジ110を有する。また、キャリッジ110の上面には、ヘッドカートリッジ200の上部の押圧斜面212に押圧・係合して該ヘッドカートリッジ200を固定するためのヘッド固定レバー130が取り付けられている。ヘッド固定レバー130は両端部に設けられたレバー回転軸132を中心としてキャリッジ110に対し回動可能に構成されている。また、このヘッド固定レバー130は、ユーザがこのヘッド固定レバー130を回動させる力を加える操作部131を備えている。さらにヘッド固定レバー130にはそれぞれヘッド押圧バネ136に付勢されたヘッド固定カム135が複数個設けられている。これらのヘッド固定カム135は、レバー回転軸132を中心とするヘッド固定レバー130の回動に伴って軸132を中心とした旋回移動を行う。そして、ヘッド固定レバー131を閉じたときにはヘッドカートリッジ200の押圧斜面212に当接し、ヘッドカートリッジ200をキャリッジ110に密着固定させるための押圧力を発生させる。
図5は図4に示すキャリッジの詳細な構成を示す斜視図である。キャリッジ110の下方に形成されたZ方向(上下方向)の位置決め面118は、ヘッドカートリッジ200の下部に設けられたZ突き当て面208と圧接する面である。またこのZ方向の位置決め面118の近傍に形成されたY方向(搬送方向)の位置決め面117は、ヘッドカートリッジ200のY突き当て面207と圧接する面である。さらにキャリッジの中央付近に形成された突起先端に設けられたY方向の副位置決め面119は、ヘッドカートリッジ200の上部に設けられたY方向の副突き当て面209と圧接する面である。そして、キャリッジに形成されたX方向(主走査方向)の位置決め面116はヘッドカートリッジ200のX突き当て面206と圧接する面である。
また、キャリッジ110の左右上部に形成された孔112は、ヘッド固定レバー130の左右のレバー回転軸132(図4)を回動可能に支持するためのレバー回転孔112である。そして、キャリッジ110の左右両測部の中央に形成された孔113は、後述するタンクホルダ120の左右のタンクホルダ支持軸125が嵌合してタンクホルダ120をキャリッジ110に回動可能に枢支するためのホルダ取り付け孔113である。
続いて、キャリッジ110に取り付けられるタンク保持部としてのタンクホルダ120の詳細について説明する。
図6は図4のキャリッジ110に取り付けられるタンクホルダ120を示す斜視図である。図6において、タンクホルダ120の左右両側部には、ヘッドカートリッジ200の左右両側部に形成されたガイドボス210を案内するガイド溝121Aと、ガイド溝121Aによって下方に案内されたボス210係合させる係合溝121Bとが形成されている。また、タンクホルダ120の左右両側部には、キャリッジ110の左右に形成されたホルダ取り付け穴113に嵌合させることでタンクホルダ120をキャリッジ110に枢支させるためのタンクホルダ支持軸125が形成されている。タンクホルダ120には、キャリッジ基板150、FFC12及びヘッド基板220の目隠しおよび保護として、壁面部126が一体に形成されている。さらにタンクホルダ120にはインクタンク300を装着した際に第2の爪304が係合する爪係合部123が形成されている。またタンクホルダ120の底面部にはインクタンク300の位置決めピン301が嵌合する位置決め穴124が設けられている。
また、タンクホルダ120の片側の下部には、ヘッドカートリッジ装着時にそのヘッドカートリッジ200をX方向(主走査方向)において一方向へと押し付けるための弾性リ
ブ127が一体成形で形成されている。
次に、図7〜図13を参照して、ヘッドカートリッジ200およびインクタンク300を前述のキャリアユニット100に装着する動作について説明する。図7はヘッドカートリッジ200をキャリアユニット100に挿入する直前にヘッド固定レバー130を上方へ退避させた状態を示す。図8はキャリアヘッドユニット100にヘッドカートリッジ200のみを挿入して、ヘッド固定レバー130を下方へ回動させてヘッドカートリッジ200をキャリッジ110のセット位置に装着された状態を示す斜視図である。図9は図8の模式的断面図を示す。また図10は図8に示す状態のヘッドカートリッジ200がキャリッジ110のセット位置に位置決め装着された状態を示す側面図である。
図7に示すように、ユーザは先ずヘッド固定レバー130を上方向(矢印方向)に回動させる。この図7に示す状態でヘッドカートリッジ200を挿入する。この際、ヘッドカートリッジ200は、その左右のガイドボス210がそれぞれタンクホルダ120の左右両測部のガイド溝121Aに案内されながら、落下して下方位置まで移動し、係合溝121Bに係合する。この際、係合溝121とガイドボス210との間には、隙間が形成された状態となっており、ガイドボス210は係合溝121B内で移動可能な状態となっている。次いで、ヘッド固定レバー130を下に押し下げていくと、ヘッド固定カム135がヘッドカートリッジ200の押圧斜面212に圧接してヘッドカートリッジ200を押し始める。このとき、ヘッドカートリッジ200はガイドボス210を中心に回動を開始する。
そして図8に示す状態までヘッド固定レバー130を押し下げきると、ヘッドカートリッジ200の各突き当て面(206〜209)は、キャリッジ110の各位置決め面(116〜119)に突き当たる。図9に示すように、ヘッドカートリッジ100のみを装着した状態、すなわちインクタンク300が装着されていない状態では、ヘッドカートリッジ200はヘッド固定カム135から外力F1を受けるとともに、圧接コネクタ151から圧接反力F2を受けている。これら外力F1及びF2の作用方向は、ほぼ図9の矢印に示すような方向となる。
外力F1,F2により、ヘッドカートリッジ200は、その各突き当て面が、キャリッジ110の各位置決め面(各突き当て面)に圧接されて位置決めされている。すなわち、ヘッドカートリッジ200は、Y方向(搬送方向)には、突き当て面207とキャリッジ110の位置決め面117との当接、及びヘッドカートリッジ200の副突き当て面209とキャリッジの副位置決め面109との当接によって位置決めされる。また、Z方向(上下方向)には、ヘッドカートリッジのZ突き当て面208とキャリッジの面108との当接によって位置決めされる。さらに、X方向(主走査方向)には、ヘッドカートリッジ200がタンクホルダ120の弾性リブ127にX方向と平行する一方向に押し付けられることによって位置決めされる。すなわち、ヘッドカートリッジ200の片側に設けられた突き当て面206がキャリッジ110に形成された面116に突き当たることによってX方向における位置決めが行われる。
図10(a)は図8および図9の状態のヘッドカートリッジ200がキャリッジ110に装着された状態を示す側面図、図10(b)は図10(a)におけるガイドボス210の周辺構成を示す拡大図である。図示のように、ヘッドカートリッジ200のみがキャリッジ110へ装着・固定された状態では、ヘッドカートリッジ200の左右両側部に設けられたガイドボス210は、タンクホルダ120の係合溝121Bに対してフリーの状態となっている。つまり、ガイドボス210に係合溝121Bの内側面が当接していない状態となっている。これは上述のように、ヘッドカートリッジ200の各突き当て面(206〜209)と、キャリッジ110の各位置決め面(116〜119)とが確実に突き当たるように構成するためである。すなわち、ヘッドカートリッジ200のガイドボス210とタンクホルダ120の係合溝121Bとが当接干渉してしまうと、ヘッドカートリッジ200のY突き当て面207と、キャリッジ110のY位置決め面117との当接が妨げられてしまうためである。以上のように、ヘッドカートリッジ200はインクタンク300が装着されていないとき、図8〜図10に示すようにキャリッジ110に位置決めされた状態で固定される。
次に、図11〜図13を参照して、キャリッジ110に搭載されたヘッドカートリッジ200にインクタンク300を装着する場合について説明する。図11はキャリッジ110に装着されたヘッドカートリッジ200の全てのインクタンク装着部にインクタンク300を装着した状態を示す斜視図である。本実施形態においては、インクタンク300を10個搭載する場合を示している。インクタンク300を装着する際は、図8に示す状態から、ヘッド固定レバー130を上方へと回転(解除)させた後、インクタンク300のインク供給口310側をインク流入部203へ向けて、第1の爪302を下方に傾けつつ挿入する。ここでまず、ヘッドカートリッジ200に設けた爪係合穴215にインクタンク300の第1の爪302を係合させる。さらに、インクタンク300のタンクレバー部303側をタンクホルダ120に押し込むことでインクタンクレバー部303が一旦内側に撓み、その復元力によって第2の爪304がタンクホルダ120に設けた穴123に係合される。この時、図12に示すようにインクタンク300の底部に設けられた位置決めピン301がタンクホルダ120のタンク位置決め穴124に係合する。以上により、インクタンク300はヘッドカートリッジ200およびタンクホルダ120に固定される。この後、ヘッド固定レバー130を回転させることによってヘッドカートリッジをキャリッジ110に固定することにより、インクタンク300はヘッドカートリッジ200およびタンクホルダ120に固定される。
図12は上記インクタンク300がヘッドカートリッジ200およびタンクホルダ120に固定された状態において各部に作用する力を示す模式的断面図である。図12に示すように、インクタンク300を装着した状態のヘッドカートリッジ200には、そのインク流入部203におけるジョイント部材やゴムシール部205などと密着することによって生じる密着反力F3を受けている。この密着反力F3は、ほぼ図12の矢印に示すような下方向の力となる。ここで、ヘッドカートリッジ200はZ突き当て面208と、キャリッジ110のZ位置決め面118と圧接されて位置決めされている。しかし図12に示すように、このZ突き当て面208およびZ位置決め面118と、密着反力F3が発生するインク流入部203中心位置とは、図12にように寸法Lだけ離れている。そのため、上記の密着反力F3は、このZ位置決め面118の稜線部を回転中心として、図12中の矢印M1で示すような回転力として作用することになる。
この回転力M1はヘッドカートリッジ200のZ突き当て面208とキャリッジ110のZ位置決め面118の圧接力を弱めるように作用する。また、ヘッドカートリッジ200のY突き当て面207とキャリッジ110のY位置決め面117との圧接力を弱め、同時にヘッドカートリッジ200の副突き当て面209とキャリッジ110の副位置決め面119との圧接力も弱めるよう作用する。さらに、このような密着反力F3による回転力M1は、ヘッドカートリッジに装着されたインクタンクごとに発生することになる。したがって、ヘッドカートリッジ200に装着されているインクタンクの数が多いほど、回転力M1の総和は大きくなる。このため、装着されているインクタンクの数によっては、回転力M1の総和が、キャリッジ110の各位置決め面とヘッドカートリッジ200の突き当て面との圧接力よりも大きくなることがある。この際、ヘッドカートリッジ200の突き当て面207〜209とキャリッジの位置決め面117〜119とが離間すると、ヘッドカートリッジ200がキャリッジ110に対して適正な位置に保持・固定されないこととなる。つまり、ヘッドカートリッジ200に設けられている記録ヘッド201のノズル部201aにずれが生じ、これが形成される画像に悪影響を及ぼす。しかしながら、本実施形態では、インクタンクホルダ120の作用によって、上記のようなヘッドカートリッジの位置ずれの発生を抑えることができる。
すなわち、インクタンク300を装着することによって回転力M1が発生するとき、インクタンク300もF3と反対方向で同じ大きさの密着反力F4を受ける。ここで、インクタンク300は第1の爪302がヘッドカートリッジ200に設けた爪係合穴215と直接係合している。従って上記の密着反力F4は、この第1の爪302を中心として、図12中の矢印M2で示すような回転力として作用することになる。さらにインクタンク300は、その第2の爪304がタンクホルダ120に設けた爪係合部123に係合している。したがって、タンクホルダ120がインクタンク300に追動して図12中の矢印M2に示す方向への回転力を受けることになる。タンクホルダ120は、キャリッジ110の左右に形成されたホルダ取り付け穴113に枢支可能に保持されている。従って、タンクホルダ120はキャリッジ110で枢支された軸を中心として、インクタンク300の矢印M2方向の回転力に追動しつつ回転することとなる。
図13(a)は図11〜図12と同じく、キャリッジ110に搭載されたヘッドカートリッジ200へインクタンク300を装着した状態を示す側面図である。図13(b)は図13(a)のガイドボス210周りの拡大図を示している。上述のように、タンクホルダ120はインクタンク300が受けた密着反力F4の作用による回転力M2によって、追動回転される。すると図13(b)に示すように、タンクホルダ120の係合溝121Bのラフガイド受け部122の内面がヘッドカートリッジ200のガイドボス突起部211に当接し、ヘッドカートリッジ200に対して当接力F5を発生させることになる。
この当接力F5は、ヘッドカートリッジ200のガイドボス210には、図13(b)に示す矢印M3方向への回転力として作用することになる。このM3方向への回転力は、前述のヘッドカートリッジ300がキャリッジ110との各突き当て面で圧接力が弱められる回転力(図12において矢印M1方向の回転力)を相殺する力として作用する。したがって、ヘッドカートリッジ200が矢印M1方向へと回転することはなくなり、ヘッドカートリッジ300の突き当て面206〜209とキャリッジ110の各位置決め面116〜119とが離間することはなくなる。その結果、ヘッドカートリッジ300はキャリッジ110に対して適正な位置に位置決めされて固定される。
以上、キャリッジ110とヘッドカートリッジ200とインクタンク300との間に生じる力の関係をまとめると次のようである。ヘッドカートリッジ200とインクタンク300との間では密着反力F3及びF4が発生する。このうち、密着反力F3は、ヘッドカートリッジ200の各突き当て面とキャリッジ110の各位置決め面との圧接力を弱める力として作用する。一方、密着反力F3と同時に発生した密着反力F4は、インクタンク300に生じる回転力となり、これがタンクホルダ120に対して支持軸125を回転中心とした回転力となる。この回転力によりタンクホルダ120のラフガイド受け部122の内面がヘッドカートリッジ200のガイドボス突起部211に当接する。このため、ヘッドカートリッジ200がキャリッジ110から離間する方向への回転力は相殺される。
以上のように、本実施形態によれば、各インクタンクに発生するジョイント部での反力とヘッドカートリッジ200の回転力とが相殺される。このため、ヘッドカートリッジに搭載するインクタンク数が変わっても、ヘッドカートリッジ200に対する回転力のバランスが崩れることがなく、ヘッドカートリッジを安定して適正位置に保持することができる。また、高画質化の実現に伴うインクタンク数の増加によっても、保持力を増すための別の構成を設ける必要がなく、コストの増大を招くこともなくなる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図14を参照しつつ説明する。
この第2の実施形態は、キャリッジ110に取り付けられるタンク保持部としてのタンクホルダが上記第1の実施形態と異なる。なお、その他の構成は第1の実施形態と同一であり、図中、同一部分には同一符号を付しその説明の詳細は省略する。
図14はキャリッジ110に取り付けられるタンクホルダ140などの構成を示す側面図である。同図において、タンクホルダ140の両側部には、ヘッドカートリッジ200の左右両側部に形成されたガイドボス210を案内するガイド溝141Aと、ガイド溝141Aによって下方に案内されたボス210係合させる係合溝141Bとが形成されている。また、上記のように第1の実施形態におけるタンクホルダ120はタンクホルダ支持軸125によってキャリッジ110に枢支された構成となっている。これに対し、この第2の実施形態におけるタンクホルダ140は、その両側部においてキャリッジ110の左右両側部にビス148にて締結・固定される固定部128を含んでいる。さらに、タンクホルダ140の両側面部には、キャリッジ110の固定部148と係合溝141Bとの間に、スリット149が設けられている。これによりタンクホルダ140は固定部148にてキャリッジ110に締結・固定されていても、係合溝141Bとスリット149との間に位置する部分がスリット149の根元部149aを中心に回動方向へと弾性変形可能な変形部146を構成している。なお、上述した以外のタンクホルダ140における構成は第1の実施形態と同様となっている。
上記のように構成されたタンクホルダ120が設けられたキャリッアユニット100において、キャリッジ110に装着されたヘッドカートリッジ200にインクタンク300を装着した状態を図14に示す。図示のように、インクタンク300をキャリッジ110に装着した状態では、ヘッドカートリッジ200には、図12に示す第1の実施形態と同様に、そのインク流入部203における供給口310とゴムシール部205との密着反力F3を受けている。また、インクタンク300にも図12と同様にF3と反対方向で同じ大きさの密着反力F4を受けることになる。
さらに、インクタンク300は、第1の実施形態と同様に、第1の爪302がヘッドカートリッジ200に設けた爪係合穴215と直接係合している。したがって上記の密着反力F4は、図14中の矢印M2で示すような回転力として作用して、タンクホルダ120もインクタンク300に追動して図12中の矢印M2の方向への回転力を受けることになる。
タンクホルダ120は、その固定部148がキャリッジ110に締結・固定されているものの、左右に形成されたスリット部149によって、図14において時計方向に弾性変形可能な変形部146を有する構成となっている。したがって、タンクホルダ120はスリット部149の根元部149aを中心として、インクタンク300の矢印M2方向の回転力に追動しつつ回転方向へと変形する。その結果、タンクホルダ140の変形部146は、その下端部に位置するラフガイド受け部142が、ヘッドカートリッジ200のガイドボス210の下端部外面に突設された突起部211に当接し、ヘッドカートリッジ200に対して当接力F6を発生させる。この当接力F6はヘッドカートリッジ200のガイドボス210を押圧し、ヘッドカートリッジ200を図14における矢印M4方向へと回転させる回転力として作用する。その結果、ヘッドカートリッジに作用する矢印M1方向への回転力と、矢印M2方向への回転力とが相殺され、ヘッドカートリッジ200は、キャリッジ110に適切に当接した状態を保ち、上記第1の実施形態と同様の効果を期待できる。
以上説明したように、本発明に係る第1、第2の実施形態におけるインクジェット記録装置は、ヘッドカートリッジとインクタンクとの間で生じた反力を、タンクホルダを介してヘッドカートリッジに作用させるようになっている。このため、装着するインクタンクの数に拘わりなく、キャリッジに対してヘッドカートリッジを適正に保持・固定することが可能になり、高品質、高精度な画像形成が可能になる。また、装置に複雑な機構や部材を付加する必要がなく、安価に構成することができる。
100 主走査部(キャリアユニット)
110 キャリッジ
120 タンクホルダ
121B 係合溝
122 ラフガイド受け部
125 タンクホルダ支持軸
140 タンクホルダ
141 係合溝
146 変形部
148 固定部
149 スリット部
130 ヘッド固定レバー
200 ヘッドカートリッジ
201 記録ヘッド
210 ガイドボス
300 インクタンク

Claims (7)

  1. インク流入部を有するヘッドカートリッジと、
    前記ヘッドカートリッジを着脱可能に搭載するキャリッジと、
    前記キャリッジに揺動可能に支持されたタンク保持部材と、
    前記インク流入部と連結するインク供給部と、前記ヘッドカートリッジと係合する第1係合部と、前記タンク保持部材と係合する第2係合部とを有し、前記ヘッドカートリッジへ供給されるインクを収容するインクタンクと、を備え、
    前記インク流入部が前記インク供給部から受ける力によって前記ヘッドカートリッジが第1の方向に回転する力を受けるインクジェット記録装置であって、
    前記キャリッジに前記ヘッドカートリッジと前記インクタンクが搭載されているときに、前記インクタンクは前記インク供給部が前記インク流入部から受ける力によって記第1係合部を中心に回転し、前記タンク保持部材は回転する前記インクタンクの前記第2係合部に押圧されることによって揺動し、前記ヘッドカートリッジは揺動する前記タンク保持部材に押圧されることによって前記第1の方向と反対の第2の方向に回転する力を受けることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記タンク保持部材は、前記ヘッドカートリッジの側部に設けられたガイドボスを係合させる係合溝を有し、前記タンク保持部材が揺動することによって、前記係合溝の内側面が前記ガイドボスに当接することを特徴とする請求項に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記ヘッドカートリッジは、前記キャリッジに設けられた電気コンタクト部により押圧されることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記ヘッドカートリッジを前記キャリッジに固定するための固定部材を更に備えることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記固定部材から押圧されることによって前記ヘッドカートリッジに作用する力は、前記タンク保持部材から押圧されることによって前記ヘッドカートリッジに作用する力と相殺されることを特徴とする請求項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記タンク保持部材は、弾性変形可能な変形部を有し、
    前記タンク保持部材は、前記ヘッドカートリッジに押圧されて弾性変形する前記変形部によって揺動され、弾性変形した前記変形部が前記ヘッドカートリッジに当接することを特徴とする請求項に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記タンク保持部材は、前記ヘッドカートリッジの側部に設けられたガイドボスを係合させる係合溝と、前記キャリッジに固定される固定部と、前記係合溝と前記固定部との間に形成されたスリットとを有し、前記スリットと前記係合溝との間の部分によって前記変形部が構成されていることを特徴とする請求項に記載のインクジェット記録装置。
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