JPH05329036A - ファジ−制御を用いたシ−ト制御装置 - Google Patents

ファジ−制御を用いたシ−ト制御装置

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JPH05329036A
JPH05329036A JP13946492A JP13946492A JPH05329036A JP H05329036 A JPH05329036 A JP H05329036A JP 13946492 A JP13946492 A JP 13946492A JP 13946492 A JP13946492 A JP 13946492A JP H05329036 A JPH05329036 A JP H05329036A
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tension
fuzzy
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JP13946492A
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Zenji Takigawa
善治 滝川
Katsumi Ueno
克己 上野
Arihiro Isomura
有宏 磯村
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の挙動に応じたファジ−制御に加えて混
雑度や道路勾配や加減速意志に応じたフアジ−制御を行
うことによりドライバの意志に合ったサイドサポ−ト位
置を制御すること。 【構成】 第1のファジ−推論手段でファジ−推論され
た視覚緊張度及び第2のファジ−推論手段でファジ−推
論された平衡感覚緊張度とから乗員の緊張度をファジ−
推論し、このファジ−推論された乗員の緊張度に応じて
シ−トのサイドサポ−ト14a,14bの挟み角を制御
するように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファジ−推論を用いてシ
−トのサイドサポ−トの挟み角を制御するようにしたフ
ァジ−制御を用いたシ−ト制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば運転シ−トのサイドサポ−トの挟
み角を回動自在に構成し、横Gのような車両の挙動より
サイドサポ−トの挟み角をファジ−推論するようにした
シ−ト制御装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、横Gのような
車両の挙動に応答してファジ−推論によりサイドサポ−
トの挟み角を制御するようにした場合には、車間距離や
混雑度等の運転環境や道路勾配などの地形変化を考慮し
ていないために、ドライバの意志に合わないようにサイ
ドサポ−トの挟み角が制御されてしまう場合がある。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、サイドサポ−トの挟み角を車両の挙動
に応じたファジ−推論に加えて混雑度や道路勾配や加減
速意志に応じたフアジ−推論により求め、ドライバの意
志に合ったサイドサポ−ト位置を制御することができる
シ−ト制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるシ−ト制
御装置は、サイドサポ−トの挟み角度が制御可能なシ−
トと、乗員の視覚緊張度をファジ−推論する第1のファ
ジ−推論手段と、乗員の平衡感覚緊張度をファジ−推論
する第2のファジ−推論手段と、上記第1のファジ−推
論手段でファジ−推論された視覚緊張度及び上記第2の
ファジ−推論手段でファジ−推論された平衡感覚緊張度
とから乗員の緊張度をファジ−推論する第3のファジ−
推論手段と、上記第3のファジ−推論手段でファジ−推
論された乗員の緊張度に応じて上記シ−トの挟み角を制
御するシ−ト制御手段とを具備する。
【0006】
【作用】第1のファジ−推論手段でファジ−推論された
視覚緊張度及び第2のファジ−推論手段でファジ−推論
された平衡感覚緊張度とから乗員の緊張度をファジ−推
論し、このファジ−推論された乗員の緊張度に応じてシ
−トのサイドサポ−トの挟み角を制御するようにしてい
る。
【0007】
【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例に係わ
るファジ−制御を用いたシ−ト制御装置について説明す
る。図1は本発明の一実施例に係わるファジ−制御を用
いたシ−ト制御装置の全体的構成図、図2はシ−トを示
す斜視図、図3はシ−トのサイドフレ−ムの構成を示す
図、図4はシ−トのサイドフレ−ムを移動させるモ−タ
の周辺機構を示す斜視図、図5は横G、車速、アクセル
操作頻度、アクセル開度のグレ−ドを算出するための前
件部の第1のメンバシップ関数を示す図、図6は前後
G、車速変化量、アクセル開度変化量、エンジン回転数
のグレ−ドを算出するための前件部の第2のメンバシッ
プ関数を示す図、図7は後件部の第3のメンバシップ関
数を示す図、図8は後件部の第4のメンバシップ関数を
示す図、図9は車速及びアクセル操作頻度と道路の混雑
度との対応関係を示す図、図10は車速変化量及びアク
セル開度と道路勾配との対応関係を示す図、図11は車
速及びアクセル変化量と加減速意志との対応関係を示す
図、図12は車速及び横Gと平衡感覚緊張度との対応関
係を示す図、図13は車速及び前後Gと平衡感覚緊張度
との対応関係を示す図、図14は緊張頻度と緊張変化量
とモ−タの作動速度との対応を示す図、図15は緊張変
化量と作動速度との特性を示す図、図16は緊張度と体
圧との対応関係を示す図、図17は車速及びアクセル操
作頻度と視覚緊張度との16ル−ルを示すマトリクス
図、図18は車速変化量及びアクセル開度と視覚緊張度
との10ル−ルを示すマトククス図、図19は車速及び
アクセル変化量と視覚緊張度との28ル−ルを示すマト
リクス図、図20は車速及びエンジン回転数変化量と視
覚緊張度との10ル−ルを示すマトリクス図、図21は
横G及び車速と平衡感覚緊張との16ル−ルを示すマト
リクス図、図22は前後G及び車速と平衡感覚緊張度と
の28ル−ルを示すマトリクス図、図23は視覚緊張度
及び平衡感覚緊張度と緊張度との49ル−ルを示すマト
リクス図、図24は緊張度頻度及び緊張度変化量とモ−
タ作動速度との16ル−ルを示すマトリクス図である。
【0008】まず、図2乃至図4を参照してシ−トの構
成について説明する。図2において、11は前後方向に
スライド可能なシ−トクッションである。このシ−トク
ッション11にはシ−トバック12が傾倒可能に取り付
けられている。このシ−トバック12の上端部にはヘッ
ドレスト13が前後上下方向に調整可能に取り付けられ
ている。
【0009】シ−トバック12の両側部には乗員の左右
方向の揺れを抑えるためのサイドサポ−ト14a,14
bが設けられている。このサイドサポ−ト14a,14
bはその挟み角が閉じる方向あるいは開く方向に調整可
能である。その機能について図3及び図4を参照して説
明する。
【0010】図3及び図4において、サイドサポ−ト1
4a,14b内にはサイドサポ−ト用フレ−ム21a,
21bがそれぞれ埋設されている。これらサイドサポ−
ト用フレ−ム21aと21bは互いに連結棒22を介し
て連結されており、サイドサポ−ト用フレ−ム21a,
21b,連結棒22は矢印方向(あるいは矢印と逆方
向)に連動するように構成されている。
【0011】ところで、サイドサポ−ト用フレ−ム21
bの図面と鉛直方向に伸びるフレ−ム部分にはリンク2
3が嵌め込まれており、このリンク23の一端には連結
棒22の一端が回動自在に取り付けられている。さら
に、このリンク23の他端には長孔24が開けられてい
る。
【0012】また、25はモ−タである。このモ−タ2
5の回転軸の回転はスクリュ−ナット26にねじ込まれ
たねじ27の回転に伝達される。このねじ27の回転に
よりねじ27が矢印方向に出没すると、ロッド28が時
計方向に回転し、これに伴ないロッド28の先端に取り
付けられたア−ム29が時計方向に回動する。このア−
ム29にはピン30が取り付けられており、このピン3
0は長孔24を介して出没している。
【0013】つまり、モ−タ25が回転してねじ27が
矢印方向に出没してくると、ロッド28が図示のように
時計方向に回動し、ア−ム29も時計方向に回動し、ピ
ン30を介してリンク23が反時計方向に回動し、サイ
ドサポ−ト用フレ−ム21bが図示のように反時計方向
に回動し、連結棒22が図示のように矢印方向に移動
し、サイドサポ−ト用フレ−ム21aが図示のように時
計方向に回動することによって、サイドサポ−ト用フレ
−ム21aと21bとの挟み角が閉じる方向に回動し、
サイドサポ−ト14aと14bとの挟み角が閉じる方向
に作動する。
【0014】一方、モ−タ25が上述した回転方向と逆
方向に回転した場合には、各部の動きは図示の矢印と逆
方向に作動し、サイドサポ−ト14aと14bとの挟み
角が開く方向に作動する。
【0015】なお、図3において破線Aで示した位置が
サイドサポ−ト14bの基準位置である。また、破線B
で示した位置がサイドサポ−ト14bの最も開いた位置
であり、乗降時にこの位置に制御される。さらに、破線
Cで示した位置がサイドサポ−ト14bの最も閉じた位
置であり、車速が極めて高いときや高い横Gを伴う旋回
時等にこの位置に制御される。
【0016】次に、図1を参照してファジ−制御を用い
たシ−ト制御装置のシステム構成図について説明する。
図1において、31は車体に加わる前後方向の加速度
(前後G)を検出する前後Gセンサ、32は車体に加わ
る横Gを検出する横Gセンサ、33は車速Vを検出する
車速センサ、34はスロットル開度θthを検出するスロ
ットル開度センサ、35はブレ−キペダル(図示しな
い)の踏み込みを検出するブレ−キスイッチ、36はハ
ンドルの操舵角θh を検出するためのハンドル角セン
サ、37はエンジン回転数Reを検出するエンジン回転
数センサである。各センサ31〜34,36,37及び
ブレ−キスイッチ35の検出信号はファジ−コントロ−
ラ37に入力される。
【0017】このファジ−コントロ−ラ38は例えば1
チップマイクロコンピュ−タにより構成されており、入
力値に対するグレ−ドの算出、後件部メンバシップ関数
の合成、メンバシップ関数の重心演算を伴うファジ−推
論機能を有する他、各種演算機能(スロットル開度セン
サ34からの検出信号θthよりアクセル操作頻度、アク
セル開度変化量を算出する演算機能、車速センサ33か
らの検出信号Vより車速変化量を算出する演算機能、エ
ンジン回転数センサ37からの検出信号Reよりエンジ
ン回転数変化量を算出する演算機能、ファジ−推論され
た緊張度の頻度を演算する緊張度頻度演算機能、ファジ
−推論された緊張度の変化量を演算する緊張度頻度演算
機能)を有する。
【0018】また、このファジ−コントロ−ラ38は、
図5に示すように横G,車速,アクセル操作頻度,アク
セル開度を入力値とする三角形のメンバシップ関数、図
6に示すように前後G、車速変化量、アクセル開度変化
量、エンジン回転数変化量、視覚緊張度(平衡感覚緊張
度)を入力値とする三角形のメンバシップ関数を記憶し
ている。なお、視覚緊張度(平衡感覚緊張度)を入力値
とする場合にはカッコ書きした7段階のメンバシップ関
数となる。
【0019】さらに、ファジ−コントロ−ラ38は図7
に示すように制御量(視覚緊張度,平衡感覚緊張度,視
覚緊張度及び平衡感覚緊張度を合成した緊張度)を出力
値とする三角形のメンバシップ関数、図8に示すように
モ−タの作動速度を出力値とする三角形のメンバシップ
関数を記憶している。さらに、ファジ−コントロ−ラ3
8は図17乃至図24に示すル−ルを記憶すると共に、
図14に示すように体圧を緊張度に変換する特性図を記
憶している。
【0020】また、39は乗員の体圧Pを検出する体圧
センサ、40はサイドサポ−ト14bの位置(サイドサ
ポ−ト14aと14bとの挟み角θ)を検出するサポ−
ト位置センサである。これら体圧センサ39及びサポ−
ト位置センサ40の検出信号p,θはファジ−コントロ
−ラ38に入力される。
【0021】ファジ−コントロ−ラ38にはインタフェ
−ス41が接続されている。ファジ−コントロ−ラ38
で推論されたモ−タ25の制御方向信号d及び作動速度
信号vはインタフェ−ス41に出力される。このインタ
フェ−ス41はモ−タ25を正転、逆転するためのリレ
−を内蔵しているもので、入力される制御方向信号dに
応じて内蔵したリレ−を選択駆動してモ−タ25を正転
あるいは逆転制御し、サイドサポ−ト14aと14bと
の挟み角θを閉じる方向あるいは開く方向に制御する。
また、インタフェ−ス41にはモ−タ25に供給する電
圧を可変する電圧可変回路(図示しない)を備え、この
電圧可変回路により作動速度vに応じてモ−タ25に供
給する電圧が可変制御され、作動速度vに応じてサイド
サポ−ト14aと14bとの挟み角θを閉じる方向ある
いは開く方向に移動する作動速度が制御される。次に、
上記のように構成された本発明の一実施例の動作につい
て説明する。
【0022】まず、視覚緊張度について説明する。視覚
緊張度とは混雑度(単調度)、道路勾配、加減速意志等
の環境に応じて変化する視覚的緊張の度合を示すもので
ある。
【0023】例えば、車両前方が混雑している場合や道
路勾配が下り坂の場合や道路状況変化に対応するために
急激なアクセル操作をするほど、エンジンブレ−キをき
かせるほど視覚緊張度が高くなる。車両前方が混雑して
いる度合(混雑度)は混雑していれば、アクセルの操作
頻度が多くなるので、図9に示すように車速とアクセル
操作頻度から視覚緊張度を推論可能である。このファジ
−推論のためのル−ルを図17に示す。
【0024】また、道路勾配が下り坂の場合には、アク
セルペダルを戻しているのに車速が増加するので、図1
0に示すようにアクセル開度と車速変化量から視覚緊張
度を推論可能である。このファジ−推論のためのル−ル
を図18に示す。
【0025】さらに、加減速意志はアクセルペダルの踏
み込み/戻し変化量により増減するので、図11に示す
ようにアクセル開度変化量と車速から視覚緊張度を推論
可能である(図9〜図11中、大,中,小は視覚緊張度
を示す)。このファジ−推論のためのル−ルを図19に
示す。
【0026】さらに、エンジンブレ−キは、エンジン回
転数変化量が大きいほど大きい。このため、エンジン回
転数変化量に基づいてエンジンブレ−キの視覚緊張度を
推論可能である。このファジ−推論のためのル−ルを図
20に示す。
【0027】次に、平衡感覚緊張度について説明する。
平衡感覚緊張度とは車両の運動に伴い発生するG成分に
応じて発生する平衡感覚緊張の度合を示すものである。
つまり、横Gや前後Gが大きいほど平衡感覚緊張度は高
くなる。このため、横Gや前後Gから平衡感覚緊張度を
推論可能である。横Gから平衡感覚緊張度をファジ−推
論するためのル−ルを図21に示し、前後Gから平衡感
覚緊張度をファジ−推論するためのル−ルを図22に示
す。
【0028】まず、ファジ−コントロ−ラ38は横Gセ
ンサ32で検出された横G、車速センサ33で検出され
た車速V、スロットル開度センサ34で検出されたアク
セル開度、このアクセル開度θthに基づいて算出された
アクセル操作頻度を図5のメンバシップ関数の入力値と
し、横G、車速V、アクセル開度、アクセル操作頻度の
グレ−ドを求める。
【0029】さらに、ファジ−コントロ−ラ38は前後
Gセンサ31で検出された前後G、車速センサ33で検
出された車速Vに基づいて算出された車速変化量、スロ
ットル開度センサ34で検出されたアクセル開度θの時
間的変化量であるアクセル開度変化量、エンジン回転数
センサ37で検出されたエンジン回転数に基づいて算出
されたエンジン回転数変化量を図6のメンバシップ関数
に入力値とし、前後G、車速変化量、アクセル開度変化
量、エンジン回転数変化量のグレ−ドを求める。
【0030】そして、ファジ−コントロ−ラ38は図1
7に示した16のル−ル(混雑度)、図18に示した1
0のル−ル(路面勾配)、図19に示した19のル−ル
(加減速意志)、図20に示した20のル−ル(エンジ
ンブレ−キ)の各ル−ルに対する適合度をmin 演算法に
より求める。そして、各ル−ルの適合度を基に出力集合
を求め、該当するすべてのル−ルの出力集合をmax 演算
法により求める。そして、その出力集合の重心を重心演
算法により求め、それを視覚緊張度としてファジ−推論
している。
【0031】また、ファジ−コントロ−ラ38は図21
に示した16のル−ル(横G)、図22に示した28の
ル−ル(前後G)の各ル−ルの適合度をmin 演算法によ
り求める。そして、各ル−ルの適合度を基に出力集合を
求め、該当するすべてのル−ルの出力集合をmax 演算法
により求める。そして、その出力集合の重心を重心演算
法により求め、それを平衡感覚緊張度としてファジ−推
論している。このようにして、視覚緊張度及び平衡感覚
緊張度がファジ−推論される。
【0032】次に、ファジ−コントロ−ラ38は視覚緊
張度及び平衡感覚緊張度を図6のメンバシップ関数の入
力値とし、視覚緊張度と平衡感覚緊張度のグレ−ドを求
める。
【0033】そして、図23の49のル−ルの各ル−ル
に対する適合度をmin 演算法により求める。そして、各
ル−ルの適合度を基に出力集合を求め、該当するすべて
のル−ルの出力集合をmax 演算法により求める。そし
て、その出力集合の重心を重心演算法により求め、それ
を緊張度としてファジ−推論している。この緊張度が視
覚緊張度及び平衡感覚緊張度を考慮した緊張度である。
【0034】そして、体圧センサ38からの検出信号p
はファジ−コントロ−ラ38に入力され、図16の特性
図が参照されて体圧が緊張度に変換される。この変換さ
れた緊張度がファジ−推論された緊張度より小さけれ
ば、挟み角θを閉じる方向に制御すべく制御方向信号d
が出力され、モ−タ25が正転制御される。一方、変換
された緊張度がファジ−推論された緊張度より大きけれ
ば、挟み角θを開く方向に制御すべく制御方向信号dが
出力され、モ−タ25が逆転される。
【0035】ところで、モ−タ25の回転速度は前述し
たファジ−推論された緊張度の頻度と緊張度変化量を入
力値としてファジ−推論されている。つまり、前述した
ファジ−推論された緊張度の頻度(緊張度頻度)及び緊
張度の時間的変化量(緊張度変化量)はファジ−コント
ロ−ラ38で算出され、これら緊張度頻度及び緊張度変
化量を図5のメンバシップ関数の入力値とし、緊張度頻
度及び緊張度変化量のグレ−ドを求める。そして、図2
4の16のル−ルの各ル−ルに対する適合度をmin 演算
法により求める。そして、各ル−ルの適合度を基に出力
集合を求め、該当するすべてのル−ルの出力集合をmax
演算法により求める。そして、その出力集合の重心を重
心演算法により求め、それをモ−タ25の作動速度vと
してファジ−推論している。
【0036】この作動速度信号vはインタフェ−ス41
に出力される。このインタフェ−ス41はこの作動速度
信号vに応じて電圧可変回路からモ−タ25に供給する
電圧を可変している。つまり、緊張度の変化が大きいほ
ど作動速度は速く制御される。
【0037】以上のように視覚緊張度及び平衡感覚緊張
度をそれぞれファジ−推論と、これらファジ−推論され
た視覚緊張度及び平衡感覚緊張度とから緊張度をファジ
−推論し、この緊張度に応じてシ−トのサイドサポ−ト
14aと14bとの挟み角θ及びその際の作動速度を制
御するようにしたので、ドライバの意志に合ったサイド
サポ−ト位置を制御することができる。なお、上記実施
例では図17のル−ルはアクセル操作頻度を前件部とし
たが、ブレ−キ操作頻度としても良い。さらに、緊張度
変化量及び緊張度頻度からモ−タ25の作動速度をファ
ジ−推論するようにしたが、図15の特性図から作動速
度を求めるようにしても良い。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、車
両の挙動に応じたファジ−制御に加えて混雑度や道路勾
配や加減速意志に応じたフアジ−制御を行うことにより
ドライバの意志に合ったサイドサポ−ト位置を制御する
ことができるファジ−制御を用いたシ−ト制御装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わるファジ−制御を用い
たシ−ト制御装置の全体的構成図。
【図2】シ−トを示す斜視図。
【図3】シ−トのサイドフレ−ムの構成を示す図。
【図4】シ−トのサイドフレ−ムを移動させるモ−タの
周辺機構を示す斜視図。
【図5】同実施例に係わる第1のメンバシップ関数を示
す図。
【図6】同実施例に係わる第2のメンバシップ関数を示
す図。
【図7】同実施例に係わる第3のメンバシップ関数を示
す図。
【図8】同実施例に係わる第4のメンバシップ関数を示
す図。
【図9】車速及びアクセル操作頻度と道路の混雑度との
対応関係を示す図。
【図10】車速変化量及びアクセル開度と道路勾配との
対応関係を示す図。
【図11】車速及びアクセル変化量と加減速意志との対
応関係を示す図。
【図12】車速及び横Gと平衡感覚緊張度との対応関係
を示す図。
【図13】車速及び前後Gと平衡感覚緊張度との対応関
係を示す図。
【図14】緊張頻度と緊張変化量が負のときとモ−タの
作動速度との対応ル−ルを示す図。
【図15】緊張変化量が正のとき及び作動速度との対応
ル−ルを示す図。
【図16】緊張度と体圧とのフィ−ドバックル−ルを示
す図。
【図17】車速及びアクセル操作頻度と視覚緊張度との
関係を示すル−ルを示すマトリクス図。
【図18】車速変化量及びアクセル開度と視覚緊張度と
の関係を示すル−ルを示す図。
【図19】車速及びアクセル変化量と視覚緊張との関係
を示すル−ルを示す図。
【図20】エンジン回転数変化量と視覚緊張との関係を
示すル−ルを示す図。
【図21】横G及び車速に対する平衡感覚緊張との関係
を示すル−ルを示す図。
【図22】前後G及び車速と平衡感覚緊張との関係を示
すル−ルを示す図。
【図23】視覚緊張と平衡感覚緊張とからサイドサポ−
ト制御量をファジ−推論するル−ルを示す図。
【図24】緊張度頻度と緊張度変化量とからモ−タの作
動速度をファジ−推論するル−ルを示す図。
【符号の説明】
31…前後Gセンサ、32…横Gセンサ、33…車速セ
ンサ、34…スロットル開度センサ、35…ブレ−キス
イッチ、36…ハンドル角センサ、37…エンジン回転
数センサ、38…ファジ−コントロ−ラ、39…体圧セ
ンサ、40…サポ−ト位置センサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイドサポ−トの挟み角度が制御可能な
    シ−トと、 乗員の視覚緊張度をファジ−推論する第1のファジ−推
    論手段と、 乗員の平行感覚緊張度をファジ−推論する第2のファジ
    −推論手段と、 上記第1のファジ−推論手段でファジ−推論された視覚
    緊張度及び上記第2のファジ−推論手段でファジ−推論
    された平衡感覚緊張度とから乗員の緊張度をファジ−推
    論する第3のファジ−推論手段と、 上記第3のファジ−推論手段でファジ−推論された乗員
    の緊張度に応じて上記シ−トの挟み角を制御するシ−ト
    制御手段とを具備したことを特徴とするファジ−制御を
    用いたシ−ト制御装置。
JP13946492A 1992-05-29 1992-05-29 ファジ−制御を用いたシ−ト制御装置 Withdrawn JPH05329036A (ja)

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